※この作品はR-18です。

憂いの篩   作:とある男子

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中庭

記憶の持ち主は服を脱ぐ。

 

制服、シャツ……パンツも?

 

それから真っ裸で仁王立ち。

 

体がどんどん毛深くなって……手が犬っぽくなった。

 

彼はアニメ―ガスらしい。

 

ドアノブをガチャガチャと犬の手で器用に……あ、諦めた。

 

半開きの窓を鼻づらで押し上げ、彼は部屋から脱出。

 

さすが犬、走るスピードが速い。

 

暴れ柳の根元を通り過ぎる時も、振り下ろされる枝を軽く避ける。

 

ホグワーツの中庭が見えてくる。

 

昼休みなのか、3人の少女がお弁当を広げていた。

 

「わんわん」

 

「きゃっ」

 

犬は女子生徒のスカートに顔を突っ込んだ。

 

ほう……水玉か。

 

「わんちゃん、また来たの?」

 

「わふっ」

 

「あ、こら」

 

別のスカート、こっちは縞々。

 

少女達は本気で怒ってはいない。

 

おかずを分けてやったり、体を撫でまくったりと、彼がアニメ―ガスであることに気づいていない。

 

「あ、そろそろ行かなきゃ」

 

「またね」

 

2人の少女が鞄を持って校舎の方へ去っていく。

 

「……」

 

残った少女の手が犬に伸びる。

 

お腹を通り越し、雄のシンボルを握ってきた。

 

「大人しく、ね」

 

「わ、わふ」

 

小さい手が竿を上下にしごき始めた。

 

少女のスカートの中からピンク色のオーラのような物が出ている。

 

犬は鼻づらを押し付け、下着の上から舐めた。

 

「あっ……ここじゃだめだよぅ」

 

少女と犬は近くの森の茂みへ入っていった。

 

少女は四つん這いになり、犬にお尻を突き出すような恰好をする。

 

「わふっ」

 

がば、と圧し掛かる犬。

 

少女が指を添えたりするが、つる、つる、と滑って、なかなか入りそうにない。

 

「うーん。ちょっと大きすぎるみたい。ごめんね」

 

「くぅーん」

 

「よしよし。泣かないの」

 

少女は犬を仰向けにすると、股間に顔を近づけていった。

 

「ぱくっ」

 

先っぽに桃色の唇が覆いかぶさる。

 

少女は舌を一生懸命動かして犬を喜ばせた。

 

下半身に走る快感に悶えていると、犬の目の前に少女の割れ目が来た。

 

犬が下、少女が上になってお互いを舐め合う。

 

2人が満足するまで舐め合いは続いた。

 

「また来てね。今度は後ろの方でできるようにしとくから」

 

「わんっ」

 

視界が霧に包まれてきた。

 

今回はここまでのようだ。

 

 

「……」

 

 

数時間後、俺は図書館でアニメ―ガスについて書かれた本を読んでいた。

 

アニメ―ガスは大人でも習得することが難しい呪文らしいが、あんなことができるなら、そんなことは気にならない。

 

が、どんな動物になるかは事前に分からないことが難点だった。

 

せっかく苦労して鳥とかだったら何もできない。

 

「あら、サクじゃない」

 

たくさん本を抱えたハーマイオニーが隣に座ってきた。

 

「それアニメ―ガスの本? 最近多いわねぇ」

 

「俺の他にもいたのか?」

 

「ええ。シェーマスでしょ、フィネガンでしょ……」

 

ハーマイオニーの口から5,6人の男子の名前が出てくる。

 

うーん……この状況で犬になっても怪しまれそうだなぁ。

 

いや、見逃してくれるかも?

 

「フレッドとジョージも見てたのはびっくりしたわ。まぁ、本性を暴く呪文があるから大丈夫だけど」

 

「呪文?」

 

「そう。スペシアリス・レベリオ(化けの皮 剥がれよ)。怪しい動物を見たら、まずこれね」

 

「ふ、ふうん……」

 

その言葉を聞いた俺は、そっと本を閉じた。

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