早朝の八神家、ゼロの自室である。爽やかな 朝の光がカーテンの僅かな隙間から部屋に零れていた。
微かに聴こえて来る小鳥のさえずりが、気持ちの良い朝を演出しているかのようだ。八神家ではまだ誰も起きておらず、家の中はひっそりと静まり返っている。
まだ朝のトレーニングの時間には早く、ゼロはベッドの中で気持ち良く寝入っていた。普段の威勢の良さは何処へやら、無邪気な寝顔である。
すると部屋にノックもせず、入って来る人影があった。その人物はゼロの寝顔をしばらくの間じっと見詰めていたが、そっと彼の掛け布団を捲るとベッドの中にスルリと頭から潜り込んだ。
「……う~ん…………」
ゼロは何やら下半身に、妙な重さとくすぐったさを感じ目を覚ました。
(……朝か……? 気持ちの良い朝だな……)
などと寝惚けた頭でぼんやり思った時、
「いっ!?」
股間、正確に言うと男性器が熱い温度を持ったものにヌルリと包まれた。朝勃ちしてギンギンに硬くなっているペニスが、温かいヌルヌルしたものに包まれているようだった。
「なっ、何だあ!?」
何事かと慌てて掛け布団をひっぺがすと、
「おはひょふ……ふぇろ……むちゅ……はふ……」
剥がされた布団の下から輝く金髪が現れた。
パジャマをしどけなくはだけ、中から覗く新雪のように白い肌とレースのブラジャーから、むっちりと零れる谷間が目に入る。
半裸のフェイトがゼロのペニスを唾液塗れにして、しっかり口で咥え込んでいた。
一応「おはようゼロ」と挨拶したらしい。それだけ聞けば普通の挨拶だ。勃起したペニスを咥えて、恍惚とした表情を浮かべていなければだが……
「……何……やってんだ……?」
もう何処から突っ込めばいいのか分からず、 ゼロは間抜けな質問をしていた。確かフェイトは昨晩からお泊まり会で、皆と一緒に下の客間で寝ていた筈である。
「はひって……気持ひひひ……あはのえんひゅつだひょ……? はむ……はふ……」
どうやら、「気持ちの良い、朝の演出だ」と言いたいらしい。彼女はあくまでペニスへの愛撫を止める気は無いようだ。
朝早く皆で寝ていた部屋を抜け出し、ゼロに襲撃を掛けて来たらしい。フェイトはチュポンと音を立てて、やっといきり勃った肉棒から口を離し愛おしそうに見ると、
「こんなにおちんちんカチカチだと大変だよ ね……? しっかり射精さないと……」
戸惑う少年に無邪気に微笑み掛け、今度はその繊手でガチガチの肉棒を上下にしごく。更に可愛らしい口でパクリと玉袋を睾丸ごと含んだ。
「ちょっ……? それは不味い……!」
大きな声を出しそうになるのを堪え、呻く少年の反応をフェイトは嬉しそうに見ながら、口に含んだ睾丸を飴玉でも転がすように舐めしゃぶる。
堪らずブルブルと身体を震わすゼロは、流石に眠気も何も吹っ飛んでいた。何のエロゲだ状態だが、そこまでは彼には解らない。
しっかりと睾丸を味わったフェイトは、肉棒へのしごきは止めずに顔を上げ、
「うふふふ……ゼロのおちんちん美味しい……気持ち良い……? もっと良くしてあげるね……?」
少女は年齢に似つかわしくない淫靡な微笑みを浮かべ、窮屈そうに胸を押さえ付けているブラジャーをスルリと外す。ポロリと生唾ものの乳房が飛び出した。
巨乳である。突き立ての餅のように真っ白だ。ぶるんっと揺れる二つの丘は掛け値なしにDカップはありそうだ。中学3年で大した発育である。
その先端には、薄い桜色の可愛らしい乳首が既にツンと立っている。ゼロは思わず、ゴクリと生唾を呑み込んだ。彼の唾液塗れの息子が更に硬度を増してしまう。
「うふふ……可愛い……」
フェイトは愛おしそうに、いきり勃つ肉棒を鑑賞すると、その豊かな乳房で挟み込んだ。押すと指が弾かれそうな弾力の双丘が、勃起した肉棒をふんわりと包み込む。
「うあ……っ」
ゼロは天国のような感触に声を漏らした。突き立ての餅から粘りを取って、人肌だったらこんな感じになるのか? などと阿呆な考えが浮かぶ。
むにゅりと張りのある乳房にしっかり挟まれたペニスは、フェイトの唾液でヌルヌルである。まるでおっぱいが女性器のようだ。
彼女は両手で乳房を抱えると、その双丘でゆっくりと挟んだ肉棒を上下にしごいて愛撫してやる。パイずりと言うヤツだ。
更に胸の谷間からピョコンと頭を出す亀頭部分を、舌先でチロチロと刺激する。
「うう~っ……」
快楽でピクピク反応する少年の反応を上目使いに確かめながら、次にフェイトはペニスをパクリと咥え込む。
「はむ……はふ……ぬちゅ……れろォ~……む ちゅう~っ……うぐ……レロ……れろ……」
舌と唇、いや口全体を使い、口内の肉棒を愛撫する。尿道から傘部分の付け根まで丹念に舐め回す。口内と胸の間の剛直が、更に熱と硬度を増して行く。
フェイトは駄目押しとばかりに、竿部分を挟んでいる乳房をぎゅっと押し付け上下に動かした。 乳房が少年の股部に当たり、いやらしいたぷんたぷんという音が鳴る。凄まじく淫靡な光景だった。
フェイトの息も荒くなる。ペニスを愛撫しているだけで興奮してしまっていた。彼女は胸全体が性器にでもなってしまったようだと思う。 ショーツは既に愛液でぐっしょり濡れていた。
(ゼロのおちんちん舐めてるだけでイッちゃ う……!)
乳房と口の中の剛直が熱く脈動を繰り返す。 それだけで身体の芯が悦んでいる。フェイトが達すると同時に、剛直が一回り膨らみビクンッと跳ねた。
「駄目だっ……もうイキそうだ……!」
ゼロの押し殺した声とほぼ同時に、フェイトも跳ね回る肉棒に刺激され頭の中が真っ白になる。少年は堪えきれずに呻き声を上げた。
「うあっ……で、射精るぅっ……!」
「射精してゼロ……! 私に一杯ぶちまけてぇ ……!」
フェイトは快楽で身体を震わせ、乳房でペニスを激しくしごきながら熱に浮かされたように声を上げる。止めだった。
「うぅあああぁっ……!」
ゼロの声と同時に、ペニスから熱い白濁液がびゅびゅっと音が聴こえそうな勢いで飛び出し、少女の顔と乳房を精液塗れにする。
「はあああぁぁ……」
同時に達してしまったフェイトは、腰砕け気味に身体を痙攣させながらも、顔や乳房に着いた精液を夢中で舐め取っていた。
ゼロは美しい顔を精液塗れにし、恍惚とした表情を浮かべて男の精液を舐め取る少女を見て、また股間のモノが硬くなってしまうのを情けなく思った。
*********************
発端は些細な事からだった。家族が全員出払ってしまい1人で留守番する事になったフェイトは、はやてに誘われ八神家で数日の間お泊まりする事にした。
だが偶々はやてや主だった者達に急遽仕事が入り、ゼロとフェイト以外にシャマルの3人だけになってしまった。
そこでシャマルが悪乗りして2人に酒を勧め、ゼロは楽勝だとがぶ飲みして見事にひっくり返ってしまい、シャマルも酔い潰れてしまった。
そして次の日の朝、ベッドで目を覚ましたゼロは、隣で全裸で寄り添ってスヤスヤ眠っているフェイトの姿を発見して唖然としてしまった。
酔った勢いでフェイトに想いのタケを、ガッツリぶつけられてしまったようだ。思い出してみると、昨晩誰かがしきりに跨がっていたような覚えがある。
気持ちの良さに腰を振りまくった気がした。ご丁寧にシーツには破瓜の証の鮮血の染みまであった。 中学生と関係してしまったと青くなるゼロに、フェイトは屈託なく笑って見せ、
「……大丈夫……誰にも言わないよ……だから……」
困惑する少年の顔を、しなやかな指で愛おしそうに撫でながらそっと顔を近付け、
「……私を何時でも好きにしていいんだよ……」
打って変わって、妖艶な生々しい女の笑みを浮かべた。ゼロの股間のモノは不覚にも硬く勃起してしまっていた。
*
それからのゼロはなし崩しである。童貞だった彼には、覚えたてのセックスの快楽に抗うのは無理であった。
性交の快楽は強烈である。家の者達の目を盗 み、フェイトは度々関係を迫って来た。2人の関係は秘密にしていた。
流石に色々と面倒な事になりそうだったからである。 ゼロは後ろめたさを感じながらも、少女の 瑞々しい肉体にどっぷり溺れて行った。
フェイトははやて達が留守の時などを狙って家に上がり込み、リンディ達が留守の時は自宅にゼロを引っ張り込む。
今日は何故か、留守のクロノの部屋に招き入れられていた。 きちんと整頓されたシンプルな部屋。実に彼らしい。そしてシンプルなベッドがギシギシと軋む音が部屋に響いていた。
「あん……あんっ……あぁああぁ~っ……!」
スプリングの軋む音と共に、甘やかな少女の喘ぎ声が部屋の空気に溶ける。ゼロの下でフェイトが肌を桜色に染め、その肢体を肉棒で貫か れていた。
ゼロは息も荒く少女を貫きながら、妙に高ぶるものを感じた。それを不思議に思い、
「なあ……何でクロノの部屋なんだ……?」
きゅうきゅうと締め付ける膣内を、存分に味わいながら質問してみた。フェイトは息も絶え絶えに、瑞々しい肢体をくねらせ、
「だって……男の人って……背徳的な……あ んっ! ……事で……興奮するって……ひっ! ほ、本にぃ……あひぃっ!」
涙目で感じながらもそんなを説明した。どう考えても片寄り過ぎの知識である。ゼロを悦ばせる参考になればと、こっそり通販で買った18 禁ゲームや映像、本などの悪影響だ。
根が真面目なフェイトは、大真面目でそれを実行しようと言う訳らしい。
「成る程……くっ……確かに……この状況は何 か……妙に胸がざわざわする気がっ……!」
ゼロは更に猛り狂った肉棒を激しくフェイトに突き入れ、ピストン運動を繰り返す。愛液がかき混ぜられ、にゅぷにゅぷといやらしい音が聴こえて来そうだ。
天然気味のフェイトと、宇宙人で鈍感で地球文化にまだ疎い所のあるゼロとではツッコミを入れられる者が居ない。
限り無く勘違いしながら、2人の行為はどんどんエスカレートして行くのである。
「ひぐぅっ…! あうっ……あぐっ……あぁ あぁぁ……っ!」
フェイトは膣壁を粘膜ごと激しく擦り上げられ、艶声を上げた。自分を貫く少年の逞しい背中に手を回し潤んだ瞳で見上げ、
「と……友達のベッドで……その妹を犯す…… ひゃぅんっ!? 興奮……するでしょう……? ひぃっ!?」
明らかに意味が解ってない台詞を吐き、快楽で身体をひくひく痙攣させ快楽にどっぷり浸かっている。
知識のみの『にわか』な彼女も覚えたてのセックスに、身も心も溶けんばかりに痴態を晒していた。 肉棒で貫かれる度に白目を剥く程感じてしまい、穏やかな美貌に下品なアへ顔を晒してよがり狂う。
「もう……駄目……! イク……っ、イッちゃ う……!」
「うおっ……! 俺ももう駄目だぁっ!!」
フェイトが上り詰めると同時に、ゼロのペニスが膣内でパンパンに膨らみ、弾けるように膣に濃い精液をぶちまけた。
********************* *
1週間後、ゼロはフェイトに呼び出されていた。
待ち合わせ場所の駅前広場に着くと、制服姿のフェイトが既に待っていた。落ち着かない様子で辺りをキョロキョロ見回している。少し小動物っぽい。
「ゼロッ」
ゼロの姿を見付けた彼女の表情が、ぱああっと明るくなる。此方に向かっていそいそと駆けて来た。嬉しくて堪らない様子が見て取れる。
早速仔犬のようにまとわり付いて腕を絡めて来る少女に、ゼロは何とも言えない愛しさを感じてドキドキしてしまった。
久し振りに2人きりになったせいか、何時もより大胆だ。しっかりと腕にしがみ付いて来るので、彼女の柔らかい胸の膨らみがに当たる。
「どうしたのゼロ……? 顔が赤いよ……」
愉しそうに聞いて来るフェイトから、ゼロは赤くなる顔を逸らし明後日の方向を見ながら、
「な……何でもねえよ……今日は熱いなと思って よ……」
肌寒くなって来た空気の中、苦しい誤魔化しをしておいた。
「で……どうしたんだ……?」
ゼロは一応聞いてみる。ここ1週間互いの家には誰かしら居り、一度も身体を重ねていない。 フェイトの甘やかな良い香りが鼻孔をくすぐる。胸の感触と相まって期待で男性器が硬くなってしまっていた。
(いかん、何考えてんだ俺は!? 他の用事かもしれねえだろうが!!)
ゼロは慌てて、そっち方面に行きそうになる考えを振り払った。これではまるで身体目当てみたいではないかと葛藤してしまう。
フェイトはそんな少年の内心を知ってか知らずか、更に胸をぐいぐい押し付けながら愉しそうにゼロを見上げ、
「うん……いい所を見付けたから一緒に行きたかったんだ……さあ、行こう……?」
にこやかに微笑み組んでいた手を離し、ゼロの手を握り引いて行く。 黄金色に輝く髪がふわりとなびき、此方の顔をくすぐった。その様子は無邪気そのものだ。
(やっぱり買い物か何かか……悪いなフェイト……変な想像しちまって……)
ゼロは手を引かれながら愉しげなフェイトの顔を見て、邪な考えを抱いた自分を戒めるのだった。
*
「……随分カラフルな店だな……?」
連れて来られた建物の前で、ゼロは素直な感想を呟いた。
其処は6階建てのカラフルな建物だった。煉瓦っぽく加工された外壁が、淡いピンク色である。
ことさら目立つのは、色鮮やかな電飾に彩られた建物上の看板だった。周りはあまり人気の無い路地裏なので尚更浮いている。
「さあ……此方だよ」
フェイトに手を引かれゼロは建物に入る。自動ドアを潜る前入り口脇に、『休憩5000円宿泊 12000円』の文字が見えたが、何の事か解らなかった。
中に入ると人は誰も居らず、清潔そうな白い 壁に光量が抑えられた証明が反射し、妙な雰囲気を醸し出している。物音一つしない。
防音設備が整っているようだ。 怪訝そうに首を傾げるゼロに、フェイトは壁を指差し聞いて来た。
「好きな部屋を選ぶんだよ……ゼロはどれがい い……?」
指差した方を見ると、壁一面に写真のパネルがあった。色々な種類の部屋が在る。何だか解らないが、取り合えず目の前の部屋を指差してみた。
「あっ、私もこの部屋がいい」
意見が合って嬉しそうなフェイトは、早速財布を取り出した。パネルを良く見ると値段が付いている。カラオケボックスのようなものかと思ったゼロは、自分も財布を取り出した。
フェイトは自分が誘ったのだから自分が払うと言い張ったが、割り勘という事で何とか話は纏まった。
ちなみにトホホな話だが、正式な局員で執務官のフェイトと嘱託のゼロとでは、フェイトの方が給料が良かったりする……
機械にお金を入れると、部屋の鍵が取り出し口にカタンと落ちて来る。店員さんは出て来ないのだな、とゼロは思った。
静まり返った中、フェイトに腕を組まれてトコトコ廊下を歩き、エレベーターに乗った2人は鍵の部屋に入った。
「……此処は……?」
ゼロは広い部屋を見渡し、またしても首を傾げてしまった。周りを鏡で囲まれバスルームまである。大きなテレビやゲーム機などが置かれ、部屋の中央には大きなベッドがドンッと置かれている。
「あっ……ゼロは知らないよね……? 私は調べ てみたんだ。ラブホテルと言う所だよ」
フェイトはさも得意げに説明した。調べただけではあまり得意になる事でも無いが……
要するに思いっきりラブホテルに来てみたと言う訳だ。一通り説明を受けたゼロは感心して唸ってしまう。
まさか生殖行為専用の場所があるとはと、ゼロは地球の文化の奥深さに感心してしまった。
さて……先にシャワーを浴びに行ったフェイトを待つゼロは、ベッドに腰掛けソワソワして辺りを見回していた。
妙に気恥ずかしいような気持ちになってしまう。ふと鏡張りの壁を見て、ミラーナイトの奴でも出て来たらどうしようなどと阿呆な事を考えた。
だがそれも一瞬の事、今度は湧き上がる期待感で股間の息子が膨らんでしまうのを、必死になって別の事を考えて紛らわせようとする。
その内何と戦っているのか解らなくなった。 欲望に身を任せるには生真面目なのである。それに初ラブホテル体験で、独特の雰囲気にあがってしまったようだ。
バスルームから聴こえる、フェイトがシャワーを使う微かな水音が妙に改まった気持ちにさせる。胸の動悸を抑えようと深呼吸を繰り返していると、
「ゼロ……入って来ていいよ……」
フェイトの声がバスルームから響く。それだけでゼロの息子は硬く勃起してしまっていた。
妙な気恥ずかしさを感じながらも、ゼロは恐る恐る浴室に入る。かなり広い浴室であった。
浴槽も人が2人悠々入れる大きさで床も広い。見ると浴槽には既にお湯が張ってあり、妙ち くりんな形をした椅子が床に置かれている。
そして金髪をアップにし、バスタオルを身体に巻いたフェイトが椅子の前でにこやかに手招きしていた。
髪をアップにしているので、後れ毛がハラリと掛かる白いうなじが見え目に眩しい。バスタオル1枚だけで隠されたムッチリとした肢体は、ほんのり赤く染まり艶かしかった。
2人で一緒に風呂に入るのは初めてだったので、ゼロは緊張してしまう。フェイトも少し緊張した面持ちで、
「さあゼロ……此処に座ってみて……」
「お……おう……?」
ゼロは促されるままに、妙な形の椅子に座ってみる。普通の風呂用の椅子よりかなり大きく、まん中が凹の形に抉られ大きく空間が空いていた。
丁度お尻のほっぺだけで椅子に座り、股間部が宙に丸出しの形だ。股がスースーする。
「……じゃあ……洗ってあげるね……?」
少し躊躇う気配があったがフェイトは意を決したらしく、タップリのボディーソープを泡立てると泡塗れにした手で迫って来た。ゼロは大いに慌てて、
「いやっ、いいって、自分でやるから!」
もの凄く恥ずかしい気がして辞退しようとするが、フェイトは構わずボディーソープを塗りたくる。何気に引かない。
「大丈夫だよ……ちゃんと調べて来たから、私に任せて」
頼りない台詞を自信ありげに言うと、彼女はぎこちない手つきながらも、少年の逞しい身体に満遍なく泡を撫で付け始めた。
さわさわとした感触と、ヌルリとしたボディーソープがこそばゆい。フェイトの繊手がゼロの身体をにゅるにゅると撫で回す。
(こ……これはヤバイ……!)
洗うと言うより完全に愛撫である。身体中をヌルヌルの手で撫で回され、股間のモノが隠しようが無い程硬くなってしまう。
「いっ!?」
ゼロはビクンッと身体を震わせ呻き声を上げてしまった。
フェイトが椅子とお尻の下に空いた空間から、ヌルヌルの手を伸ばし、硬くなった肉棒と尻穴に触れて来たからである。
こういう事に使う為に、下が凹の形に抉られているらしい。スケベ椅子と言うものだが、勿論ゼロは知るよしも無い。
「ウフフ……もうこんなに硬くなってるね……?」
フェイトは後ろからゼロの耳許に顔を近付け、そっと囁き掛ける。甘い吐息がふわりと掛かり、ぞくぞくした。
彼女は右手で、硬くなった肉棒の傘部分の付け根から尿道まで、隈無くニチャニチャと粘っこい音を立てて愛撫もとい洗う。
同時に左手で陰嚢をゆっくりと撫で回し、更にアナルを丁重にボディーソープで泡塗れにして行く。
「ううぅ~~っ……」
ゼロは必死で快楽に堪えた。1週間抜いていないせいもあり、気を抜くと今にも射精してしまいそうだ。 幾らなんでもここで射精してしまうのは早過ぎる。
やっと洗う?手が止まった。辛うじて我慢したゼロがホッとしていると、背後で気配がする。
何だろうと思い振り向こうとすると、背中にマシュマロのように柔らかいものが2つ、むにゅっと押し付けられた。
「わわっ?」
何事かと振り向くと、バスタオルを取って一糸まとわぬ姿になったフェイトが、全身を泡だらけにして背中にピッタリと身体を密着させている。彼女の温もりが直に伝わって来た。
「なっ、何を?」
戸惑う少年にフェイトは、真面目くさった顔で、
「そおぷらんどと言う所の、男の人を悦ばせるテクニックなんだって……本で覚えてみたから、ゼロにやってあげるね…?」
言うが早いが、ボディーソープでヌルヌルの身体を擦り付けて来た。
「うあっ……!?」
ゼロはゾワリとするような気持ちの良さに呻く。温かく柔らかい2つの豊満な膨らみが、背中をヌルリと撫でる。
押し付けられたフェイトの乳房が卑猥に潰れ、いやらしく蠢いていた。
加えて尖った乳首が微妙な刺激を加え、下半身までピタリと背中に密着させ、にゅるにゅる動かして来る。身体全体を使った愛撫。
ちょっと変則的だが、泡踊りと言うヤツである。フェイトの柔らかな恥毛が背中を擦る感触もプラスされ、ゼロは顔が熱くなる程興奮してしまった。
ぺニスが痛い程勃起し臍に当たっている。 フェイトはガチガチの息子を嬉しそうに見やると、ボディー洗いを続けながら、肉棒をさわさわと手でしごいてやる。
「~~~~~っ!」
洒落にならない責めだ。どれだけ熱心に読み込んだのか。生真面目な性格が変な方向に出ている。自分でも身体が痙攣するのが判った。のたうち回りたい衝動に駈られてしまう程だ。
「……まだ、イッちゃ駄目だよ……?」
ノッて来たらしいフェイトは悪戯っぽく微笑むと、ぺニスから手を離し一旦離れた。
お預けを食らって、ついつい切なそうな顔をするゼロの肩を優しく撫でると、横に回りふわりと少年の片方の太股に跨がった。
丁度ゼロの脇に身体をピッタリ密着させる形である。フェイトの吐息が顔に掛かる。呼吸が荒い。白磁器のような肌が桜色に染まり、興奮しているのが判る。
跨がっている彼女の性器が、熱くヒクヒク言っているのが太股に伝わって来る。トロトロと滴る熱いものはボディーソープでは有るまい。
「……じゃあ……今度は前だよ……」
フェイトは潤んだ瞳でゼロを見詰め、淫靡にその肢体をくねらせて少年の上半身を愛撫する。
「くはっ……」
瑞々しい少女の肢体とボディーソープのヌルヌルが生み出す快楽に、ゼロはだらしない表情を浮かべてしまう。
背中も気持ち良かったが、脇腹からお腹、胸板に柔らかなおっぱいと、しなやかな身体がヌルヌル責め上げて来るのが堪らない。
前はまた 格別だった。 同時に密着したフェイトの下半身が股から股関節部に掛け、泡と愛液を満遍なくゼロの身体に擦り付ける。
止めとばかりに、フェイトはいきり勃つぺニスを片手でしごき、泡が入るのも構わず乳首を舌でコロコロ弄く回す。
「ん~~~~っ……!」
プルプルと快楽に身を震わせるゼロの肉棒は、もう暴発しそうである。そんな少年の切なげな表情を見てフェイトは顔を近付け、
「……もう……我慢出来ないね……?」
ゼロは息も荒くコクコク頷いた。少女は微笑んでいやらしく身体をくねらせ、密着したままヌルリと少年の前に回った。
見事な肢体と乳房が目前に晒される。ウェストはキュッと引き締まり、肉付きの豊かなヒップと太股をボディーソープの泡が滴っているのが、また劣情を誘う。
フェイトは欲情で潤みきった瞳でゼロを見詰めると、天を仰いでいるぺニスをそっと掴み、自らの濡れそぼった肉壺にあてがった。
熱いヌメヌメしたものが亀頭に吸い付く。少女は雌の顔を浮かべ、そのまま一気に腰を落とした。
「ひぐううぅぅぅぅっ!」
膣内に突き刺さる剛直に膣襞を捲り上げられ、フェイトは悲鳴に近い嬌声を上げた。腰がガクガクと抜け身体が揺れる。
「んん~~~っ……!」
彼女は目に涙を浮かべて、必死に快楽に耐えている。ピクンピクンと身体を震わせてゼロの首に手を巻き付け、ゆっくりながらも腰を振り始めた。
「ひいっ! やああぁ……っ! あぐ……っ…っ、ひいっ!」
涙目のフェイトは喘ぎ声を上げながら更に腰を振り、ゼロの首根っこにかじり付く。押し当てられた乳房が淫靡にたわむ。
「ア"……ア"ッ……! ああぁぁッ……!」
彼女は膣内を掻き回す肉棒の快楽に、終にはヘナヘナと腰砕けになってしまった。しかし膣襞は肉棒への刺激を止めない。
「フェ……フェイトォッ? 締め付け過ぎ…… だっ!」
フェイトの肉壺がゼロの肉棒を、ギュギュウ ~ッと急速に締め付け、蠕動するように絡み付く。
「うあっ……ああっ……! やべえっ!」
もう堪えきれない。溜まっていた濃い精液を、フェイトの膣内に思いきりぶちまけていた。
「はっ……あふっ……はあ~~~っ……!」
フェイトもしがみ付きながら全身を震わせる。此方もイッてしまったようだ。1週間振り のセックスで何時もより敏感になっている。
膣内を満たす熱い感覚に、フェイトはギュッとゼロを 抱き締める腕に力を込めた。
2人は繋がったまま、しばらくの間抱き合って余韻に浸っていた。流石に少し冷えて来たので、ゼロはまだ勃起したままのぺニスを、ゆっくり膣内から抜いてやる。
「……あん……」
甘やかな声を漏らすフェイトの秘裂から、ゴボリと白濁液がタイルに滴れた。
「フェイトの膣内(なか)凄過ぎだぜ……挿れただけでもう駄目だった……」
ゼロは冗談半分で軽口を叩くが少し驚いてい た。フェイトの反応があまりに凄く、却って心配になった。火照った頬の彼女はしがみ付いたまま顔を上げ、
「……ごめんね……ゼロとこうしてるのがとっても幸せで…… 我慢出来なかったんだ……」
恥ずかしそうに頬を染めるフェイトを見て、ゼロのぺニスは更に硬度を増した。もう一度彼女を貫きたい衝動に駈られたが、あまりに長い時間浴室に居ると体調を崩す。一旦出る事にした。
身体をフェイトに拭いてもらい(自分でやると言う意見は却下された)部屋中央のベッドに隣り合わせで腰掛けた。
フェイトはバスローブだけを纏い、アップにしていた長い金髪を下ろしている。洗い立ての髪と、ローブから覗く上気して桜色に染まった肌が、光量を少し落とした部屋に浮き上がりいやに艶かしい。
タオルを腰に巻いたきりのゼロは、やり足りなくて収まりが着かず、息子はまだまだ元気である。 そんな彼を見越して、フェイトは蕩けるような笑みを浮かべて少年の太股にそっと手を置き、
「……まだまだし足りないんだね……? こういうのはどうかな……?」
装飾品形態の『バルディッシュ』を取り出した。
不思議そうなゼロの前でバルディッシュを 起動させると、彼女の身体にバリアジャケットが装着される。
何時もの軍服に似たジャケットに、白いマントを羽織った姿では無い。ボディーラインがくっきり判り、両肩と太股が剥き出しの『真ソニックフォーム』である。
いくら軽量化の高速戦闘形態でも、すごく扇情的な格好だなとゼロは常々思っていた。そして目の前のコレである。
その姿を見た瞬間、ゼロの理性は硝子のようにアッサリ砕け散った。
「フェイトォォッ!」
「あっ?」
ソニックフォーム姿のフェイトをベッドに押し倒し、彼女の柔らかな唇に吸い付いた。貪るように口を吸い舌を挿れ口内を掻き回す。フェイトも舌を絡めて来た。
「はむ……むちゅ……むちゅ……くちゅ……」
お互いの唾液が混ざり合い、グチュグチュにな る。2人は狂ったように口を吸い合った。興奮でフェイトの呼吸が追い付かない。
ゼロは一旦唇を離す。2人の間に唾液の橋が架かった。 フェイトは深呼吸しながら、潤んだ目でゼロを 見上げ、
「……舌……出して……」
言われるがままに出したゼロの舌を、フェイトはパクリと咥え込んだ。まるでフェラチオでもするように、舌をチュポチュポと音を立ててしごく。
舌を咥える彼女は恍惚の表情だ。凄まじくエロい。もうゼロの興奮はメーターを振り切っている。
「むぐ……?」
舌を責めるフェイトの口を強引に塞ぎ存分に貪りながら、はち切れそうなバリアジャケットの胸元をはだけさせる。脱がせられるように調 整してあるようだ。
たわわに実った、果実のような乳房を激しく揉みしだく。フェイトの肌が興奮で更に桜色に染まっている。ピンク色の乳首が硬く尖っていた。
「フェイトォッ!」
ようやく唇から離れたゼロは、餓鬼みたいに少女の豊かな乳房にむしゃぶり付いた。乳首に吸い付き、マシュマロのような手触りの乳房を、思う存分味わい尽くす。
「ゼロ……! おっぱいいいよぉっ……あふ…… あんっ!」
フェイトは喘ぎながら、乳房に吸い付く少年の頭を母親のようにかき抱く。
「乳首いいっ……! ひぐっ……! あうっ ……!」
ゼロは夢中で乳首を吸い上げ舐め回し、甘噛みして執拗に責め立てる。更に……
「ひんっ!?」
フェイトの身体がピクリと震えた。ゼロが乳房を責めながら、彼女の下半身、秘部に手を這わせて来たのだ。
強靭な指がジャケットの短い裾から中に入り込み、何も履いていない秘部をまさぐる。既にその部分はグチャグチャに濡れ、クリトリスが勃っていた。
指先が敏感な部分を弄くり、膣内に潜り込み掻き回す。
「ひっ……! はぐぅぅ……ひゃっ……?」
フェイトは荒々しい責めに、ビクビクと悶える。ゼロは乳房から口を離すと、突っ込んでいた指を引き抜いた。
「もうびちゃびちゃだな……?」
指に着いた愛液を舐め取ると、息も絶え絶えのフェイトのむっちりとした脚を掴み、グイッと前に持ち上げた。
「ひゃっ!?」
これでは大事な所が丸見えだ。羞恥で声を上げる彼女を他所に、腰を持ち上げ脚を前屈させるように前に倒す。
身体が柔らかいので、容易にその姿勢をとらせる事が出来た。フェイトのサーモンピンクの性器が全開になる。まんぐり返しと言うヤツである。
「ゼ……ゼロォ……この格好……恥ずかしいよぉ ……」
フェイトは顔を真っ赤にして手で隠している。あれだけエロゲのような奉仕をしておいて今更だが、自分がやられるのはまた別らしい。
「うわあ……スゲエ……フェイトのマンコ汁溢れてるぞ……スゲエいやらしい……」
彼女の白磁器のような肌に、うっすらと黄金色の恥毛が生え、その下の女性器がパックリ開いて陰部が余さず丸見えだ。
綺麗な性器がじゅくじゅくと透明な液体を滴らせ、誘っているように脈動している。
「……そ……そんなに見ないで……」
羞恥のあまり両手で顔を覆ったままのフェイトだが、止める筈も無い。ゼロは今までのお返しとばかりに性器にむしゃぶり付いた。
「ひんっ!」
少女の喘ぎに更に興奮を昂らせたゼロは、膣の入り口から中、クリトリス果ては尿道口まで、舌で執拗に責め立てる。口まわりが愛液でべとべとになった。
「あふ……あんっ……! あふぅ……!」
フェイトは執拗な責めに喘ぎ、敏感な部分を舌で転がされ身体を快楽でくねらせた。彼女の秘裂は早く挿れてとでも言うようにヒクヒク開き、いやらしい液を垂れ流している。
ゼロももう限界だった。ぺニスを突っ込まないと気が狂いそうだ。 彼女の太股を掴むと、まんぐり返しの体勢のまま、少女の性器にいきり勃った肉棒を一気に挿入した。
「あ゙あ゙あ゙ああぁぁっ!」
ズブリと亀頭が真上から膣に侵入し、フェイトはあられもない嬌声を上げた。肉棒は更に奥深く突き入れられる。 膣襞がうねうねと蠢き、ひだひだがぺニスをきゅうきゅうと締め付けた。
「フェイト……フェイトォッ!」
ゼロは狂ったように腰を打ち付け、彼女の名前を呼び続ける。
「ゼロ……ッ! ゼロォッ!」
フェイトも狂ったように叫び、身体をくねらせる。突かれる毎に面白いように身体が反応した。
激しく出し入れされるぺニスが、その度にギュゥッと締め付けられる。
上から打ち付けられるゼロの腰がフェイトの股とぶつかり合い、パチュパチュッと湿った音が響く。
ゼロはより深い快感を求めて、更に深い所にぺニスを侵入させた。亀頭が子宮口まで届き、ズブリと抉る。フェイトの身体がビクンッと跳ねた。
「おちんちんが奥までっ……! ひぎい いぃぃっ~~~!!」
彼女は我を忘れて激しく嬌声を上げ、身体を痙攣させた。一気にイッてしまったのだ。
「俺も……射精るっ!!」
ゼロも達したフェイトの強烈な締め付けに、プラスされた痙攣に耐えきれず、彼女の胎に2度目の白濁液をぶちまけた。
荒く息を吐き、2人は繋がったまま抱き合っていた。汗と愛液と精液でベトベトだ。部屋にムッとするような生々しい性交の臭いが漂っている。
ゼロのぺニスは2度精を放ったにも関わらず、フェイトの膣内でまだ熱く脈動していた。 彼女は桜色に染まり汗ばんだ顔でゼロを間近で見詰め、
「……ゼロは温かいね……大好きだよ……」
汗ばんだ逞しい身体をギュッと強く抱き締める。とてもいじましかった。
「フェイトッ!」
愛しくて堪らなくなったゼロは、再び彼女の膣の肉棒を動かし始めた。
「ま……待って……イッたばかりで敏感に…… ひぃっ……!」
もう止まらない。先程より強烈な快感だった。悶えるフェイトの身体を繋がったまま、腕力だけで軽々と裏返しにしてやる。
ベッドに四つん這いに這わせ、剥き卵のように艶やかな尻を抱え背後から激しく肉棒で突く。
「ああっ……! ふあっ……! あんっ……! おかひくなっちゃうぅ……!」
さっきと体位とは違う深い部分を突かれ、 フェイトは舌を突き出してアへ顔で叫んでいた。呂律が怪しくなっている。
連続しての責めに、我を完全に忘れていた。 部屋の鏡に、背後から犯されよがり狂う執務官の姿が映っている。それが2人を更に興奮させた。
「いやはひい私が映ってゆぅっ! 獣みひゃい に後ろから犯さえてるぅっ!」
「凄え! フェイトがエロ過ぎる! 腰が止まらねえよ!」
激しいピストン運動を続けるゼロは、欲望の赴くままに揺れる乳房を鷲掴みにして、猿のように前後運動を速める。
その様はセックスに狂う餓鬼そのものだ。膣襞が激しく出し入れされる肉棒に、うねうねと執拗に絡み付き蠕動する。
ゼロは快感のあま り脳を焼かれるような気がした。 正面の鏡に映るツインテールを振り乱し涙を滲ませるフェイトのぐしゃぐしゃの顔が加虐心を煽る。
もう限界だ。 ぺニスが暴発寸前まで膨れ上がる。亀頭が子宮にグサリと突き刺さり止めとなった。
「でっ……射精るぅっ!」
「胎に……胎に出ひてぇぇっ! あひいい いぃぃっ!!」
フェイトの叫びと同時に、大量の精液が子宮にたっぷりと注ぎ込まれた。
「……はああぁぁ……」
強烈なアクメに達したフェイトは、胎でビクビクと精液を放出し続けている肉棒の感触に幸福を感じながら、くたりと倒れ伏していた。
*
結局あの後も性交を続けた2人は、ようやく欲望を吐き出し終え、ベッドに横たわっていた。
フェイトはゼロの腕を枕に、幸せそうに寄り添っている。もうとっくに真夜中を過ぎていた。ふとゼロは気になった事を聞いてみる。
「フェイト……大丈夫なのか……? 膣内射精しまくってるけどよ……」
今まで一度も避妊した事が無いのが気になった。コンドームなど見た事も無い。フェイトは大丈夫な日だからとしか言わなかったが、そう毎回都合の良い日に当たるものだろうかと疑問に思ったのである。
「……うん……そうだね……」
フェイトは精液が溢れている性器に、愛おしそうに手を当て、
「……今日こそは……きっと妊娠したと思うよ……」
とても無邪気な、満面の笑顔で笑い掛けた……
*********************
「あうっ!?」
宙に真っ赤な液体が飛び散った。フェイトの鼻血である。まるで噴水のようであった。
彼女はそのまま、キュウ~と床に腰砕けに顔を伏せて伸びてしまった。ぶっ倒れたフェイトを見下ろす八神はやてである。
「これが八神はやての妄想力やあああっ!! どや? 自分で妄想されるんはくるやろ!?」
はやてはガッツポーズを取り勝利者宣言をする。
「お見事です、主はやて!」
隣のシグナムがパチパチと勝者を讃える拍手を送る。顔は真っ赤っかではあるが……
「アハハッ! 伊達に長いこと1人で妄想三昧だった訳や無い! リアルさを追求してみたんやけど、どないや!? (本などからの知識で)」
何だか哀しくなってくる自慢をするはやてであった。
地味に前回の続きである。逆襲とばかりに放たれたはやての妄想攻撃の前に、フェイトは破れ去ったらしい。 もの凄くどうでもいい勝負であった。
高笑いするはやてを、復活したフェイトとシグナムが讃えている。その様子をドアの陰から見ていたヴィータは、
「変態だ……変態がいっぱい居る……!」
顔を青ざめさせて、即座にその場から退避した。ちなみにはやて達の足許には、先程穴だらけにされたゼロの無惨な姿があったとさ……
つづく
次回『リンディさん応答せよ』