あ、エロシーンです、一応。
おれ、男の筈なんだけどなあ。多輝は疼く身体を持て余し、息を殺して腿に力を入れた。下着がさらに濡れる。それと同時に多輝の口の中には唾液が溜まってきた。ごくん、と唾を飲み込んで熱い息をつく。多輝は何かに操られるように腕を上げた。震える手をそっと伸ばす。
多輝は無意識に息を荒らげて優一郎の股間にそっと触れた。優一郎がぴたりと動きを止める。それに気付いた多輝は慌てて手を離した。
「あっ、あ、ご、ごめん!」
ひたすら詫びる多輝を見下ろし、優一郎は小さく笑った。再び身体を屈めてエプロンを結ぶ。そうしながら優一郎は微かに嗤っていた。
「先輩、もしかして、欲情してます?」
「え! あ、あの」
違う。そう言えない。多輝は真っ赤になって黙り込んだ。その間に優一郎は身体を起こした。優一郎と離れると途端に身体が疼く。無意識に腿を擦り合わせ、多輝は潤んだ目を上げた。
「恥ずかしがらなくてもいいんです。ヒューマノイドとして、正常な動作なんですから」
「でも、おれは……その、男だから」
男に欲情する筈がない。多輝は小さな声でそう告げた。だが以前ほどきっぱりと言い切れない。本当にそうだろうか。身体は明らかに女性のものなのだ。もしかしたら優一郎の言うように、これは正常なのかも知れない。多輝は思いながら無意識に腰をベッドに擦りつけた。
「先輩は最初からもともと女性です。この10年ほど、男として存在したのは誤りなんです」
「そ、んなことは、ない」
疼きが酷くなる。多輝はベッドに陰部を押し付けながら息を切らせた。小さな快感が生まれるが、それは疼きを増幅するだけだ。火照った身体を満たしてはくれない。多輝は優一郎を見上げながら吐息をついた。
「先輩は、女性に恋愛感情を抱いたことはないでしょう?」
優一郎が静かに告げる。多輝はぼんやりとする頭で考えた。確かにないかも知れない。人のものを奪うのは好きだったが、それは相手の女性に好意を寄せたからではない。単純に人のものだったからだ。別にそれが他の誰かでも良かった。
熱い息をついて多輝は小さく頷いた。興奮して溜まっていた涙が目の縁から零れる。そんな多輝を静かに見つめ、優一郎は続けた。
「それどころか、男とつきあっている女性に、嫉妬のような感情を抱いていたのではないですか?」
嫉妬。そう言われて多輝は考えようとした。だが身体の疼きが激しく、とても冷静に考えていられない。声を殺してベッドに腰を擦り付け、多輝は弱々しく頷いた。優一郎の言っていることに頷くと、それだけで快感が走る。
「自分は男だから、男を好きになれない。なのに、こいつは男とつきあってる。ゆるせない」
言いながら優一郎はおもむろにポケットに手を入れた。多輝はぼんやりとそれを見つめていた。優一郎が傍にいることを感じながら陰部を刺激すると、甘い快感が得られるのだ。多輝は声をかみ殺して吐息をついた。どうしてこんなに気持ちがいいのだろう。
「先輩の深層心理を言葉に表すとこんな感じになるでしょう」
優一郎はポケットから出した手をゆっくりと開いた。手の中に一個のキャンデーがある。多輝は吸い寄せられるように優一郎の動きを見つめていた。赤い包み紙を剥くと、透明なキャンデーが現れる。
「どうぞ」
笑顔で告げて優一郎は指に挟んだキャンデーを多輝に差し出した。多輝はうっとりとした顔で素直に口を開けた。小指の先ほどの小さなキャンデーが口に入る。その瞬間、多輝は声を上げて仰け反った。口一杯に不思議な香りが広がっている。それと同時に刺激もしないのに、激しい快感が下腹部に走った。
「ん……! は、あんっ!」
多輝は火照った身体を自分の腕で抱きしめ、甘い声を上げた。口の中で甘いキャンデーが溶けていく。優一郎はそんな多輝に微笑みかけながらゆっくりと足を進めた。腿を挟んで多輝の目の前に立つ。
「もう、我慢する必要はないんですよ。先輩が女性として快感を追い求めるのに、障害はありません」
「あ……っ、ん」
声を聞いてるだけで身体が震える。多輝は潤んだ目をして優一郎の股間に手を伸ばした。口の中にあったキャンデーが溶け、代わりに唾液が満ちてくる。
「必要でしたらお手伝いしますよ。どうしますか? 先輩」
「口に……っ。もう、我慢が……」
唇の端から唾液が零れる。多輝は興奮した目を上げ、優一郎を見つめた。自分が何をしているのかも判らない。早く口に入れて欲しい。多輝は甘い息をつきながら優一郎の股間を撫でた。
「僕のペニスを咥えたいんですね?」
優一郎が嗤いながら静かに告げる。多輝は懸命に頷いた。口の中いっぱいに咥えたい。そう告げると優一郎は小さく笑って多輝の頭に手を乗せた。我慢し切れなかった多輝は吐息をつきながら優一郎の穿いていたズボンのジッパーを下げた。下着の中に手を入れてペニスを指で撫ぜる。優一郎のペニスが張りつめていることを知り、多輝は甘い声を上げた。急いで下着の中からペニスを引きずり出す。優一郎はそんな多輝を見つめながら薄く笑っていた。
「それでは、先輩、失礼します」
頭をつかんだ優一郎は、開いた多輝の口に一気にペニスを突き入れた。口に入れられた瞬間、多輝は激しい快感に晒された。一気に下着が濡れる。多輝が漏らした愛液は、下着だけでなくシーツにも染み込んだ。
口の中を勃起したペニスが擦る。多輝は涙を流しながら何度も達した。舌をペニスに絡め、懸命に愛撫する。
「先輩、初めてにしては結構上手いですよ」
そう言いながら優一郎は軽く腰を振った。多輝は呻き声を上げ、背中を反らした。早く、出して。口に注いで。そう願いながら優一郎に吸い付く。亀頭を舌先でくすぐり、唇で全体を擦り上げる。突き入れていた優一郎は、くすくすと笑いながら多輝の頭を撫ぜた。
「きっちり、飲んでくださいね」
嗤いながら告げ、優一郎は多輝の頭を激しく揺すった。ほどなく口の中に熱い精液が飛び込んでくる。多輝は優一郎の精液を飲みながら、激しい快楽に襲われた。思わず声を上げる。だが優一郎のペニスに塞がれ、多輝の声は声になっていなかった。呻きだけが微かに漏れる。
唇で優一郎のペニスをゆっくりと扱く。多輝は絶頂の余韻にうっとりしながら最後の一滴まで精液を飲み込んだ。口を開けると唾液と精液が混ざったものが糸を引く。多輝は汚れた優一郎のペニスに舌を這わせ、丹念に舐めた。
「先輩、美味しかったですか?」
多輝の頭を撫ぜながら優一郎が問い掛ける。多輝は小さく頷いた。
メカ子が書けていない!
と、本人はもんどり打ってます。すみません本当に。