僕の手はズボンのファスナーを下ろし、無理やりパンツの隙間から、硬くなった男根を引き摺り出す。
そのまま手で思い切りそれを掴むと、夢中でしごき始めた。
ちなみに、僕は普段右利きなのだが、何故か自慰の時だけ左手を使う。
始めた理由は、よく覚えていない。
「んん……ちんぽ、ちんぽ好きぃ……」
女生徒の肉欲に溢れたワードが、僕のしごく手を捗らせる。
カッチリと硬くなった竿に、一回、また一回と指を滑らせる。
その度に、先ほどまで感じていた不安や心配事が、掃き掃除をするかの如く頭から消されていく。
「ふぅ……む、うぅぅ……」
いつの間にか、僕の息は相当荒くなっていた。段々股間の根本に熱が集まる感覚を覚える。
(これ……やばいかも……!)
「ぁ……ダメ……もぅ……ィく」
気がつけば、女生徒も絶頂を迎えようとしているらしい。
(漫画みたいに……本当に「イく」とか言うんだ……)
小さな感動に似た、言い知れぬ感情。そして僕の劣情も相当高まっていた。
しごく手も、かなりの速さに。
(ああ……僕もやばぃ……)
「イ!んん……」
女生徒がこれまでで一番大きく、尻を痙攣させる。
その震えは続いて彼女の腰に、肩に、足にと伝わり、全身をブルッと痙攣させた。
これが女性の、絶頂なのだ。
(イくっ!!!)
それを認めた直後、とうとう我慢できず、僕は絶頂を迎えた。
熱い牡液が狭い尿道をくぐって外界に放出される。
ポタポタと、床に白濁の水滴が落ちてゆく。
腰のあたりが震え、肩幅に開いた足に振動が伝わる。力が抜け、膝からゆっくり崩れそうになる。
(ああ……気持ちぃ……)
頭が真っ白になり、軽い眠気を催す。
ドッと疲れが押し寄せ、膝をついてしまいそうになる。
しかし踏みとどまり、左手の指で男根の先端を撫で、液を拭う。
さらに右手でポケットからティッシュを取り出し、左手の指を拭いた。
家の自室で自慰をすることによって磨かれた、巧みな技。精液を拭い去り、迅速に証拠隠滅を図ることで、親に見られず事を終えられる。
(ふぅ……)
ぼーっとしていた頭も、徐々に冴えてくる。液を拭ったティッシュは、すぐに丸めて右ポケットにしまった。後で捨てなくては。
力の戻ってきた足をまっすぐ伸ばし、体勢を直そうとする。
その時。
「誰……?」
突然聞こえた女生徒の声。
ハッとして、すぐに目線を上げる。
目の前にあった尻。
その表面には、いくらかの白濁液が、べったり付いていた。
一部はスカートに、小さく白いシミを作っている。
そのスカートを、細い指が抑えている。
先ほどまで、秘部を刺激していた指。
そして……
ずっと窓の方を向いていた彼女が、振り返りこちらに目を向けている。
整った可愛らしい横顔。
大きな瞳が見開かれ、驚きを表している。
頬は薄らと紅潮し、唇は綺麗なピンク色、半開きの口からは真っ白の歯がのぞいていた。
(……やらかした……)
女生徒に、全てを見られてしまったのだ。
射ちゃったものはしょうがない。
にしてもこの状況、どうなるんでしょうか……?