※この作品はR-18です。

夢の隙間   作:伊駒辰葉

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授業中のエロから更にエロへ。
エロシーンがあります。


授業中の教室と階段で 3

 今、こうしていても斎姫は快感を覚えているのだ。自分が隣に座っているだけで、斎姫には大きな影響がある。そのことを優一郎は知り尽くしていた。斎姫は心の底から優一郎に操られていたいと思っているのだ。どの人形より、斎姫のその思いは強い。そして斎姫はそれを自覚しているのだ。

 

 命令……してください。そうすれば……わたし……。

 

 切ない面持ちで斎姫は優一郎を見つめている。優一郎は薄く笑って机の上に放り出していた携帯端末を取り上げた。斎姫の機体の状態は一分おきに地下にあるメインサーバーに送信される。そして優一郎の端末はそのデータをいつでも受信できるように設定されているのだ。

 

 スイッチを入れると斎姫の機体の状態がグラフで示される。優一郎が思っていた通り、斎姫は欲情していた。機体の受ける快楽を示す曲線が上昇している。

 

 確かに欲情しているし、ストレスもたまってるから処理したほうがいいね。斎姫、君にオナニーを開始するように命ずる。

 

 優一郎は薄く笑いながらゆっくりと唇を動かした。すると斎姫が恥ずかしそうに目を逸らしながら復唱する。

 

 はい、オナニー開始します。

 

 静かに斎姫が身体をずらす。優一郎は黙って端末に目を落とした。画面を切り替える。斎姫の機体の動作状況を表示させ、優一郎は目を上げた。斎姫は机に両腕を乗せたまま、赤い顔で周囲を伺っている。優一郎も何気なさを装って周囲のクラスメイトたちを見回した。みんな、課題に懸命に取り組んでいる。誰も顔を上げる様子はない。見張り役の教師も呑気に本を読んでいる。教室の中を見回し、優一郎は再び斎姫に目をやった。

 

 斎姫の肩に力が入る。斎姫は身体を少し前に倒し、足の付け根に力を入れた。即座に優一郎の端末にその情報が送られてくる。優一郎は唇だけで笑って端末と斎姫を見比べた。斎姫が息を殺して下着に包まれた陰部を椅子の面に擦りつけているのだ。

 

 腕で両の乳房をさりげなく挟む。斎姫は息を潜めて優一郎を見つめている。優一郎はその視線を受け、苦笑した。端末を操作するとクリトリスの勃起具合が表示される。そして斎姫は腰を前後にごく小さく揺すり、クリトリスに刺激を与えている。その様子に優一郎は満足感を込めて頷いた。

 

 快楽の曲線が上昇する。優一郎は小さく笑って斎姫を見つめた。高まった斎姫の快感が弾けるように全身を駆け抜ける。その様子が優一郎には手に取るようにわかった。数値で表示されていなくても斎姫の様子を見ていれば判る。斎姫は声にならない声で呻き、絶頂の予感に身体を震わせているのだ。

 

 ゆうくん!

 

 絶頂に達した瞬間、斎姫は吐息だけで優一郎を呼んだ。優一郎はのんびりとそんな斎姫を見つめていた。下半身が自然と熱くなる。斎姫はしばらく、絶頂の余韻に目を潤ませていた。

 

 おもむろに優一郎は端末をポケットに納めた。プリントを手にしていきなり立ち上がる。急に物音がしたことに驚いたのか、教室にいた生徒たちが一斉に顔を上げた。教師も驚いたように優一郎を見やる。

 

「先生、すいません。吉良瀬さんがちょっと具合が悪いようなんですけど……」

 

 出来るだけ心配そうな顔を作り、優一郎はそう告げた。すると慌てたように教師が飛んで来る。斎姫は呆然とそんな教師と優一郎を見比べた。

 

「お、おお、吉良瀬、本当に顔が真っ赤だぞ」

 

 熱があるんだな。教師は納得したようにそう斎姫に告げる。斎姫はうろたえたように視線を彷徨わせている。その隙に優一郎は教師にプリントを突き出した。

 

「課題は終わっていますし、僕が彼女を保健室に送っていきます」

 

 そんな教室を二人は静かに出た。優一郎はしばらく斎姫の手を引いてゆっくりと廊下を歩いた。斎姫も文句を言わずについてくる。

 

 授業中の校舎の中は静かだ。時折、どこかの教室から教師の声が聞こえる以外、殆ど音がしない。その中を二人は静かに歩いていった。時折、斎姫が困惑した目を優一郎に向ける。だが優一郎は振り返ることもなく黙って歩いた。

 

 普通教室の並ぶ廊下を過ぎると階段がある。明るい廊下と異なり、階段には独特の暗さがある。そして優一郎は階段を数段降りたところで足を止めた。ゆっくりと振り返る。

 

「オナニーだけじゃ、物足りないでしょ?」

 

 微笑みながら優一郎はさらりと告げた。すると斎姫が驚いて息を飲む。優一郎は斎姫の反応に笑いながら再び歩き始めた。踊り場で立ち止まる。斎姫も黙ってついてくる。

 

 優一郎は黙って斎姫の肩をつかんだ。斎姫も抵抗しない。静かに優一郎の唇を受け入れる。誰もいない階段の踊り場で二人は深い口づけを交わした。斎姫に深く口づけたまま、優一郎はその細い身体を壁に押さえつけた。シャツのボタンを数個外し、隙間から手を差し入れる。だがそこで優一郎は訝りに眉を寄せ、頭を上げた。斎姫は真っ赤になって目を逸らしている。

 

 斎姫の肌に何かが巻きついている。優一郎は細いその手触りを指でなぞって確かめた。細い紐状のものが乳房の根元を取り巻き、軽く締めている。機体が傷つくような縛り方ではない。だが明らかに斎姫を拘束しているのだ。




エロがある話っていっても、全部エロじゃないので……
それ希望の方にはごめんなさい;;
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