※この作品はR-18です。

異世界は『アバンの書』とともに   作:リュウコウ

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夜一とレオナの所持金 白金貨15枚
金貨31枚、銀貨55枚、銅貨145枚
夜一の手持ち
白金貨0枚、金貨3枚、 銀貨3枚、銅貨50枚
スゥシィの手持ち
白金貨0枚、金貨0枚、銀貨0枚、銅貨0枚
アルマの手持ち
白金貨0枚、金貨0枚、銀貨0枚、銅貨0枚
シャルの手持ち
銀貨0枚、銅貨0枚
夜一たちパーティーの所持金
金貨0枚、銀貨0枚、銅貨0枚

国宝・聖剣・グラム

タイカーベアーではなく、タイガーウルフです。
リンゼの火魔法・水魔法・光魔法はオリジナル。

ここでは、フレイズとの戦いは、細かく書きません。



6 シャル♥️と王様殺人未遂事件とユミナと

~~~『銀月』~~~

 

僕たちは、町の手前までゲートを使い、そこから『銀月』へ帰ると、店内から鳴き声がした。

 

「うぇ~~~ん、やぃぢおにいしゃんどこなの~お顔が怖いよ~~~やぃぢおにいしゃん~~~うぇ~~ん」

「困ったな?俺の顔は住人にも怖がられるからな早くミカのやつ、お使いから帰ってこないか!」

 

店内から困っていると男性の声が、

 

「ミカさん、どうしたんですか?」

「あぁ?あんたたちは泊まりかい?」

「僕たちは1ヶ月ほどお泊まりの....」

「あんたたちはお客さんのイーシェンの夜一様♥️たちで?」

「そうですね」

「此方の2人も泊まるので」

「泊まりの最後は、夜一様♥️と同じで良いなら、3週間分で銅貨84枚だ」

 

夜一は、金貨1枚を渡し、銀貨1枚と銅貨6枚を受け取ってから、泣いている女の子を見ていると、僕の顔を見た女の子が、

 

「やぃぢおにいしゃ~~~ん」と僕に飛びついて

 

「うぇ~~~ん、うぇ~~~ん、やぃぢ~~」

「もしかして、シャルちゃん?」

「うん!」

 

シャルちゃんが泣き止んでから、自己紹介を、

 

「しゃうおっとぃずぁーうです。お願いちます」

 

シャルちゃんが綺麗なお辞儀をしてくれた。強面の男性はミカさんのお父さんらしくて、ドランさんという。

 

「ドランさん。シャルちゃんのお泊まりも」

「さっきの2人分は貰っているから、

銅貨42枚になる」

 

夜一は、金貨1枚を渡し、銀貨5枚と銅貨8枚を受け取る。

 

「僕たちは、冒険者なんだけど、シャルちゃんはどうしたいかな?」

「しゃうもぼぅけんできぅ?やぃちおにいしゃん」

「冒険は難しいかな?」

「ちょちたぁ、しゃうねぇ、おてぅあいがしたいちぁめかな?」

「ドランさんに聞いてみないとね?」

「りょあんしゃん?」

「そう、ドランさんが『銀月』の店主だからね」

「わぁったの。りょあんしゃんおてぅあい、りゃめかな?」

 

ドランさんが悩んでいる所に、お使いから帰って来た、ミカさんに相談している。

 

「夜一様♥️?このこと、お話をしても?」

 

僕が頷くと、

 

「シャルちゃん?」

「にゃあに?」

「私は、ドランの娘のミカね♪」

「しゃうはね。やぃちおにいしゃんのかにょちょです。おにぇがぃちまちゅにぃかしゃん!」

「それで、お手伝いをしたいのね?」

「ちょおなの!ぼぉきぇんは、あびゅないっちぇやぃちおにいしゃんがいぅの!ちゃめかな?」

「じゃあね。明日からお願いするわ。あとね、お手伝い代は、2日で銅貨1枚ね♪」

「わきゃった。あちぃたかぁ、おにゃがいちぃまちゅ」

「ミカさん。明日からお願いします。シャルには冒険させると危ないので」

「シャルちゃん、夕食を食べて、お風呂に入ろうね」

「はぁ~い」

 

僕たちは、夕食を食べ終わり、お風呂場へと向かう。僕とレオナとシャルちゃん、スゥシィとアルマが入浴している。

 

「「「やっぱり、女の子ホイホイ!」」」

 

レオナとスゥシィとアルマが、ぶつぶつ呟く。

レオナたちは、疲れていたのか、寝ると言うのでお休みと、言って部屋へ。

 

「シャルちゃん?痒いところはないかな?」

「にゃいょ、ちょいちおにいしゃん」

 

夜一は、シャルちゃんの頭を洗い、体は自分でと言うと、僕に体をとお願いしてきた。

 

「りゃめかな?」

「洗うからね♪」

 

シャルちゃんの体を洗っていると、手が石鹸で滑りおまたに指が入ってしまった。指を抜こうと動かすすると、感じたのか、

 

「うぁん...くちゅ...うぅん...くちゅくちゅ...んっ...あぁん...くちゅくちゅくちゅ...んはぁん...やぃちおにいしゃん...はぁくぅぅ...しゃうね...ん...くちゅ...へんにゃの...くちゅくちゅ...んはぁ...きみょちいぃの...くちゅくちゅくちゅ...ちょいち...んんっ...おにいしゃん...しぇにゃかに...くちゅ...にゃにぃかが...ぐちゅぐちゅ...んぁあん...ぐちゅ...ありぁってぇりゅの...ぐちゅぐちゅ...んぅん...にゃにぃ...ぐちゅぐちゅぐちゅ...あちゅいょ...んはぁ」

 

僕のおちんちんと、言うと、

 

「ちゃわぁてぇもいぃ?」

 

触っても、舐めても良いよ、

 

「ふぁあぁ...おちんちんって...あちゅいんだね...ペロ...ペロペロッ...(ピクッ...)...ペロちゅちゅうぅ...おもちろぃ...ちゅちゅうぅちゅるぅっ...(ピクッピクッ)...ペロペロペロ...にぎゃいね...ちゅうぅちゅるぅっ...しゃきぃきぁら...ちゅちゅうぅ...おちぃるが...ちゅうぅ...ちゅるぅぢゅるぅぅ...(チョロチョロ)...ぢゅるっ...おちるにぎゃいけど...ぢゅるぅぅ...くしぇににゃるね...ぢゅるぅぅぅぅぅぅぅ...しゃわないと...ぢゅるぅぅ...こびょれぢゃう...しょれに...ぢゅるっぢゅるぅぅ...しゃうね...おみょりゃし...ぢゅるぅぅぅぅ...ぢゅるっ...しぃてゃのかにゃ...ぢゅるぅぅぅぅぅぅぅ...」

 

お漏らししている所に、おちんちんを入れるの、

 

「わぁきゃった...くちゅ...くちゅくちゅ...んはぁ...にゃんか...くちゅくちゅくちゅ...こしゅりぇて...くちゅ...くちゅ...きぃみょちぃぃ...くちゅくちゅぐちゅ...んっぁりぇえ...ぐちゅぐちゅ...ぐちゅぐちゅぐちゅ...こちが...ぐちゅぐちゅ...んぁあん...ぐちゅぐちゅじゅぼ...んはぁ...かってぇにぃ...じゅぼじゅぼ...んんっぁん...とまりゃにゃぃ...じゅぼじゅぼ...:しゃうの...じゅぼ...こぢが...じゅぼじゅぼじゅぼ...とょまりゃにゃぃの...ひゅわひゅわして...んんっぁん...にゃにぃか...じゅ

...くぅりゅのぉぉぉ...じゅぼじゅぼじゅぼ...くぅりゅっ...(その感覚がイクってことだよ)...こりぇがぃきゅなの..じゅぼじゅぼじゅぼ...んぁあん...じゅぼじゅぼじゅぼ...しゃう...ぃつちゃぅ...じゅぼじゅぼ...ぃっちゃぅぅぅぅ...じゅぼっじゅぼっじゅぼっじゅぼっじゅぼっじゅぼっじゅぼっじゅぼっじゅぼっじゅぼっじゅぼっじゅぼっじゅぼっじゅぼっじゅぼっ...」

どぴゅっどぴゅっどぴゅっどぴゅっどぴゅっ

どぴゅっどぴゅっどぴゅっどぴゅっどぴゅっ

どぴゅっどぴゅっどぴゅっどぴゅっどぴゅっ

 

「んっ...んはぁ...んぁあんんんっぁん...んはぁやぃちおにいしゃん...ん...こりぇ...くぁちぇにぃにゃるんぁあん...まりゃ...おちんちんが...にゃかぁりぇ...ピクピクって...うぎぉいてぇりゅ...んんっぁん...」

 

夜一とシャルは、バレないように体を綺麗に洗い、部屋へ行き、眠りについた。

 

~~~翌日~~~

 

夜一たちは、朝食のトーストにハムを乗せ、サラダ、コンソメスープを食べてから、

 

「シャル♪お仕事に行くから、お手伝い頑張ってね」

「はい。がんばりゅ、やぃちいってらっちゃい」

 

依頼を完了させるために、ザナックさんのお店にやってきた。あまりにも早い帰還に驚いていたが、僕が【ゲート】の魔法を使えると話したら納得してくれた。

 

「これがソードレック子爵からの返信の手紙です」

 

ザナックさんは手紙を受け取り、封を確認してから中身を取り出し、軽く目を通した。

 

「確かに。お疲れさまでした」

「それと、使わなかった残り半分の交通費です」

「律儀だね、君は【ゲート】のことを黙っていれば、良かったものの」

「それは、人としてしてはいけないことです。それに育ててくれた両親にお祖父様おばあさまに、顔向けが出来ないですからね♪」

「わかったよ。この交通費は返して貰うね。これから依頼があれば君たちに指名依頼を出すことにしょう」

 

そして依頼完了の証拠に、ギルド指定のナンバーが打たれたカードを渡してくれた。ギルドの中へ入り、僕たちが依頼完了の報告をしている間に八重とスゥシィとアルマは、ギルド登録を済まして貰っておく。

 

僕たちは受付のカウンターに向かい、ザナックさんに貰ったカードを職員に手渡し、依頼完了の報告。

 

「ギルドカードの提出をお願いします」

 

差し出した僕たち4人のカードに、ポンポンポンと職員さんが魔力のハンコを押していく。

 

「それではこちらが報酬の銀貨7枚です。依頼完了お疲れ様でした」

 

報酬の銀貨は、僕たちが3枚、エルゼに2枚そして、残り2枚をリンゼに渡した。八重とスゥシィとアルマが他の職員から登録の説明を受け終わり、僕たちが休憩しているテーブルの所へやってきて、3人が初心者の黒いギルドカードを見せ

 

「登録したでござるよ~」

「これでわらわも冒険者じゃ」

「夜一さんの足を引っ張りたくないので強くなります」

 

3人ともが、依頼を受けたいと言うので、僕たちが緑でエルゼとリンゼが紫のギルドカードなのでメンバーの半数が高い者でないといけないので、緑は×受けられるのは紫の依頼書までなので、皆で依頼書を見て決めることにした。う~んとみんなが唸っていた。

 

「これなんてどうでしょうか?」どれどれと見てみると

 

タイガーウルフ3体の討伐、報酬が1体銀貨20枚!

 

「八重とスゥシィとアルマは初心者よ?」

「あ、危ない...です」

「私と夜一様♥️が1体、エルゼとリンゼが1体、そして残り1体は八重とスゥシィとアルマの3人ならどう」

「それなら、大丈夫かな。八重は刀、スゥシィが光魔法アルマが確か利き手側に風付与の爪甲の籠手、そして、左手に光付与の爪甲の籠手をつけているから大丈夫ね」

 

棲息場所が【ゲート】を使えば少し歩くだけなので。行きは僕が、帰りはレオナが【ゲート】を使うことに。

 

結論から言うと、タイガーウルフは虎縞の大きな狼だ。あと、牙がサーベルタイガーなので、狼ではなく虎だ。南の森の奥に住んでいて、餌がなくなると入り口付近でアップルラビットを食べているらしい。

 

僕たちは難なく倒して、最後の1体は、前衛が八重とアルマで後衛がスゥシィという、パーティーの陣形だ。

 

八重とスゥシィとアルマの初めての戦いは壮絶だった。初手は、スゥシィの光魔法初級【シャインスパイク】でタイガーウルフの移動阻止、アルマの風魔法爪甲の籠手に火魔法を合わせ【フレイムサイクロー】が炸裂した、止めは無属性魔法【アクセル】を使った技が炸裂した。【雷煌一閃】タイガーウルフを倒し、牙も折っていた。倒した証明の牙6本を持って、レオナの【ゲート】を

使ってギルドに戻った。そして、3体分の牙を提出し、依頼完了。依頼を受けてからここまで2時間。で、銀貨60枚ゲット。早いにもほどがある。怪しまれたので、僕たち2人が【ゲート】を使える事を納得してくれた。ギルドカードに緑のハンコ紫のハンコ黒のハンコをそれぞれポンポンポンとリズム良く押し。

 

~~~喫茶店『パレント』~~~

 

喫茶店『パレント』の目立たない場所まで行く。

 

報酬の分け方だが、僕たちが20枚、エルゼ10枚、リンゼ10枚、八重が6枚、スゥシィが6枚、アルマが6枚、残り銀貨2枚をどうするか?すると、八重とスゥシィとアルマが僕たちの目の前に銀貨2枚を置いて、

 

「夜一殿!スゥシィとアルマの3人で決めたんだ。この銀貨2枚は、このパーティーのお金にしてくだされ」

「そうじゃよ、夜一。受け取ってくれ」

「そうしてください。夜一さん」

「3人とも、本当に良いんだね♪なら、このパーティー初の討伐を祝い、デザートで祝おうか」

「「「「「「おー!」」」」」」

 

この前、教えたバニラアイス銅貨1枚。バニラアイスを7人分とシャルのお土産に1つ、全部で8つ注文した。今のうちに、

 

無属性魔法の本の中で使えそうな魔法を見つけていた。【ストレージ】内部の時間停止。無制限。大小関係なし夜一とレオナが覚えて、バニラアイスが運ばれてきた。1つはシャルへのお土産なので、【ストレージ】に。全員でバニラアイスを楽しんでから、『銀月』へ。

 

「ただいま、シャル!お土産を買ってきたぞ」

「やぃちお兄ちゃん、おかぇりなしゃい」

 

席について、シャルにバニラアイスを

 

「やぃち、いたりゃきましゅ」ぱぁくっ!

「どうだ、冷たくて美味しいだろ?」

「うぅん、ちゅめたくて、おいちぃ。あいがとう」

 

パーティー全員で、夕食を食べて、お風呂に入り、部屋に戻って、眠りについた。

 

~~~2週間後~~~

 

王都帰還から2週間がたち、外は雨。3日前から降り始め、まだ降り続けている。だから『銀月』客入りがなく、ミカさんが愚痴を溢していた。

 

僕たち2人は、無属性魔法のお勉強をしている。その中で、今の所必要な無属性魔法を見つけた。

 

【エンチャント】

魔法効果を物質に付与。

【モデリング】

鉱物や木製品の形状を造り変える。物質を思い浮かべたものに造り変える造形術。

【サーチ】

自分の求めるものを捜索する。

【ストレージ】

異空間魔法:内部時間停止。収納制限なし。

 

「また将棋ですか」

「おう」

 

盤上に釘付けで、こちらを水もせずに返事をする。僕が【モデリング】の練習で作ってみた将棋を、ドランさんが『武器屋熊八』のバラルさんもハマっていた。

 

僕たち、席について昼食を取ることに、ミカさんが持ってきた山菜パスタとトマトスープ、小皿に乗ったパンが2つ、ミカさんの後ろから、シャルちゃんが小皿に乗った2切れのリンゴを、ヨタヨタと落とさないように運んできた。

 

「やぃちおにいしゃん、リンゴでしゅどうじょ」

「リェオナしゃん、リンゴでしゅどうじょ」

「シュゥシィしゃん、リンゴでしゅどうじょ」

「アリュマしゃん、リンゴでしゅどうじょ」

「「「「ありがとう、シャルちゃん」」」」

 

ミカさんが、キッチンから

 

「シャルちゃんも夜一様♥️とお昼ごはんを食べて」

「まだ、その呼び方なんですね?」

「夜一様♥️って、帳簿に書かれているからね♪」

「シャルちゃんは、どこに座ろうかな?」

「やぃちおにいしゃんのひじゃうぇ!」

 

僕がシャルちゃんを呼び座らせて、昼食を食べる。

 

「ミカさん、エルゼにリンゼに、八重は?」

「リンゼちゃんは部屋にいて、エルゼちゃんと八重ちゃんは出かけたよ」

「この雨の中を?」

「パレント新作のお菓子を買いに行ったの」

 

【サーチ】の練習で見つけたバニラもどきを使い、バニラロールケーキを作ってみた。美味しかった。レシピをアエルさんに渡し、その間に苺も見つけていたので、苺ロールケーキを作ってもらった。

 

僕たち4人は昼食を食べ終わった。

 

「ただいまー。うあー、濡れたー」

「ただいまでござる」

「おかえり。買えた?」

「ばっちり。雨で人が少なかったから助かったー」

 

エルゼが袋を持ち上げて見せる。いい笑顔だな、まったく。

 

「美味かったでござる」

「ねー」

 

食べても来たのか。

 

「はいこれ。ミカさんの分」

「ありがとう。お金はあとで払うから」

 

エルゼは袋から、

 

「はいこれ、アルマとシャルちゃん」

「ありがとうございます。お金は?」

「銅貨2枚だったよ」

「シャルちゃん。お姉ちゃんが銅貨2枚払うから、お手伝いが終わったら、銅貨1枚ね♪」

「わきゃったの。アリュマおにぇえしゃん」

「これが、レオナ」

 

銅貨2枚を渡し、

 

「残りのは?」

「1つはリンゼの、もう1つは私たちのよ。残りの1つは公爵様に届けて。スゥシィと一緒に」

「そうだね。アルフレッド公爵からも頼まれてたね暇がある時に、顔を見せてくれって」

「そうじゃったの、持っていくか夜一よ」

 

銅貨2枚渡し、

 

僕は、スゥシィの手をとり、

『瞬雷』《アルフレッド公爵家》!バリッ!玄関前

 

~~~アルフレッド公爵家・応接間~~~

 

夜一とスゥシィがソファーに座り待っていると、扉が開き、

 

「夜一殿、スゥ今日は雨の中来てくれて」

「お土産を持ってきました。バニラロールケーキと

苺ロールケーキです」

「まあ、夜一さん。お菓子を持ってきてくれて」

 

エレン様がメイドに用意させて、テーブルに4人分の紅茶が並べられる。

 

「うまあ!これうまあ!」

「はしたないですよ、スゥ。ホントに美味しいわ。このロールケーキ」

 

苺ロールケーキは、『アイシクル』を使った保冷が出来ているので、明日までは大丈夫と告げる。

 

アルフレッド公爵様と持ってきた将棋を数局差し、最後の1局が終わる頃には、夜も更けていた。

 

「これは面白いな。兄上にもやらせてみたい!」

「そういうと思い、国王様の分も持ってきていますこちらをお渡しください」

「確かに、兄上に渡しておこう」

 

~~~王都跡~~~

 

僕たちはここ数ヶ月でギルドランクが僕とレオナ青、エルゼとリンゼに八重にスゥシィ、アルマたちは緑まで上がり。黒、紫、緑、青、赤、銀、金と変わるギルドランクが僕たち2人は青二流冒険者になり、エルゼたち5人は緑冒険者になった。王都の冒険者ギルドまで来て、そこにあった緑の依頼書から廃墟に巣くう魔物の討伐を選んで、来て見れば、近くに一角狼が30匹いたので、エルゼとリンゼ、八重が10匹ずつ相手して、廃墟には、

デュラハンが2体いたので、1体は僕とスゥシィ、もう1体はレオナとアルマが相手をしている。

 

~~~デュラハン側~~~

 

『召光(ショウコウ)』「闇光(アンコウ)」装備をして立ち向かう。

崩れかかった城壁を使い、スゥシィが待ち受ける、場所まで攻撃していき追い詰めて、光が弱点だから

 

「スゥシィ、そっちに追い込んだ。止めを!」

「わかったのじゃ、夜一!」

 

スゥシィの光魔法【シャインバレット】が炸裂してデュラハンを倒し、レオナとアルマの方だが、レオナの氷魔法【グレイシャー】を喰らわせ、追い込み、アルマの光魔法爪甲の籠手を喰らわせた。【フレイムシャイクロー】でデュラハンが倒れた。

 

~~~一角狼側~~~

 

エルゼ、リンゼ、八重と一角狼10匹づつ対峙し、

 

エルゼは一角狼10匹を難なく倒して、リンゼは、苦戦しながらも、火魔法で逃げ道をなくし、水魔法【氷結の弾丸、アイスショット】が刺殺し、八重も一角狼10匹を難なく倒した。

 

「デュラハンを倒しに来て、一角狼30匹周りに、これって追加報酬で1人10匹倒したから、銅貨36枚貰えるよね?」

「そうだね。デュラハン1体銅貨20枚だったね」

 

「昔の王都って言ってもなんにも......ないです...」

 

魔物が住み着く位だからな。

 

「王家の隠し財宝とかあったら面白いでしょ」

「わらわが聞いたのは、ただ、遷都しただけと」

「わかってるわよう、スゥシィ」

「何か忘れ物がないか【サーチ】してみますね」

「お願いします。調べるだけでも」

 

レオナが【サーチ:歴史的遺物】をしてみると、

 

「何か...引っかかった」

「「「「「え!?」」」」」

 

何かあったね。歴史的に価値があるね。

 

「ど、どっちでござるか!?」

「ご先祖様は、慌てん坊じゃの」

「あ、あの、王族のだったら?」

「王族のだとしても、見つけて持っていけば」

「.....こっちだね。大きな、遺物?」

「「「「「大きいのですか!?」」」」」」

 

廃墟の中に遺物を感じるらしいので、

 

「『周雷』歴史的遺物......!?これは...は」

 

この、歴史的遺物は、『紅雷(コウライ)』淡く弱々しい紅、僕は、警戒しながら進むことに。廃墟の中をレオナのあとを付いていくと、崩れ落ちた瓦礫の跡地の手前まで来た。

 

「瓦礫の下に、反応があるんだけど?」

 

「【炎よ、紅蓮の爆発、エクスプロージョン】」

 

リンゼの火魔法で、瓦礫を吹き飛ばした。

 

「......片付けました」

「リンゼさん?もう少し控えめにお願いします」

 

レオナが瓦礫があった場所まで行き、調べていると、大きな反応が強くなり、みんなで土をどかしていると、20畳ほどの鉄の扉が現れた。力を合わせてこの鉄扉を開ける。錆び付いていない。

地下へと続く石の階段が、地獄が誘っていそうな闇。

 

僕とレオナ、リンゼの3人が光魔法を、2人が【シャイン】、2人が【ライト】を使い、僕たちは、石の階段を踏みして、地下へと進み出す。僕の袖を掴むアルマとスゥシィ、レオナの後ろに八重、リンゼの後ろをエルゼが、付いていく。

階段は緩やかな角度で螺旋を描き、どこまでも、地下へ続いている。やがて長い階段の終わりが見え、全員が地下を踏みしめたのを確認したので、ここにも広い石造りの通路があり、悪魔が誘う漆黒の闇が。

 

「な、なんか......気味、悪いわね.....リンゼゆっくり」

「わかったよ、お姉ちゃん。昔っから怖がりだね」

「..........リンゼのバカッ!」

「なっ......なにを言ってるんでござるかエルゼ殿!まさか、ゆっ、幽霊など出るわけないでござるよ!......ね?」

「八重さんも、怖いのですね。フフフッ」

「レオナ殿は怖くないとでござるか?暗闇が?」

「元の世界には、魔王に大魔王が蔓延っていたからね」

 

広い通路の突き当たりまでたどり着き、壁には、象形文字?違うな、みんなで調べていると文字と言うより絵文字に近いようにも見える。

 

「リンゼ.....なんて書いてあるか読める?」

「いえ......まったくわかりません。」

「夜一!わらわ......お父様から教えてもらった気が、確か、......古代魔法言語......だったかの」

「古代魔法言語?スゥシィ」

「多分、しかしそれよりもっと......昔の言語かも」

「スマートフォンでこの文字を写真に撮っておこう」

 

みんなで広間を探索していると、壁に茶色で菱形の石がひとつ、埋め込まれていた。土属性の魔石っぽい」

「レオナ!僕が魔力を流すから、結界で護ってくれ!」

 

~~~『銀月』~~~

 

結果から言うと、公爵様もわからないという。今、壁に書かれていた文字を写真に撮ったというと、調べるために協力して欲しいと云われたので、僕たちは承諾した。

 

アーモンド型?6本の折れた足がコオロギのようだ。流線型のシンプ形をしていて、透明?水晶の魔物?それは、自分では、動けなくて他人の魔力を吸収し、壊れても吸収した魔力を使い回復、魔力を吸収する時赤い球体が光るのがわかったので、『吸雷』バリッと、引き寄せ、赤い球体をエルゼが【ブースト】を使い、

砕き割った。水晶の魔物の残骸は【ストレージ】に、

 

アルフレッド公爵様の応接間で王都跡で謎の魔物の事伝えたら、調べたいていうが水晶の魔物との戦いで、崩れてしまったと伝え、壁画の古代言語なら写真に撮っていることをいうと、書き写してお渡ししますと伝えてから、『銀月』へ。

 

「やぃちおにいしゃん、おちゅかれしゃま」

「ただいま。シャルちゃん」

 

僕たちは、夕食を食べてから、浴場に入り、各々部屋へと向かった。

 

~~~『銀月』夜一とレオナの部屋~~~

 

夜一の右隣がアルマが横に寝て、左側にシャルちゃんその隣がレオナが寝て、左隣にスゥシィが寝ることにした。

 

**********

 

数日後、僕は例の地下遺跡の壁画を紙に写し終わった役に立ったのは無属性魔法【ドローイング】。見たものをそのまま紙などに転写する魔法だ。写し終わった書類を持って『瞬雷』:公爵家正門前。バリッ、と、公爵家の正門前に、バリッバリッ。突然、目の前に落雷があり、そこから出現した僕を見て驚く門番さん。実は、僕は移動魔法を使い分け、転移先が屋内や馬車を使うときは【ゲート】を使い、転移先が屋外や1人での移動の時は『瞬雷』を使う。

 

「うわっ!」

「あ、ごめんなさい」

 

正門が開き、中から馬車が出てきた。お出かけかな?

 

「夜一くん!?ありがたい!乗ってくれ!」

「え?ちょっ......え!?なんですか!?」

 

馬車の扉を開けて出てきた公爵に、瞬く間に腕を取り馬車の中へと引きずり込まれた。なんだなんだ!?

 

「このタイミングで夜一くんが訪ねてくれるとは......!

神が君を遣わせてくれたのだろう。感謝せねば」

「公爵様の慌てようからして、何か大事が?」

「兄上が毒を盛られた」

 

なんだって!?王様暗殺?

 

「幸い対処が早かったので持ちこたえている。だが......」

「犯人に心当たりが?」

「......思い当たる人物はいる。だが、証拠がない。君も覚えているだろう、スゥが教われたことを。おそらく同一犯だと私は考えている」

「でも何だって国王様を?」

「我がベルファスト王国は3つの国に囲まれている。西にリーフリース皇国、東にメリシア山脈を挟んでレグルス帝国、南にガウの大河を挟んでミスミド王国このうち、西のリーフリース皇国とは長年付き合いがあり、友好を結んでいる」

「では、レグルスかミスミド!?」

「帝国とは20年前の戦争以来、一応の不可侵条約を結んでいる。南のミスミド王国、ここが問題なんだ」

「問題?」

「ミスミドは20年前の帝国との戦争の最中、新たに建国された新興国だ。兄上はこの新興国と同盟を結び新たな交易を生み出そうとしている。それに反対する貴族たちがいるのだよ」

「なんでです?」

「ミスミド王国が亜人たちの国だからさ。亜人たちが多く住み、獣人の王が治める国。それが気に食わないんだ。古い貴族たちは」

「その古い貴族の考えは困りますね。僕の彼女の中に亜人の黄狐の女の子がいてるので」

「夜一くんの様に、偏見を無くしていかないと!」

「それで、僕はなにをすれば?」

「兄上の毒を消してほしい。エレンにかけた魔法で」

 

異常状態回復魔法【リカバリー】。

確かにあれなら毒も後遺症もすべて取り除くことができる。そうこうしてる間に、公爵家の馬車は城門をくぐり抜け、跳ね橋を渡り、王城へと辿りついた。慌ただしげに公爵に連れられて、城の中へ入ると、真っ赤な絨毯が敷き詰められた、吹き抜けのホールが僕らを出迎えた。公爵と共に絨毯で敷き詰められた階段を駆け上がると、階段途中の踊り場で1人の男とすれ違った。

 

「これはこれは公爵殿下、お久しぶりでございます」

「ッ!......バルサ伯爵......!」

 

睨むような視線で公爵は目の前の男を見た。小太りで派手な服を着た、髪の薄い男だ。ニタニタした締まらない笑みを浮かべ、こちらを眺めている。

 

「ご安心ください。陛下の命を狙った輩は取り押さえましたぞ」

「なんだと!?」

「ミスミド王国からの大使です。陛下はワインを飲んでお倒れになりました。そのワインがミスミド王国の大使が贈ったワインだと判明したのです」

「馬鹿な......」

 

公爵が信じられない、といった顔つきで驚いている。事実だとすれば両国の間に溝ができる、だが、なんかできすぎている。

 

「大使は別室にて拘束しております。首をはねて、ミスミドへ送りつけて......」

「ならん!すべては兄上が決めることだ!大使にはしばらく部屋に留まってもらうだけにしろ!」

「そうですか。獣人ごときにはもったいないお言葉で......。ではそのように。しかし、陛下にもしものことあらば、他の貴族の方々を私は止めることができませんぞ?」

 

いやらしい笑みをうかべる伯爵。こいつが犯人にまちがいないが、証拠が揃っていない。

 

「では私はこれで。これから忙しくなりそうですからな」

 

そう言って階段を降り始めた。言動からして間違い犯人に間違いないだろうが!

 

「『点雷(テンライ):バルサ伯爵』」バチッ!

「いつっ!?なんだ?」

「おっとこうしてはいられん。急がねば!」

 

再び階段を駆け上がり、長い回廊を抜ける。突き当たりにあった部屋の大きな扉を開いた。

 

「兄上!」

 

部屋の中に公爵が飛び込む。豪奢な天蓋がついたベッドの周りに何人集まっている。

 

「兄上の容体は!?」

「いろいろと手を尽くしましたが、このような症状の毒は見たこともなく......このままでは......」

「アル......」

「兄上!」

「......妻と娘を、頼む.....お前が......ミスミド、王国との同盟を......」

「夜一殿!頼む!」

 

公爵に呼ばれたので僕は王様の傍に駆け寄る。王様は濁った魚のような目で僕を見つめ、誰だ?声を発せられない程までに弱っていた。

 

「【リカバリー】」

 

柔らかな光が僕の掌から王様へと流れていく。王様の呼吸が穏やかになり、顔色もよくなり、瞬きを繰り返すと、眼に生気が蘇り、カバッと上半身を勢いよく起こした。

 

「お父様!」

「あなた!」

「......なんともない。先ほどの苦しみが消えておる」

「陛下!」

「アル......アルフレッド。この者は?」

「我が妻の眼を治された鳴神 夜一殿です。偶然我が屋敷へおいでくださったので、お連れしました。彼なら兄上を救ってくれると」

「....お初に御目にかかります。鳴神 夜一と申します」

「そうか、エレン殿の......!助かったぞ、礼を言う!」

「兄上、それでミスミド王国の大使についてですが......」

「大使がどうした?」

「兄上暗殺の首謀者としてバルサ伯爵に拘束されております。いかがいたしましょう?」

「馬鹿な!ミスミドが私を殺してなんの得がある私を邪魔に思う別の者の犯行だ!」

「大使から贈られたワインを飲んで陛下はお倒れになられた」

「ううむ.....」

「とりあえず大使に会おう。呼んできてくれ、レオン将軍」

「は」

 

 

「あの......」

 

僕に、おずおずと声がかけられた。

 

「お父様を助けていただき、ありがとうございます」

「いえ、お父様が治られて良かったですね」

 

じーーーっ......。

じーーーーーっ......。

じーーーーーーーっ......。

じーーーーーーーーーっ......。

 

「お姫様?どうかされましたか?」

「......年下はお嫌いですか?」

「......宿屋『銀月』に僕の彼女たちが待っています。全員、年下なので、お好きですよ!」

「そ、そうですか。......年下の彼女たちが.....」

 

「オリガ・ストランド、参りましてございます」

 

片膝をつき、頭を下げる獣人の女性。どこかで見たような髪の色に狐耳に柔らかそうな尻尾。

 

「王様、確認だけさしていただければ」

「構わないが?会ったことがあるのか?」

「ちょっといいですか?」

「......アルマの彼氏さん?」

「あ、あなたはやっぱり、アルマのお姉さん」

「君は大使と知り合いだったのかね?」

「大使の妹さんが僕の彼女の1人です」

「王様が倒れたところはどこですか?」

「要人たちと会食するための大食堂だ......」

「現場は倒れたときのままですか?」

「あ?ああ、そのままだが.....ワイン以外は」

「その部屋に連れていってもらえますか?僕の魔法で大使の潔白を晴らせますけど!」

 

王様の許可が降りたので、レオン将軍に連れられ会食が行われた大食堂へ。

 

「『 去雷(キョライ)』」

「.......!?君は今、何をしたのかね?」

「僕の魔法でここ、7日間の映像がわかるのです」

「......その映像だけでは?声も再現されると?」

「はい!将軍、王様たちをみんなここに、あと、バルサ伯爵も呼んでください。それと頼みが.....」

「頼み?」

 

**********

 

「へ、陛下!お身体の方はもうなんとも!?」

「おう、バルサ伯爵。この通りなんともない。心配かけたようだな」

「それで夜一さん。みんなを集めてどうするつもりですか?」

「僕の魔法でもう犯人はわかっているのですが」

 

その前に、将軍に頼んでおいた、このワインを王様のワイングラスに注ぎ、ワインを飲みほし。もう1つのワイングラスに注ぎ、

 

「このワインを飲んでいただくのは、王様は完治したばかりなので、バルサ伯爵に頼みましょう」

 

ワイングラスを渡されたが、飲もうとしない。

 

「どうした、伯爵。飲まんのか?」

「はっ、いや、その......!」

「飲めないみたいなので、レオン将軍、手伝ってやってください」

 

バルサ伯爵はレオン将軍に促されて、

 

「はっ!?ムグッ!うぐうッ!?......う!うあ!

うああ!た、助けてくれ!毒が!毒がまわる!

死ぬ!死ぬうぅぅぅ!」

 

喉元を押さえ、のたうちまわる。苦悶の表情を浮かべ、もがきながら床を転がっている。

 

「バルサ伯爵。さっきのグラスは新品ですよ?」

「し、しぬううぅ......なに?......なんともない」

「僕が飲むのに、なんで毒が入ってると?」

「う!?」

「......どういうことだね?」

「毒はオリガさんが贈ったワインにではなく、王様のグラスの中に塗られていたんですよ」

「グラスに......?なるほど、道理でワインからは毒が検出されなかったわけだ」

「僕の魔法で7日間の映像を見たので、仲間に確認をしていましたからね。バルサ伯爵が!」

 

扉めがけて駆け出した。

 

「『転雷(テンライ):バルサ伯爵』」

「うおわッ!?....ッの!」

 

**********

 

「アルフレッド公爵様、映像に映った実行犯は給仕係と毒味係の2名です。そして、指示を出していたのが、バルサ伯爵ですね!」

「そうなのか。夜一殿!将軍から本人がスゥを誘拐しようとしたことを自供した」

 

公爵が王宮の1室で椅子に腰掛け、嬉しそうに語り出した。部屋には公爵の他に、国王陛下、ユエル王妃、ユミナ姫、シャルロッテさんが椅子に座り、テーブルを囲んで紅茶を楽しむ。

 

「それにしても、そなたには大変世話になったな。余の命を救ってくれた恩人に報いたいのだが、なにか希望はあるかね?」

 

王様が僕に切り出してきた、

 

「たまたま用事で僕が公爵様の屋敷に立ち寄り、公爵に連れられて、王様を助けられたので、気にしないでください」

「相変わらず夜一殿は欲がないな」

「公爵様、彼女が沢山いて、これ以上欲を出したら、贅沢というものですよ」

「彼女が沢山?......そんなにも!」

「あぁ!確かに、スゥも彼女の1人だったね♪」

 

国王陛下が、悩んでいた。

 

「兄上に紹介した将棋も夜一殿が無属性魔法で作って、教えてくれたからな♪」

「なんとも不思議な方ですね、あなたは。無属性魔法で【リカバリー】を使える方は、珍しいのが『転雷』、これは、どのような属性魔法なのですか?」

「僕の属性魔法は、この世界にないので、良いかな。焔魔法・海魔法・雷魔法・嵐魔法の4種類ですね。あとこの世界の全属性魔法を使えます。無属性魔法は、その個有名と効果がわかれば!」

 

シャルロッテさんが、疑問を感じたのか、

 

「夜一さん、今、『この世界』と言いましたか?」

「........はい......」

 

僕の返答を聞いて、シャルロッテさんは、考え込んでしまった。

 

「シャルロッテよ、何か問題でもあったのか?」

「夜一さんの返答に、『この世界』と言ったのです!とすると夜一さんはこの世界の人間ではないのですね?」

「この属性魔法の話は、また今度、話し合いましょう」

「わかりました。無属性魔法なら全部使えるのね。ちょっ、ちょっと待ってて下さい!」

 

シャルロッテさんが慌てて部屋を出て行く。

 

「アルから勧められた将棋も夜一殿が作ったのか。あれは面白いな!すっかり夢中になってしまった。魔法で作ったというのはどういうことだ?」

 

テーブルにあったグラスを手に取り、【モデリング】を使う。ガラスの器がたちまち形を変え、30秒ほどで10cmほどの高さの、威風堂々とした王様のフィギュアが完成した。

 

「とまあ、こうやって、ですね」

 

王様に完成したフィギュアを渡す。

 

「こっ、これはすごいな......。似たような魔法を使える者が、皇国にもいたが......なんという細やかさ......」

「はあぁ、皇国にですか?」

 

しばらくして王妃様とお姫様のフィギュアが完成した。それぞれご本人に渡す。

 

「いや、素晴らしいものをもらってしまったな」

「公爵様とエレン様のフィギュアも作りますから、今度、公爵家にお邪魔しますね♪」

「本当かね!?いや、悪いね!......スゥのは?」

「スゥシィのは、2体作って、1体を公爵様の所に、もう1つは、本人に渡しておきますね♪」

 

シャルロッテさんが、扉を開け、いろいろな物を抱えて飛び込んできた。テーブルにあるフィギュアを見て、

 

「これは、何ですか?国王陛下?」

「そうだ。夜一殿が作ってくれた!」

「夜一さん!私のも作ってください」

「はい、慌てなくても作りますから。国王陛下、グラスを僕に下さい!」

 

国王陛下の許可が出たので、シャルロッテさんの【モデリング】でフィギュアを作って渡した。

 

「ありがとうございます。此方が本題でした。こっ、これが読めますか!?」

「.....読めませんが、なんですか、この文字は?」

「読めないんですね?それじゃあ此方の無属性魔法は使えますか?」

【リーディング】?言語を解読可能にする魔法。

 

「多分使えると思います......。この言語が何かわかります?」

「古代精霊言語です。ほとんど読み解ける人はいません」

「【リーディング/古代精霊言語】」

 

魔法を発動させる。

 

「これは.....、読めるけど内容がわからないです」

「読めるんですね♪国王陛下、グラスを3つほど、私に下さい!」

「どうするんだ、シャルロッテ?」

「夜一さんの、4人のフィギュアを作った魔法を使ってもらいたいのですが?」

 

国王陛下の許可をもらったので、この3つのグラスで【モデリング】で眼鏡を作り、

 

「【エンチャント:リーディング/古代精霊言語】」

 

作った眼鏡の1つをかけ、先ほどの羊皮紙に書かれた古代精霊言語を読んでみる。ちゃんと読めるね♪

 

「同じようにかけてみてください」

「え?はあ......」

 

言われるがままに伊達眼鏡をかけるシャルロッテさん。思っていた以上に似合う。見とれて、つい言葉が出た。

 

「眼鏡をかけたシャルロッテさんは魅力的ですね♪」

「ふへぇ?わ、私が、魅力的、ですって......気持ち♥️」

「ではそのままこれを読んでみて下さい」

「え?......『魔素における意味のある術式を持たないデゴメントは、魔力を......』よ、読めます!

 

嬉しさのあまり、はしゃぎまわるその姿は、とても大人の女性とは思えない可愛らしい姿だった。

 

「残りの眼鏡も持っていって良いですよ」

「ありがとうございます」

「すまんな。あの子は夢中になると他のことが見えなくなって、魔法に関しては国1の才媛なのだ」

「あら、そこがあの子のいいところですわよ?」

「......ま、喜んでもらえてなによりで」

「アルよ、先ほどからスゥが夜一殿の彼女みたいに」

「そうですよ、兄上!スゥを盗賊から助けてもらい、王都までの護衛も引き受けてくれ、エレンの眼まで治してくれたのに、スゥが夜一殿の事を気に入って、彼女の1人になったのです」

 

国王陛下とアルフレッド公爵様2人は盛り上がって、楽しく話をしていた。

 

じーーーっ......。

じーーーーーっ......。

じーーーーーーーっ......。

じーーーーーーーーーっ......。

 

さっきからずーっと見られているのです!お姫様に。碧と翠のオッドアイが僕を捉えて離さない。ふっ、とお姫様の視線が向きを変えて、席を立ち、国王陛下と王妃様に向いている。

 

「どうしたユミナ?」

「お父様、お母様。私、決めました」

 

顔を真っ赤にさせ、彼女は言葉を口にした。

 

「こ、こちらの鳴神 夜一様とっ......けっ、結婚させていただきたくおもいますっ!」

「......すまんが、もう一度言ってもらえるかユミナ」

「ですから、こちらの鳴神 夜一様と結婚させていただきたいのです。お父様」

「あらあら」

「理由はなんだ?」

「はい。お父様を救っていただいた、というのもありますが......夜一様周りの人を笑顔にしてくれ。アルフレッド叔父様や、シャルロッテ様、みんなを幸せにしてくれます。そのお人柄もとても好ましく、私はこの人と一緒に人生を歩んでみたいと......初めて思えたのです」

「......そうか......。お前がそう言うのなら反対はしない。しかし、アルとの話では、夜一殿には彼女が沢山いるみたいだが、それでもいいなら、幸せにおなり」

「お父様!」

「あのですね、彼女が、沢山居てるのですが。お姫様がその中に入っても大丈夫なのですか?」

「夜一殿、この世界は一夫多妻だから、その辺は大丈夫だ。それに、アルの娘のスゥもその中に入っているのだろ。それに、ミスミドの大使の妹さんも、その彼女の中にいると、先ほど言っていたな!」

「確かに、言いました」

「夜一殿は、年下がお好きみたいなので、ユミナも大丈夫だ」

「夜一様は、スゥシィや大使の妹は良くて、私はお嫌いですか......?」

 

ユミナ姫が悲しそうな瞳で見つめてくる。

 

「うぅ.....嫌いでは、.....ないの.....ですが。僕に彼女が沢山いて、ユミナ姫が嫌でなければ」

「でしたらなにも問題ありませんね!スゥが居るなら他の彼女さんとも仲良く出来ますね♪」

「これからよろしくお願いしますね。夜一様」

 

ユミナと国宝・聖剣(セイケン)グラムと王金貨20枚をいただいて、翌日、『銀月』に戻ると、彼女たちの第一声が、

 

「「「「「「やっぱり、女の子ホイホイ」」」」」」

「おんにゃにょこホイホイ?」

 

彼女たちが落ち着いてから、

 

「ユミナ・エルネア・ベルファストです。皆様よろしくお願いいたします」

「こちらこそ、私はレオナといいます。一応、元の世界では、私もお姫様でしたけど、あと夜一が、女の子ホイホイなのは、聞きましたか?」

「いえ、沢山彼女がいるとは聞きました」

「それで、私たちがお姫様を呼ぶときは、どうしたらいいですか?ユミナ姫」

「普通にユミナとお呼び下さい。レオナ」

「わかったわ、ユミナ」

「あたしが、エルゼです。ユミナ」

「私が、リンゼです。.....ユミナさん」

「拙者が、八重でござる。ユミナ殿」

「一応、妾が、スゥシィなのじゃ。ユミナ姉様」

「私が、アルマです。ユミナお姉さん」

「しゃうといいましゅ。ユミニャおにぇえしゃん」

「皆さん、よろしくお願いいたします」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




夜一とレオナとユミナの所持金 王金貨20枚
白金貨15枚、金貨45枚、銀貨105枚、銅貨213枚
夜一の手持ち
白金貨0枚、金貨15枚、銀貨25枚、銅貨118枚
スゥシィの手持ち
白金貨0枚、金貨12枚、銀貨28枚、銅貨68枚
アルマの手持ち
白金貨0枚、金貨12枚、銀貨27枚、銅貨68枚
シャルの手持ち
白金貨0枚、金貨0枚、銀貨0枚、銅貨9枚
夜一たちパーティーの所持金
白金貨0枚、金貨3枚、銀貨10枚、銅貨28枚
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