※この作品はR-18です。

交わる物好きたち   作:沖 一

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なぜか常人になってしまった年がガン責めされる炎年です



手の中で消える幻

 何かがいつもと違うと、目覚めたエンカクは思った。ベッドの中で寝ていた自分と、その素肌に抱きついて寝ているニェン。二人とも衣服を何も身にしていないが、それ自体はいつも通りである。

 抱きついているニェン。その腕が、違う。

 

 加えて、試しに剥がそうとしてみればニェンの腕はいとも容易くエンカクから解けた。

 おかしい。こう簡単にはいかないはずだ。

 

「おい、ニェン。起きろ」

 

 頬を軽くはたいてみると、ニェンはすぐに起きた。目を擦る様子自体は、いつも通りだった。

 

「なんだよ、朝から」

「お前、その腕はどうしたんだ」

「あ?腕?」

 

 大きなあくびをかましながら呑気なニェンだったが、エンカクの言葉で大きく驚く事となった。

 指先から肘を過ぎるまで続く、彼女の特徴的な紅色が消えていた。

 

「あぁ!?なんだこりゃ」

 

 その指で目の前のエンカクの胸筋をつついてみれば、指の腹が筋肉の弾力により押し返されていた。

 

 確かにこれはおかしいと、ニェンもいよいよ気づいた。いつも通りの指ならこうはならない。硬い鱗のような、軽く強靭な紅色の組織がニェンの腕にはあるからだ。

 それが何も調整していない今の身体でこの柔らかさだ。

 

 ふと、ニェンはいつものように調整できるか確かめてみた。

 試しに体温を上げる。いつも通りなら一秒間で何百度も上がるはずだった。しかし呼吸のように容易い作業のはずなのに一向に変化はなかった。

 

「妙だな、体温まで上がらねぇ」

「なに……?」

 

 ニェンにとっても、こんな事は初めてだった。

 

 

◇ ◆ ◇

 

 

「シーの奴もなんも知らねぇとはな」

「お前だって人の事を言える訳ではないだろう」

「それもそうだ」

 

 確かな異常事態であるはずなのに、昼頃には何も気にしない風に食堂でエンカクと共に昼食を食べるニェンの姿があった。あくまでいつも通りといった風体だが、腕は指先まで白い肌が続いており、尾の先に不可思議に揺らめく炎が無い事を目ざとい者は気づくだろう。

 

 しかしこの場にそれを指摘する者はおらず、何事もないように二人は食堂にいた。

 席に着いて匙を進めるエンカクに対して、ニェンは得体の知れない真っ赤な香辛料をこれでもかとかけている。顔をしかめたくなる刺激臭がエンカクにまで届いていた。

 

「ロドスらしく精密検査でも受けたらどうだ。あのドクターなら飛び上がって検査を手配するだろうに」

「いや……まだテラが知るには早すぎるんだ」

「……どういう意味だ?」

「訳の分からねぇ連中が多いこんな船においそれ私の情報は渡せねぇって事だよ。それにこうなる前の私の情報を持ってる訳でもねぇんだ、比べるものもねぇんじゃ調べても大した意味はないだろうよ」

「そういうものか」

「そういうもんだよ……よし」

 

 ニェンの手がようやく止まった。山盛りという表現が相応しいほどに盛られた香辛料は見てる方の食欲が失せそうなものだが、ニェンはこれで満足なのだ。

 

 いつも通りなら、という但し書きが付くが。

 

 今日のニェンは真っ赤に染まった一口大の肉を口に近づけたところで、動きを一瞬止めた。

 

「まさか……食えないのか……?」

「……別に普段の私だって辛味の痛さを感じてない訳じゃないぜ?」

 

 よせばいいものをニェンはエンカクの心配をよそに肉を頬張った。続けて皿に匙を伸ばしたところで、小さく「ぇふ」と聞こえた。

 

「えはぁ゛!」

 

 そして盛大に咽(むせ)た。それはもう、盛大に。

 

「おい……」

「え゛!えっほぁっほ、え゛へん!」

 

 あのニェンが咽ているという何とも珍しい光景に遠巻きに見られる中で、ニェンは喉奥の刺激に悶えていた。香辛料はいつもとさほど変わらない量をかけたはずだった。しかしなんという刺激か。あまりに過剰だった。衝撃というより、針山を靴底に敷いた小人が舌で踊り暴れているようだ。

 これでは“ピリ辛”というより“苦”である。とても食えたものではない。

 

 舌の上の小人たちは、やがてエンカクが持ってきた牛乳で洗い流されていくまで暴れ続けた。コップ一杯の牛乳を流し込んだニェンは息も絶え絶えに机にもたれかかって、じとりと自分の目の前の皿を見つめた。まだまだ山盛りである。

 

「俺は食わないからな」

「わぁーってるよ……どうしたもんかな」

 

 

◇ ◆ ◇

 

 

 その後なんとか皿を空にしたニェンは「寝れば直るだろ」と言って部屋に戻っていった。

 

 そして数時間後。

 エンカクが自室に戻ると、確かにベッドでニェンは寝ていた。しかし見た目は昼の頃とまるで変わっていない。紅い角と白い尾は昨日までと同じだが、やはり腕と尾の先が違う。腕の先だけにある紅い鱗のような組織と尾の先の炎は、間違いなくいかなる種族とも異なる特異的な特徴だというのに、それらが失われたニェンはかえって奇妙に見えた。

 

 部屋の扉が開いてエンカクが彼女の様子を見ていたのはほんの数秒だったが、気配を感じたのかニェンが起き上がった。

 

「身体はまだ戻ってないのか」

「あぁ、体温も……上がんねーな。“鍛冶”もできねーまんまだ」

 

 であれば恐らく身体の調子だけ戻っているという事もあるまい。辛味の時に痛みに対する耐性が下がっていることが露呈したが、この調子では彼女の頑強さや筋力も今では見た目通り程度のものと考える他はないだろう。

 

「なんだ、心配してんのか?」

「馬鹿を言うな」

「そうか。まぁそんなことより、だ」

 

 そんなこと、で済まされる状況ではないはずだが。エンカクが口を開くよりもニェンが言葉を続ける方が早かった。

 

「ナカの調子はどんなもんなんだろうな?」

 

 にや、と下卑た笑みを浮かべてニェンは自身の下腹部を指していた。それが意味するものはと言えば、言わずもがなだろう。

 

「はぁ……呑気なものだな」

「オメーそうは言ってもな、私は今までずっとこんな事なかったんだぞ?いきなりこうなってずっとこのままってよりかは、たまたま今日だけって方があり得る話じゃねぇか」

「可能性としてはどちらも十分にあり得ると思うがな」

「仮に前者だったとしてだ、そうなら明日また悩めば済むじゃねぇか。でも今日だけってんなら、私とオメーはこの身体の具合を確かめる機会は二度と無いんだぜ?」

 

 屁理屈をこねるニェンだったが、大してそそられるエンカクでは無かった。今日は血を流すような闘争をしたわけではないし、加えて昨日発散したばかりで欲が溜まっている訳でもない。

 そこまで考えた所で、彼は今朝のベッドの上での事を思い出した。

 

 抱き着いた腕を簡単に外されたニェンの事だ。

 

「そうだな、いいだろう」

「話が分かるじゃねぇか!こぞ、う……」

 

 ベッドの縁であぐらをかいていたニェンの眼前にエンカクが立っていた。ふと、いつもよりエンカクが大きいような錯覚をニェンは抱いた。変化があるのは彼ではなく自分なのに、なぜだろうかと。胡坐の間に置いていた手が、自然と後ろに流れた。

 エンカクはベッドに片膝だけ乗せて、既にベルトを外してあったニェンのショートパンツの中に手を入れた。そのまま肉を掻き分けて指が入っていくかと思われたが、エンカクの指は寸前で止まった。中指と薬指で、焦らすように周りがなぞられる。少し、くすぐったい。

 ニェンは当惑した。まさかエンカクがこのような触り方をしてくるとは。

 

「どうした?らしくねぇじゃねぇか」

「それともこっちの方が好みか?」

「っ……」

 

 一瞬、エンカクの指先がニェンの中に入った。ほんの僅かだったが、吸い付く様でもあり拒むような感覚だった。入っていた感覚が穴の浅い所にだけ残っているのを感じながら、ニェンはいつも以上に身体が自律できずに無意識の裁量に任されていることを知った。

 エンカクは何も言わずに再び周りを軽くなぞる様に触れている。そこしか触られていないのに、ニェンの口から熱い吐息が漏れた。エンカクは無言だったが、そのせいで部屋の中でニェンの息は際立った。

 

 ニェンの息が荒くなっているのを聞きながらエンカクはニェンのチューブトップに手を掛けた。上にずらされた布を押しのけて、白い乳房がこぼれ落ちた。乳房の先では、淡い色の乳首がすっかり硬くなっていた。

 

「今日のお前は随分と素直だな」

「小僧っ、オメー……っ」

 

 今のニェンに憎まれ口を叩く余裕はまるで無かった。乳首をつままれ、膣内にも指が入ってきていよいよニェンの身体は悦びに震えた。蜜壺に先ほどまであった抵抗はなく、ただ次々と入ってくる指を歓迎するように吸い付いていた。壁をざらりと撫でられたせいで膣内が締まり、それで余計に指の存在感が増えていく。

 三本。ニェンは体内で動く指の本数まで分かった。一つが腹の方を探るように壁を擦り、残り二本が奥を突く。下腹部は窮屈で、少し苦しいぐらいだと言うのに、それらをかき消すような甘い痺れ、快感。揉まれる乳房と摘ままれる乳首からの刺激も快楽の波を勢いづかせる。

 口は開きっぱなしで、言葉にならない声が出るばかり。唾も飲み込めないで、鈍く光る涎が一筋、垂れていく。

 だがニェンには垂れた唾液がシーツに染みを作る様さえ目に入らない。視界は滲み、光が散って、身体がエネルギーを発散したがるように四肢は強張り、喉は声を枯らす。

 それでも責め苦は止まらなかった。秘部に挿しこまれた指はもはやかき混ぜるような勢いになっているのに、中を傷つける事が無いように動かされているせいで快楽だけが募っていく。

 皮膚表面の感覚が段々と鈍化していきながらも、触れられている所だけは鋭敏になっていく屈錯した感覚。胸を触っていた手が、肌に吸い付く様に上へ上へと昇っていく。たくし上げられたチューブトップを越え、鎖骨を撫でて、汗ばむ首筋を通り、エンカクの大きな手は親指をニェンの顎に、残りの四指が彼女の後頭部にかかった。逃がさぬようにと掴まれた頭が、エンカクによって引き寄せられて、二人の唇が触れ合った。

 恍惚として涙で滲むニェンの瞳はもはや意味のある景色を映していなかったが、揺れる瞳の向こう側にはニェンを見つめるエンカクがいた。

 やがて無防備に開かれていたニェンの口にエンカクの舌が入り込み、待ち受けるように垂れていたニェンの舌と溶け合った。

 

 ここにきてニェンは遂に我を失った。身体の奥から何かが込みあがってくる。いつもなら、エンカクの身の為に己の内へと留めておくものなのに、もはやただの他人事のように傍観するしかできなかった。ただこみ上げてくるに任せて、放った。

 

 ぷしゃ、と。ニェンが潮を吹いた。

 それでもエンカクは動きを止めず、むしろニェンを観察するように見て、彼女が最も悦ぶように手と舌は動き続けた。そのせいでぷしゃ、ぷしゃ、と断続的に吹き続ける潮がエンカクの肘まで濡らしていく。滴るほどに濡らしても、勢いはまだ止まらない。エンカクがニェンの頭をベッドに解放し、指を抜いてようやく勢いは沈んでいった。けれどその余韻でさえもシーツに大きな染みを作っていた。

 

「随分と熱いな。体温は上がらないんじゃあなかったのか?」

 

 無論、エンカクとて分かっている。“鍛冶”が行える普段のニェンが体温調節を蔑ろにして上がるがままに任せたのなら、それを浴びた上で呑気に過ごせるほど温いものではない。

 けれど『平然』とは口が裂けても言えないほどに、ニェンの中は熱かった。焦がすほどに求めていた。

 

 だからエンカクは応えるのだ。

 

 ニェンの作った染みから引き離すように動かされた彼女は自失したままだったが、どこかぼんやりとエンカクが自分の腰に手を掛けた事に気が付いた。

 数瞬の後に、ゆっくりと肉を分け入ってエンカクのちんちんがマンコにズポンよ!これにニェンはエロい声あげたんやわ。普段は飄々としたニェンが弱弱しい乙女のように嬌声あげてるの思うとほんまたまらんよな。しかしエンカクはここで止まらんとやってくれたんよ。ニェンの両足をこう掴んでな?グイッと一本釣りよ!

 まんぐり返し!俗に言うまんぐり返しですよコレは!ヒャッホウ!拙者はまんぐり返しが最もエロい体位と思う侍にて候。大興奮で執筆いたしております。

 これにはニェンもたまらんわな。

「なぁ……!?おいこぞ……」

 しかし悪態もここまで、続きは言えへんのや。言わずもがなやろ?エンカクが奥までチンポぶっさしたからや!

 ハァ見てみ、エンカクの表情。頬からは汗が滴っとるし、微かに歪んだ口元。笑みをこらえきれとらんわ。こいつも大興奮やで。ニヤニヤしながらキーボード叩いてる僕とええ勝負やがな。

 でも目の前にパソコンしかない僕と違ってエンカクの目の前にはニェンがいる訳や。ただでさえ絶世の美女と呼ぶにふさわしい上玉がな?己の一物を下の口で咥えこんで、いいようにまんぐり返しされて顔真っ赤にして喘いでる訳よ。

 

 ハァ~~~~!!!!!!!

 えっろ!

 

 はぁどっこい上位種えっち。上位種が下位種族に屈服してるシチュほどエロいもんはあらへんで。おっと、ニェンさんは今は我ら劣等品と同じ、ただの女の子でしたね、コイツは失敬しやした。

 

 なんやそれ余計エロいやないか~~~い!!!

 

 Etch nights, term around. (エッチナイツ、たまらん)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 もうちょっとだけ、続くんじゃ。

 どこまでいったっけな、そう、まんぐり返しのとこやな。ホンマ美しい日本語よな、何度でも口にしたいわ、まんぐり返し。

 ともかくまんぐり返されてチンポぶっ刺されたニェンよ。いつもの力はどこへやら、か弱い抵抗を見せる訳やな。しかしニェン165cm、エンカク190cm。この身長差でニェンの力も今は見た目通りとなれば覆せるわけもないんよ。普段はこの身長差のせいで立った状態でのセックス描写がむず過ぎるんやけど、体格差によるパワー押しができるこの瞬間だけは最高やで。ほんま最高やで!

 さてこの体格差で抑えこまれちゃ反撃はできないニェンさんですよと。腕を動かそうにも、まんぐり返し時に脚と腕をまとめてロックされてるせいで一向に振り解けんからやな。

 流石のニェンもまんぐり返された状態で抵抗が叶わんとなると流石に羞恥を見せる訳や。

 

 エッ!?上位種の恥じらい!?

 美味し!!!!!!!!

 これ一粒で必須アミノ酸にタンパク質ビタミンミネラルその他あらゆる栄養を完全補給できる完全食やで。なんならガンも治す。鉱石病も治らんかな。

 

 そして恥ずかしさ故にニェンは無駄と分かってても抵抗を試みる訳やな。そこで二人とも時を同じくして気づくんよ、尻尾がフリーやってな。

 でも一歩早いんはエンカクやった。サルカズらしい細い尻尾がニェンの尾に巻き付いたかと思えば、そのまま縛り上げてもうた。

 あらら、もう逃げられへんな。手も足も、尻尾も出ぇへんわ。

 

 こうなったらもう後はお分かりでんな?

 

 ご唱和ください!

 イヨ~~~ッ!

 

 パンパンパン!パンパンパン!パンパンパン!パン!(セックスの音)

 パンパンパン!パンパンパン!パンパンパン!パン!(エンカクがニェンを貪る音)

 パンパンパン!パンパンパン!パンパンパン!パン!(肉の少ないはずのお互いでこんなにいい音なるってハッスルしすぎやでエンカク)

 

 

 

 炎年って最高やで!




エイプリルフールってことで許してください
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