※この作品はR-18です。

こうゆうっ♪   作:た〜こいず

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女生徒から渡されたメモ。
そこに書いてあったのは……?


校舎裏の再会(7/28)

「うーん……ここ、だよな……」

 

色褪せた壁のペンキ。

錆のついた扉。

少しでも風が吹けば飛びそうな屋根。

僕は今、どう見ても廃屋のボロボロの物置小屋の前に立っている。

 

先程のトイレといい、どうして今日一日だけでこうもボロいものに縁があるのか……

僕がこんなところを訪れているのには、理由があった。

 

 

ーー(これは……地図?)

 

ガイダンスを聞きながらも、僕はトイレで女生徒から渡された紙をまじまじと見ていた。

折り畳まれた、メモ用紙。

そこには簡単な地図らしき図が描かれている。

 

大きな横向きの長方形が二つ。

その右横には、細長い長方形と、中くらいの波模様の長方形が並んでいる。

おそらく、学校の本校舎・副校舎と、その東に位置する体育館、プール棟を描いているのだろう。

 

そして地図にはもう一つ。

体育館の北側、副校舎の東に位置する場所に、小さな正方形が描かれていた。

ハートマークまでついている。

明らかに目立つ何か。

 

(多分……このハートのところに来いってことだろうな……)

 

あの女生徒の意図が全く読めない。

 

だけどあの時……トイレで感じた、興奮と高揚感。それが僕を掻き立てる。

怪しいとは思いながらも、心は誘われてしまう。

 

(行って、みようかな……)

 

窓の外に広がる青空を眺め、ぼんやりとそんなことを考えた。

 

 

ーーガイダンスを終えた放課後。

 

地図を頼りに今、あのハートマークの建物までたどり着く。

この場所は校舎からはっきりと見えない位置。遠目には確認しにくく、近づかないと分からなかった。

 

(だ、大丈夫かな……?)

 

いくらかの不安が募る。

ここ、下音田学園は歴史ある私立高校。

一昨年までは古い建物ばかりだったのを、昨年からの改修工事で新しくしている最中だ。

 

事実、校舎内はほとんど綺麗に直されている。プール棟と体育館、校舎西側にある部室棟さえも改修中の状態だ。

 

なぜここだけ取り残されているのか……

 

 

(こういう古い建物って、嫌なんだよなぁ……なんか、不良の溜まり場みたいな気がして……)

 

中学の時の記憶が蘇る。

地域の一般的な学校だったものだから、不良らしき人もいくらかいた。

カツアゲされてる生徒を遠目に見て、巻き添えにならないよう避けたこともある。

奴らは大体、こんな感じの古い倉庫やら部室棟やらにたむろし、よからぬことをやっていた。

 

思い出してしまったせいで、建物に入ることが躊躇われる。

 

(ひょっとすると、あの……オナニーしてた人、不良の仲間なんじゃ……)

 

そうだ。

あんな恥ずかしい姿を僕に見られて、何もせず去るはずがない。

きっと色仕掛けでここに呼んで、中にいる不良共に痛ぶらせる気なんだ。

 

(やっぱり……帰ろう……)

 

きっとここに入っても、何もいいことはない。気づかれないうちに立ち去ろう。

そう思い、真後ろに振り返った。

 

ところが。

 

「あれ?入らないの?」

 

不意に声がかかる。

いつの間にか、あの女生徒が近くに立っていた。

 

「あ……」

 

それ以上言葉が出ない。

思わず立ち止まってしまう。

ドクンッと心臓が大きく動くのを感じた。

先程目にした女生徒の尻が、脳裏を掠める。




興奮の再開!
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