シェアされる弟 作:精霊さん
「ん?」
長瀬楓はさんぽ部に所属している。今日は快晴。実に良いさんぽ日和でござる。にんにん。部員の鳴滝姉妹(実質双子)は所用で参加できなかったが、楓は一人さんぽを楽しんでいた。そんな時、河原で黄昏ている少年を見つけた楓は、どれひとつ元気づけてやるかと近づいて行った。
「少年、水切りを知っておるでござるか?」
「水切り? えっと、知ってます」
楓は水切りをして見せる。軽く投げられた小石は、ピッ、ピッ、ピッ、ピッ……と見えなくなるまで水面を跳ねていった。
「お姉さんすごーい!」
「はっはっは。少年、良かったらやり方を教えてもよいでござるよ」
「ほんと!」
「もちろん」
――30分後。
「わ、楓お姉ちゃん、今の見た?!」
「うむうむ。10回程跳ねていたでござる。和真は飲み込みが良いでござるなぁ」
「えへへ」
なでりなでりと和真の頭を撫でる楓。
(元気にするのは成功と見てよいでござろう。さて、悩みを打ち明けてもらうにはもう少し時間が必要であろうか……)
「和真、拙者のとっておきの場所に案内したいのだが、時間は大丈夫でござるか?」
「大丈夫だよ。でも、どこに案内してくれるの?」
「魚がたくさんいる所でござる。釣りたてを焼いた魚は大変美味でござるよ」
「へぇぇ!」
「では案内するでござる。舌を噛むゆえ、口を閉じているでござるよ」
「え? え? う、うわあああ!」
楓は和真をお姫様抱っこすると、目にも止まらぬ速さで走り出した。それを偶然見かけた龍宮真名が首をひねる。
「あいつ、瞬動まで使って何やってるんだ?」
「ふわぁぁ……あったかーい」
学園の森の中に流れる川にやって来た和真は、くないで魚を採る楓の離れ業に目を輝かせたり、魚を釣ったり大はしゃぎだった。今は休憩がてらに楓が沸かしたドラム缶風呂に入っている。
「和真、少し横にずれてもらえるでござるか」
「わっ」
服を脱いだ楓が隣に入ってきた。楓の胸は姉の和美よりも大きく、思わず見入ってしまう。楓は特に気にした風もなく、むしろ抱き寄せて和真を胸の谷間に挟んできた。
「はっはっは。減るものでもなし。好きなだけ触ってよいでござるよ」
「ほ、ほんと?」
「もちろんでござる。にんにん♪」
「じゃ、じゃあ……失礼します」
楓の左胸の乳首を口に含み、右胸をやんわりと触る。はじめは心臓はドキドキして、あそこはガチガチに硬くなっていたが、頭を撫でられているうちに体の力が抜けていった。
「ふむ……お主、何を悩んでいたのでござる?」
「僕、病気になっちゃって……」
楓の眉がピクンと跳ねる。ゆっくり、不安に思わないように注意しながら話を聞くと、射精するようになったことを勘違いしていると判明した。
「それは病気ではござらん。和真ぐらいの年になったら誰でもそうなる、普通のことでござるよ」
「そうなの?」
「うむ。帰ったら父上か母上に聞いてみるとよいのでは。きっと同じようなことを言うでござる」
「……そっか」
「安心できたでござる?」
「うん。ありがとう、楓お姉ちゃん」
「にんにん♪」
ぎゅ、と楓に抱き着く和真。その時、和真のぷっくりした亀頭が、楓の割れ目、膣口に押し付けられた。子どもでもしっかり男でござるなぁ……と楓は内心苦笑しながら、そっと和真の肉竿に手を伸ばし、入らないようにずらそうとした。
(ぬ……思ったより大きいでござるな)
「か、楓お姉ちゃぁん……」
切なそうな声を上げ、腰を振って快感を得ようとする少年に、楓は子宮がキュンと締め付けられるのを感じた。
(うーむ。とはいえ、さすがに生で本番はマズイでござるよなぁ……)
楓自身も興味はあるが、未経験は痛いとも聞く。だが、このまま放置するのは可哀そう……という大義名分の元、学んだ房中術を試してみたいと疼く気持ちもあった。
「わっ」
「これからすることは、秘密でござるよ?」
ドラム缶の淵に座らせ、少年の剛直を胸で挟む。両側から力をかけると胸が餅のように形を変え、根元から亀頭までスッポリと楓の乳に包み込まれた。
にゅる、にゅる。
「あっ、あっ……」
上下に胸を動かすと、亀頭が谷間から顔を覗かせたり谷間の下に沈んで見えなくなったりを繰り返す。だんだん激しくなっていき、お湯がちゃぷちゃぷと大きな音を立て始める。
「あっ、あっ、お姉ちゃん、出る、出ちゃうっ」
「拙者の口で受け止めるゆえ、好きなだけ出すでござるよ」
「ああっ」
ぱくん、と亀頭を楓に咥えられる。ぬるりとした温かい感触に、とうとう和真は射精した。
「ん……ん……ぷは」
楓は顔を上げると、あーんと口を開いて見せた。そこには少年が出した白濁液が、たっぷりと溜まっている。楓が口を閉じて、喉を鳴らす。口を開けると、そこにあった精液は綺麗に無くなっていた。
「わー……」
嬉しそうに目を輝かせている少年の脇を持ち上げて、お湯に肩まで浸からせる。この後、風邪を引かないようによくタオルで拭いてやり、楓は少年を家まで送り届けた。楓はそこで、少年の苗字が朝倉であることを知り、頭が真っ白になる。
「ま、まさか、な」
三十六計逃げるに如かず。楓は見なかったことにして、そそくさとその場から離れた。
(それにしても、思っていたより男女の交わいとは悪くないものでござるなぁ)
今すぐ本番をしたいとは思わないが、機会があればまた口で可愛がってあげても良いかな、と楓は思った。なお、そう遠くない未来、中に出さないならと受け入れてしまうのだが、今の楓が知る由はない。