IZUMO2〜鬼畜ショタ性記〜 作:イズモ
お待たせして申し訳ありません。
アンケートの結果、『アマテラスの契りの儀式後の普段着は』
『娘とお揃いのエロ巫女服』
となりました。必然的に佐久夜もエロ巫女服で過ごす事になります。
里から離れた場所にある岩山にある天岩戸と呼ばれる洞窟前。
嘗てアマテラスが自分よりも先に夫であるカグツチとツクヨミとの間に子を為したと知った時に、怒りと嫉妬の余りに洞窟内に岩戸を閉ざして引き篭もった場所でもある。
その時はアマテラスが本心から引き篭もっていた影響なのか、太陽は三日間陰り、悪霊達が跋扈すると言う天変地異をネノクニに引き起こしてしまった。
そんな曰くのある場所にアマテラスに指示された通りに、戦装束を着てやって来たリンドは本来ならば固く閉ざされている岩戸の扉が既に開いている事に気がつく。
「……アマテラス様は、岩戸の中か」
一度足を止め、深呼吸をして心を落ち着ける。
これまでアマテラスの思考の淫呪具や術、或いは己が受け継いでいる『夢を紡ぐ力』で淫猥な方向に操作し、本来ならば夫であるカグツチしか触れられない魅惑の肢体を触り、愛撫し、自らの剛棒で喘がせて来たリンドだが、今回ばかりはその類の小細工をせずに、正面から命を賭けて望まなければならない。
そうでなければ、リンドが望む結果は得られない。
『先代のネノクニの神であるイザナミの後を継ぎ、ネノクニを統べる神となったアマテラスを
その結果に辿り着くのは薄氷を何度も歩き、一つたりとも辿り着く為の経過を間違えてもいけないのだ。
そしてアマテラスも、屋敷でリンドに声を掛けたように臨戦態勢。戦場にいるような心持ちで居るはず。
(そうでないと困る……『
心が落ち着いて来たリンドは、改めて周囲を見回す。
天岩戸の洞窟は岩山にある為に、周囲に植物らしい植物が無い、良くて苔が生えているぐらいだ。
(種を飛ばして急成長の類は無理か)
リンドが受け継ぎ、発現した始祖の力はもう
だが、後少し、同じ植物を司る事で相性の良い桃花、蔓と『真の契りの儀式』を結び、其処に属性的に相性が良く、且つネノクニ最高峰の一角である青龍と『真の契りの儀式』を結んでも目覚め切れない己の精霊としての側面。
属性の相性こそ悪かったが、それでも青龍と同格の白虎と『真の契りの儀式』を結んでも目覚め切れなかった。代わりに起きた変化は精霊としての側面が
それによって子供だというのに骨格が強靭になったり、筋肉もより引き締まってただでさえ桃花の加護のおかげで体力切れがなかったリンドの体力は更に増した。他にも琴乃を己の巫女にして弱めの加護を与えたりなど出来るようになったが、肝心の最後の壁が強固に目覚めきってしまうのを拒んでいた。
(……多分、此れは警告なんだ……本来は十五の時に目覚める精霊としての側面を、『真の契りの儀式』を複数の番と結んで無理やり目覚めさせている反動……きっと完全に僕の精霊の力が目覚め切ったら……白虎と同じように
白虎と『真の契りの儀式』を結んだ後の己の変化で、リンドは確信していた。
次に『真の契りの儀式』、或いは『契りの儀式』を結んだ時、力を得る代償として己の肉体の成長が止まる事を。
大人の肉体は得られず、白虎と同じように幼い容姿のままで居る事になる。実の子である李花、青蘭、樹理が普通に大人に成長すれば父親なのに弟か子供と思われるようになってしまうかも知れない。
(まあ、それは構わないけどね)
大人の容姿の自分に興味が無い訳ではないが、力を得る代償ならば問題は無い。
そもそも子を為せる身体には成っているのだ。リンドにとって一番重要な『一族再興』には問題なく、新たに加わった『分家造り』も問題は無い。
(葉子達、雌犬巫女衆の期待。琴乃と佐久夜を番にして僕の子を孕んで貰う為。そして『アシハラノクニの学び舎』にいる家族とこれからも過ごす為にも、アマテラス様と必ず最大での『契りの儀式』を結んで見せる! その為にも今僕が持っている全てを出し尽くすんだ!!)
これまでアマテラス達に隠していた自身の全てを持って、目的を完遂させる事を改めて誓ったリンドは岩戸が開いている天岩戸の中に入って行くのだった。
天岩戸の中。
その内部は岩戸の中で光が差さない場所だと言うのに、青龍の洞窟のように仄かな光に照らされていた。
リンドよりも先に天岩戸へとやって来たアマテラスは、既に最深部の空間に訪れて、リンドが来るのを静かに待っていた。地面に正座をしているアマテラスが着ている衣装は、今の自分に合わせた戦巫女服。そして傍らには昔、ヨモツオオカミとの戦いを共に潜り抜けた愛槍が置かれていた。
明らかな戦いに赴く姿。実際、アマテラスはこれからこの場に呼び出したリンドと戦うつもりだった。
無論、『黄泉平坂』の出来事を考えて危険分子として排除する為などではない。この先の里の安全と、
(……リンドの中で今だ目覚め切れていない精霊の力を完全に目覚めさせる方法……改めて『サヨ』さんから話を聞いたところ……やはり以前考えた通り、四聖獣に匹敵、或いは其れを超える存在との『真の契りの儀式』、或いは『契りの儀式』を結ぶ。それが現状での唯一のリンドの精霊としての力を完全に覚醒させる手段……)
正確に言えば、属性や司るものと相性の良い存在と深く繋がる事で覚醒は促されると言う話だが、既に大半が目覚めている状態では最後の覚醒の為の壁は、そう簡単に破れないと『サヨ』は説明した。
(リンドと相性の良い精霊となれば……桃花さんと同じ植物の精霊である蔓……でも、彼女は相性が良くても精霊としての格は四聖獣には及ばない)
実際のところは蔓とリンドは既に『真の契りの儀式』を結び終え、その時の繋がりによって不完全ながらも『樹界降誕』を扱えるようになった。
その事を知らないアマテラスは、精霊としての格の問題で一先ず蔓を除外した。
(他に思い当たる精霊と言えば、『アシハラノクニの学び舎』に封印されているあの無属性の精霊……ですが、彼女の封印を解く為には、四聖獣四人がそれぞれ所持している封印解放の鍵となる珠が必要)
封印解放の鍵が揃わない以上、『アシハラノクニの学び舎』にいる精霊の解放は諦めるしかない。
(……やはりコレ以外に、リンドの力を早期に覚醒させる手段はないのです)
会議の後、アマテラスは改めて一人でツクヨミと出雲学園に『サヨ』との
現状において四聖の社の解放は、『黄泉平坂』から出られなくなったカグツチ、ツクヨミ、そして封印されてしまった里の兵達を救出する為に何よりも優先しなければならない。
だが、里の主要な戦力だったカグツチ達が居ない現状で、これ以上里から戦力を出す事は難しい。
加えて言えば、四聖の社を占拠している者達は四聖獣に匹敵、或いは凌駕している者達。
(朱雀、白虎、玄武の安否は不明ですが……社に戻っていた彼女達から何の連絡もなく、そして大規模な異変が社で起きている以上……先ず間違いなく囚われてしまっている)
逃げる事だけでも叶っているのならば、『黄泉平坂』の封印が起きてから3日の間にアマテラスの里か出雲学園に姿を見せている筈。或いは何らかの方法で連絡を取って来るはずだが、その動きが無いところを見れば囚われていると見て間違いはない。
ただ幸いにも封印などは恐らくされていないか、最小限の封印で留めている筈。
何故ならば本格的に朱雀、白虎、玄武が封印されてしまえば、嘗てのヨモツオオカミの勢力に封印された時のようにネノクニに大きな異変が起きるからだ。
(このまま朱雀、白虎、玄武を囚われたままには出来ない……ですが、彼女達を解放する事も簡単な事ではない)
アマテラスが直接四聖の社に赴いて戦えれば、それが一番なのだが、現状ではそれも難しい。
昔、アマテラスがカグツチ達と里を離れて行動出来たのは、ちゃんと里を護れるだけの戦力が在った事。それに加えて、四聖の社の解放や邪神の討伐の為など、里の為、ひいてはネノクニの存亡に関わる事だったから。
しかし、今回は里の主だった戦力が封印され、将と軍師であるカグツチとツクヨミまで帰還が出来なくなってしまっている。
他里に比べれば、圧倒的にアマテラスに仕えている巫女衆は優れているが、残念ながら彼女達でも四聖獣には及ばない。相手が四聖獣に匹敵、或いは凌駕する実力を持っている以上、社に向かわせても返り討ちにされてしまう。
(……恐ろしいですね。もう一人のサヨさんと与している方々は……)
改めて考えも、アマテラスには攻略の糸口が見つけられなかった。
相談したツクヨミにしても、現状はお手上げに近いと言う他にない。『黄泉平坂』の封印を解く為には、四聖の社の解放が必要。それに出せる戦力は里には
なりふり構わずに動けば、里の者達が不安に駆られてしまう。
故に、アマテラスは
(姉さんは無理はしなくても良いと言ってくれましたが……もう覚悟は決めました)
里の護りを万全に。そしてアマテラスが里に居ながらも、占拠されている社に赴く手段。
これらを両方、叶える都合の良い手段が存在している。一つは事前に里が危機的状況になった時に使う事が決めていたリンドの固有呪法『樹界降誕』。
結界系と言う珍しい精霊としての固有呪法。その力が完全に発揮された時は、『樹界降誕』によって発生した光り輝く巨大な大樹を中心として大規模な範囲で植物に影響を及ぼして広大な結界を構築する破格の呪法。
結界内で味方とリンドに判断された者には多大な恩恵が受けられ、逆に敵対者はこれ以上にないほどの弱体化を受ける。しかも結界内では植物が活性化するので実りが豊かになると言う副次効果まであるのだ。
だが、リンドはまだ精霊としての側面が目覚め切っていないが故に不完全にしか呪法は扱えず、発生させた木の周囲にしか恩恵は発生しない。巨大な大樹の状態ならば、それだけでも問題は無いが、余りにも目立ちすぎるのだ。
光り輝く大樹が悪霊側、正確に言えばヒミコに与する一党に見られれば、それが『樹界降誕』だと気づかれて、滅ぼしたと思っていたかの一族の生き残りであるリンドの存在が知られてしまう。
サヨ達がヒミコ側と敵対しているが、彼方はあくまで嫁入りした精霊だった者達なので、明確な生き残りとは言えない。
だが、どちらにしても里は安全だとハッキリ示す為には、リンドの固有呪法で『樹界降誕』を完全に扱えるようにする必要がある。
そして自らが戦場となる社に赴く為にはアマテラスは決めたのだ。
『リンドに自身との『契りの儀式』の試練を受けさせることを』。
「……来ましたね、リンド」
傍らに置いていた槍を手に持ちながら、アマテラスは立ち上がり背後を振り向く。
其処には篭手と具足を身に付け、織物の精霊が編んだと言う生地から作られた服を着たリンドが覚悟を決めた顔をして立っていた。
「この場に呼んだ理由は、もう分かっていますね」
「はい……『試練』ですね」
「ええ、そうです……貴方の眠っている力を全て引き出す為。そして私が戦場に赴く為に、『契りの儀式』の試練を受けて貰います」
リンドの精霊としての完全に目覚めさせ、アマテラスが里に居ながらも戦いの場に現れる手段。
それは『契りの儀式』の試練と、それを達成した者に与えられる宝珠を用いての契約した相手の『召喚』だった。
ツクヨミと『真の契りの儀式』を結んだカグツチが宝珠を出現させたように、神となったアマテラスも宝珠を持っている。だが、その宝珠は『契りの儀式』を突破した者に与えられる褒美。
ネノクニを統べる神であるアマテラスでも変えることが出来ない、上位の存在が須らく従わなければならない『
そうでなければ、嘗てカグツチ達がネノクニを救おうとした時に、『契りの儀式』を結ばなくても四聖獣達はもっと積極的に力を貸す事が出来ていた。
因みに『真の契りの儀式』を結んでいる場合は別である。
『真の契りの儀式』は、精霊が子を為せないと言う『
「術師としての貴方の実力はもう分かっています。私との『契りの儀式』を受けても、問題は無いと判断しました」
「……分かりました。僕も、ネノクニを護るために、そしてサヨご先祖様達とイザナミ様を止める為に強くなりたいですから、その試練をお受けします」
(結果的にヒミコを護る事になりかねないけど、それは絶対に考えない)
あくまでネノクニを護る為。
結果的にヒミコを護る事に繋がる事をリンドは、考えないようにするつもりだ。
(ヒミコの事は憎んでいるはずなのに……見事です、リンド)
憎しみに呑まれずに冷静に行動しようとするリンドの精神的強さを改めて感じたアマテラスは、満足げに頷く。
だが、すぐに鋭い視線をリンドに向ける。向けられたリンドは腰を低くして、何時でも動ける構えを取った。
アマテラスも応じるように槍を構え、全身から凄まじい霊力と気迫を発する。
並の者どころか、強者でもその気迫に呑まれれば、身動きが取れなくなってしまうであろう凄まじい気迫。
戦の場をカグツチとツクヨミに任せ、戦場に直接出る事が無くなったとはいえ、里の守護はアマテラスの役目。
その力は神となったが故に、人の時よりも圧倒的に上がり、もしも武術だけではなく何でもありの戦いとなれば、アシハラノクニの武術に秀でたカグツチよりも上だった。そして何よりも今のアマテラスは……ネノクニを統べる神なのだ。
「では、参ります!!」
「っ!?」
『契りの儀式』の試練の開始を告げる宣言と共に、アマテラスの姿が消えた。
いや、消えたと思う程にアマテラスが速いのだ。身に纏い、更には微かな風の流れの変化も見逃さなかったリンドは、瞬時に鋼鉄よりも硬い強度を持つ木を顕現させて防御に回す。
ザンッ!!
「くっ! やっぱり駄目か!? ヘイスト!!」
精霊の力で顕現させた木が一瞬で真っ二つにされた事に苦い顔を浮かべながら、『速魂』の加護で増している素早さに加え、更に呪法で素早さを引き上げる。
そのまま少しでも自身を捕らえさせないようにする為に、リンドは駆けだす。
(その判断は正しいですよ、リンド)
防具に『速玉』や『速魂』を身に付ければ、敵の攻撃を回避しやすくなるが、それは相手に影響を及ぼす類なのでアマテラスには無効。
装身具に『速魂』を付けて己の素早さを上げ、更に呪法で素早さを引き上げたリンドの判断は間違っていない。だが、間違っていないから相手に及ぶわけでもない。
「っ!?」
身に纏う風を引き裂きながら迫る刃を感じたリンドは必死に身体を動かして、ギリギリのところで刃を躱した。
(青龍の力を使いこなしていますね)
明らかに目で捉えたのではなく、別の物。風の動きで自身の攻撃を回避しているリンドに、アマテラスは感心しながらも手を緩めない。
天岩戸の奥は広い空間なので、アマテラスが全力で戦っても崩れる事はない。
それと言うのも、この場所はアマテラスの『夢を紡ぐ力』が強く影響した場所でもあるからだ。嘗て自身よりもツクヨミの方が先に妊娠した事実を知った時に、アマテラスはこの場に引き篭もると共に沸き上がる怒りと嫉妬を抑えきれずに暴走した。
その結果が岩戸の外で起きた天変地異である。故に、この場はある意味ではアマテラスが最も力を発揮できる場所でもあるのだ。嘗てヨモツオオカミが『夢を紡ぐ力』で己の支配する領域を作り上げたように、この場はアマテラスの支配する領域なのだ。
「っ!? 風が!?」
常に身に纏って防御や探知に使っていた青龍から得られた風が、自身の意思以外で消えた事にリンドは焦る。
「もうこれで風は纏えませんよ、リンド」
ぎぃぃぃん!!
声と共に突き出されて来た槍の一撃を、リンドは右手の篭手で何とか防いだ。
しかし、衝撃まで耐えきれずにそのまま背後の地面に転がってしまう。
「ゴホゴホッ!」
「此処は私の領域。意に従わない風は鎮めさせて貰いました。そして……」
「っ!?」
次の瞬間、リンドの目の前にアマテラスが現れ、手に持つ槍を振りかぶっていた。
これまでのような速さによる移動の類ではない。文字通り、アマテラスが目の前に出現したのだ。
戸惑ったように目を見開くリンドに、アマテラスは容赦なく槍の矛先を突き出す。
ギンッ!
「っ!?」
突き出した矛先は間違いなくリンドの胸に突き刺さったが、その感触は明らかに人間を突き刺したものではなく、何か硬い物を差した感触だった。
ボンっと音が鳴ると共に、リンドの姿は注連縄が巻かれた丸太に変わった。『身代わり木像』。
特殊な霊木を素材とする事で、自身の致命傷を身代わりに受けてくれる木像。『産玉』や『産魂』と似た効果だが、彼方と違うのは致命傷を受けた後の回復に対して、此方は致命傷を受ける前に身代わりとなってくれる。
何よりもこの『身代わり木像』は、アマテラスも知らない呪物だった。
「『産魂』は装備していますけど、其方で回復したら試練の失敗にされそうなので、貴女様も知らない呪物を使わせて貰いました」
「っ!?」
下から聞こえて来た声にアマテラスが目を向けて見る。
其処にはリンドが身体を限界まで低くして、篭手を付けた拳を振り抜いていた。
もう間もなく拳が届くと言う直前に、アマテラスの姿がリンドの前から消えて届くはずだった拳が空ぶってしまう。
「この呪物には驚きましたが、無駄な声掛けは必要ありませんでしたね」
槍を振るって刺さっていた木像を振り払ないながら、アマテラスは冷静に声を掛けた。
自身が知らない呪物には驚いたが、種が割れてしまえばもう驚く事ではない。その効果も既にアマテラスは知識から見抜いている。
「同じ手は通じません。好機を逃しましたね」
「……やっぱり強いですね、アマテラス様」
一見諦めたように聞こえるリンドの言葉。
だが、その目には強い意志が宿ったまま。明らかにまだまだ試練を続けると言う意志を示している。
対してアマテラスも、リンドがまだ本気を出し切っていない事を察していた。
何故ならば、今のリンドの一族の明確な敵はアシハラノクニの神々なのだ。精霊よりも上位の存在である神々。
それらに対抗する術を、リンドは間違いなく受け継いでいるとアマテラスは最早確信していた。
何よりも、『夢を紡ぐ力』まで使った結界が張られている大切な泉にリンドは辿り着いている
「何時までも力を隠していれば、次で終わりますよ、リンド」
「ええ、分かっています……ただ、隠していた訳じゃないんですよ。此処までアマテラス様の力が及んでいる場所で……僕の力が影響を及ぼすのには時間が必要だったからです」
「何を……っ!?」
言葉の途中でアマテラスは気がついた。
この場が自身の支配領域内であるにも関わらず、リンドの周囲だけ何時の間にか支配が解かれ、及ばなくなっている事に。まるで
アマテラスはそれに覚えがあった。嘗て同じ事を夫であるカグツチと共に、今リンドが行なっている事をしたが故に、今リンドがやろうとしている事に気がつくがもう遅い。
「はぁっ!!」
裂帛の気合いと共にリンドは己が受け継いだ力。これまで密かにアマテラスを含めた様々なもの影響を与えて来た力である『夢を紡ぐ力』を解き放った。
「まさか!? その力は、『夢を紡ぐ力』!?」
瞬時にアマテラスはリンドが使った力が、己の一族が代々受け継いで来た『夢を紡ぐ力』だと見抜いた。
「な、何故貴方が精霊の力だけではなく、『夢を紡ぐ力』まで!?」
「アマテラス様。貴女には覚えがある筈です。『夢を紡ぐ力』が外部に流れてしまう可能性……ツクヨミ様と言う
「っ!? まさか!? リンド!? 貴方の先祖には!?」
本来ならば『夢を紡ぐ力』は、その特異性故に外部に血が漏れ出る事は無い。
だが、唯一の例外。それは『夢を紡ぐ力』を受け継いだ子の中で、
その野に捨てられた赤子を密かに保護していたのが、リンドの一族の先祖だった。尤も正式に血を取り込んだのは、外敵が神となったが故。それまでは秘術を用いて『夢を紡ぐ力』を子には受け継がせないようにしていた。
「そしてもう一つ。アマテラス様。四聖獣の一角は敵に捕らわれていませんよ。そう、四聖獣の一角だった白虎は……」
アマテラスの支配が及ばなくなった事で再び風を纏えるようになったリンドは、瞬時に風を纏う。
だが、今度はそれだけではなく、両手足からビリビリと音を立てた閃光も迸り出す。それは雷。『金』属性の力。
本来ならば相性の悪いリンドが扱える筈がない力。その力が発揮されると共に、リンドからアマテラスが良く知る青龍、桃花、そして白虎の力が感じられるようになった。
「白虎の気配と力!? リンド!? 貴方は!?」
「詳しい事は試練を突破した後に話しますよ! 行きますよ、アマテラス様!?」
「っ!?」
最早問答しないと風と雷の本来ならば相反する力を纏いながら、リンドは試練を乗り越えるためにアマテラスに襲い掛かるのだった。
次回で決着、その後にエロとなります。
アマテラス編が終わった後は、麻衣の幕間とその後に佐久夜の番堕ちをしながらの社攻略開始です。
琴乃が参戦してするのは朱雀の社辺りで、それまでは巫女修行ですね。
因みに朱雀の社の時には、巫女服なんか着て攻略は出来ないので水着姿の予定です。
次のアンケートです。
『青龍の社後の休憩話(幕間五)』
1.アマテラスと佐久夜と共に里のお忍び見回り。
内容:里の者達が不安になっていないかを調べるために、アマテラスと佐久夜が雌牛に扮してリンドと共に見回る。最後には三人で嘗てリンドが暮らしていた里の外れの家で一晩過ごし仲を深め合う。
2.琴乃と山菜、薬草摘み
内容:巫女修行の傍ら、ネノクニで生きていく知識を身に付ける為に山に散策に出かけるリンドと琴乃。うっかり琴乃は媚毒の花を摘んでしまい発情。青空の下でリンドと行為に耽る(微おしっこなどの微スカトロあり)
3.桃花との『妖やかしの森での一時』
内容:久々の二人だけの一時。『真の契りの儀式』を結んだ場で二人は行為に耽る。
4.青龍との『青龍の社での一時』
内容:切れた繋がりを取り戻す為に社にやって来た青龍とリンド。二人はそのまま『真の契りの儀式』を結んだ場で行為に耽る。
以上の四つとなります。
アマテラス、佐久夜、琴乃の妊娠について。
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琴乃が堕ちた段階で孕ませる
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四聖の社全て攻略後に孕ませる
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サヨ関連終了後に孕ませる
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イザナミも加え、四人そろって孕ませる