※この作品はR-18です。

デート・ア・ライブ 令音アビス   作:いかじゅん

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これリクエストで見た時マジで世界広いなぁって思いました(三度目)。いつも通りふたなりとイチャラブ注意報。





31話(折紙、十香)

 自制心や克己心。そういったものに折紙はそれなりの自信があった。

 今となっては、運命に翻弄された自分自身の過ちという過去。ただ一つの目的にのみ心身を注ぎ、それらをいじめ抜いた。苦手や不可能、そういったものを叩き潰していき、依存時期であった士道に対しても――折紙の中では――かなり耐え抜いた方だ。

 

 それが今は、酷く自信がなくなっていた。

 

「十香っ!♡ とう……かっ!♡♡」

「ふぁ♡ ん、んんっ♡♡」

 

 愛おしく、名を呼んで。荒々しく、肉欲を突き立てる。抑えきれない情欲を、十香という絶美の少女を捩じ伏せながら解放する。

 ベッドにうつ伏せにさせられ(・・・・)、シーツに押し付けた口から嬌声をあげる十香。そんな彼女の艶姿を餌にして、ひたすら肉棒を突き立てる折紙。

 荒々しい交尾。裸体で、いつもは結ばれた夜闇の髪をたなびかせて鳴く十香に覆いかぶさり、折紙がその耳元でそっと囁いた。

 

「十香……すき♡」

「っっっ!♡♡ きゅ、急に何を言う……!?♡」

「……言いたくなっただけ。動く♡」

「ひぁっ!♡♡」

 

 本当に、言いたくなっただけだ。いつもは素直に言えないことも、記憶を飛ばすほどの交尾の瞬間だけは言えてしまう。

 好き。折紙は、十香のことを愛おしく思っている。友情だったはずのそれを、愛情という士道に対してのモノと同じ(・・)モノに。置き換えさせられたのか、それとも元からそのきらいが折紙にあったのかは、答えが出ない疑問だったが。

 

「あぁっ♡ イク……っ!♡ すまぬ折紙♡ もうイッてしまう♡♡」

「構わない。――――もっと、イッて♡♡」

 

 こうして身体を交え、性を貪ることが日常になった。

 殺してやりたいと殺意を交え、絆されていた自分を殺し、その復讐心が全て己の所業であったことを知った。その上で、折紙に手を差し伸べたのは士道と、他ならない精霊たち。仇と、世界にあってはならないと否定した十香が、折紙を救ってくれた。

 そんな十香に愛情を抱き、劣情を抱き、絶対的な支配欲を抱いている。何時間と十香に欲望を、罵倒を、支配を――――そうしていつも、気がつけば意識を失っていた。

 

 

「……ん」

「む、起きたか、折紙」

 

 目を開けて、暴力的な美しさに目を奪われる――――それが十香と交合った折紙の定番だった。

 ベッドの上で二人。息が絡まる距離で、眠り合う。正確には、折紙だけが寝入ってしまっていたのだけれど。

また(・・)やってしまった、と折紙が眉根を下げて寝起きの喉を震わせる。

 

「ごめんなさい。あなたに任せてしまった」

「気にするな。それを言うなら、折紙は私を気持ちよくしてくれているではないか。私は……それだけで嬉しい」

「…………」

 

 一方的とも言える折紙の快楽行為に、十香は爛漫な笑顔でそれを肯定する。夜刀神十香という絶美を、気高い精霊を奴隷(・・)に堕とし、調教しながら十香は文句の一つも口にしない。

 自然と十香の髪に手が伸びて、優しく掬う。

 

「んっ♡ 折紙……?」

「触りたくなった。ダメ?」

「むぅ、別に構わんが……少し、くすぐったいぞ」

「これから慣れる」

 

 それは十香に対してでもあり、折紙自身に対してでもだ。

 以前までなら踏み込まないパーソナルスペースも、今はこうしてあってないようなもの。頬を染め、気恥しげに撫でられる十香に折紙が微笑みを浮かべる。

 我慢。折紙にとって馴染み深いモノが、この欲望の前ではドロドロに溶かされていく。十香という美しいという文字を現実に顕現させた少女に、日に日に増していく情欲、愛情。これがそういうものだと知っていて、折紙が手を出してしまった。

 そこに後悔はない。十香を支配したいという欲望は、もはや折紙にとって避けられない現実。同時に、十香に対しての愛情も本物だと受け入れている。士道も、そんな十香と折紙の関係を肯定する立場にある。

 

「…………」

 

 だからこそ、恥も外聞もなく思うことは――――――仕掛けておいて、先に倒れて介抱されてしまうことが最近の悩みということだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

「それで、筋トレか?」

「そう」

「…………俺を背中に置くより、もっと他にあると思うんだが」

「これが一番、効率がいい。オリリンサーチ」

「平気な顔で腹筋してたら説得力ないけどな」

 

 休日の昼間。士道に相談事がある、と彼を家に呼び出して筋トレ(・・・)に励みながら言葉を交わしていた。士道を背中に乗せて、腕立てを繰り返すという方法で。

 ただ、どんな激しいプレイも受け入れられる折紙にとって、自身の背中に乗ってもらう程度では軽いものではあった。これはこれで、とやる気も増すのだけれど。

 

「にしても……うーん、十香に満足してもらう方法ねぇ」

「私だけが、満足してしまうのは、好ましいとは言えない。……けど、こうして鍛えたとしても、望みが薄いことはわかっている」

「だろうな。ま、支配しながら一方的じゃ嫌なのは俺も理解できるよ。てか、学校の親友同士をこの関係に持っていったの、ナチュラルに一番背徳的じゃないか?」

「百合属性というのも最近では珍しくはない」

「ここまで行き過ぎたのは美九でも珍しいと思うがね。そりゃ、けしかけたの俺だけどさ」

 

 苦笑気味ながら、後悔のない声音が折紙の上から聞こえてくる。士道のみならず折紙、そして精霊であれば誰もが同じ気持ちだろう。

 過剰な愛で歪んだ関係。友情と親愛、家族愛。それら全てが情欲に沈む。倫理はなく常識は自分たち。それが今折紙たちを取り巻く現状であり、後戻りできない選択。

 重ね重ね、だからこそ折紙は十香に対しての強い情を現実のものとしたいのだ。

 

「けどなぁ、十香の体力って見立てだと令音さんと互角くらいはあるし、地道にそのふたなりに慣れてくしかないんじゃないか?」

「もう慣れてはいる。十香以外には、あんな醜態を晒すつもりはない」

「つまり?」

「士道にとっての、村雨先生と同じ」

「そ、それを言われると、俺も言い返せなくて弱るな」

 

 腕を組んだ士道が、誤魔化すように姿勢を組み直す。それだけで、士道の動揺が激しく伝わってくるようだった。

 そう。この症状は士道と令音によく似通っていた。士道は以前、精霊たちとの関係が始まるまで令音と日々激しい行為を続けていた。そうして、今の折紙のように先に倒れてしまうことが多発していたらしい。

 それは暴走した霊力と理性が消耗し合い、一瞬の休息を求めて倒れるという現象であったらしいのだが、本能と理性が半ば融合した士道であっても、令音との情事のみで気絶の現象が時折確認されている。

 

「恥ずかしながら……根本的には、令音さんに勝てる気がしないんだよな。折紙は?」

「同意する。支配しているつもりで、上手く包まれている気がしてやまない」

「……激しくして、淫語混じりに懇願させてる時、楽しいよな?」

「楽しい。けれど、気がつけば介抱されている」

「…………いやこれ、俺たち悪くなくない? 二人が体力お化けなのが悪くないか?」

「それ以上に、私たちがあの二人を好きすぎる(・・・・・)

「俺より直球!?」

 

 士道も折紙も、わかってはいるのだ。原因が自分たちにあることは。

 通常、欲望がある限りは尽きることのない精根。しかし、過剰な愛情と異常なタフネスがぶつかり合う時だけは別――――――深すぎる情欲に、士道たちが耐え切れずショートのような現象を引き起こす。

 理論上は十香と令音以外でも起こりうるはずなのだが、そうなると士道や折紙の責めに耐えられる前提が必要であり、普通はいない。たとえば士道と折紙であれば、先に折紙が倒れてしまうだろう。しかし、十香か令音と折紙、士道がぶつかり合った場合には、二人は仲良くノックダウンしてしまう。攻め手であるにも関わらず、だ。

 体力が上か下か。先に倒れない(・・・・・・)と知っているからこそ、士道と折紙の脳はセーフティーとして強制的に気絶を促すという結論だ。

 

「まあ、手を尽くして自制とか無視すれば一週間だろうが二週間だろうが続けられるだろうけど……結局、どんなに欲望があっても倒れるのは俺たちが先だろうしなぁ」

「士道の最長は?」

「回答拒否。ちなみに二亜とマリアは一週間な。二亜が何回気絶したかは聞いてやるなよ」

 

 疲れをカットできるマリアと、供給霊力で急速回復させられる二亜。それでも二亜が幾度となく気絶したとなれば、非常識な時間繋がり続けるというのは些か現実的ではない。それに折紙たちは学生の身である、という点も考慮に入れる必要があるのだ。

 極論としては、十香や令音が根をあげるプレイ(・・・)があれば光明が見える、かもしれないが。

 

「鼻フック、及び撮影」

「やったよ。オマケに機械責めしたけど、終わったらケロッとした顔してた」

「雌犬お散歩」

「アナルプラグに首輪、あと全裸に失禁付きで羞恥責め、締めにアナル挿入駅弁。ちなみに俺の心が死んだから気をつけてな」

「……腋責め」

「腋毛まで生やさせた。……なぁ、これやめないか? 俺たちがダメージ受けるだけだと思うんだけど」

 

 そんなことはないと折紙は首を振る。とても興味深い話だったと折紙の心は満足感を得ている。どれも十香に似合いそうで、欲を言えば士道から折紙にしてほしいくらいだった。

 こういう羞恥方面でダメとなれば単純に苛烈な責めだが、そうしたところで無駄であろうことは悟っている。

 霊力による無尽蔵に等しい回復力は同じ。となれば、やはり物を言うのはその資質。その点は、折紙より十香が圧倒的に上だと認める他なかった。

 

「てか、これだと満足させるっていうか虐めてるだけだろ」

「そんなことはない。被虐的な快楽と加虐的な快楽。win-winな関係」

「その表現好きなのか? 究極論、気持ちよくなってもらうのが一番嬉しいけどさぁ――――――あ」

 

 そこで、士道が声色が一番異なる声をあげた。腹筋を止め、折紙は彼の顔を見やる。

 

「何か浮かんだ?」

「浮かんだって言うか、相打ち(・・・)の経験なら、ちょうどこの前増えたな」

 

 そうして、士道が語った性交渉の方法は――――折紙の目を見開かせるには十分なものだった。

 

「……で、二人揃って気絶した。眠るとかじゃなくて、意識が飛んだのは初めてじゃないかな。……相打ちだから、立場の逆転ってわけにはいかないけどな」

「逆転の必要はない。十香を満足させられるのなら、それでいい」

 

 要するに、折紙は十香にもっと気持ちよくなってもらいたい。いつも折紙を受け入れ、折紙が気を失うまで耐え抜く十香を――――直球に言えば、共に果てることで終わる満足のいく行為をしてみたいのだ。

 今士道が語ったことは、まさに折紙の望みを現実にしたものだった。挿入しているだけ(・・)で絶頂し続け、二人で精根尽き果てた状態で圧倒的な満足感を得る。曲がりなりにも十香の支配者として、折紙は一度でいいから彼女を最高の絶頂に導き、意識すらも果てさせてやりたい。

 十香の全てを愛したい。十香の全てを支配したい。歪みに歪んだ欲望は、とめどなく折紙の心に火をつけて――――ある知識が記憶の片隅から呼び起こされた。

 

「士道」

「ん――――その顔は、何か浮かんだって感じだな?」

 

 ニィと唇が笑みの形になった士道が、楽しげに折紙の背から降りる。それは見慣れた、少女たちの情事(・・・・・・・)を楽しむ欲望の微笑み――――少年の苛烈な一面に、折紙の情欲もまた膨れ上がる。

 

「ありがとう、士道。……しばらく、十香と二人きりでする許可がほしい」

「おう、いいぜ。一応建前(・・)を用意しとくなら――――折紙と十香の交尾(・・)で、俺を楽しませてくれよな」

「もちろん、そのつもり」

 

 ただし、交尾に至るまで確実な準備が必要だ。

 薄い微笑みを浮かべ、用意するものを迅速に頭に並べていく。士道に楽しんでもらいたいというのは、本当の気持ち。

 しかし、十香を純粋に悦ばせ、愛し合いたいという折紙の想いもまた――――士道が用意してくれた建前で、存分に解放される欲望だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

「お邪魔するぞ!」

「歓迎する。くつろいでくれて構わない」

「うむ!」

 

 元気ながらも、礼儀正しく靴を揃えて家に上がり込む十香に、折紙はフッと表情を和らげる。

 折紙から訪ねることは多くなったが、こうして十香を自宅――のマンション――に誘うことは珍しい。

 折紙の狙い(・・)を確実なものにするためには、秘密部屋や精霊マンションより準備が容易い折紙の自宅が都合がよかった。(大家には内緒で)様々な準備が施され、あとは十香と目的の行為を果たすのみ。

 すると、家に上がった十香が身体をグッと伸ばして息を吸い、気持ちよさげに吐き出した。

 

「んー……ふぅ。この家は折紙の匂いに包まれているようで、心地がよく安心してしまうな」

「…………」

「折紙?」

「なんでもない」

 

 危なかった。最近は揺らいでいる鉄壁の我慢がプッツンと細い糸のように途切れ、今すぐに十香を自室に連れ込んで支配したくなった。飼い主の匂いに心を和ませる大型犬。一瞬、十香の夜闇色の髪のてっぺんに犬耳が見えた気がする。

 以前までなら十香がこんなことを口にはせず、したところで折紙とて奇妙に思っていたはずだ。これも一つの変化。互いの行動一つ一つに、情欲を誘う色香がある。

 友情としては落第。愛情としては歪。それでも、折紙は理解していながら十香の手を取り、握った。

 

「っ……折紙?」

「夜まで、近くで過ごしたい」

「う、うむ。構わぬが……夜も同じではないのか?」

「夜は、さらに近くで十香を感じたいから」

「……さ、最近の折紙は、その……むぅ」

 

 積極的、情熱的。まあ、顔を真っ赤にした十香が言いたいのはそんなところだろう。これでも、士道を取り合っていつもの戯れを続けているのだが、二人切りなら対抗する必要がなく、こうして折紙も距離がおかしくなっている。

 それでも、拒絶がない時点で構わない。なぜなら折紙は十香の支配者であり建前の教育係――――純真無垢な十香を、色に染める雌が折紙なのだから。

 

 夜になるまで、適度な距離(・・・・・)で過ごした。折紙の匂いを感じさせる家で、食事をして湯浴みを済ませ――――折紙の自室に、十香を招く。

 

「折紙……」

 

 熱っぽい視線。風呂上がりで、十香の匂いが鼻腔をくすぐる。リラックスのためにキャンドルなどを炊いておいたが、それらが必要ないほど折紙と十香は互いの匂いに安心感を覚えていた。

 自室のベッドの上で、十香と二人きり。やはり、不思議といえば不思議だ。ここに招くのは士道で、交合うのも士道。いがみ合う十香とは、恋敵であったはず。けれど、士道と結ばれながら十香と身体を交わらせる――――そんな幸せが、折紙に許されていいのだろうか。

 

「今日は、特別なやり方を試したい」

 

 その躊躇いや疑問は、欲望の枷にならず消え失せる。折紙から自然と言葉が飛び出し、可愛らしい寝間着を身につけた十香が小首を傾げた。

 

「なんだそれは。いつものように、私を虐めるのではないのか?」

「……それは、また今度」

 

 虐めてほしいと言わんばかりの発言に、むしろ先程の罪悪感より躊躇いが生じた。今すぐ、十香と激しく交わりたいという意味で。

 何とか邪な思いを捩じ伏せて、別の邪な感情で己をコントロールしていく。

 

「今日は、挿入れない」

「な……っ!?」

「正確には、今日から四日間は私のペニスをあなたの秘部には挿入れられない」

 

 ガガーン、と擬音が勝手に浮かぶくらいにショックを受けた様子の十香。さしもの折紙も不安になり、眉を下げて言葉を続ける。

 

「十香がいやなら、別の方法を考える」

「……私の身体に、飽きてしまったのか?」

「っ! そうではなく、気持ちよくなるために必要なことをしたいだけ」

 

 気持ちがはやりすぎて、十香を一瞬でも不安にさせてしまったことを折紙は恥じた。即座に振り払ってやるために、首を振って十香の頬に手を添えた。

 

「十香とセックスするのは、とても好ましい。だから、あなたともっと気持ちがいいことがしたい」

 

 多少の恥ずかしさは承知の上。素直な十香には、小難しい言葉より直球の好意が望ましい。大きな羞恥を経験し、この程度では喜びが圧倒的に勝るからこその判断だった。

 折紙の言葉とほんのりとした赤面から信じてくれたのか、十香がホッと安堵の息を零した。

 

「試したいのは、ポリネシアンセックス」

「……ナポリタン?」

「それはパスタの種類」

 

 というか、ほとんどあっていない。珍しく横文字での料理ボケだが、料理なら順当に覚えてしまえそうなのが十香らしいと折紙は微笑を浮かべ、十香の寝間着に手をかける。

「お、折紙、そのせっくすは何をするのだ?」

「具体的には、そう難しいことはしない。けれど、前提としてお互いの性器には触れてはいけない」

「っ……触れるのも、ダメなのか?」

「そう。この場合、十香はおまんこ――――私は、このふたなりちんぽ」

 

 手馴れた順序で服を脱がせ、折紙は自分のモノを露出させる。

 いつもであれば、我先にと十香の秘部に入り込もうとする肉の棒。相変わらず力強いふたなりちんぽも、今日からは事実上最大の快楽が封じられる生活を余儀なくされる。

 水晶の如き瞳が驚きと不安で揺れる中、折紙は順序を並べ立て言葉にしていく。

 

「四日。毎日一時間、お互いの裸体を見つめて、キスをして、触れ合う。ただし、さっきも言ったように互いの性器に触れてはならない」

「なるほど……では、今は」

「そう――――互いの裸を、見つめる時間」

 

 ベッドに座り、さらけ出したお互いの裸身。年頃の少女たちが、妖艶な雰囲気で裸体を見せつけ合う行為は、否応なしに背徳感を唆られる。

 折紙は細く鍛えられた丘に聳え立つ擬似男性器。十香は豊満な胸に程よく肉がありムチッとした性的な太腿。それぞれの特徴を余すことなく見つめ合うと、十香が頬を朱色に染めて目を逸らした。

 

「い、今さら、これは恥ずかしいぞ……」

「気にすることはない。十香は、男性器のある私の身体は嫌い?」

「そんなこと、あるものか! 折紙は、綺麗だ。……おまえのことを羨ましいと、思う時はある」

 

 羨ましい。まさか十香に、そう言われる日が来るとは思ってもみなかった。紅潮した肌、高鳴る心臓。折紙もまた、隠し切れない興奮を告解という形にした。

 

「私も、綺麗だと思っている。あなたの豊満な胸。見て、触れて心地よくなる太腿、鎖骨……いつも私のふたなりちんぽを締め付けてくれる、程よく毛が生え揃った十香のおまんこ」

「だ、だからおまえは、そういう恥ずかしいことを一緒に言うな馬鹿者!」

「…………」

 

 いつも恥ずかしいことをしているしさせているのに、たまにこういう反応が交わるのが不思議だった。

 ――――『私』みたいに、いつもみんなの気持ちが振り切れてるわけじゃないと思うよ……。

 そんな声が頭を過ぎった気がするが、ならば気持ちを振り切らせて躊躇いのない羞恥を引き出すまで。顔を赤くして唸る十香に顔を近づけ、不意打ちでキスをする。

 

「んっ!?♡ ……ん、ふぁ♡♡」

 

 唇に伝わる少女の感触。風呂上がりの甘い香りと、十香の美しい面。触れる触れないに関わらず、折紙の脳を蹂躙する圧倒的な幸福感。

 士道以外でこうなるのは、たぶん十香だけなのだと思う。支配という異常性に染められた折紙だからこそ、そう思った。

 

「ちゅ♡ ちゅる♡ 舌、絡めて……♡」

「んんっ♡ わ、わかった……♡♡」

 

 水晶の如き瞳が、折紙だけを見て、なだらかで甘えるような声音が、折紙だけの言うことを聞く。

 折紙だけを見ている。士道以外の人間に、キスという十香が学んだ愛情表現を許している――――それがどれほど特別なことか、夜刀神十香を知るからこそ感じられる。

 

「…………」

「ん、ちゅぱっ♡ あ……♡♡」

 

 無言で、折紙は十香の裸身に手を這わせた。触れれば反発し、張りのある柔肌。骨の感触がする硬い部分まで、撫でる。緩やかに、撫でる。

 

「ふ、ふぁ♡ くす、ぐったい……ぞ♡」

「……ちゅっ♡♡」

「ひぁっ!?♡♡」

 

 首元に顔を埋め、吸い付く。容易く吸引できる首の肌に、十香の髪が乱れる。折紙の行動に驚いて、身体を逸らした十香がまた愛おしく、一心不乱に愛撫を行う。

 首、肩、胸、鎖骨、脇腹、太腿……しまいには、十香の足に唇を付け、舌でなぞる。

 

「う、ぁっ!♡ ば、馬鹿者!♡ 足など舐めて……っ♡♡」

「れろっ♡ ちゅぷっ♡♡ 十香の足は、とても美味しい♡♡」

「お、おまえというやつは……♡」

 

 呆れにも、興奮の色がある。事実、無理やり足を取って開かせた股座からは膣液がベッドの上に雪崩ている。折紙のしつこいまでの愛撫で十香が感じている証拠だ。

 

「折紙っ!♡」

「っ!? ――――く、あぁっ♡♡」

 

 だが、興奮は折紙も同じだった。唐突に組み敷かれ、十香の口が折紙の乳房、そのてっぺんに勃つ桜色の突起に喰い付いた。

 

「ん、ちゅっ♡ はむ♡ んむ♡」

「ふ、っ♡ く……あ、あぁぁぁっ!♡♡」

 

 今日ばかりは、一方的は公平でないと――実は十香の反撃率も高いのだが――言わんばかりの口淫。絶妙な力加減の甘噛みが、折紙の女の部分を刺激して、異質な雄の器官に血を巡らせていく。

 心地がいい時間が続く。このままいけば、いよいよ本番。目的も忘れて、互いのリミッターが外れようとしたまさにその時――――激しいアラームが耳を劈く。

 

「っ!?」

「……一時、間」

 

 前もって仕掛けていたスマートフォンのアラーム。それが、二人を現実に押し返す。

 過剰なほど鳴り響くアラームを止め、折紙は十香と身体を向け合う。

 

「はぁー♡ ふーっ♡ ……はぁー♡♡」

「……っ♡ く、ぁ♡♡」

 

 互いに、言うまでもない熱を帯びている。十香の透き通るような瞳には情欲が浮かび、秘部はドロドロに濡れている。折紙の肉棒がガチガチに反り返り、今にもそんな十香に襲いかかってしまいそうだった。だが、決して触れてはならない。

 一時間など、一瞬の出来事だった。震える手で脱ぎ捨てた服を掴み、身体を拭いてから十香に着せていく。もっとも、お互いの下着は無駄になるほど濡れたままなのだろうけれど。

 

「……これ、を、あと三日♡」

「三日、か♡」

 

 期待と、不安。耐え切れるのか、耐えきったあとに、どうなってしまうのか。

 それらを綯い交ぜにしながら、その日は抱き合って二人で眠りについた。

 

 

 二日目は、少し趣向を変えてみようと風呂場で身体を洗い合いっこした。

 

「十香」

「うむ、こい!」

「……洗い流すのに、そこまで構えるもの?」

 

 シャワーで泡を洗い流しながら、折紙は顕になるその裸身に目を奪われる。

 泡が滴り落ち、水滴を纏う艶かしい肌――――悪戯心が芽生えて、折紙はシャワーを止めた瞬間から動き出した。

 

「終わった」

「感謝する――――ひゃぁっ♡♡」

 

 不意打ちで背中を舐めたら、あの十香とは思えない可愛らしい少女の声が浴室に反響した。……何とも唆る。

 

「腕を上げて」

「こ、こら♡ 何を――――あひっ♡♡ あははははははっ♡♡」

 

 注意をしても、身体は正直。すっかり従順になっていた十香は、無意識に指示通りに腕を上げてしまい、あえなくその腋の下が折紙のベロの餌食となった。

 

「ん、ちゅっ♡ れろ♡ ちゅぅぅぅぅっ♡♡」

「あぁぁぁぁ……♡♡ こ、ら♡ やめんか、折紙っ!♡♡」

 

 念入りに舌を這わせ、今し方綺麗にしたばかりの肌を折紙の唾液で塗りたくる。次いでに、ご丁寧に秘部を除いた全身も。十香の全てを支配して、折紙の液体で染め上げてしまいたい――――溢れる欲望は、本当にとめどない。

 

 

「――――確かに、私は貴様の奴隷である身分だ。だが、怒りを感じないわけではないのだぞ?♡」

「……ごめんなさい」

 

 ちなみに、そのまま一時間じっくり嬲り続けた結果、目が笑っていないいい笑顔で叱られてしまった。水滴の代わりに折紙の唾液に塗れた十香の裸身は、それはそれは淫らで艶やかで支配的なので良しとしたが。

 

 

 三日目も、同じように湯船を共にした。が、

 

「――――、――っ!♡♡」

 

 辛い。三日目で、既に誤魔化しが効かなくなっている。二人で入るには少し手狭な浴槽内で十香を抱き締め、ダメだとわかっていても十香の背に肉棒を擦り付けてしまっていた。

 イケないわけではない。だけど、その極上だと知る蜜壷に十香の身体を見るだけで勃起するふたなりちんぽをぶち込んで、掻き回して、ザーメンをめいっぱいに吐き出してしまいたい。十香の子宮に霊力精子で種付けしたい――――際限なく溢れる十香への欲望が、ひたすらに折紙を蝕んでいた。

 

「折紙……」

「大丈、夫♡ 大丈夫、だから……♡♡」

 

 言い出したのは折紙。決めたのは折紙。ここで折紙が全てを投げ出してしまっては、後に待つ体験したことのない快楽を味わうことができなくなってしまう。

 

「ん、ぐ♡ あ、むっ!♡♡」

「っあ♡」

 

 十香の肩口に軽く歯を立て、十香の女体を味わうことで飢餓感を惑わす。この女を抱くのは、まだ先だと折紙の雄の部分に必死に言い聞かせる。

 その時、十香の背に押し付けた肉棒が逆に押されるような感覚を覚えた。

 

「……私は、構わん」

「っ!♡」

「折紙が苦しいのであれば、私を使えばいい。私は、おまえのためなら……」

 

 何と甘美で、魅力的な提案なのだろうか。折紙に支配的な欲求があるように、十香に芽生えた欲は被虐的な――――絶対的強者であるが故の、マゾヒスティックな性的欲求だとでも言うのだろうか。

 それでも、否、だからこそ折紙は首を縦にはしなかった。

 

「それでは、ダメ――――私は、あなたと二人で気持ちよくなりたい」

「――――そうか」

 

 奴隷だからか、それとも愛情があるからか――――それ以上は言わず、強く抱き締める折紙の腕に十香は自身の手を回し、淫靡な時間を過ごした。

 

 

 四日目の、夜。

 

「折紙ッ!♡ 折紙♡ 折紙♡♡」

「っ♡ っ!!♡♡」

 

 激しい交尾に轟かせる声音で、折紙の名を呼ぶ十香。だが、決して交合っているわけではない。

 一時間の愛撫を終え、就寝した。だが、十香もまた折紙の肉棒を欲し、その肉付きがありながら細美を覚えさせる奇跡的なおみ足を、折紙の足に激しく絡めてきているのだ。

 

「十、香♡ 明日♡ 明日は、できる……っ♡♡」

「フーッ♡ ううぅぅぅぅぅぅぅっ!♡♡」

 

 ケモノ如き情欲を相手が抱いてしまったら、抑える者は冷静でなければいけない。皮肉にも、歯を食いしばって耐える十香の姿を見て、折紙は逆に冷静になりことはできた。

 無論、服の上からはち切れんばかりに大きくなったふたなりちんぽは、十香の足や腹に先端を掠めさせろと言わんばかりに硬さを保っている――――互いの貌に、欲に塗れていない肉など残されていない。

 

 約束の五日目――――しかし、当然いきなり挿入ではない。

 

「折紙っ!♡ はやく、しろっ♡♡」

「……まだ。私の愛撫が終わるまで、だめ♡」

「あぁっ!♡♡ い、やだぁ♡♡ 折紙のおちんちん、私の膣内(なか)に挿入れてくれぇ♡♡」

 

 これまでと同じ時間、十香の秘部を除いた全身を丁寧に愛撫する。この直前になって、折紙は十香への支配欲でもどかしさを乗り越えていた――――ひたすら寸止めをされて、快楽だけを求めて泣き叫ぶ十香に、絶対的な征服感が折紙の身体を動かした。

 夜刀神十香が、折紙の前に屈伏している。あの凛々しく強い十香が、折紙に対して快楽を求めるだけの雌になっている。その素晴らしさがあれば、折紙はいくらでも耐えてしまえそうだった。

 十分、二十分、三十分……十香の嬌声と懇願を餌に、折紙は恍惚とした表情で極上の雌を嬲り続けた。

 そして、遂に十香の秘部――――剥き出しのクリトリスに指を付ける。

 

「あ゛っ♡ そ、そこ……ぉ♡♡」

「……ちゅる♡ ちゅぱ♡」

 

 十香の乳首を舌で転がしながら、腫れ上がった陰核を指で撫でる。あくまで緩慢に、表面に触れる程度の優しさで。

 

「お、折紙っ♡ もっとほしい♡ それ、ちゃんと触ってほしいのだ♡♡」

「ここは、クリトリス♡」

「く、くりとりす♡ クリトリスもっと激しくいじいじしてっ!♡ 折紙の指で触ってくれっ♡♡」

 

 堪らず懇願する十香に、部位の名前を教え込むことも忘れない。十香にいやらしいことを一つ覚えさせる度、折紙は絶頂にも等しい快感を得る。

 当然、緩慢ながらこの愛撫の目的は十香をイカせることにある。

 

「ひっ♡ ちくびとくりとりす♡ 折紙に、舐められて♡ いじられて♡ あ、ああぁああぁぁぁ……♡♡」

 

 十香の乳首を舐める舌の動きと、クリトリスで遊ぶ指の動きのタイミングを掛け合わせた。

 クリトリスを撫で上げる時は、痛いほど勃起した乳首を同じように舐め上げる。指をつけ、回すように遊ぶ時には、十香の乳首も乳輪に沿うように舐め回す。

 極小の陰核と極大の乳房。その両方を同時に弄べば、十香は為す術もなく色艶やかな声音で鳴く。

 絶頂に、導かれる。

 

「あ――――ああぁぁぁぁぁぁっ!♡♡ 折紙♡ 折紙っ♡♡ イクぅぅぅぅぅぅぅぅっ!♡♡♡♡」

 

 身体を逸らして、愛おしい者を呼ぶ声で折紙を求め、秘部から体液を四散させ――――瞬間、折紙は待ちに待った挿入を解禁した。

 

「ああああああああっ!♡♡ くるっ♡ きてるのだ♡ 折紙ちんぽきてるぅぅぅぅぅぅっ!♡♡」

「っっっ!♡♡♡♡」

 

 五日目にして、ようやく繋がり合えた解放感。十香が羞恥をかなぐり捨て、折紙の肉棒だけを求める支配感。

 最高の瞬間が近づいている。だが、まだ早い(・・・・)

 

「……う、ぁ?♡♡」

 

 いつもなら、激しく十香を責め立てる肉棒のピストン。それが一向にやってこないことに、十香が潤みを蓄えた瞳で疑問を抱く。

 しかし、折紙はそんな十香をしっかりと抱き込み、決して動けないようにして(・・・・・・・・・・・・)、己の肉棒も十香の膣内で動きを止めさせた。

 

「このまま、じっとしていて……もう少しで、一番気持ちよくなれるから♡」

「ほ、本当か?♡ だが、これでは……♡」

 

 十香の中では、抽挿とイコールで快楽が結びついている。幾ら折紙の言葉とはいえ、挿入から動きのないもどかしさには戸惑いを隠せていない。

 

「私を信じて♡ んっ♡♡」

「ふぁ……♡ ……ん♡」

 

 ここまでは、全てお膳立て。十香という最高の女体を前に、折紙もよくここまで耐えてきたものだとキスを交わしながら感心を覚えた。

 動きのない結合部に、十香と折紙はひたすら愛情のキスを交える。唇がドロドロに溶けてなくなるのではないかと思えるほど、舌が溶け合ってしまうのではないかというほど、この五日間でさらに肥大化した狂おしい愛情を確かめ合う。

 ――――十数分が経過した頃に、それは唐突に訪れた。

 

「む……?」

「十香?」

「なにか、熱い、ものが……♡♡」

「え――――あ♡♡♡♡」

 

 わかる。折紙にも、それがわかる。

 子宮口と膣壁に挟まれた肉棒の先端。柔らかい肉に包まれる中に、マグマのような快楽の塊が押し固められる感覚。

 

『あっ♡♡』

 

 声が重なって、同時。火照りきったと思っていた肢体に、比べ物にならない熱が回る。

 その熱が巡りに巡り、下半身から湧き上がるものが上半身、脳にまで至ったその瞬間――――――

 

「おっ――――おおおおおおおおおおおおおおおおっ!!♡♡♡♡」

「あっ――――あああああああああああああああああっ!!♡♡♡♡」

 

 弾け飛んで、ぶちまけられた。

 激しい、なんて言葉では現しようのない絶頂感に、折紙と十香は動くことなく(・・・・・・)射精と子宮を開く絶対の快楽に叫びを上げた。互いの意識が断絶しなかったのは、一重にその絶頂が一度ではなかった(・・・・・・・・)からだ。

 

「おおっ!♡ おほぉっ♡♡ い、くっ!♡♡ またイクっ♡♡ ちがうっ♡♡ ずっとイッてしまう♡♡」

「はっ!♡♡ あぁぁぁぁぁっ!♡♡ 十香の膣内にザーメン射精()して、るっ!♡♡ ずっと、オスイキしてる♡♡」

 

 生み出された快楽が、脳を衝く。肉体に溜め込まれたモノが全て、折紙と十香の脳で弾け続けるような絶頂が果てしなく続く(・・・・・・・)

 ポルネシアンセックスとは、四日間の愛撫と五日目の挿入での溜め込まれた性のエネルギーによって途方もない絶頂を得る行為。当然、一度で気絶しかねないものだと想像していたが――――霊力で循環する折紙と十香の快楽は、一度では済まされない。

 まるで、士道と令音が体験した無限の絶頂を、異なる形で折紙たちが体験しているようだった。

 

「おり、がみ……っ!♡♡」

「とう、かぁ♡♡」

 

 たった一度で、満足する身体ではないことは知っていた。が、溜め込まれた欲望の霊力がこのような現象を引き起こす――――最後には、似た行為であることが必然だったのかもしれない。

 そして、有り余る霊力が折紙と十香の身体を包み込んだ(・・・・・)

 

「なっ!?♡♡」

「――――霊、装♡♡」

 

 精霊の鎧、霊力の霊装が顕現する(・・・・)

 折紙は花嫁を思わせる純白の霊装。十香は騎士の(ドレス)を思わせる紫紺の霊装。

 繋がり合った折紙と十香の絶頂を祝福するかのように、荘厳で気品のある霊装が淡い光を纏って姿を見せた。

 

「な、なぜ、こんなときに……あぁぁっ♡ イクっ♡♡♡♡」

「おそ、らくっ♡ 私たちの中で消化しきれない霊力が、形になって――――あ、イク♡♡♡♡」

 

 どぷ、どぷ、など生易しい勢いではなく、びゅーっと全力の放射が亀頭から放たれ、十香の霊装に包まれた下腹部を苛烈に孕ませていく。

 戦場を駆ける優美なる精霊が、その完全にして無欠なる霊装を膨らませ、卑猥なボテ腹に変えてしまう。

 なんて、無様。なんて、美しい――――あるいは、可憐な精霊としての姿を堕とすため、欲望を叶えてくれたのかもしれない。

 恐らくは、もう長くは意識が続かない。通常、一瞬で気絶に至る絶頂を数十秒の間、一秒単位で感じ続けている。如何に精霊の身であっても、意識が耐えられるはずがない。

 

「イクっ♡ イグゥ♡♡ い――――やめろぉ♡♡ きくなぁ♡ 折紙、きくなぁっ!♡♡」

「だめ♡ 聴かせて♡ 十香の情けないイキ声、全部聴かせて♡ 奴隷の十香♡ 私の奴隷の鳴き声、ちゃんと聴かせて♡♡」

「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!♡♡♡♡」

 

 ここにきて、容量を超えた十香の羞恥までもが弾けるご褒美まで飛び交う。折紙は絶対に聞き逃すまいと手甲を纏う十香の手を握り込み、意識が断絶する瞬間まで、

 

「イ゛グッ゛♡♡ 折紙ちんぽでイカされるっ♡♡ 私が、わたしでなくなってしまう♡♡」

「なくなっていい♡ 今は私だけのモノになって♡ その綺麗な霊装を膨らませたボテ腹奴隷のイキ顔みせて、きかせて♡♡♡♡ ――――私も、おちんぽイクっ♡♡♡♡」

「おほっ♡♡ ボテ腹♡ どれい♡♡ 折紙の奴隷とーか♡♡ イク――――――ッ!♡♡♡♡」

 

 ただひたすら、本能を剥き出しにした絶頂宣言に鼓膜まで快楽に犯され続けた。

 優美な霊装に、情けのないアヘ顔――――折紙にとって絶対的な存在を、また一つ穢した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

「……十香」

 

 先の目覚めは、思いの外気分がいいものだった。

 眼窩に、折紙の身体にしなだれかかるように気絶した十香。霊力が形になった霊装を重ね合わせ、折紙のザーメンを受け止めたその腹が膨らみ、優美な霊装を淫靡なモノへと変えている――――ほとほと、自分はこの霊装を穢したいようだとため息を吐いた。

 

「上手く、いった?」

 

 当初の想像とは違ったことで、折紙は十香を抱き締めながら首を傾げた。

 だが結果的に、最高の快楽だった。連続絶頂は予想外だったが、これも結果的に十香を快楽でノックダウンさせるに至ったようだ。もっとも、お互いの気絶はオーバーな快楽をぶつけて無理やり相打ちに持ち込んだというだけの話で、折紙の耐久限界が十香を上回ったというわけではない。あわよくばと考えていたが、これだけは当初の予定通りで少々と残念な気分だ。

 ただ、ダブルノックダウンとはいえ、十香を快楽で満足させられた事実は変わらない。支配欲も満たされて、底知れない十香を沈めることにも成功した。あとは、先に目覚めたことを利用し、折紙が十香を介抱してやれば――――――

 

「……ん、んんっ♡♡」

 

ボテ腹霊装(・・・・・)の十香を、介抱してやれば目的が達成される。

 十香に合わせられ、無駄という言葉が完璧に削ぎ落とされた霊装の腹を、折紙のザーメンで孕んだように膨らませて、無防備に寝入る十香を介抱してやれば、だ。

 

「………………………………………………ふっ♡」

 

 ちなみに、この瞬間のことではあったが――――――自制心や克己心に優れていた自負が、完全に過去になったのだと自覚した。

 

「十香♡ 十香♡」

「むぅ……なんだ、おりがみ――――あぁっ!?♡♡ ば、馬鹿者っ♡♡ まだ、腹が……っ♡」

「お腹が、なに?♡」

「……お、折紙のざーめんで、重たくなって……な、何を言わせているのだ貴様は♡♡」

「口答えは奴隷の自覚が足りない証拠♡ もっと子宮をザーメンで満たして、霊装が壊れるくらいボテ腹にしてあげる♡♡」

「ひっ!?♡ む、むりだ♡ これ以上ははいらな――――あああああああああああああっ!♡♡♡♡」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……それで?」

「いつも通り介抱されながら、十香に叱られてしまった」

「感想は?」

「ボテ腹の膝枕も、なかなか」

「マジぱねぇっす折紙さん」

 

 ある種、永遠の支配欲に悩まされる続ける二人は、やりすぎを叱られてもそれはそれでありだと自覚したそうな。

 

 まあ、今さらすぎるがかもしれないが――――――激しい被虐と加虐を抱えている二人は、忙しないとしか言いようがなかった。

 

 

 

 

「まったく! あむっ! 折紙のやつめ! んんっ! 私がついていてやらねば、やはり駄目なのだ! ――――おかわり!」

「……お互い、複雑な子たちの奴隷になってしまったものだね。……折紙に影響されないことを祈っているよ」

 

 抱き締めてはやれるが、お説教は慣れていない――それと、説教を目的の半分に無茶苦茶な責めに晒される予定の――切実な令音の呟きは、十香の暴食に呑まれて消えていった。

 

 

 





これ令音さん回と若干被った気がするし描いてみるか→これどう考えても連続絶頂ではないな?(霊装シーンを書いてから気がつく)。
ま、まあ極限の絶頂が連続でもしないと十香は倒れないので(震え声)

士道くん絡むと比較的いつも通りの二人なんですけど、奴隷扱い受け入れてるのとオリリンが綺麗に欲に堕ちてるので二人きりだと無限にイチャイチャするんですよねこの二人。ちなみにオリリンは士道くん直々+十香が基本受け身なのでヤバいと思っても大体乗り越えていきますね。愛があるから大切にしたいのに奴隷扱い。これほんとどっかで見ましたね(棒)
十香の霊装にどれだけ執着してるんですか折紙さん。正確には霊装姿の十香にですけれど。霊装ボテ腹プレイとかいう異次元の冒涜。夢オチ時空でAST時代のオリリンに十香霊装レイプさせてぇなぁ(直球)
この二人まだまだ書いていきたいんですけど何がいいですかねぇ。リクの八舞姉妹と乱交、SM……?うーん具体例がなかなか。

感想、評価、リクエストなどなど随時募集中です。いつも待ってます。ほんとに。

ではではまた次回〜


『士織エターナル』、士織ちゃんオナニー教育回となります。そして魔の手は現実の士道くんにも……?リクエストにあるならやっていいの合図だと思ってます(クズ)
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