※この作品はR-18です。

エロゲ的な何か(仮)   作:MC RAT

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第13話

 朝の光が差し込んできて、僕は目を覚ました。

 するとそこは今僕が過ごしているリーナの家の僕の部屋じゃなかった。

 一瞬違和感を覚えるも、自分の隣を見て納得した。

「んっ………あぁ、そうだった」

 そこにいるのはファール族の猫娘、ラリアと頼れる姉御のメア、それと実は医者だったエリだ。

 みんな服は身につけておらず、褐色の肌を惜しげもなく晒している。敷かれた布団の上で気持ち良さそうに寝ていた。まぁ僕も裸なんだけどね。

 昨日はメアに誘われて森に出かけたんだけど、そしたら診療所で使う薬草を探してるエリと遭遇。せっかくならと薬草採取を手伝った。

 それがひと段落して三人で帰ろうとすると、今度は川で魚を獲ってるラリアを見つけた。

 それを手伝った僕達は、ついでに水浴びも済ませてメアの家で獲った魚を食べた。

 外も暗くなってきたので今日はメアの家に泊まることにして、夜は四人で激しく交わい愛し合った。

 最近は誰かの家に泊まって一夜を共に過ごすこともあるので、そこまで特別なことじゃない。

 そんな事を考えていると、右隣で寝ていたメアがゆっくりと目を開けた。

「んっ………あ、主人様。おはよう」

 メアは僕を見ると、嬉しそうに微笑んだ。

 いつもは結ってある髪が解かれて、背中の辺りまで垂れている。柔らかい笑みが心を温める。

「おはよう。ありがとうね、僕達泊めてくれて」

「全然。また来たくなったらいつでも来てよ。料理振る舞うからさ」

 本当にメアは頼り甲斐があるよなぁ。

「それじゃ、楽しみにしてるよ」

「うん」

 僕達は抱き合うと唇を重ねた。ラリアとエリが寝ている隣で、ささやかに愛し合う。

「んっ、くちゅ、れろっ、んはぁ♡………ねぇ、主人様。身体も触って。んんっ♡!」

 僕はメアの身体に手を回すと、彼女の胸に触れた。優しく撫でた後に力強く掴む。メアの胸に僕の指が沈み込む。

 硬くなっている胸の先を指で押すと、メアは艶やかな声を漏らす。

「んっ、はぁん♡あっ♡………主人様ぁ………もうシよう♡昨日一晩中可愛がってもらったけど、もっと欲しいな」

 メアは乱れた髪を耳にかけると、大きくなった僕のモノを優しく握り扱いた。もちろん断る理由なんか無い。

 メアは布団からそっと抜け出すと、壁に手をついてお尻をこちらに向けた。僕も布団から抜けて、後ろからメアを抱きしめる。

「んっ………あ!メアちゃんズルい!自分ばっかり」

「ふふっ、二人とも朝からお盛んですね」

 メアを抱こうとした時、後ろから声がした。振り向くとエリとラリアが起きている。

「あらら、せっかく主人様独り占め出来ると思ったのに」

「私も!主人様に可愛がって欲しい!」

 ラリアは布団から抜け出すと、僕に抱きついてきた。唇を重ねると舌を侵入させて絡めてくる。

「くちゅ、ちゅるるっ、んんっ、ぷぁっ♡………主人様〜♡」

 唇を離すと、ラリアは甘えるように僕の胸板に頬擦りをする。頭を撫でると嬉しそうに微笑んだ。

 何だか、前の泉の時以来えらく懐かれてる気がする。

「ラリアさんを見てたら、私も主人様に可愛がって欲しくなってしまいました」

 するとエリまで僕の隣にやってきて、自分の身体を押し付けるように抱きついてくる。

「主人様。今日、朝から晩まで私達の中、主人様の愛で満たしてください♡」

「………あぁ」

 僕は自分のモノでメアの中を貫くと、エリとラリアを左右に抱き寄せて身体に手を這わせた。

「あぁっ♡!」

「ひゃっ♡!」

「んああぁぁぁぁッ♡‼︎」

 

 

 

 それから三人を順番に抱くと、僕達は四人で朝ご飯を食べた。

 食後にゆっくりしていると家のドアが叩かれる。

「ん?誰かお客さん?」

 家主のメアが玄関に向かった。僕達もそれに続く。

「はーい、どちら様………って、リーナじゃない!」

 メアの家にやって来たのは、僕が日頃お世話になってる族長の娘のリーナだった。

「おはようメア。あ!いた主人様!」

 玄関にいるリーナは廊下にいた僕を見つけて声を上げた。

「いやぁ、探したよ!って、エリちゃんとラリアちゃんもいるんだ」

「探したって………どうかした?ちゃんとお昼前には帰るって昨日言って外出したはずだけど」

「そうなんだけどさ。ちょっと今大丈夫?お母さんが用事があるから主人様呼んできてって言われて」

「スフィアさんが?」

 スフィアさんがそんなこと言うとは珍しい。どうかしたのかな?

「けどちょうど良かった。良かったらメア達三人も来てくれない?」

「「「え?私達も?」」」

 

 

 

 

 そんなこんなでリーナに呼ばれた僕は、エリとラリア、メアと共に彼女の家に戻った。

「神酒を作りたい?」

 そこでスフィアさんから切り出された内容がこれだった。

「はい。主人様が初めてこの村に来た時に口にした神酒、あれがそろそろ無くなりそうで」

「そう、ですか………」

 いや、そんな事僕に言われてもなぁ。生憎僕はこの村の物の管理なんかはやってないし。

 神酒とはこの村に存在する酒の一種だ。催淫効果があり、精力増加の効果もある。

 初めてこの村に来た時、これを使ってリーナとスフィアさんと交わったけど、何回シても興奮が収まらなかった。

「それにしても、神酒が無くなりそうって………あれそんなに使ってませんよね?」

 僕の記憶にあるのは、今スフィアさんが言った僕が初めてここに来た時、それだけだ。

 それ以外に使うことも、誰かが使うのも見たことが無かった。

「まぁ、量関係なく伝統行事の一つですので。それに村の儀式や祝い事など、あれを使う場面は少なくありません。もっと言えば誰が使ったかさえ分かれば、別に飲むのを規制してるわけではありませんからね。個人で拝借することもあるので」

 あ、そうなんだ。あれかな、出産とか誕生日とか?

 というか仮にも催淫効果のあるものを、祝い事とかで使って大丈夫なのか?

 色々と凄いことになりそう………ってのは、外から来た僕の考え方か。この村だとそれが当たり前なのかな。

「まぁ、要は無くなった神酒の補填を手伝え、って事ですか?」

「はい。神酒の材料の採取、酒造を手伝ってもらいたいのです」

 なるほどねぇ。断る理由は無い、というかたまには僕も村全体のために働こう。

「いいですよ。酒造に関してはとりあえず置いといて。その材料ってのは何なんですか?」

「この村の奥の森にあるミロリスという植物の果実です。採れるのが世界でそこしか無いんですよ」

 へぇ、そんなのがあるのか。たしかにそれで作った酒なら、ファール族の神酒に相応しいとも言える。

「けど、そんな貴重な植物なら、他所の人間が採りに来そうですね」

「そこの森にはファール族か、私達が許した者しか入れないので、外の人間はいないはずですよ。頻繁に見張りもしてますし」

 門外不出の植物ってことね。ちょっと興味出てきたな。

「僕の他に行く面子は?」

「私は酒造の方の準備があって行けません。リーナと来ていただいたラリアさんとエリさん、メアさん。後数名いればいいので、その方々は主人様が選んでいただければ」

 そこは丸投げかよ。まぁそれじゃあ一芸に秀でた才能が必要か、と言われれば違うならなぁ。ある程度動ければいいか。

 リーナやラリア、メアは森の中のモンスターなどを倒すには適任だ。

 あまり戦闘向けでは無いエリを面子に入れたのは、職業柄そういう薬草とかに詳しいからなんだろうな。後万が一怪我した時にも必要だ。

 となればそこまで専門的な芸を持ってなくても問題無さそう。この村の人達、基本的に強いし。

 それにしても材料採った後に作るなら、村の人間総出で探した方良くないか?予めやることでもあるのかな?

「それじゃあ、後の面子は僕達で選ぶか。みんな、その辺も頼める?」

「もちろん!」

「うん!」

「了解」

「分かりました」

 四人の返事を合図に、僕達の神酒酒造計画が始まった。

 

 

 

 そんなこんなでお昼頃。諸々の準備を済ませた僕は、森の入り口でみんなを待っていた。

「お待たせ!」

 リーナの声が聞こえて振り向くと、そこには何人かの助っ人を連れた四人がいた。槍だの剣だのを持って武装している。

「あれ?主人様は助っ人ナシ?」

「その辺のコミュニケーション能力は期待しないで。その様子だとラリアもいなさそうだし」

「あはは、帰った後寝ちゃって」

 まぁこの猫娘はそんなんじゃないかと思ったよ。気まぐれめ。

 ラリアの言葉を聞いて肩をすくめるメアの後ろには、エルナとネイがいる。

「まったく、念のためラリアさんの家に行ってみて正解でしたわ」

 そう言うのはエリの後ろにいる女性だ。ふんわりとした雰囲気の人で、長い銀髪を三つ編みにしている。

 服の露出は少なめだが、起伏の激しい体つきが服の上からでも分かる。

 彼女の名前はシュリ。歳は二十歳ほどで、エリの診療所で彼女の補佐をしている、エリの友人にして相棒。

 親はおらずエリと共に暮らしていて、彼女の家に招かれた時に何度か身体を重ねたことがある。

「三人とも、来てくれてありがとう」

「エリを手伝うのが、私の役目ですから」

「別にいいよ。今日暇だったし」

「私も、そんなに戦えるわけではありませんが、頑張ります」

 三人に礼を言うと、リーナの方を向いた。

「リーナは。誰連れて来たの?」

「連れて来たって言うのはちょっと違うんだけど、この人だよ」

 そう言って自分の後ろにいた女性を紹介した。

 槍を手に持っていて、動きやすいからか髪は短めだ。キリッとした目で姿勢良く立っている。

 程よく筋肉が浮き出ている引き締まった身体からして、戦闘要員なのは間違いない。

 もちろんだが、この村で暮らしてる僕は彼女を見たことがある。見たことはあるが………

「えっと、あなたは………」

「はっ!私はクルアです。こうして主人様と面向かってお話しするのは初めてです」

 あ、ですよね。

 礼儀正しく頭を下げて挨拶するクルアに、僕は納得していた。歳はエリと同じか少し上くらい。

 けど珍しいな。この村のほとんど人のは肉体関係、とまではいかくてもそれなりの付き合いがある。

 まさかここまで関わりのない人が他にいるとは。

 僕の心中を察したのか、リーナが説明してくれた。

「関わりなくても仕方ないよ。クルアさんはこの村の警備隊の隊長で、主に森の中の警備をしてるの。村の中にいないことが頻繁なんだよ」

 あぁ、そういうことね。元々接触する機会が少なかったわけだ。

 そして警備隊長って、結構な大物連れて来たね。けど森の見回りしてる人なら適任か。

「それでね、これから私達の行く森の見回りもするって言うから、ついでにお願いしたの」

「連れて来たわけじゃない、ってそういうことか。それじゃあ、これからよろしく」

「はい。この命に変えても、皆さんをお守りします!」

 堅いなぁ。いや、変に馴れ馴れしいよか幾分かマシだけど。

「自分の命も大切にね。そういえば、今回の採取、経験ある人どれくらいいるの?」

「私去年やったよ!」

「私も、同行しました」

「同じく」

「私もです」

 リーナ、エリ、シュリ、クルアは経験ありか。よかった、初心者だけたと困るからな。

「さてと、それじゃあ行くか」

「はい。私が先導しますので、皆さんついて来てください」

 そんなわけでクルアの先導の元、僕達は森の中に入っていった。

 

 

 

「はぁっ!」

 目の前に現れたゴリラのようなモンスターを、クルアが槍で一突き。それと同時にモンスターは倒れて動かなくなった。

『おぉ〜!』

 その光景を見て僕達は思わず拍手した。

 さっきからモンスターに遭遇すると、全てクルアが引き受けてくれていた。それだけ強いのだ。

「それでは、先に進みましょう」

 順調に森を進んでいく中、僕はクルアと並んで歩いていた。

「すごいな、クルアは」

「い、いえ、そんな………まだまだですよ」

「そう?僕旅で色んな人見てきたけど、ここまでの人そうそういないよ」

「そう、なんですかね………見たことが無いので分かりませんが」

「それなら見に行けばいいじゃん。クルアの歳なら、外に出るのも許されてるでしょ?外の強い人から学んで、もっと力をつければいい」

 するとクルアは少しだけ沈んだ表情を浮かべた。

「ダメですよ。私もそう考えたことはあります。しかし私は、この村を守らないといけませんから。外の世界に出るなど………」

「え?そりゃあ、クルアがいなくなったら戦力は落ちるかもだけど、他にも警備隊員はいるよね?」

「もちろんです。しかし、自分がいない間に村に何かあったらと考えると、不安で………」

 あぁ、なるほどね。たしかにそれはそうかもな。

「それに、族長様も基本的に外へ出ることを快くは思っていないようでしたし」

「え?スフィアさんが?」

「はい。ですから主人様が村に呼ばれたのでは?」

 まぁそう言われればそうかもだけど………ちょっと意外だったな。あの人が人の行動に否定的な面があるとは。

「おーい、二人とも?何神妙な顔で話してるの?」

 すると横からエルナが割り込んできた。おっと、少し顔に出てたか。

「いや、何でもない。それにしても、この辺モンスター少ないのな。森の中だし、もっと蔓延ってるかと思ってたよ」

 そう、さっきからクルアがモンスターを倒してはいるが、それでもかなり数が少ない。

「この辺はモンスター少ないんですよ。いたとしてもそんなに出てきませんし」

「え?そうなの?」

 ネイの説明に思わず聞き返してしまった。

「それなら何でみんなそんなにフル装備なの?」

 そう、クルアだけでなく、戦う人のほとんどフル装備で来てるんだよな。

 果実採りにいくだけでモンスター少ないとか、何なら武器ゼロでも何とかなりそうだけど。

「それは…………強敵がいるから、かな」

 そう言うとリーナとエリ、シュリの前回経験者達がクルアの方を見た。見られた本人は気まずそうに顔を赤らめてそっぽを向く。

 え?何々、前回何かあったの?まぁあまり聞かない方が良さそうだから聞かないけど。

「さて、そろそろミロリスの木のある場所に着くはずですよ」

 そう言われた場所はちょっとした洞窟だった。この奥に木があるのか?

 しかしみんなが中々進もうとしない。

「あれ?みんな、行かないの?」

「? 何言ってるんですか主人様。そんな危険なことはよっぽどの事がないとしませんよ」

「いや危険って。実が奥にあるなら行かないと………」

 いけないでしょ。そう言おうとした時。

 洞窟の奥から何か音がした。大きな何かが蠢いているような音だ。

「え?あの、何かいるっぽいんだけど」

「はい!来ますよ、ミロリスが!」

 ん?どういうことだ?

 僕がそう聞く前に、奥からした声がいきなり大きくなった。その何かが近くに来たことを悟り、みんなが距離を取る。

 そして洞窟から飛び出すようにして出てきたのは

「──────ッッッ‼︎」

 大きな木だった。その辺よりも大きな木が、根を脚のように蠢かせながら、声にならない叫びをあげる。

 見た目としてはトマトのてっぺんにハエトリソウ取り付けたみたいな感じ。その幹には禍々しい表情が浮かんでいる。

「来ましたよ主人様。あれがミロリスです!」

 シュリが教えてくれた大木を、僕は呆然と眺めた。

 ミロリスって植物型モンスターかよ‼︎




 最後まで読んでいただきありがとうございました。
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