見ていただきありがとうございます。
今日の分の授業も全て終わった放課後、俺は再び職員室へ来ていた。
「星之宮先生、1つ聞きたいことがあるのですが」
「あら、山本君。なーに?また買いたいものでもあるの?」
「いえ、今回はただの質問ですね」
「いいわよ、何でも聞きなさい。あ、でもスリーサイズとかはダメよ」
俺は先生のボケを完全にスルーし、質問する。
「来月、俺に入ってくるポイントって何ポイントですか?」
周りにいる教師、数人分の視線が集まったのを感じる。目の前にいる担任は、質問した直後は少し目を見開いて驚いていたものの、今は楽しそうな、かつ見定めるような目を向けてくる。
「…ふーん。どうしてそんなこと気になるの?」
「いや、俺の勘違いなら嬉しいんですけどね?来月のポイント、10万とは限らないんじゃないかなぁって」
星之宮先生は顔はニコニコと笑っているのに、目は笑っていない。
俺は学校のシステムの核心に近づいていると確信した。
「なんでそう思ったのかしら」
「スーパーやコンビニの無料コーナーですが、恵が言うには4月の頭から利用している生徒がまあまあいたらしいですよ。先輩方も10万ポイントもらったばっかりのはずなのに」
「節約だとは思わなかったの?」
「いえ、正直半々でしたね。なので昼休みに食堂へ行き、どのくらいの生徒が無料定食を食べているのか見てきました。ちなみに無料定食も食べましたけど、とてもじゃないですがポイントに余裕があるのに頼もうとは思わない味でしたね」
「それで?」
「十中八九、無料定食を頼んでいた生徒たちは仕方なくだったのでしょう。そしてあれほど多くの生徒が食費がなくなるほどお金を浪費したとは考えにくい。ならば、月々のポイント収入が少ないと考える方が無難でしょう」
「……それだけ?その証拠だけでその考えに至ったの?」
星之宮先生は、まだあるのだろう?と期待を滲ませ問うてくる。
「…入学直後の最初の説明。あの時、『ポイントは毎月一日に振り込まれる。今月の10万ポイントは既に振り込まれている。』こう言ってましたよね?あなたは毎月10万ポイント貰えるとは一言も言っていない。これが最大の決め手でした。恐らく貰えるポイントは月々によって変動する。それが個人かクラスかは分かりませんが、判断基準は生徒の実力。これも最初の説明で言っていた。『この学校は実力で生徒を図る』と」
どうでしょうか?と星之宮先生の反応を窺うと、合格だとでも言うように満面の笑みだった。
「うふふ!よくここまでたどり着いたわね。…それで、来月のポイントだっけ?答えはお答えできません。他に聞きたいことはあるかな?」
「俺が防音室を買ったときの、あなたの期待はずれだとでも言うような目もこの仮説へと導いてくれましたよ。……では、この学校の言う『実力』とは何を指していますか?」
「ふふっ。それもお答えできません」
この人は本当に。まあでも俺の仮説が恐らくあたっていると確認できただけでも御の字か。
「…………なら、もう大丈夫です。失礼します」
「ばいばーい、紅志君。また聞きたいことあったら来てねー」
急な名前呼びにびっくりする。変に目を付けられたかと憂鬱になりながら帰宅するのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「チエ、Bクラスには随分と面白いやつがいるんだな」
「サエちゃん。んー、私的にも彼はノーマークだったなー。一之瀬さんにクラスを率いてもらおうかと思ったけど、彼でもいいかも」
「そうか。人材が豊富そうで羨ましいよ」
「Dクラスはどうなの?」
「今年は飛び抜けてるな」
「ふーん」
(それはどっちの意味なのかしらね……)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
時は流れ、4月末のとある授業にて
「はーい、今日の三時間目は小テストしてもらうわよー」
そう言って星之宮先生はテスト用紙を配り始める。クラス内からは少なくないブーイングが聞こえていた。かくいう俺もだるいなあと思っていた。
「えぇ〜聞いてないよ〜。ずる〜い」
女子生徒のフランクな声が聞こえる。入学してから約1ヶ月が経ち、既に星之宮先生はクラスメイトの心をしっかり掴んでいた。
担任と生徒との距離感の近さ。Bクラスの特色の1つと言えるだろう。
「今回の小テストはあくまでも今後の参考用だよ。成績表には一切反映されないわ。だから安心して取り組んで大丈夫よ。あっ、でもカンニングだけはしちゃダメよ? その場合は問答無用で退学処分になっちゃうからね」
『成績に関係ない』という言葉で皆安心したようで、ほどよい緊張感がクラスを包む。
そんな中、俺は思案していた。これの結果が学校側に示す『実力』の1つではないかと。
星之宮先生に目を付けられた、あの日の夜。恵には俺の考えを伝えた。そして、生徒が学校側に示す具体的な『実力』について二人で考えた結果、テストの点数と部活の大会での結果の2つだった。
俺は恵を通じて、クラスのリーダー的存在になっている一之瀬に、この考えを伝えてもらった。納得してもらえたら、クラス全体に伝えてもらおうと思ったからだ。
だが、結論から言うとクラスメイトに伝えられることはなかった。一之瀬も毎月10万ポイントは貰えないと気付いていたらしいが、はっきりとした証拠がない以上説得が難しいとのことと、4月中はクラスメイトの性格や考え方を探っていきたいらしい。
そして俺たちは無事、一之瀬にも目を付けられたのだった。
そんなことを内心思い出しながら、オレは問題に目を通す。一科目四問、全二十問、一問あたり五点配当の合計百点満点。
小テストと聞いて身構えていたが……思ったより簡単だった。受験の時よりも明らかにランクが落ちている。これなら満点も狙える。
しかしそんな思い込みは、ラストの三問を目にした途端にガラリと変わった。数学の問題は、複雑な式を何個も組まないと解けそうにない。英語の問題はまだ習っていない単語、文法を含んだ短文読解。国語の問題は長文記述と、どれも明らかに難易度が高い。
結局俺はその三問のいずれも解くことはできなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夜、ベッドで恵が抱きついてきて、今日の小テストのことを聞いてきた。
「ねぇ、今日の小テストさー、最後ムズくなかった?」
「いや、マジでな。あんなんできんよなー。…他の問題はどうだった?」
「うーん、全部は無理かもだけど70点はある…かな?」
恵は中3の途中までイジメにあっていたので、他の人より基礎が固まっていないのだ。俺と付き合ってからは俺が先生役として勉強も教えていたが、いかんせん俺もそこまで頭がいいわけでもないので苦労した。それを考えれば十分な結果と言えるだろう。
「すごいじゃん。一年前じゃありえないよ。頑張ってるね」
恵の髪を手で梳きながら褒めると、恵はうれしそうに目を細めて俺の胸に顔を埋める。
「料理とか掃除とかもさ、すごい頑張ってくれて、ありがとね」
髪を梳いていた手を耳へと動かし、弄りながらさらに褒めると、恵はくすぐったそうに微笑みながら、そんなことない、と言う。
「好きだからやってるだけだもん。紅志が隣にいてくれるからあたしは毎日楽しいんだよ?」
俺はさらに強く恵を抱きしめて、あぁやっぱり俺はこの子が好きだ、と改めて思う。俺たちはどちらからともなく唇を重ねた。
「んっ…ちゅっ……ちゅっ…んふぅ、ちゅぷっ…………」
触れ合うようなキスから始まり、だんだんと舌を絡ませ、濃厚になっていく。俺は空いている片手を恵の胸へと服の上から這わせる。乳首にはまだ触れずに、じっくり弄る。
「んっ……んむっ……じゅっ…んんっ……ぐぶっ…………あんっ」
恵の吐息に嬌声が交じり始める。俺は服の下へと手を潜り込ませて、直で胸を触る。今度は乳首を中心に弄っていると、恵は手で俺の肉棒を撫でてきた。
「んむっ……ぷはぁ…。はぁ、はぁ…………ねぇ…しよ……?」
長く濃厚なキスを終え、恵はもう出来上がっているようで、俺の下着まで全部脱がせて、肉棒を扱きながら性交をせがんでくる。
「あたしのアソコ、もう濡れてるから。ねぇ、早く……挿れて」
俺は恵の下着を脱がせて、俯せにさせる。その上から覆い被さり、挿入した。
「あぁっ、いいっ、ゴリゴリって擦れてぇ、いいよぉ」
腟内から産み出される愛液が潤滑油となり、力強い抽挿を繰り返す。
「あ"っ♡お"っ♡これ、いいのぉ、犯されてるみたいっ♡」
恵はそろそろイキそうなのか、腟内がピクピク震えはじめる。ここで俺は恵の耳許で甘く囁く。今日俺は徹底的に甘やかすと決めたのだ。
「恵。好きだよ、大好き」
「♡あっ♡うれしいぃ♡あんっ、だめぇ♡イク…イク…イクっ……いっくぅぅっ!」
恵は幸せそうに蕩けきった顔で達した。イジメたくなるが、今日は我慢する。
「恵?おーい、大丈夫?」
「んっ…………えへっ♡さっきのもう一回やって?すきってやつ♡」
恵はさっきのを思い出しているのか、にやけながらおねだりしてきた。
「いいよ。……………恵。好きだ、愛してる。……好き…好き…好き…好き」
俺は肉棒を奥へと突くと同時に「好き」と連呼すると、腟内は嬉しそうに震える。
「あぁぁん、すきぃ♡あたしもすきぃ♡あんっ、イってるよぉ♡ずっとイってるっ♡」
恵は潮を吹きながらずっとイっている。俺自身も射精感が高まってきていて、少し激しくピストンしていると、亀頭と子宮口がキスをした。どうやら気持ちよくて子宮が降りてきてしまっているようだ。
「お"っ、お"ぉ"ん♡ぎもぢぃぃ♡そこ突いてぇ。すきって言いながら突いてっ♡」
子宮口は亀頭に吸い付いてなかなか離してくれない。ぐちゅぐちゅ音を鳴らしながら抽挿する。俺は気持ちよすぎて、長く持ちそうになかった。
「好きだよ…恵、好きっ…ヤバい、出そうっ」
「イ"ク"、イ"ク"、イ"ク"ぅ"ぅ"♡♡……いいよぉ、出してっ♡ぜんぶちょうだい♡」
「……っ、イク!好きだよっ、恵。イックっっっ!」
俺は今までの人生で一番ではないかと言うほどの精液を出した。正直、全部持ってかれた気分だ。
「あんっ♡幸せすぎてイっちゃうぅぅっ♡…………あはぁ♡紅志のまだ出てる♡もぅ、出しすぎ。お腹たぷたぷだよぉ♡」
恵は口では呆れている風に言っているが、嬉しそうに口角を上げ、お腹を撫でていた。
「恵?妊娠するのはまだダメだよ。せめて高校卒業してからね」
「……わかってるよぉ。高校の間はずっとピル飲んどくから………でも、卒業したらすぐピルやめて妊娠するからね?」
俺は頷いて、頭を撫でてあげる。恵は今すぐにでも妊娠したいようだが、さすがにそれは不味すぎるので釘を刺しておく。
「あ、ねぇねぇ。なんで今日あんなに優しくしてくれたの?」
「ん?あぁ、甘やかしたい気分だったんだよね。あんまりよくなかった?」
「んーん。よかった。無理やり犯される感じのもいいけど、こういうのも興奮する。また今度やってほしい」
恵は照れながらも教えてくれた。恵も以前より大分エッチに積極的になってきた。
「うん、わかったよ。時々やろうか。……ちなみにさ、次やってみたいプレイとかある?」
怒られるのも覚悟で聞いてみると、恵は顔を赤くして俯いてしまった。この反応的に、やってみたいことはあるけど、恥ずかしくて言えないんだろうなぁ。
「…し…………イ」
「ん?大丈夫だよ。引いたりとかしないから」
「ホント?ホントにホント?」
「ホントにホント」
「………………首絞めプレイ」
………………まじかぁ。そこまでいっちゃってたかぁ。でもここで俺が引いたら、恵の踏み出した一歩が無駄になってしまうので、俺はさも冷静な風に返事をするのだった。
「うん、じゃあちょっと勉強してから、軽いのからはじめようか」
「うん!」
恵がすごくキラキラした目を向けてくる。
やめて!罪悪感が!
主人公たちはクラス間闘争の仕組みには気づいていません。学校のギミック1個暴いてやったぜ的な感覚です。
よって結構のんびりしてますね。クラスを纏め上げるとかは一切思い浮かんでおりません。
P.S.
次からはもうちょっと…早く出せるように…したい……なぁ…