ちょっと長いですが3,000ちょいなので一気にアップです。
もう少しでラストです。
「くっ、あぅ、ああん!」
声を上げて水輝が仰け反る。水輝の膣の奥深くにまで男根を埋めたまま、優一郎は嗤いを浮かべて腰を軽く揺すった。水輝の背後にいるのは絵美佳だ。催陰剤の効果により、絵美佳は夢中で水輝に突き入れている。時折、動きが止まるのは射精後の脱力感に浸っているからだ。優一郎は絵美佳の様子を確かめてから自分の口にカプセルを運んだ。口の中で噛み砕くと淡い香りが身体全体に広がる。
水輝の発する光が明滅している。そしてその背後にいる絵美佳もうっすらとした光を纏い始めていた。青色の光に溶け込むようにして、薄紫の光が踊る。
「これで、いいはず。後は……」
後は欲望に任せて水輝を犯すだけでいい。優一郎は甘い香りのする唾液を飲み下し、剥き出しになっている水輝の乳房をつかんだ。同時に突き入れているために、二人の男根の動きが互いの快楽をさらに引き出す。水輝の足を後ろから支えているのは絵美佳だ。絵美佳は既に理性を失い、自分の欲望のままに水輝を犯している。理性が完全に飛んでいるためか、水輝の身体を支えていても大して重さも感じていないようだ。二人に突き入れられている水輝の腰は、僅かにシーツから浮き上がっている。
「くふ、ふうん! うっふあっ!」
絵美佳の男根が水輝の腹の中で一段と勃起する。圧迫感を覚え、優一郎は薄笑いを浮かべた。水輝の肩越しに絵美佳を見やる。そろそろ射精の衝動に駆られているのだ。絵美佳が小刻みに腰を振るのを眺めつつ、優一郎は絵美佳にさらに快楽を与えるために大きく腰を前後させた。
「姉さん、そろそろ出したいんでしょう?」
荒い息をつきながら絵美佳が水輝の身体を激しく揺さぶる。絵美佳が昇りつめる様が光となって優一郎の目にも映った。淡かった光が徐々に色濃くなっていく。
「くふっ、あふぅっううんっ!」
「ああっ、んあっ! んっくう、ふぅうう!」
射精の瞬間、絵美佳と水輝は同時に声を上げた。二人から放たれる光が混ざり、やがて同じタイミングで脈打つようになる。それを見届ける頃には、優一郎の身体も次第に熱を帯びてきた。耐えがたい熱さが腰に溜まる。
対龍神用の催淫剤は人には強すぎる。だから優一郎の噛み砕いたカプセルは、適度に中身を薄めてあったものだ。だが優一郎は初めての経験に思わず身体を震わせた。考えることが徐々に出来なくなっていく。
他の二人と同様に、優一郎が快楽にふけるようになったのはそのすぐ後だった。涙を流してよがる水輝の姿すら、目に入らない。ただ、衝動に任せて何度も射精する。夢中で水輝の唇に吸い付き、乳首を吸い、勃起しきったクリトリスを指でこねる。
「すごいね。なるほど、これは……。うぅっ!」
射精しても物足りない。優一郎は眉を寄せ、固く目を閉じた。水輝が少し動いただけで男根はすぐに力を取り戻す。二人の鳴き声に、次第に優一郎の荒い息遣いの音が混ざり始めた。
痺れるような快感を覚えているのに、もっと快楽が欲しくなる。優一郎は無意識に水輝の腰を抱え込んでいた。抜き差しするたびに水輝の陰部から精液が飛び散る。胎の中に突き入れると、絵美佳の男根の動きが余計に優一郎を刺激する。絵美佳も同様に優一郎の動きに快楽を煽られ、激しく腰を揺さぶる。三人のうちの誰かが果てても、余韻に浸る暇もない。
しばらく後、三人の交わるベッドから少し離れた場所で、うっすらとした光が生まれた。だが三人のうちの誰もその光を見止める者はない。光がやがて明滅を始めても、誰一人としてその光に気付く者はなかった。
その光に触発されたように水輝と絵美佳の光が強くなる。それぞれが個別に脈打っていた光が、やがて呼応したようにリズムを揃えようとする頃、優一郎の手に何かが触れた。無我夢中で優一郎はそれをつかみ、腕を思い切り伸ばした。水輝を間に挟んだまま、絵美佳の腰を強く引き寄せる。
「くはっ! んあふっ! くふうううぅん!!」
優一郎は手にしたピンクの器具を乱暴に絵美佳の尻にねじ込んだ。そして絵美佳の尻をつかんだまま、腰を水輝に叩きつける。狂ったように水輝を犯しながら、優一郎は声を上げて笑い出していた。高く笑いながら絵美佳の尻に刺さった器具を奥へと埋め込んでいく。悲鳴のような声を上げて水輝が果て、絵美佳が泣きながら射精する。それと同時に優一郎も水輝の膣に精液をぶちまけた。
その瞬間、三つの光の鼓動がぴったりと重なり合う。一瞬の間の後、優一郎はベッドに放り出されていた。同時に絵美佳がその場に沈む。
優一郎は夢中で手近にあるものを抱き寄せようとした。触れた柔らかな身体を必死で抱きしめる。何かが唇を塞ぐ。優一郎は抱きしめた相手に男根を突き入れることだけを考え、ひたすらに相手の舌を吸った。
不意に唇が離れる。優一郎が目を開けると、間近で水輝が嗤っていた。
「少し、落ち着け。ほら、お前は絵美佳の世話をしてやれよ。おれはちょっと忙しいんだ」
そう言って水輝が優一郎から離れる。不思議なことに優一郎の気分はすっかり元に戻っていた。ベッドから滑り降りた水輝を呑気に見送っていると、唐突に水輝が叫ぶ。
「伏せろ!」
空気が甲高い音を立てる。優一郎は慌ててベッドに身体を投げ出した。目に見えない圧力が身体を吹き飛ばそうとする。そんな中で優一郎は何とか首を動かして絵美佳を見た。絵美佳は無防備にベッドに転がっている。優一郎はベッドを這い、絵美佳の身体を圧力から庇った。
「久しぶりじゃねえか! 都子!」
水輝が怒鳴る。優一郎は目を細めて何とか水輝の方を見た。水輝は青い刀を手にして誰かと対峙している。見覚えのある服を着た誰かが、水輝と刀を交えているのだ。ほどなく優一郎たちを襲っていた圧力は消えたが、水輝は誰かと戦いを続けていた。
水輝と戦っている誰かは女だった。女が何故か清陵高校の制服を着ているのだ。しかも男物だ。それを見取って初めて優一郎は気づいた。多輝の器に別の誰かが収まっている。そして器は収まった誰かに合わせて変化したのだ。
優一郎はしばらく呆然と二人の戦う様を見つめていた。刀を合わせ、弾き、離れる。そして再び踏み込む。二人の動きは恐ろしく速い。
「ぼさっと見てねえで! ほら、あれ寄越せ、あれ!」
「あっ、はい!」
水輝が僅かな隙を縫って優一郎に怒鳴りつける。優一郎は即座に反応し、脱ぎ捨てていた自分のシャツのポケットを探った。手に握ったそれを水輝に放り投げる。狙い違わず、優一郎の投げたカプセルは水輝の手の中に収まった。
刀を合わせたまま、水輝が女の肩をつかむ。力任せに抱き寄せた女に口づけする。意表をつく素早い動きに対応できなかったのか、女は水輝の口づけを無防備に受けた。
一秒、二秒、そして十秒ほどが過ぎた後、水輝の頭がゆっくりと動いた。女がよろけて水輝の腕の中に倒れこむ。
「ったく、手間かけさせやがって」
疲れたように息をつき、水輝がそう呟く。優一郎も身体に無意識に入れていた力を一気に抜いた。深々と息をついてベッドに座り込む。そんな優一郎を振り返り、水輝が片目を閉じた。
「さっきはよく判ったな」
軽く笑いながら水輝が告げる。優一郎は苦笑して脱ぎっぱなしになっていたシャツの袖に腕を通した。ボタンをかけながらちらりと水輝を見上げる。
「水輝さんが要求したとおりのものを投げただけですし」
そう答えると水輝が小さく笑った。女を両腕に抱え直す。女を見下ろす水輝の目は、どことなく優しかった。
「人の割に愉快な奴だな、お前。おれの思考でも読みやがったか?」
そう言い残し、唐突に水輝が消える。優一郎は残された青い光の軌跡を見つめ、苦笑いした。
そして苦笑を微笑みに変える。
「水輝さんが、僕に伝えたんですよ。僕にそんな力があるわけないじゃないですか」
この時点で水輝は女なのか男なのか。
次の話が女でスタートだった気がするので、女でしばらく固定だったようなー?(汗)
TSした記述がないので、多分そそう……
うろ覚えですみません。