―???―
「■■、起きろ」
「・・・」
「起きろっつってんだろ!!」ゲシッ
「ゥ…」
「ったく…ほれ飯だ。それ食ったらこれ着ていつもの部屋で待っとけ」
「・・・はい」
―紅魔館@応接室―
輸血と点滴が終わり、少女は車椅子に乗せられて応接室まで連れていかれた
部屋は館の外と同じく真っ赤であったが落ち着いていて気品のあるインテリアだった
そこにはコウモリのものにも悪魔のものにも見える翼を持った20代前半の女性がソファに座っていた
「お嬢様、お連れいたしました」
咲夜はその女性にお辞儀をし、女性の真正面に車椅子を着けた
「ありがとう、咲夜」
すると咲夜は何もないところからポットとティーカップを取り出し、紅茶を注いで少女の前に置いた
少女が驚いていると、
「今のは咲夜の能力よ」
と優しく微笑んだ
「私はレミリア・スカーレット。ここ紅魔館の現当主で吸血鬼よ」
少女は軽くお辞儀すると怯えたように縮こまってしまった
少女のその様子に庇護欲と劣情を抱いたレミリアは誤魔化すように話を進めた
「美鈴のレポートで名前を覚えてないことは把握してるわ。いくつか質問していくけど、何か気になることがあれば聞いてちょうだい」
「うん」
「まず、あなたの出身は?」
「わかんない…」
「年齢は?」
「わかんない…」
「脚はどうしたの?」
「わかんない…」
段々と少女の顔が曇っていき、今にも泣きだしそうであった
レミリアは内心焦りながらも落ち着いた口調で少女をなだめ、面談を終了した
(本当はもっと聞きたいことがあったのだけどそれは追々ね…)
「落ち着いたかしら?ごめんなさいね…あなたをよく知りたいという気持ちが先走ってしまったわ」
レミリアは頭を下げ、陳謝した
その時チルノが応接室へとやってきた
「レミリア、入るよ~」
「あら、チルノ。お久しぶり。私たちを頼ってくれてありがとうね」
「おう、なんだかよくわからないけどレミリアが嬉しいみたいでよかった」
「で、どうしたのかしら?」
「うん、その子をここに住まわせてもらえないかな?」
「別に構わないけど…どうして?」
「紅魔館は信用できるからな」
「あら、嬉しいこと言ってくれるじゃない」
「それにその子
その言葉を聞いた途端、その場の空気が一瞬で張り詰めたものとなった
レミリアは目を細めて少女を見つめる
少女はその雰囲気に泣き出してしまった・・・
レミリアが手を握り、チルノが頭をなで、咲夜がホットミルクを入れて漸く少女は落ち着きを取り戻した
「ごめんなさい…泣いてばかりで」
「あなたが謝ることじゃないわ。普通の人間には辛い空気だったもの。威圧するような形になってしまってごめんなさいね。それでさっきの続きなのだけれどあなたにはここ紅魔館に住んでもらうわ」
「殴ったり蹴ったり、痛いことしない…?」
「そんなことしないわ。力は人を傷つけるためじゃなくて守るために使わなきゃいけないの。もしあなたが誰かに暴力を振るわれそうになったら私たちが守るわ」
少女はレミリアや咲夜を何度も何度も見比べてその言葉が嘘ではないのだと納得し、「よろしくお願いします」と紅魔館に住むことを決めた
「これからここに住むのだからまずは契約ね。契約と言っても命を捧げるだとか契約書を書いてそこに血を垂らすとかじゃないわ。私からあなたに名前を贈るの」
名前を贈ることは相手を縛ることになる。それを以て契約とするのだとレミリアは説明する
「そうね…あなたの名前は
「蕾は『あなたの人生はまだこれから、始まったばかり』という意味よ。夜は『吸血鬼に仕えるもの』という意味を込めてるわ」
「まつよいらいや・・・」
少女が名前を口にしたとき、左胸が光りだした
レミリアはそれを確認すると頷いて、咲夜に部屋へ案内するよう指示をした
蕾夜は再び車椅子に乗ると咲夜に押されながら部屋へと向かった
タイヤの転がる音が聞こえなくなるのを確認したレミリアはメイド妖精に封書を渡し、すぐに届けるようにと指示を出した
そこには『八意殿へ』と書いてあった
―紅魔館@蕾夜の部屋―
咲夜に連れられて入った部屋はクローゼットとベッド、机と椅子、本棚、化粧台がそろっていた
咲夜はクローゼットを開け、一着のメイド服を取り出し、蕾夜に見せた
「これが此処でのあなたの普段着よ。ここではみんな何かしらの仕事があるわ。あなたはまだ入ってきたばかりだし得意なこともわからないから半年間、いろんな仕事を体験してもらうわ」
「わかりました」
「ただ、今日はもう遅いからお風呂に入って晩御飯を食べたら寝てしまって構いません。それじゃ大浴場へ向かいましょう」
咲夜は寝間着とバスタオルを用意するとまた車椅子を押し始めた
―紅魔館@大浴場―
夜の9時を過ぎたころ、ちょうど昼勤と夜勤の交代の時間にあたるため大浴場には咲夜と蕾夜の二人しかいない
咲夜が蕾夜の服を脱がせていくと身体のあちこちに痣や傷が痛々しく刻まれていた
咲夜は目を瞑りたくなったが顔には出さず、ただ蕾夜の服を脱がせていった
蕾夜を抱え、シャワーへと向かった
「沁みるだろうけど我慢してね」
そう言うと咲夜は頭の上からシャワーをかけ、頭、胴、腕、脚と順に洗っていった
ところどころ沁みたのか「イタっ」という声が漏れ、そのたびに咲夜は泣きそうなのをこらえていた
咲夜が最後に秘部を洗おうと手を当てたとき、蕾夜が「んっ」と声を上げ口と股間をおさえたのであった
その声を聞いた…聞いてしまった咲夜は胸が昂り、お腹の奥底から
それは熱い吐息となって口から、愛おしさとなって膣からあふれ出していた
咲夜は我慢できず、自分で慰めようと手を伸ばした
蕾夜は咲夜の手が離れ、後ろから『クチュクチュ』と音が聞こえてきたことを不思議に思い、振り返った
そこには頬を赤く染めて自分の秘部を指で弄ぶ咲夜の姿があった
蕾夜はその行為が何なのかはわからなかったが、どうすればいいかは今までの経験で直感的に分かった
見られたことに驚く咲夜をよそに、蕾夜はその細く傷だらけの身体をぎこちなくくねらせてアピールをし、咲夜の昂りをさらに刺激した
こんな年端もいかぬ子供に欲情し、さらに秘部を弄り快感を得ようとしている自分に罪悪感を覚えながらも蕾夜のその動きに魅せられてしまった咲夜はただ弄り続けることしかできなかった
弄り続ける咲夜の口が惚けて開きっぱなしになり、目を瞑ったのに気が付いた蕾夜は咲夜の秘部へと手を伸ばし、数時間前にしてもらったように撫でた
小さな手が自分の秘部に触れたことに気付いた咲夜は驚いたが、その優しい手つきから伝わる気持ちと感じる快感には抗えず、受け入れてしまった
咲夜は膝をつき、後ろに仰け反って倒れそうになるもなんとか手をついて耐えていた
しかし口はだらしなく開きよだれが垂れていた
今咲夜の秘部に触れているのは少女の幼い小さな手だけだった
子どもの手とは思えないほど大きな音が浴場に反響していた
咲夜を支えていた手は快感で力を失い、ついに仰向けになってしまった
蕾夜は秘部に手を伸ばしたまま咲夜の口に吸い付き、舌を入れた
入れた瞬間こそ驚いたがそのまま受け入れ、拙い舌使いから深く沈むような快感を味わっていた
同時に責められ、快感が最高潮まで達した咲夜は盛大に潮を噴いて果て、気を失った
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意識を取り戻した咲夜は蕾夜に謝りそして叱った
あなたがどんな生活をしてきたかは知らないがこういったことは子供がするべきことではない。ここではそんなことをしなくても生きていける。
このことを懇々と言い聞かせた
しかし咲夜は奥底に蕾夜を求める自分がいることに気が付いていた
いつまで理性が持つのかそれは咲夜にもわからなかった
―紅魔館@蕾夜の部屋―
湯船につかり身体の温まった二人は寝間着を着て部屋へと戻り、蕾夜をベッドへと寝かせた咲夜は早々に立ち去ろうとした
このままそばにいてはまたあの感情を抱いてしまうと分かりきっていた
「おやすみなさい」
そう告げると背を向け、ドアノブに手をかけた
「待って」
蕾夜が呼び止めた
咲夜はその言葉にさえ快感を感じていた
自分を引き留めてくれた、自分を求めてくれている
嬉しかったが罪悪感もあるため振り返ることができなかった
咲夜が悶々としているのを気にも留めず蕾夜は続けた
「初めて優しく触られた。初めて触られて気持ちいいと感じた。
初めて自分から気持ちよくさせたいと思った。ここにきていっぱい初めてを貰った。
その初めて全部、咲夜さんなんです。だから初めての夜も一緒にいてくれませんか」
その言葉を聞いて咲夜は涙が止まらなかった
この少女―蕾夜が一体どんな人生を歩み、ひどい仕打ちを受け、愛情を受けられずにいたのか
自分よりつらい経験をした子供がいるとは思いもしなかった咲夜は蕾夜の方へ向き、
一緒に眠ることにしたのであった
咲夜は自分の理性が崩れる日はそう遠くないと融けゆく意識の中で理解した