ジャンヌに引き回されて、立香はオルレアン領主の城内を歩かされた。目的地に着くまでに、
ヒトデのような形状のおぞましい海魔が城内を這いずり回っているのを見た。中には人骨と
思しきものに吸いついている海魔もいた。
「なんだ…あれは…」
「ああ、あれはジルが召喚した使い魔よ」
怯える立香にジャンヌは事も無げに言う。
「城を占拠した時に人間の生き残りがいたけど、探し出すのが面倒だったからジルにやらせたわ。
サーヴァント以外なら何でも襲うわ。あなたも死にたくなかったら私から離れないことね」
隙を見て逃げ出そうとすれば城内にいる海魔に襲われる―ジャンヌの説明から立香は理解した。
この城からの自力での脱走は自殺行為でしかない。
しばらく歩くとジャンヌの目的の部屋についた。ジャンヌに促されて部屋に入る。部屋の中は殺風景で、家具は大きめのベッドと、壺と薄手の革の手袋が乗った机しかなかった。外の明かりを
取り入れるためか窓もあるが、窓には鉄格子がついており、窓から外へは出られない。部屋の中の家具には奇妙な点が2点あった。1点目はベッドに手錠がついている点だ。ただ睡眠をとるだけであれば、当然手錠など必要ない。ベッドに他の用途があることは明らかだった。2点目は机の上の壺だった。中にはドロリとした液体が入っており、蜜のような甘い香りが漂っている。よく見ると手袋の指先に壺の中のものと思しき液体がついている。部屋の主はわざわざ手袋をつけて液体をすくったのだろうか?
立香が部屋の様子について考えていると不意にジャンヌが首輪の鎖を引いた。つんのめった立香をベッドの上に軽々と投げ飛ばす。ベッドの上と言っても柔らかいマットが敷いてあるわけでもなく、投げ飛ばされた衝撃で息が詰まり、身動きできなかった。ジャンヌは身動きができない立香を仰向けに転がすとバンザイの体勢にして手錠をかけた。立香は手錠を外そうとジタバタするが手錠は外れない。無駄なあがきをする立香の前で、ジャンヌが身に着けたものを少しずつ霊体化していく。まず甲冑とサークレットを霊体化すると黒衣のドレス姿になる。ドレス姿になり女性らしさが強調されたジャンヌに見惚れそうになり、立香は慌てて目線を逸らす。
――目の前にいるのは敵のサーヴァントだ。意識をしてはいけない。
自分に言い聞かせながら極力ジャンヌのほうを見まいとする。
「リツカ、目を逸らさずに私を見なさい」
ジャンヌの声に反応して首輪が光り、立香は否が応でもジャンヌの姿を見ることになった。絹のような質感を思わせる白髪、猛禽類のような鋭さと輝きを持った黄金色の瞳、ドレスの上からでも形が整っていることが分かる豊満なバストとくびれたウエスト、露出した肌は雪のように白い。その容姿は立香がこれまで目にしたどの女性よりも美しく、思わず立香は息を飲む。
ジャンヌはさらにドレスを霊体化して黒い下着姿になった。下着姿になったことでよりスタイルの良さと肌の白さが強調される。下着姿のジャンヌに立香の心拍数が上がり顔が赤らむ。人類最後のマスターといっても立香は健全な少年だ。刺激的な女体を目の当たりにして当然の反応だった。
ジャンヌは立香の反応を面白がりながら、ゆっくりとベッドの上の立香の腰にまたがった。手を胸に置くと礼装越しに立香の鼓動が感じられそうだった。顔を逸らせないように両手で押さえ、互いの息がかかるほどの距離まで顔を近づける。両手から感じる立香の体温は、上気した頬からも平常時よりも高いことは明らかだ。そのまま少しの間2人は見つめあった。恋人同士のような距離だが、実態は捕食者と獲物である。間近でジャンヌの鋭い眼光に射すくめられ、立香は思わず目を閉じた。ジャンヌはゆっくりと立香に顔を近づけていく――立香の唇にジャンヌの唇が重なった。生まれて初めての感触に立香の体に電流のような衝撃が走り、ビクンと体が震える。ジャンヌが唇を離すと、ん…と切ない声が漏れてしまう。
再びジャンヌが唇を重ねた。今度は口を強引に開かせ、舌を入れる。最初は歯をなぞり、次に舌に絡ませる。徐々に立香の口内を侵略し、蹂躙していく。さらに口内を刺激してあふれ出た唾液を舐め取った。唾液から質の良い魔力が抽出され、ジャンヌの中に満たされていく。まるで上質な食前酒のようだった。しばらく口内を貪った後で唇を離した。どちらの物かわからない唾液がいやらしく糸を引いて互いの唇をつなぐ。立香の表情を見ると、初めての経験からか快楽に蕩け切っていた。
「キスは初めてだったかしら?」
ジャンヌに言葉をかけられて立香は我に返った。敵のサーヴァントにキスされて心を奪われるなどあってはならないことだった。自分のために立ち上がってくれた健気な後輩の顔を思い浮かべて精一杯の虚勢で目の前のジャンヌをにらむ。
「そうそう、その目が見たかったのよ。それでこそいじめがいがあるわ」
そう言うとジャンヌは立香の横に立ち、その礼装に手をかけ、一気に引き裂いた。ダヴィンチの魔術が込められ、防刃性能すらある礼装が、紙のように簡単に破られる。続けてインナーのシャツをめくりあげる。立香のあまり日焼けしていない上半身が露わになった。どうやって立香を辱めてやろうかと考えていると机の上の壺に目が行った。壺の中身を知っているジャンヌは邪な笑みを浮かべる。手袋を着け壺を抱えて立香に向き直る。
「リツカ、これが何か知りたいかしら?」
ジャンヌの問いに立香は首を横に振った。気味の悪い壺の中の液体についてなど知りたくもなかった。
「そう…なら身を持って知りなさい」
ジャンヌはそう言うと、手袋を着けた指先に液体をつけて立香の首筋を撫でた。一瞬首筋にひんやりとした感触が広がるが、すぐに無くなった。ジャンヌはニヤニヤと笑いながら立香の首筋に舌を這わせた。
「ひゃうっ!」
その瞬間、立香の体がビクンとベッドから跳ね上がった。首筋から脳天に突き抜けるような衝撃が走る。衝撃の正体――それは性的快感だった。
「どうしたのですか? 生娘のような悲鳴を上げて」
「――なんでも…ない…」
ジャンヌの前で立香は必死に強がる。まだ心は折れていないようだ。立香の状態を把握している
ジャンヌは、立香にしなだれかかり彼の上半身に指を這わせる。ソフトタッチで刺激を与えると立香の体の緊張が指先から伝わってきた。頭を動かし髪の毛で首筋をくすぐってやる。
「――んっ」
声が漏れて一気に立香の体が強張った。先ほどとは違い、今度は身構えていたためか大きなリアクションではない。しかし首筋への刺激で感じているのは一目瞭然だった。このまま立香を弄び続けるのも悪くはなかったが、ジャンヌは立香にタネを明かすことにした。
「リツカ、これが何か教えてあげるわ――」
ジャンヌが使用している液体は強烈な媚薬だった。この媚薬にはいくつか特徴があった。まず、人肌に付着すると一瞬で肌の中に浸透する。一度肌に浸透した媚薬を除外することはできない。媚薬には部屋のベッドと連動した術式がかけられており、ベッドの上にいる者には媚薬を塗られた個所が性感体になる効果がある。ベッドから離れればその効果は薄まる。人肌ではなく、口内などの粘膜に付着しても、人肌同様の効果があるが、その効果はより強力になる。 元々この媚薬はオルレアンの領主が、性欲を満たす
ために領内から集めた若い娘や娼婦を相手に、使用していたものだった。たまたまこの媚薬の存在を知ったジャンヌは、当初は嫌悪感を覚えたものだったが、こうして使ってみると道具として悪くない。
「次はどこにしようかしら?」
ジャンヌが指先で媚薬を掬い取ると、立香はイヤイヤをするように首を左右に振って暴れようとする。
「おとなしくしなさい!」
腹を殴って折檻すると立香はぐったりとしておとなしくなった。
「それでいいのよ。素直になりなさい」
暴力を使っておきながら立香が望んでいたかのような発言をして立香を嫐る。立香の体を見てどこに媚薬を塗るのかじっくりと考える。自身の好みだけでなく、他のサーヴァント達が立香を犯す様も想像して媚薬を塗る個所を選んだ。その結果、両耳、両胸、へそに媚薬を塗ることにした。深いこだわりがあるわけではなく、他のサーヴァントも責めやすい箇所を選んだつもりだ。
媚薬を塗ろうとする度に立香が怯えた表情で体を震わせ、嗜虐心を煽られた。媚薬の効果は先ほど実証済みだ。本当は暴れて塗られるのを回避したいが、暴力を恐れて縮こまっているようだった。立香の反応を楽しむため、わざと時間をかけてゆっくりと媚薬を塗ってやる。おかげで立香のリアクションをたっぷりと堪能できた。
媚薬を塗り終わったジャンヌは再び立香の上にまたがる。いよいよお楽しみの時間だ。しかしお楽しみの前にジャンヌは立香の肉体にある命令を強制する。
「リツカ、私が許可するまで――イくことを禁止するわ」
首輪が光り、立香の肉体にジャンヌの命令が刻み込まれる。魔力供給においては、供給する側の精神状態も重要な要素となる。供給する側の感情が強ければ強いほど、より効率のよい魔力供給が可能になるのだ。そのため、立香に極限まで性的快楽を与えて、昂らせてから搾精することが重要になる。しかし、快楽を与えられている途中で立香がイってしまっては意味がない。だから準備が十分にできた段階――ジャンヌの膣に立香のモノを収めるまで―は立香にイくことを禁ずることにしたのだ。
ジャンヌは立香に快楽を与えるため、まずは耳から犯していくことにした。
――上から順に耳、胸、へそと犯していき快楽を溜めさせ、性器を結合させる。その後は懇願するまでいじめぬいてやろう。
計画を立てたジャンヌは、早速実行に移す。まずは立香の耳に息を吹きかけてやる。児戯のような行為だが立香は身をよじって反応する。耳は元々体の中でも感じやすい部分である。そこに媚薬を塗ったのだ。児戯のような行為でも、立香は面白いように感じていた。今度は耳たぶを甘噛みした。
「んんっ!」
快楽をシャットアウトしようと歯を食いしばっていたため、大声を上げることはなかったが、思わず声が漏れたようだ。首をよじってジャンヌの歯から逃れようとする。ジャンヌは、立香が首を動かせないように押さえつけた。その状態で唾液を舌に乗せて、ピチャピチャと音を立てて立香の耳を舐めまわす。さらに、舌を尖らせて耳孔の奥まで突っ込んだ。耳の奥までジャンヌの舌が届く。
「ひぃぃ…やめてぇ!…あぁぁぁぁ!」
立香は今度は大声で悲鳴を上げる。快楽をシャットアウトすることなど不可能だった。
「なかなかいい声よ。リツカ」
ジャンヌは面白がって立香の耳を犯し続けた。時には甘く噛み、時には強く噛んだ。真っすぐ舌を入れることもあれば、耳孔内で舌をねじることもあった。片側の耳だけでは飽き足らず、立香の首の向きを変えて反対側の耳も犯した。ジャンヌの行為1つ1つに立香の体は反応してしまう。ジャンヌが飽きて口を離す頃には立香は顔を赤らめ、で荒い息をしていた。彼女が立香の股間に目をやると、彼のモノはズボンを突き破らんばかりに膨らんでいた。期待通りの光景にジャンヌはほくそ笑む。予定通り胸責めを開始することにした。
まずは腕を立香の背中に回して思い切り胸を密着させた。下着越しに立香の鼓動が感じられる。その鼓動は明らかに平常心を失っているようで、ドクンドクンと忙しないリズムを刻んでいる。顔を見ると、頬を赤らめ目を閉じている。その反応は性的快感を抑えようとしているよりも、半裸の少女に抱き着かれている事実への興奮を抑えようとしているようだった。先ほどのキスの時といい、立香の反応は、女性経験が無いことが丸わかりだ。
「忌まわしい竜の魔女を相手に、感じているのかしら?」
立香に性を意識させるため、ジャンヌは立香に抱き着いたまま耳元で囁いた。立香はジャンヌの言葉に羞恥心を感じたようでジャンヌに顔を見られまいと顔を逸らす。ジャンヌの下で、性を意識した立香の乳首が勃起するのが感じられた。ジャンヌは一旦上体を起こすと、立香を見下ろした。立香の乳首を指先や舌で弄んでやってもよかったが、ジャンヌには別の考えがあった。
「リツカ、私を見なさい」
既に抵抗する気力が失せたのか、首輪の力が発動するまでもなく立香は大人しくジャンヌの言葉に従った。立香の視線を意識しながら、ジャンヌはゆっくりと胸を覆う薄い布を霊体化した。立香の目が見開かられる。雪のような肌に、美しい桜色の小ぶりな乳首が乗っていた。胸の大きさは大き目ながら形は全く崩れておらずさながら芸術作のようだ。このような事態でなければ立香ぐらいの年齢の少年ならば、無意識にむしゃぶりつきたくなっていただろう。しかしジャンヌが胸を晒したのは、立香に見せるためではない。立香に性的快楽を強要するためだ。ジャンヌは立香をベッドに押さえつけ、彼に顔を近づけると、ゆっくりと前後左右に体を揺らした。絶妙な高さで行われるその動きによって、ジャンヌの乳首が立香の乳首にかすかに触れる。触れているのかわからないほどのソフトタッチを、指先よりもさらに細い乳首でされることで、立香は嫌でも胸の感覚に神経を集中させられる。
「…ん…ふぅ…はぁ…」
胸と胸が触れ合うたびに、立香の口から切ない喘ぎ声が出る。日常ではまず味わうことのない刺激で立香の感度は高まっていた。立香の様子を観察して頃合いを判断したジャンヌは、動きを止めるとゆっくりと指先を立香の胸に置いた。優しく撫でると見せかけ、爪の間に胸先をはさんで強くつまんだ。
「ぎ…あ…ひぃぃぃぃ!」
胸先に神経が集中して、感度が高まっていた立香に”痛み”という強烈な刺激が与えられ、悲鳴を上げた。しかし性感帯に作り替えられてしまった立香の胸は、その刺激すら快楽に変えてしまう。立香の上げる声が悲鳴から喘ぎ声に変わっていく。
「ずいぶんと気持ちよさそうに鳴くわね。胸をつままれて感じるなんて、とんだ淫乱だわ」
「ち…ちがう…感じてなんて…あぁぁぁ!」
ジャンヌの言葉責めに反論しようとする立香だったが、乳首を引っ張り上げられ、無様に鳴いてしまう。立香を散々鳴かしてから、ようやくジャンヌが手を離した。立香の乳首の周りに、乳輪のようにくっきりと爪痕が残る。立香の胸に爪痕を刻んだことで、立香を自分の所有物にしたかのような感覚が湧きあがる。今度は歯型をつけることにした。立香が暴れられないように力ずくで押さえつけ、胸元を甘噛みする。彼の乳首を舌で転がすと、その感触は、小粒のチェリーを舌で転がしているようで、いつまで続けても飽きない。立香がまた鳴いていたが、耳に入らなかった。最後は音を立てて唇で吸ってから離した。ジャンヌが口を離すと爪痕の周りに歯型が残った。もう一方の胸にも同様に歯型をつけてやる。両胸に歯型と爪痕がついた立香にを見ると、支配欲が満たされてジャンヌは満足した。もう胸責めは十分だろうと思い、へそ責めに移行する。
ジャンヌは指を立香の胸に置き、ゆっくりと下に動かす。指先でスーッと腹をなぞり、へそに到達させる。へそ回りを指先で軽くくすぐってやると、くすぐったいのか、その刺激に立香が身をよじって反応する。しばらくくすぐった後で、いきなり指をへそに突き入れた。立香が苦痛の混じったうめき声を上げる。ジャンヌはへそに指を突っ込んだまま、グリグリと動かした。内臓をかき混ぜられるような痛みに立香が悲鳴を上げる。立香の悲鳴をもっと聞きたくなったジャンヌは、今度はへその中を爪でかき回した。立香の悲鳴が濁ったものに変わる。ジャンヌが指を離すと、へその内部が切れて出血していた。少しやり過ぎたかと不安になり、立香の股間を見ると、しっかりと突っ張っているモノが見えた。この状況すら、無理矢理快楽に変換されているらしい。安心したジャンヌは、へそに溜まった血を舐めだした。唾液ほどではないが、上質な魔力が抽出される。唾液を食前酒とするなら、こちらはオードブルといったところだ。取り過ぎると立香の命に関わるため注意が必要だが、ヴラドやカーミラの非常食としての役割は十分に果たせそうだ。血液を舐めているうちに悪戯心が芽生え、ジャンヌは立香の傷口に舌先を挿入した。傷口は小さかったため舌先が届く範囲は狭かったが、立香の体内に侵入していることに興奮した。舌先を動かすと柔らかい肉が舌の動きに合わせて動くのが感じられた。
「や…やめてぇぇ…」
これまでの苦痛や快楽の混じった悲鳴とは違い、恐怖が混じった悲鳴を立香が上げる。へそから体内を犯されて平静を保てる人間などいない。痛みはそれほどなかったが、体内を舐めまわされる感触が気持ち悪い。しかし媚薬のせいで気持ち悪いはずの感触が、気持ちよく感じられ、そのことに恐怖した。立香が悲鳴を上げようと、ジャンヌがやめることはなかった。まるで男女の営みの際の、男性器の動きのように舌を傷口に出し入れして遊んだ。へそ周辺の魔力を吸い尽くすまで、ジャンヌは舌で立香を犯し続けた。
立香で遊ぶのをやめてジャンヌが顔を上げると、立香のへそから血があふれ出した。舌を出し入れするうちに、内部の筋繊維が傷ついたようだ。しかし、ジャンヌが立香の首輪に触れると、すぐに傷口が塞がり、出血も止まった。霊基修復の応用で立香の肉体を治療したのだ。立香を見ると、体内をかき回されたショックで呆然と放心状態になっていた。ジャンヌが軽く頬を叩いて気付をすると、ジャンヌを怯えた目で見つめ、子犬のように体を震わせる。そのくせ、立香のモノは下半身で固く自己主張をしており、溜まっているものを早く放出したくて仕方なさそうだった。ジャンヌが服の上から軽く撫でると、固い弾力が感じられた。いよいよメインディッシュを頂くことにした。
立香の下半身を開放させるため、まずズボンのベルトを外す。続いてホックを外し、チャックを下ろすと高く盛り上がった下着が露になる。下着にも手をかけ、ズボンと下着を一気に足首まで下ろした。立香の陰茎がジャンヌの前に晒される。ジャンヌに自分の陰茎を見られて立香は赤面する。これまで異性に自分の性器を見られたことなどなかった。ましてやセックスなど初めての体験だった。赤面する立香にジャンヌがまたがり、最後の布を霊体化した。ジャンヌの陰部が丸出しになる。立香からはジャンヌの陰部は見えなかったが腰の上でジャンヌの温度を感じた。周辺は冷えているのに、中心部のみ熱い。その中心から熱い水滴が数滴垂れる。先ほどまでの立香への悪戯と立香の反応で、ジャンヌも興奮し、濡れていた。立香の性器を自分の性器にあてがい、ゆっくりと腰を下ろす。少しずつジャンヌが立香を呑み込んでいく。遂には完全に立香を呑み込んでしまった。冷え切った体表とは裏腹に、ジャンヌの中は熱く、溶岩のようだった。熱いだけではなく、立香を逃すまいとする圧迫感があった。本来なら挿入した瞬間にイってしまうような快感にイくことができず、立香は気が狂いそうになる。頭の中がイきたいという欲求で埋め尽くされていく。ジャンヌも立香を自分の中に感じて、嬌声を上げていた。ただ性的快感を感じているというだけではなく、立香に無理矢理快楽を与えて犯しているという行為に、征服感を満たされていた。立香を見ると苦しそうな表情をしている。イきたいのにイけないという、拷問のような時間が続いているから当然だ。さらに苦しめてやろうと、ジャンヌは腰を上下に動かす。立香の表情がさらに険しくなる。ジャンヌの中にいるだけでとんでもない快感なのにさらに無理矢理快感を与えられ、イけないことに涙が出そうだった。ジャンヌは、泣きそうな顔の立香の耳に口を近づけて悪魔のささやきを告げる。
「リツカ、イかせてほしいのかしら?」
立香はガクガクとうなずいた。この時間から解放されるためならなんでもしそうな勢いだった。
「なら一生私のものになると、心から誓いなさい。そうすればイかせてあげてもいいわよ」
ジャンヌの言葉に立香は躊躇した。一秒でも早く解放してほしい状況だが、ジャンヌのものになると誓えば、二度とマシュたちの元へ戻れないことは確かだ。躊躇する立香にジャンヌが追い討ちをかける。
「誓わないのなら海魔にあなたを犯させるわ。あなたは海魔に犯されながらイくこともできずに、惨めに残りの人生を過ごすのよ。たとえ発狂しても首輪の魔力で、すぐに正気に戻してあげるわ」
本気かどうか分からなかったが、ジャンヌの脅迫は立香の心をへし折るのに十分だった。立香はついにジャンヌに敗北の宣言をしてしまう。
「あなたの…ものに…なります…イかせて…イかせてください…」
蚊の鳴くような弱々しい声の誓いだったが、ジャンヌにはしっかりと聞き取れた。弱々しい立香の声は彼女の嗜虐心に火をつけた。
「もっと気の利いた言葉は言えないのかしら? そんな程度ならイかせてあげないわよ」
「そ…そんな…どうか…どうかイかせてください! ご主人様!」
立香はついには自ら奴隷宣言までしてしまう。ペットのように首輪をつけられ、ジャンヌの思うままに操られてしまう今の状況では、仕方がないのかもしれない。人類最後のマスターが敵のサーヴァントに奴隷宣言をするという皮肉な事態に、竜の魔女は大声を上げて哄笑し、憐れなマスターにイくことを許可した。
「アッハハハハハ! 堕ちるところまで堕ちたわね!リツカ! いいわ。イきなさい。イってイってイきまくりなさい!」
ジャンヌの言葉が終わるか終わらないかのうちに、立香はイき始めてしまう。ジャンヌの中で自分のモノが一段と膨らんだかと思うと、一気に性を放出していた。放出は1回だけでなく、2回、3回と続く。彼がこれまでの人生で出した総量よりも、さらに多くの量の精液がジャンヌの中に放出される。体のどこにこれほどの量の精液が詰まっていたのか、立香自身にも不思議なくらいだった。
ようやく立香がイき終わり、ジャンヌは腰を上げた。大収穫だ。無理矢理快楽を溜めさせた甲斐があり、立香の精液からは質、量ともに満足のいく魔力を得ることができた。メインディッシュにふさわしい内容だった。立香と目を合わせると、立香は媚びるような笑顔を浮かべた。その目から一筋の涙が垂れる。その涙がようやくイけたことに対するうれし涙なのか、ジャンヌに身も心も犯されたことに対する絶望の涙なのかは分からなかったが、ジャンヌは立香の涙を舐め取った。その涙には、デザートのように上等な甘い魔力が含まれていた。
「リツカ、これからも魔力供給頼むわよ」
ジャンヌが頬に手を当て、優しく語り掛けると立香はコクリとうなずいた。藤丸立香の奴隷生活はこれから始まるのだ。