※この作品はR-18です。

エロゲ的な何か(仮)   作:MC RAT

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第26話(新着)

「段ボールこれだけあれば大丈夫かな」

 スーパーでゴミ袋を買ってきた僕は、ついでに段ボールも貰ってきて帰宅した。

 日も傾いてきて、夕陽が差し込んでくる。

 紙縒のおかげで作業が結構進んだし、今日は早めに切り上げて夕食にしてもいいかもしれない。

 そんなことを考えていたら、家まではあっという間だ。

 自分の家なこともあって、特に声をかけることもなく中に入る。

 すると、そこには………

 

 

「あぁ、あっ………はぁ、んんっ!」

 本棚の前でしゃがんでいる紙縒が、自らの胸を弄っていた。

 

 

 予想だにしていなかった光景に、僕の脳が止まる。

 紙縒は慰めるのに夢中で、僕に気がついていない。

 困惑から思わず凝視していると、彼女が何か本を開いていることに気がついた。

 おそらく僕の物なんだろうが、離れてるせいで何かが分からない。

 そもそも経緯が分からないから、なんて言えばいいかも分からない。

 そうして言葉に詰まって迷っていると………

 

 

「んくぅ、あぁ、はぁっ………えっ?」

 身を捩らせた紙縒と目があった。お互い固まったまま視線を交わす。

 一瞬こっちからフォローを入れようかと頭が動くが、気の利いた言葉が出ずに詰まってしまう。

「ッ⁉︎だ、旦那さま………!」

「あぁ………ただいま」

 これが精一杯だ。

 固まっていた表情が震え出して、元々紅潮していた顔がもっと染まり、耳の先まで真っ赤になってきた。

「あっ、これは、その………何といいますか、えっと………!」

 紙縒は慌てて開いていた漫画を閉じた。そこでようやく、それが何の漫画なのか確認できた。

 それはこっちに引っ越してから買った、いわゆる成人向け漫画だ。

 一人暮らしで隠す必要もなかったため、普通に本棚に入れたまま忘れてしまっていた。

 買ってきた物をテーブルに置き、ベッドの上に腰掛ける。

「見てた、かな………?」

「そ、その………すみません。勝手に、読んでしまって………」

 羞恥やら罪悪感ならで、今にも消えてしまいそうな声だ。ゆっくりと体が縮こまって、頭を下げる。

 とはいえ、恋人が触れる場所にこの手の本を置いてしまった、僕にも非はある。

 特に紙縒の場合、こういうの見るのも初めてだっただろう。

「いや、僕も気遣えなくて、ごめん………」

 人を招くのなら、一度確認するべきだった。それに悪い悪くない以前に、普通に気まずい。

「え、えっと………ゴミ袋も買えましたし、作業に戻りましょうか!」

 お互い何と言っていいか分からない、そんな空気を変えようと、紙縒は無理矢理明るい声を上げた。

 けどその顔は真っ赤なままで、こちらをチラチラ見ている。どう見ても切り替えたようには見えない。

 

 

「………待ってよ」

「えっ?………あっ!」

 こちらを振り返った紙縒の腕を掴み、こちらへと引き寄せた。

 いつもより強めに抱き締めると、止まることなく唇を奪う。

「んんッ!んっ、くちゅ………ふぁ、んっ、れろっ………んっ、んぅっ!」

 いきなりで驚くかと思いきや、背筋を震わせた紙縒は、僕に身を預けてくれた。

 唇を離すと、僕の服を掴んでこちらを見上げる。

「ぷはぁっ!………ど、どうされました?」

「その………色々、ヤバいかも」

 それだけだと、何のことか分からないかもしれない。

 しかし密着することで、紙縒が僕の変化に気がついた。

「旦那さま。その………旦那さまのモノが………」

「恋人のあんな姿見たら、当たり前だって」

 ズボンを内側から押し上げる膨らみが、紙縒の腹に押し付けられる。

 嫌がられるかもとは思ったが、むしろ紙縒は僕の身体に腕を回してくれた。

「このままでは、作業に戻れませんよね。私も、もう……」

 こちらをジッと見て、自分の衝動を訴えてくる。

 ジワッと体が熱くなり、ベッドに押し倒そうと腕を掴む。

 

 

 このまま紙縒と絡み合いたい。

 でもさっきまでの彼女を見ていたら、いつもとは違う姿をもう少し見たくなった。

「紙縒、それならお願いがあるんだけど」

「な、何ですか?」

「その………さっきの続き、見せてくれないかな?」

「えぇッ⁉︎」

 予想外の頼みに、紙縒は目を見開いて顔を上げた。

 それはそうだろう。これまでそんなこと頼んだことなかったし。

「続き、というのは………私がしてたこと、ですか?」

「うん、まぁ………」

 時間が経てば経つほど、理性が戻ってきてこっちが恥ずかしくなってくる。

 でも今更撤回するのももったいないと思ってしまい、思い切って頷いた。

 自分で頼んでおいてアレだが、さすがに嫌がられたか。

 

 

「どう、かな………?」

 顔を俯かせる紙縒の表情を覗き込む。

 葛藤する紙縒は、口をむにむに動かして僕と見つめ合う。

 そして恥ずかしがる顔を隠すように、僕の上着に押し付けた。

「分かり、ました」

「えっ………い、いいの?」

「 恥ずかいですけど………だ、旦那さまが、喜んでくださる、なら………したいです」

 自ら『したい』と言ってくれた。それが嬉しくて、思わず唾を飲み込む。

「で、でも私、初めてなので、よく分からないのですが………」

「そうなの?」

 元々性的なことに疎いのは知っていたが、自分でしたこともなかったとは。

 それじゃあ、さっきのアレはただ衝動的にしていただけだったのか。

「ですから………私に、教えてください」

「………うん」

 

 

 

 また抱きつきたい衝動を抑えて、紙縒をベッドの上に座らせた。

「うぅ………この服で、こんなことをするなんて………」

 いつも仕事で着ている巫女装束の姿で自分を慰めるなんて、紙縒にとっては羞恥の極みだろう。

 でも僕にとっては、それこそより興奮する。

 紙縒はこちらの視線を確認しながら、装束をはだけさせた。

「胸ぇ、こんなにはしたなくなってしまって………」

 豊かな双丘を露わにさせると、さっきまで弄っていた胸の先は硬くなっていて、その存在と紙縒の心中を強調させている。

 承諾してくれたとはいえ恥ずかしいのは変わらず、紙縒は手で顔を隠してしまう。

 初めての時もこの格好だったが、婚約者と肌を重ねるのと自らを慰めるのでは、恥ずかしさも違うのだろう。

「でも紙縒、綺麗だよ」

「そ、そんな事言われても………」

 羞恥に悶えながらも、紙縒は恐る恐る再び自分の身体に手を這わせた。

「はぁっ、はぁっ………んぅっ」

 辿々しい手つきで自分の胸を揉み、硬く尖る先を指先で押す。

 最初こそ撫でるだけのようだったが、段々慣れていくと込める力が高まってきた。

 大きな膨らみに指が沈み、彼女の手の中で形を変えていく。

 それでも物足りないのは一目瞭然。いつも身体を重ねる時ほどの刺激は無いようだ。

 よく知らず怖いのもあるんだろうが、どうしていいのか分からないんだろう。

「んっ、はぁ………こ、ここから先は…………」

「自分が気持ちよくなれること、すればいいよ」

「気持ちよく………そ、それなら」

 少しだけ迷った風に見えたが、紙縒は袴を捲りあげた。

 興奮のせいで、下着が見て分かるほどに湿っている。

「ここ、ですよね?」

「怖くない?」

「旦那さまが見ていてくださるなら、大丈夫です。なので、ちゃんと見ててくださいね」

 僅かに潤んだ瞳でこちらを見つめると、指先で自分の秘所を下着の上からなぞる。

「んんッ!」

 胸よりも強いであろう刺激に、紙縒は甲高い声を漏らす。

 自分で与える刺激に戸惑いながらも、再び優しく秘所を撫でた。部屋に響く悩ましげな声に、段々と惹き込まれていく。

「はぁ、あぁ………自分でスるとは、こんな感覚なんですね」

 撫でれば撫でるほど秘所から愛液が溢れ、次第に下着で受け止めきれず染み出してきた。

 初めてではあるが、感じてはいるようだ。

「どう、気持ちいい?」

「分からない、です………ゾクゾクしますが、旦那さまがしてくれた方が、強いです………!」

 また紙縒を押し倒しそうになった。本当、天然で僕の理性を削ってくる。

 自分が気持ちよくできてるという優越感からだろうか。何とか踏み止まる。

「どうすれば、いいですか………?」

「えっと………下着、脱げばいいんじゃないかな」

 布越しよりも、直接触った方が刺激を感じやすいだろう。というのもあるが、僕の理性の限界が理由のほとんどだ。

「あと、気持ちいい時のこと考える、とか………」

「そう、ですか」

 少し視線を落とし、下着に手をかけた。

 しかしその手を止めると、紙縒は上目遣いでこちらを見る。

「あの………だ、旦那さまも、こういったことされるんですか?」

「えっ?あ、あぁ、まぁ………」

 いきなり突拍子もないこと聞かれて、つい素直に答えてしまった。

 紙縒は自分で聞いておいて反応に困ったが、何かを考えるように俯き、控えめに口を開く。

「で、でしたら………旦那さまがシてるところ、見せてくれませんか?」

「はっ?」

「旦那さまの気持ちよくなってるところ………見せてください。淫らな事をする時は、旦那さまとでないと………」

 そうか。一人で慰めたこともない紙縒は、僕以外とそういう事をしたことがなかったんだ。

 紙縒から頼むとは驚いたが、よく考えたら僕だってお願いしてるわけだし。お互い様だ。

「………分かった」

 

 

 ズボンと下着を下ろすと、屹立した自分のモノを紙縒に見せた。

「わっ!す、すごい………もう、こんなに………私を見たから、ですか?」

「うん」

 さっきまで見ていた漫画の影響か、紙縒は興奮を隠しきれなくなっていた。

 吐息が少しだけ荒くなり、内股を擦り合わせる。

「それでは、私も………」

 紙縒が止めていた手を動かす。

 下着を脚から引き抜くと、その間には透明な糸が引いていた。

 秘所から垂れた蜜は、お尻を伝ってシーツへと流れていく。

「紙縒、すごい事になってるね」

「い、言わないでください。さっきから、止まらないんです」

 僅かに残る理性に対して、身体は素直なようだ。

 こうなってしまったら、僕だって歯止めが効かない。

「それじゃあ、続き見せて」

「はい………え、えっと、こうして触ればいいんですかね」

 うろ覚えの知識で、紙縒は手を下へと這わせた。

 溢れ出る蜜を掬うように、ワレメを指先でなぞる。

「んんッ!」

 またもや全身を震わすが、今度は止まらず指を動かし続けた。

 くちゅくちゅと水音を鳴らしながら、声を漏らしつつこちらを見つめる。

「んあっ!はぁっ、んっ、あぁっ!………だ、旦那さま、も………」

「………あぁ」

 こんな淫らな様を見せられて、我慢などできない。

 僕も自分のモノを掴み、見つめ合いながら扱き始める。

「はぁ、ッ!………くっ!」

「旦那さま………すごい、そんな激しく………」

 初めて見る光景に、紙縒は目が離せなくなっていた。

 そして昂った気持ちを発散するように、身体の上で指を蠢かせる。

「そう、ですよね。旦那さまは、いつも激しく愛してくれますから………それだけ、昂っているんですね………んんッ!」

「あぁ………!それに、紙縒が気持ちよさそうだから………!」

「私も………旦那さまが興奮してくれてると思うと、たまらないです………!」

 高まり合う熱に当てられて、紙縒は撫でるだけだった指を膣内に潜り込ませた。

 さっきまで触ることすら躊躇っていたのに、もはや我慢出来なくなっている。

「ひっ!んんッ、あぁぁッ、はぁんッ!わ、私の膣内………こんな感触、なのですね、んぅッ!」

 さらに深く触れることで、自分のより感じる部分を見つけたようだ。無意識に指の動きが早くなる。

 紙縒の甘い声に、思わず僕のモノも反応してしまう。

「はぅ、んあッ!だ、旦那さまの、ビクビクッて跳ねて………それほど、昂っているのですね………!」

「ッ!………紙縒だって、すっかり夢中じゃん」

「そ、それは、触れば触るほど、んんッ!………身体が、ますますいやらしくなって、はぁんッ!」

 相手の痴態に惹きつけられるように、僕達の距離は縮まる。

 さらに快楽を求めて、紙縒は赤く尖る乳首を摘んだ。

「んあッ、んんッ!だ、旦那さまは………こんな感じで、触ってくれて、あぁッ!」

 僕に触られる想像に耽りながら、耳の先まで赤くして潜り込ませた指を出し入れする。

 どんどん蜜が溢れ出して、触れていないはずなのに、高まる彼女の体温が伝わってくるようだ。

「ふぅ、んんッ!旦那さまぁ………私で、気持ちよくなってください!思いっきり、精液出してください………!」

 自分を慰めてる時ですら、僕が気持ちよくなるように気にしてくれる。けど、それは僕も同じだ。

 繋がっていないだけ。

 それだけでお互いの快感を求め合う姿勢や、愛情を交わしたいという欲求は変わらない。

 その興奮が、より僕達の行為を激しくする。

 

 

「紙縒、ッ!………もう………!」

「あぁッ、はぁ、んあぁッ!だ、旦那さまぁ………ふぁ、んッ!わ、私も………んんッ!」

 声の具合で分かる、きっと限界なんだ。そしてそれは、僕も同じ。

 相手を呼び合い、僕達は同時に絶頂を迎えた。

「ひゃッ、あぁッ!んん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ‼︎」

 絶頂に身体を跳ねさせる紙縒は、僕に見せつけるように腰を浮かせた。

 痙攣する蜜壺から透明な潮が噴き出し、シーツを濡らしていく。

「ぐっ!」

 一方で、何の制御もなく出された精は、紙縒の紅白の巫女装束に降りかかり汚してしまう。

 快楽で脳が痺れながらも、僕達は身を寄せ合った。

「ッ!………こ、紙縒、ごめん………服、汚しちゃった」

「はぁっ、はぁっ………いえ、大丈夫です………それより、お互い慰めて………達してしまいましたね」

「あぁ………恥ずかしい、な」

 絶頂した余韻に浸り、僕達はその場で脱力した。それでも見つめ合う視線は変わらず、照れ隠しで笑った。

 

 

 いつもとは違う刺激は、とても新鮮でそそるものがあった。

 でもやはり物足りない。理由は自分でも分かってる。

 紙縒は、自分の服に飛び散った精を指先で拭った。

「旦那さまの精液の量、いつもより少ないです。まだ足りないのですよね?」

「紙縒だって、そうなんでしょ?」

 それでもお互い何度も身体を重ねてきた仲だ。相手が満足出来ていないことなどすぐに分かる。

 こちらをジッと見つめる視線が、物足りなさを物語っている。やはり自分だと完璧には無理のようだ。

 何より一度火のついた僕達が、慰めるだけで終わるはずがなかった。

「は、はい………達したのに、身体がもどかしてくて………!」

「紙縒………!」

「はぁっ、はぁ………旦那さまぁ、んんッ!」

 どちらともなく唇を重ねると、僕達は揃ってベッドに倒れ込んだ。




 最後まで読んでいただきありがとうございます。
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