裸で洗ってるだけなんですけどもw
「次は、標準開脚ポーズをとっていただけますか?」
大まかに股間を洗い終えてから優一郎はそう告げた。シャワールームの隅に設えてある小さな棚から別の器具を取り上げる。多輝は潤んだ目を上げて黙って頷いた。恥ずかしそうに目を逸らしつつ、身体を起こす。座った姿勢で足を開いた多輝の前に座り、優一郎は手の中の器具を目で示した。
ワイヤーの周囲に柔らかな合成繊維の毛が巻きついている。試験管を掃除する道具に似たそれは、人形の膣を洗い流す専用のブラシだ。試験管のように固いもので擦る訳にはいかないので、特別に作ったのだ。優一郎はそれを多輝の膣口にあてがった。
「思ったよりも、女性器ユニットに負荷がかかったみたいですね」
多輝の陰部を覗き込んで優一郎は僅かに顔をしかめた。多輝は真っ赤になってそっぽを向いている。あれだけ手加減しろと頼んだのに、果穂は加減などしてくれなかったらしい。それともなめくじが果穂の制御を離れてしまったのか。どのみち、多輝の負担は優一郎が思っていたよりも大きかった。
「いっ、いいから、さっさとやれよ! いつまでもこんなかっこさせてんじゃねえ!」
横を向いたまま、多輝はそう喚き散らした。目は固く閉じている。優一郎はため息をついて多輝の陰唇に手をかけた。指で割り開く。すると多輝が息を飲んで身体を震わせた。
「このあとすぐ、分解して修理しますね。それでは洗浄をはじめます」
静かにブラシを膣口に挿入する。すると多輝は掠れた呻き声を上げて顔を伏せた。必死で堪えているために身体が小刻みに震えている。優一郎は困った顔で笑いながらゆっくりと多輝の膣にブラシを押し進めた。軽く中でブラシを回転させる。その途端に多輝が声を上げて仰け反った。バスタブに寄りかかって喘ぎ始める。
「やっ……んっ!」
かみ殺せなかった甘い声がシャワールームに響く。優一郎はゆっくりと多輝の膣内を洗い流していった。多輝は目を潤ませてマットに爪を立てている。時折、爪とマットが擦れる耳障りな音が聞こえる。優一郎は苦笑してブラシを静かに抜いた。再度、挿入する。今度上がった多輝の声は大きかった。
「んふっ! ああっ!」
激しく悶えながら多輝は腿に手を回した。足を手で支えて大きく開く。その目が自分を見つめていることに気付き、優一郎はふと顔を上げた。
「こんなに感じるなんて」
「だ……ってえっ! 見てる、からあ!」
優一郎を見つめながら多輝が声を上げる。シャワーが出ていなかったらきっと愛液の音がしていたに違いない。優一郎はゆっくりと多輝の膣を刺激ながら微笑みを浮かべた。震えていた多輝の腰を支えてブラシを出し入れする。
「いくまで感じてかまわないですよ」
ブラシの長い毛は出入りする際に多輝のクリトリスも撫でて過ぎる。優一郎は薄く嗤いながら多輝をブラシで攻めた。ボディソープのついたブラシはぬめりながら膣に入っていき、泡をかき出しながら出てくる。優一郎はそれを繰り返しながら多輝に微笑みかけた。
「やっ、んっ。ああっ! あふぁあぁんっ!!」
高い声を上げながら多輝は身体を大きく反らした。達してしまったのだ。優一郎はそれを見て取り、手の動きを緩めた。そしてブラシを膣から抜く。ぐったりと脱力した多輝の膣から泡が流れてくる。
膣の中もきれいに洗い流した後、優一郎は息をついて自分の身体にシャワーをかけた。ヘッドを壁のフックに固定して手早く身体を洗い流す。バスタブに力なく寄りかかっていた多輝が薄目を開ける。優一郎はそんな多輝ににっこりと笑いかけた。
「洗浄が終了しました。続いてメンテに入ります」
「……てめえ、よくもまあそんなへらっとしてられるなあ」
低く掠れた声で多輝が呟く。優一郎は怪訝に思いながら首を傾げた。
「すいません、何かご不満でも?」
困惑して優一郎はそう問い掛けた。一歩、近づくと多輝が慌てて後ずさりする。だが多輝の背後にはバスタブがある。退路を塞がれて多輝は目を泳がせた。だが少しして思い切ったように目を上げる。多輝は優一郎の股間を指差して喚き散らした。
「てめえだっておっ勃ててやがんじゃねえか! なに平然としてんだよ!」
「すいません。僕も男ですから、機械とはいえ、女性の性器を眺めてまったく興奮しないわけには」
優一郎は微笑みながらさらりと言い返した。途端に多輝が言葉に詰まる。真っ赤になっているところを見ると、もしかしたら別の答えを望んでいたのかも知れない。そう思いながら優一郎はさっさとシャワーを止めた。赤くなって拗ねている多輝に近づく。
「女性とか機械とか、好き放題言いやがって」
だが文句を言いながらも多輝は抵抗しない。優一郎はしっかりと多輝を抱え上げてシャワールームを後にした。
「ほら機械でしょう?」
普段着に着替え、真新しい白衣を着た後、優一郎は早速メンテナンスにとりかかった。女性器ユニットを分解する様をカメラに映し、それを多輝に見せているのだ。優一郎はカメラの前にばらしたユニットを晒していた。
「あ、あのさ。そんなまじまじと見せてくんなくてもいいから」
だがカメラの映像を映し出すモニタは天井にあり、多輝は嫌がおうにもそれを見る体勢になっている。自分の女性器ユニットを見せられた多輝は眉を寄せて呻いていた。だが時折、興味深そうな目になって真剣にモニタを眺めている。優一郎はそんな多輝の傍で淡々と作業を続けた。
あ、TS駄目な方は逃げてー、警報を出すのを忘れました。
でも、ここまでくると、多輝が男だったということを忘れている方もいらっしゃる気がしますね!