女生徒に渡されたメモを元に、やってきた学校の一角。
人目につきにくく、周りに誰もいない。
そんな場所を後にしようとした最中、再びあの女生徒に出会ってしまった……
僕と彼女だけの空間。
数秒が何時間にも感じられる。
緊張とも不安とも、興奮ともつかない動悸がした。
何も言わずに立ちすくむ僕に、彼女は静かに近づいてきた。
目の前まできた彼女がまた口を開く。
「せっかく来たんだし、何もせず帰っちゃうのは勿体無いよ??」
にこやかに笑みを浮かべる女生徒。
一歩後退りする僕だったが、そこで彼女に腕を掴まれる。
「遠慮せず、行こ行こっ!」
そのまま、なし崩し的に小屋へと導かれていった。
腕を振り解こうか?
そうも考えたが、力が入らなかった。
柔らかな女性の手。
すべすべの掌が、僕の手首をキュッと握っている。
しかもこれは、彼女の右手。
そう、あの自慰に勤しんでいた時、股を弄っていた手だ。
(あ、アソコ弄ってた指……)
確かに見た、透明の愛液が絡みつく指。
それが今、僕の左手首にしっかりと密着している。
再び、女生徒が快楽を楽しむ後ろ姿を思い出してしまう。
(ああ……)
頭がぼーっとし、気持ちはふわつく。
そして股間は少しずつ力を蓄え始めた。
(そんな……だめ、だ……)
頭では抗おうとしながらも、心と身体は女生徒に逆らえなかった。
「ではでは……!」
女生徒は少しニヤつきながら、小屋の引戸を開ける。
サビのせいか少し開けにくそうだが、少し音を立てながらも扉は開いた。
僕は思わず、ぎゅっと目を瞑る。
「……ぁぁ……ぃぃ」
「え?」
遠くに聞こえる、女性の声。
それも、独特の響きがある。
そう、つい最近聞いたばかりのような、甘い響き。
恐る恐る目を開ける。
「……え?」
声の主は、すぐにわかった。
小屋の中は十畳ほどのフローリングの空間。その中心、ピンクの敷物が敷かれた場所に、二人の女性がいた。
一人はやや褐色の健康的な肌で、ツインテール。パステルグリーンのクッションの上に横たわっている。
足を大きく開いて。
もう一人は、色白の肌で黒髪ポニーテール。
四つん這いの格好で屈み、ツインテール女子の股に顔を埋めている。
二人とも、全裸。
(な、な、な……!)
僕は混乱した。
羞恥心と、喜びと、驚きと、情欲。
溶け合って一気に頭に流れ込む感覚。
しかしそれでも、二人の女性から目が離せない。
手を引いてきた女生徒が扉を閉め、ロックをかける。
そして、顔がすっかり紅潮し火照る僕に後ろから密着すると、耳元で囁いた。
「ようこそ、『交遊部』へ!……ねえ君、私たちと……交遊、しよ……?」
タイトル、回収です!