※この作品はR-18です。

愛妻が神様な話   作:大風呂式

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ぶっちゃけ、ご都合主義の塊です。
過大な期待はしないでね(^^;



①恒例行事

「あなた、朝ですよ。起きてくださいな♥️」

涼やかに響く音色で目が覚めたら条件反射っぽく

その源を求めて視線を走らせる。

「おはようございます、あなた♥️」

純白の寝間着を纏い起床を促す美女。艶やかな

長い黒髪、整った顔立ち。そして、頭部に白く

優しい光を放つ二本の角…うん、いつもの妻だ。

俺もむくりと上半身を起こした。

「おはよ〜柳子(りゆこ)。アレ、頼むよ」クシクシ

「はい…♥️」マッカ

失礼しますね、と言うと柳子は自分の唇を静かに

俺の唇に重ねた。

「ん…ちゅ…♥️ れろれろ…♥️」

目覚めのキスはどこにでもありそうな仲睦まじい

夫婦の一コマなんだけど、俺達の場合はちょいと

異なるのだ。

「れろれろ♥️ じゅるるる♥️ こくこく♥️」

忙しく舌を絡め合いながら互いの唾液を交換する

こってりしたディープキス。それを毎日、5分

くらいはやっている。俺達だけの朝の儀式だ。

「あふ…ごちそうさまでした♥️」ホホソメ

「柳子、いつもありがとな」ニコ

そして同時に俺達の全身が青白い光に包まれる。

例えるならば光のコーティングってところか?

十数秒程度でそれは消える。

「あなた、そろそろ…」

「はいよ」

俺はもう一度布団で仰向けになり、柳子が俺の

足元に立つ。

「よし、いいぞ柳子」

「では…始めます」

柳子が言うと、その体が白く柔らかい光を放ち

俺の体に向かって静かに倒れこむ。M78星雲の

戦士が人と合体するシーンを想起してくれると

ありがたい。

(準備…完了です♪)

柳子の声が頭の中に木霊する。

「オーライ。お勤め行こうか」

 

俺は神様と所帯を構えている。嫁さんの名は

柳子。俺達が住む水治神社(みずちじんじゃ)の

御祭神で治水を司る神様だ。

宮司装束に着替えて本殿内の神棚前に正座する。

静かに一つ深呼吸。それを合図に、柳子が俺の

体から離れ神棚の中にすーっと姿を消す。

祝詞を懐より取り出して広げ、恭しく奏上。

 

「かけまくも〜 かしこき大神の御前に〜…」

 

決して急がず、しかし冗長にならぬように、一語

一句丁寧に読み上げる。高校を出るまで過ごした

この土地で学んだ神楽が、こんな時に役立つとは

思わなかった。

 

「恐れみ恐れみ、謹みて申す〜…」

 

祝詞をたたみ懐へ戻し祓い串でバサッ、バサッと

緩やかに左右を祓い、深々と一礼。これで朝の

お勤めは終了。

「お疲れ様です、あなた♪」

一礼から上半身を起こす俺に合わせ、柳子が

神棚から降りてきたかと思うと、そのまま俺の

顔に唇を重ねてくる。よく見ると、角の放つ白い

光が起床時より心持ち強い。

「ん〜、ちゅ♥️ ちゅ♥️」

最近納得したのだが、白い光は愛情・好意を表す

色のようだ。喜怒哀楽の「喜・楽」と思えば悪い

気はしない。

「おいおい、今朝はえらく積極的だな?」

「ええ♪ 今日は久しぶりにあなたと"でぇと"

するんですもの♪ だからぁ…早く朝ごはんに

しましょ♥️」グイグイ

「はは、子供じゃないんだから。デートは逃げや

しないって」

せっつく柳子に負けた俺は台所へ急いだ。

 

 

 

 




底辺リーマンの書き殴り、推敲もロクに
やってませんから、どんどん悪評立てて
ください(^^;
作者は最近まで地元社中で神楽を舞って
いたので祝詞の奏上はかなりガチです。
もちろん地域により形式は様々なんで、
「これぞ正統派!」なわけじゃないです(^^;
亀更新なので期待はしないでくださいm(._.)m
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