※この作品はR-18です。

(作者の)トラウマ克服物語   作:イチャラブ大好き作者

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「ずっと好きだった」というエロ漫画を知らない方の為に後書きで原作の簡単なあらすじを紹介しておきます。もう知ってるという人は後書きなんて読まなくてもいいです。

エロに入るのは次回から。今回は、なんちゃって導入です。


第一話

 俺には、ずっと好きな人がいる。俺とあいつが知り合ったのが、いつからだったか覚えてない。少なくとも、幼稚園の頃には一緒にいただろう。それからあいつとは、ずっと一緒の学校で、一緒のクラスで過ごしてきた。驚くべき事に、一回も違うクラスになった事がないというのだから、もはや腐れ縁と言ってもいいのかもしれない。

 

 まぁ、俺はあいつの事が、雪菜の事が好きである。それは確実だ。雪菜に好意を持ち始めたのは、いつからだっただろうか。幼い頃には、雪菜には悪いかもしれないが、あんまり女だと意識した事はない。どっちかというと、兄妹とかそんな感じの認識だったように思う。それでも、俺は、いつのまにか、あいつの事を好きになっていた。だが、俺は心の何処かで怯えていた。俺が雪菜に告白した事で今の関係が壊れて、疎遠になるかもしれない恐怖に怯えていた。ヘタレすぎて自分でも笑えてくる。

 

 中学、高校とバスケ部に所属していた俺だが、好きな人を護りたいという意思で部活以外でも体を鍛えたりもしている。我ながら、中二病みたいだなと思っていたが、そこは突っ込まないようにしておく。体を鍛えたりしていたおかげで、学校内でもトップクラスの身体能力を俺は有していると自負している。100m走とかも学年で一番速い奴とも良い勝負をするレベルである。

 

 好きな人を護りたいという目的の為に鍛えた俺だが、我ながらバカだと思う。それでも、今日は、体を鍛え続けた過去の俺に感謝しかない。存分にクズを殴れるのだから。

 

 ──────

 

 その日は、いつもと変わらない日だった。いつものように、友達と駄弁り、雪菜からの悪戯に苦笑いを浮かべる。そんな、いつもの日だった。

 

 学校も終わり、今日は部活も休み。ハイテンションで帰宅した時に、とんでもない事実に気が付いた。よくやるのだが、後々になってやらかした事に気が付いた時の絶望感と自分への失望は、それはそれは凄い。

 

 俺がやらかした事。それは、体操服を教室に忘れた事である。うちのクラスは、二日連続で体育がある。高校に入学した時は、体操服は2枚あったのだが、ついこの前に間違えて1枚は捨ててしまった。学校側には、新しい体操服が欲しいと申請しているのだが、まだ届いていない。

 

 このままでは、俺は今日着た体操服を、明日も着なくてはならない事になる。これはまずい。本当にまずい。

 

 その事実に絶望していると俺の頭にピコンッ、と豆電球が光った。

 

 そうだ、教室にいるであろう雪菜に。あいつは、部活でまだ学校にいるだろうし。

 

 そういう事であいつに連絡をしなくては。LINEで言ってもいいのだが、こちらから頼む立場なのだ。誠意(笑)が伝わるように電話でもしておくか。断じて、雪菜の声を聞きたいとかではない。いや、それもあるかもしれないが、割合的には誠意9割、下心1割程度である。ならば、問題無いだろう。

 

『銀ちゃんどうしたの? 銀ちゃんから電話なんて珍しいね』

 

 繋がるや否や、スマホから雪菜の声が聞こえた。いや、正確には作られた音声であり、厳密には雪菜本人の声ではないが、そんな事はどうでもいい。知っている人が地味に多い豆知識である。

 

「お前、まだ教室にいるか? いるなら、俺の体操服を帰り道にでもいいから、俺の家に届けてくれないか? 明日、体育なのに忘れちまってな」

 

 そう言うと、スマホの向こうで雪菜が鼻で笑うのが耳に届いた。

 

『ぷ、アホだなぁ……』

 

「うるせえ! というか、俺の方がお前よりテストの順位良いだろうが! このバカ!」

 

 好きな人に間違いはないのだが、それでも「アホ」と言われれば、少なからず不満はある。帰宅部で余りに余った時間は、体を鍛える時間に当てているが、他にも勉強にも当てている。別に頭が良ければ、雪菜に「勉強教えて」と言われる事を期待しているとか、そういう事では無い。……ごめんなさい、嘘です。あいつと2人っきりで勉強会出来たら良いなという下心しかありませんでした。

 

 まぁ、その目論見通り、雪菜に勉強を教えた回数は普通に10回は超えているだろう。

 

「バカって言った方がバカなんですぅ! まぁ、分かったよ。そろそろ部活に行かないといけないから、そろそろ切るね! また明日ね、バカ!」

 

 そう言って、雪菜は電話を切った。あまりの大きな声に耳がキーンとする。

 

 やっぱり、あいつとの関係が壊れるのは、怖い。とりあえず、課題でもやるか。それが終わったら、ランニングとか筋トレだな。

 

 ──────

 

 LINEで雪菜に「体操服忘れてないか?」とメッセージを送ったのだが、既読が付かない。いつもは、すぐに既読が付くのだが、今日に限って付かないのだ。既に部活は終わっている時間だから、おかしい。反応が遅いのが標準だったら、特に疑問を持つ事はないのだが、いつもはあいつはすぐに反応する。四六時中、スマホを見てるんじゃないかってぐらいにすぐに反応する。だからこそ、疑問しかなかった。

 

 スマホの充電が切れたのかもしれないが、そうでないように思えた。

 

 なんか嫌な予感がする。

 

 その予感に従って、俺は家の外に出た。後ろで母親の声が聞こえたが、今は無視だ。ひとまず、雪菜の家に行って、それから学校まで走って行こう。

 

 ──────

 

 雪菜の家に行っても、まだ帰って来てないと言う。LINEで何度もメッセージを送ったり、電話を掛けたりしているのだが、一向に反応が無い。充電が切れてて、しかも部活の仲間と何処かで寄り道でもしてくれてれば嬉しい限りだ。俺の働きは徒労に終わって、後で何も言わずに家を出た為に母親からの説教が待っているだろうが、それはそれで特に大したことは無かったという事で良いとする。

 

 雪菜とすれ違う事がないよう、周囲をくまなく探しつつ、学校を目指す。この時間になると、校門が閉まっているが、そこは気にしない。軽々と校門を飛び越える。学校に不法侵入したはいいけれど、どこに向かうべきだろうか。とりあえずは、雪菜は水泳部だし、プールに向かう事にしよう。

 

 後者の外に設けられたプールを目指す。その近くに建てられた女子更衣室に備え付けられた窓からは、光が漏れている。しかも、その中からは何やら声が聞こえる。男女2人の声だ。なんて言っているか分からないが、誰の声かは分かった。

 

 男の方は分からないが、女の声は間違いなく、雪菜のそれだった。10年以上聞き続けた声を俺が間違える訳がない。間違えていいはずがない。

 

 最悪の想像が脳裏を掠めた。背中に冷や汗を滝のように流しながら、その場所へ近付く。

 

「いやぁ、やめて……」

 

 ふと聞こえた雪菜のそんな弱々しい声。聞いた事のない程に弱ってる声だった。いつもは、うるさい程に元気だったのに、今聞こえた声に、そんなものは一切無い。それが耳に届いた瞬間、俺は反射的に女子更衣室の扉を開けていた。

 

 勢いよく扉を開けた為に音を大きく立てて開いた扉。目に飛び込んできた光景は、男に対して嫌悪感しか湧かないようなものだった。女子更衣室に備え付けられたベンチに倒れる雪菜とそれに覆いかぶさる男。男は下半身を露出させていて、これから何をしようとしていたのか、明白だった。どうやら、ギリギリ間に合ったようである。

 

 こちらを向く男の顔には、見覚えがあった。そいつは、たしか水泳部の顧問。その顔を見た回数は少ないので、合っているのか確証はないが、そんな事は正直どうでもいい。重要なのは、いつも笑顔を浮かべている雪菜が悲しそうに泣いている事だ。

 

 それを見た瞬間、俺の理性は消し飛んだ。

 

「殺す」

 

 ──────

 

 ふと気が付けば、目の前には原型を留めていない程に腫れ上がった顔のクズがいた。クズの口の中が切れたのか、口の端から血が出ており、鼻からも血が流れている。血と腫れだけのその顔は、もはや誰か分からない。口の隙間から小さな息の音が聞こえるし、死んではないだろう。念のため、首に手を当てるが、ちゃんと脈はあった。こんなクズは、死んだ方が世の為になる気がするが、生徒に欲情して手を出したクズという汚名を背負って、生きてもらう事にしよう。それも中々に苦行だろう。

 

 我に返ると、今までの記憶が蘇ってきた。蘇ったと言っても、単純に俺が馬乗りになって、何発も顔面を殴っただけである。拳の先は、皮膚が捲れ、血が流れ続けていた。一部、白い骨が露出しており、激痛が俺の拳から脳に流れているが、そんなものは無視だ。

 

 今の展開に脳が追い付いていないのか、呆けた表情をしている雪菜がいた。

 

「なに、呆けてるんだよ。ただでさえ、いつもアホ面晒してるのに、更にアホ面になってるぞ」

 

 最初は何て声を掛けるべきなのか、迷ったが、最初はいつものように話しかけた。声が震えないように気を付けて、いつものテンションのままで話しかけた。それと同時にクズの体の上から立ち上がり、雪菜に近付く。

 

「うるさい…。アタシはアホ面なんかじゃないよ…。バカじゃないの……」

 

 いつもなら、「うるさい、人の顔に文句言うな! アタシがアホ面なら、あんたはバカ面よ!」みたいな事を言いそうなのに、今の雪菜の言葉に覇気は無かった。まぁ、一部始終を見ていた訳じゃないが、相当に堪えてるだろうし。

 

 雪菜に近付いて、手を伸ばす。肩に手が触れるとビクッと震えた事に若干ながら傷付くが、そんな物は無視だ無視。羽織っていたパーカーを雪菜に被せて、後でぶん殴られない事を祈りつつ、雪菜を抱きしめた。

 

「もう、大丈夫、大丈夫だから。遅くなって悪かった」

 

 幼い頃、俺が親にやってもらったように優しくポンポンを背中を叩く。

 

「ホントだよ、バカァ……」

 

 その言葉と共に雪菜は大声で泣き始めた。

 

 ──────

 

 一応、その事件の顛末を簡単に記しておこうと思う。先生が刺叉を持って、女子更衣室の中に入ってきた。どうやら、学校に忍び込んだ俺を見ていたようで、けれど夜だった為に誰か分からず、人影しか見えなかったようだ。それで不審者が校内に忍び込んだと思った先生が刺叉を持って、ここまで来たようである。

 

 不審者を捕まえに来たと思ったら、そこにいたのは下半身を露出させたボロ雑巾みたいなクズと手が血だらけの俺と泣き続ける半裸の雪菜。それだけで、何があったのかを察した先生は、校長とか警察とか色々と呼んだようである。雪菜の方は、すぐに母親と共に家に帰った。めちゃくちゃお礼を言われたのだが、俺も俺で到着が遅れたので、素直に感謝を受け入れる事は出来なかった。

 

 俺も迎えに来た母親と一緒に帰った。黙って、家を出た事で一発拳骨を食らったが、それ以外は何もなかった。

 

 クズが設置していた盗撮カメラに一部始終が映っていた為に、それが証拠となった。しかも、そのおかげで過去の盗撮も明るみとなり、見事に豚箱行きとなった。自分で自分の犯罪の証拠を作っていたようなものである。

 

 一先ず、「ざまぁみやがれ」と言っておこう。

 

 さて、その後の学校生活についてである。勿論、クズは学校から消えた。学校では盗撮の件のみで捕まったと説明された。噂好きな若者が「誰かに手を出したから捕まりました」なんて言われれば、ある事ない事が広まって、もしかしたら「雪菜が襲われた」なんていう噂が出るかもしれない。それを警戒した学校側の判断のようである。勿論、それについては雪菜の両親には了承を貰ったようである。

 

 雪菜の方は、親と転校しようかどうしようかと色々と相談したらしいが、学校の友達と離れるのが嫌だったようで残る事に決めたようである。今後の学校生活の事を考えて、大事にしたくないという雪菜と雪菜の両親の言葉で関係者には、箝口令を敷いて、その事件が知られないようにされた。けれど、クズの盗撮の被害者、要するに水泳部の部員達には秘密にしておく訳にもいかず、盗撮の件のみ知られる事になった。

 

 俺は、学校に忍び込んだ事で最悪の場合は停学だったかもしれなかったらしいが、あまり大事にしたくないという雪菜の両親の言葉で無事に逃れる事が出来た。感謝しかないです。……反省文は書かされたが、それ以外は何もなかった。強いて言えば、クズを殴った時に出来た手の傷と、反撃で1発顔面に食らった拳で出来た傷とかで色々と聞かれたりした。それを誤魔化すのに、色々と苦労したとだけ言っておこう。

 

 事件の翌日は、当たり前だが雪菜は学校を休んだ。風邪で体調を崩したという事にして、学校を休んだ。幸いにも、すぐに夏休みが始まり、雪菜は心を休める時間が出来たという事にしておこう。しかも、クズは捕まり、しばらく部活が休みらしく、雪菜が何かしらで怪しまれるような事は無かった。

 

 あの事件から、3週間程経過した。何度かお見舞いに行こうか迷い、雪菜の両親に相談したのだが、今は雪菜が落ち着く時間をあげたいという事で断られる事になった。断られるだろうなとは思っていたので、それでも個人的には、さっさと雪菜に会いたいのだが、しょうがないという事で無理矢理に納得する事が出来た。

 

 ──────

 

 夏休みであるが、今日も今日とて部活だった。午前中の練習で疲れた体をベッドで休ませる。暇だし、Twitterでも覗くかとスマホの電源を入れると、LINEのメッセージが1通来ていた事に気が付いた。誰からだろうかと開いてみると、雪菜からだった。

 

 慌てて、トーク画面を開いてみると、雪菜から1通が来ていた。

 

 ー「会いたい」ー

 

 たったそれだけ。今の今まで連絡が無かったあいつからの言葉である。勿論、行くに決まってる。むしろ、行かない選択肢などある訳がない。

 

 




主人公は銀太、ヒロインは雪菜という名前。いわゆる幼馴染なんですが、相思相愛。(主人公の方は雪菜の事を好きなんですが、自分でそれに気付かない阿呆なんですけど。雪菜ははっきりと好意を自覚してます)

まず第1話。銀太がヒロインに高校卒業と同時に告白します。結果、ベッドイン。そのまま終わってくれればよかったんですけど、最後の最後にて「ずっと好きだったんだよ」と不穏な言葉を残して、第一話は終了です。

第2話。1話の過去の話。雪菜が銀太の体操服で自慰してるところをクズ教師に見つかり、脅され、レイプ。もう胸糞。吐きそう。

第3話~第6話。ひたすらに教師と雪菜の性交が描かれます。何をとち狂ったのか、雪菜は自分を可愛いと言ってくれる教師に心が揺らぎ始める。馬鹿やめろ、ただの錯覚だから。終いにはコンビニ弁当しか食べないクズにご飯を作ってしまう始末。最後の最後で雪菜が妊娠したシーンが描かれます。卒業間近とはいえ、生徒孕ませてる時点でクズ確定の教師にどうして付いていこうと思ったんだ、雪菜よ。

最終話。卒業から何年後かの話が描かれます。クズはやはりクズで過去にも生徒に手を出していたことが発覚。それで無事に豚箱入り。雪菜は両親と共に田舎へ引っ越して、子育てを始めている。そんな時に高校時代の友人が雪菜と接触。色々と話して、雪菜を銀太の元に行かせるように説得。雪菜は銀太の元に行く事を決意して、物語は終了。


頼むから、原作者さん。この続きを書いてくれ。雪菜と銀太がどうなったのかが知りたいんだ。感想欄とかで「銀太が誰かと既に結婚しててバッドエンド」なんていう言葉を見たせいでそれが脳裏から離れないんだ。

勿論、これを読んだ後は純愛を見て癒されました。
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