「ユーノ君のばか……」
教導隊・本部控え室で1人、通信を終えた高町なのは教導官は拗ねたように頬を膨らませた。
暫く端末機を恨みがましそうに見つめていたが、何時までもこうしていても仕方ないと立ち上がる。
身支度を整え、控え室を出たなのはがトボトボと通路を歩いていると声を掛けてくる者がいる。
「よおっなのは、今帰りか?」
振り替えると、黒コートにジーンズのラフな格好をしたゼロであった。
「珍しいね? ゼロ君がこっちに顔出すなんて……」
「まあ……ちょっとな……」
ゼロは少し言い淀むが、そこで悪戯っぽい笑みを浮かべる。
「何だ? またユーノとの約束が駄目になったのか?」
「はうっ!?」
なのはは思わず素っとん狂な声を上げてしまった。動揺して顔を赤らめる彼女の肩を、ゼロはポンと叩く。
「そんなトボトボ歩いて肩を落としてたら、誰だって判るぜ……まだユーノは忙しそうだな……?」
「……今ちょっと書庫が忙しいみたいで……ここの所ずっと……仕方ないけどね……」
なのはは淋しげに微笑んだ。今回は特にユーノと逢いたかったのだが、諦めるしか無い。少し仕事で煮詰まっていて、相談に乗って貰いたかったのだが…
「何か、有ったのか……?」
ゼロは心配そうに声を掛けて来る。その様子になのはは、ゼロに話しを聞いて貰おうと思った。
最近ユーノとあまり逢えないなのはを心配してか、最近良くゼロが相談に乗ってくれる。歩きながらポツポツと悩み事を話し、ゼロにアドバイスを貰った。
感謝して別れを告げ立ち去ろうとした時、不意にゼロが背後からなのはの両肩に手を置いた。
「ど……どうしたの……?」
何か忘れ物かと、なのはが振り返ろうとした時、ゼロはなのはの耳元にそっと口を近付けた。
「俺なら……こんな可愛い女を、ほったらかしになんて、しないんだがな……」
静かに囁いた。その蠱惑的な声と切れ長の瞳に、なのはは思わずドキリとしてしまう。
「やだ……ゼロ君、からかわないでよ……」
顔を赤らめ、冗談めかして返した。こんなにストレートに、男性から言われたのは初めてで、ドギマギしてしまう。
ユーノはシャイなので、あまりストレートな言葉を言ってくれないのだ。
「ハハハッ、赤くなった」
「もう……冗談言わないでよお~っ」
笑ってからかうゼロに、なのはは恥ずかしそうに笑った。
照れ隠しにブンブン手を振って、足早に帰るなのはを見送るゼロの口元に、獲物を見定めた肉食獣の笑みが浮かんでいた。
ーーーーーーーーーーー
静かな雰囲気のBARであった。ほの暗い照明が独特のムードを醸し出している。
そのカウンターに一組の男女が隣り合って座っていた。
「ユーノ君のバカ……」
男女の片割れ、高町なのはは憮然とした表情で前に言った台詞を繰り返し、水割りをグイッと一息に呷った。
今日のなのはは、気合いの入った格好をしていた。ノースリーブの白いワンピースに、薄いショールを軽く羽織っている。
薄く化粧をした整った顔も服装に映え、街行く男が10人中10人は振り返るであろう。しかし今その表情は不機嫌極まりなさそうであった。
「あんまり無理するなよ……?」
隣に座る男ゼロが優しく窘める。なのははむくれた表情を浮かべてしまう。
「……だって……ユーノ君酷いと思いません? 今日は誕生日デートだったんですよ?」
まだ腹の虫が治まらないようで、立て続けに水割りを注文した。
今日本来ならばこれから、ユーノとデートの筈だったのである。只でさえ忙しい者同士、しかも誕生日デートのドタキャン、流石のなのはも堪えた。
待ち合わせ場所で、ユーノからの連絡を受け取り、なのはは茫然と立ち尽くしていたのだ。
泣きそうになるのを堪え、帰ろうとした時に偶然ゼロと出会い、飲みに誘われ現在に至る。
なのはは早いペースで次々とグラスを開け、隣に座るゼロに愚痴をひたすら言い続けた。
もう何杯目か分からなくなったグラスの酒を呷った所で、なのははカウンターに突っ伏して、酔いつぶれてしまった。
「……ユーノ君の……馬鹿……」
うわ言を言うなのはの目に光るものが見えた。ゼロはその寝顔を見て微笑すると、
「マスター、お勘定……」
澄ました顔で2人分の代金をカウンターに置いた。
*
その頃ユーノは必死だった。頑張ってなのはとの時間を作ろうと頑張っていた。
だが最悪のタイミングで仕事が入ってしまった。寄りによって誕生日デートを反故にしてしまった。
(ごめんよ……なのは……)
ユーノは懸命に仕事に没頭した。少しでも早く仕事を終え、なのはに逢う為に……
*
「……ん……?)
なのははふと目を開けた。飲み過ぎたらしく、まだふらつく感覚は有るが不快感は無い。自分がダブルサイズのベッドに寝ているのに気付いた。
周りを見ると、ホテルの一室のようだ。光量を抑えた球体の形をした照明が、シンプルな室内をボンヤリと照らしている。
「此処は……?」
なのはがぼーっと呟いた時、
「なのはが酔いつぶれたからな…休ませようって思ってな……」
後ろから声が聞こえた。振り向くと、其処にはゼロが居た。
「ゼロ君……?」
なのははまだぼーっとする頭で、目の前の青年を見た。ゼロは微笑むとゆっくりと歩み寄り、なのはの直ぐ横に腰掛ける。距離が近い。
なのははその仕草に妙にゾクリとするものを感じた。まるで猛禽類に捕らえたような感覚。
「あ……あの……もう大丈夫だから……」
落ち着かないなのはは、慌ててベッドから立ち上がろうとした。
「?」
しかし立ち上がろうとした彼女の腕は、ゼロにしっかりと捕まれていた。
「ゼロく……」
そこまで言った時、不意にゼロが唇でなのはの唇を塞いでいた。
「……!?」
なのはは本能的にゼロから離れようとする。しかし彼は口づけをしたまま、彼女の肩を掴みベッドに押し倒していた。
「むぐ~っ? む……!」
覆い被さるゼロを押し退けようとするなのはの口内を、ヌルリとした舌が別の生き物のように這いまわる。
(ひぃっ……!)
なのはの身体がビクンッと反応していた。ゼロの舌が巧みに彼女の歯の裏側から歯茎、更には舌を飴でも舐めるように愛撫する。
まるで口内が性感帯になってしまったようだった。ゾクリと身体が反応する。
更にゼロの舌が蛇のようになのはの舌を絡め取り、2人の唾液が混じり合ってクチャクチャと音を立てた。
上顎の敏感な部分を舌がねっとりと愛撫し、ゼロは強烈になのはの口を吸い上げる。なのはは呼吸が苦しくなってしまうが、その反面身体が火照って行くのを感じた。
(何なの……? これ……)
口内を存分に犯されながらなのはは、身体の芯がカッと熱くなる自分に戸惑ってしまう。ユーノとキスはした事は有るが、ディープキスは初めてであった。
(か……身体に……力が……入らない……)
クタリとなってしまったなのはの様子を見て、ゼロは漸く唇を離した。唾液が糸を引く。
なのはは息も荒く、不足している酸素を取り込もうと、ハアハアと喘ぐように息を吐いた。
心臓が高鳴っている。瞳を潤ませてベッドに力無く横たわるなのはの服にゼロの手が伸びた。
「駄目っ……! 止めて……」
危険を感じて身をよじって逃れようとする。ゼロはニヤリと笑い、鼻歌混じりで器用になのはのドレスを剥いて行く。きめ細かな白い肌が露わになった。
「止めて……! 何でこんな……?」
強烈なディープキスの余韻で、頭に霞が掛かったような中なのはは拒否しようとする。
「なーに、寂しい教導官をユーノの代わりに慰めてあげようと思ってな……」
何故かとても良い笑顔をゼロは浮かべ、弱々しいなのはの抵抗などどこ吹く風で、ドレスを茹で卵の殻を剥くように全て脱がせてしまった。
「嫌あ……!」
下着のみの姿にされたなのはは羞恥のあまり、身を縮こめようとするが、そうはさせじとゼロが彼女にのし掛かる。
「正直になれよ……なのはの身体は男を求めているようだぜ…」
「そんな事……ひゃっ!?」
なのはは低く呻き声を上げた。ゼロの指が彼女の下半身に伸び、薄い布越しに敏感な部分に触れる。既にその部分は湿り気を帯びていた。
「身体は正直だな……? キスだけでヌルヌルじゃねえか…ユーノの奴、軽いキスまでしかしてくれないのか……?良くないな……」
ゼロは真面目くさった顔で、下着の濡れ具合の分析をなのはに伝える。
「……ユーノ君は……そんな人じゃ……」
なのはは震えながらも反論しようとするが……
「じゃあ…そんな人な俺はこうしてみるか!」
「ひっ!」
ゼロはなのはの首筋に噛み付くように吸い付いた。キスマークが着く程に首筋を吸い舌で舐め上げながら、ブラジャーを手慣れた手つきで外してしまう。
「嫌あああ……!」
なのはは目に涙を浮かべ悲鳴を上げるが、ゼロはその声も心地良い音楽のようにウットリ聞いている。
なのはの声をバックミュージックに、白い肌を味わうように舌を這わせ、豊かな乳房を揉みしだく。
「ひぃっ……!」
なのはの身体がビクンッと鯉のように跳ねた。
「いい感度だ……それじゃあ……」
「あんっ……!」
思わずなのはは、甘やかな声を立ててしまう。ゼロが彼女のピンク色の乳首に吸い付いていた。
口に含んだ乳首を舌で転がすようにヌラヌラと舐め回し、片方の乳首をコリコリと愛撫する。
「あ……あああ……あっ!」
なのはは身体中に電気が走った気がした。乳首をゼロの舌がいやらしく蹂躙し、時には強く、時には優しく官能を刺激する。
「おう、なのはの乳首勃って来たぞ…いやらしい子だ…」
「……いや……もう……止めて……」
なのはは湧き上がる官能の疼きを必死で否定しようとする。涙が滲んだ。ゼロは唾液塗れにした乳房から顔を上げ、
「此処はそう言ってないようだぜ……?」
「ひぃっ……!」
ゼロの手がなのはのショーツに潜り込み、敏感な場所をヌルリとなぞった。
「フフ……身体は正直だな……? エース様もこっち方面はとんと弱いとみえる……」
ゼロはショーツから手を抜き、愛液で濡れた指をなのはに示して見せる。糸を引く液体が指先を濡らしていた。
「お願い……もうこれ以上は……」
なのはは懇願するのがやっとだった。頭は霞がかったようにぼんやりし、身体は思うように言う事を聞いてくれない。
ゼロのテクニックの前に、経験の無いなのはは陥落寸前だった。最後の理性を保っているのは、ユーノへの想いだけだ。
しかしゼロは、そんな彼女の最後の砦を堕とすべく仕上げに入った。最後に一枚残ったショーツを剥ぎ取りに掛かる。
「いやあ……っ!」
最後の一枚をアッサリ剥ぎ取られ、なのはは生まれたままの肢体を晒されてしまった。
ゼロは反射的に閉じようとする、彼女のムッチリとした両脚を容赦なく開かせる。
濃い目の恥毛に、ヒクヒク脈打っている薄ピンク色をした秘裂、性器が露わにされた。
トロリと滴る体液が、なのはの心とは裏腹にシーツを濡らす。
「綺麗な色だ……男を求めて、ヒクついてやがるぜ……」
ゼロは幸せそうに笑うと、ぷにぷにとした恥丘に手を伸ばし、愛液を溢れさせている性器をパクリと開かせた。
「ひっ!?」
「中までドロドロになってるぜ……? 我慢は良くねえな …オナニーもろくにした事が無いんじゃねえか……?」
じっくりとなのはの性器を観察したゼロは、すかさず舌で秘裂をネロリと舐めた。
「はうッ……!?」
敏感に反応してしまうなのはの様子を楽しみながら、膣内にゆっくりと舌を挿し込んでやる。
「ひゃッあッあああ~ッ!、 だめええッ……!」
なのははあられも無い声を上げてしまう。その声には明らかに艶っぽいものが混じっていた。
「あッ! だめッ……ああッ!」
更にゼロの舌が膣内をうねうねとほじり、尖って来たクリトリスごと秘裂をジュルルと下品な音を立てて吸い上げる。強烈な責めであった。
「そんな……ッ、吸っちゃだめぇッ! ああああ~ッ!」
一際高い声を上げ、なのはの身体がビクンッビクンッと痙攣した。達してしまったのだ。
息も荒く、身体をヒクつかせているなのはの身体が、ピンク色に染まって来ていた。目は潤み口元からは涎が垂れている。
(……これ以上されたら……私……)
なのはの中で理性と欲望が攻めぎ合っていた。しかし理性は瓦解寸前だった。
そんな彼女はベッドに何かがパサリと落ちる音を聴く。見ると服だった。ゼロが自分の服を脱ぎ捨てているのだ。
逞しい上半身が剥き出しになり、更にズボンとパンツを脱ぎ捨てる。
そしてその股間から血管が浮き出ているペニス、肉の凶器が天を向いてそそり勃っていた。
なのはは脈打つペニスに、恐怖とは別の感情を抱いてしまう。だがそんな事は認めたくない。自分の情けなさに涙が出た。
「……それだけは止めて……」
涙ながらの懇願にゼロはニッコリ笑う。最後のあがきだという事はお見通しだった。
「大丈夫……優しくするからよ…嫌だったら抵抗しな……」
怒張したペニスを掴み、濡れてヒクついている秘裂に擦り付ける。
「や……止め……ひゃうっ!」
なのは抵抗しようとした。だが悲しいかな、その抵抗はひどく弱々しいものだった。
ペニスで性器を擦られただけで、身体が反応している。ゼロは彼女の両脚を抱え込んだ。腰をゆっくりと突き出す。
「それじゃあ、いただきます!」
「嫌ァァァァァっ!!」
肉棒がゆっくりとなのはの膣内に入って行く。ズブズブと更に肉棒が膣に侵入し、何かが裂けるような感触。
「ひあああァァァァァッ!!」
悲鳴と共に、なのはの股間から紅いものが流れた。なのははその瞬間ユーノの顔を思い浮かべ、同時に深い喪失感を感じた。
「案の定処女だったか……ユーノも勿体無い事を……」
ゼロは苦痛に表情を歪めるなのはの顔を満載げに覗き込みながら、ゆっくりとピストン運動を始めた。
「大丈夫、ちゃんと解してやるから、ほら~、ゆっくり静かに引いて……と」
ゼロはキツイ膣内を慣らす為に、優しく丁寧に肉棒を動かし始めた。
「今度は優しく押してやると……ほら平気になって来たろう…?」
「あう…ッ!ああッ…!」
最初は強かった痛みが徐々に引いて行く。巧みに痛みを緩和し、快楽に転嫁させている術を心得ているようだ。更に超能力で痛みを快楽に変える。
処女の抱き方を熟知しているようである。巧みになのはの弱い所を突いて来る。
「あッああ……はァァあッ……!」
何時しか苦痛の声に甘やかな喘ぎ声が混じっていた。
ゼロはなのはを快楽の泥沼に堕とすべく、緩急を付けて肉棒で膣襞を擦り上げる。その度に彼女の身体は敏感に反応し、痙攣を繰り返した。
(気持ちいいッ……何でこんな……ッ?)
なのはは、全身を襲う快楽の波に抗おうとするが、身体が犯されて喜んでいる。SEXに疎い彼女にはこの強烈な責めに抗うのは不可能だった。
ゼロは自分の分身をなのはに打ち付けながら、揺れる豊満な乳房を揉みしだき、
「想像以上だ……! こんないい身体を遊ばせとくのは犯罪だ!」
教導でその肢体は引き締まる所は締まり、柔らかな部分は妖しく揺れ男を誘う。
なのはの膣は貧欲に男を求めて、ゼロのペニスをぎゅうぎゅうに締め付けた。
「なのはの膣が、俺のチンポを飲み込んで喜んでるのが伝わって来るぜ!」
「そ……そんな……あんッ!」
なのはは息も絶え絶えでまだ快楽に耐えようとするが、その表情は溶ろけるような雌の顔になっていた。
「いい顔になって来たな……? さあ言ってみろ……何が気持ちいい……?」
ゼロはピストン運動でたゆんと揺れるなのはの乳房を揉みしだきながら執拗に腰を振り、更に深い場所へと肉棒を突き挿れる。
「あぐ……ッはひっ……あんッ……!」
深く侵入したペニスの先端がコツリと子宮口を叩いた。
「あひいぃぃっ!?」
未知の快楽になのはは絶叫していた。ゼロの凶器が、彼女を奈落のような性の快楽に引きずり込む。
(駄目……! こんなの覚えたら……戻れなくなる…)
突き上げる肉棒に思考がグチャグチャになるなのはの脳に、快楽と恐怖が入り混じった思いが浮かんだ。人間の男が成せる快楽ではない。人外の快楽であった。
「駄目……! これ以上はぁ……っ!」
だがそんな最後の理性も、打ちつけられる肉棒の前に消し飛んでいた。
「これ以上やられたら、どうなるって?」
ゼロは腰の動きを弱めるどころか、更に速度を上げる。クチャクチャと淫靡な音が響いた。
「さあっ! これ以上やられたらどうなる!? 何が気持ちいい!?」
「おチンポ気持ちいいです! これ以上されたら頭がおかしくなりそうなくらいッ!!」
「誰のチンポが気持ちいいか、言ってみろ!」
「ゼロ君のおチンポが、凄く気持ちいいいいぃぃぃッ!!」
恥も外分も無くなのはは快楽のままに叫んでいた。もはや理性はぶっ飛んでいた。
「良く言えたッ! ご褒美にタップリ膣内に出してやる!」
ゼロは止めとばかりに肉棒で子宮を突き刺した。限界に達したペニスが中でビクンッと跳ねる。
「イクッ! イッちゃう……! アアアァァッ!!」
その一つ突きになのはが達すると同時に、膣内にゼロの熱い白濁液がドクドクと注ぎ込まれた。
「うあああ……なのはのいやらしい膣に俺の精液がぎゅうぎゅう根刮ぎ絞り取られるぜ……」
なのはは息も絶えだえで、子宮を満たす熱い精液の感覚の中、汗みずくの身体を横たえた。
だがゼロのペニスは、いささかも硬度を衰えさせず、なのはの中で脈うッている。
「さあ……本番はこれからだぜ……?」
「ヒィッ!?」
なのはの中で再び肉の凶器が蠢き始めた。
*
ゼロがベッドに腰掛けて黙って見つめる中、なのはは虚ろな目をして服を着ていた。
あの後も散々ゼロに貫かれ、嬌声を上げてしまった彼女は一言も発しない。
身支度を整えた彼女は逃げるように部屋を出ようとする。その目には涙が光っていた。その後ろ姿にゼロは一言。
「後はお前の好きにしな……」
なのははビクリと一瞬立ち止まったが、無言で部屋を出て行った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一週間後……
仕事を終え、人気の無い控え室で1人身支度をしていたゼロは、誰かが此方に向かって来る足音を聴いた。
その足音は控え室の前で止まったが、誰も中に入って来ない。ドアの前で立ち尽くしているようだ。
ゼロはニンマリと笑みを浮かべるとドアを開けた。
「意外と保ったな……?」
其処に立っていたのは、俯いているなのはであった。
なのはは火照った顔を俯き寡言にし暫く黙っていた。息が荒くなっている。心臓が破れそうな程に高鳴っていた。一度だけ…そう思っていたというのに。
ゼロの快楽を知ってしまった今、なのはの身体は既にユーノでは無く、ゼロを求めていた。
この数日湧き上がる、耐え難い肉欲と戦って来たなのはは、遂に敗れてしまったのだ。麻薬のような超人とのセックスに 並みの男・人間には及びもつかないものであった。
自慰でも抑え切れない。考えるのはゼロの肉体に、凶器のような肉棒のみ……
なのははゼロを見上げる。瞳が欲情で潤んでいた。耐えきれないとばかりに彼女は、教導隊制服の青いスカートを自分で捲り上げていた。
その下には何も履いておらず、濃い目の恥毛と、だらしなくいやらしい液体を垂れ流している秘裂が肉棒を求めていた。
「お……お願いします……疼きが……疼きが止まらないんです……」
ゼロはニヤリと満足げな笑みを浮かべ、切なげに俯いているなのはにゆっくりと歩み寄った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
それから1ヶ月程の時間が過ぎていた。ユーノは大事そうにプレゼントを改めた。小さな小箱。中には特注品の指輪が入っている。遂に彼は決心したのであった。
『結婚しよう』
今日その言葉を愛する女性に伝えるのだ。なのはは教導も終わり、控え室に居る筈だ。ユーノは歩みを速める。
最近まったく逢えていない。でも彼女に寂しい想いをさせるのも今日までだと思った。
控え室周辺に人気は無い。生徒も引き上げ、他の教導官も既に帰ったようだ。
真面目な彼女だけが、今日の教導について色々と反省点などを、今後の為に纏めていたりして遅くなるのだ。
ユーノは驚かしてやろうと悪戯心を出し、足音を忍ばせた。そんな彼の耳に誰かの声が微かに聞こえて来た。
(なのは……?)
それは彼女の声のようだった。何故ハッキリなのはの声だと断言出来ないのか。それは漏れて来る声がぐもっているからだ。
何かをくわえながら声を発しているような…ピチャピチャという音が微かにする。ユーノ何故かその音がひどく淫靡に聞こえた。
ユーノは酷く嫌な予感を覚えながら、息を殺して控え室のドアに近寄っていた。ドアは少し開いており、其処からなのはらしき声が漏れて来るようだ。
ユーノはその隙間から、コッソリ中を覗き込んだ瞬間我が目を疑った。
「はああ…ん゛ふ…ゼロ君のおちんぽおいひい…ん゛…はむ…」
教導隊の白い制服のボタンを外して胸をはだけ、真っ白な乳房を露わにしたなのはが、スカートが捲れるのも構わず、床に膝を着き自分を見下ろしているゼロのペニスを、一心不乱にくわえていた。
ゼロの隆々としたペニスを、唾液塗れにしてしゃぶり付いているなのはは、恍惚とした表情を浮かべている。
その可愛らしい口が、血管が浮き出たグロテスクな肉棒を、アイスキャンディを楽しむように舐め回している。
「すっかりなのはも好きものになっちまったな…?」
ゼロは征服欲を満足させて、傲然となのはを見下ろした。
「ゼロ君が悪いんだよ…レロ…むちゅ…あんな凄いのおひえらえたら…もう無理だよ…はむ…」
なのはは肉棒への奉伺を止めず、更に深くペニスをくわえ込んだ。亀頭が喉の奥まで入り込む。
噎せてしまいそうになるが、彼女はそれでも肉棒への愛撫を止めない。
「うっ…なのはっ、射精るっ!」
堪らなくなったゼロが呻き声を上げると同時に、なのはの口内に熱い白濁液が吐き出された。
小さな口から溢れ出しそうな量だ。
なのはは全部飲み込もうとドロリとした精液を嚥下するが、飲み込みきれなかった分が豊かな乳房に零れ柔肌を伝わった。
「ゼロ君…射精しすぎ…全部飲めないよ…」
精液を口の端から垂れ流すなのはは、堪らなく淫靡な笑みをゼロに向けた。
「やれやれ…とんだ淫乱教導官様だな…?ユーノがこんなお前を見たらどう思うか…」
意地悪く言葉で弄りながらゼロは、なのはをデスクの上に座らせ、その背後から乳房を揉みしだく。
「…私…ユーノ君の事好きだけど…身体がゼロ君が大好きだって…あんっ…」
蕩ろけるような表情で残酷な台詞を吐くなのはのスカートの中にゼロの指が伸び、下着の中の敏感な部分をキュッと摘み上げる。ピクンとその肢体が反応した。
「ゼロ君とエッチな事すると、頭が真っ白になって気持ち良すぎて、他の事はどうでも良くなるの…あんっ!」
ユーノは金縛りに遭ったように動けなかった。こんなのは嘘だと思った。しかし現実は残酷に無残に進行する。
「ユーノは知らないからな…なのはがこんなに淫乱なのを…」
「ゼロ君の意地悪…私をこんなにしたのは、ゼロ君でしょう…?」
なのはは淫蕩な笑みを浮かべて、背後のゼロに舌を絡めた。クチャクチャと夢中で口を吸う。
「だとさ…ユーノ?」
「!?」
いきなりゼロが声を掛けた。最初からユーノが居るのに気付いていたのだ。
動揺したユーノはガタリと物音を立ててしまった。
ゼロはなのはの乳房を弄びながら、ニヤリと笑みを浮かべて、ユーノが隠れている場所を見ている。
観念したユーノは部屋の中に鉛のように重い足を踏み入れた。
なのははユーノの姿を認めても、ゼロにその豊満な肢体を弄ばれている、特に抵抗の素振りは見せない。
それがまたユーノにはショックだった。そんなユーノを嘲笑うように、ゼロの剥き出しのままのペニスはなのはの唾液に塗れて、隆々と勃起したままだ。
「…い…一体どういう事なんだ…?なのは君は……」
嫉妬、絶望様々な感情がユーノの頭の中で渦巻く中、やっとそれだけを口にした。
「ごめんね…ユーノ君……」
なのはの目に光るものが見えた。だがそれも一瞬の事。彼女は光るものを拭うと直ぐに表情を溶ろけさせ、
「私ユーノ君が大好きだったけど…身体がね…もう駄目なの…あんっ…?」
ゼロがなのはの首筋にねっとりと舌を這わせ、スカートを捲り上げると、再びピンクのショーツの中に指を潜り込ませた。
その指が敏感な場所を弄っている。既に濡れそぼっている秘部から、くちゅ…くちゅ…と湿った音がした。
「あっ…ゼロ君とのエッチ…んっ…、すごく気持ちいいのお…んんっ…」
ユーノの目前でなのはは、身体中を愛撫され喘ぎ声を上げた。乳首を硬く尖らせて息も荒く、舌をだらしなく突き出している。
「なのは……」
ユーノは見たくないと思いながらも、なのはから目を離す事が出来なかった。ひりつくような絶望感に反応するように、股間が硬くなっている。
「ユーノ、なのははな……」
「あんっ……!」
ゼロは話し掛けながら、なのはのショーツをずらし、だらしなく愛液を垂れ流し、ヒクヒクしている性器を露出させた。
なのははウットリした表情でその細手を伸ばし、背後でいきり勃っているペニスをしごいている。
「もう、俺のチンポ無しじゃ、生きられないとさ……」
尖った乳首をネッチョリと舐め上げながら、クリトリスを軽く摘んでやる。
「ああァあああぁんっっ!」
彼女の身体がビクンビクンッと痙攣した。イッてしまったのだ。
「この淫乱教導官殿は、ちょっと弄られただけで簡単にイッちまうんだぜ……」
ゼロは肩を上下させ、クタッとなるなのはを抱えながらニンマリ笑う。
「さてと…」
座らせていたなのはを立たせると、デスクに両手を着かせ尻を突き出させた。
「さあ……自分で脱げ。ぶっといのを刺してやる……」
「はい…」
なのははスカートを捲り上げると、愛液でぐっしょり濡れたショーツを脱ぎ捨て、艶やかな尻をゼロに向かって突き出した。
「よーし……いい娘だ……」
ゼロはなのはの尻を抱えると、ペニスの先端を
性器に当てがった。秘部はまるで肉棒に食らいつくように、プチュリと吸い付いた。
「あんッ……!」
肉棒がズブリとなのはの膣内に入って来た。ユーノの目の前でなのはが犯されて行く。
「あんッ……!凄い……ッ!ゼロ君のおチンポ奥まで…!」
なのはは恍惚の表情を浮かべ嬌声を上げた。背後から突かれる度にブルンと乳房が揺れ動く。
「うおっ……!相変わらずなのはの膣スゲエッ!」
ゼロは激しく腰を振りながら悦楽の声を上げ、なのはの膣内を擦り上げる。
「いいっ……!もっと奥まで突いてェェ……ッ!」
なのはも髪を振り乱して嬌声を上げた。ユーノが知っている彼女と同一人物とは思えない程の乱れ方だった。
「ユーノ君見てるゥ……?」
なのはは貫かれながら、潤んだ瞳で呆然と立ち尽くすユーノに呼び掛けた。
「逞しいおちんぽが……私のオマンコを……あんッ!突き刺してるんだよ……ッ!」
乳房を揺らし喘ぐ彼女を激しく背後から犯す肉棒。なのはの性器から愛液が滴り、ジュプジュプと卑猥な音が鳴る。
「もっとしっかり見て貰え……っ!」
ゼロは繋がったまま、強靭な腕力にものを言わせて、なのはの身体を仰向けにしてデスクに寝かせてやる。
なのはの愛液でドロドロの結合部が、ユーノにもハッキリ見えた。そしてゼロは再び腰を激しく振り、己の分身でなのはを蹂躙する。
「いい……ッ!子宮にずんずん当たるゥゥゥッ…!」
なのはは、狂ったように叫んだ。その痴態を見ているしか無いユーノの両眼から、涙が零れ落ちる。
なのはは追い討ちを掛けるように汗みどろの肢体を快楽にくねらせて叫んだ。
「見て! どうしようもなく雌豚になった私をッ……!」
なのはの叫びと共に、その肢体がビクンッと痙攣したように跳ねた。膣がギギュッと子宮口を突き刺すペニスを締め付ける。
「うあッ……!なのは……っ!で……射精る……っ!」
限界だったゼロも呻き声を上げた。なのはの中のペニスが膨張する。
「あぁ、イク……ッ!イッちゃうゥ! だ……射精して……ッ!中にィ……ッ!あ゛ッ! あああッ!」
なのはが達すると同時に、子宮にドクドクと熱い精液が大量に吐き出された。
「なのは……」
ユーノは屈辱と怒りと悲しみのない交ぜになった思いで、精液を股間から溢れさせてデスクに突っ伏したなのはを見つめた。
「これが……今の私なの……ごめんね……ユーノ君……」
火照った顔を上げるなのはの顔を見たユーノの手から、プレゼントの包みがボソリと湿った音を立てて床に落ちた。
***********
「フェイトちゃん……鼻血拭いたら……?」
こそ泥よろしく通路の陰に隠れ、向こう側を覗きながら鼻血を垂らしていたフェイトに、後ろからポケットティッシュが差し出された。
「あ……ありがとう……」
フェイトは礼を言って、差し出されたティッシュを受け取ったが……そこで彼女はハタと気付いた。
「わあっ!? はやて、シグナムゥッ!?」
慌てて振り向くと、ニコニコ顔のはやてと呆れ顔の頬が赤いシグナムが直ぐ後ろに立っていた。
「フェイトちゃん、今日も飛ばしとるなあ……」
「……テスタロッサ……お前妄想が酷くなっているぞ……まったく……何処で間違えたのやら……ハア……」
2人共何だかんだ言って、さっきからずっと彼女の独り言を聞いていたようだ。またしても妄想モードに入っしまったフェイトである。
「アハハ……さっき其処でゼロとなのはが2人で話してるのを見てつい……」
もうフェイトは焦りまくりで、笑って誤魔化すしかない状態である。
「今日はまた……鬼畜やったなあ……この場合ほんまに鬼畜なんはフェイトちゃんやけど……今日はどないな設定なんや?」
「とりあえず……20又ぐらいかけてる設定……」
「豪気やなあ……ってどんなゼロ兄やねん!?」
流石に呆れるはやてである。シグナムは取り繕うように咳払いし、
「お前……ゼロが聞いたらおもいっきり引かれる上に、高町に聞かれたら只では済まないぞ……?」
「大丈夫、今其処でまだ話してるから……」
フェイトが確認しようと、向こうをそっと覗こうとした時である。
「誰が話してるのかな……? 3人共楽しそうだね……」
まるで地獄の底から聞こえてくるような、押し殺した低い声が後ろから響いて来た。
「「「!?」」」
凄まじい殺気を感じて3人が振り替えると、『レイジング・ハート』を構えたなのはが、怖い笑みを浮かべて仁王立ちしていた。
「な……なのはっ!? 今までゼロと話してたんじゃあ?」
焦りまくるフェイトになのはは、笑みを浮かべながらも額に青筋を浮き出させる。滅茶苦茶怖い。
「そんなのとっくに終わってるよ……フェイトちゃん……」
妄想に浸って、2人の会話が終わった事にも気付かなかったようである。
「なのは……? こ……これは只の罪のない妄想で……」
「そうやで……? なのはちゃんとユーノ君が上手く行ってるのも知っとるし …」
「高町……テスタロッサも反省している……」
レイジング・ハートを突き付けられた3人は、一生懸命弁解するが……
「問答無用だよ……はやてちゃんもシグナムさんも同罪……ちょっと頭冷やそうか……? 大丈夫、ちょっと死ぬ程痛いだけだからああぁぁぁっ!!」
なのはは我を忘れているようだ。非殺傷設定なのがせめてもの情けか……3人が殺られる! と思ったその時である。
「おう、なのは、ちょっと言い忘れた事が……」
戻って来たゼロが声を掛けて来た。だがそれはあまりにも最悪のタイミングであった。
「きゃあああああぁぁぁッッ!!」
反射的になのはは『スターライト・ブレイカー』をゼロにぶっ放していた。桜色の砲撃をまともに食らい、何故かアフロになってぶっ倒れる我らがウルトラマンゼロ。
「痛えっ…! 死ぬ程痛えっ!?」
床に這いつくばって呻き声を上げ、ビクンビクンッと痙攣している。悲惨である。
「ああっ!? ご、ごめんなさいっ! つい……」
なのはがゼロに謝っているその隙に、フェイト達3人は遥か彼方に逃げ去っていた。
つづく