※この作品はR-18です。

夢の隙間   作:伊駒辰葉

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誘導からのエロですかね。
オナシーンが多いのは仕様です。


コーヒーサーバーと保美 5

「ご、ごめんなさい。思っていたよりストレスが溜まっているみたい」

 

 斎姫の腕にちゃっかりすがりつきながら保美は力ない声でそう告げた。支えられているために自然と斎姫の胸の膨らみが頬に触れる。保美は斎姫の胸の中で微かな笑みを浮かべた。斎姫は保美を腕で支えながら焦ったように周囲を見回している。だが今現在、この地下一階にある研究施設にいるのは保美と斎姫だけだ。

 

「先輩、とりあえず、ベッドに移動しますか?」

 

 部屋の奥のベッドを見つめて斎姫がそう告げる。保美は小さく頷いて斎姫に合わせて歩き出した。時折、膝から力が抜ける。演技するまでもなく、保美の身体は本当に火照っているのだ。

 

 保美は斎姫に連れられてベッドの上に上がった。斎姫は保美の前に正座している。どこまでも真面目なのだ。保美は息をついて斎姫に目で問い掛けた。斎姫が頷く。それを確認してから保美はスカートをめくりあげた。

 

 足をそっと開く。すると斎姫が保美の股間を覗き込んだ。保美と自分の女性器ユニットを比べているのだろう。そんな斎姫を見つめ、保美は静かに指を舐めた。唾液に濡れた指を股間にあてがう。

 

「本当にごめんなさい。でも、見て。斎姫さんに見てもらっているから、こんなになっているわ」

 

 保美は指で陰唇を割り開いてみせた。勃起したクリトリスを剥き出しにする。すると斎姫が保美に顔を近づけた。覗いたクリトリスを凝視している。

 

 静かに膣口に指をあてがう。保美は自分の膣の中に指を突き入れた。膣の奥に嵌っていたストッパーを引き抜く。思わず声を上げた保美の膣から愛液がゆっくりと流れてきた。

 

「……ほら、見て。こんなにいっぱい出てる……あっ、ん」

 

 次第に斎姫の目には熱がこもり始めた。それを見つめながら保美はゆっくりと自慰を始めた。愛液を指に絡めながらクリトリスをこねる。そうしながら反対の手を使い、膣の中を攻める。保美はわざと卑猥な音を立てて自慰をした。自然と甘い声が漏れる。

 

「んっ、あっ! いい……気持ちいいっ!」

 

 斎姫の呼吸が次第に荒くなる。保美は斎姫を見つめながら大きく足を開いた。激しく指を動かし、快感を作り出す。身体があっという間に快楽に満たされる。熱っぽい斎姫の視線を受けながら、保美は声を上げて自慰を続けた。

 

「あふぅっ! 見てぇ! いいっ、いいの!  もっと見てぇっ!!」

 

 甘い声を上げると斎姫が身を乗り出してくる。ベッドに手をつき、濡れた女性器ユニットを覗き込んだ斎姫を見ながら保美は薄い笑みを浮かべた。だがすぐに笑みを消す。

 

 保美は不意に手を止めた。肩で息をしながら顔を歪める。指の間で膣壁がうねっている。快感が一定レベルを越え、体内に組み込まれたシステムが自動で立ち上がったのだ。保美の体内からは低いモーター音がし始めている。

 

「斎姫さんに見てもらっているのに……いけないなんて……」

 

 保美は悲しみの表情を作って斎姫を見つめた。目には涙が浮かんでいる。だが保美の目に浮かんだ涙は悲しみのそれではない。興奮のためのものだ。だが斎姫はそんな保美を辛そうに見つめている。きっと自分だったらと心の中で立場を置き換えているのだ。

 

「先輩、大丈夫、ですか?」

 

 斎姫は保美の手をとって涙を浮かべた。心配してくれているのだ。それを感じ取った保美の背中がざわめく。女性器ユニットに直接刺激を与えるのもいいが、こうして作り上げた状況を味わうことでも快感は得られる。保美は力なく微笑んで斎姫に小さく頷いてみせた。だが到底、大丈夫には見えないのだろう。斎姫はまだ心配顔だ。

 

 その時、不意に滑らかなメロディが響いた。パッヘルベルのカノンだ。斎姫専用の着信音に保美は驚いた振りをした。斎姫の方は正真正銘、びっくりしたらしい。慌てて周囲を見回してから恥ずかしそうに俯いてしまう。

 

 保美は困惑した目を向けてきた斎姫にそっと頷いた。優一郎からの着信を知らせるメロディだ。当然、斎姫は通信を開かない訳にはいかない。保美が頷くと斎姫は真っ赤になりながらスカートの中に手を入れた。ほどなくメロディが途切れる。

 

「はい斎姫です」

 

 斎姫は小さな声で告げた。保美は微笑みながら自分のクリトリスをひねった。斎姫の聞いている優一郎の声が聞こえてくる。だが斎姫は保美が同時に通信を開いたことには気付かなかったようだ。壁の方を向いてじっとしている。

 

 優一郎の命令がなければ斎姫は女性器ユニットを誰かに晒すことはない。そのことは保美も知っていた。だから優一郎にどうすればいいのかを訊いたのだ。そうしたら優一郎は笑って自分が手伝うからと言った。保美はひっそりと笑いながら耳を澄ませた。

 

『斎姫、今、どうしてる?』

「今、第五研究室で、その……」

 

 穏やかな優一郎の声に答えながら斎姫が振り返る。保美は力なく斎姫に笑ってみせた。すると斎姫が新しい涙を目に浮かべる。

 

『どうしたんだい? 何かあったの? 状況を教えてくれるかい?』

 

 心配げな優一郎の声が聞こえてくる。保美は斎姫に苦笑した。斎姫はそんな保美の表情を強がりと取ったらしい。気の毒そうに目を細めている。

 

「仁科先輩が、その……」

 

 斎姫は涙声で現在の状況を説明した。保美はじっとそんな斎姫を見つめていた。早く欲しい。早く犯したい。苛立ちにも似た思いに囚われそうになる。だが保美は黙って表情を保っていた。

 

『なるほど、仁科さんも、かなりストレスがたまってるようだったからね。カレンは故障してしまったし』

 

 ため息をつき、優一郎が告げる。保美は内心で笑った。カレンを壊したのは優一郎自身だ。激しい快楽の果てにカレンは動きを止めてしまった。それを直したのは保美だ。だがカレンはまだ眠っている。そうするようにと指示したのは他でもない優一郎なのだ。

 

 だが斎姫は優一郎の言葉を素直に信じている。見えない優一郎に何度も頷き、保美を辛そうに見つめている。保美もそんな斎姫に合わせて哀しそうに目を伏せた。

 

「わたしに、何かできることない? 優くん、指示して」

 

 そう問い掛ける斎姫の目にはまだ興奮が残っている。保美は剥き出しになったままの女性器ユニットを何気なく見下ろした。斎姫は気付いていないのだろうか。さっきから斎姫に欲情している保美の膣口からは愛液が糸になって伝っている。興奮はまだ途切れてなどいないのだ。

 

『斎姫、その、もし、君が嫌じゃなければだけど』

 

 優一郎は途切れがちに告げた。斎姫が勢い込んでなに、と訊ねる。保美はゆっくりと目を開けて静かな微笑を浮かべた。斎姫は壁に向かって乗り出している。保美からは目が離れていた。

 

『仁科さんとプレイする気はないかい?』




せりふのところで分割する感じになってしまいますねー……。
切りが良いところを探すのが難しくて(泣)
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