スーパーキンジの野望 作:宝剣
……あれ?ここはどこだ? 起きた俺の視界に入るのは眼が痛いほど眩しい黄金の空、だんだんと覚醒する身体、聴覚が戻った頃に誰かの声が聞こえる。
「――――!!」
「――――!?」
ぬ?今なんか光ったぞ、赤っぽい色がピカーって。
そこまで考えたとき意識が途切れるまでの記憶が脳内 に甦る。
ああ、撃たれたんだっけ? そんなことを考えていると、凄まじいスピードで身体に力が漲って来た。
五感をすべて取り戻したときに感じる額の熱さ、とい うよりは顔か?そこまで考えたら体が動き出す。
「―――あっ!」
「?」
頭上から聞こえる声、そちらを向けば、カナの眩しいお顔が……。 疑問に思い、辺りを見回すと、アリアが薄光ながら倒れてる。
ジャンヌは唖然とこちらを見ている。
パトラは気絶してる。
What?え?なにこれ?
「起きたわね、キンジ」
「何が……?」
「撃たれたのよ、掠めただけみたいだけど」
!!!!! その瞬間俺の脳細胞がダイヤモンドの輝きを放った。
とにかく熱いお顔を確認、手鏡を四次元ポケットから取り出して見ると。
ワァ!斜めに傷が入って血が垂れてるじゃありません か。
そこでさっきの記憶と結び付いた。
ああ、原作みたいに撃たれたけど馬鹿みたいな反射神経 で躱したのか……超音速のライフル弾を発射後に躱すとは……俺のチートも極まって来たな。
など、益体のない事を考えながら、白雪にもらった治療用の符をベタリと顔面に張り付ける。
見る見る内に傷が塞がる、とにかく生き残ったのだ、俺は。
「遠山、どこか痛いところはないか?」
「うん、もう治療したのに言う言葉じゃないね」
「ひとまず説明するから、寝てなさい」
そこからカナの説明が始まった。
―――割愛―――
やはり俺が気絶したあとは原作通りにアリアが緋弾の技をぶっぱしたようだ。
んで、必死に回避したパトラは落っこちて気絶。
俺が死んだと思ったアリアは暴走したそうで、カナが来たら撃っちゃったそうだ。
そんなことをパトラが気絶したせいで崩れ始めたピラ ミッドから脱出中に聞かされた。
あれ?でも俺はアリアとはパートナーとしてしか接し てないから暴走するほど仲良くないのになぁって思ったけど、まぁ、原作効果だろうと納得して逃げるのであった。
さて、今はアンベリール号甲板に出ている俺たち、救助を待つ間はのんびりしましょうとカナが言うけど、 実はね、今からがこの戦いの本番なんだ。
「ウソ……!」
(ほらね?)
「キンジ、不味いわ、逃げなさい!」
俺の袖を握って振るカナ、ごめんなさいラスボスが来たようです。
そして、地震が始まる。
海の上だから地震は無いと分かっている、でもそんな感じで揺れるアンベリール号、更にいつのまにか起きていたアリアが海面を指して喚いてる。
だから何が来るか知ってるからね?皆パニクりすぎ。
海面が持ち上がり巨大な潜水艦が現れた、その名は『ボストーク号』、其れを見たカナが恐慌状態で叫んだ。
「『教授(プロフェシオン)』……やめて!この子たちと―――戦わないで!」
俺の前に出ようとするカナを止めようとするが振り払われた、馬鹿め!そんな言葉が脳裏を過ぎる、次の瞬間。
ビシュッ!!
アホカナが、殴られたように跳ね返された。
狙撃、その主は潜水艦の甲板に立つ男。
彼は世界一の名探偵、彼は世界一の男、オリ主キンジが越えるべき最強の敵。
「ウソ……曾お爺様?」
アリアの曾祖父、シャーロック・ホームズ一世その人 だ。
いま、オリ主史上最大のバトルが始まろうとしていた。
―――割愛―――
「まさか……この僕が破れるとは思っていなかったよ」
「お前!それで逃げんのか!(早く行っちまえ!)」
「アリア君、君は最高のパートナーを見つけたよう だ……僕がやることはもうない。さらばだ、若人たち よ……」
「お前な!負けたなら俺に従えよ!(だから早く行け よ!)」
「フッ、確かに最後のパンチは効いたよ、まさか僕と殴りあいで渡り合うとはね、世界は広い……いつか、僕がもし生きていたら、再戦といこうじゃないか」
「そんな、お爺様!いっちゃいやぁ!!むぎゅ!?」
「バカ!発射炎に巻き込まれて死ぬぞ!」
「でも!」
「デモもストもない!(もうやだ!このこ!)」
「ふふ、若い二人は元気だね、では、さらばだ、『緋弾のアリア』――――」
「あっ!」
そうしてシャーロックの乗り込んだICBMが空へと飛ん でいく……俺たちの戦いは終わったのだ。
ごめん、読者の皆に説明だけどね?
あのあとシャーロックにホイホイ着いてったバカをストーリーの展開上仕方なく連れ戻しに奴と戦いにいった俺は、その前に刃向かうアリアを秒殺してシャーロックの場所へ。
開戦すると秘蔵の武偵弾を雨霰と撃ちまくり、直ぐにやつの武器を壊して殴りあいへ持ち込んだ、戦闘力51倍のキンジでやっと食いつくことができ、60倍の俺で互角、凄まじいファイトを繰り広げ、俺の真っ赤な拳に打たれた奴は敗けを認めた、そして俺にエクスカリバー的な名前の剣を、アリアにさっきの二つ名を授けて去っていったのだ。
カナ?カナはね、暴れるから忘心波衝撃を食らわせて 黙らせた、あと、傷を治すために『まんたんのくすり』を飲ませ、他にも色々……グフンな効果のをぶちこんで放置さ! さあ、俺達も帰るぞっ!
……チュンチュン……
爽やかな木漏れ日の中、俺の一日は始まろうとしてい る、ここは武偵高の衛生科(アンビュラス)の病室、あの戦いのあと俺はここにぶちこまれた、全治一週間、原作と比べれば圧倒的に軽傷だが、終業式に出なくていい、単位は調度足りている、夏休みは直ぐの3コンボが炸裂した。
余りに完璧なスケジュールに俺は歓喜、サッカーが出来なくなったのはあれだけどな!
「はい、キンちゃん。リンゴ向けたよ?」
「ああ、済まないな白雪、いつもありがとう」
「そ、そんな!もったいないお言葉で御座います!」
「そう言えば……カナはどうしてる?」
そう、カナはあれからずっと寝ている。
我がオリ主絶技がひとつ、忘心波衝撃を頭に食らわせた結果昏睡状態で俺たちに連れ帰られたのだ。
この技は相手の脳細胞を死滅させ記憶を奪うという某格闘漫画を参考に――――とまあ、そういうわけで上手くいってたらカナは晴れて女としての新たな人生をおくることになるのだ!!
ん?男じゃなかったっけだと?
ハッ!オリ主を嘗めるな!俺が飲ませた『まんたんのくすりetc.』には女体化薬があったのさ。
幸い、遠山金一は死んだことになっている。
これで兄貴も女装の変態ではなく真の美女としての生 を……どうだ?この展開、読めなかっただろ?
「カナさんは寝てたよ?そういえば、キンちゃんの従姉なんだよね?」
「ああ、カナは俺たちと同じ武偵をやっている従姉さ」
「そうだったんだ……」
ここにつれてくるに辺り触りしか皆には話さず、事情を知っていた理子とジャンヌに問い詰められたが暗示で誤魔化した。
だって女体化させた理由がカナともやってみたかった何て言えないじゃん?
ちなみにパトラは失意の中どこかに消えた。
思い人が女になったなんて認めたくなかったのだろう。 さて、カナが起きたら有ること無いこと吹き込んで忠実なメイドさんを作らなければ。
リサとカナでメイドの護衛。
やはり両脇には二人のメイドだよね!
これで正妻と愛人の騎士と奴隷とメイドがそろった、 我が布陣に資格なし!
フハハッ!我が人生は薔薇色じゃあ!!
ごめん、切りが良いから今回は短めで終るよ、次回に期待してくれ!!
じゃあ皆、じゃんけんぽんっ!ウフフフ!
ごめん、昨日は学校から帰ってきて寝落ちしちゃった、直ぐに起きたけど返信が精一杯だったよ。