※この作品はR-18です。

デート・ア・ライブ 令音アビス   作:いかじゅん

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可愛い可愛い妹ちゃんデート回。ちょっぴり原作の琴里に近づけたというか、男女の繋がりあってツンデレ弱めるとこうなったというか。まあ、念願の琴里単独回、どうぞ。









34話(琴里)

 

 

「うぉぉぉぉぉぉぉっ!」

「ひゃあぁぁぁぁぁっ!?」

 

 加速、加速、加速。とにかく水の流れに乗り、士道は抱き合った少女の赤い髪を視界に収めながら叫びを上げてスライダーを落ちていく。とは言っても士道の方は興奮から少女――――妹の琴里は若干の恐怖が感じられる声音ではあったが。

 ひしっとしがみついている柔らかな女体の感触と、ウォータースライダーの迫力と浮遊感。どちらが楽しいかと問われれば、副産物であるはずの妹の女体が堪らないと答えてしまうスケベ心が悲しくもあり、嬉しくもあった。

 やがて、以前のようなコースアウトをすることもなく、士道と琴里は正しい出口から投げ出され、水飛沫を上げてプールの中に着水した。

 

「――――っぷはぁ! いやぁ、元の迫力もなかなかのもんだったなぁ、琴里!」

「……そ、そうね。なかなか楽しめたんじゃないかしら」

「おぉっと、琴里にはちょっと早すぎたか? もしかしてチビって――――――」

「言わせないわよ!」

「いたっ、痛いって」

 

 ばしゃばしゃ、ちゃぷちゃぷとプールの水上で戯れる二人は、傍から見れば仲の良い兄妹――――贔屓目で見て、恋人に見えてくれているかもしれない。

 不躾で少々と雰囲気の欠けた発言をしてしまい、怒って手を振り回してくる琴里に苦笑混じりに言葉を返す。

 

「はは、悪かったって――――デート(・・・)中に、相応しい言葉じゃなかったよな」

「ふぇっ――――そ、そうよ! まったく、デリカシーに欠け過ぎ! わ、私だから許してあげるけど、他の子にそういう態度取ったりしたら――――――」

 

 ぷりぷりと腕を組んで叱りつけてくる司令官様。その頬は赤く、愛らしい。

 士道は、不意打ちでその薄紅の唇にキスを落とした。

 

「ん」

「……!?」

 

 プールの水を多少含んだ独特の味と、霊力を伴う自分たちの唾液の味。当然後者が勝り、キス一つで多幸感が脳髄を満たす。

 驚いて目を見開いた琴里を他所に、味わうように目を閉じ、それからようやく士道は唇を離す。そうして、呆然とした琴里に悠然と微笑みかけた。

 

「ふぅ……琴里こそ、俺とのデート中に他の子の話なんて、いただけないな。今のは罰の代わりだ」

「ふぁ、ふぁい…………って、さっきまで普通にみんなの話してたじゃない!」

「バレたか」

 

 イタズラがバレてしまったとチロっと舌を出して誤魔化す。当たり前だが、デート中だろうと二人の間にそんな制約はない。皆と一緒に欲望に満ちた日々を送るのが、今の士道たちの日常なのだから。

 戯ける士道を見て、琴里が身体の上気を抑えるように息を吐いた。

 

「まったく、いきなり過ぎるわよ。……嫌な気は、しないけど」

「今回は聞こえてるぞ」

「なっ……う、うるさいわね!」

「理不尽すぎるだろ……」

 

 琴里がわざと隠した吐露を拾い上げたら、照れ隠しの真っ赤な顔で怒鳴られてしまい、妹の不条理と可愛らしさに士道は濡れた髪を掻き上げて言葉を返す。

 

「まあいいや。次の遊び場探そうぜ、ほら」

「はいはい。ホント、子供なんだから」

 

 心から楽しいと笑みを浮かべ、琴里へ手を差し伸べる。以前のように妹の手を掴むではなく、恋人のエスコート(・・・・・・・・)を意識して、だ。琴里も口では揶揄するも、その表情に曇りは見られない。

 士道と琴里が訪れたオーシャンパークには、今いるプール施設や浴場、屋内アトラクションなどが設えられたウォーターエリア。そして屋外遊園地があるアミューズメントエリアの二つがある。今回は、ウォーターエリアをとことんまで遊び尽くす予定で時間と体力の許す限り見て回る計画だ。

 

「ま、体力の問題とは無縁か」

 

 計画を思い返し、士道は自分だけに聞こえるようにポツリと呟いた。以前の士道ならばいざ知らず、様々な情事に鍛え抜かれた士道の体力は無尽蔵に等しい。

 そして、隣を歩く琴里を見遣れば、一瞬にして体力が回復すること間違いなしなのだ。もっとも、真っ当な意味ではなく、視線に敏感な琴里にはジト目で見返されてしまったのだけれど。

 

「……何だか、いやらしい視線を感じるわね」

「そうか? 俺のために選んでくれた水着、最高に似合ってるって思っただけなんだがね」

「どういう意味で、かしら」

 

 司令官らしい挑発的な表情。強気で不遜な黒琴里へ、士道は迷うことなく本心(・・)でニヤリと笑い受けて立った。

 

「可愛いと――――エロい、って意味で」

「……ばか」

 

 呆れた顔で正面に向き直る琴里だが、その耳はプールに浸かっていたとは思えないほど赤味を帯びている。これも以前までなら殴り飛ばされるはずの返しだが、今の関係では軽いジャブでしかないことは明白だった。

 琴里の装いは、琴里に似合う鮮烈な紅で染め抜かれたビキニタイプの水着。水着のブラはシンプルで、下も腰にリボンを備えた可愛らしさのあるものだ。

 ブラに抑えられたほんのりとした膨らみのある乳房。健康的なクビレを描く腰周り。水を弾き、これでもかと形を伝えてくる美尻。普段はブーツやニーソに隠れている中学生とは思えない艶かしい足回り。

 

「ホントさ、可愛いよ。俺の琴里(・・・・)は」

「っ♡」

 

 聴覚が鋭敏な琴里は、僅かに呟くだけで全身を震わせて肌に朱色を加える。

 妹の水着姿。まだ未成熟なそれに、士道は性的な興奮を隠すことが出来ない。兄妹という長い時間を共にした関係性をそのままに、こうしてお尻に手を伸ばすセクハラさえ普通のことにしてしまった。

 

「ちょ、ちょっと士道……♡」

「仕方ないだろ。そんな必死にケツ振って、誘ってないって言う方がおかしいじゃないか」

「ば、ばか兄♡」

 

 言いがかりをつけられ、お尻を揉まれながら歩いているというのに、琴里は口ばかりで抵抗しない。それどころか、士道の腕を掴んで身体の支えにして甘えてくる。

 士道の手で全体を撫で回せる小ぶりな桃尻。水に濡れた布一枚の上から、丹念に撫で、揉みしだく。これから士道の調教次第で、敏感になるも大きくするも自由な臀部。そそられないわけがない。

 布を広げたり、尻穴が見えかねないほど細くしてみたりと好き勝手に遊んでいると、抵抗のない琴里が声を発した。

 

「ね、ねぇ士道。今日は……どうして、私だけをデートに誘ってくれたの?」

「え? あー……」

 

 精霊たちと団体で旅行や遊びに出ることが増えてから、琴里と単独でというのは確かに初めてだったかと、空いた手で頬をかく。

 今となっては隠すほどのことではなく、恥ずかしがるものでもないはずなのだが――――やはり、こういう気恥しさはなくならないと顔に熱が溜まることを自覚しながら答えを返した。

 

「たまにはいいかもしれないと思ったんだ。――――恋人(・・)と二人きりで過ごしたいと思うのは、大切なことだろ?」

「恋、人♡ 私と士道が……こいびと♡」

 

 夢見心地に瞳を潤ませた琴里から、少女が過去にどれだけの想いを秘めていたのか、士道にひしひしと伝わってくる。

 本来であれば、立場から叶うことがなかったのかもしれない。士道はどうしても琴里を妹として見る目が強く、琴里は立場から気持ちを隠して――いたつもりなのだろうが――士道は琴里に甘えていた。

 だが、士道は今琴里に紛うことなき色情を抱いている。琴里を支配したい。犯したい。愛し合いたい。どれも邪なモノであり、士道の中に生まれた情欲の炎。

 無論のこと琴里だけではない。けれど、琴里をそういう目で見てしまっていた事実は、こうして表面化してしまった。何よりも琴里が勇気を出して、士道と繋がりたいと言ってくれた――――お尻を撫でる手を止めて、改めて琴里と恋人の繋ぎで指を絡める。

 

「ああ。おまえだけって言えないのは、不誠実だと思う。だけど、みんな同じだけ大切だから――――琴里が許してくれるなら、琴里の恋人を名乗らせてほしい。もちろん、兄貴としてもな」

 

 せっかく二人きりのデートなのだから、今一度確かめるいい機会だ。

 とはいえ、念願叶った満面の笑みを浮かべた琴里を見れば、士道の言葉がどう伝わっているかなど一目瞭然で、士道まで顔を綻ばせる立場になってしまったのだが。

 

「許さないわけ、ないじゃない。……嬉しい。ずっと、叶わないと思ってたのよ。士道と、こんな関係になれるの。〈ラタトスク〉の立場として、絶対に思ったらいけないってわかってるのに――――こうなって良かったって、思っちゃうの」

 

 涙声で感情の発露を零す琴里を、士道は優しく抱き締めてやる。否、抱き締めたくなったから、抱いたのだ。

 場所など関係ない。士道と琴里は、二人だけの空間に包まれているようなものだ。この時間を、一秒足りとも無駄にはしたくない。

 

「俺だって同じさ。自分の感情を、自分で抑えられるわけじゃない。抑えなくていいってんなら、それが一番いいんだからな。琴里がそれで困るようなら、俺がどうにかしてやるさ」

「ふふっ、私っていう可愛い奴隷のために?」

「それと、可愛い妹と恋人のために、な」

 

 邪魔はさせない。士道の欲望は、そういう類のものだ。自身の支配のためならば、世界を壊す力を振るうことを厭わない。仮に琴里との関係を壊そうとする者がいるならば、士道は欲望の限りを尽くして排斥を行う。

 狂った暴走から始まり、精霊との永遠を求める。本当に狂っているが――――どうしようもなく琴里たちが好きなのだから、仕方がないと前を向けてしまうのが今の士道だ。これだけは、理性と本能が完璧な見解の一致を見せていた。

 

「まあ、デートの理由はそのまんまさ。この場所は……前は、俺がだらしなくて楽しませてやれなかったからさ」

 

 そのリベンジだ、と笑う士道に、身体にしがみついた琴里が見上げてにやぁ、と嫌な笑みを見せびらかした。

 

「そうねぇ。稀代のプレイボーイな士道が、肩肘張った情けなーいデートに連れてくれた時期もあったのよねぇ」

「はは、その不名誉な称号が本物になるって、あの頃のピュアな俺は信じないだろうよ……」

 

 令音に手を出して熱い愛を叫んで、それから精霊たち全員と言葉にできない情事の数々。天国でもありえないだろうという待遇に、暴走を絡めてもお釣りが来る。と同時に、昔の士道であれば絶対に信じず、現実を知ったら鼻血を噴いて卒倒間違いなしだ。

 覚悟を決め、前向きになった士道ではあるものの、数々の過去(暴走)を思い出すとどうしても遠い目をしてしまう。その隙に、というわけでもないだろうが、琴里が淫靡な微笑みを見せた。

 

「っ……」

 

 年に似合わない、上に立つ者として経験を積んだ妖艶な笑みに息を呑む。そして、密着した身体で乳房を押し付けながら、琴里が士道の水着に手を這わせた。

 

「その楽しませるっていうのは――――どっちの意味(・・・・・・)で、なのかしら?」

 

 お互い、水着一枚の条件は同じこと。琴里の細指がその部分を撫で上げれば、我慢の限界を迎えていた逸物がみるみるうちに厚い布上から興奮の主張をこれでもかと激しくした。一応、それ用に設えた水着であるはずなのだが、琴里の魅力にイチコロというところか。

 どことなく聞き慣れた問いかけに士道は降参のポーズを取り、不敵に微笑んで言葉を返した。

 

「もちろん――――両方に、決まってるさ」

「――――そうこなくっちゃ」

 

 水着の琴里とプールデート。二人きりで、恋人として――――淫靡に微笑む二人がすることなど、当然山のように思い浮かんで実行されるに決まっていた。

 

 

 壮大なテーマパークというだけはあり、情事を楽しめる場所、方法などいくらでもある。たとえば、風景を楽しむために設営された南国の気分を味わえる草木の真下、とか。

 

「なんでわざわざこんなところ選ぶのよ?」

「隠れてする方が雰囲気あるだろ? ま、人目に付くところで琴里が恥ずかしがるところを見るのも悪くないけど……どうする?」

「勝手に言ってなさい」

 

 木に軽く背を預けた士道へ跪く琴里へ冗談とも本気とも取れぬ言葉をかけると、可愛い恋人は可愛げなく鼻を鳴らして士道の水着に手をかけた。

 水着の紐が琴里の手で緩まり、優しく下ろされる――――琴里の顔を叩くように解放され、凶悪な男根が反り返る。

 

「……あ♡」

 

 二人の間に漂う強烈な雄臭。男性器が顔を掠めたというのに、琴里はそれらの要素を意に介さず熱を溜めて真紅の瞳を淫猥に潤ませた。

 それどころか、血が通って琴里の小顔を呑み込むほどの肉棒に顔を張り付け、そのまま根元まで沿うように擦り付けてくる。肉棒を張り付けたまま、琴里が興奮し切った艶顔で声を発する。

 

「士道のおちんちん、とってもドキドキしてるわ♡ 私を見ただけで、こんなに音を立てちゃうなんて……♡」

 

 耳が良い琴里らしい感想に、士道もまた悦びを羞恥で隠したりはせず返した。

 

「琴里に水着で奉仕してもらえるんだ。期待して当たり前だろ?」

 

 これで興奮するな、という方が今の士道らしくない。肌色多めで、士道のために誂えた水着を纏う琴里が、その士道の肉棒を慈しむように艶美な表情で顔を擦り付ける。それがあの愛らしい妹だと理解しているからこそ、背徳の味は濃さを増すというものだ。

 

「ん……ふぅ♡ すぅーっ♡♡」

 

 根元まで半ば顔を埋め、士道を焦らすように琴里は肉棒を味わう。噎せ返るような雄の臭いで深呼吸を行い、睾丸や陰毛が琴里の可憐な顔を犯すことを厭わない。

 じっくりと、己を悦ばせる味と臭いを楽しむ琴里。淫乱な雌の本性を丸裸にして見せつけてくる奴隷(こいびと)としての妹に、士道は自然と息が荒くなり肉の竿に限界を超える血と霊力が溜め込まれる感覚を感じた。

 

「ふふ……そんなに焦らなくても、私が士道のおちんちんをちゃんと奉仕してあげるわ♡」

「ああ。妹の奉仕、期待してるぜ」

 

 いつの間に、これほどまでの雌の雰囲気を身につけたのだろう――――いいや、そうではない。士道が、精霊たちに奉仕をさせる悦びを自然と覚えたからこそ、琴里たちもそれに応えようとしている。荒々しく陵辱の限りを尽くすも、受け身で極上の快楽を味わうも、今の士道であれば変幻自在だ。

 期待感を高鳴る鐘の音とて、琴里には筒抜けなのだろう。前戯で士道を楽しませている悦びから目を細めた琴里が、じわりじわりと竿の上部へ顔を擦り上げていき、カリ首をグッと刺激しながら、鈴口へ愛情のキスを落とした。

 

「ちゅっ♡♡」

「くぁ……っ」

 

 士道がこの奉仕の始まりを大層気に入っていることも、精霊たちの中では周知の事実だ。恥ずかしいことだが、対等の立場であるならば士道もまた快楽のために恥を忍ぶ。

 続いて琴里は小さな口を僅かに、それこそ()を舐めるために開くような大きさで開き、亀頭だけ(・・)を咥え込んだ。

 

「あむっ♡ ちゅ、ちゅーっ♡♡」

 

 竿を刺激せず、鈴口のみに集中した新たな奉仕。えげつないほど大きなカリ首を持つといえど、亀頭自体の柔らかさは常識と変わらない。琴里の柔らかな唇に柔らかい肉が甘噛みされ、得も言えぬ快感が亀頭から脳に伝えられてくる。

 

「っ……ふ、ぁ」

 

 思わず感嘆の声を零した士道だが、琴里の責めはここからが本番だった。

 

「ん♡ ちゅるっ♡ ちゅ……れろっ♡♡」

「……っ!!」

 

 琴里の舌が陰茎の先端のみに集中し、動く。それも、尋常ではない舌捌きで自然と腰が跳ね上がってしまう。

 滂沱の如く流れるカウパーを舌に絡め、亀頭をこれでもかと舐め上げて快楽を与える。その一定のみならず、尿道を舌で刺し、特別な刺激をもたらした。

 

「っ……す、ご……っ!」

「ちゅっ♡ ぢゅるっ♡♡」

 

 完全な素の士道からの賞賛に、発情の中に得意げな色を宿した真紅が見上げてくる。

 亀頭のみの奉仕。視覚だけでも極力楽しませられるよう、跪いた身体は無防備に口のみで行う甲斐甲斐しい姿ときた。

 その上、琴里の舌遣いは士道を満足どころか天国へ送るような代物だ。普段は注意してもやめない日々の飴舐めが、こんな形で士道に還元されるとは思いもよらないことだった。

 

「ぢゅぷっ♡ ちゅるちゅるっ♡♡ ぢゅーっ♡♡」

「……っ!」

 

 山を丸々と口で覆い隠し、その極めた舌遣いで的確に快楽を頂点へと溜め込んでいく。肉棒の震えと、琴里の頭に添えた手が限界に近いことを示す合図。

 

「ちゅぱっ♡ いいわよ、士道♡♡ 私の口の中に、士道のザーメン射精()しちゃいなさい♡♡」

 

 琴里が口を僅かに離し、吐息をかけながら大事なモノを握るように竿に手を触れさせた。肉棒の脈動と、頭を掴んだ手から何をされるか理解はしているだろうに。

 琴里は官能的な色を溜めた真紅の瞳を笑みの形に変え、亀頭をカプッと甘噛みし、尿道に舌を這わせてその時を待つ。次いで、ボタンを押すような軽さで竿を手で握り込んだ。

 

「琴里!」

「んんっ!♡♡」

 

 それが射精への最後の刺激となり、琴里の奉仕で溜め込まれた濃厚な霊力ザーメンが奉仕者の口内を蹂躙した。

 

「こくっ♡ ん……ごくっ♡ じゅるるっ♡♡」

 

 膨大な白濁液が流し込まれ、琴里の愛らしい頬が歪に膨らむ。舌で濃い半固体の液を喉へ導き、鳴らしながら飲み下す様は堪らなく興奮を誘い、同時に琴里自身も至福のひとときと言わんばかりのうっとりとした表情だ。

 だが、相変わらず際限なく溢れる精液は、そう遠からず琴里の許容量を超えてしまうだろう。それもまた一興、とは考える士道だが、従順な奴隷(恋人)にそれとは異なる指示を飛ばす。

 

「琴里、身体で(・・・)受け止めろ」

「んんっ♡ ぢゅ、ぽっ♡♡ あっ、あぁ……♡」

 

 敢えて断定する命令によって、琴里は躊躇うことなく亀頭から口を離し、荒ぶる肉棒から放たれるザーメンのシャワーを甘んじて身体で止める。

 士道が今一番悦ぶことを教えれば、それを実行する。琴里は司令官としては似つかわしくない、しかし士道の雌奴隷として最高に聞き分けがいい卑猥な姿を晒していた。

 

「ごくっ♡ んー♡ 士道のザーメンシャワー、温かくて安心して――――〜〜〜〜っ!♡♡」

 

 可憐な顔に、リボンで結ばれた赤髪に、水着越しの身体に。口内に残ったザーメンを飲み干し、目を閉じて白濁液の雨を浴びていた琴里が、唐突にその身を震わせ跪いた状態で股間部を足と手で押さえ込んだ。

 琴里の身に何が起こったのか、それがわからない士道ではない。淫らな奴隷に薄く微笑み言葉をかけた。

 

「イッたのか、琴里?」

「っっ!♡♡ え、ええ♡ イッたわ♡ 士道のザーメンシャワーで気持ちよくなって……はしたない奴隷でごめんなさい、士道♡♡」

「いいんだ。そういうエッチではしたない琴里も、好きだよ」

 

 言って、琴里の頭に優しく手を置き撫でる。無論、そこには吐き出したばかりの白濁液がある。士道が手を動かす度に、美しい少女の髪にドロドロとした精液が絡み付くが、琴里は気にするどころか愉悦に浸るように唇を笑みの形に変えていた。

 お互い、この程度のことで簡単にスイッチが入ってしまう。終わる頃には、二人で頭を抱えてしまうのかもしれないが――――だからこそ情事の中では、甘く禁忌な恋人で過ごしていたい。

 

「ねぇ、士道。私の奉仕はどうだった?」

「最高だったに決まってるだろ。いつも舐めてる飴で、俺のモノを奉仕する練習をしてたんだろ? あの席に座りながらさ」

「あなたの言う通りよ。司令官として座りながら、私はいつだって士道の雌奴隷として最高の奉仕をすることを考えてるの♡ ――――こんな私は、最低かしら?」

 

 淫靡な微笑みを試すように向けてくる。全身を白濁液で染め、真紅の水着を士道の白で彩った琴里(奴隷)。返す言葉など、一つしかあるまい。

 

「いいや――――やっぱり最高だよ」

「そ。……褒めてくれて嬉しいわ、おにーちゃん♡」

 

 どんな立場も、関係も、奴隷(恋人)を楽しむためのスパイスでしかない。禁忌はなく、倫理もなく――――五河士道と五河琴里は、互いに欲情する猥りがわしい関係を望んでいるのだから。

 

 

 

 

 

 

「こういうところで食べる飯って、割高なのに美味しいと思うのはなんでだろうな」

「雰囲気とか、楽しんだ疲労感とかそういうものなんじゃない?」

「あと、好きな人と一緒に食べること、とか?」

「それはいつものことよ」

「はは、そりゃそうか」

 

 昼食。フードコートでサンドイッチや飲み物を購入し、設営されたテーブルに二人で向かい合ってたわいのない会話を楽しんだ。

 素直じゃない琴里が平気で返すようになった……ように思えるが、その頬に差した朱色から内心では変わっていないことがわかり、士道は微笑ましさと愛おしさでじっと琴里を見つめた。

 

「……何よ?」

「ん、俺の恋人はいつでも可愛いな、って」

「ブレーキ外し過ぎ。そんな言葉で、女の子がいつでも喜ぶと思ったら大間違いよ」

「じゃあ琴里は、もう喜ばないのか?」

「……さっさと食べなさいよ。楽しい時間が減っちゃうでしょ」

 

 言葉は素っ気ない風を装っているが、暗に嬉しいと向けられる感情が告げていた。

 どことなく、士道がプレゼントした黒いリボンもその両翼がぴょこぴょこと動いている気がした。あくまで幻視しただけだが、そのくらい琴里が士道とのデートを楽しんでいると伝わってくる、ということだ。

 

「ふふ……」

「……む」

 

 とはいえ、士道にやり込められてばかりでは気に入らない。そんな不満を載せた視線が投げ返されてくる。

 頬杖を突いて可愛い妹の愛らしさを堪能していると――――水着に、何かが触れた。

 

「っ……」

「あら、どうしたの士道♡」

 

 身体が強張り、息を呑んだ士道に琴里がSっ気たっぷりの微笑をぶつけてくる。その下半身(・・・)は足を組み替えるにしては過剰なほど動いており、士道は水着に触れる感触の正体を確信した。

 

「おいおい。こんな場所で足の奉仕か? 俺の妹様はとんだ好き者だな」

 

 そう。その正体は、テーブルの下で伸ばした足。琴里が存分に披露していた魅惑のおみ足だった。

 普段は司令席で組まれた足を伸ばし、水着に隠れた士道のモノを挑発するように足裏で押し込む。

 

「そんなこと言って、私の足が楽に届くように深く椅子を入れ込んでたのは士道じゃない♡」

「さて、どうかな?」

 

 期待がなかったわけではない。が、見た目は(・・・・)衆人環視に晒された公共の場で、琴里がその選択をできるかを試したかっただけだ。

 結果としては、互いにスイッチが入った状態で、この程度は大した羞恥足りえないとその表情が告げている。

 琴里の柔らかい足裏が布に包まれた士道の逸物を丁寧に揉みしだく。同じ肌であるはずだが、手とはまた異なる得も言えぬ感触。当然、あっという間に下半身に血が流れていく中、琴里が両足を使い器用に士道の水着からそれを取り出して見せた。

 

「ふふっ♡」

 

 空気を切って勃ち上がる肉棒。腕を組んだ琴里が、歓迎すると言わんばかりに艶美な色を色彩に込め、足を操っていく。

 先ずは、挨拶がてらに切り揃えられた爪先で竿の側面を優しく撫で上げる。

 

「ん……」

 

 こそばゆい快感が血の巡る肉から伝わり、士道の背筋をゾクッとするような感覚が通り抜ける。

 次いで、琴里の足裏が裏筋にピタリと張り付き、片足でゆっくりと擦り始める。もう片足は、睾丸を揉み上げて射精へと導く奉仕を始めた。

 

「あ……っ」

 

 妹の足が自身の陰茎を擦り上げている。背徳と淫靡が好物の士道にとって、これほど堪らない奉仕の形はない。

 射精と見紛うほどのカウパーが吐き出され、琴里の美しい足先を艶やかに彩る。それが潤滑剤の役割を成し、シゴきの速度が目に見えて上がっていった。

 

「気持ちよさそうね♡ 足の奉仕なんて、されたことないでしょ♡」

「おう。おまえが初めてだよ。気持ちよくないわけ、ない……っ!」

 

 ある意味、互いに一番遠慮のない関係だからこそだろう。素直に応えた士道へのご褒美と言わんばかりに、琴里の足裏が勢いを増して上下する。

 ぷにぷにとした柔らかい琴里の足裏。竿を刺激し、亀頭を優しく踏みつけてぐちゅ、と淫猥な音を奏でる。言葉よりも雄弁に、士道の肉棒は快楽を歌っていた。

 

「ふーん♡ じゃあ正直なご主人様に、ご褒美をあげるわ♡♡」

 

 しかし、本物のご褒美はそこからだったようだ。

 士道がご褒美だと感じていた足裏のシゴきを一度解き、睾丸からも足を離した琴里が――――目一杯に開いた足指で、極太の竿と鈴口を挟み込む。

 

「っ!」

「さあ、私の足でイカせてあげるわ、士道♡」

 

 宣言の通り、琴里の足が二重の責めで一気に上り詰める快楽を叩きつけてきた。

 高速で上下する足指が、竿と亀頭の二方向から全力で奉仕を行う。琴里の小さな足先が、士道の大きな肉棒を愛情を込めて刺激する。

 

「くぁっ!」

 

 呻き、思わずテーブルに俯いてしまう。琴里の足が絶えず士道のモノをシゴき、その足を穢していく。

 誰かを踏みつけるのではなく、士道への愛を以て快楽奉仕を行う琴里の足。士道だけが味わえる至極の快感。琴里への愛情が、霊力という欲望となって吐き出されようとしている。

 

「イキなさい♡ イケ♡♡ 妹に足コキされて気持ちよくなって、態度は情けないくせに立派なザーメンびゅーって射精()しちゃいなさいっ!♡♡」

 

 黒リボン元来の苛烈な態度が、先ほどより勢いのある射精懇願、否、射精命令を下して――――琴里の両足裏が亀頭を呑み込むように挟んだ。

 

「っ、射精()るっ!」

 

 瞬間、せり上がった精液が肉棒の脈動と共に炸裂し、弾力のある琴里の足裏にぶちまけられた。

 どぷっ、どぷっ、と柔軟な亀頭から柔軟な足へ白濁液が接着し、噴火のように溢れて琴里の足全体を染め上げていく。

 

「あっ♡ 士道のザーメンでてる♡ わかるわ♡ 私の足にザーメンぶっかけて、とっても悦んでる♡♡」

 

 目の奥から火花が散って、官能的な琴里の声音で射精の勢いは止まることを知らない。琴里の足にこれでもかと汁を絡み付かせ、足の奉仕をこれでもかと味わい尽くし、ようやく士道は吐息を吐き出した。

 

「はぁー……また新境地って感じだ」

 

 馬鹿な独り言を呟きながら、自身の下半身に視線を向ける。

 溜め込まれたドロドロのザーメンと、それを絡めて肉棒の付近で休みを摂る淫靡な御御足。先ほどまで穢れを知らなかった美しい司令官の足が、すっかり快楽を求める雌奴隷の足へ変質していた。

 そして、足の奉仕を終えた琴里は、ニヤリと笑みを浮かべたのちに言葉を続けた。

 

「妹の足コキでイカされた感想はどーお、おにーちゃん♡」

 

 嗜虐心が油のように乗り、見覚えのない、しかしした記憶しかない(・・・・・・・・)悪魔的な笑みに、士道は苦笑いで思ったことを口にした。

 

「……俺の加虐願望ってさ、もしかして元の琴里譲りなんじゃないか?」

「あら。そしたら私の被虐願望は元の士道譲りってことでいいのかしら」

「どっちにしろ歪んだ兄妹愛だな……」

 

 生物学的には近親相姦にならないからと、欲情するのはアウトと言っていたのは琴里である。

 ならば人として末期なことを互いに肯定する今の五河兄妹は――――人では理解されない幸せということに、なるだろうか。

 

 

 

「ん? 琴里、どこ行くんだ?」

 

 行為を終え、片付けを済ませて飲み物で軽い休憩を取っていると、琴里が席を立ち歩いていくのが見えた。

 あれだけ絡み付いていた足先の白濁液は、相変わらず不思議霊力で身体に取り込まれて肌色が艶々と輝いていた。元からか、とさり気なく内心で贔屓目をした士道に、琴里が半目で言葉を返してくる。

 

「レディが席を立ったときに行き先を訊くなんて真似、私以外にしたら死ぬわよ……って、前に言ったわよねぇ?」

「ああ、肝に銘じてるよ。けど、琴里になら殺されないんだろ? さて、俺の琴里ちゃんは、どこに何をしにいくのかな?」

「あなたねぇ――――待ちなさい士道。まさかとは思うけど……」

 

 赤面して頬を引き攣らせた琴里だが、その想像は間違っていないと士道はニコリと笑った。

 レディが無言で席を立つ。以前は無邪気に問いかけたものだが、今回はわかってやっている。そしてもう一つ、〝まさか〟と言うときは、大概当たっているものだ。

 嗜虐心を興奮に乗せ切り、士道は琴里へ命令(・・)を下す。

 

「――――琴里のは、まだ現実じゃあ(・・・・・)みせてもらってなかったよな」

 

 ここまで受け身の奉仕(デート)を楽しんだのだから、今度は士道が主体の責め(デート)をプレゼントしてやる時間だ。

 

 

 






書かなかったのではなく書けなかった。というのが今まででした。経験積めば書けるようになるもんですねぇ。無事に黒琴里に近い感じで書けてよかった。まあマジで原作ドS仕様にするともっとヤバそうですけど、私の書く琴里って割と士道くんにも優しさ寄りしちゃってるんですよねぇ。

そんな感じのデート回前半戦。プール回というよりちょっとした水着回?割かし試行錯誤してるので水着の琴里はエッチだね、くらいの要素なのかなぁ。後半はまあそれっぽいのありますけど。ちなみにイメージはアンコール10巻挿絵の水着です。可愛い。
言い忘れてましたけど澪or令音さんと琴里の裸エプロンのイメージは或守インストールのCGから。割と私が書くのは元のイメージその物が多いですね。だって可愛いしイメージしやすいじゃないですか。それなりに描写して原作にないのはアビス令音さんデート回くらいじゃないかなと。
今回の隠れテーマは原作だと後半の遊園地が本番だったプールデートを楽しもう、です。ぶっちゃけ情事には関わってry いや、この手のアトラクションってどんなのあるねん実際。創作だから多少好き放題できそうだけどそうは言ってもなかなか想像がつかん(

感想、評価、リクエストお待ちしておりますー。好き勝手に書いて最近では好みのプレイで士道くんと精霊をイチャイチャさせるお話になっていますが、私は本当に好きなものしか書けないので被りとかは宣告承知です。読者の方は作家の得意分野を読みに来てるって誰かが言ってた、たぶん。

ではではまた次回〜


デート後半戦。受け身書けるようになったからって鬼畜士道くんがなくなるとは言ってない。おトイレ観察から羞恥プレイに甘々セッッッッまで。存分に兄妹イチャラブを楽しんでいってくださいませ。
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