※この作品はR-18です。

エロゲ的な何か(仮)   作:MC RAT

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第9話(新着)

 物語の舞台は小さなアパート。

 一人上京してきた大学生の主人公が、隣の部屋に住む女性と知り合うところから始まった。

 彼女は旦那と一人の子供と暮らす人妻。

 そうだと分かりつつも、主人公は段々女性に惹かれていく。

 しかし共に過ごす内に、彼女と子供が旦那から虐待を受けてることを知る。

 周りの人の助けも借りながら、彼女達を旦那から救い出す。

 しかし虐待のトラウマや世間からの陰口、育児の苦労に苦しみ、関係は全く進展しない。

 その中でも主人公は寄り添い続けて、やがて女性も自分の夢を見つけて、主人公に惹かれていく。

 新鮮なラブストーリーというわけではないが、だからこそ人物の心情が強く響く。

 普段はこの手の映画は見ないが、たまにはいいのかもしれない。

 目線を隣に向けると、玉響さんも主人公達が結ばれていく様を嬉しそうに眺めていた。

 観終わったら、感想話に花が咲くんだろうな。

 そう思っていたのだが………

 

 

 

 子供が出かけて二人きりになった時、主人公達はお互いへの想いが高まっていった。

 長い時間をかけて心が繋がった二人は、今度は身体の繋がりを求めた。

『ねぇ、来て』

 手を繋いだ二人の男女は、ぴったり身体を重ねて抱き合った。そのままベッドに倒れ込み、尚も絡み合う。

 

 

 こ、こういうの、あるのか………

 自分の顔が熱くなって、心音が早まるのを感じた。

 さっきも虐待のシーンで性的な描写はあったが、ここまでではなかった。

 倒れ込んで描写は終わるかと思ったが、二人の絡み合いは終わらない。

 互いに相手の服の中に手を滑り込ませて、素肌を撫でながら脱がせ合う。

『〜〜〜ッ♡!』

 服を脱ぎ捨てた二人は、快感に身体をしならせて欲求をぶつけ合った。

 主人公の男性が覆い被さり、衝動に任せて女性の身体を貪る。

 昂り我を忘れそうになれば、今度は女性が宥めるように体勢を入れ替えた。男性の身体にキスの雨を降らせながら、下へと向かっていく。

 やがて下腹部に到達すると、口を大きく開けて彼の分身を飲み込んだ。

 生々しい水音が劇的に響き、背筋が震える。

 快感に震える彼の表情を眺めて、女性は妖艶な笑みを浮かべた。

 男性が限界を迎える前に口を離し、咥えていた下腹部の上に跨った。

 互いの準備を視線だけで確認すると、女性がゆっくりと腰を落とす。

 

 

 目の前で行われる官能的な絡み合いに、僕は視線の向ける場所を失っていた。

 少しだけ視線を下げると、前の席のカップルらしい二人組が、身を寄せ合っていた。

 いや、そのカップルだけじゃない。映画の行為が激しくなるにつれて、唇を重ねたり、密着してモゾモゾ動くカップルが増えてきた。

 多くの人が雰囲気に当てられ触れ合う中、僕は身を縮こませることしか出来ない。

 

 

 玉響さんは、どうなのかな?

 気になってチラッと目を向けると、同じようにこっちを見ていた玉響さんと目が合う。

 若干気まずいのはお互い様なようで、咄嗟に目を逸らしてしまう。

 けどスクリーンに照らされて、一瞬で表情は分かった。

 きっと僕ほどでは無いんだろうけど、顔は朱く染まっていた。

 たぶん、こんな映画だなんて聞いてなかったんだろうな。小さな声を絞り出す。

「ご、ごめんなさい、その………」

「いえ、別に」

 それしか言えなかった。

 別に悪いことされたわけじゃないし、嫌な想いをしたわけでもない。むしろ得したとすら思ってしまう。

 けどそれを言葉にすることも恥ずかしくて、気の利いた言葉は出てこない。

 とりあえず熱くなった体を冷やすために、飲み物を飲もうとした、その時。

 

 

 ギュッ

 

 

 僕の手首を細い指が握った。しなやかでもしっかり熱く、余計に体温が上がってしまう。

 誰の手か、見なくても分かった。

「こんなに、ドキドキしてしまって………」

 玉響さんは、僕の手首を撫でて囁いた。

 何でいきなりこんなことをしてきたのか、それは分からない。

 けど腕の脈に触れて、早まった鼓動が伝わってしまっている。

 恥ずかしいのに、腕を振り払うことが出来なかった。

「玉響さんは、違うんですか?」

 だから照れ隠し半分、対抗半分でつい尋ねてしまう。

 玉響さんは大人だ。気まずくはなっても、僕みたいに恥ずかしがったり、ましてや興奮したりなんか………

 

 

「私も、同じですよ」

 玉響さんが、掴んでいた僕の腕を引く。

 それに気がつく時には、僕の手の甲が別のものに触れていた。

 布越しに触れたそれは、柔らかくも弾力に富んだ膨らみ。

 手に染み込むような温もりの奥に、激しく高鳴る鼓動が伝わってきた。

「ッ⁉︎」

 それが何か。本能的に理解して、反射的に振り向いた。

「伝わりますか?」

 予想通り、自分の左胸に僕の手を当てて、自らの鼓動を伝えてくる。

 突然の衝撃に、僕は何も言えなかった。

 玉響さんは顔を赤らめたままはにかんだ。

「なんだか、思い出しちゃいますね」

 さっきまで見てきた笑顔のはずなのに、艶かしく感じてしまう。

 それが何を示すのか、そんなの聞くまでも無い。僕も同じだから。

 一度だけ身体を重ねたクリスマスの日が、映画のシーンと交差して頭を巡る。

「ダメですよ、こんなことしたら………」

 嫌でも衝動が止められない。

 こちらを見つめていた玉響さんも、それに気がついたようだ。

 視線が下に向き、僕の変化に目を丸くする。

「あっ………元気に、なっちゃいましたか」

「いや、まぁ………」

 言い訳しようにも隠しようがなく、頷くしかなかった。

 こんなの我慢する方が難しい。

 それでも人がいる中でこんな風になってしまって、しかも見知った異性に見られている。

 その恥ずかしさと湧き立つ欲求がぶつかり、止まることができなくなっていた。

「どうしましょうか?」

「それは………スッキリ、したいですけど」

 こんな所で何を言ってるのか。

 冷静な自分が異常だと伝えていても、僕達は離れることはなかった。

 衝動に流されて、僕達は見つめ合い、距離は少しずつ縮まっていく。

 その目は、さっきまで見た母親としてのものではなく、僕を誘う一人の女性のものだった。

「何で、こんな………」

「言ったでしょう、私も同じです」

 掴んだ腕を動かして、膨らみの頂を撫でさせる。

 服を介してるせいではっきりとは分からないが、それでもその奥がどうなってるのか見当がついた。

「何とか、しなきゃ………ですよね?」

 玉響さんは僕の手首を離すと、今度は太ももに手を置いた。そのまま下腹部へと手が這う。

 離されて手は自由になったのに、僕は動かす気になれない。

 触れていただけの手を玉響さんの背中に回して、改めて掬うように胸に触れる。

 こちらに抱き寄せてもピクッと身体を跳ねさせるだけで、玉響さんは嫌がる様子もない。

 

 

 いつの間にか、映画のストーリーは頭に入って来なくなっていた。

 周りに人がいるのは頭では分かっているが、体感は二人きりの空間のように感じる。

 きっと僕達だけじゃない。周りのカップル達も同じなのだろう。

 それなら僕達だって………

「いい、ですか?」

「ま、周りの人達に見られないようにしてくれるなら………どうぞ」

 

 

 胸に触れているだけだった手に力を込める。

 服越しでも、僕の指はしっかり膨らみに食い込んだ。

「あっ………」

 声を隠し切ることが出来ず、玉響さんが吐息混じりの声を漏らす。

 嫌がってないことを確認して、さらに手を進める。

 両手を伸ばして鷲掴みにすると、痛くしないように優しく揉みしだく。

「ッ!はぁ、あっ………!」

 羞恥に思わず声が漏れそうになるが、玉響さんは咄嗟に声を抑えた。

 顔を真っ赤にして震える彼女の表情に、凄まじい嗜虐心をそそられる。

 もっとその顔が見たくなってしまった。

 指先の感覚に集中して膨らみの先を撫でると、すぐに見つけた。

 柔らかな感触の中に一点だけ、存在を主張するように硬くなってる頂を。

 双丘のそれを、指先で引っ掻くようにして弄る。

「んぅッ⁉︎そ、そんな、ぁ………ッ!」

 効果は大きかったようだ。

 

 

 少しずつ揉み込む力を強くしながら、先を刺激し続ける。

 久しぶりに感じる感触に、僕は夢中になっていく。

 服の上からなので上手くは出来ないが、丹念にマッサージした膨らみを摘んだ。

 その途端、玉響さんの反応が変わった。

「それ、ダメぇ………ッ!んんッ!」

 切羽詰まった声をあげた玉響さんが、背中を丸めてビクビクッと身を震わせた。

 少しだけ強張っていた身体の力が抜けて、こちらに身を預ける。

「はぁっ、んっ………前一回触っただけなのに、すごい上手になりましたね。少しイッちゃいました」

 照れ隠しのように微笑むと、額にかかっていた髪を耳にかけた。

 艶やかな仕草に心臓がドキッと跳ねる。

 

 

「んっ、ふぅ………私も………」

 太ももに置いていた手を、脚の付け根に滑らせてきた。

 見つめ合いながら、硬くなった僕のモノを握り優しく撫でる。

「すごい、熱い………」

 ゾクッと快感が全身を巡り、理性がごっそり削られた。

 服の上から触れるだけでは我慢できなくなり、シャツのボタンを少し外して、中に手を潜り込ませる。

「ッ⁉︎ちょ、ちょっと………!」

「見えないように、しますから」

 鎖骨を撫でながらブラに到達すると、さらに布と肌の境に手を入れる。温もりと感触を味わう前に、変化に気がついた。

「すごい、濡れてる」

「そ、それは………あッ………!」

 詳しくは分からないが、汗の湿り気だけじゃここまで濡れたりはしないだろう。

 それを確かめるために、胸の先を撫でると、手を引き抜いてついた液体を舐める。

「甘い、ですね」

「あ、朝、忙しかったので………搾る暇がなくて」

 マッサージした後に刺激したからか、母乳が出てしまったようだ。

 シャツの上からじゃ分かりにくいが、ブラの内側はびしょびしょになっている。

「母乳、飲みますか?」

「い、いいんですか?」

「胸が張ってしまって苦しいんです。分かるでしょう?」

 膨らみはパンパンに張っており、今搾ったらどれだけの母乳が噴き出すことか。想像しただけで喉が渇く。

「あなたの張ったココも、ビュルッてさせますから」

 椅子の肘掛けのせいで完全には無理だが、僕達は周りから身を隠すようにギリギリまで寄せ合った。

 玉響さんがズボンのチャックを下ろして、僕のモノを取り出した。外気に触れてビクッと跳ねる。

「こっちも、強く脈打ってますね」

 そっとなぞっていた指が、僕のモノを握った。興奮している様子を確かめるように撫でてから、少しずつ扱き始める。

 優しくもしっかり刺激が伝わる強さで、羞恥も理性も削ぎ落とされていく。

 このままじゃ、すぐに果ててしまう。ボタンを三つだけ外して、玉響さんのシャツをはだけさせた。

 湿ったブラを捲り、母乳を滴る大きな双丘を露わにさせる。真っ赤で硬くなった乳首に、白濁の乳液が伝っている。

 ぷるんっと弾む膨らみの先を咥えると、指で挟むように揉んで吸い上げた。

「んんッ!」

 玉響さんの背中が震えると同時に、口の中に母乳が飛び込んできた。さっきよりも濃い甘さが口に広がる。

「美味しい、です」

「あっ、んッ………そんなに音立てて吸ったら、周りに聞こえてしまいますよ」

 そんなこと言われても、今更止まれるわけもない。

 強く吸えない代わりに胸の先を摘んで、溜め込んだ母乳を搾り出す。

 すぐにビューッと細い線を描いて、僕の口の中へとほのかに甘いミルクが注がれていく。

「んぅっ!………もう、母乳搾ることばっかりに集中してないで、ちゃんとスッキリしてくださいね」

「でも、どこに出せば………」

「あぁ………このまま、私の手の中にどうぞ。洗えば問題ありませんから」

 少し迷ったが、玉響さんは頷いて手の動きを速くした。もう離すつもりはないようだ。

 自分の欲望で玉響さんを汚せる。

 そう思った瞬間、身体がカアッと熱くなった。

「我慢汁でこんなドロドロにしてしまって………私の手の中で、思いっきり出していいですよ」

 魅惑の許しと共に、熱っぽい吐息が耳を撫でた。

 高まっていく興奮に耐えられず、限界を迎える。

「ッ!出る………っ!」

 玉響さんの胸元に顔を埋めて、僕は手の中で果てた。握られたまま、精が手の中に飛び出す

「んんッ!すごい出てる、んッ!熱い………ッ」

 全身が快楽で痺れて、止めることはできない。

 それでも僕のモノの先を包み込むようにして、玉響さんは精を受け止めてくれた。

 しなやかな指を白濁で汚し、ようやく絶頂の波が引く。

 玉響さんは自分の指を広げて、ドロッと橋をかける精に目を丸くした。

「こんなにいっぱい………スッキリ出来ました?」

「はい、ありがとうございました」

 久しぶりの刺激に、まだ頭が揺れているような気がする。

 もちろん繋がった時ほどの快楽はなかったが、これ以上は無理だろう。

 身を引こうとする前に、僕の袖が引かれる。

「玉響さん?」

「そ、その………あなたをスッキリさせるだけのつもりだったんですけど………」

 それ以上は言葉では言わず、察して欲しいと言わんばかりに手で胸元を示した。

 指し示されるがままに、左胸を鷲掴みにする。

 未だに張る膨らみの先から、母乳が滴り落ちた。その奥で高鳴る鼓動は、一向に収まる気配を見せない。

 いや、それは僕も同じか。

 身体に溜め込んだ欲求は発散したはずなのに、心は全然治らない。

 視線が重なり、お互いの吐息が触れ合う。

「私、もっと………」

 

 

 パッ、パッパッ

 その時、自分達の周りが明るくなっていった。

「ッ⁉︎」

 夢中になっている内に、映画が終わってしまったようだ。

 周りにいたカップル達が、談笑しながら立ち上がる。

 熱くなっていた背中が一気に冷めて、反射的に離れた。乱れた服を慌てて整える。

 みんながぞろぞろと出ていく中、僕達はジッと見つめ合う。

 明るくなったことで互いの顔がしっかり見えて、より一層恥ずかしさが込み上げる。

 このまま固まってしまいそうだが、ずっとここにいるわけにもいかない。

「とりあえず、出ますか………」

「は、はい」

 これ以上いたら、スタッフさんの迷惑になる。

 僕達は逃げるように劇場を出ると、それぞれ隣のお手洗いに駆け込んだ。

 手を洗ってまた合流すると、エスカレーターで出口へと向かう。

 

 

「この後、どうしますか?」

「あぁ………考えてませんでしたね」

 厳密に言うとぼんやりと考えてはいたが、さっきまでの刺激でもう頭から飛んでしまった。

 外を見ると、もう暗くなっていた。それなら………

「とりあえず、もう夜遅いですし。一緒にご飯でもどうですかね」

「そうですね。それじゃあ………ウチで食べませんか?」

 玉響さんの視線に引き寄せられるように、僕達の距離が近づいた。

「それと、お泊まりでも………」

 今日は何度この視線に翻弄されるのか。

 ここで断ることなんて出来るわけがない。

「ぜひとも」

 スッキリしたはずの身体の熱が、再びじわじわと高まってきた。




 最後まで読んでいただきありがとうございました。
 評価、感想等ありましたら、ぜひよろしくお願いします。
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