「温泉はこちらになります」
紙縒に案内されて、僕は山荘の中を歩いていった。
脱衣所に入ると、お互い少しだけ動きがぎこちなくなる。
まぁそうなるよな。一緒にお風呂入るとか初めてのことだし。どうしても意識はしてしまう。
「それじゃあ、入るか」
「………はい」
紙縒は身を縮こませながらも頷くと、巫女服に手をかけた。
何となくジッと見てはいけないと思って、僕は紙縒から視線を逸らし自分も服を脱ぐ。
脱いだ服を籠に入れると、タオルを腰に巻き視線だけをチラッと後ろに向けた。
「んっ………」
ちょうど紙縒も準備が整ったといったところだ。大きめのタオルを咥えて身体を隠しながら、長い髪をまとめている。
髪を結えるとタオルを身体に巻きつけた。
しかしいくら身体を隠していても、彼女の煽情的な身体の曲線は浮き彫りになっている。またタオルで締めつけられたことにより、胸の谷間がより深く見える。
「これで、いいですね」
準備を整えると、紙縒は脱衣所の先にあった引き戸を開けた。
「おぉ………」
目の前に広がる光景を見て、思わず声が漏れた。
床は岩のようで、周りを何本の木が大きく聳え立っている。中にはモミジの木があるようで、この時期らしく美しい紅葉が舞っていた。
そしてその中心には澄んだ色の温泉が大きな岩に囲まれている。
桶や石鹸もしっかりと用意されていて、普段から手入れを怠っていないことが窺える。
僕達はそれぞれ身体を洗うと、温泉に身を沈める。秋の山道を歩いて少し冷えた体に、熱い湯が染み込む。
「ふぅ………気持ちいい………」
「えぇ。景色もいいですし、癒されますね」
僕の隣で温泉に入っている紙縒も心地よさそうに目を細めた。
白くハリのある肌の上を丸い水滴が滑っていて、絹のように美しい髪も濡れていて艶が増している。
つい目を奪われてしまうが、ジロジロ見ても失礼なので周りに視線を移す。
枝から落ちた紅葉が紙縒の目の前に落ちて温泉の上を漂う。
「こんないい所なのに、誰も来ないんだよなぁ」
「場所が場所ですからね。ですので、その………」
紙縒は顔を赤らめて少しだけ戸惑うが、思いきったように僕に身を預けてきた。頭を僕の肩に乗せて抱きついてくる。
「こういうことをしていても………大丈夫、ですよ」
「そりゃ最高だね」
僕達は身体を傾けて身を委ね合った。
さっきとは違い柔らかい素肌が触れ合って胸が高鳴る。お互いの心音が二人の間に響き渡り、紙縒の体温が温泉の熱と混ざり合う。
お湯の中でしっかりと指を絡めて手を繋いだ。
「昔はよく来てたの?」
「そうですね。5、6歳の頃までは家族三人で来ていた記憶があります。大切な家族との思い出です」
懐かしそうに微笑む紙縒と触れ合い、彼女の温もりに心が沸き立つ。
「ですから、いつか旦那さまと来たいと思っていたのです。新しく、家族となる人と共に」
「そうか………ありがとうね、こんないい所教えてくれて」
「いいえ。これはお礼ですから」
「お礼?」
何かお礼されるようなことしたっけ?
「羹さまから神社を守ってくれたことですよ。まだちゃんと、お礼を言えてなかったので」
「あぁ、そのこと………」
「もし旦那さまが奮闘してくれなければ、今こうして温泉に浸かれることもできなかったですし。何より、こうして旦那さまのお側にいることも出来なかったですから」
「その言葉は、まんま鶏児草に言ってやってよ」
僕がやったのはあくまで作戦の立案だけ。1番キツい実行役をしてくれたのは鶏児草だからな。
それにいくら神社のためとはいえ、あのやり方は確実に紙縒の精神に負担をかけた。僕からしたら謝りたいくらいだ。
「それに、あれは自分のためにやっただけだしね」
「自分のため、ですか?」
首を傾げる紙縒の頭を撫でて強く抱き締めた。直接伝わってくる紙縒の存在が心を溶かしていく。
「あんなヤツに、いや………他の誰にも、紙縒を奪われたくないんだ。そう思ってなきゃ、犯罪まがいのことなんて出来ないって」
この神社を守りたい、紙縒に不幸な思いをして欲しくない、その気持ちがあったのも事実だ。
でも結局のところ、僕があれだけのことを躊躇いなくできたのは、紙縒を失いたくない、ただそれだけ。
繋いだ手から紙縒の温もりが伝わってくる。この温もりを失わないためなら、僕はどんなことでもする。
「だから、今こうやって隣にいてくれて、僕のことを好きでいてくれて、すごい嬉しいよ」
「私も、旦那さまと共にいれて幸せです。今だけではなく、これからずっと共に生きていきたいです」
「紙縒………」
二人の間の距離が縮まり、僕達は額を触れ合わせた。
間近で見つめ合い笑うと、お互いに目を閉じて唇を重ねる。柔らかい唇の感触をじっくりと味わう。
「んっ………今日は、その………恋人として、旦那さまのことを目一杯癒して差し上げたいのですが、よろしいでしょうか?」
唇を離すと、紙縒はためらいながらも身体に巻きつけていたタオルを取り払った。
タオルが浮かび上がり、紙縒の身体を隠すものがなくなる。
温泉に浸かっていたことで火照った肌は鮮やかなグラデーションを描き、起伏の激しい身体を引き立てている。
恋人の裸が晒されて、僕の興奮が一気に掻き立てられた。
「うん、お願いしようかな」
「では、失礼しますね」
小さく頷くと、紙縒はお湯の中で僕の腰からタオルを取り払う。
「ひゃっ!………旦那さまの、もうこんなに………」
「紙縒のこと見てたら、こうなっちゃうんだよ」
「それでは………私が鎮めて差し上げなければ、ですね」
紙縒はいきり勃つ僕のモノを見つめると、手を伸ばしてそっと触れる。
お湯の中で少し抵抗がありつつも、紙縒の優しい手つきに背筋が震える。
「んっ………たしか、ここを触ると、気持ちよさそうにしていたような………」
僕の腕の中で紙縒は僕のモノを扱いている。
前に一度したことを思い出し、辿々しくも一生懸命僕を気持ちよくしようとしてくれる。
興奮と快感が混ざり合い、吐息が漏れ出た。
しかしただ奉仕されているだけでは、湧き出てくる想いを持て余してしまう。
僕の手は自然と紙縒の身体に絡みつき蠢く様になる。腰に回した手がそのまま下に滑り太ももを撫でる。
「あっ、旦那さま………急にそんな風に撫でられたら………」
「ごめん、我慢できなくて」
「いえ、嬉しいです。私のことを、愛してくださるのですから」
「うん。紙縒のことも、気持ちよくしてあげたい」
紙縒の身体を愛撫していくと、もっと求めるように僕に身体を押し付けてくる。
極限まで身体を密着させた僕達は、さらに距離を縮めようと唇を重ねた。今度はお互いに舌が伸びて絡まり合う。
「んちゅっ、くちゅ、ぢゅるっ!………ふぁ、んっ、れろっ、んんっ、ちゅるっ、んっ、れろっ、んんっ」
行為は段々と激しくなり、唾液の音と紙縒の声が頭の中に響き渡る。
甘いキスを堪能しながら、ふくよかな双丘を撫で回して力を入れ掴んだ。弾力に富んだ膨らみに指が沈み込む。
「んあっ!」
胸を触られて、紙縒は手が止まり声をあげた。
「はぁ、んんっ!だ、旦那さまに、触られると、あぁっ!身体が、痺れて、ひゃうっ!あ、熱くなってしまいます、んんっ!」
「紙縒が気持ちよくなってる証拠だよ。我慢しなくていいからね」
「はぅ、んんっ!わ、私も、旦那さまを気持ちよく………ひゃっ!」
身体を弄られながらも、紙縒は再び手を動かす。
紙縒は僕のモノを扱きながら、僕は紙縒の身体を撫で回しながら、湧き上がる想いを身体で伝え合う。快感に脳が痺れて理性が崩れていく。
「んんっ、あっ、はぁんっ!そこ、はぁ、ひゃっ!はぅ、んっ、あぁ、んあっ!」
紙縒の内股を撫でながら首筋に唇を触れさせると、彼女は可愛らしい声をあげた。
「んっ、ふぅ、ひゃんっ!………あの、旦那さま………私も身体が火照ってしまって、我慢出来なくなってしまったみたいです」
太ももを擦り合わせながら、紙縒は僕の腕を掴むと自分の胸に当てた。強く高鳴る紙縒の鼓動が伝わってくる。
「私のことを、可愛がってくれますか?」
「もちろん。もっとしてあげたいよ」
僕は温泉から出てその隣に足を伸ばして座った。
「紙縒も、こっち来て。跨ってお尻こっちに向けてよ」
「えっ?い、いや、旦那さまにそんな事は………」
「いいから、ね?」
「………は、はい」
紙縒も温泉から出ると、お尻をこっちに向けて僕の上に跨った。温泉の湯と彼女自身の蜜で潤っている秘所が目の前に晒される。
「こ、これでよろしい、のでしょうか?」
「うん。これなら、一緒に気持ちよくなれるでしょ?」
「そう、ですね。しかし、これは少々はしたないです………」
「紙縒が気持ちよくなってくれた証拠がちゃんと見えるよ」
秘所の奥から止めどなく蜜が溢れ出して垂れてくる。
「も、もう!イジワルを言わないでください………でも、これで旦那さまと共に気持ちよくなれるのですね」
性器を露わにする羞恥に悶えながらも、紙縒はゆっくりと腰を落とす。
「旦那さまの、素敵な匂いがして………胸が高鳴ってしまいます」
濡れた髪を耳にかけて、紙縒はまた僕のモノに触れる。優しく扱いてから、今度は舌を伸ばして舌先で僕のモノをなぞった。
さっきまでとは違う刺激に、僕のモノは喜ぶように跳ねる。
「れろっ………あっ、旦那さまのが、ビクッて………気持ちよくなられているのですね」
「あぁ。僕もするよ」
濡れ続けている紙縒の秘所を割り開くと、流れ出た蜜を舐めとりワレメに舌を這わせる。
「ひゃあんッ⁉︎急に、舐めたら、あぁッ!はぁっ、すごい、ゾクゾクしてぇ、んあぁッ‼︎」
腰を震わせている紙縒は、それでも僕に奉仕しようと手を動かし続ける。
口を開けると僕のモノを飲み込んでいく。
「んんっ、じゅるっ!………ふぅ、ぐちゅ、んっ!ろ、ろうれふか?」
ギリギリまで僕のモノを咥えると、目線を僕へと向けた。
「ッ⁉︎ あぁ、すごい気持ちいいよ………!」
温かい粘膜に包まれて、快感が全身に走る。紙縒は僕の様子を確認しながら顔を動かす。
「ぢゅるるっ!………んあっ!また、大きくなってきましたね。あむっ、ぐちゅ、ぢゅうぅッ!」
「くっ………紙縒が、すごい気持ちよくしてくれるから、だよ」
「う、うれひぃれふ………もっろ、きもひよふ………んんっ、ぐちゅ、ぢゅうぅっ!んぢゅ、ちゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷっ!」
僕を気持ちよくしようと、紙縒は必死に顔を動かす。手も動かしながら夢中になっている。
奉仕をしながらも興奮しているのか、自然と腰を揺らしている。薄ピンクの花弁の奥から蜜が滴る。
その甘酸っぱい香りに誘われて花弁に吸いつく。
「んんっ!旦那ひゃまぁ、んぢゅぅっ!ぐちゅ、んちゅ、れろっ、じゅぷっ、ちゅるっ、んんっ‼︎」
急に与えられた快感に、紙縒は身体をよじらせた。
紙縒の奉仕を堪能しながら、弱いところを探って攻める。
さっきまでの愛撫もあって、長く耐える余裕はない。紙縒も同様なのか、湧いてくる興奮によって行為が激しさを増す。
「ふぅッ!紙縒、そろそろ………出そう………ッ」
「んぢゅっ!じゅぷっ‼︎ふぅ、んんっ!わ、わらひもれふ………いっぱい、らひてくらひゃい!」
「くっ!」
とうとう我慢も限界を超えて、僕のモノから精が放たれた。その刺激が引き金になったのか、紙縒も絶頂に達した。
「んちゅうッ⁉︎んん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ‼︎」
襲いかかる絶頂に紙縒はくぐもった嬌声をあげた。蜜を噴き出しながら、僕の精を口で受け止める。
お互いに身体が強張り、絶頂の波が退くまで身体を押し付け合う。
真っ白になった目の前がゆっくり色彩を取り戻すと、身体の力が抜けた。僕達は手をついて身体を起こす。
「ふぅ、んっ………旦那さまの子種、少し飲んでしまいました。これが、旦那さまの味なのですね………」
ずっと口を塞がれていたからか、紙縒は舌を出して荒く息を吐いている。口の中から飲み切れなかった精が垂れて、胸の谷間へと流れていく。
「ごめん、口の中に出しちゃって………」
「いえ、旦那さまのでしたら、とても嬉しいです。ちゃんと、旦那さまを気持ちよく出来たのでしょう?」
「うん。最高だったよ、ありがとう」
脱力感に抗いながら紙縒を抱き寄せると、彼女の頭をそっと撫でる。
「紙縒。もっと、一緒に気持ちよくなりたいんだけど、いいかな?」
「はい、もちろんです。より深く、旦那さまを感じさせてください」
最後まで読んでいただきありがとうございました。
評価、感想等ありましたら、ぜひよろしくお願いします。