※この作品はR-18です。

夢の隙間   作:伊駒辰葉

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まだ入り口ですが若干エロです。


絵美佳のモノローグと巴とアレ 3

 乳房の大きさは平均的だ。乳首は薄紅色をしている。人と全く変わりない。巴が気付かないのも頷ける。絵美佳は指先で巴の乳首を軽く弾いた。すると敏感に反応して乳首が硬くなる。

 

 木村の技術も馬鹿にできないわね。少なくともママの身体よりもリアルにできてるわ。絵美佳は内心でそう呟いた。

 

「んっ……あの、部長……何だか身体がむずむずするんですけど」

 

 巴が小さく身体を震わせる。絵美佳は巴に微かに笑いかけた。

 

「感度いいのね」

 

 絵美佳は大胆に乳首をつまんだ。巴が声を殺して唇を噛む。その様子は絵美佳が見てもとても艶っぽく感じられる。絵美佳はさらに指先で乳首を優しく愛撫した。

 

「ぶっ、部長っ。か、感度って何ですか?」

 

 巴が甘い息をついて問い掛ける。絵美佳は小さく笑って巴の乳房を両手に包み込んだ。乳首を刺激しながらゆっくりと乳房を揉む。

 

「巴。あなたって、セックスについての知識はどの程度持ってるの?」

 

 愛撫の手を止めないままで絵美佳は静かに訊ねた。巴は目を潤ませて答えに窮している。どうやら本当に知識がないらしい。耳にしたことはある言葉だろうが、本当の意味を全く知らないのだろう。待っても答えは返ってこない。

 

「セックスっていうのは性行為のことよ。ほんとに何もしらないの?」

「せ、いこうい、ですか?」

 

 息を途切れさせて巴が繰り返す。絵美佳は笑って乳房を揉む力を少し緩めた。すると巴が安堵の息をつく。だがその顔は上気したままだ。

 

「じゃあ、キス、は知ってるかしら?」

「え、ええと」

 

 巴は困ったように視線を泳がせる。だが絵美佳にじっと見つめられると観念したように息をついた。

 

「み、見たことはありますけど」

「セックスについては保健の授業で習ったはずよ。キスの延長にある、生殖行為のことなの」

 

 絵美佳は淡々とそう解説した。だがあくまでも巴を愛撫しながらだ。巴は時折、切なそうな顔をしつつ懸命に頷いている。絵美佳は軽く唇を舐めて巴の身体を少しだけ押した。近くにあった壁に巴の身体を押し付ける。驚きに目を見開いた巴に絵美佳は強引に口づけた。

 

 巴が腕を慌てたように振り回す。けれど絵美佳が乳房を強く愛撫するといきなり大人しくなった。絵美佳は触れさせていただけの唇を軽く開き、舌先で巴の唇をゆっくりと舐めた。

 

「でも人間はセックスを本来の目的でなく、快感を得たり、愛情を確かめ合ったりするために行うの」

 

 顔を上げて囁く。巴はぼんやりとした目つきで絵美佳を見つめ、そっと頷いた。その目は潤んでいる。絵美佳は微かに笑い、巴に口を開けるように告げた。素直に巴が口を小さく開ける。

 

 あなたは人間じゃないけれどね。絵美佳は内心でそう呟いて巴の唇を奪った。開いた巴の口の中に舌を滑り込ませる。同時に乳房を揉む。すると巴は絵美佳の口の中で小さく呻いた。

 

「気持ちいいでしょう?」

 

 唇を微かに合わせたまま、絵美佳はそう囁いた。巴はうっとりとした顔で頷く。次に絵美佳は巴の舌を吸った。多輝にされた口づけを思い出しながら、ゆっくりと巴を焦らしていく。巴は絵美佳にいつの間にかすがりついていた。

 

「とっても、きもちいい、です……」

 

 巴は唇が離れた時にそう呟いた。巴の腕がためらいがちに絵美佳の背中を抱いている。絵美佳は笑って服に捕まってもいいと告げた。手の中の巴の乳首はとても硬くなっている。

 

「それが、感じる、ってことよ。最初に言った感度の意味もわかったでしょう?」

「はい」

 

 甘い響きのある声で巴が返事する。壁に身体を預け、巴は絵美佳の愛撫に敏感に反応していた。口づけすれば掠れた呻きを上げ、乳房を揉まれて熱い息を漏らす。反応は人間とそっくりだ。どこにも違和感はない。絵美佳はじっくりと巴を観察していた。絵美佳の指の一本ずつの動きを捉え、巴が反応する。その様子に絵美佳は小さく笑った。どこも変わりない。恐らく、他の誰かが抱こうとしても巴の正体に気付くことはまずないだろう。

 

「台の上に横になって。女性器を観察したいの」

 

 そう告げて絵美佳は絵美佳は空いていた実験台の一つを指差した。とりあえず巴は性交の知識はなくとも女性器という言葉が示す箇所は理解しているらしい。素直に頷いて台の上に上がる。絵美佳は巴の女性器をよく観察できるように台の高さを調整した。

 

「あ、あのでも、その、さっきから変に湿ってて……ごめんなさい。吉良部長にお見せできるような状態じゃないかも知れません」

 

 台の上に座った巴が困ったような顔で告げる。絵美佳は苦笑して巴を軽く押した。肩を押された巴が小さな悲鳴を上げて台の上に横になる。

 

「湿ってるってどんなふうに?」

 

 間近に巴を見ながら絵美佳は訊ねた。巴は赤くなっている。だが絵美佳に真っ直ぐに見つめられて諦めたようだ。しばらく黙していたがやがて口を開いた。

 

「あの、その、足の間が生暖かくて……」

「そういう状態にはよくなるの?」

 

 間髪入れずに絵美佳はそう問い掛けた。すると巴が困惑したままで首を横に振る。つまりは今までにそういう状態になったことがないということだ。ということは、木村側の開発者は今までに一度も巴の調整を行っていないということだ。女性型でなければ維持できないと言われるヒューマノイドの構造を思い出し、絵美佳は腹立たしさに険しい顔になった。

 

 ヒューマノイドはとてもデリケートに出来ている。それは機体だけではない。その機体を維持しようとするシステムと、人の脳が常にせめぎあっている状態なのだ。発生するジレンマを解消するためにつけられているのが、欲情のシステムと呼ばれるものだ。そしてヒューマノイドは不具合が大きくならないうちに快楽でストレスを解消する必要がある。




最初は絵美佳も余裕があるんですけどねー……w
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