胸を露わにさせた倭文を前にして、僕は何も出来ずに固まっていた。
「あ、その………僕、こういう経験無いからさ。その、嫌だったら、ちゃんと言ってよ。傷つけるようなことは、したくないから」
「御屋形様………ありがとうございます」
僕は倭文の腕を掴むとこちらに引き寄せた。前に倒れてきた彼女の身体を抱きしめる。
柔らかくて温かい感触に、倭文を抱きしめていることを実感させられる。
そのまま布団に倒れると、倭文を寝かせてその上に覆い被さった。僕達はジッと見つめ合う。
淫らな姿を晒す倭文に唾を飲み込むと、僕はゆっくりと彼女の胸に手を伸ばした。僕の指が双丘に触れる。
「んっ………」
頬を染めた倭文が、恥ずかしげに顔を逸らして声を漏らした。
柔らかく、それでいて滑らかで絹のような触り心地に僕は手に力を入れていく。
たわわに実った双丘を掴むと、僅かに指が沈むがそれを跳ね返すような弾力を感じた。
「あっ………はぁ」
自分の身体を他人に触られているからか、倭文はチラリと自分の胸を見ると、何とも言えない表情を浮かべた。
「どう、ですか、御屋形様。私の胸、変では無いでしょうか?その、殿方は胸の大きな女性を好むと聞きましたので、自分が御屋形様のご期待に沿えられているかどうか………」
倭文は自分の身体に自信が無いようだが、僕からすれば側にいるだけで胸が高鳴ることもあるのだ。
期待を遥かに上回る倭文の姿に、僕の理性がどんどん削れて肉欲が姿を現してくる。
「すごい、柔らかくて………心地良い」
「嬉しいです。もっと、お好きなだけ感じてください。あぁっ!」
倭文の胸を掴んだまま力を抜いたり入れたりして、何度もその感触を確かめるように揉んでいく。
「んっ、あっ………はぁっ、んっ」
自分の胸を触られても、倭文は嫌そうな顔は見せない。しかし少し緊張はしているようで、身体が強張っている。
もっとも緊張しているのは僕も同じだ。こんな事するのは初めてなわけだし。
倭文の様子を伺いながら、僕は徐々に手に込める力を強くしていく。
「あっ、んっ!はぅ、あぁ………」
それに合わせるように倭文の声も段々と大きくなっている。気持ち良くなってくれてる、のかな?
僕が揉んでいくと、胸も柔らかく形を変えて柔肉が手からはみ出ようとする。
そんな胸の先は桃色になり硬くなっている。そこを指先で押すと、倭文の身体が軽く跳ねた。
「あぁっ………!」
倭文の声が少し高くなり、甘い声が混じった。身体をくねらせて悶えている。
「倭文、気持ちいい?」
「わ、私のことは、お気になさらずに………」
表情を見せまいと顔を隠そうとする倭文の手を掴み、布団に固定させた。
「いや、でも………倭文とも一緒に、さ………そういう倭文も見たいから」
「御屋形様………んっ、あぁっ!」
胸の膨らみを優しく舌でなぞると、倭文が軽く仰け反った。身体が震えて、感じてくれていることを示している。
「そんな、舐めて、はぁっ、んっ………胸が熱くで、頭が、痺れてしまいそうです………」
「倭文………」
熱い視線で見つめてくる倭文を僕は思わず抱きしめた。すると倭文が何かに気がついたように顔を上げた。
「も、申し訳ありません!御屋形様の猛りをお鎮めするはずが、私ばかり気持ちよくなってしまって!」
倭文は身体を起こして謝り始めてしまったが、倭文の身体に触れられて、僕としては夢のような幸せだった。
「え、えっと………御屋形様の猛りをお鎮めするには………まず、御屋形様の性器を露出させねば………」
「ちょ、倭文………!」
倭文はわたわたしながらも僕と体勢を変えると、寝衣をめくり僕のモノを露出させた。僕のモノが倭文の前に跳ね上がる。
「ひゃっ!御屋形様の、先程よりも大きくなってる、ような………」
「あぁ………その、倭文の身体見たから………」
全体的に引き締まっていながら、女性らしい部分は豊満に突出していて、見ているだけで興奮する姿だ。
「え?そ、それは………私の身体を、気に入っていただけた、ということですか?」
僕が小さく頷くと、倭文は自分の身体を見下ろして少しだけ頬を緩ませた。
「そうですか………それは、嬉しいです」
微笑んだ倭文は僕の下腹部へと手を伸ばした。いきり勃っている僕のモノを優しく握った。
「ッ!し、倭文………」
倭文の柔らかくしなやかな指が僕のモノに絡みつき、快感が雷のように全身を駆け抜けた。思わず顔が歪んでしまう。
「あ、申し訳ありません、強すぎましたか?その、殿方のモノを扱くと気持ち良くなると習ったのですが………」
「いや、その、気持ち良くて………」
「そう、でしたか。それはよかったです。では、続けますね」
倭文は注意深く僕の様子を見ながら手を動かした。優しい刺激に背筋が震える。
「くっ、ッ………!」
「はぁ、んっ………お、御屋形様の、熱くて、手の中ですごい跳ねてます………」
今僕は倭文の身体を触っていないはずなのに、倭文の口からは熱っぽい声が漏れている。
「え、えっと、中々、鎮められません、ね。これだけでは………物足りない、ですよね」
倭文は僕のモノをマジマジと見ると、僕の足元へと移動した。
「倭文?」
「その、手で扱くだけよりも、口も使う事でより鎮めやすいと習ったので………ただ、ご気分が悪かったら、言ってください」
そう言って倭文は口を開くと舌を伸ばした。その舌先が僕のモノに触れて、さっきまでとは違う快感に襲われる。
唾液を纏った倭文の舌が触れて、ぬるっとした生温かい感触が僕のモノから全身に伝わる。
「ッ!………っぁ………!」
「んっ、ちゅるっ………どう、ですか?」
「すごい、気持ちいいよ」
「それは何よりです。それでは、続けますね」
倭文は再び舌を伸ばして僕のモノを舐め出した。
倭文の舌が僕のモノの根本から先へと這って、唾液の小さな音が部屋に響く。時折熱い吐息がかかった。
あんなに生真面目な倭文が、膝をついて僕のモノを舐めていると思うと,ある種の征服欲めいたものが湧き上がる。
「れろっ、んっ、ふぅ………お、御屋形様の、んちゅっ、ふぁ、脈動しているのが、伝わってきて、すごい濃い匂いが………んっ、れろっ、んんっ」
倭文の表情がどんどん熱っぽくなり、一人の女性として艶やかになっていった。
その蕩けた表情が僕の興奮を掻き立てた。
「はぅ、んっ、れろっ………も、もっと、気持ちよく、しますね」
倭文さっきよりも大きく口を開けると、僕のモノを咥え出した。
「んちゅぅ、ちゅるっ、れろっ、ちゅぱっ、はぁっ………お、おやかたさまぁ、んちゅっ、んんっ!」
最初は先をチロチロするだけだったが,やがて僕のモノをゆっくりと飲み込んでいく。
自然と舌が僕のモノに絡まり、僕のモノ全体に倭文の唾液が塗されていった。
さらに倭文は僕のモノを手で扱いた。異なる快感が止まる事なく流れ込んできて、腰が浮かび上がりそうになる。
「んっ、んくっ、れろっ、ふぅ………ろう、れふか………ぢゅるっ、んっ、ふぁ、あむっ、くちゅ、ちゅぱっ!」
「し、倭文………!あんまり、保たない、かも………!」
「ぢゅるっ!ぐちゅ、んちゅっ、んぁ!いいれふよぉ!がまん、ひないれくらひゃい!あむっ!んっ、ぐちゅ、んんっ!じゅぷっ!」
その動きはどんどん激しくなり、倭文の目がとろんと蕩けていった。その様子はとても淫らで、お互いの官能を高めていった。
倭文によって流し込まれる快感に、僕の奥深くから爆発するような熱が込み上げてきた。
「倭文ッ!そろそろ………!」
「あむっ、ぐちゅ、ぢゅるるるッ!おやかたひゃまの、震えてますぅ………んぢゅっ、じゅぷっ、んくっ、ぐちゅ、んんッ!」
「くっ………ぐっ!」
その瞬間、僕のモノが限界に達した。込み上がってきた熱が精となって、容赦なく倭文の口の中に打ち出された。
「んんッ⁉︎むうぅッ!んん─────────ッッッ‼︎‼︎‼︎」
僕の腰がガクガクッと震えて、溜め込んでいた精が止まる事なく倭文の口の中に放たれていく。
他人の体液、ましてや精を口に含むなどいい気持ちなわけはない。しかし倭文は僕のモノを離すことなく、僕の精を受け止めてくれた。
彼女の喉が鳴り、僕の精を飲み込んでくれているのが分かる。
「んっ!んくっ、むぅ………んっ、んんっ、んぢゅう!」
さらに僕のモノを扱いて残った精を搾り取ろうとする。尚も与えられる快感に、僕のモノが倭文の口の中で暴れる。
「ぷぁっ!んぐっ、くっ、んっ!ケホッ!」
ようやく射精が止まり、倭文は僕のモノを口から離した。しかし口の中で放たれた精で苦しくなったのか吐き出してしまう。
「倭文!大丈夫?」
「ケホッ!くっ!………も、申し訳ありません。御屋形様の寝所を汚すまいと飲み込もうと思ったのですが、飲みきれず………」
「無理しなくていいよ。ほら、僕の服に吐き出していいから」
たとえ経験があろうと、他人の精を飲むなど身体が拒絶して当たり前だろう。
「ありがとう、倭文。気持ちよかった………」
「御屋形様………」
倭文のおかげで、僕の体はまだ絶頂の余韻に浸っていた。身体が震えて力が抜ける。
しかし身を震わせているのは僕だけではなかった。倭文も何かに耐えるように身を震わせている。
よく見ると、倭文は右手で僕のモノを握っていたが,空いている左手は彼女の股へと潜り込んでいた。
倭文は時折左手を動かしていて、その度にくちゅくちゅと水音が鳴っている。それが倭文が自分自身を慰めていることを表している。
「し、倭文………それ…………」
「え?ひゃっ⁉︎」
無意識にしてしまった事だったのか、僕に自慰している事を指摘されてしまった倭文は慌てて身体を起こした。
「す、すみません!こんなみっともない、お見苦しい姿を晒してしまって………」
申し訳なさそうに身体を縮こませた倭文は、濡れた秘所を隠すように正座した。
恥ずかしさのあまり倭文は目を逸らして、狼狽えて布団から出て行こうとした。その姿はとても可愛らしく、鎮まったはずの興奮が一気に湧き上がってきた。
「あ、あの、私のことはお気になさらずに、ひゃあッ!」
僕は湧き上がってきた興奮に耐えきれずに、出て行こうとした倭文の手を引いて布団に押し倒した。
「お、御屋形様、一体どうされて、ッ⁉︎」
いきなり強引な事をされて倭文は慌てるが、それを止めるように僕は倭文を抱きしめた。
「もっと………倭文が欲しい」
「ッ⁉︎それは、その………私と、まぐわいたい、という事でしょうか?」
戸惑っている倭文の問いに僕は黙って頷いた。すると倭文は俯いて表情を隠してしまう。
「あ、す、すまない!嫌ならいいんだけど………」
「違います………」
「え?」
顔を上げた倭文の瞳は、微かに濡れていた。紅潮した顔で僕を見つめる。
「御屋形様が、私なんかを抱いてくださるなんて………女として求めてくださっているのが、嬉しくて………」
「倭文………さっきから言ってるだろ?僕が求めてるのは、忍びとしての倭文だけじゃない。一人の女としても、倭文は素晴らしい」
「御屋形様………このような事を、一部下である私が望むのは、無礼千万である事は承知しております。しかし叶うのであれば………」
倭文はこれ以上のことを表立って言うのは恥知らずと思ったのか、僕の耳元で囁いた。
「御屋形様のお情けを………私に恵んでください」
「倭文………!」
僕は行灯を消すと、倭文と抱き合ったまま布団の中で四肢を絡め合った。
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