※この作品はR-18です。

IZUMO2〜鬼畜ショタ性記〜   作:イズモ

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最後の方ですが、少しだけエロを入れる事が出来ました。
お気に入り、評価ありがとうございます!


琴乃編 4

 厳かな軍議の場。

 ヒミコ軍の幹部達、そして長であるヒミコが集まり、今回の成果について話し合っていた。

 

「儀式は成功しましたか、オオナムジ」

 

「はっ。『アシハラノクニの学び舎』に送り込んだ我が式神の眼を通して見ていたところ、それらしき少女が現れたのを確認しております。式神自体は少女が現れたと同時に出現した低級の悪霊どもを討滅していた精霊達によって破壊されてしまいましたが、ヒミコ様が行なった儀式は成功したと見て間違いないかと」

 

「……そうですか。これで我らの『救世主』の召喚に一歩近づけました」

 

 その宣言に軍議の場に集まっていたオオナムジ、ミナカタ、麟は漸く安堵の息を吐く。

 

(漸く一歩『救世主』様の召喚に進める。ヒミコ様もさぞ安心されているだろう)

 

 麟は、天幕の向こうに隠れているヒミコが安心している気配を察していた。

 本来ならば悪霊の『救世主』たる人間を呼ぶ事に問題はなかった。その人間とヒミコの間には、縁が出来ている。その縁を利用してヒミコ達は『救世主』をアシハラノクニから呼ぶ筈だった。

 だが、予想外の問題が起きてしまい、ヒミコは自身の縁で『救世主』を呼ぶ事が出来なくなってしまった。

 

(『救世主』様にヒミコ様が呼びかけようとする度に現れる二つの影。『八又の竜』と『巨大な蜘蛛』……まさか、あの二体が既にアシハラノクニに転生し、『救世主』様の傍にいるとは)

 

 『八又の竜』と『巨大な蜘蛛』

 その二体はどちらも、ヒミコに負けないほどに強い縁を『救世主』との間に結んでいる。

 世界を隔てて呼びかけなければならない為に力を消費するヒミコでは、『救世主』のすぐ近くにいるであろう二体の妨害を破ることは出来ない。

 

(此処に来てかの一族との戦いで、ヒミコ様が力を失ったのが響くとは!)

 

 万全のヒミコならば、幾ら二体が妨害しても打ち破る事が出来た。

 だが、今のヒミコは残念ながら万全には程遠く、一年経った今でも力を回復し切れていなかった。

 故に、新たな『救世主』召喚の方策として、アシハラノクニで『救世主』と縁を結んだ相手をネノクニに召喚し、その相手とヒミコの間に呪いと言う形での縁を結び、間接的に『救世主』を呼ぶという策が実行される事になった。

 

「では、ヒミコ様! 今すぐに『アシハラノクニの学び舎』を襲い、召喚せし人間を連れ去りましょう」

 

「……いいえ、それには及びません、ミナカタ」

 

「っ!? 何故ですか!? 幾ら精霊が二体いるとは言え、四聖獣でないのならばこの俺の敵ではありません! 他にいるのは、アマテラスとカグツチの娘とその従者をしている小僧ではありませんか!」

 

「落ち着け、ミナカタ。既に召喚せし人間とヒミコ様の間には、計画通り呪いと言う縁が結ばれている。これよりヒミコ様が行なうのは、その縁を辿り『救世主』様に呼びかけること。それに集中せねばならぬ。下手に連れ去るのは、返ってアマテラスとカグツチ達を刺激する事になりかねん」

 

「父上……では、このまま召喚した人間はアマテラス達に渡すと?」

 

「その通りだ。寧ろ其方の方がアマテラス達を撹乱させられる。それに事前にアシハラノクニに送った手の者からの報告では、件の人間は身体が弱いそうだ。そのような者に一緒にいられるのは、寧ろ迷惑であろう」

 

「それは……確かに」

 

 軍を率いる将としてミナカタは頷いた。

 

(それに、縁を辿る時間を考えれば恐らく『救世主』様の召喚は来年となるだろう。いかに嘗ては悪霊の将だったとはいえ、記憶を失い人間へと転生した『救世主』の説得に利用出来る)

 

 直情的なミナカタと違い、オオナムジは軍師として悪辣な策も練る。

 琴乃の召喚を、アマテラス達が行なった事にして、『救世主』である人間への説得に使おうとしているのだ。

 

(相手は所詮人間。情に訴えれば、此方の思惑通りに動いてくれるだろう)

 

 その為にも琴乃には、アマテラス達の方にいて貰った方が好都合。

 加えて言えば……。

 

(いかにアマテラス達でも、あの少女に施した呪いは破れん。施した呪具を破壊するか、或いはヒミコ様を倒さぬ限り。呪具に関してはアシハラノクニにいる配下に預けたまま。ヒミコ様も我らが守っている。そしてアマテラス達にはアシハラノクニに干渉する術はない)

 

 神秘の薄れたアシハラノクニでは精霊達は思うように動けず、オオナムジの配下の者と違ってアマテラス達にアシハラノクニへの伝手がない。

 そして何よりもネノクニと違ってアシハラノクニには数えきれない程の人間達がいる。その中から自身の配下を見つけられる筈が無いとオオナムジは確信していた。

 後は、時が来るのを待つだけだとオオナムジは笑みを浮かべるのだった。

 

 

「……ぅん……朝?」

 

 保健室の窓からカーテン越しに差し込む光に、ベットで眠っていた琴乃は目を覚ました。

 ゆっくりと目を擦りながら起き上がり、自分が入る場所を見回して落ち込む。

 

「……やっぱり夢じゃないのね」

 

「ええ、そうよ」

 

「っ!?」

 

 誰も返事しないと思っていたのに返答が帰って来た事に琴乃は驚き、慌てて声のした方を見てみる。

 其処には保険医の先生が座る席に座っている男物の着物を着た美女がいた。

 

「だ、誰ですか!?」

 

 覚えのない相手に、琴乃は警戒して叫んだ。

 幼い頃に病院暮らしが多かった為、人との交流が少なかった琴乃は、本来人見知りだ。それを幼馴染の猛が教えてくれた音楽のおかげで解消できていたが……此処は琴乃が知っている世界とは全く違う世界。

 見知らぬ相手に警戒を抱くのは当然だった。

 警戒されたツクヨミは気を悪くした様子も見せずに笑みを浮かべる。

 

「そう警戒しないで。私はツクヨミ。昨夜貴女が会った佐久夜の伯母よ」

 

「佐久夜さんの……」

 

 言われてみれば確かに佐久夜にツクヨミは似ていた。

 

(でも、伯母さんと言う割には少し若いような?)

 

 琴乃の見たところ、ツクヨミは十代後半から二十代前半。佐久夜と一緒に並べば、姉妹と言われても違和感を感じないほどにツクヨミは若かった。

 

「ところで、貴女の名前は白鳥琴乃で良いのよね?」

 

「あっ、はい。私は白鳥琴乃です」

 

「じゃあ、琴乃って呼ばせて貰うわね。アシハラノクニでは後半が名前なんでしょう?」

 

「ええ、そうです……あの……」

 

 そう言えばと言うように琴乃は保健室を見回して、佐久夜と、もう1人一緒にいた少年の姿を探す。

 

「佐久夜さんともう一人の男の子は?」

 

「あの子と、それと一緒にいた子は別室で休んでいるわ。あの子達も色々(・・)と忙しいから」

 

「はぁ……(もしかして、私が休んだ後もあの悪霊と呼んでいた鼠や蜘蛛と戦っていたのかしら?)」

 

 琴乃の見た限り、佐久夜は同い年か妹の明日香と同じで一つ下ぐらい。リンドに至っては明らかに年下。

 そんな人達が明らかに人外の化け物と戦っているだけで、琴乃の常識からすればあり得ない事だ。

 

「まあ、とにかくこれでも食べなさい」

 

 考え込んでいる琴乃の前に、幾つかのおにぎりが載った皿が差し出された。

 

「あっ、おにぎりですか?」

 

「そっ。私が作った物じゃないけど、食べておきなさい」

 

「でも……」

 

「別に何か変な物は入って無いわよ。それに昨日の夜から何も食べてないでしょう?」

 

 言われて琴乃は思わずお腹を押さえてしまう。ツクヨミの指摘通り、昨晩から何も食べていなかった琴乃は、お腹が空いていた。

 

「あ、ありがとうございます」

 

 お皿を受け取った琴乃は、ゆっくりとおにぎりを食べだした。

 

「それじゃあお水も用意してあげる……それにしても相変わらずアシハラノクニの服って変わってるわね」

 

「んっ……あ、あのそう言えば佐久夜さんのお父さんは、私と同じアシハラノクニの人だって聞いたんですけど……帰れなかったんですか?」

 

「帰れなかったじゃなくて帰らなかったの。その辺りの事情は今日会う私の妹、アマテラスに聞けば分かるわ」

 

「アマテラスさん……」

 

(尤も、アマテラスに会っても貴女は帰れないけどね)

 

 昨晩の内にツクヨミは、リンドが言っていた琴乃に掛けられている呪いを調べていた。

 

(本当に厄介な呪いを掛けられてるわね。これじゃあ『反魂の術』を使っても、この子はアシハラノクニへは帰れない)

 

 邪神ヨモツオオカミに仕えていた元悪霊の将であるだけに、ツクヨミはアマテラス以上に呪いの類に関しては詳しい。

 琴乃に掛けられている呪いは、心身に影響を及ぼす類ではないが、『反魂の術』を無効化させる力を持っている。

 

(此処まで『反魂の術』に対抗できる呪いを施すなんて……やっぱりヒミコは古き時代の悪霊。あの坊やの一族の事も知っていたようだし……一体何者なのかしら?)

 

 ヒミコの正体については今だ判明していない。

 その姿を直接目にした者がいないからだ。唯一、ツクヨミの息子であるニニギが接敵したのだが、当のニニギが封印されてしまったので容姿は不明のまま。

 

(あの息子は……幾ら可愛いと言っても、もう少し厳しく接するべきだったわね……ヒカルとの次の子はそうしないとね♥)

 

 カグツチは神であり、ツクヨミも精霊。百年周期の排卵に関しては問題は無い。

 因みにリンドは精霊の血が混じっているおかげで、寿命は約二百年ほど。

 

「おはようございます、ツクヨミ様」

 

「……おはよう、叔母様」

 

 保健室の扉が開き、元気そうにしているリンドと、少し疲れが残っていて眠そうな顔をしている佐久夜が入って来た。

 

「2人ともおはよう。佐久夜。もう少し確りしなさい」

 

「だって、まだ眠くて」

 

「あらあら、それはどうしてかしらね?」

 

「はわわっ! な、何でもないよ!? 伯母様!?」

 

 意地悪そうに笑っているツクヨミに、佐久夜は慌てて顔を上げて頬を赤くしながら両手を振った。

 そのやり取りを見ていた琴乃がクスリと笑うと、リンドが近寄って来る。

 

「昨日は挨拶出来なくてすみません。僕は佐久夜お姉ちゃんの従者を務めているリンドと申します」

 

 アマテラスに仕える巫女達から教わった従者としての作法を行ないながら、リンドは頭を下げた。

 まだ幼く見えるのに確りとした礼儀作法に、琴乃は一瞬驚くが、すぐに自身も頭を下げて自己紹介する。

 

「私は白鳥琴乃って言います……あの、昨日は助けてくれてありがとう」

 

「いえ、ご無事で何よりでした」

 

「ぐぬぬぬっ」

 

 仲睦まじそうな2人のやり取りを見ていた佐久夜は唸る。

 

「はいはい。妬かない妬かない。それじゃあ、佐久夜。私は一先ず里に戻ってカグツチに馬を持って来させるように頼んで来るわね」

 

「えっ? 伯母様?」

 

「近いと言っても里までは徒歩だと結構掛かるからね……あんまり運動した事はないんでしょう、琴乃?」

 

「……すみません」

 

 ツクヨミの言う通り、琴乃は自身の体力が持つ自信がなかった。

 舗装された道ならばともかく、山道など歩き抜けるほどの体力は琴乃にはない。

 

「そう言う事だから。じゃあ、私は行くわ」

 

 フゥッと音もなくツクヨミの姿が消え去った。

 

「えっ!? き、消えた!?」

 

 いきなり人が目の前から消え去った事に琴乃は目を見開き、口元に手を運ぶ。

 そんな琴乃を落ち着かせるように、佐久夜が説明する。

 

「落ち着いて琴乃さん。伯母様は人じゃなくて精霊なの」

 

「せ、精霊?」

 

「うん、そう。初めて見るから驚くのは無理ないけど。このネノクニでは人や悪霊の他に、精霊と言う存在もいるの。ツクヨミの伯母様は精霊で、他にも後2人此処にはいるよ」

 

「ええ、佐久夜様の申す通りです」

 

 再び保健室の扉が開き、おにぎりとお茶が載ったお盆を持った蔓が入って来た。

 

「おはようございます、佐久夜様、リンド様、そしてアシハラノクニから来られたお方。私は樹木の精霊、蔓と申します」

 

「蔓さん? ……その名前は確か昨日佐久夜さんが言っていた」

 

「ええ、昨晩は怖がらせてしまったようで申し訳ありません」

 

 蔓はテーブルにお盆を乗せながら、優しく琴乃に微笑む。

 一方、琴乃は呆然と蔓が浮かべる綺麗な微笑みに呆然としてしまう。琴乃の脳裏に浮かぶのは、容赦なく鼠や蜘蛛の化け物を絞め殺していた木や蔦。

 その姿と目の前にいる蔓が、どうしても重ならずに困惑する。

 

「蔓様。桃花様は?」

 

 自然な動きで佐久夜はリンドと蔓の間に割り込む。

 蔓は若干残念そうな顔をするが、佐久夜の質問に答える。

 

「桃花さんは改めてこの学び舎の中を見回りしています……(本当は李花の面倒を見ているのですけどね)」

 

 自らの血を分けた子の世話をしている桃花に、蔓は羨望を覚える。

 子宮に子供が宿っているとは言え、やはり子を産み、そして自らの腕に抱くと言うのは母親となる身としては何よりも幸福感を感じる。

 

(ツクヨミ様に忠告されたのに、やはり甘やかしてしまいそうですね)

 

 子がニニギのようになってしまう事に、蔓と桃花も危機感がない訳では無い。

 

(そうなるとやはり悔しい面はありますが、私達の陣営に人間の味方が必要ですね)

 

 蔓は佐久夜とリンドと一緒にお茶を飲んでいる琴乃を見つめる。

 

(彼女には霊力があっても、その耐性は皆無……更に容姿も魅力的、主様が狙うのは分かりますが)

 

 理屈と感情は別物。『真の契りの儀式』を結んだが故に、蔓は女としての感情が強まっているがゆえに納得し切れない。

 

(ああっ! 主様♥ 主様♥ 私も桃花さんのように望まれるのでしたら、何でもいたします♥ ですから、安定期に入ったらあの時(・・・)のように私を貪り尽くして下さい♥)

 

 顔は嫋やかに、しかし内心では膨れ上がる女の情念を燃やしながら、蔓は三人を見つめるのだった。

 

 

「ようこそ、ネノクニへ……私がこの村の長、アマテラスです」

 

 案内された屋敷の中で、琴乃はアマテラスとカグツチ、そしてツクヨミに佐久夜、リンドと対面していた。

 アレからツクヨミに言われて馬を二頭連れてやって来たカグツチと共に、琴乃達は隠れ里に連れて来られた。カグツチは久方ぶりのアシハラノクニの制服を見て懐かしそうにしていたが、それどころではないと理解しているので急いだ。

 琴乃にとっては人生初めての馬上だったが、それを堪能している余裕はなかった。

 

(この人が佐久夜ちゃんのお母さん。そして私を元の世界に戻す事が出来る人)

 

 やはり琴乃が一番気がかりなのは、自分が元居た世界に戻れるかどうか。

 

「し、白鳥琴乃です」

 

「琴乃さんですね。この度は大変な事に巻き込まれてしまったようですね」

 

「は、はい……あ、あの私が此方に来た理由とかは?」

 

「残念ですが、私達にも詳しい事は分かりません。私達が知っていたのは、悪霊側が『救世主』をアシハラノクニから呼ぶかもしれないという不確かな情報だけなのです」

 

「悪霊の……『救世主』?」

 

 意味が分からないと言うように琴乃は呟いた。

 実際、琴乃が見た悪霊と呼ばれる者は、巨大な鼠と蜘蛛。しかも、その鼠や蜘蛛に襲われたのだから。

 

「悪霊にも区別があるのです。琴乃さんが見た悪霊は低級の類に分類されます。ですが、これが高位の悪霊となれば人の姿を象り、知性を持つようになるのです」

 

「俺達はそんな高位の悪霊達と戦っている。そいつらの最終的な目的までは分からないが、間違いなくネノクニとアシハラノクニに大きな災いを呼び起こそうとしているようだ」

 

 言いながらチラリとカグツチは佐久夜の隣に座るリンドを見た。

 『世界の理を守護する一族』であるリンドの一族は、悪霊達によって滅ぼされてしまった。

 

(彼らが遺してくれていた隠し財産のおかげで、里の護りはより強固になった。それを全て提供してくれたリンドには感謝だな)

 

 カグツチ達だけでは、その財産を得る事は出来なかった。

 そして提供してくれたリンドに報いる為にも、必ず悪霊達の目論見は潰さなければならない。

 

「あ、あのそれで……わ、私は帰れるのでしょうか?」

 

(まあ、これに関しては問題な……ん?)

 

 自分達の時に『反魂の術』を口にするだろうと思っていたカグツチだが、アマテラスとツクヨミは揃って困ったように眉根を寄せていた。

 

「アマテラス? ツクヨミ? 2人ともどうしたんだ?」

 

「そうだよ、お母さんに伯母様。琴乃さんは『反魂の術』を使えば、アシハラノクニに送り返すことが……」

 

「……無理です」

 

「無理よね」

 

『えっ?』

 

 アマテラスとツクヨミは、揃って否定の意を伝えた。

 その事実に事情を知らないその場にいる誰もが疑問の声を上げた。特に帰れる可能性があると聞かされていた琴乃は、全身をワナワナと震わせている。

 その場に居る事情が分からない者の代表として、カグツチが妻と義姉に問いかける。

 

「どういう事なんだ、アマテラス、ツクヨミ? 『反魂の術』を用いればアシハラノクニに帰れる筈だ。昔、俺が神に成る前に一度だけアシハラノクニに七海ちゃんと渚、そして綾香(・・)さんと一緒に帰れたぞ」

 

(えっ? 綾香さんって……まさか?)

 

 母の名前がカグツチの口から出た事に琴乃は驚くが、その事に静かに琴乃を見ていたリンド以外誰も気がつかずに話は進む。

 

「……貴方が迎えに行った後に姉さんから聞かされてまさかと思っていましたが……こうして直接見て確認出来ました……琴乃さん」

 

「は、はい、あ、あの……何か?」

 

「……落ち着いて聞いて下さい……貴女には『死者でいる事を強制する呪い』が掛けられています」

 

「何だって!?」

 

「ええっ!?」

 

 アマテラスの説明にすぐに事情を察したカグツチと佐久夜は、目を見開いて驚き、事情が分からない琴乃は首を傾げ、リンドが質問する。

 

「あ、あのどういうことですか? 僕も良く分からないんですけど」

 

「リンドが分からないのは仕方ありません。其処までまだ教えていませんから。先ず『反魂の術』に関して説明します。『反魂の術』とは死者に分類されるネノクニの人間を、生者に分類されるアシハラノクニへと送る術。つまり、死者を生者に返す術なのです……そして琴乃さんに掛けられている呪いは、『反魂の術』を無効化する呪い」

 

「死者でいる事を強制されている琴乃は、どうやっても生者には成れない。心身に影響を及ぼす呪いではないけど、その分『反魂の術』を無効化するという一点において、これほど効果的な呪いはないわね」

 

「……なんてことだ」

 

 神となり、ネノクニで長い間過ごして来たカグツチは全ての事情を察して顔を俯かせた。

 だが、一番衝撃を受けたのは、当事者である琴乃だった。

 

「そ、それじゃあ、私は……」

 

「……申し訳ありません。現状では貴女をアシハラノクニに帰す術はありません」

 

「琴乃さん!?」

 

「お姉さん!?」

 

 アマテラスの宣言にバタンと床に倒れた琴乃を、佐久夜とリンドが慌てて介抱する。

 

(無理もないか。俺達だって最初に帰る方法が現状ではないって聞かされた時はショックだったからな。ツクヨミが出雲学園でこの件を話さなかったのは、こうなることが分かっていたからか)

 

 アマテラスと共に神となる事を決意してネノクニに残ったカグツチだが、そうなる前はやはりアシハラノクニへの帰還を望んでいた。

 将来的にはともかく、現状では帰還する事が叶わないと知った琴乃の心中は察する事が出来る。故に希望が必要だとカグツチは思い、アマテラスとツクヨミに問う。

 

「アマテラス、ツクヨミ。琴乃ちゃんを現状では帰せないのは分かった。だが、何か方法があるんだろう?」

 

 その言葉に佐久夜とリンドに介抱されていた琴乃は、縋るような眼をアマテラスとツクヨミに向ける。

 

「……呪いを解く方法はあります。一つはこの呪いを施した大元の術者を倒すか……或いは呪いを維持している呪具を破壊する事です」

 

「だけど、それも困難よ。多分、私やアマテラスでも力尽くで呪いを解けそうにないところから見て、恐らく呪いの根本にいるのは、私達の今の敵である『ヒミコ』でしょうね」

 

「……ヒミコの居所は今も掴めていないから無理か。じゃあ、呪具の方を探し出して破壊を」

 

「貴方。それも難しいかも知れません」

 

 アマテラスも出来る事ならば、今すぐにでも琴乃をアシハラノクニに帰還させてあげたい。

 だが、姉であるツクヨミから教えて貰った経緯を考えれば、一つの恐ろしい推測が浮かんでいた。

 その推測が当たって欲しくない事を願いながら、佐久夜とリンドに質問する。

 

「佐久夜、リンド。昨晩琴乃さんを見つけた時に、高位の悪霊の気配があの学び舎に現れましたか?」

 

「ううん。私とリンドが戦ったのは低級の悪霊だけだよ、お母さん」

 

「桃花様と蔓様からも、高位の悪霊がいたと話は聞いていません」

 

 2人の報告に、ますますアマテラスの顔は曇った。

 妹の心中を察したのか、ツクヨミが話を引き継ぐと言うように琴乃に問いかける。

 

「琴乃。貴女、此方の世界に来る前に、何か変わった事は起きなかった?」

 

「変わった事……ですか? ……そう言えば、何だか急に眠くなったような」

 

「……『夢玉』の呪法ね」

 

 『夢玉』の勾玉には、相手を眠りにつかせる呪法が宿っている。

 最大の力を発揮すれば、対象の相手に物理的作用を全て無効化させる事さえも出来る。それを使われたのだと察したツクヨミは顔を険しくする。

 出来れば外れて欲しかったと思っていると、話の流れから事情を察したカグツチが険しい声で問い質す。

 

「アマテラス、ツクヨミ。まさか、アシハラノクニに?」

 

「……ええ、正直当たって欲しくありませんでしたが……琴乃さんに起きた事を考えれば間違いありません……アシハラノクニに、悪霊の手の者が潜んでいるのでしょう。そしてその者の手に、琴乃さんへ掛けられた呪具があると見て間違いありません」

 

「……何てことだ」

 

 カグツチも頭を抱えてしまった。

 敵の配下の者がアシハラノクニにいるのも不味いが、それよりも何よりも琴乃の帰還がますます絶望的になってしまった。

 他のカグツチ達が打てる手があるとすれば……。

 

(いや、それはもっと不味い)

 

 一瞬、リンドに向きそうになった視線をカグツチは堪える。

 最早耐えきれないと泣き出した琴乃を佐久夜と共に慰めているリンドに、今はアマテラスが保持している虹色の宝珠を渡せば琴乃の帰還は叶うかも知れない。

 だが、それは諸刃の剣では済まない危険性を秘めた激毒。

 

(一度使えば俺達だって飲み込まれてしまいそうだからな。しかし、アシハラノクニに琴乃ちゃんを縛っている呪具があるとしたら手は打てないぞ)

 

 ネノクニの神であるアマテラスやカグツチは、当然アシハラノクニに行くことは出来ない。

 

(それに行ったとしても、悪霊の手の者を見つけるだけでも、かなり苦労するだろうしな)

 

 アシハラノクニとネノクニでは人の数が大きく違う。

 元々アシハラノクニで暮らしていたカグツチは、その事を理解していた。だが、その事を知らない佐久夜は泣いている琴乃に耐えきれず、父に進言する。

 

「お父さん! 私とリンドがアシハラノクニに行って!」

 

「駄目だ、佐久夜。アシハラノクニとネノクニでは、人の数も大きく違うんだ。建物の数だって違うし、ましてや住む場所だってない」

 

「あっちにある学び舎に、こっちみたいに泊まる事は……」

 

「そんな事をあっちでしたら、即警察に捕まるぞ」

 

「けいさつ?」

 

「ああ、簡単に言えば兵士だ。とにかくアシハラノクニとネノクニでは、そもそも生活環境だって違う。この里に暮らしている人々全員を集めても足りないほどの人達があっちでは暮らしているんだ。そんな中から悪霊の手の者を探しだすのにかかる時間は、最悪年単位になるぞ」

 

「そんなに長く佐久夜とリンドの2人が、アシハラノクニで暮らしていける筈がありません」

 

 アマテラスの断言に、佐久夜とリンドは顔を俯かせる。

 

(だが、何もしない訳にもいかないよな……あっちにいる皆に頼むか?)

 

 カグツチの脳裏に、アシハラノクニで数少ないネノクニの事情を知っている者達の顔が浮かんだ。

 伝える方法がない訳では無い。カグツチ達はいけないが、死者でも生者でもない精霊達ならば、アシハラノクニに行くことが出来る。

 だが、神秘の薄れたアシハラノクニでは、四聖獣クラスの強力な精霊でなければ長期間の滞在は不可能。桃花と蔓では、数日しか人の姿で滞在できない。

 

(……いや、皆には今の生活がある筈だ。かと言って、四聖獣の皆はそれぞれ今は霊地を守ったり、ヒミコ軍の事を調べてるしなあ。それに……玄武や朱雀なんてアシハラノクニに行ったらそのまま遊び惚けそうだし)

 

 脳裏に四聖獣の四人の中でも、破天荒と言う言葉が相応しい2人の姿が過ぎった。

 間違いなく任務は果たしてくれそうだが、余計な事をやらかしてそのままアシハラノクニで過ごすに違いない。

 どうしたものかとカグツチ達が頭を悩ませていると、少し落ち着いたのか目を赤くした琴乃が話しかける。

 

「……あ、あの……」

 

「ああ、すまない。これからどうしたものか考えていてね。それで何かな?」

 

「……えーと、もしかしてカグツチさんは母を知っているんですか?」

 

「君のお母さん?」

 

「はい、さっき母の名前を呼んでいましたし」

 

「……ちょっと待ってくれ。俺が君のお母さんの名前を呼んだ?」

 

 言われてカグツチはマジマジと琴乃の顔を見つめる。

 アマテラスとツクヨミも釣られて、琴乃の顔を見た。そして琴乃の言葉で何かを思い出したのか、佐久夜が口を開く。

 

「そうだよ! もしかしたらお父さんは琴乃さんのお母さんを知ってるかも。だって、あのほけんしつ? って場所に琴乃さんのお母さんの名前が在ったんだから」

 

「待て、佐久夜。保健室に琴乃ちゃんのお母さんの名前? ……まさか、君のお母さんって?」

 

「『綾香』です。『白鳥綾香』。旧姓は『橘綾香』が母の名前です」

 

『綾香(さん)の娘!?』

 

 カグツチ、アマテラス、ツクヨミの三人は揃って叫んだ。

 

「まあ、そうだったんですか。琴乃さんが綾香さんの」

 

「アマテラスさんも母を知っているんですか?」

 

「ええ、綾香さんは嘗てこのネノクニの危機を私達と共に悪霊達を相手に戦ってくれた方なんです」

 

「……えっ?」

 

 母親が悪霊を相手に戦っていたという事実に、琴乃は固まった。

 当時の事を思い出しているのか、カグツチは懐かしそうに何度も頷く。

 

「君のお母さんは凄かったよ。詳しく話したいところだが、綾香さんが君のお母さんなら打てる手はある。直接は会わせられないが、会話をさせてあげられるよ」

 

「ほ、本当ですか!?」

 

「ああ……アマテラス」

 

「ええ、貴方。『宝貝』を渡しましょう」

 

「『宝貝』?」

 

 アマテラスは部屋の外で控えていた配下の巫女に指示を出す。

 やがて、巫女が戻って来るとアマテラスに小さな箱を手渡しさがった。

 その箱をアマテラスが開くと、中には小さな貝殻が二枚入っていた。

 

「この呪具は『宝貝』と呼ばれる物です。効果は離れた相手と会話出来る事ですが、その距離は世界を隔てようと関係なく会話を行なう事が出来ます」

 

 アマテラスは貝殻の一枚を琴乃の手に載せた。

 そしてもう一枚をツクヨミに渡そうとする。

 

「姉さん。これを綾香さんに届けて貰えませんか?」

 

「……止めておくわ」

 

「姉さん?」

 

「アマテラス。貴女とカグツチとは和解できたけど、他の連中とはあんまり話も出来ず仕舞いで終わったでしょう」

 

 ゆっくりとツクヨミはアマテラスの手から貝殻を受け取り、部屋の外に歩いて行く。

 

「これは桃花に渡して届けさせるわ。私よりも桃花の方が綾香との付き合いも長かったしね」

 

「……お願いします、姉さん」

 

 姉の提案をアマテラスは受け入れ、ツクヨミはその姿を消して去って行った。

 その場に残された者達は、一先ず『宝貝』から届く連絡を待つ事にし、昼時という事もあって食事に入るのだった。

 

 

 丑三つ時の時間帯。

 既に里の誰もが眠り、起きているのは見張り担当の者達ぐらい。

 そんな草木も眠る時間にも関わらず、里の外れにあるリンドが暮らしている家には未だ明かりが灯り、二つの影が重なり合う姿を家の中に映し出していた。

 

「あん♥ んあ♥ 旦那様♥ 旦那様あぁぁぁ――っ♥」

 

 囲炉裏の明かりに照らされながら、何時も着ている着物を全て脱ぎ捨てた桃花は四つん這いの姿勢で背後からリンドの巨根に刺し貫かれていた。

 激しい出し入れで2人の結合部からは花の香りがする愛液が、床板に染みを作り、部屋の中に充満する心地いい香りをリンドは堪能する。

 

「ほらほら、桃花。気持ち良いのは分かるけど、僕に報告しないとね」

 

「は、はい♥ ツ、ツクヨミ様に渡された『宝貝』は、綾香様にお渡ししました。んんっ♥ こ、今後は定期的にお会いする約束もして来ましたので、アマテラス様達に不審がられずにアシハラノクニに行くことが出来ます♥」

 

「フフっ、報告ありがとう。じゃあ、お礼に絞って上げるね」

 

 リンドはゆっくりと近くに置いてあったアシハラノクニに学び舎から持ち出した大きめのガラスコップを、四つん這いになっている桃花の揺れる美乳の下に置いた。

 これから何をされるのか察した桃花は、期待と興奮で口元に笑みを浮かべる。

 

「だ、旦那様♥ 余り絞られたらあの子の分が無くなってしまいます♥」

 

「そんな期待している顔で言われてもね。大丈夫だよ。何時も通り僕の気を沢山加えた精液を、桃花の此処に送るからね」

 

「ああん♥ 旦那様ぁ♥」

 

 膣奥の子宮口をグリグリと肉棒の先で弄られた桃花は、歓喜の涙を流した。

 リンドは肉棒を強く締め付ける桃花の膣壁を堪能しながら、紫色の髪が広がるシミ一つ無い背に身体を乗せて桃花の美乳を両手で掴む。

 これから起きる事を期待しながら桃花は四肢に力を入れる。決して倒れないという意思を示す桃花の姿に、少し悪戯したくなったのかリンドが囁く。

 

「それにね。もし本当に出なくなっても大丈夫だよ。蔓のお乳を李花に上げれば良いんだから」

 

「ひっ! い、いやっ! だ、旦那様! そ、それだけはあぁぁぁ――っ♥」

 

 目を見開いて桃花が顔をこわばらせた瞬間、リンドは掴んでいた胸を絞るように揉み出した。

 同時に真っ赤に膨れ上がっていた乳頭から白い母乳が飛び出し、下に置かれていたコップに注がれて溜まっていく。

 

 ぴゅくっぴょくるるっ! ぶしっぶしゅあぁぁぁあぁぁぁ――っ!

 

「いやいやっ! だ、旦那様あぁぁぁ――っ! 待って! 母乳を絞らないで下さい! あ、あの子には!? 李花には私の母乳以外あげたくないんです! 旦那様!」

 

 一瞬前まで母乳を絞られるのを期待していた様子は消えさり、桃花は泣き叫ぶ。

 桃花にとって李花は大切な血を分けた娘である。誰かに預けて抱かれるまでは普通にしていられるが、李花が母親である他の誰かに母乳を与えられるのは耐えられなかった。

 例え同じようにリンドに孕まされて子を為した蔓とは言え、母親である桃花には耐えられない。一先ず胸を絞られるのを止める為に、桃花は身体を動かそうとする。

 だが、そうはさせないとリンドは膣内に挿入している肉棒を抜けるギリギリまで引いて、一気に突き入れる。

 

「ひいんっ♥ ああん♥」

 

「フフッ、逃げるより良い方法があるだろう、桃花。さっきも言った通り、僕のこれから気がたっぷり含まれた精液を搾り取れば良いんだよ」

 

「ああっ♥ ……そうでした♥ 旦那様の意地悪♥ お言葉通り、桃花の中で絞り取って上げます♥」

 

 本当にやるべき事を理解した桃花は、淫靡な笑みを浮かべて器用に下半身だけを動かして腰をぶつけ合う。

 その間にもコップに母乳は溜まっていくが、最早慌てることなく桃花はリンドとの交合を堪能する。

 

「はぁっ、はぁっ、桃花の中はやっぱり凄いや。僕のを搾り取ろうと締め付けて来るよぉ」

 

「わ、私も旦那様のものが熱くて中から焼かれてしまいそうです♥ あうんっ♥ 旦那様、そろそろ私、イッてしまいそうです♥」

 

「うん。僕も出すよっ!」

 

 リンドは更に腰を振りたくり、掴んでいる胸を揉みしだき、母乳を発している乳首を捻って勢いを増させる。

 

「あひっ♥ あぁっ♥ もうイキます♥ イクイク♥ イックうぅぅぅぅ――っ♥」

 

 びゅっびゅっ! びゅっどびゅぅぅぅぅ――っ!

 

 大量の白濁液が桃花の子宮に射精された。その焼けるような熱さと衝撃に、桃花の二つの美乳の先の乳頭から盛大に母乳が射乳され、一気に二つのコップが満帆になった。

 絶頂で痙攣したように震える桃花を支えながら、リンドはその身体をコップの上から退かして優しく床に置く。

 そして膣から愛液と精液で濡れた肉棒を引き抜き、一息吐く。

 

「ふぅ……ん、ゴクゴク」

 

 桃花の母乳が入ったコップを手に取って、リンドはそれを飲み干していく。

 飲んでいる母乳は、まるで花の蜜のように甘く感じた。そして飲みながら今後の方針を考える。

 

(これで桃花がアシハラノクニに行く理由が出来た。李花の事があるから短時間しかいけないけど、アシハラノクニの服を手に入れるチャンスだ。尤も暫らくは我慢するけどね。僕が最初にアシハラノクニの服を着て犯す相手は決まっているから)

 

 リンドの脳裏に浮かぶのは制服姿の琴乃。自身にアシハラノクニの素晴らしさを教えてくれた彼女こそ、アシハラノクニでの衣装で抱きたいとリンドは目論んでいた。

 

(それに琴乃お姉さんの治療の為にも、家族との連絡は必要だからね)

 

 病は気からと言う言葉がある。

 親しい相手がいないこれからのネノクニでの生活は、間違いなく琴乃の心身を削って行く。最悪病弱な体質の琴乃では、途中で寝たきりの生活になりかねない。

 その危険性を廃する為にも、アマテラス達が『宝貝』を渡したのは間違っていない。

 

(フフッ、琴乃お姉さんは笛をあっちで吹いていたそうだから、僕の肉棒や琴乃お姉さんの嬌声で演奏でもして貰おうかな)

 

 桃花の母乳が入ったコップに口を付けながら、リンドは今後の方針に関して考えるのだった。




因みに今回琴乃と綾香に渡した『宝貝』は、元々リンドの一族の物だった物です。
原作で便利なのに一つしか出て来なかった貴重品ですが、リンドがアマテラス達に渡した三割の財産の中に三十組ぐらいあったという設定です。
出雲学園の地下には、それを超える数の『宝貝』があるんですけどね。
次回から漸く琴乃のエロを入れていく予定です。

アマテラス、佐久夜、琴乃の妊娠について。

  • 琴乃が堕ちた段階で孕ませる
  • 四聖の社全て攻略後に孕ませる
  • サヨ関連終了後に孕ませる
  • イザナミも加え、四人そろって孕ませる
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