※この作品はR-18です。

異世界は『アバンの書』とともに   作:リュウコウ

4 / 13
ライトノベルと角の本数が違います。

夜一とレオナの所持金
金貨25枚、銀貨8枚、銅貨100枚
夜一の手持ち
金貨1枚、



4 リフレット~ベルファスト王国・王都アレフィストへ

~~~『銀月』夜一とレオナの部屋~~~

 

夜一とレオナが目を覚まし、顔を洗い、1階の洗面所で歯を磨いて、食堂に顔を出すとエルゼとリンゼが席に、僕たちも同じく席につくと、ミカさんが食事を運んできてくれた。朝食はパンにハムエッグ、野菜スープにトマトサラダ。朝から美味しい。食べ終わると早速4人連れたってギルドへと向かう。ギルドへの道のりは知っているので、僕とレオナが案内することになり、近づくにつれて賑わいを見せていた。

 

ギルドの1階は飲食店になっている。

4人はコーヒーを注文して、寛いでいる。

 

「あんた達!昨日討伐に行っていたの?それもSSRを10羽って、スゴいことしたんだね!」

「スゴいのか?あの、アップルラビットが?」

「スゴいですよ、夜一さん」

「だから言ったじゃないですか。夜一様♥️はスゴいって」

 

夜一たちは、運ばれてきたコーヒーを飲んでから、依頼ボードの前に行くことにした。

 

「ね、ね、これどうかな、リンゼ。報酬もいいじゃない。手始めにしてわ」

「......うん。悪かないと思う。レオナさんどうでしょう私たち4人で大丈夫でしょうか?」

「これね♪昨日、兎か狼で悩んでいたの。2人だったから兎を選んだのよ。一角狼って魔獣20匹なんてムリムリ」

「そうだったの、レオナ。私たちとなら大丈夫かな?」

「報酬は1匹あたり銅貨2枚。...どうかな夜一さん?」

 

4人で分けると1人10枚。悪くない。

 

「エルゼさん、その依頼にしよう」

「オッケー。じゃあ受付に申請してくる」

 

~~~東の森~~~

 

東の森はリフレットの町から歩いていて2時間ほどの距離馬車でも通ったら乗せてもらえるのでは、と残念ながら、1台も通ることはなく、2時間後、東の森へと到着した。ちょっと待ってと、エルゼとリンゼに断りを入れてから、

 

「『召雷(ショウライ)』「雷霆」装備!と、『周雷』一角狼バリッ!森の奥に3グループの一角狼の群れが休憩している」

「あんた、今の何?その装備はなんなの!」

「依頼終了してから話すからまずは、一角狼の討伐」

「わかったわよ。ちゃんと説明してよね。」

「わ、わたしもいいですか?」

「『銀月』に帰ってからね♪」

 

1人に対して2匹が襲ってきた。僕は軽く交わし2匹を小太刀天道流の餌食になってもらった。レオナを見ると『ヒャド』が一角狼の顔を凍てつかせて、難なく倒した。エルゼは襲いかかるそいつに正面から向かい合い、渾身の一撃を狼の鼻面に叩き込み、死角から飛び込んできたのを回転して裏拳を狼の横っ面に喰らわせた。夜一とレオナがエルゼの戦いに感心していると、

 

「【炎よ来たれ、イグニスファイア】」1匹が炎に包まれ後ろから、一角狼が襲いかかる。リンゼは慌てることなく「【水よ来たれ、アイスショット】」氷に撃ち抜かれて、此方も難なく倒した。残りの一角狼が12匹だが、偵察の8匹が帰ってこないら、残りが此方に向かってきている

 

「残りの一角狼が凄い速さで此方に向かってきているから僕が引き留める。一角狼が飛び出してくる寸前に動かないかかったね♪『芯雷』《強》一角狼が!今のうちに」

 

動きを止めた12匹を倒していく。そして討伐した証拠に狼たちの角を持ち帰らなければならないので切り落とし、20本の角を袋に入れこれをギルドに届ければ依頼完了。エルゼとリンゼを僕の所に呼ぶ。

 

「なんなのよ。さっさと帰るわよ」

「騙されたと思って、僕に掴まって」

 

レオナは、右手を握っていた。あとはエルゼとリンゼだが怪しんでいた。

 

「あんた、彼女が居てるのに他の女って見境なしなの!」

「あ、あの、夜一さんの服を掴むのでも大丈夫かな?」

「それでも、大丈夫だよ♪エルゼは?歩いて帰るの?」

「.....うぅー、今回だけだからね」

「3人が掴まったと言うことで、

『瞬雷』「銀月」の裏手」

 

~~~『銀月』の裏手~~~

 

夜一たちは、『銀月』の裏手にいた。エルゼとリンゼが混乱した。それをレオナが落ち着いてリフレットに帰って来たの、わかる?わかるよね?

 

「ここが『銀月』の裏手なのはわかる。わかるけどね、あんた、さっきのはなんなのよ!ねえ!」

「話すから、依頼完了の報酬をもらってからで」

「それで」

 

~~~ギルド~~~

 

ギルドに依頼完了の手続きと一角狼の角20本を受付のお姉さんに渡す。

 

「はい、確かに一角狼の角20本、受け取りました。

ギルドカードの提出をお願いします」

 

ギルドカードにハンコを押してもらってから、喫茶店のテラスで僕とレオナはショートケーキとコーヒーと紅茶、エルゼはミートパイとオレンジジュース、リンゼは紅茶とパンケーキをそれぞれ注文して、店員が下がると、

 

「さっきのは何なの!」

「多分、此方の世界に無い魔法だと思う」

「無い魔法ねぇ。私が知りたいから、言ってみなさい」

「焔魔法、海魔法、雷魔法、嵐魔法でレオナが氷魔法」

「...確かに無いわね!それで、此方の世界と言うのは

何なのかな?夜一君。はいちゃいなよ♪」

「お姉ちゃん、その位にしない?夜一さんがその......」

「あんたもハッキリしなさいよ、リンゼ!あんたも私と一緒で、こいつのことが好きなんでしょ!分かってる。双子だもん!ねっ!」

「お、お姉ちゃん、もう自分で言うつもりだったのに...」

「話がそれたけど、説明してね!よ・い・ち・く・ん!」

 

僕が、この世界に来たのは、世界を管理している神様が、間違って神雷を下界に落としてしまい、その先に僕が居て巻き添えを位、『神界』で復活し、元の世界では、死んで10日たっていて、死んだものとなっていたので、此方の世界で生き返らせてもらいました。

 

「あんたのことは、わかったわ!それで、レオナの事は」

 

私の夢の中に神様が現れて、貴女の運命の相手が此方に居るというので、選択を迫られたの。元の世界では運命の相手は居るが、叶うことはないと言われたので、『神界』に呼ばれ、そこで夜一様♥️とお会いしました。

 

「あんた、何か言おうとしてたはね?」

「僕とレオナに此方の魔法を教えてほしいのです」

「...魔法ねぇ。教えるのは構わないけど、私、教えるのは苦手だから、...リンゼに教えてもらうといいわ。」

 

パンケーキを食べ、紅茶を飲む時に振られたので、ブッ

紅茶を噴いてしまった。

 

「...お、お姉ちゃん。いきなり振らないでよ、...私で良ければ、お2人とも私がお教えしますが。適性...が」

「「適性??」」

「夜一とレオナさん。此方の魔法は適性が無いと」

「私の元の世界は、得意不得意はあるけれど、魔力が魔力が無いとどうにもね」

 

リンゼは腰のポーチからいくつかの透明感のある石を取り出した。赤や青、黄色に無色、輝いている。

 

「綺麗ですね。リンゼさん。石が輝いている」

「これはですねレオナさん。魔石、です。魔力を増幅、蓄積、放出できるのです。これを使って適性を調べることができます。大雑把にです、けど」

「そうなのですね」

「まずは、わかりやすい青の魔石「水」を出しますね」

「【水よ来たれ】」

 

リンゼがそう言葉を紡ぐと、魔石から水が流れ出して、空なった紅茶のカップに溜まる。

 

「これが魔法が発動した状態、です。」

「ちなみに」

 

隣のエルゼが妹から魔石を受け取り、呪文を唱える。

 

「【水よ来たれ】」

 

魔石はなんの反応も示さず、一滴の水も出ない。

 

「水の適性がないとこうなるの」

「双子なのにエルゼさんは使えないのですね」

「そうなのよ、レオナ。私も使えたら戦いに使えたのに」

「お姉ちゃんは、水の魔法を使えない代わりに魔力によって身体強化の魔法が使えます......。逆に私は身体強化ができません。身体強化の魔法にも適性が必要です」

「そうだ、レオナさん。氷魔法が使えるのでしたら、水魔法も使えるかもしれませんから、試してみます?」

 

リンゼが水の魔石を渡してくれます。魔石を受け取り、

 

「【水よ来たれ】」

 

レオナの魔力に反応して、魔石から水が流れ出して、壊れた蛇口のように、魔石から水が溢れ出した。

 

「こ、これではお店に迷惑になるので、『銀月』の中庭で適性があるか確認しましょう」

 

~~~『銀月』中庭~~~

 

夜一たちは、喫茶店から『銀月』の中庭に移動してきた。エルゼから魔石を受け取り、魔石に集中する。

 

「さっきの状態は、どう言うことなの?」

「......レオナさんの魔力量が桁違いに大きかった、んだと思います......。こんな小さな魔石と呪文の断片で」

 

リンゼが次に、魔石を夜一さんに渡し、受け取って、

 

「【水よ来たれ】」

 

夜一もレオナと一緒で、魔石から水が溢れ出した。エルゼとリンゼが固まってしまった。

 

「夜一さんとレオナさんが桁違いなのは、わかりました。これで、2人には水の適性があるのはわかりました」

「「属性?」」

「火とか水とか、そういったものです。えっと、全部で火、水、土、風、光、闇、無の7つの属性があります」

「魔法が使えるって言っても、個人によって属性の種類がある......ってこと?」

「そうです。ちなみに私は火、水、光の3つが使えますが他の4つは、初級の魔法も使えません。使える3つの属性も、火属性は得意ですが、光属性は苦手です」

「あたしは、無属性以外は全然ダメだった」

 

リンゼがポーチから魔石を取り出したのは、7つの魔石をテーブルに並べた。赤、青、茶、緑、黄、紫、無色透明。

 

「それぞれ火、水、土、風、光、闇、無の魔石です」

 

レオナはまず、火の魔石を手に取り、

 

「【火よ来たれ】」

 

ボッと魔石から燃え上がる。

 

夜一は、レオナから魔石を受け取り、

 

「【火よ来たれ】」

 

ボッと魔石から燃え上がる。

夜一とレオナが交互に茶色の魔石に、魔力を流し、

 

「【土よ来たれ】」と唱え、魔石から細かい砂が零れる。

 

次に、緑の魔石に交互に魔力を流し、

 

「【風よ来たれ】」と唱え、そよ風が吹き。

 

次に、黄色の魔石に交互に魔力を流し、

 

「【光よ来たれ】」と唱え、魔石が輝き出す。

 

次に、紫の魔石に交互に魔力を流し、

 

「【闇よ来たれ】」と唱え、黒いモヤが周りに漂う。

 

夜一とレオナが6つの属性を確認し終えた時点で、エルゼとリンゼの様子がおかしいことに気付いた。

 

「あんたたち6つも属性を使えるなんて」

「そうなんですか?」

「あ、いえ、6つも属性を使える人なんて見たもので...。私は3つ、使えますが、それでも珍しい方なんですよ。なのに......すごい、です。夜一さんとレオナさん」

 

レオナが無色の魔石を手に取り、

 

「無属性魔法は、「【無よ来たれ】」って言うのかな?」

「無の魔法は特殊で、これといって呪文がないんです」

「そうなのよね【ブースト】って頭に浮かんできたの」

「その他に筋力を増加する【パワーライズ】、珍しいので遠くに移動できる【ゲート】なんてのもありますが、お姉ちゃんは使えません」

「......でも、自分たちがどんな無属性の魔法を使えるかどうやってわかるの?」

「夜一さんとレオナさん。私たちが使えない【ゲート】を試してみます?」

 

夜一とレオナが、【ゲート】と唱えると2人とも使えた。

 

僕たちが食堂に戻ると、ミカさんと見慣れない女の人が、駆け寄ってくる。

 

「ああ、ちょうどよかった。この子はアエルって言って、街で『パレント』って喫茶店をやっているんだけど...」

「その店なら、雰囲気が良くて結構お世話になってるよ」

「その店で新メニューを出そうかと考えているんだけど、あんたたちにも聞いてみたいと思ってさ」

「なにかいい料理があれば教えて欲しいんです」

「僕たちでよければ」

「......はい」

「どんなものを出したいと思っていられるのですか」

「そうですね......やっぱり軽く食べられるもの、ですね。デザートというか、女性受けするものならにいいです」

「女の人が喜びそうなもの、ですか。ありましたかね。私の元の世界には、デザートはバニラアイスですかね?」

「レオナの所にも、バニラアイスがあったんだね」

「どんな料理なんですか?」

甘くて冷たく、白い......バニラアイスって知りませんか?」

「いえ。聞いたこともないです」

 

どうも本当らしい。

 

「作り方はわかりますか?」

「ちょっと待ってて下さい。レオナ手伝ってくれ」

「夜一様♥️喜んで」

 

食堂の席について、僕がスマートフォンで調べた。

 

「今から読み上げる事を紙に書いていってくれ」

「はい。夜一様♥️」

「卵3個、生クリーム200ml、砂糖60~80g.....」

「夜一様?mlとgってどうやって計りますか?」

「そうだったね。何か持ってたかな?」

 

自分の財布を覗くと、地球のお金があったのでテーブルにジャラジャラっと、出すと1円~500円玉まであった。この小銭があれば大丈夫かな。レオナに書いてもらった作り方を見ながら、アエルさんが調理していく。材料を泡立てる手伝いをした。最後に蓋をした容器にレオナが魔法をかけて、周りを氷で覆う。そしてしばらく放置し、頃合いを見計らって氷を砕き、中の容器を取り出す。人数分カップに取り分ける。

 

「美味しい......!」

「なんだい、これ!冷たくて美味い!」

「美味しいです~......!」

「あたし、これ好き~~~!」

 

アエルさんとミカさん、エルゼにリンゼも気に入った。

 

「これなら女性受けもすると思うし、新メニューどう?」

「はい!ありかとうございます!バニラアイスを、

使わせてもらいますね!」

 

夜一とレオナは、みんなにお返しが出来たことに喜んだ。

 

~~~数日後~~~

 

新メニューにバニラアイスをアエルさんに教えて数日後。ギルドに向かい、依頼ボードを眺めていると、色々な依頼がある。魔獣討伐から、採取、調査、子守りの依頼。何回かギルド依頼をこなしていた僕たちは、昨日ランクが上がり、夜一とレオナが緑、エルゼとリンゼは紫になり、受けられる依頼の幅が広がった。

 

「あんたたちだけずるい!」

「お姉ちゃん仕方ないよ。依頼を受けた回数が一緒でも、夜一さんたちは私たちより受けた依頼は1つ違うんだよ」

 

僕たちは、アップルラビットの討伐が大きかった。

 

「北の廃墟にスライムが発見された。至急討伐願う!

ねぇ、この依頼はどうかな?」

「「「ダメ」」」

「どうして、至急って書いているよ?」

「至急でも、ダメなものはダメなのーーー!」

「そうですよ。夜一さん。ダメ、です」

「そうですよ。夜一様♥️スライムは服を溶かすのです!」

 

仕方がないので、もう1枚の依頼を、

 

「これは?王都への手紙配送。交通費支給。どうかな?報酬は銀貨7枚」

「銀貨7枚ね......4人で割れないわ」

「僕たちは3枚で良いから、どうかな?」

「どうする、リンゼ?」

「私たちは助かるけど夜一さんたちはそれで良いの?」

「構いませんよ。リンゼさん」

「それに、依頼人は僕たちが知っている人で助けたくて」

「それじゃあ、仕方ないじゃないのよ」

 

僕は依頼書を受付に持っていく。

 

「レオナさん助けたいって、どういうこと?」

「私たちが此方の世界に来て、助けてくれた恩人です!」

「恩人は助けないと......ですね。レオナさん」

 

夜一たちは、依頼人の元へと向かう。

 

~~~ファッションキング・ザナック応接室~~~

 

「やあ、久しぶりだね。元気だったかい?」

「その節は私たちがお世話になりました」

 

ザナックさんの依頼で来たと告げると、手紙を渡された。

 

「依頼は、その手紙を王都にいるソードレック子爵へ届けること。私の名前を出せばわかるはずだ。返事を貰い帰ってくること」

「わかりました。準備をして、今から行ってきます」

「此方が交通費。少し多めに入れておいた」

「ありがとうございます」

 

手紙と交通費を受け取って店を出ると、旅の支度に取り掛かる。僕たちは馬車の手配を、リンゼは食糧の買い出し、エルゼは宿に戻って必要な道具を持ち出すことにした。1時間後、すべての準備が整い、僕たちは王都へと出発した。

 

 




夜一とレオナの所持金
金貨31枚、銀貨55枚、銅貨200枚
夜一の手持ち
金貨1枚、銀貨5枚、銅貨50枚

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。