二分割しました。
エロシーンあります。
窓に手をついた要は眉間に皺を寄せて眼下の景色を見つめた。生徒会室からはグラウンドがよく見える。昼時間を楽しもうとする生徒たちがグラウンドに幾人か走ってくる。要はぼんやりとそれを見つめてから息をついた。
あれから智美からはまだ報告がない。てこずっているのかも知れない。要は唇を軽く噛んで目を細めた。科学部員の数はさほどではない。だがいつも妙な研究に明け暮れているために互いのプライベートについては詳しくないのだろう。科学部について何も知らない要は勝手にそう思っていた。そんな中で智美は一人で動いているのだ。情報も普段よりは収集しにくいに違いない。要は心の中でそう結論を出して頷いた。
絵美佳のことを思い出すたびに腹の底が煮えくり返る。要は歯軋りして振り返った。生徒会室の入り口には周藤が控えている。野木は食事に行っているのだ。要は鋭い声で周藤を呼びつけた。すぐに周藤は駆け寄ってくる。須藤は要の目の前で跪いた。
「どう? あれからあの方はいらっしゃったの?」
「いえ。残念ながら今日も休んでおられるようです。午前中の授業にはお見えにならなかったと、諜報部からも連絡が入っております」
それを聞いた要は目を吊り上げた。もしかしたら絵美佳の魔の手にかかっているのではないだろうか。そう思うといてもたってもいられなくなる。だが要は何とか怒鳴りたいのを堪えた。ここで周藤に当たっても意味はない。要はしかめ面でため息をついた。周藤は深々と頭を下げたままだ。
「判りました。周藤。あなたも食事に行ってらっしゃいな。ここはわたくし一人で大丈夫よ」
要は静かに告げて生徒会室の奥に設えられた執務机についた。柔らかな椅子に腰を下ろす。周藤は慌てたように頭を上げ、首を横に振った。
「そんな。いけません、要様。私たちは要様のボディガードです。授業の間は無理ですが、せめて休憩時間だけでもお傍でお守りさせてください」
徹底的に教育された周藤は懸命にそう訴える。要は苦く笑って首を振った。だが周藤は頑として部屋を出て行こうとしない。いくら主人の命でもそれは聞けない。その一点張りだ。
そんな周藤が食事に出かけたのは野木が戻ってきてからだった。周藤と入れ替わりで戻ってきた野木は静かな面持ちで生徒会室の入り口に立っている。要はそんな野木に目をやり、笑って手招きをした。今日の昼時間にこなさなければならない仕事はない。珍しく暇なのだ。要に呼ばれた野木は黙って歩み寄ってきた。
「なんでしょう、要様」
冷ややかな双眸が要を見上げる。要は椅子を動かして野木と向かい合わせになった。野木は静かに跪いたままだ。要は野木のしなやかな身体つきを眺め回した。どちらかと言えば周藤より野木の体格の方が、要の想っている生徒に近いのだ。
次第に要の視線に熱がこもる。要はうっとりと野木の身体を見つめた。野木は黙ってそんな要の視線を受け止めている。
「野木。たまには風変わりな戯もよくなくて?」
静かに告げて要は野木の目の前で足を開いた。野木は驚いて目を見開いている。要は薄く笑いながらスカートを持ち上げた。真っ白な下着が露になる。野木が下着に注目していることを見取り、要は小さく笑った。
「し、しかし……こ、ここで、ですか?」
教育を施されている筈の野木が動揺した声を上げる。滅多にないことだ。要は薄笑いを浮かべたまま頷いてみせた。野木は混乱しているのか視線を彷徨わせている。
「それとも野木はわたくしとでは嫌なの?」
廊下には生徒の声も響いている。だが要は構わず足を広げていた。誰かに見られたら、という気持ちがさらに興奮を煽る。廊下を行過ぎる誰かの足音を聞いただけで、要の胸は高鳴った。
「そ、そんな、滅相もありません。要様が嫌だなどと思うはずがないではありませんか」
野木は慌てたようにそう告げた。そんな野木を見下ろし、要は唇を舐めた。赤い舌が形のいい唇をなぞる。それを見ていた野木が喉を鳴らした。興奮しているのだ。要はウエストまでスカートをたくし上げ、椅子をゆっくりと移動させた。野木の目の前にまで股間を近づける。
「では、始めて頂戴」
静な声で要は命令した。野木がぎこちなく腕を上げ、要の足に手をかける。要はうっとりとした目で野木の身体を眺め回していた。しなやかな指先を見つめていると、想い人に触れられている気分になる。
「最初は指でお願い。出来るだけわたくしを焦らして頂戴ね」
「はい」
生真面目な顔で野木は頷いた。そして要の股間にそっと触れる。要は息をついて椅子の上にある腰を少しだけ前にずらした。教育された通りに野木が前戯を開始する。下着の底部分を指先でつついている。要は微かな吐息をついて目を細めた。
知る人ぞ知る……w