※この作品はR-18です。

悪夢に囚われた天狼星 ~お偉いさんのつよつよチ◯ポにチン負けしたダイドーが、新しいご主人様に捨てられたくないあまり、指揮官と結婚した可愛い妹のシリアスをメス家畜として差し出しちゃう話~   作:黒胡椒サラミ

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覚醒

「明日は予定通り、連合の高官の方が、我らの母港を視察にいらっしゃいます。そのおもてなし役を、我々ロイヤルメイド隊がご主人様に仰せつかりました」

 

 早朝に行われる、ロイヤルメイド隊による打ち合わせ会議。メイド長のベルファストさんが前に立ち、シリウス他のメイドたちがその向かいに並んでいます。ベルファストさんは、美しい声でよどみなく近日中の予定について確認していきます。ケントなど若干の例外はありますが――皆が皆姿勢正しく、無駄話一つせず、ロイヤルメイドとしての誇りに満ちて立っています。

 

「もちろん、何か粗相があってはなりません。我々全員でおもてなしを致します。また、それとは別に、専属のお世話係として――」

 

 専属のお世話係として事前に任命されているのが、ダイドーでした。初めてこの話が持ち上がった時、ダイドーが自ら手を上げて志願したのです。

 

 ――少し後ろ向きなところはありますが……ダイドーならば安心ですね。

 

 ダイドーのメイドとしての能力は、ほかのメイドたちも認めるところです。当然、シリアスの誇らしきご主人様も、ダイドーがおもてなし役をしっかりと務めるであろうことを疑っていませんでした。

 

「どうしてご主人様は、あのような男にも礼を尽くしているのでしょうか」

 

 冷たい小声で言ったのは、シェフィ――シェフィールドでした。

 

「冷静に、客観的に判断して、戦場での連合への貢献度で、あの男がご主人様に勝る点など一つもありません」

 

 普段はご主人様にも冷たい態度をとることが多いシェフィですが、内心ではご主人様を高く評価しているのが彼女です。ご主人様が「本国」よりいらっしゃった高官の方に敬礼している様子を見て、シェフィは姿勢よく立ったまま、苦虫を噛み潰したような顔をしていました。

 しかし、それが軍における階級というものです。ベルファストさんがシェフィをたしなめました。シリアスも、心の中ではシェフィと同じような感想を抱いていましたが、階級の上下はは絶対であると、艦としての私たちの「記憶」の中にも刻まれています。

 あの高官の方がこの母港を視察に訪れるのは、これで四度目だと誰かが言いました。シリアスも一度だけ、あの方を遠目に見たことがあります。大柄で太った、禿げ頭の男性。初老と言ってもよい年齢のはずですが、浅黒い肌はやけに脂ぎっていらっしゃいます。お会いしたのは一度だけですが、あの方のシリアスたちを見る時の視線には、どうしても何か、ねっとりと舐め回されるような、視線で身体を触られるような感覚を覚えてしまいます。

 そう、あの方をお見掛けしたのは一度だけですが……

 

 …………え?

 

「どうしたの、シリアス」

 

 ……一度だけ?

 

「シリアス? 顔色が悪いわよ」

 

 違う。シリアスは、それ以外に、あの方を、どこかで。

 どうしてシリアスの身体は、震えているのでしょうか。

 

 これは…………恐怖? シリアスは、怖がっているの?

 

「――様がこの母港にご滞在の間、お身の回りのお世話をさせていただきます、ロイヤルのダイドーと申します」

「――!!」

 

 シリアスの硬直は、ダイドーの声によって破られました。いつの間にか、ご主人様とすぐそばまで来ていた高官の方に対し、ダイドーは一歩進み出て優雅に礼をしています。

 

「お部屋のご用意が整っておりますので、晩餐の支度が済むまで、まずはそちらでお休みくださいませ」

 

 いつもと変わらない、完璧なメイドとしての振舞い。シリアスが感じているこの方への違和感を、ダイドーは感じていないようです。

 

「それでは閣下、こちらです」

 

 ご主人様も、いつもと同じ爽やかな微笑みを浮かべ、ダイドーと共に高官の方を宿舎のほうへご案内されていきました。彼らの姿が見えなくなると、他の艦たちも、それぞれの持ち場へと戻っていきます。

 ただシリアスだけが、その場に立ち尽くして、あの方の消えた方向を見つめていました。

 

 

 

「ご主人しゃま♡ ご主人しゃま♡ ご主人しゃまぁ♡ もっとダイドーにキスを♡ ご主人しゃまの情熱的な口づけをお与えくださいましぇえ♡ んちゅ♡ ちゅ♡ ちゅぅ♡ ちゅ♡ じゅる♡ ご主人しゃまのぶあついくちびる♡ ご主人しゃまのつば♡ とっても美味しいよぉ♡ んちゅぅううっ♡」

 

 またです。

 夢の中で、男とダイドーが裸で抱き合い、激しい口づけに没頭しています。今夜はこの悪夢を見るに違いないと、シリアスは分かっていました。

だって、あの男がシリアスたちの母港に現れてしまったのだから。

 

「――んっ♡ んちゅ♡ ちゅ♡ ちゅぱ♡ ご主人しゃま♡ 誰よりも男らしいご主人しゃま♡ もっとダイドーを抱きしめてくだしゃい♡ ぎゅって抱きしめて、そのまま壊してくだしゃいぃっ♡♡ ちゅう♡」

 

 ダイドーは、ベッドの上に座る男の上に抱きかかえられるようにしています。男の太い腕はダイドーの背中に回され、ダイドーの手は男の後頭部を掴んで、決して離そうとはしていませんでした。

 ダイドーのへその前には、男の長大な性器が太い血管を脈打たせてそそり立っています。その熱を感じながら一心不乱に男の唇をむさぼるダイドーは、無意識にか意図的にかは分かりませんが、腰をくいくいと前後に動かして、男の性器に下腹部を擦り付けていました。

 男に強く抱きしめられ唇を与えられて、シリアスは、いいえダイドーは、脳が沸騰しそうなほどの幸福に震えていました。

 

(ご主人様のたくましい腕♡ ダイドーを抱きしめてくださっています♡ まるでダイドーはご主人様の恋人か奥様みたい♡ ああ、なんて恐れ多いことを! でも気持ちイイ♡ 幸せ♡ ご主人様とのラブラブキス♡ すっごく幸せで溶けちゃいそう♡ キスしてるだけでおマンコ喜んでる♡ ずっと甘イキしちゃってます♡ ご主人様のおチンポ、おへそに当たる♡ 溶岩みたいに熱くなってる♡ おマンコから本気汁止まらない♡ ご主人様が大好きで大好きで大好きで大好きで死んじゃいそうですぅ♡)

 

 こんな下品で淫らな口づけをして、相手の痛みなど考えずに、最大限の力を込めて抱きしめて――彼らの行為は、シリアスと誇らしきご主人様が行うそれとはかけ離れています。

 シリアスのご主人様は、もっと優しく、小鳥がついばむような口づけをしてくださいます。シリアスのご主人様は、いつもシリアスを温かく包むような、柔らかい抱擁をしてくださいます。シリアスのご主人様は――

 

「――ぷはっ♡ もっと♡ もっときつく抱き締めてくださっても構いましぇん♡ もっと強く♡ もっと痛くしてくだしゃい♡ もっとご主人しゃまを感じしゃせてくだしゃい♡ ダイドーをご主人しゃまで染めてくだしゃいましぇ♡ ――んぶっ!?♡ じゅる♡ じゅるるる♡ んじゅるるる♡」

 

 …………。やめて。

 

「じゅるるる♡ れろれろぉ♡ んちゅぅうう♡ はむ♡ はむぅ♡ ちゅるる♡ んぁぅ♡ じゅるるるる♡」

 

 こんなの、ずるい。

 

(ご主人様の唾、とっても美味しい♡ ダイドーはこれだけで構いません♡ これだけで生きていけます♡ ああ、でもご主人様は、もっとダイドーにお与えくださるのですね♡ ありがとうございます♡ ありがとうございますご主人様♡ ダイドーにお与えください♡ 幸福を、喜びを、快楽を、痛みを、苦しみをお与えください♡ ダイドーはすべてを受け入れます♡ だってそれが、ダイドーがご主人様に必要とされている証拠なのですから♡)

 

 こんな感情、シリアスは知りません。

 こんなキスも抱擁も、シリアスは知りません。

 

(ダイドーのおっぱいが、ご主人様のたくましい胸板でみっともなくつぶれてる♡ ご主人様お気に入りの、ダイドーのマシュマロおっぱい♡ ご主人様♡ ダイドーのちくびがピンピンに立っちゃってるの分かりますか♡ ご主人様に吸われたくて♡ ご主人様に握りつぶされたくて♡ 発情しちゃってます♡)

 

 シリアスとご主人様の愛の思い出が、ダイドーと男の動物的な交わりの前に、黒く塗りつぶされそうになります。シリアスはご主人様のお顔と声を思い浮かべて、ご主人様の身体の温もりを思い出して、必死にそれに抗います。

 でも、ダイドーの感覚が、ダイドーの感情が、濁流のように流れ込んできて止まらない。ダイドーの感覚を通して、シリアスは男に抱きしめられ、男の熱烈なキスを受けています。シリアスはそれを嫌悪しているはずなのに、ダイドーが喜ぶから、シリアスまで。

 

 許してください。どうか許してください。

 

「ご主人しゃま♡ んちゅ♡ お慕いしておりましゅ♡ ちゅぅ♡ ご主人さま♡ ちゅぅう♡」

 

 消さないでください。シリアスとご主人様の思い出を書き換えないでください。

 

「大好きですご主人さま♡ 男らしくて、お強くて、偉大で、輝かしいご主人さま♡ ご主人さまの家畜になれて、わたしは幸せです♡」

 

 シリアスはご主人様にお誓いしたんです。永遠の愛を、永遠の忠誠を。それを消さないでください。シリアスの心から、大切なものを奪わないでください。

 

「誓います♡ 何度でも誓わせていただきます♡ わたしのすべてはご主人さまのものです♡ わたしはご主人さまの家畜で、ペットで、玩具です♡ ご主人さまに永遠の忠誠をお誓いいたします♡ ――ですから、どうかお願いですから、お願いですから、ご主人さまを男性としてお慕いすることをお許しくださいませ♡ 卑しいメイドの身でありながら、ご主人さまに愛情を抱くことを、わたしにお許しくださいませ♡」

 

 どうかお願いします。お望みならば、床に伏してお願いいたします。

 ご主人様との絆を守るためでしたら、シリアスは何でもいたします。

 

「なんでもいたします♡ ご主人さまのために、わたしはなんでもいたします♡ どんな命令でも聞きます♡」

 

 そう、なんでも。ご主人さまのためなら、シリアスはどんな命令でも。

 

「何でも、と言ったな?」

 

 はい。

 

「よかろう。そこまで言うなら、お前の愛情と忠誠心を試してやる」

 

 シリアスは何をすればよろしいのですか? メイドとして、お掃除やお料理をすればよろしいのでしょうか。それとも兵器として、ご主人様の敵を水底に沈めればよろしいのでしょうか。

 

「ワシの肉棒に跨れ」

 

 シリアスは目線を下げて、“自分の”お腹を見ました。そこには、悪魔の槍のように禍々しく、神像のように雄々しく神々しい「ご主人様」の肉棒が、天を衝かんばかりに反り返っています。シリアスが知る「ご主人様」のものとは、ながさも、ふとさも、かたちも、いろも、ぜんぜんちがう。こちらのほうが、とてもたくましい。

 ――でも、怖い。

 

「跨って、自分でこれをハメてみろ。精一杯マンコで奉仕し、射精させるのだ」

 

 怖いけれど、それが誇らしきご主人様のためならば。シリアスは、ご主人様のためならば、どんなことでも耐えられます。

 ですが、なぜでしょう。

 ご主人様のおかおが、シリアスには、どうしてもおもいだせなくて

 

「わたしのおマンコで、おチンポにご奉仕させていただきます♡ ロイヤルメイドのキツキツおマンコ♡ ご主人様の専用おマンコ♡ 都合の良いザーメン扱き捨て穴♡ どうか心行くまでお楽しみくださいませ♡」

 

 これはシリアスの声? それとも、誰か別の人の声?

 おマンコの割れ目に、「ご主人様」のおチンポの先が当たっています。“シリアスの”おマンコから溢れる愛液が、おチンポの先にとろりと降りかかり、おチンポの先全体を濡らしていきます。

 そして、シリアスはゆっくりと、ご主人様の頭の後ろに両手を回したまま、ゆっくりと腰を下ろしていきます。おマンコとおチンポが愛情たっぷりのキスをして、ピンク色の割れ目の中に、拳のようなおチンポの先端が、ミチミチと分け入っていきます。

 

「お゛……あ゛……あ゛あ゛……♡♡♡♡」

「……くっ、何度ハメても処女のような締まりじゃな。中もとんでもなくうねっておる。やはり人間のメスとは比べ物にならん……。わかるか? お前のマンコがワシのチンポのかたちになっていくのが」

 

 シリアスは、それに答えることができませんでした。

 前回は挿入だけで気を失ってしまいましたが、今回は手加減されているのでしょう。ご主人様は自ら腰を動かして肉棒を突き込んでくることはしません。シリアスが腰を下ろすのを眺めているだけでした。

 しかし単にそれだけで、ご主人様の肉棒は、シリアスのおなかの内側をぞりぞりと削り、シリアスの理性やロイヤルメイドとしての誇りを、根本からそぎ落としていきます。

 

(す……ごい……! これが、おチンポ……♡ 本当のご主人様のおチンポなのですね……♡)

 

 ご主人様のおチンポに比べれば、ご主人様の性器など、爪楊枝のようなものでした。

 

(…………? ――ひぐぅっ!?)

 

 思考に浮かんだ一瞬の矛盾も、おチンポの先端の段差が、おへその裏側あたりをひっかいた瞬間に吹き飛びました。ご主人様のおチンポがあるのだから、今はそれだけ感じていれば良い。ダイドーもそう言っています。

 ご主人様のおチンポは、さらにシリアスのなかに飲み込まれていきます。おマンコの入り口は痛々しいくらいに広がって、我々が人間であれば、とっくに裂けてしまっていたでしょう。そして、まだおチンポの全部が入りきらないうちに、シリアスの奥におチンポが「こつん♡」と当たって、全身を爆風のような衝撃が走り抜けました。

 

「~~~~ぉ゛~~っっっっ!?!?♡♡♡♡ ~~~~~~~っ!!!???♡♡♡♡」

 

 喉がかれるほどに叫んでいるのですが、叫びは声になりません。それは、ただの獣の鳴き声でした。

 気持ちイイ。

 それくらい、このおチンポは気持ちイイんです。

 先っぽにたくさん生えた突起で、おマンコの奥を「トンっ♡」ってノックされるだけで、目の前が真っ白になるくらいの火花が、瞼の裏で弾けます。ご主人様はそれが分かっているから、ほんの少しだけ腰を動かして、シリアスのおマンコの奥をいじめ始めます。

 

 ――トンっ♡ トントンっ♡

 

「あお゛っ!?♡♡ んぅうっ!?♡」

 

 ――トントンっ♡ トントンっ♡

 

「んぎっ!?♡♡ おく、おくだめっ!!♡♡ とんとんしにゃいれ!!♡♡」

 

 ――トントン♡ とちゅとちゅ♡ こつんこつん♡

 

「しきゅうのおくち、よろこんじゃう!!♡ やさしくノックされてよろこんじゃうからぁ!!♡♡」

 

 しかし、シリアスのようなメスの抗議の叫びなど、ご主人様は歯牙にもかけられません。そう、その時にはシリアスにも、ダイドーが口にしていた「メス」という単語の真の意味が理解できていました。

 そもそも我々KAN-SENは、単なる兵器なのにも関わらず、どうして例外なく人間の女性形をとって生まれてくるのでしょうか。――人間との間に絆を結び、単なる兵器として以上の力を発揮するためだと、シリアスたちは教わりました。

 ですが、違うのです。

 それはこのためです。今シリアスがご主人様にそうしていただいているように、おチンポでおマンコを躾ていただくことで、たくましく優秀な人間のオス様に支配していただくためでした。そうやって、わたしたちという「艦」を操縦するのに相応しいお方が誰なのか、身体に憶え込ませていただくためでした。

 そして幸運なことに、誰よりも強く、たくましく、素晴らしいおチンポを持つお方が、シリアスの前にいらっしゃるのです。

 

「おく、ぐりぐりしないりぇ!!♡♡ ひぃっ!!♡♡ そりぇっ♡ おマンコだめになるっ!!♡♡ ご主人しゃまのおチンポがないとだめになりゅのぉっ!!♡♡ おほぉっ!?♡♡」

 

 優秀なオス様は、卑小なメスの弱点を当然のように知り尽くしていらっしゃいます。加えて、我々という存在は、人間様にお乗りいただくために造られた身……。例外なく、すぐにおチンポに負けてしまうよわよわマンコであることは当然でした。シリアスにできるのは、精一杯おマンコを締めて、おチンポ様に気持ちよくなっていただくことだけです。

 ……でも、本当これでいいのでしょうか。

 シリアスは、何か大切なことを忘れていないでしょうか。

 誰か、大切な人のことを。

 大切な、愛する人のことを。

 

「『リンク』も外れておらんし、少しは慣れてきたようだな。もう少し強くいくぞ」

 

 ――ズン!!

 

(あ…………)

 

 ご主人様が腰を突き上げると、シリアスの子宮が勢いよく持ち上げられました。一瞬、シリアスの脳裏に、シリアスに指輪を渡してくださり、シリアスを優しく抱き締めてくださった男性の姿がよぎりました。

 でもその面影は、まるで風に吹かれた花びらのように舞い上がって、シリアスの手の届かないところに飛んでいきました。

 

(ああ…………)

 

 消えてしまう。

 大切なものが消えていってしまう。

 天井を見上げて手を伸ばしても、既に花びらはどこにも見当たりません。胸にぽっかりと穴が開いたように、たまらない寂しさがシリアスを襲います。

 そして、その寂しさを埋めるように、お腹の中心から、じわじわと快楽の波が広がっていきました。

 

 ――ズン! ズン! ズン!

 

「――おっ♡ ――うっ♡ ――おあっ♡」

 

 満たされてしまう。

 

 ――ズン! ズン! ズン!

 

「――あっ♡ ――んっ♡ ――やっ♡」

 

 満たされてしまうのです。

 ごりごりとおなかを埋め尽くすおチンポによって、心に生じた寂しさが満たされてしまう。

 シリアスを抱きしめる太い腕から伝わってくる温もりが、シリアスと密着する胸から伝わってくる鼓動が、「ご主人様」を喪って悲しむべきなのに、シリアスを幸福にしてしまうのです。シリアスの意思とは無関係に、カラダが、おマンコが、このお方に勝手に忠誠を誓おうとするのです。

 シリアスのおマンコのなかは、このおチンポの突き上げに合わせて、献身的にざわめいて射精を促そうとしています。子宮のお口は完全に降りきって、たくましいおチンポの先端にキスの雨を降らせています。

 

「ご主人様ぁ……!!」

 

 シリアスは悲しくて泣いていました。同時に、喜びに打ち震えていました。

 ご主人様の面影が消えていく。でも、ご主人様はここに居る。ここにいらっしゃって、シリアスを抱き締めてくださっている。ご主人様の腕の中はとても安心する。ご主人様の腰の動きはとても力強く、シリアスのすべてを蕩けさせてしまう。

 ご主人様

 ご主人様

 ご主人様

 ご主人様

 誇らしきシリアスのご主人様。誰よりも偉大で雄々しく、輝かしい光に包まれたお方。

 

 シリアスのすべてを捧げるべきお方。

 

 だめ

 

 シリアスのなかで、

 

 ご主人様という言葉の意味が、

 

 変わってしまう。

 

 

 

 

 

 

「ご主人、さま…………」

 

 その一言は、あの人に対する別れの言葉のようでもあり、このお方に対する忠誠の誓いのようでもありました。

 しかしどちらにしたところで、シリアスは目の前の殿方の腰に己の脚を巻き付けると、決して離れないように足と足を絡め、大きな背中に腕を回し、自ら唇を差し出して、舌と舌を交わらせたのです。

 

「射精すぞシリアス。これで、お前もワシのメスだ」

 

 ご主人様の宣言に、シリアスは頬を染めてこくりと頷きました。

 目を閉じ、再び唇を捧げると、腰の動きが力強さを増します。

 

 おなかのおくで勢いよく解き放たれた熱が、シリアスの身体を温めていきます。

 ご主人様の生命の証を、おなかのおくで感じます。

 白い閃光がはじけ、途切れそうになるシリアスの意識を支えているのは、ご主人様の太い腕でした。

 

 なんて素晴らしく、なんて愛おしいのでしょう。

 

 シリアスは、その時に理解しました。

 シリアスのご主人様は、はじめからこの方お一人だけだったのです。

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