カオスなので駄目な人は避けて下さい。
ほどなく保美の体内から微かな電子音が聞こえてきた。
「ディープスロートシステムを起動します。各ギミックはオートではなく、クリトリスから制御可能です」
息を整えつつ保美がそう告げる。優一郎はにっこりと笑って保美の手を取った。静かに立ち上がる。保美も優一郎に手を引かれて腰を上げた。
「舌と喉のバイブや、音波装置の制御は僕が行うから。お尻を突き出しながら、多輝のペニスをくわえてくれますか?」
優一郎がそう訊くと保美は小さく頷いた。優一郎は頷き返して保美をそっと抱え上げた。静かにベッドの上に下ろす。カレンが振り返って嗤った。
「そろそろ出るよ。いい?」
優一郎は多輝の股間を見やってから小さく笑った。保美が無言で多輝の制服のジッパーを下げる。現れた多輝のペニスは張りつめていた。血管が浮き出し、亀頭が濡れている。それを見てから優一郎はカレンに向き直った。
「カレン。射精しても続行してくれるかい? 先輩、感じてるみたいだから」
言いながらベッドに上がる。するとカレンはやった、と声を上げて多輝の頭を抱え込んだ。激しく腰を揺する。
「んっ……くぅ!」
甘い呻き声を上げてカレンが身体を震わせる。多輝の唇の端から白い液体が一筋、伝い落ちた。口で受け止めきれなかったカレンの精液だ。カレンは息を荒らげながら多輝の口にペニスを扱かせている。だが既に多輝の目は完全に焦点を失い、されるがままになっていた。カレンが飲め、と命じると大人しく精液を飲み下している。優一郎はくすくすと笑いながらそんな二人から目を離した。
「準備、できました」
保美が控え目な声で告げる。スカートをめくり、尻を突き出した格好をした保美は潤んだ目で多輝のペニスを見つめていた。優一郎は笑いながら保美の後ろに回った。ストッキングに包まれた保美の太股をゆっくりとなぞる。
「仁科さん、後悔してない? 各部にバイブを完備した、ダッチワイフのような身体に改造されて」
嬲る言葉を吐き出しながら優一郎は保美の内腿に指を滑らせた。言葉に反応した保美の膣からじんわりと愛液が滲んでくる。保美は潤んだ目で多輝のペニスを見つめたまま、熱い吐息をついた。
「そんなこと、ありません……こんな素晴らしい身体、他にはありませんから」
甘い声で答えながら保美は手で多輝のペニスを撫で始めた。唇は唾液で濡れている。システムを作動させた保美は、ペニスを咥えたくて仕方ないのだ。優一郎はくすくすと笑いながら保美の秘部にそっと触れた。
「喜んでもらえて嬉しいよ。それじゃあ、フェラチオを開始してくれるかい?」
「はい」
嬉しそうに答え、保美はおもむろに口を開いた。多輝のペニスを奥まで咥え込む。優一郎はゆったりとベッドに座り、保美のクリトリスを愛撫し始めた。
「……んっ!」
それまで無反応だった多輝が掠れた呻き声を上げた。口をカレンのペニスに塞がれているため、声がこもっている。多輝の手足が微かに震え、伸ばした手が何かをつかもうとするかのように宙を彷徨う。まだ動けるのか。優一郎は驚愕に息を飲んだ。
「往生際が悪いねえっ。ほらほら、もう一発いくよっ」
そう言うが早いか、カレンが激しく腰を振る。口の中に射精された多輝は目を見張って腕から力を抜いた。音を立てて多輝の腕がベッドに落ちる。優一郎は無言で多輝の全身を眺めた。手は相変わらず保美を愛撫し続けている。
「仁科さん、奥まで含んで。喉のバイブを起動するから」
優一郎が告げると保美は黙って多輝のペニスを奥深くまで咥え込んだ。多輝が微かな声を上げる。だがもうその声は聞き取れないほど小さい。優一郎は静かに保美のクリトリスをこねた。ほどなく保美の体内から低いモーター音が響き始める。保美のバイブに愛撫され、多輝はあっという間に果ててしまった。
保美が美味そうに多輝の精液を飲み下す。精液に塗れた多輝のペニスを舐めている保美を見つめ、優一郎は小さく笑った。多輝のペニスは萎えかけていたが、すぐに力を取り戻している。確実にあの香りは効いているのだ。
「その調子で、あと三回ほど抜いてもらえれば」
優一郎は保美にそう声をかけ、そっと手を戻した。保美のバイブは既に作動している。もう、コントロールの必要はないだろう。優一郎は静かにベッドを降りた。二人に嬲られている多輝を振り返る。
多輝はもう何も見つめていない。意識が薄れつつあるのだろう。目も殆ど閉じている。激しい快楽を与えられて強制的に射精させられる。そんな多輝を見つめ、優一郎はくすくすと笑った。カレンは一心に多輝の口にペニスを突き入れている。保美はうっとりとした顔で多輝のペニスを咥えている。だがその当人である多輝の意識は壊れかけているのだ。
多輝が本能で逃げようとした時、目指すのはどこだろう。優一郎はそっと目を上げて部屋の中央に並べてあるベッドを見つめた。片方には多輝が、もう片方には動かない人形が乗せられている。
美しい裸体を晒した人形は眠るように目を閉じている。隣のベッドの様子などまるで無視したように横たわっている。優一郎はゆっくりと部屋を横切り、人形の眠るベッドに近づいた。
ここには斎姫はいない。今からの出来事を斎姫に見せる訳にはいかないのだ。優一郎は人形の傍に腰を下ろし、長い髪をそっと撫ぜた。
「……んっ……出るっ! 出ちゃう!」
高い声でカレンが鳴き、三度目の射精に身体を震わせた。優一郎はカレンに小さく笑って人形を見下ろした。白い肌を指先でなぞる。身動き一つしなかった人形は、やがてゆっくりと瞼を上げた。
「先輩、おはようございます」
優一郎はにっこり笑って人形の顔を覗き込んだ。美しい人形ははっきりと目を開けて不思議そうな顔をしている。だがすぐに瞬きを繰り返して身体をよじった。
「うわ! なっ、なんだ!?」
人形が慌てたように身体を起こす。優一郎はくすくすと笑いながら隣のベッドの二人に制止の声をかけた。カレンが吐息をついて多輝の頭を解放する。力なく横を向いた多輝の口から精液がどろりと零れた。保美も顔を上げて多輝の精液を飲み下す。人形はそんな隣のベッドを見て息を飲んだ。
「とりあえず、向こうの後始末が済むまで眠っていてもらえますか?」
愕然としている人形の背後に近づき、優一郎は素早く腕を伸ばした。人形の腰に腕を回して臍に指を入れる。人形は暴れようとしたが、ほどなく動作を停止した。
人を呪わば穴二つというか。
ご愁傷様な感じですかねw