※この作品はR-18です。

IZUMO2〜鬼畜ショタ性記〜   作:イズモ

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やっと此処まで着ました。
次話で遂にエロ突入です。

此方は実はもう完成していますので、おかしなところが無いか確認後に投稿しますので10時ごろに投稿します。


アマテラス・淫堕ち3・契りの儀式編の拾

「……どうやら主人様は、私の力も表立って使われたようだ」

 

 出雲学園の地下空間。

 其処で隠れて過ごしていた白虎は、繋がりから明確な力の使用を感知していた。

 眠る李花を抱いた桃花と同じく眠っている青蘭をその腕に抱いた青龍も、番が己の力を使っているのを感じていた。

 

「まだ、主様は私の力は使っていませんね」

 

 唯一、今だリンドがその力を隠している蔓だけは何処か寂し気に娘である樹理を抱きながら呟いた。

 

「いや、恐らくアマテラスに更なる動揺を持たせる為の切り札として蔓の力は隠しているのだろう。アマテラスならば、私の力を見てもすぐに動揺から立ち返り、冷静に戦う筈だ」

 

 ネノクニの戦いとは、常識が通用しない戦いが多い。

 神と成ってからは前線に出る事が余りなくなったアマテラスだが、人だった頃は幼い頃から悪霊や怨霊を相手に戦い続けて来た。

 故に動揺するのはほんの短時間。すぐに冷静に立ち返って、リンドと戦えると白虎は見抜いていた。

 桃花、青龍、蔓も同意するように頷く。

 

「加えて言えば、主人様が私と『真の契りの儀式』を結んで力を得てから、その力を充分に修練する期間がなかった」

 

 同じ精霊と言う存在でも、力の扱い方はそれぞれ違う。

 特に白虎の力はリンドがこれまで扱って来た力と真逆の相性が悪い力なのだ。同属性の青龍や、同じ植物の側面を持つ桃花と蔓の力と違って、そう簡単には使いこなせない。

 充分に修練する期間があったのならばともかく、残念ながら白虎と『真の契りの儀式』を結んだ後は、多くの事が起きた上にリンド本人も暫らく身動きが取れなくなってしまっていた。

 

「……やはり厳しいか」

 

 今の状況が最もアマテラスに『契りの儀式』を行なわせるように適していたとはいえ、それでもリンドが望む形で『契りの儀式』を完遂させるのは難しい。

 此処でリンドがアマテラスに敗北すれば、当然『夢を紡ぐ力』を持っていた事や白虎との『真の契りの儀式』を結んでいた事が問い質されるのは明らか。最悪の場合、色々と隠していた事が露見してしまう。

 そうならないように『召喚』される事も桃花達は覚悟している。

 

「う~ん……まだまだあの子の事を分かっていませんね」

 

「サヨ殿?」

 

 今だ起き上がれずに揺り籠の中で横になったままの『サヨ』の声に、白虎を含めた全員の目が集まる。

 

「あの子は先代の当主を含めた一族の子達、全員から『麒麟児』と認められた子です。私も一目見て、あの子の才能の豊かさから可愛がらずにはいられませんでした」

 

「……もしかして旦那様がサヨさんの事を苦手としていたのは……」

 

「思いっきり抱き締めて頬ずりしまくりました。そのまま私のところで鍛えようとしましたが、あの子の母親から止められましてね……アレも今となっては良い思い出です」

 

(それは苦手になりますね)

 

 『サヨ』の性格を考えれば、確実に言葉以上に執着して行動したのは明らか。

 桃花を含めた全員が『サヨ』に対してリンドが苦手意識を抱くのを改めて納得した。

 

「それにですね……このまま末裔が『真の契りの儀式』や『契りの儀式』を結んで行けば、もしかしたらですが、私の夫と同じものを末裔は司れるかも知れません」

 

「『サヨ』様の夫? そう言えば、私達四聖獣の社を占拠したのが、『サヨ』様の義理の娘達ならば四人も子を産んだのですよね」

 

「八人です」

 

『……えっ?』

 

「男児と女児。合わせて八人の私の血を引く子供を産みました」

 

『は、八人も!?』

 

 予想を超えるサヨの子供の数に、桃花達は目を見開いて驚いた

 精霊が『真の契りの儀式』を結び、一度子を為せば、次に子を宿せるのは百年後。単純な計算で言えば、サヨは夫と共に八百年も存命していた事になる。

 

「私の夫、『みなせ』は本当に愛らしくて素敵でした。もう一目見て惚れ尽くして、サギリお婆様と義母様に頭を下げて嫁入りしました」

 

「ど、どんな御方だったんですか、サヨさんの夫の御方は?」

 

 『呪』と言う破格なものを司り、本性が『龍』であるサヨが惚れ尽くすほど相手。

 一体どんな相手だったのかと質問した蔓以外の桃花、青龍、白虎も興味を覚えて『サヨ』を見つめる。

 

「私の夫の『みなせ』は、戦いが不得手でした。それと言うのも夫はサギリお婆様の『空間』や義母様が司っていたもの受け継がずに、ただ一つだけ。ある意味では一族の象徴と呼べるものを司って産まれて来たからです。その司るものこそ、私達『真の契りの儀式』を結んだ精霊達が欲して止まない概念でもありました。その概念のおかげで、私は八人もの我が子を得られたんです」

 

「私達が欲して止まない概念?」

 

「それは一体?」

 

「私の夫。『みなせ』が宿していた司るものの概念。それはですね……」

 

 『サヨ』は語る。嘗て、自らの夫が宿し、それ故に八人もの子宝に恵まれた概念の存在を。

 それを知った桃花、青龍、蔓、白虎は深く思い悩まされる事になってしまう。自身の番が果たして、その概念を手に入れていいのものなのかという事を。

 

 

「はぁっ!!」

 

「くっ!!」

 

 迸る雷と吹き荒れる風を纏ったリンドの拳を、アマテラスは身を翻しながら躱した。

 その動きには最早動揺による乱れはなく、迸る雷や吹き荒れる風に身に纏う衣服や肌を焼かれたり、切り裂かれる事もなく防御していた。

 重たい槍を握っているにも関わらず、軽やかな動きで駆けだしたアマテラスは、自身に向かって更なる攻撃を繰り出そうとしているリンドに向かって槍を振るう。

 

「つむじ風!!」

 

 アマテラスが槍を振るうと共に風が巻き上がり、リンドに向かって襲い掛かる。

 これまでと違い、ただの攻撃ではなく明確に技を放ったアマテラス。それに対してリンドは懐に手を入れて、一枚の呪符を取り出して霊力を送り込んで込められていた術を発動させる。

 

(何らかの術を使った!? 一体何を!?)

 

 霊力が使われた気配をアマテラスは探知したが、リンドは呪符を用いて術を発動させた為にその効果が分からなかった。

 『勾玉』や『魂』を呪具を用いた形で発動させる場合、声を発して使用しなければならない為、一対一では発動する呪法の名を聞けば大抵の者は効果が分かってしまう。対して呪符は紙という性質上、戦闘中に破れてしまう恐れがある。他にも、濡れたり燃えたりもしてしまって効果を発揮しなくなってしまう。せっかく手は暇をかけて作ったのに効果を発揮する事なく、無駄になってしまう恐れがあるのでどうしても呪符を戦闘に用いる者は少ない。序でに言えば、紙はネノクニでは貴重なものなのでおいそれと扱えず、無駄になってしまうのも恐れているのもある。

 アマテラスも呪符を用いて戦うが、それはあくまで主戦力である槍を使った戦いでの牽制を主とする為。他にも里長と言う立場にあるからこそ、戦闘で扱えるのだ。

 まさか、その貴重な呪符まで持って来ていたとはアマテラスも思ってなかった。

 そして術を発動させたリンドは向かって来ているつむじ風に向かって駆け出し、そのまま傷を負う事無く通(・)り(・)抜(・)け(・)て(・)い(・)く(・)。

 

(っ!? 今のは『夢玉』が宿す最高位呪法!? 呪符にその呪法を封じ込めていたというのですか!?)

 

 瞬時にアマテラスはリンドが使った呪法の正体に辿り着いた。

 『夢玉』の最高位呪法『イリュージョン』。あらゆる物理攻撃を無効化する呪法。ただその反面、自身の相手への物理攻撃も無効になってしまう。

 アマテラスも知っている呪法だが、低位の呪法ならばともかく、最高位の呪法まで呪符に宿せるなど聞いたことも見た事もなかった。

 『夢を紡ぐ力』が相殺し合っている状況にある以上、アマテラスが放ったつむじ風はリンドが発動させた呪法によって無効化されてしまい、リンドは素通りするようにつむじ風を突破した。

 

「雷よ!!」

 

「っ!」

 

 アマテラスがその場から飛び退くと共に、リンドが放った一条の雷が地面を穿つ。

 

(どうやら本当に白虎とも『真の契りの儀式』を結び、その力を青龍や桃花さんの力と共に扱えるようになっているようですね)

 

 社と共に囚われていたと思っていた白虎の無事が判明したのは喜ばしいが、代わりにリンドと『真の契りの儀式』を結んでいる事も分かった。

 一体何時、白虎と『真の契りの儀式』を結んだのか気にならない訳ではないが、それは今はアマテラスは考えない事にした。何せ白虎の力に加えて、自身の一族の力である『夢を紡ぐ力』までリンドは扱っているのだ。

 当初にあった圧倒して勝利すると言うイメージがもうアマテラスには思い浮かべることが出来ない。一瞬の油断で、自身が敗北してしまう。

 

(問い質すのは、この試練……いえ、戦いが終わってからです!!)

 

(来た!)

 

 アマテラスの気配が変わったのをリンドは瞬時に察した。

 これまでも、気を一瞬でも緩めれば呑み込まれて身動きが取れなくなっていたと思ってしまう程のアマテラスの気迫。だが、今、発している気迫から明確な死のイメージが浮かんで来る。

 無論、『夢を紡ぐ力』が相殺し合っている状況の上に、『産魂』を装備しているので致命傷を負っても助かるが、其れを超えてアマテラスに殺(・)さ(・)れ(・)て(・)し(・)ま(・)う(・)イメージが脳裏から離れない。

 しかし、それこそリンドが待ち望んでいる状況。危険であれば危険であるほど、試練の難易度が上がっている事を意味するのだから。

 アマテラスの動きを一切見逃さないように集中し、更に風を強めに纏って攻撃に備えながら幾重もの雷光を放つ。

 

「はぁっ!!」

 

 激しい稲光と音を立てながらアマテラスへと向かって行く雷光。

 しかし、迫る雷光にアマテラスは慌てることなく突きの姿勢で槍をリンドに向かって構える。

 

「疾風っ!」

 

「っ!?」

 

 次の瞬間、アマテラスは迫っていた雷光を貫き、そのままリンドの左肩を切り裂いて後方に立っていた。

 攻撃の雷光も、防御に回していた風の膜も全て貫いてリンドにアマテラスは傷を負わせたのだ。だが、傷を負わせたはずのアマテラスは訝し気な顔をする。

 

(今の一撃で決めるつもりでしたが、槍がリンドの風に触れた瞬間に矛先がブレた……なるほど、ただの風の膜ではなく風の流れが決まっていた為にブレてしまった。ならば、次はそれも加味して攻撃すれば良い。それに青龍の力はともかく、白虎の力は扱え切れていない)

 

 ほんの僅かな攻防でアマテラスはリンドの力を見抜いた。

 対してリンドは『和魂』の呪法で左肩の傷を癒しながら、全身から汗を流していた。

 

(あ、危なかった!? もしも風の流れを決めずにただ纏っていただけだったら、今ので負けてた!)

 

 隠していた『夢を紡ぐ力』でアマテラスの『夢を紡ぐ力』を相殺して、最初の頃のような瞬間移動や防御の無効などが無くなっても、純粋にアマテラスは技量だけで似たような事をこなせてしまう。

 

(それに、もう僕が白虎の力を使いこなせていないもの気付かれてる)

 

 リンド自身、白虎の力は十全どころか半分も引き出せていない事は分かっている。

 相性が良く、記憶を失っていたと装っていた頃から訓練して来た青龍の力と違い、白虎の力は満足に訓練もしていない。それでも大抵の相手には通じるが、強者である相手に通用する程ではない。

 無論、その事はリンドも分かっている。だからこそ、真(・)の(・)狙(・)い(・)を(・)隠(・)す(・)為(・)の(・)目(・)暗(・)ま(・)し(・)と(・)し(・)て(・)白(・)虎(・)の(・)力(・)を(・)派(・)手(・)に(・)使(・)っ(・)て(・)い(・)た(・)。

 

(次で決めます)

 

 愛槍をアマテラスは構え直して、自身の奥義を放つ準備を始める。

 先ほどリンドが使った呪具での身代わりも、青龍の風の力でも、桃花の癒しの力も、白虎の雷、その他様々なリンドが行なおうとする事を須らくねじ伏せてアマテラスは勝負を決めるつもりだった。

 その判断は間違っていない。だが、先ほどのリンド同様に間違っていないからそれが求める結果に繋がるとは限らない。

 

「奥義散……んくぅっ!?」

 

 奥義を放つ直前、アマテラスは突然息苦しさを感じて口を思わず噤んだ。

 その隙をリンドは逃さずにアマテラスに向かって、これまでと違い、何処からともなく現れた木々の枝を使って攻撃を行なっていく。

 

「はぁっ!!」

 

「くぅっ!?」

 

 鋭い木の枝の攻撃をアマテラスは、槍を振るう事で防ぎ薙ぎ払っていく。

 だが、リンドが操る木の枝を薙ぎ払っているアマテラスの顔色は徐々に悪くなっていく。

 

(一体これは!? 何故こんなにも息苦しく!?)

 

 アマテラスが感じている違和感。それは神と成ってからは一度も感じた事が無い明確な息苦しさだった。

 動けば動くほどに息苦しさは増していくが、これまでの風や雷の攻撃と違い、質量を持った木々の攻撃には躱すだけでは足りずに、槍を使って防いでいくしかアマテラスには出来ない。

 

(ならば、此方も呪法で攻撃するだけ!)

 

「エクスプロージョン!!」

 

 『火魂』の最大呪法を用いて、襲い掛かってくる木々をアマテラスは焼失させようとする。

 だが、『火魂』がその効果を発揮する直前、木々での攻撃を行なっていたリンドが瞬時に印を組んで術を発動させた。

 

「火術! 低速!」

 

「っ!?」

 

 リンドが術を発動させると同時に、アマテラスは自身が発動させようとした呪法の発動が遅れるのを感じた。

 それによって呪法の発動で防ごうとした木の枝の薙ぎ払いに対処が遅れてしまい、アマテラスは腹部に木の枝の一撃を喰らってしまう。

 

「かはっ!!」

 

 どぉん!!

 

 腹部にくらった一撃に声を漏らすアマテラスに追い打ちを掛けるように、発動が遅れた激しい爆発まで襲い掛かった。

 目標を襲い掛かって来た木の枝に定めていた為に、その木の枝の爆発に巻き込まれてしまったのだ。

 爆発の衝撃でアマテラスは後方へと飛んでしまうが、瞬時に体勢を整えて両足で地面に着地する。

 

「はぁはぁっ……今のは……」

 

(私の呪法の発動が遅れた? まさか、何か私の装身具や防具に細工を? 或いは『魂』に? ……いえ、リンドが来る前に確認した時はどれにも違和感らしきものはなかった。では……何らかの術を使って発動を遅らせた……それにこの息苦しさは一体?)

 

 アマテラスは知らない事だが、嘗てリンドはまだ雌犬巫女頭となる前の葉子の呪法を打ち消した事がある。

 今、リンドがアマテラスに行なったのはそれと似たようなもの。発動する呪法を瞬時に見極め、敢えて発動を遅らせる術。一瞬の行動が重要となる戦いで、これほど厄介な術は無い。

 その上にリンドは自らの『夢を紡ぐ力』を使い、徐々に浸食進めていたのだ。嘗てアマテラスとカグツチは、ヨモツオオカミとの戦いで『夢を紡ぐ力』同士をぶつけあって互いの力を中和した。

 同じ事がしたが故に、其処までで終わると思ってしまったのがアマテラスの間違い。互いの『夢を紡ぐ力』をぶつけ合った後も、リンドは『夢を紡ぐ力』を気づかれないように使い続け、アマテラスの神と成って得てからの対抗力を無(・)効(・)化(・)したのだ。

 息苦しさをアマテラスが感じているのも、リンドが風を操って毒紛を岩戸内に撒いているからだった。

 試練の場が密室内でなければ、此処まで上手く立ち回れなかった。密閉空間を最大に利用して、リンドは戦っているのだ。

 

「はぁぁぁっ!!」

 

「くっ!?」

 

 爆発の衝撃で燃え盛る木の枝の数々を身に纏った風で吹き飛ばしながら、リンドが飛び出して来た。

 アマテラスはその動きに対して反射的に槍を振るってしまう。しかし、振るった直後にアマテラスは自身のミスに気がつく。

 或いは久々に感じる息苦しさのせいで思考が思うようにいかなかったのもあったのか、どの道時すでに遅く、アマテラスが振るった槍は飛び出して来たリンドの身体を切り裂き、次の瞬間、ボンっと煙と音を立てながら『身代わり木像』に変わった。

 

「っ!?」

 

 槍を振り抜いた姿勢でいながらも、アマテラスが下に目を向けて見れば、其処にはやはり、リンドがいた。

 右腕に風と雷の相反する属性を纏い、制御し切れない力が肌に傷を負わせながらも、今度は好機を逃さないと言うように強い意志を込めた目でアマテラスを見つめ、その右拳を振り抜く。

 

「おおおぉぉぉっ!!」

 

 振り抜かれた拳にアマテラスは反応しようとしても動けず、その腹部に強烈な一撃が突き刺さったのだった。




次回で真の決着。
本番前のエロ導入回です。

アマテラス、佐久夜、琴乃の妊娠について。

  • 琴乃が堕ちた段階で孕ませる
  • 四聖の社全て攻略後に孕ませる
  • サヨ関連終了後に孕ませる
  • イザナミも加え、四人そろって孕ませる
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