風花雪月の世界に転生したから、人たらしの幼馴染(主人公)がハーレム作るところ見ようと思っていたら、大変なことになった件に関して 作:KeI77777
じゃあ、履こうか・・・(手のひら返し)
ベレスちゃん?原作より全然重いし、
執着する対象があるから、ある意味精神的に安定しているし、
ある意味精神的に不安定。
KEY(ドS)
〇〇月xx日
今日も今日とて傭兵としてのお仕事に勤しむ。
本日は、大陸の東側に位置する洞窟で、盗賊や山賊が群れを成しているので、
その討伐依頼である。
どっかのお偉いさんからの依頼とのことだ。
領土境界線沿いに兵士を集中させ、緊張状態にあるため動かせる兵力がないため、
俺たちみたいなフリーの傭兵に声を掛けたとのことである。
さすがに、原作の時期まで時間あるし、フォドラ大戦はまだだよな・・・・?と
思わず疑心暗鬼になってしまう。
14年も傭兵をやっていると慣れたもので、馬の扱いもみるみる上達し、
今ではソシアルナイトどころかパラディンもどきの仕事もできる状態だ。
ペガサスナイトやドラゴンナイトの天馬騎乗レベルももっとあげて、
そのうち空を掛けてみたいとも思っていた。
で、馬にまたがって進むのはいいんだが、ある意味問題というか、
とある状態に直面していた。
「・・・・・・・・・・・♪」
な ん で お ま え も い っ しょ な ん だ
同じ傭兵団に所属している同僚なので、いるのは全く持って問題なし。
問題なのは、乗っている馬である。なんで、俺と同じ馬に乗っているのか。
小さい頃は、一緒の馬に乗り、俺の前のほうにのっけてやったこともあったが、
馬の乗り方を教えてやったので今は一人で乗れるはずだ。
だというのに、今は後ろからしがみついてきながら、すりすりと体をこすりつけてきている。猫か。お前は。
で、振り払うこともできないので、少し前を馬で同じように進むジェラルト団長に
抗議の声をあげると「役得だろ?」とか意味の分からないことを言い始めた。
ふぁっく。そろそろ転団するぞ。こら。
で、女性団員たちは何を勘違いしているのか、そんな俺とベレスの姿を見て、
きゃーきゃーとはやし立てている。おう、今日の晩飯を草と豆だけのスープにしたろか。
塩も香辛料も入ってない、本当に泣きたくなる味だぞ。
で、兵糧攻めしようか悶々としていたところ、ジェラルト団長が馬をどうどう、といなし、突然止まり始めた。
「・・・・・近いな。」
そういって、彼が地面を指さすとそこには複数人の足跡がくっきりと残っていた。
最近、雨が降ったのか、ぬかるんでいる地面にそれは刻まれており、
誰が見ても、誰かがこの辺にいるであろうことをうかがわせるものである。
例の盗賊…山賊?まあどっちでもいいか。が、いるということだろう。
「鉢あって、突発的に戦闘になるかもしれん。全員、いつでも戦えるようにはしとけよ。」
年長者らしき、そう絞める彼の姿は歴戦の戦士の姿であり
安心感を団員たちの胸の奥に抱かせた。
■
▽▽月〇〇日
件の盗賊たちと山のふもとでばったりと出会い、
困惑している相手をよそに、ジェラルト団長はいち早く槍を抜いて、
一番近くにいた盗賊の喉に刺して、絶命させた。
相変わらずクッソ強い。俺もかなり強くなった自覚はあるが、
恐ろしく速い槍捌き。俺じゃなきゃ見逃しちゃうね・・・とふざけるのは
ここまでにして、俺も馬に乗ったまま敵のほうに突っ込み、活路を切り開く。
後ろに乗っていたベレスは高く跳躍して放物線を描き、相手のところまで
一気に飛び立った。上からひゅん、と剣を下につきたて相手を串刺しにした。
うわぁ・・・えぐい。というか、あいつ、あんな強かったっけ・・・・?と
幼馴染の成長に戸惑いつつも、左手に槍を持ち構えたまま、
盗賊を一人一人突いて、殺していく。
せっかく馬に乗っているのだから、わざわざ降りる必要もない。
高さでも有利だし、不利になったらいったん逃げて、
体勢を整えることもできる。
俺は戦いたいんじゃない・・・・勝ちたいんだ!と誰に向けていっているのか、
そんなことを考えながら槍を振るっていると、突然背中にどん、という衝撃が走り、
馬から落っこちてしまう。
いったぁ・・・・と思いつつも背中を右手で触れると、
なんか棒みたいなものが生えている感触があった。
・・・・・・あ、矢が刺さっているわ。
撃ち落されたらしい。調子に乗ってたらこれである。
というか、明らかに流れ弾なのにどうして俺ばっかりに当たるのだろうか。
周りの団員は誰も落馬していないのに、俺だけ落ちているのは正直恥ずかしいんだけど・・・・。
「死ねおらああああ!!!」
で、そんな俺を手負いの獣とでも思ったもじゃひげの不潔な山賊が
斧を上から振りかぶってきたのを持っていた槍を捨て、左腰にしまってある
剣を引き抜き、受け止めるとぎぎぃん、と金属音が鳴り響き、ぎりぎり、と斧と剣でつばぜり合いの格好をし始める。
あ、あんま強くないわ。力はあるけど、これだったらジェラルト団長とか、
アロイスのおっさんとかのほうが断然格上である。
さっさと切り捨てようと思った矢先、相手の顔を後ろから剣が貫通し、
「はぐあ!!」と北斗の〇らしき断末魔を挙げて、山賊がどさり、と倒れる。
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
その後ろには、何人切り殺したのか、返り血を浴びて
真っ赤なトマトみたいに紅く染まったベレスが瞳孔が若干開いている
目つきで、ふー、ふー、と息荒く、すでにこと切れている死体を
何度も何度も背中から剣を刺し、入念にとどめを刺している。
ええ・・・。何やってんだよぉ・・・・。助けてくれたのはうれしいけど、
戦場で隙をさらしすぎである。
戦局は見たところこちらが有利なようで、相手は敗走し始めたのか、
武器を捨てて背中を向けて逃げ始めているのも出ていた。
チャンスだったので、馬に乗ったまま弓を構えて、背中から矢を打ち込んでいく。
後はボーナスタイムの御褒美である。ここで経験値を積んで、
せめて上級職にはなっときたい。才能があるベレスと違い、
こうしてやれることをやるしかないのだ。死にたくはないし。
-----そう思って次の矢を打とうとした瞬間、体から力が抜け、
どしゃり、と地面に崩れた。
「・・・・・・・・・・・・・!!?・・・!!」
近くに走って寄ってきたベレスが何やら泣きそうな顔で
こちらを揺さぶっているが、何を言っているのかわからず、
そのまま意識が暗転した。
■
〇〇月xx日
どうやら、背中を矢で撃たれた時に、一緒に毒も盛られてしまったようだ。
山に自生している草を絞って矢じりに浸した即席のお手軽兵装らしい。
なんでそんなもんを盗賊が持ってるんだ・・・?と思いつつも、
自室のベッドに寝転がりながらごろごろとくつろぐ。
とりあず傷をゆっくりと治せとのお達しあったので、仕事は休みである。
現代であればネットで動画でもみているところだが、
この時代にはそういった娯楽は全くないので、仕事がないと暇である。
体を動かすことも禁じられているので、マジで何もすることがない。
・・・・そういえば、指揮に関する書物があったような気がするので読んでおくか。
今のうちに指揮レベルをあげておこうと思いながら、左手で
近くにあったアンブロシアの果実を食べようとすると、す、と
誰かにとられる。
「・・・・・・・・・・・・・・。」
ベレスがなぜか果物を左手でもったまま、こちらに差し出してきていた。
いや、なんでやねん。お前仕事だろ、と思っていると
俺の心の中を読み取ったのか、一言、「看病」とだけ言って、
もう一度ずい、とこちらに果物を差し出してきた。
首を伸ばしてぱくり、と口に含む。
苦い・・・・。でも食べないわけにはいかないのである。
「・・・・・・団長はなんて?」
「・・・・・・・・・・。」
「目をそらすな、目を。」
俺がジェラルト団長の許可取ったうえでの行動なのか?と言外に問い詰めると
ばつが悪くなったのか、ぷい、と目線を横にそらし始めたので
両手でベレスの頬をひっぱり、にょーん、と伸ばす。
「お前なぁ・・・。看病とかいらないだろ。寝てりゃ直るんだから、仕事行けよ・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「いてぇっ!!腹を叩くな!!腹を!!」
頬を引っ張られたまま、むす、と不機嫌になるという器用な表情を浮かべる彼女に腹パンされ、なんだかんだ回復するまでの間、世話をされることになった。
ちなみに、ベレスの料理を食ったことがなかったが、
ガルグ=マクに行くまでの間に、何としても料理を仕込まないといけない、と
俺は心に誓ったのだった。腹がまた、別の意味で痛い・・・。
<<おまけ>>
「・・・・・・・今、大丈夫?」
「おお、どうした?」
団長室で武器の手入れをしている団長にそう切り出すと、
何かを期待するような明るい声で了承された。
・・・・・まだ、彼とはそういう関係じゃない。
顔が熱くなるのを自覚しながら、右手を差し出す。
「・・・・・・・・・あの白い指輪。ほしい。」
「!!?」
私がそういうと、驚愕の表情を浮かべ、座っていた椅子からがたり、と立ち上がる団長。
とってもわかりやすくて思わず笑ってしまう。
そして、眉間にしわを寄せながら、いつもより一段と低い声で問いかけてくる。
「・・・・どこで知った?」
「・・・少なくとも、女性団員たちの間では、噂になっている。
団長は、わかりやすい。」
「・・・・・そうか。」
私がそういうと身に覚えがあるのか、観念した様子で椅子にまたどかり、と
座り、ごそごそ、とポケットからそれを取り出した。
「・・・・お前がもうちょっと大きくなったらくれてやろうと思ったんだけどな。
・・・・まあ、いまだに進展のない現状を変えるためには、いいきっかけかもしれん。」
「・・・・進展は、ある。」
「・・・・・どんな?」
「・・・・彼が寝ている隣で、彼のことを想像しながら5回〇〇〇〇した。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そうか。」
なぜか先ほどよりも深いため息をつきながら、両手で顔を覆い、
これ、どうすんだよ・・・と団長がつぶやいた。
一体、どうしたのだろう。
白い指輪のエピソードを汚すのはやめてさしあげろ()
ベレスちゃんはとってもいい子だから・・・(目そらし)
Q.なんで主人公はベレスちゃんの誘惑に耐えれているの?ホモなの??
A.5歳くらいから面倒見ていた子供が、大人になってもいまだにその時の感覚で
見ているから、まずはそれをどうにかしないと進展しないぞ
後、ベレスはそのうち別キャラとくっつくだろ、と適当な考えでもあるから
自分はイレギュラーな存在だから、ベレスとの支援レベルはないし、
そういう未来も特にないやろ
せや、妹分のこいつ(ベレス)はガルグ=マクで逆ハー作るだろうし、それを近くで見て、
楽しめばええんや、という阿呆な考え
ちなみに、この考えをベレスが知ったらマジでキレる。
具体的に言うと、ジェラルトや他の団員たちが、主人公とベレスの部屋に近寄らなくなるくらい。
で、数年後にはベレスの面影があるたくさんの子供の姿が・・・・
次回はようやく原作編
感想、くれ
れれれのれ
KEY(ドS)