※IF柱です。
※鬼殺隊の死亡キャラが生存です。
※年齢は両者20代です。
その日、神威真次と胡蝶しのぶは任務を終えて帰還するところであった。二人が並んで歩くのは珍しい事ではない。お互いに癖を知り抜いているパートナーであるからだ。
「本当に助かった、改めて礼を言うよ」
「大した事ではありません、新しい毒の実験にもなりました」
「今までの毒の改良か、特に少ない量で殺せるっていうのは重要だものな」
「はい、刃の量だけで上弦の強さを持つ鬼を殺せるというのが私の今の目標です」
「そうか、無理するなよ?」
「人の事を言えますか?貴方が」
「う・・・相変わらず手厳しい事で・・・ん?」
ポツリと肌に水の感触が当たる。それと同時に大雨が降り出した。あまりの降水量に二人は駆け出す。既に濡れ鼠だがそれでも、走って麓を越えた先にあった藤の家紋の家に入った。
「おや、これはこれは、いらっしゃいませ」
「突然、済まない。部屋を二人分用意できるか?」
「申し訳ありません、現在一部屋のみとなっていまして、御二方で相部屋になってしまうのですが・・・」
「な、参ったな」
「私は構いませんよ」
「えっ!?」
「嫌なんですか?」
「う・・・わかった」
しのぶからの言葉に真次はたじろいだが、承諾し部屋を用意してもらった。お互いに食事を済ませ、真次が先に湯浴みを済ませ、雨によって濡れた自身としのぶの羽織や隊服を乾かせるよう、壁に吊るしている。
それを終わらせ真次は寝間着用の浴衣の着崩れを気にせず、窓の大きな額縁へ片膝を立て座り、そこに肘を付け強い雨が降っている外を眺めている。
「お待たせしました」
「ああ・・・」
視線を向けずに返事を返す真次。しのぶは普段の彼から想像も付かない、男の色気に頬を紅くしていた。普段は視界を確保するために上げられていた髪が降りており、身体中にある変色した傷痕、鍛錬の賜物ともいえる筋肉で凝り固められた腹筋、二の腕、太腿。そして自分を守るために受けた鬼の爪の痕。
「っ・・・」
そんな彼を見て自分の中に熱が篭もる。自分は『女』を捨てたはずが『女』としてこの男に抱かれたいと、自分の中にある熱を受け取って欲しいと。
「?どうした?しのぶ」
漆黒と似た髪がサラリと揺れ、此方に視線を向けてきた彼の目に自分が映る。ああ・・その目で私を視ないで、捨てたはずの感情が、恋慕という名の熱が燃え上がってしまう。
「顔が紅いぞ?湯当たりでもしたか?」
畳を踏みしめる音を聴かせる耳に、彼が近づいてくる事を見せる目にも血液が激しく流れていく。
自分でも分かる、この興奮状態は発情だ。傍に居続けてくれた彼に対して『女』としての情念が解放されてしまった。あの手に触れられたい、あの腕で抱きしめられたい。そんなことは許されないのに。何故か足が動かない、一歩一歩近づいて来る彼から逃げる事が出来ないでいる。
◇
何気なく声をかけているが、正直に言って俺は今、しのぶを押し倒したくて仕方ない。潤んだ目、赤く染まった顔、紫色の蝶の髪留めで纏められている髪が下ろされており、濡れた髪が情欲を誘ってくるのだ。
あの唇を貪りたい、あの胸元を征服したい、肌と肌を合わせその熱を感じたい。そんな『男』としての征服欲が掻き立てられてくる。浴衣の合間から見える肌、胸元、首筋、気付かれないよう呼吸しているが鼻息が僅かに荒いのが分かる。
しのぶに近づいていくが、彼女は一歩も動こうとしない。良いのかと葛藤してしまう。手を伸ばして肩に手を置くと彼女の身体がわずかに蠢く。もうダメだ、抑えられない、抵抗もしてこないのなら・・・。
◇
「んっ・・・」
軽く口づけをすると、しのぶは困ったように目を閉じてしまったが受け入れてくれた。それでも足りないと、彼女が両腕を首元に回して離れようとしない。押し殺していた自分の中の情欲を少しだけ素直に解放する。
「はぁ・・・ぁ・・・ん・・んっ」
舌を軽く動かし蹂躙する。これだけでも興奮は高まる。しのぶは自分を毒の塊だと言っていた。ならばこれも毒だと思う。殺意を詰め込んだ生き物を殺す為の毒ではない、好意を持った相手を蕩かせる猛毒なのだと。その毒の一片を口にし、味わう。
舌を蹂躙し、唾液を交換し合う。自分の心臓が跳ね上がり、しのぶがもっと欲しいという衝動が内側から沸き上がってくる。呼吸が苦しくなりそのまま唇を離すと名残惜しさを現すように銀の糸が二人の間に引かれていた。
「んっはぁ・・んぅ・・・・・はぁ・・・んぅ」
「しのぶ・・・」
「はい・・・」
予見されていたように準備されていた布団に俺はしのぶを押し倒す。お互いに着崩れた浴衣から覗く肌に目が行ってしまうが、それ以上に彼女の全体的に見える肢体に唾液を飲み込んでしまう。
乱れた浴衣から見える豊満な乳房、白い肌は桜を思わせる色に染まって、更には息を荒くしており、恥ずかしそうに目を背けている。そんな彼女の浴衣の帯に手をかけ、ゆっくりと帯を解いていく。
「ぁ・・・いや・・ぁ・・・見ない・・で」
今のしのぶは視線だけでも発情してしまうのだろう。そんな事を口にされても無理だ。俺にとって彼女の肢体は興奮を刺激する毒でしかない。身を捩って逃げようとするしのぶの腕を掴み、優しく耳を噛む。
「あっ・・・ん!」
艶のある声を聞きながら首筋に口づけし、乳房を手の中に収める。円を描くように回し、ほんの少しだけ指に力を加える。
「はぁ・・ぁん!ダ・・メ・・で・・す・・・熱く・・なって・・・」
自分の乳房を揉んでいる俺の手をしのぶは退けようとするが力が入っていない。それを無視して乳房への愛撫を続け、腹から下、即ち男にとっての未知へと向かっていく。
「やぁ・・あ・・そこ・・は・・・!」
指の腹でしのぶの秘部に触れる。わずかに潤っており、一度離し指に付いた愛液を見て指の中で弄ぶ。これすらも毒となっているのなら、その毒を喰らうまでだ。指に付いた愛液を一舐めすると舌先が少し痺れたような感じがし、正しく毒そのものだ。
「!!いやっ!待って!ああっ!」
しのぶの秘部を指で広げ、舌を這わせてみる。しのぶの身体僅かに震え痙攣するがショックという感じではない。
「だ・・ダメ!そこを舐めたら・・!んんっ・・は・・んぅうう!!」
布団か自分の指を噛んで声を押し殺しているのだろう。だが、関係ないしのぶの秘部から出てくる愛液は確かに猛毒だ。だが、その毒すら愛しく自分に取り込みたいと思う自分がいる。秘部にある突起も巻き込んで舌技を続けた。
「んん・・・はっ!ああっ!来るっ!なにかが!はあああんっ!!」
しのぶの身体が起き上がるような形で痙攣し、腰が浮き上がった。それが収まるとしのぶはさらに息が荒くなっていた。
「はぁはぁ・・・酷いです・・・ダメって・・言ったのに・・・」
改めてしのぶの顔を覗き込むと、艶っぽい表情と目には涙が溢れかけていた。この毒、胡蝶しのぶという名の毒は此処まで夢中にさせるのかと。理性なんて既にない、この『女』と繋がりたい。自分の精を注ぎ込み、征服したいという欲しか出てこない。
「はぁ・・・ふ・・・ぅ・・来て・・下さい・・・・私を『女』にして・・下さい」
そう言われ、しのぶの秘部に自分の陰茎を当てがい、表面を擦り合う。それに反応し、しのぶの身体が震えている。
「やぁ・・ぁぁ・・・何で・・んんっ・焦らすん・・・ですかぁ・・・早くぅ・・!」
そう言われても無理だ。性交に関しては本でしか知識がない。だが、どうすれば良いかは『なんとなく』解る。
今すぐにでもしのぶの秘部に挿入したい気持ちをグッと堪え、挿入前の前戯を続ける。しのぶは早く欲しいと言わんばかりに腰を前に突き出して来ている。
「挿れて・・・下さい・・・挿れて・・・!」
充分だと悟り、しのぶの秘部の中へと自分の陰茎を挿入していくが途中で何かを破っていく感触があり、思わず声をかける。
「んんっ・・!あ・・・っく・・んんっ!!」
「しのぶ、お前・・・」
「当た・・・り前・・・じゃない・・です・・か・・」
この様子からして少し解る。しのぶは未通女だったのだ。自分は仇討ちの為に『女』を捨てたと言っていた。笑みを見せてはいるが、破瓜の痛みに耐えている笑みではなかった。
「っ・・・・」
「大丈夫・・・最後まで・・来て・・?私は・・・貴方が・・欲しいんです」
その言葉を聞いて、しのぶの中へと更に入ろうとする。だが、力みが強く侵入を阻まれてしまう。しのぶは逃すまいと両腕で抱きついてくる。その細腕からは信じられない程の力強さだ。
「んっ・・くうう・・・いっ!」
「もう少し・・だ」
全てがしのぶの中へと入りきった。しのぶは隠していたつもりだろうが、痛みが強かった事を身体の震えから感じ取れる。
「こんな時でも・・・優しい・・んですね?」
「好いた女を抱いてるのに、先走る訳にいかないだろ?」
「ふふ・・・・んぅ・・・」
肌を重ね合わせるように密着すると、しのぶの熱がこちらへ伝わって来る。髪に顔を埋めると藤の花の香りが胸一杯に入ってくる。ああ、そうだ・・・この香りが彼女の象徴であり危険さを伝えるものだ。
繋がった部分は催促さしてくるかのように強く締まる。女の中に入ったのは初めてだが、痛みと快楽が同時に脳髄にまで与えてくる。
「もう・・・平気・・動いて」
「?」
しのぶの口調が普段とは違うことに気付く、先程まで丁寧な言葉で話していたのが勝気な様子に変わっていた。
「何?・・これが本当の・・私・・なの・・」
「そうか」
「優しくして・・・・」
「っ・・・加減は出来るだけする」
そう言われ、しのぶの中をゆっくり往復し始める。愛液が円滑油となって往復を手助けしてくれている。
「んっ・・・ぁ・・んんっ・・ふ・・ぁ」
「っ・・ぐ」
「あっ・・んん・・」
まだまだ、お互いに快楽とは程遠い。だが、それでも交わりを続ける。ただ動くだけではなく、口づけも交わし、抱き合う。
「ん・・・ちゅ・・はぁ・・ふぁっ・・・ん・・んはぁ・・あんっ」
「少しずつ、良くなってきたな・・」
「言わない・・で」
しのぶのが拗ねた目つきになり、こちらを睨んでくる。これが本当の胡蝶しのぶの『素』なのかと気持ちに温かさが溢れる。
「加減できなくなるな・・・」
「それって・・・どういう・・・あんっ!?ま、待って・・・!あっ・・やんっ!」
真次は動きを早めたのではない、胸元にある薄桃色の突起を口に含みそれを吸い始めたのだ。先程まで、陰茎に集中していたのだから刺激される部分を変えられてしまえば戸惑うだろう。
「やぁあ・・・吸わないでぇ・・こんな・・・感じ・・て」
「っ・・悪いが加減出来ない・・・」
「あっ・・・ふぁああん!?・・・奥まで・・来て、あんっあ・・あっ!」
余裕が無くなってきているしのぶの表情、必死に声を押し殺そうとしている仕草すらも興奮を誘ってくる。もうダメだ、これ以上抑えきれないと思っていた時だった。
「あっ・・ひぃああ!あっ・・あっ!気持ち・・いい・・です!」
しのぶが快感を口に出したてきた。少しだけ動きを早めると反応したように声も大きくなった。
「あああっ!?い、いきな・・ふぁぁああ!」
イヤイヤと首を何度も振り、髪が乱れる。たまらず再び口づけをして奥を目指す。
「んっ!?んんぁ・・・ちゅっ・・んちゅ・・ぁ!んはぁ・・あんっ・・もっと来て!!」
求められたのなら応えるべきだろう。抱きつかれていた手が解かれているのを見て強く手を握り腰の動きを早める。
「あんっ!あああっ・・激しっ!んうぅ!あんっあんっ!あっ!?!」
手を離し、しのぶを抱き上げて対面座位の形にしてそのまま腰を支え、動く。乳房が上下に動き、髪を振り乱して乱れ出す。
「やぁああ!奥に来てるぅ!離さないで・・・!離れちゃ・・嫌ぁ!」
しのぶの胸元に顔を埋めると、彼女の方から腕を回してきて強く抱きしめてくる。そんな事はお構いなしにしのぶを求める。
「ああっ!あんっ!ま、また大きく・・なって!」
「俺も興奮してんだよ・・・」
「そう・・なの・・ね・・なら、もっと・・激しくして?今の私も・・・『柱』としての・・・私も・・どちらも・・愛して?」
「当然だ、どちらも俺の愛してるしのぶに変わりはないだろう?」
「!!」
その言葉にしのぶの下腹部がキュンとなり、それが秘部の締めつけとして現れる。このまま果てようと考えていたが、再び押し倒し征服するように激しく動くことにした。
「ああああああっ!!?ま、待って!激し・・・すぎ・・・!ああんっ!いや・・やめ・・あっ!そこぉ!!」
「っぐ!!」
気遣いすらも考えないただただ、強引ともいえる動きでしのぶの中を蹂躙する。ガクガクと揺さぶられ、ただ受け入れるだけの状態にまでする。
「あんっあんっ!も、もうダメェ!!また・・・来る!来ちゃう!!」
そのまま絶頂へと向かう。だが、こちらが先に絶頂する訳にはいかない。絶頂を少しでも先延ばしにして動き続ける。
「しのぶ、果てそうだ。抜くぞ?」
「!ダメっ!」
「うぐっ!?」
「抜かずに・・んんっ・・私の中に来て・・・!あっん・・このまま!」
「・・・っ・・分かった」
お互い既に絶頂寸前、このまま往復を続け先へ先へと向かう。
「はぁっ・・あっ・・来るっ!・・・やああああっ!!」
しのぶは背中を大きく反らして絶頂し、それに合わせしのぶの秘部の奥へ陰茎を入れ込み、中へと白い種を放出する。
「あんっ・・・奥に・・・出てる・・・あっ・・・あっ・・・熱い」
その夜、求め合うままに交わりを続け、疲れ果ててお互いに眠ってしまった。
◇
その翌日の早朝に朝湯を貰い、二人は帰宅を急いだ。蝶屋敷に帰ってくると全員が迎えてくれた。
「しのぶ姉さん!お帰りなさい!」
「しのぶ様!お帰りなさい!」
「「「しのぶ様―――!お帰りなさ―――い!」」」
「皆さん、心配かけて申し訳ありません。朝帰りになってごめんなさい」
男性側も真次の親友三人が駆け寄ってくる。鴉からの報告があったとしても仲間が心配になるのだ。
「真次!お帰り!よかった、心配してたんだよ」
「全く、しのぶと一緒で何やってんだ!」
「本当だよ、とにかくお疲れ様」
「ああ、Thank you(ありがとうな)」
「・・?」
炭治郎は真次の匂いに変化があるのを知った。大人になったような、一回り大きくなって男としての強さと優しさ、責任の覚悟の強さが上がったようなそんな匂いだ。同時にしのぶからも藤の花の匂いと違い、女性としての優しさと誰かに対する愛情深い匂いがしていたのを感じた。
「姉さん、朝帰りになっちゃったようだし、湯浴みしてきたらどうかな?」
「そうですね・・・でも、藤の家紋の家で朝湯を頂いたので大丈夫ですよ」
「そう・・・あれ?」
「どうしました?カナヲ」
「う、ううん!何でもない」
カナヲはしのぶの首元、鎖骨辺りに赤い跡があるのが見えていた。真次としのぶ姉さんがまさか・・という考えがよぎったが必死に振り払う。この二人がまさか・・・ありえないと。しかし、朝湯を貰うなんてありえるだろうか?
同時にいつもの笑顔で応えてくれているのに、今のしのぶの笑顔は非常に艶っぽく、見蕩れてしまいそうになっていた。
「ねぇ、アオイ」
「どうしたの?カナヲ」
「姉さん、いつも笑顔だけど・・・同性から見ても艶っぽい笑顔なんてしてたかな?」
「それはなかったわね、実は私も少しドキッとしちゃうくらい、今のしのぶ様は綺麗で見蕩れちゃいそうになったもの」
その中で善逸が真次としのぶに何があったのか、聞こえてくる音と自分の察しの良さで少しだけ気づいていた。
「(まさかとは思いたいけど・・・絶対にそうだろう!あの二人いい!!二人から音がもう聞こえすぎるんだよおおお!!とんでもねえ真次だ!!)」
「だけど・・・言ったら間違いなく屋敷の面々が暴走するだろうから黙っておこう」
この後に、しのぶから爆弾発言が飛び出したのはいうまでもなかった。
大正コソコソ話
しのぶさんがした爆弾発言とは正式に恋人になった事と一線を超えたのを暴露したことです。
これにより、カナヲは真次へ対して襲い掛かり、アオイも刀を握れなかったはずが伊之助から一本刀を強奪して襲い掛かりました。
善逸も二人を援護し、炭治郎は助けてましたが、伊之助は真次を助けたらご飯抜きとアオイに言われたのでアオイ側に加担しました。