※この作品はR-18です。

エロゲ的な何か(仮)   作:MC RAT

127 / 165
第17話

「地血、大丈夫?」

「大丈夫………じゃないかも、です」

 プールからあがってる途中で足を攣ってしまった地血は、硬直したまま動けなくなる。

 少しでも動けば痛みが悪化して姿勢が崩れる。けどこのままってわけにもいかないか。

「ちょっと痛むかもしれないけど、我慢してよ」

「えっ、先輩何するんですか?」

「そのままだとキツいでしょ」

 本来ならプールに入ってしまった方が楽なんだが、生憎と制服を濡らすわけにもいかない。

 身を乗り出して地血の肩を掴み抱き寄せると、素早く膝に手を回す。

「ちょっと先輩、ひゃっ⁉︎」

 肩と膝裏に腕を回して抱えた。いわゆるお姫様抱っこってヤツだ。

「えっ⁉︎ちょ、先輩!何して………」

「おっと、動かないでよ。プールに落ちるから」

 何せ初めてやるから、正直ちょっとでもバランス崩したら終わる。

「先輩、意外と力あるんですね。てっきりこういうことは出来ないのかと」

「あのな………」

 まぁ僕自身も意外だったけど。

 とりあえず休める所………外はさすがにキツいよなぁ。屋内がベストか。

「脚痛む?」

「ちょっとだけ………」

 慣れない体勢だからか、地血は僕の服を掴んで身を捩る。

「普段運動しないのに動くからそうなるんだよ」

「お、泳いでって言ったの先輩じゃないですか」

「せめてストレッチしなよ」

 プールの傍にある階段を降りると、とりあえず更衣室の扉を開けようとする。

 僕が授業で使っていた男子更衣室は閉まっていた。

 まぁプールに地血しかいない時点でそんな気はしてたが。

 仕方ない。あんまり入りたくなかったんだが、奥にある女子更衣室にお邪魔する。

 冷房なんかもないため、じっとりとした蒸し暑さがある。あと若干プールの匂いが移ってる。

 

 

「ほら、そこ座りな」

「あ、ありがとうございます」

 ベンチに座らせると、地血は痛そうにしながらも脚を伸ばす。

「どう?」

「多少は良くなりましたけど………まだ少し」

「マッサージでもすれば?少しはよくなるでしょ」

「そうですね………ッ!」

 脚に手を伸ばそうとするが、まだ痛みが残っているのか顔を歪める。

「す、すみません。ちょっと頼んでいいですか?」

「えっ、僕が?」

「他に人いないんですから、仕方ないじゃないですか」

 たしかにそうだけど………僕でいいのか?

 それなりに付き合いがあるとはいえ、一応男子だし襲ってしまったこともあるのに。

 疑問に思って目を合わせようとすると、地血はフイッと目を逸らして脚を差し出してくる。

「早くしてください」

「わ、分かったけど」

 こう言われては仕方ない。

「それじゃあ、失礼して」

 彼女の前に膝をつくと、差し出された右脚の足首をはさみ膝まで引き上げる。

「こんな感じでいい?」

「………はい。もうちょっと、お願いします」

 言われるがままに続ける。少し向きを変えたりして、左右の脚を優しくマッサージした。

 プールのおかげで湿った肌は、自分の記憶よりもしっとりとしている。

 その感触にドキドキしないでもないが、悟られないように顔を伏せた。

 

 

「先輩、こういうこと出来るんですか?」

「寝てる時に割と足攣るんだよ。キツいから覚えた」

「普段から運動してないんですね」

「今更何を」

「というか、さっき私を抱えたこともそうですけど、先輩って人のケア出来るんですね」

「僕を何だと思ってるの」

「私を殺す敵」

「酷い認識だな」

「当たり前でしょう。私達、ゲームしかしてないんですから」

 お互い目を合わせることなく、他愛もない会話が細々と紡がれる。

「他にもうちょっとやってることあるでしょ」

「私達が他にしてること、ですか………」

 顔を上げると、地血と目が合った。二人揃って首を捻ってこれまでのことを思い出してみる。

 二人でやってきた、ゲーム以外のことね………

 ウチに泊まったり、遊んだり、お菓子食べたり。でも結局その後は………

 

 

「「………!」」

 

 

 二人揃って段々と顔が赤くなっていく。

「な、何で先輩赤くなってるんですか!」

「あ、地血だって!」

 どうやら思い出したことは同じみたいだ。

 それでもここで手を止めてしまっては、触れ合ってることを意識してるようにしか見えなくなってしまう。

 変なプライドが邪魔してしまって、区切りがつけられなくなってしまった。

 むず痒い雰囲気の中で手を動かしていると、頭の上から地血の質問が降ってくる。

「先輩は、彼女とか作らないんですか?」

「えっ、何急に?」

「あぁいうことしたいなら、彼女とか作ればいいじゃないですか」

 地血はさっきよりも背中を丸めて、小さな声で聞いてきた。

 心の機敏は手の動きを止めさせた。それを無視するように無理やり動かして呟く。

「別に、誰でもいいってわけじゃないし」

 まぁ実際に襲ってしまっているし、そう思われても仕方ないか。

 けど例えば、同じクラスの人にもそういうことをするのかと言われたら、多分違うと思う。

 抵抗があるというか、自分の中で何かが当てはまらない気がする。

「それなら………私はいいんですか?」

「いや、その………」

 地血の質問は当然のものだ。

 自分がされて、他の人には何もしないのは何故か。

 でも僕だってそんなのは分からない。けど唯一言えるとしたら………

「地血は、他の人とは違う、から………」

 他の人よりも長く一緒にいる。地血からしたらその程度の関係かもしれない。

 でもその僅かな差は、僕にとって割と大きくて。

 一緒にいる時間が少しずつ重なって、僕と地血の距離感を狂わせる。

「そうですか」

 地血と身体を重ねる時、満たされるモノがあるのは否定しない。それが性欲なのも。

 けどそれだけじゃない。

 それが何なのかは分からないからモヤモヤしてしまう。だから普段はこういう話を避けてきた。

 今も頭の中で迷いがグルグル回り、余計に地血に触れてることを強く感じてしまう。

「も、もう、マッサージいいかな?」

「………そう、ですね。ありがとうございました」

 さすがにもう触っていることが恥ずかしくなり、マッサージの手を止める。

 すると地血が目を見開いた。

「ッ⁉︎せ、先輩、それ………」

「えっ?あっ………!」

 

 

 地血の視線を辿っていくと、そこは僕の下腹部だった。

 二人での行為を思い出して彼女に触れていたためか、大きなテントを張っている。

 

 

「先輩の、すごく大きくなってるんですが………」

「いや、その、つい………」

 とても見ていられなかったのか、地血は目を逸らして蹲る。僕も慌てて背を向けた。

「わ、私に触ったから、ですか?」

「というか………地血の水着姿見た時から、若干………」

「えっ、そんな………もう、先輩って本当にエッチなんですから」

 身体を隠すように背中を丸めて、地血は鋭くなった目で僕を見つめる。

「あの、ご、ごめん………」

 いつもより布面積の少ない水着姿だと、ふとした仕草が艶かしく見えてしまう。

 生理現象とはいえ、地血に指摘されて申し訳ない気持ちになる。

 ぎこちない雰囲気に耐えきれなくなり、僕は立ち上がった。

「その、気にしないで。僕、先に出てるから………」

「ま、待ってください」

 逃げようとした僕の手を地血が握る。僕よりも小さい手のひらが焼けるように熱い。

 

 

「そのままじゃ、帰れないじゃないですか。だから………私が、鎮めてあげますよ」

 

 

「えっ?ちょっ………!」

 掴んだ手を引かれてベンチに座らされた。地血が僕の脚の間にしゃがみ込む。

「あ、地血?」

「大人しくしてください」

 わけのわからない僕を無視して、地血はズボン越しに僕のモノに触れた。

 服の上からだというのに、たしかに触れられたことが分かる。ゾクッと背筋が震える。

「私のマッサージしてこうなっちゃったんですし………今度は、私がマッサージしてあげますよ」

「いや、いいよ!そんなの、申し訳ないし」

「ズボン越しでここまで熱くさせてる人に言われても、説得力無いですよ」

 そう言って、地血はズボンのファスナーを下ろした。大きくなった僕のモノを取り出す。

「こんなになっちゃって………は、早く出して、スッキリしてくださいね」

 僕のモノを優しく掴むと、ゆっくりと上下に手を動かし始める。

「ッ………!」

「気持ちいい、ですか?」

「うん、気持ちいいよ………」

 地血の細い指が巻きつき、ぎこちない手つきで扱いていく。主導権握られているから、与えられる快感が予想出来ない。

「んっ………先輩の、すごいビクビクしてる。えっと、先の方とか触ると良いんでしたっけ?」

 少しでも気持ち良くしようと、触り方を工夫して攻めてくる。

「ッ!あ、地血ッ………」

 一瞬頭がボーッとしては意識が引き戻される。その繰り返しの中で、体がどんどん熱くなる。

 その時少し遠くから声がした。予想外の出来事に、二人揃ってビクッとなる。

「ひ、人がいる、みたいですね」

 そういえば、この裏から少ししたら駐輪場だ。そろそろ部活が終わって帰るために通る人もいるだろう。

「せ、先輩、早くしないと」

「そんなこと言われても………」

 緊迫した状況だというのに、地血に触られてるからか一向に萎える気配がない。

「もう………どうやったら、すぐにスッキリ出来ますか?」

「えっと、その………咥えてくれたら、いいかも」

「そ、そうですか。それなら………んっ」

 地血は周りを気にしながらも、そっと舌を出すと僕のモノをチロチロと舐める。

「れろっ、んっ、くちゅっ………気持ちよく、なれてますか?」

「うん……いいよ、ッ!」

「れろっ、んちゅっ………もっと、しますね」

 口を開けて僕のモノの先を咥えた。

「うっ、はぁ………ッ!」

 最初はやや引き気味だったが、上目で僕の様子を窺いつつ、ゆっくりと飲み込んでいく。

「んっ、んんッ………!」

 ぬるっとした唾液が全体にまとわりつき、柔らかい唇が捕らえて離さない。

 手でも攻め立てながら、僕のモノを根元まで咥える。

「地血、無理しないでいいから………」

「ぢゅるっ、じゅぷっ、んっ!………きにしないれ。しぇんぱいは、きもひよくなっれくらひゃい」

 僕のモノに舌を絡めて必死で顔を動かす。

 彼女の淫らな姿から目が離せなくなり、与えられる快感に息が漏れる。

 さっきまでは人の声が気になっていたというのに、今ではもう地血のことしか頭に入ってこない。

「んっ、ぐぷっ、ぐちゅッ!ぢゅうぅッ、んちゅっ、じゅるるるるッ‼︎」

「くっ、地血ッ!」

 

 

 遂に耐えきれず、僕は腰を浮かせた。

 溜め込んだ精が一気に爆ぜて、地血の口腔内へと注ぎ込まれる。

 

 

「ぐちゅ、んんッ⁉︎んん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ‼︎」

 

 

 地血は驚きくぐもった声をあげるが、口を離すことなく精を必死に受け止めた。手で扱きながら残った精も吸い上げる。

 そのおかげか体の力が奪われるように抜けて、地血以外見えなくなる。

「ちゅうっ、んッ!………んくっ、んぐ、ふぅッ………!」

 ようやく口を離すと、精を零さないように口を塞いだ。やや苦しそうにしながらも、ゆっくりと嚥下していく。

「んはぁっ………な、何とか、零さずには済みましたね。先輩、出し過ぎですよ」

 息の上がった地血の唇からは、飲み残した精が垂れている。

「スッキリ、出来ました?」

「うん、まぁ………」

「なら、よかったです」

 膝をついた地血は、太ももを擦らせて縮こまっていた。顔を真っ赤にして蹲る。

「地血、大丈夫?」

「だ、大丈夫ですよ!もういいですよね?人もいるんですし、早く出ますよ」

 会話を打ち切ると、地血は立ち上がり背を向けた。

 

 

 よく見ると脚のつけ根にツーッと水滴が滑る。

 プールから上がって身体は乾いているはずなのに、その一点だけはしっとりと濡れている。

 

 

 まさか、今ので地血も………

 そう思うと、地血から目が逸らせなくなる。

「さぁ、人に見られないうちに先輩は先出てください」

 僕も立ち上がると、地血の後ろに迫った。

 

 

「先輩?どうかしました、きゃあッ⁉︎」

 

 

 振り向いた地血の方を掴むと、僕は強く引っ張り壁まで追い詰めた。




 最後まで読んでいただきありがとうございました。
 評価、感想等ありましたら、ぜひよろしくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。