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腐臭が充満する漁村を、劉の旗を掲げた兵士達が闊歩する。籠に山と積まれた魚も、裂かれた腹から臓腑をこぼして道端に転がる漁師も、凌辱の果てに命の灯火を踏み潰された少女も、全てが平等に蛆の餌と成り果てたこの村こそ、ある意味では世界で最も命が平等に扱われている稀有な場所なのかもしれない。
日の光を浴びて煌めく鎧を身に纏った兵士達は、その鎧とは真逆の、醜悪な笑みを浮かべながら次の獲物へと思いを馳せる。
彼らは蝗の群れの如く、江東の地を蹂躙する。この村での惨劇など、すでに何十という村で繰り返されている。彼らが通った後には何も残らない。人も財も、なにもかもを奪い、殺し、犯し尽くしながら、悪鬼の群れは行進を続ける。
じわりじわりと足元に蠢く悪鬼に、孫家は未だに気付かない。悪鬼に襲われて生き残った者はおらず、助けを求める声は届かない。なによりも、孫家の警戒網はすでに手中にあり、詳細な地図も手に入れた彼らにとって、孫家の目を搔い潜ることなど造作もないことだった。
「文台の娘達…そなたらはどんな声で喘ぐのかの?くひひ…」
悪鬼を指揮する男は、豊かな髭を撫で、褐色の美少女の肢体を夢想する。
自身に苦い敗北と劣等感を刻み込んだ憎き怨敵。同時に歪んだ憧憬を抱いた大英雄。
その娘達を縛り上げて寝台に押し倒し、己の雄でもって征服して、子宮に種を蒔く。
それを想像するだけで、男の肉棒からは透明な液体が溢れ出した。
「ん…ちゅ、ぅ……」
そんな獣欲を猛らせる男の股座に跪くのは、翡翠色の髪と服から零れ落ちそうな胸を持った美女。
光の消えたその瞳を、真っすぐに男に向けながら、女は肉棒から溢れる情欲を啜る。
そこに自我は無く、求められた情報を吐き出し、いつ何時でも性奉仕を行う、持ち主の命令に従うだけのただの肉人形。
彼女を伴って、悪鬼の軍は地獄を撒き散らしながら江東を進む。
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夜明けと共に退却した袁術軍を追撃した孫策軍。しかし脇目もふらずに駆ける彼らの、縦に伸び切った戦列に、要所要所に伏せられた伏兵が襲いかかった。
戦列後方の部隊は瞬く間に千々に引き裂かれ、這う這うの体で逃げ出し、先頭をひた走っていた雪蓮は完全に孤立した。
「見捨てます」
孫策軍内の奉身教徒を纏め、祭と合流した亞莎は、苦虫を噛み潰した様な表情でそう絞り出した。
孫家の女全員と江東を主教に捧げるという本来の計画は既に破綻している。これ以上雪蓮に拘れば、他の供物すら失いかねない。
「儂も異論は無い。あの馬鹿よりも蓮華の方がよほど扱いやすいしのぉ」
額に手をやりながら、祭も亞莎に同意する。罠であることが明白な袁術軍の撤退。それを追撃すればどんな痛手を被るかなど分かり切っていると、二人は雪蓮の説得を行った。しかし袁術と張勲、紀霊の三人を討ち取ることに固執する雪蓮は、二人の反対を押し切って追撃を敢行し、敵中に孤立した。事ここに至って、遂に二人は雪蓮を見限ったのだ。
「すぐに江東に戻ります。老害共を始末して蓮華をかく…」
「失礼致します!程昱様からの使者が参られました!」
今後の計画を練る二人に、天幕の外から声が掛かる。主教の最側近であり、教団設立の立役者でもある程昱。主教に代わり、各地の奉身教徒の統括を行う彼女から使者とは、一体何事かと、二人は目を見開いた。
「風殿から…?まさか、主教様になにか…?」
「すぐにお連れせい!!」
もしも主教になにかあれば、害を為した者とその一族を八つ裂きにせねばならない。あってはならない最悪の事態が頭によぎり、慌てて青くなった顔で使者を天幕へと招いた。
しかし使者が伝えた風の言葉は、二人を愕然とさせるには十分すぎるものだった。
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「神様はお怒りです」
劉備と名乗ったその使者は、その柔和な表情とは裏腹に、氷の刃のような声色で、二人を斬り裂いた。その瞳には一切の同情は無く、害虫を見るかのような侮蔑と嫌悪が浮かぶ。
「な、なぜ…?」
「分かりませんか?この戦は、袁家と孫家が持つ全部を神様に捧げる為のものですよ?それなのに皆さんは、自分のことばかり」
桃花は寵愛を求め、張勲と足の引っ張り合いを繰り返す、浅ましさを糾弾する。神に強請るなど恥を知れ、供物を捧げられること自体を悦びとすべきである。
鉅鹿で華雄によって地獄から救われ、奉身教徒の中でも生粋の狂信者である彼女の教育を受けた桃花にとって、彼女達は物乞いにも劣る家畜でしかなかった。
「これは神様からの最後のご慈悲です。全てを一週間で終わらせてください。できなければ破門するとの仰せです」
「「……っ!?」」
奉身教にとって最大の罰である破門。それは教主自らが、その者には何の価値もないと宣言するということ。教主に奉仕することを魂にまで刷り込まれた教徒達にとってこれに勝る絶望は無い。武将としての価値も、女としての価値も認められず、虫以下の存在に堕とされる。そしてそれは永遠に撤回されることはない。いや正確には教主が撤回すれば戻れるだろうが、虫以下の存在のことなど、偉大な教主の頭には残らない。破門した人間のことを忘れている以上、撤回など出来ようはずもない。
「か、必ず!必ず一週間以内に、江東を捧げて見せます!」
「…神様の慈悲で一週間の時間が与えられたこと…忘れないでね?」
「「っは!!」」
二人を見つめる、真っ暗な井戸の底のような桃花の瞳。あまりの恐怖に吐き気すら催しながら、亞莎と祭は跪いた。最早一刻の猶予も無い。すぐに張勲と連絡を取って事態を収拾しなければならない。
桃花が出て行き、二人残された天幕で大急ぎで準備を整える。
「祭さんは今すぐに江東へ!老害共を始末して、蓮華、小蓮、思春の身柄を確保してください!私は陸家を制圧して明命を確保します!」
「承った!!雪蓮と冥琳はどうする!?」
「張勲に任せます!誰か、張勲に伝令を!」
電光石火の勢いで命令を下す亞莎。祭も聞く事だけ聞くと、自身の配下を纏め、風の様に江東へと向かって行った。
破門の話は兵士達にも伝わり、自分達にも累が及ぶ可能性を感じ取った彼らは迅速に物資を纏め、一切の無駄口を叩くことなく、付き従う。
「急いでください!!」
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「そん…な…」
「儂の…儂の作品を捧げる機会が…失われる…?」
時を同じくして、袁術陣にも風の使者が訪れ、破門の可能性を張勲と紀霊に伝えていた。
生粋の謀略家である張勲の唇がわなわなと震え、紀霊は赦しを求めて天を仰ぐ。
「以上が風様からお前達への言伝だ…主教様の慈悲、無為にすれば私が殺してやる」
使者として派遣された凪の拳に気が宿る。それは決して脅しではない。しかし実行されることは決してない。破門された自分達を殺してくれるほど、教団は破門者に優しくはない。生きるための指針や目的、自身の存在意義の全てを失い、ただ死んでいないだけの、生ける屍として絶望し続けることこそが、破門者に相応しい末路なのだから。
「紀霊さん!すぐに孫策さん、周瑜さんを捕えて下さい!絶対に逃がさないように!!」
「っ!うむ!任せよ!!」
突如降り掛かった己の危機に、張勲の頭脳は一気に回りだす。これまで仕掛けた謀略全てを一週間で清算する必要があった。孫策と周瑜を無事に捕えた後、挟撃する手筈だった劉表を撃退し、江東から叩き出さなければならない。
劉表の凡その現在位置を予測し、進軍するまでにどれだけ掛かる?
どう考えてもまともに戦う時間はない。会敵した後、鎧袖一触で撃滅しなければならない。その為の策は?
亞莎と合流するか?
しかし向こうも似たり寄ったりな状況であるだろうし、なにより亞莎は劉表軍の存在を知らない。
額に汗を流しながら爪を噛む七乃の袖が僅かに引っ張られる。目線を向ければ、口の端から涎を垂らし、一糸纏わぬ姿の美羽がにへらと笑っていた。
「ななのぉ…どうしたのじゃぁ??誰のおちんぽをぺろぺろしたらおくしゅりくれるのじゃぁ?」
「うるせぇんだよ!!糞餓鬼!!テメェに構ってる暇なんかねぇんだよ!!!」
状況が分かっていない中毒者の言葉に、思考を邪魔された怒りが燃え上がる。怒りで顔を歪ませた七乃は、その激情が命じるままに、自分達が壊した幼女を躊躇うことなく蹴り上げた。文官の蹴りとはいえ、幼女に耐えられる筈もなく、まるで鞠のように地面を転がり、咳き込む美羽。
「ぁー…お?…めーもんようじょのおしっこ、見てくださいなのじゃぁ♡」
薬の影響か、全身が弛緩しきっている美羽は蹴られた衝撃のままに排泄する。そして紀霊に教え込まれた通りに、自らの指で秘裂を開き、自身の排泄姿を披露してみせた。
「あーもう…。献上する前に、
呆れたように溜息を零しつつ、美羽の醜態に僅かばかり溜飲を下げる。どうせ血筋しか利用価値の無い雌犬なのだから。
(そうです…私はこんなガキとは違う…女としても、軍師としても主教様のお役に立てる…!こんな所で終わる訳がないんです…!)
「だれかぁ…おちんぽぉ…♡」
へこへこと腰を空振りしながら、肉棒と褒美の薬を求める幼女を視界の外に追いやり、七乃は策を巡らせる。外では紀霊の叫びと、それに鼓舞された兵士達の雄叫び、そして孫策に斬り伏せられた者達の断末魔が響く。
しかし段々と断末魔は減り、嘲るような笑い声がした後、孫策の悲痛な叫びと共に歓声が上がった。
「…陸遜さんへ伝令を」
そうして紀霊が孫策と周瑜を捕えたのと同じ頃、七乃は劉表に貸し出した肉人形へと伝令を飛ばした。
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「なぁ、おっちゃん。良かったらウチのこと、買わへん?」
「え?…いあ、う…?」
洛陽の路地裏を歩く、小太りの男に霞は声をかける。30代後半くらいの年齢のようだが、くたびれて薄汚れた服に、テカテカと脂ぎった顔、同性からも生理的嫌悪感をもたれるであろうその男は、これまでの人生で見たこともないような美少女と、その美しい唇から発せられた言葉に、失語者のような言葉しか出せなかった。
「…な、なにを…」
「♪」
男の様子に、にんまりと妖艶な笑みを浮かべた霞は、ほっそりとした指をサラシに引っ掛け、ゆっくりとずらしていく。
男の血走った目が、己の胸に注がれるのを感じながら、桜色のぷっくりとした乳首を差し出してみせた。
「…!!」
無意識に息が掛かるほど近くまで顔を寄せた男の腕を手に取り、自身の腰に回させ、尻を撫でさせる。
霞は抱き着くように身を寄せ、男の耳元に吐息を吐きながら囁く。
「ウチのおめこにぃ、おっちゃんのあっつ~い精子、びゅびゅっ~ってしたない?おっちゃん優しそうやし…ウチ、いっぱい気持ちよ~くさせたるで?おっちゃんがしたいこと…全部してええで♡」
「ふ、へ…へへ。い、いくら…?」
突然の美少女からの誘いに、詐欺かなにかと疑う男だったが、あまりに魅力的すぎる誘惑に、その疑心は吹き飛んだ。
袴の中に手を突っ込み、柔尻を撫で回しながら、霞の芳香を吞み込む。
「ん~そやなぁ…これでいいで」
「…買う!買うよ!」
霞が提示した金額は、男の一日の食費の半分以下という破格の価格だった。そんな端金で貞操を売り渡す美少女に、男は脂汗を垂らし、鼻息を荒くさせながら詰め寄った。
「ぇへ♡おっちゃんの家…行こ♡」
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「んんぅ♡あ、や…はぁ♡」
「霞ちゃん!霞ちゃんのおまんこ、すごいよ!」
隙間風が吹き付けるあばら家、そこが男の家だった。長年の酷使ですっかり薄くなった寝台の上で、二人は体を重ねていた。
家に着くなり男の腰履きを下ろし、男の肉棒を覆う包皮を唇で剥きながら、溜まりに溜まった痴垢を舌でこそぎ落した霞。激しく頭を動かすのではなく、口の中の肉棒をひたすらに舐め回すような口淫。人生初めての経験に、男はあっさりと彼女の口内で絶頂した。
そうして吐き出された黄ばんだ精液を、躊躇うことなく嚥下した霞を見た瞬間、男から理性は消え、性欲に支配された獣となって霞を押し倒した。
「こんな…!こんな可愛い子と…!こんなこと出来るなんて!生きててよかった!」
「あぅ♡…おくぅ♡そこ♡そこ…気持ちいい♡んぁ…もう、おおげさ、やなぁ♡」
男は獣のように、無我夢中で腰を振った。相手のことなど頭から抜け落ちて、ただただ自分だけが気持ちよくなるための交合。異性との関わりがなかったこれまでの人生で濃縮された性欲を、目の前の美少女に叩きつける。しかしそんな獣姦の様な房事でも、霞の体は汚されることに興奮し、蜜を溢れさせながら、膣内の男を締め付ける。
「ひぁ!?そ、こ♡おしりぃ…♡」
「う、ぉ?…霞ちゃんお尻弱いのかな!?」
後ろから突きながら、目の前で揺れるシミ1つない霞の柔尻。それを押し広げ、奥にある穴へ指を挿入すれば、驚きながらも、確かに嬌声の混じった媚声が部屋に響く。
男は霞に問いかけながらも、返事を聞くことなく、腰を動かしながら尻穴を弄ぶ。
指を抽送させれば、それに合わせてきゅうきゅうと締め付ける膣肉が堪らなく男の性感を刺激し、玉のような汗を浮かべる霞の背中やうなじに舌を這わせる。
霞という極上の美少女の汗。それは男にとって媚毒そのものだった。
『おっちゃんがしたいこと…全部してええで♡』
霞の言葉が、媚毒に犯された男の脳裏に浮かび、理性の残滓すらを消し去っていく。
今まで何に悩んでいたのか。女と何を話せば良いのか分からない?自分なんかが話しかけちゃいけない?全て下らない弱者の考えだ。女に媚びるのではない、女が媚びるのだ。これまでの常識や良心が音を立てて崩れていく。同時にこれまでの情けない自分と、自分を見下した女達への怒りが湧き上がる。
「おらぁ!もっと締めろ!!こ、の!このぉ!!」
「か、ぁ!?ぐっ、げ…!ぁ、ぁ…!」
湧き上がる怒りのままに、乱暴に霞の性器から分身を引き抜き、霞を仰向けに引っ繰り返し、再び挿入する。正常位の体勢のまま彼女の首に手を添えて無理矢理に膣を締めさせる。
そこには女慣れしていない無様な男の姿は無く、力で女を捩じ伏せる、荒々しい雄の姿があった。
(あぁ…♡これぇ♡たまらんわぁ♡)
酸欠によって視界が霞みながらも、自らの肢体が、この雄の覚醒を促したことに、霞は女としての達成感に満たされていた。
「…と…ぇ」
「あぁ!?なんだって!?」
「もっとぉ♡ウチのこと…壊してぇ♡」
蕩け切った表情で瞳を潤ませ、
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翌日、食事も睡眠も忘れてひたすら犯し尽くされた霞は、精液と愛液に塗れた肉棒をその顔や髪で拭って清めると、自身に着いた精液はそのままに、城へと戻った。
しかし一晩かけて吐き出された男の子種をポタポタと垂らしていても、未だに霞の火照った体はそのままだった。
(官軍の連中に輪姦してもらうのもええなぁ…♡それか囚人の連中に無理矢理も…♡)
すれ違い様に、霞の姿にギョッとした顔を浮かべた初老の兵士を見ながら、霞は己の内で燃える性欲をどう発散するかを妄想する。
「ん、霞か。…随分な有様だな」
「おぉ華雄やん…おっさんに買ってもろたんよ」
霞が全身から放つ性臭に鼻を抑えた華雄だったが、霞の言葉に思わず首を傾げる。
「おっさん…?お前は精通もまだの少年が好きではなかったか?」
「なに言うてんねん。先月ご主人様が書き換えたわ。今は禿散らかしたおっさんとか、きったない浮浪者に犯されるんが好きやで」
おおよそ普通の女性であれば、大金を貰っても拒絶するであろう、社会の最底辺。そんな男達に二束三文で奉仕し、性欲の捌け口として使われることが、今の霞の性癖だった。
教主の思いつきと気分で性癖を変えられ、どんな男に何をされたかを教主に語り楽しませる。それが教主の霞での遊び方だった。
「お前の家にいた少年達はどうしたのだ?」
「見た目だけは良いガキ共やったからな。掛け合わせればご主人様に相応しい玩具が作れるやろってことで風が持ってったわ」
霞が各地で捕えた戦利品や、褒美として下賜された美少年達は、教主の好みに合う性玩具を作るための、種馬として使われる。悲惨な末路ではあるが、霞によって快楽漬けにされた彼らは、むしろ率先して同じ年頃の少女達を犯している。教団によって破滅させられた人々の中では、むしろ彼らは救われているとすら言えるだろう。
「流石は風だな」
次回は早めに投稿できるといいなぁ