第1話
秋に入り虫の声がよく聞こえるようになる夜。
今日も一日特に変わった事もなく、いつも通りの生活を送っていた。適度なタイミングで勉強を切り上げて布団に潜り込む。
親、というかその代わりの親戚から離れるための一人暮らし。静かでいいものだし、こういう時に周りからとやかく言われないのはありがたい。
布団に入った僕はゆっくりと目を閉じた。
それからどれほどの時間が経っただろうか。
浅い眠りについていた僕は、何かが自分の上に乗っているような感覚がして目を覚ました。
重くなっている瞼を開けると、目の前にぼんやりと何かがいるのが分かる。
「んん…………ッ⁉︎」
視界がはっきりしてきた僕は、目の前にいる存在を見て思わず目を見開いた。
そこにいたのは一人の女性だった。僕の上に跨って僕のことをジッと見つめている。
歳は割と近そうに見えるから十代か、もしかしたら少し上の二十代か。
何となくハーフのような顔立ちで、緑色の瞳が僕をジッと見つめている。
胸の辺りまで伸びている髪はベビーピンクで、まず間違いなく日本人でないことは確かだろう。染めてるなら話は別だけど。
しかしそれ以上に僕が驚いているのはいくつかあるけど、そのうちの一つが彼女の服装だ。
彼女が身につけているのは黒い下着のようなもの。それも極限まで布面積を減らしたようなもののみを着ている。
胸と秘所だけを隠したような格好で、起伏の激しい裸体がほとんど見えてしまっている。
形の整った豊満な胸が下着を押し上げていて、それでいて腰はキュッとくびれている。そこからまたお尻にかけて緩やかな膨らみを描いている。
さらにそれだけではない。
彼女の背中からは蝙蝠の翼が生えており、頭には捻れた角のようなものまである。まるで悪魔だ。
一見コスプレか何かだと思いそうだが、軽くはためく翼はどう見ても自分で動かしているようにしか見えない。
淫らとしか言いようのない女性が、僕の上に跨っている。
「なぁッ⁉︎………はぁ⁉︎」
色々と目が離せられなくて、あまりにも異常過ぎる状況に、僕は慌てふためくことしか出来なかった。
「あ!目が覚めたんだ。眠りが浅かったのかな?」
思ったよりも明るい声が彼女から発せられた。意外なほどに流暢な日本語だ。
今のところ敵意は感じられないが、それでもこんな状況で落ち着いていられるわけない。
僕は咄嗟に手を振って彼女を跳ね除けようとした。
しかし体が少しも動かない。まるで金縛りにでもあっているかのように動けない。
「ふふん。念のために拘束魔法使っておいてよかった。こんなにいい獲物を逃すわけにはいかないからね」
言っている意味がよく分からない。しかし敵意は感じられないとはいえ、この状況はあまりに不穏すぎる。
「君は、一体………」
何とか口だけは動いたので、僕は必死で動かした。
「おぉ!拘束されてる状態なのに喋れるんだ!すご〜い!」
嬉しそうに笑った女性は僕に顔を近づけた。美女に近づかれて、危機感とは別の要因で心臓がドキドキする。
「私はミリー。見ての通りの、悪魔だよ」
悪魔?………たしかに見た目だけを見れば疑いの余地はない。それでもそんな存在がその世界にあるなんて………
「僕を、どうするつもり、だ………」
「ん?そんなの決まってるじゃん。私サキュバスなんだよね。サキュバスが夜中に人間の男性の前に現れてする事なんて一つでしょ?」
ミリーと名乗ったサキュバスは、僕に顔を近づけたまま僕の頬をペロッと舐めた。
「君の精液、食べに来たんだよ♡」
耳元で囁かれて熱い吐息がかけられた。ゾクゾクッとした感覚が背中を走る。
サキュバスって、あの男性の精気を吸い取る悪魔?
たしか淫夢を見せて吸い取るはずだけど、どう考えてもこれ現実だよな。暗がりで薄らとしか見えないが、本棚の本の位置が明確過ぎる。
するとミリーは僕に跨ったまま抱きついてきた。服越しに伝わる肌の感触に、心臓が跳ね上がった。
「大丈夫だよ。意識が飛んじゃうくらい気持ちよくしてあげる。もしかしたら出し過ぎて干涸びちゃうかもしれないけど、そしたらゴメンね♡」
ミリーはそう言って僕のモノへと手を滑らせた。パジャマの上から触られて、もどかしい快感が流れてくる。
「うわぁ、もう大きくなってる♡そんなに私に興奮しちゃった?」
僕のモノを優しく撫でるミリーは、そのまま僕のパジャマと下着を下ろした。
こんな綺麗な人に触れられて何も無いわけがない。大きくなった僕のモノが跳ねて露わになる。
「すごぉい♡これは久しぶりに楽しめそう」
ミリーは僕の上のパジャマにも手をかけて肩の辺りまでたくし上げた。僕の胸板に舌を這わせた。
ヌルッとした感触に、背筋が震えるほどの快感が僕を襲う。
「ッ⁉︎ま、待って………!」
「んっ、れろっ………なぁに?ココ、こんなに大きくしといて。痛くしないから、大人しくしててね」
何とか声を出して抵抗しても、ミリーは止まる様子が無く僕のモノに手を伸ばした。
優しく掴むとゆっくりと上下に扱き始めた。絶妙な力加減に頭の中が真っ白になる。
さすがはサキュバスといったところか、手慣れた手つきでミリーは僕のモノを扱いていく。
「ッ⁉︎ ちょ、止ま、くっ!」
「どう?気持ちいい?君のモノの先から、トロトロしたものが出てきたよ♡」
僕のモノから電気が流れるような快感が伝わってくる。元々出にくかった声がさらに途切れる。
ミリーは僕のモノを扱きながら、僕の胸板をチロチロと舐めていった。こんなことされたのは初めてで、刺激が強過ぎる。
「んっ、ちゅっ、れろっ………もうこんなにビクビクしてる………けどまだ耐えるかぁ………素直にイッちゃえばいいのに」
たしかに、彼女の言う通り素直に快感に身を委ねてしまえばいいのかもしれない。こんなことある意味ご褒美とも言えるわけだし。
しかしそれでも自分の中に残った僅かな理性が、耐えなければと言っている。
「よく、分からないヤツに………そんな、すぐに警戒は緩めないッ………」
「へぇ、これは中々………それじゃあ、直接飲んじゃおうかな♡」
そう言うとミリーは僕の脚の間に入るようにして膝をついた。
「ふふっ♡いい匂いがする………いただきまぁす♡」
ミリーは口を開けると普通よりも長い舌を伸ばした。唾液を纏った舌が僕のモノを舐めた。
手よりもさらに強い快感が叩きつけられた。
「ぐッ⁉︎ くぁっ!」
思わず腰が少しだけ浮いてしまった。それほどまでに生温かい舌は気持ちよかった。
「んちゅっ、んぁ、れろっ………そんなに気持ちよかった?でも、まだまだこんなもんじゃないわよ?」
ミリーは僕のモノを舐めると、大きく開いた口で僕のモノを咥えた。そのまま僕のモノをゆっくりと飲み込んでいく。
「ッ⁉︎ ちょ、ッ‼︎」
ミリーが僕のモノを飲み込んでいき、その度に快感が頭の中を蝕んでいく。
息が荒くなり、体の奥底から湧き上がってきたものが、今にも爆ぜてしまいそうだ。
やがてミリーは僕のモノを根元まで咥えた。ヌルッとした温かさが僕のモノを包み込む。
「ッッッ⁉︎ ぐぁッ!くっ!」
僕の反応にミリーは僕のモノを咥えたまま、嬉しそうに微笑んだ。何とも艶やかな笑みだ。
僕のモノを根元まで飲み込んでも苦しそうな表情はせず、高揚しているのが伝わってきた。
「ほれひゃ、いっふぁいらひてね♡?」
くぐもった声で言ったミリーが僕のモノを握ると、素早く扱きながら顔を上下に動かし始めた。
「んっ!じゅぷっ、じゅるっ!んんっ、ふぁ、んくっ!ぐちゅ、じゅるっ、じゅぷっ!」
「ぐッ!ちょ、ぐぁッ!」
ミリーの口腔内が僕のモノを激しく愛撫する。彼女の唾液が僕のモノに纏い、それを拭うように唇をすぼめて顔を動かす。
大きくなった僕のモノが喉の奥まで届いているはずなのに、ミリーは苦しむことなく僕のモノをしゃぶっている。
さらに手でも扱いているため、快感がさらに上乗せされて襲ってくる。
淫らな水音が部屋に響き渡り、それを楽しむようにミリーは舐め回している。彼女の舌が蠢きながら僕のモノを撫でる。
目がとろんと蕩けていて、淫猥な光が僕に向けられる。ミリーの唾液と熱い吐息で、僕のモノが溶けてしまいそうだ。
目の前がチカチカして、腰に力が入らない。快感が全身を支配していく。
極上とも言えるテクニックに、初めてで何とか保っていた僕の気力はあっという間にすり減っていく。
しかし快感と共に身の危険も感じた。乱れる呼吸を整えながら快感に耐える。
「んくっ、じゅぷっ!ぐちゅっ!はやふ〜らひてぇ♡ぐちゅっ、じゅぷっ!じゅるるるッ♡!」
それでも抵抗する僕にムッとなったミリーが、咥えている僕のモノに吸いついた。
止めていた精液が一気に僕のモノを駆け上っていった。
「ぐあッ⁉︎ 出ッ‼︎」
言葉が詰まるほどの快感が僕の体に駆け抜けた。抑えていた理性が壊される。
それと同時に僕のモノから大量の精液が放たれた。今まで体感したことのないほどの勢いで、ミリーの口の中に注がれていく。
「んんッ⁉︎ んん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ♡♡♡‼︎ぐちゅ、ぐちゅ、んんッ♡!じゅるるるるるるるッ♡‼︎」
いきなり注がれた精液にミリーは驚いたが、嬉しそうに蕩けた表情で精液を飲んでいく。
快感が駆け抜けるたびに精液が体のエネルギーと共に放たれた。快感のあまりに頭がおかしくなりそうだ。
「んんッ♡!もっとぉ、もっとちょうらい♡んぐっ、じゅぷっ!じゅぷっ!んん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ♡♡♡‼︎」
自分の意思に反して僕のモノから精液がどんどん放たれていった。ミリーは口から溢れそうになる精液をゴクゴクと飲んでいく。
ミリーはさらに飲もうと僕のモノを舐めて吸い上げた。体の力がどんどん抜けていく。
「んっ、んっ、んっ………ぷはぁっ♡!………あぁ、美味しかったぁ!やっぱり若い子の精液の方が美味しい♡」
ミリーは恍惚とした表情で口の端についた精液を舐めとった。本当にサキュバスなんだなぁ、と思ってしまう。
「しかも君童貞でしょ?すごい味濃いなぁ♡」
うっとりと微笑むミリーが不覚にも綺麗だと思ってしまった。
あくまで捕食行為をしているだけだし、そこまで悪い人、というか悪魔じゃないのかもしれない。悪魔が悪くないってのも変な話だが。
快感が退くと同時にものすごい倦怠感が僕を襲った。体に力が入らず、目の前がぼんやりする。
するとミリーは僕の上に覆い被さるようにして僕を見つめる。
そして口をゆっくりと開くと、伸ばした舌から唾液を垂らした。
垂れた唾液が僕の口の中に入る。甘い味が口に広がると、不思議なことに倦怠感が消えていった。
「こ、これは………」
「ふふっ♡もう元気になったんだ。サキュバスの唾液で精力を増強させたけど、それにしても早すぎるでしょ?何だかんだで楽しんじゃって♡」
揶揄うように微笑むミリーが、身につけていた下着に手をかけた。躊躇うことなくベッドの下に脱ぎ捨てた。
「本当はただ食べるだけのつもりだったけど………もうちょっと楽しませてもらおうっと♡」
一糸纏わぬ姿となったミリーが、艶かしい身体を見せつけるようにかがみ込んでくる。
さっきまで下着に支えられていた豊満な胸が、僕の目の前で大きく揺れる。それでも尚美しいラインは保ったままだ。
そんな胸と反比例するように腰は細く、そこを軸に大きなお尻をゆったりと振っている。
そしてミリーの秘所は精液を欲しているのを示すように、熱い唾液が垂れている。
破壊的とまで言える彼女の美しさに、僕は見惚れてしまった。ミリーはイタズラっぽく笑う。
「久しぶりに、下のお口で思う存分味わおうかな♡」
最後まで読んでいただきありがとうございました。
評価、感想等ありましたら、ぜひよろしくお願いします。