※この作品はR-18です。

花騎士艶小話   作:桃色レンコン

1 / 15
まだ団長とハスが恋人になって日が浅い頃のお話。


ハスとイき顔

太陽はとうの昔に沈み、今の時間は静寂と安らぎが地上を支配する。

多くの者たちは灯りを消してベッドに潜り込み、夜の闇を晴らすのはもはや月明りのみ。

無論、それは直接太陽光が降り注がないロータスレイクの水中都市でも同様である。昼間は多くの者たち慌ただしく歩き回っていた水中王城も、この時間は殆どの者たちが夢の世界へと旅立ち随分前から城内は静まりかえっていた。

 

「はぁぁん!んぁっ、ふぁっ、んぅぅっ…!」

 

そんな中、城内のとある一室では自分と彼女が静寂を打ち破るかのように音を出していた。

天蓋付きのベッドはギシギシと音を立てながら揺れるが、そんなことを気にする余裕などお互いにはない。

それだけでなく肉と肉がぶつかり合う乾いた音と湿り気を掻き分ける粘ついた水音も響き、それ以上に彼女の口から奏でられる艶めかしい嬌声が室内を支配する。

 

「んうぁあんっ、団長っ、団長ぉっ…あぁぁんっ!」

 

一糸纏わぬ美しい玉体を曝け出し、己の秘裂を肉棒で貫く男を媚びるような声で呼ぶこの国の女王…ハスの姿に、悦楽と愛しさが同時に押し寄せてきた。

 

 

 

 

ハスはロータスレイク水中都市の女王であると同時にブロッサムヒルの騎士団長である自分の部下たる花騎士であり、そしてこの世でたった一人の愛する女性でもある。

先日彼女から女王でも花騎士でもなく一人の女としての想いを告げられ、それを受け入れたことで国も身分も越えた恋人となった。

 

当然二人とも生命力溢れる若い男と女であり、ハスも恋人達がナニをするのか分からないような無知でもない。

恋仲となったその日の夜に体を重ね、水中王家の血を次代に繋げるために残していたハスの純潔を散らして彼女の最奥を己の白濁で染め上げた。

もっとも、その時ハスは初めてだったことに加えそれまで一度も自慰をしたことがなく、彼女の体を絶頂に至らせることは出来なかった。改めてハスに人生初の絶頂を味わわせ、女としての悦びを体に深く教え込むことが出来たのは二度目に風呂場で抱いた時であった。

 

それ以降、まだ少しあどけなさが残るこの少女は覚えたての男の味を欲して積極的に求めるようになってきた。

無論、未婚の女王が孕むわけにもいかないので危険日は避けている。逆に言うと、そうでなければ夜に時間を取れれば必ずと言っていいほど肌を重ねていた。

 

 

 

そして今宵も二人きりの時間を確保し、ベッドの上でお互いに生まれたままの姿になり蜜が溢れるハスの秘裂に肉棒を打ち付けている。

 

「はぁっ、あんっ、あんっ、卿の硬くてっ、太いのぉ…んぅぅっ、私の中の、気持ちいいところっ、いっぱい触ってるぅ…んあぁんっ♪」

 

ハスは結合部から伝わる快楽の波に体を震わせ身悶えているが、生憎逃すつもりはない。

先ほどまで恥部を晒すためハスの足を広げていた手で、今度はガッシリと腰を掴み動けなくする。固定された秘裂は淫棒のピストンを為すすべもなく受け入れざるを得ず、腰がぶつかる度にハスは可愛い悲鳴で啼いていた。

 

「んぅぅっ、はぁっ、んぁぁんっ♪卿の大きいのがっ、私の深いところまで届いてっ…はぁんっ。団長ぉ、これっ、いいのぉ…もっと私に、卿を感じさせてぇ…あぁぁんっ♪」

 

亀頭と子宮口が接吻を繰り返し、怒張がハスの中を往き来するたびに膣奥から愛液が溢れ出る。

互いの結合部は掻き出された愛液で汚れ、零れ落ちた汁でベッドを濡らしていく。

そんな蜜で満ちた淫穴でありながら、ハスの雌肉は肉棒をしっかりと咥え込み甘噛みのように吸い付いてくる。

肉棒を包み込み絶えず刺激を与えてくるハスの卑肉に、こちらも否が応にも射精感が高まってきた。

昂りによってさらに大きくなる陰茎に合わせるかのように肉壺の締め付けも強くなっており、自分と同様にハスも絶頂に近づいているのがよく分かる。

 

「あぁんっ、あんあぅぅんっ!私の中で卿のがっ、膨らんでいくの分かるよぉ…!はぁぁんっ、イってぇ…。私も一緒にイくからぁ…卿のあっつい精液、私の一番奥に注いでぇっ…!」

 

膣奥を攻められ蕩けた表情で嬌声を響かせるハスの淫らなおねだりに、己の下腹部が熱くなっていくのが分かる。

ハスの中を行き来する怒張の興奮ももはや限界寸前であり、熱と膨張は最高潮に達している。高まった欲求に突き動かされもはや腰を止めることなど出来るはずもなく、その昂ぶりに促されるまま陰茎内を熱塊が駆け上がってきた。

ここから吐き出される熱を少しでも多くハスの一番奥で撒き散らしたい。男の本能的欲求に従い最後の一突きで肉棒を根元まで膣内に埋め込み、ハスの子宮を押し上げながら亀頭を膣奥に密着させた。

 

その直後に白濁のマグマがペニスの先端まで達し、脈動とともにハスの最奥に注ぎ込まれていく。

鈴口から特濃の精液が放たれ、密着していた子宮口に叩きつけられる。

 

ハスも膣奥に響くその衝撃で絶頂に達し体を震わせるが、その快感に蕩けた顔を見ることは出来なかった。

絶頂の直前、ハスが体をよじり己の顔を枕に埋めてしまったからだ。

 

「団長っ、団長ぅぅっ…!はぁぁんっ、もうっ、イくっ!んああんっ、んんんんんんんんんんん~~~~~っ!」

 

先程まで部屋中に響いていた男に喘がされる高い声とは違う、くぐもった絶頂声。

痙攣したかのように体を震わせ、中で吐き出される白濁液を逃がすまいとする膣肉の締め付けでハスも絶頂していることは隠せないでいるが、顔だけはしっかりと隠しておりその表情は窺い知れない。

だがそんなことなどお構い無しに逸物は脈動を続け、ハスの子宮内を白く染め上げていった。

 

 

 

「はぁ…はぁぁ…。また、団長には盛大にイかされてしまったな。卿の手にかかれば私はいつも女王ではなくただの小娘になってしまう…」

 

ハスの中に全てを注ぎ終え、絶頂の余韻が引いてから二人でベッドに横になる。

ハスの股から溢れた白濁が内股を伝って太ももを汚し、この小さな女王様の胎を自分の遺伝子で染め上げたのだという黒い優越感が鎌首をもたげていた。

 

それ故に、どうしてもあの最後の行動が引っかかる。

ハスはベッドでセックスをすると、最後はいつもああやって顔を埋めてしまう。

バックで後ろから犯せばそのまま顔を枕に埋め、正常位でも今日のように体をよじったり枕を抱いて顔を隠す。

もしや何か不満があるのだろうか?

 

 

 

一人で悶々と悩んでも仕方ないし、改善すべき点があるならハスのためにも直さなくてはならない。そう思い、いい機会なので直接本人に聞いてみることにした。

 

「えっ……?あぁ…いや、違うぞ?卿とのこういった行いに一切不満は無い。むしろこの事しか考えられなくなってしまうのではないかと不安になるくらい夢中になってしまう」

 

ではなぜいつもあんな仕草を最後にしているんだ?

初めて体を重ねた頃はあんなことをしていなかったではないか。

 

「……だって…は、恥ずかしいではないか…」

 

恥ずかしい?

 

「風呂場で卿とした時に鏡に写った、絶頂の瞬間の私の顔…何も考えておらず、ひたすら快感に頭の中を埋め尽くされた凄くだらしない顔をしていた。あ、あんなのは女王の顔では無いんだ…!あんなだらしない顔、卿にまた見られるなど恥ずかしいではないかぁ……」

 

ハスは顔を真っ赤にしながら、そのあまりにも可愛い理由を話してくれた。

なるほど。女王としてのプライドや、だらしない姿を見られたくないという羞恥心からああいった行動に移っていたのか。

確かにハスは初めて絶頂した時に、これまで一度もオナニーをしたことがない、絶頂を経験したこともなかったと言っていた。

そんなウブな体がいきなり男を教え込まれて女の悦びに目覚めれば、なるほどその快感は本人にも制御できないだろう。

 

 

 

恥ずかしいと思いながらも正直に話してくれたハスがますます愛おしくなり、体を抱き寄せ唇を落とす。

ハスは大人しくそれを受け入れ、二人の唇が重なった。

 

「団長……んっ、ちゅぷ…。好きだ…卿が、誰よりも好き…」

 

それはこちらとて同じこと。

ロータスレイクの女王であるハスも、ブロッサムヒルの騎士団長である自分も、おいそれと国を離れるわけにはいかない。

ハスには寂しい思いをさせてしまっている分、こうして会えた時には目一杯愛を伝えたいと自然に思える。

これが一人の女性を愛しているという感情なのだと、ハスに教えられた。

それを言葉のみならず目に見える形でもハスに伝えたく、そしてハスのことをどこまでも深く感じたいが故にこうして触れ合っている。

それはハスも同じらしく、互いに愛の言葉を囁きながらその晩は自然と再び体を重ねあった。

 

 

 

 

 

 

さて、ここまでが前提だ。

 

確かにハスのことは愛している。世界で一番愛している、幸せにしたい女性である。

だが、性欲とはそれとこれとは別の話なのだ。

 

ハスのイき顔を見たい!

 

絶頂で蕩けた、女王としての誇りも羞恥心も忘れて膣から脳天まで突き抜ける快感に溺れたハスの絶頂顔を見たい。

凄く見たいのである。

 

また風呂場で鏡の前で立ちバックをしたり、いっそ手足を鎖で繋いだ拘束プレイをすれば簡単かもしれない。こちらが強く懇願すればハスもそれに従ってくれるだろう。だが、それは少し違うのだ。

普段のようにベッドでしながら、顔を隠せずイき顔を晒してしまうハスを見たい。

普段は出来るのに、それが出来ない状態にされて絶頂してしまうハスが見たいのだ。

 

正直、少しハスにある被虐嗜好に引っ張られている気がしないでもないが、それでも見たいということには変わりない。

なら、実行に移すまで。

次に逢い、体を重ねた時には必ずハスのイき顔を見る。

 

そう胸の中で固く決意し、隣を見る。

数度の絶頂で疲れ、隣で可愛い寝息を立てている愛しい恋人であるハス。

その頭を起こさないようそっと撫で、自身も瞼を閉じ心地好い疲労の中で夢の世界へと旅立っていった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。