IZUMO2〜鬼畜ショタ性記〜 作:イズモ
申し訳ありません。もう暫らく時間が掛かりそうなので、佐久夜の序章を先に投稿いたします。
麻衣編はちゃんとアマテラスが終わった後に投稿いたしますので、ご安心下さい。
アンケートの結果、青龍社後の幕間5の話は。
『アマテラスと佐久夜』の雌牛里巡回になりました。
アンケートへのお答えありがとうございました!
険しい山々が連なる『蓬莱山』に存在しているヒミコ軍の拠点の屋敷の庭で、燃え上がる炎の焚き火の前で悪霊の長であるヒミコが祈祷を行なっていた。
素顔を隠すフードが付いた飾りを頭に被り、素顔を隠したヒミコの周囲には配下である悪霊達が鎮座していた。
だが、常ならば自信に満ちた顔をしている筈の悪霊達の顔色は悪く、大半の者達が怯えの色を見せていた。
その理由の一つは、ヒミコの背後に将であるミナカタと並んで正座している彼らの軍勢の軍師であるオオナムジ。
しかし、彼が着ている服の右袖は風に揺れて、あるべきはずの右腕が無い事を知らせていた。
(おのれ、ツクヨミめ!!)
自身の父親の右腕を奪った敵の軍師であるツクヨミに、ミナカタは強い怒りを抱いていた。
だが、ミナカタが一番怒りを抱いているのは、他ならぬ求めていた物が見つかって喜んでいた自分自身に対してだった。
(まさか、あの馬頭の報告自体が罠だったとは!!)
ネノクニの神であるアマテラス達が率いる軍勢と明確に匹敵しうる自分達を追い込み、大きく勢力を失った原因であるネノクニの陰の一族。
その一族の遺産が見つかった事に浮かれていた自身をミナカタは大いに恥じて怒りを覚えていた。
現状で唯一、長であるヒミコの力を早期に回復させる手段であるかの一族の遺産の発見は、ミナカタだけではなくヒミコ自身も喜び、必ず手に入れると側近中の側近である麒麟に、軍師であるオオナムジ。その上に現状での手勢の中でも選りすぐった配下である悪霊達を送り込み、万全の態勢で目的の物を得る為に動いたはずだった。
報告して来た馬頭からは手練れでも、相手は精霊の影に過ぎず、一人しかいないと聞かされていたのだから必ずやかの一族の遺産を父親であるオオナムジ、同志である麒麟が配下達と共に得て帰還するとミナカタは思っていた。
だが、帰還したのは右腕を失ったオオナムジのみ。配下達は全滅。麒麟は生死不明と言う最悪な報告。
その上に自分達を憎む怨霊となったかの一族に嫁いだ強大な精霊に加え、先代のネノクニの神であるイザナミの生存と復活。
悪夢としか思えない報告の数々に、流石のヒミコとミナカタも絶句するしかなかった。
そして今、ヒミコは祈祷を行ない、縁から麒麟の安否を確認していた。
「っ……微かにですが……麟の気配が感じられます」
『おおっ』
ヒミコの報告に集っていた悪霊達はネノクニ最強の精霊である麒麟の生存を知り、安堵の声を漏らした。
ミナカタとオオナムジも一先ずの麒麟の生存に安堵するが……それは早合点でしかなかった。
「ですが……強い繋がりを持っている私でさえも辛うじて麟の存在を感じられる程度……麟は間違いなく『黄泉平坂』の封印の要とされてしまっている」
『っ!?』
最悪の報告に悪霊達は言葉を失い、オオナムジは歯が軋む程に口を噛んだ。
(この封印……私の中にあるヨモツオオカミとイザナミの記憶にあるもの……ソレを執り行えるとすれば、やはりイザナミの生存は事実っ!?)
ヒミコにとってもイザナミの生存は予想外過ぎた。
当たり前だ。ヒミコが蘇られたのは、イザナミの半身であったヨモツオオカミが滅びたからこそ。
ヨモツオオカミが滅びれば、半身であるイザナミも死する筈。そのイザナミが生きているばかりか、明確にヒミコ達を狙って動いている。
それだけではなく『黄泉平坂』に行なわれた大儀式封印には、『四聖獣か或いは其れに匹敵する者達の力が必要』。
ヒミコはその事をヨモツオオカミから受け継いだ知識で知っていた。
(四聖獣がカグツチ達ごと『黄泉平坂』を封印するような事に協力はしないはず……となれば、敵側には最低でも後四人。四聖獣に匹敵する力を持つ者達がいる)
敵の数は最大でも六名などと侮る事はヒミコには出来ない。
新たな敵対者達の中には先代のネノクニの神であるイザナミがいる上に、もう一人はネノクニ最強の精霊であり、ヒミコが心からの信を置く麒麟にオオナムジ、そして精鋭だった配下達を手玉に取った怨霊。
其処に加えて、四聖の社を占拠したと思わしき者達の存在。もしかすれば更なる敵もいるかも知れないのだ。
侮るなど到底出来る筈がない。
(もしや……未来の私が禁忌に手を出したのは、この為なのでは!?)
ヒミコにも理由が分からなかった一年後の自身が行なう『反魂の術』を用いた禁忌。
不用意に二つの世界を危機に晒すような事はヒミコ自身望んでいない。ましてや一年後に行なう禁忌の果ては、両世界の完全消滅に繋がりかねないのだ。
何故その禁忌に手を出す事になったのかヒミコはずっと考えていたが、その答えの一端が漸く分かって来た。
(蘇ったイザナミと共に居ると言う私達を憎む怨霊となったかの一族に連なる者が、今よりも私達を更に追い込むのだとすればっ!?)
……ミツケタ
「っ!?」
突然感じた殺意と憎悪に満ちた気配に、ヒミコは慌てて片手を振るって、繋がりを断とうとする。
だが、既に遅い。それを示すようにヒミコの目の前に置かれていた大きな篝火の色が漆黒に染まった。
「これは!?」
「ヒミコ様! お下がり下さい!」
漆黒の炎から感じられる禍々しい気配に、即座にミナカタとオオナムジは立ち上がって篝火とヒミコの間に立った。
周囲にいた悪霊達も敵の来襲かとそれぞれ身構える。そんな中、漆黒の炎は形を変えて人型になると共に憎悪に満ちた女の声を発する。
『フフッ、やっぱりあの愚かな精霊との繋がりから生存を確認しようとしたわね。封印に私の一部から出来た物を混ぜておいて正解だったわ。おかげで、こうして話せるんだから』
「その声は!? やはりあの時の怨霊か!?」
『ええ、そうよ。貴方も無事に主の下に戻れたみたいね……おかげでこの『蓬莱山』の何処に拠点があるのかも分かったわ』
「なっ!? で、では、まさかあの抜け道は!?」
『私は貴様らに与した愚かな番人だった者達から役割を奪ったのよ。当然、『黄泉平坂』の全てを把握している。そんな私が……殺し尽くしたい者の一人である貴方を逃がすと本気で思っていたの?』
「っ!?」
まんまと主のいる場所を敵に知らせてしまった事に、オオナムジは己の不甲斐なさに怒りを抱く。
しかし、相手にとっては関係ない。寧ろオオナムジに更なる屈辱を感じさせることも、目的の一つだったのだから。
「おのれ! 怨霊!?」
父を侮辱し、同志である麒麟を利用している相手に元々血気盛んなミナカタは我慢出来ずに剣を引き抜き、そのまま斬りかかろうとする。
「止めなさい、ミナカタ!」
「っ!? ヒ、ヒミコ様?」
「下手にその炎に触れてはなりません。その炎は最早『呪炎』……迂闊に斬りかかれば炎は貴方を焼き、そのまま呪いを施すでしょう」
「なっ!?」
主であるヒミコが告げた事実にミナカタは声を上げ、隣にいるオオナムジも禍々しい呪いの炎に汗を流す。
周囲に居た悪霊達も思わず一歩下がってしまっている。そんな中、毅然とした様子でヒミコは呪いの炎の向こう側にいる相手を睨む。
「かの一族に連なる者に、あなたのような禍々しき存在がいるとは思っていませんでした」
『酷い言われようね。私が蘇ったのは、他ならぬ貴女の所業のせいなのに……我が末裔達の無念と怒りを晴らす為に、お前達は一人残らず殺し尽くしてあげる』
「そうはなりません。二つの世界を在るべき姿に戻す。そうすれば、この戦いに明け暮れるネノクニは変わり、アシハラノクニとの民達も謙虚な心を取り戻し、再びこの国に豊かな自然と調和したあの生活が戻るのです」
一切の迷いも曇りもないヒミコの宣言。
何処までも気高く、崇高な意思に満ちた思想。改めて聞かされたその思想に側近であるミナカタとオオナムジは、ヒミコに忠誠とその理想に殉じる覚悟を決める。
「怨霊となった身とは言え、貴女も嘗ては精霊として過ごしていた記憶がある筈。ならば、二つの世界の在り方に思うところはある筈です」
『………ええ、そうね。二つの世界の在り方に思うところが無い訳ではないわ。でもね。崇高だとか気高いとかは、私には
「っ!?」
『貴女のような思想や理想を語る連中とは、嫌と言う程に戦って来たわ』
今でこそ怨霊と化して暴走し、己の考える『一族再興』と怨敵討伐の為に手段を選ばなくなっているサヨだが、それでも遥か昔は外敵からネノクニを守護して来た者。
精霊の影として一族の遺産を守護していた時からも、『呪』を司る特性と隠されていた役目故に他の遺産の守護者達よりも一族の当主を接する機会が多かったが故にネノクニの外敵の思想や考えを聞かされていた。
だからこそサヨには分かる。ヒミコの理想は決して叶わず、その果てに至る結末も容易に想像出来た。
『此方の準備が終わったら、すぐに其処に行ってあげるわ。ああ、でも、動くんだったら早くしておいた方が良いわよ。封印された『黄泉平坂』の中では、新たなネノクニの神であるカグツチとその軍師であるツクヨミが動いているわ。私が用意した予備の要石を破壊するでしょうけど、その予備の要石が一つ壊される度に貴女の側近の愚かな精霊は想像を絶する苦痛を味わうようにしてあげているの』
「き、貴様っ!?」
封印されて利用されている麒麟に更なる追い打ちをかけるような行為に、ミナカタは激昂して叫ぶ。
『のんびりしていたら、あの愚かな精霊は壊れるでしょうね。フフッ、アハハハハハハハッ!!』
悍ましい哄笑を上げながら、黒い『呪炎』は人型になるのを止めてヒミコ達の前から消え去った。
後に残されたのはその場に漂う悪霊でも害悪でしかない呪詛。ヒミコはその呪詛を即座に印を組んで封印する。
「……オオナムジ、ミナカタ」
『はっ!』
「出陣します」
ヒミコの決断にオオナムジとミナカタは反論する事なく頷いた。
かの一族との決戦以後、ずっと潜んでいたヒミコが遂に動き出す。その果てに待っているのが自分達が更に追い込まれる事になるのだと悟りながらも、ヒミコは動く決断をするしかなかったのだった。
ネノクニ側の出雲学園の地下室。
神聖な空気に満ち溢れ、精霊である桃花と蔓が新たな命を産み落としたその場所で今、一つの儀式が行なわれていた。
地面に書かれた方陣の中心に置かれているのは、精巧な木彫りの人形。見る者が見れば、その人形が特殊な木から彫られた物だという事が分かる。
その精巧な木彫りが模っているのは、紛れもなく二頭身姿の『サヨ』だった。
木彫りの正体は『サヨ』の依り代。完全に精霊としての側面に目覚めた事によって、娘である李花、青蘭、樹理の為に用意した自身が発生させた木から揺り籠を作ったように最高位の霊木から依り代を作ったのだ。
既に『サヨ』の身は大規模な霊脈操作の行使に寄って、酷過ぎる状態になっていた。
桃花の『癒し』でも、根本的な部分に致命的な損傷を負っている以上、治療は不可能。
故に依り代を作る事で復活させる以外に最早方法は無かった。無論、この方法を使えば別れた二人の『サヨ』が一つに戻る事は出来なくなってしまうのだが、『サヨ』本人から既に
そして今、アマテラスと『契り』を交わした事に寄って完全に
「よし……『サヨ』ご先祖様。どうぞ」
「ええ、末裔。ありがとうございます」
儀式が終盤に掛かったのか、執り行っていたリンドが揺り籠の中で横たわったままの『サヨ』に声を掛けた。
声を掛けられた『サヨ』は頷くと共に、その身を光らせて光の球へと変わり、自身を精巧に模した木彫りに吸い込まれるように入って行った。
次の瞬間、木彫りは光り輝き、光が消えた後には揺り籠から起きる事が出来なかった筈の『サヨ』が、方陣の中心に立っていた。
「う~ん!!
元気いっぱいだと言うように『小夜』は小さな両手を掲げて、笑顔で自身の復活を宣言した。
「……あ、あの、『サヨ』ご先祖様?
「私のこれからの呼び方です! 本体も
「い、いえ、あの……」
リンドは戸惑うように声を出した。
言うまでもなく、リンドにとって先祖は須らく敬う者達。サヨの事は苦手だが、それでも敬愛と尊敬の念を抱いている敬うべき相手なのだ。
暴走しているサヨも、四聖の社を占拠している蘇った先祖達に対しても敬意は全く失っていない。寧ろ心情的にはリンドは賛同したいところなのだが、『一族復興』を最優先としているために止めなければならない。
「さぁ、末裔。小夜ちゃんと呼びなさい」
「む、無理です。小夜ご先祖様も知っているでしょう。一族の先祖への敬意を決して忘れない。先祖代々から僕の代まで必ず護る事になっている家訓じゃないですか」
「むぅ~、その通りなのですが」
リンドの目の前に浮かびながら、小夜も渋い顔をして同意した。
元々初代から不可能とされていた超常の存在との間に子を為すと言う奇跡を行なっているので、それが無ければ一族は誕生しなかった。故に嫁いだ者も含めて、先祖への敬意は忘れない。
何せ一族の者達から『第二の祖』とまで呼ばれたサヨでさえ、自身の血が流れてなくても前の代から初代に至るまで敬意を抱き、頭が上がらなかったのだから。
「と言う訳で、僕はこれまで通り小夜ご先祖様と呼ばせて頂きます」
「仕方ないですね……でも、李花ちゃん、青蘭ちゃん、樹理ちゃんにこれから産まれる子供達には呼ばせても良いですよね?」
「まぁ、それは構いませんよ」
リンドの言葉に満足そうに小夜は頷いた。
「それで小夜ご先祖様には頼んだ通り、『分家作り』の為の此処に派遣されている巫女達の修業の執り行い。僕が居ない間の李花、青蘭、樹理、そして妊娠している白虎の健康確認。桃花、青龍、蔓が子供達の事で悩んだ時の相談。後、その他の細々した事をお願いします」
小夜を復活させたのは、大切な先祖の為でもあるが、同時に四聖の社の解放の為に動く自分が暫く行なっていた事が出来なくなってしまうので、その代わりを頼む為だった。
言うまでもなく重労働になるが……。
「任せて下さい、末裔! こうして蘇ったんですから、私も末裔が造る新たな一族の為に協力します!」
力の大半どころか、九分九厘を暴走している側のサヨに持って行かれてしまわれている身だが、小夜には『呪』を司る特性と一族の様々な知識がある。
そもそも色々と生前から問題があったサヨが、影とは言えその力と意識を明確に残せたのは、隠されていた役目である『イザナミの蘇生』の他にも、精霊としての特性から様々な術を編み出したり、相談役としてこれ以上にないほど適任だったからだ。
尤もそれらを含めても影や武具化した者を蘇生させる秘術まで編み出していたと、他の者達が知っていれば絶対に影を残させようとはしなかった。
(だからこそ隠していたんですけどね)
確かめるように頼りないように見える小さな手を小夜は握る。
(末裔が最高位の霊木を使って造ってくれた依り代は流石ですね。これならば霊脈からの力の供給も問題なく出来ますし、上級の悪霊にだって簡単には負けません……李花ちゃん達の護衛は果たせそうですね……とは言っても、本体や
出来る事ならば暴走している本体と与している義娘達を自らの手で止めたい小夜だが、その身は強力な依り代を得ても切り捨てられた存在でしかない。
本体を弱らせて自身が主人格になることも、
自らの大切な末裔たるリンドに、辛い思いをさせてしまう事に小夜が申し訳なさを抱く。
そんな小夜を安心させるようにリンドは声を掛ける。
「小夜ご先祖様。気にしないで下さい。確かにもう一人のサヨご先祖様や他のご先祖様達と戦う事になるのは嫌ですけど、覚悟は出来ましたから」
「末裔……うぅ、立派になってしまって……」
小夜の知るリンドは麒麟児と呼ばれる才能とそれに見合う聡明さを持っていたが、やはり年齢どおりの幼さはちゃんと持っていた。
しかし、今のリンドの幼さは仮面に過ぎない。その仮面の下にあるのは、何処までも鬼畜で例外を除いて女性を雌としか認識できない雄だった。
「後ですね。他のご先祖様達が小夜ご先祖様と話があるそうですから、ちゃんと話をして下さいね」
「っ!? ……うぅ……やっぱり皆、怒ってますよね?」
「勿論です。イザナミ様の件は、影であるご先祖様達にも記憶は消されていたので、何も言わないようですけど……桃花に『呪』を掛けた事は別ですからね」
「あぅぅ……」
明らかに怒っているリンドに、小夜は頭を抱えて呻くしかなかった。
何せ桃花に『呪』を掛けた時は、『理性』が中心となっている小夜も一つのままだったのだから、当然罰を受けるべき。桃花にはちゃんと小夜は謝罪したが、それで赦す訳にはいかない。
「ちゃんとお叱りを受けて下さいね、小夜ご先祖様」
「……はい」
『理性』的な部分が主と成っているだけに、小夜は項垂れながらも返事を返す。
今、リンドの手元にある残る遺産の守護者達には小夜も頭が上がらない者達。例え本人ではなく、影だとしてもだ。それ故に暴走している側の『サヨ』達も、遺産の隠し場所を知っていても手を出す事は無い。
一族をこの上なく愛するが故に、影だとしてもその者達に『サヨ』達は手を出せないのだ。他にもイザナミにヒミコのやらかしを知られる事を恐れているのもある。
「ところで末裔。先ずは何処の社を攻略するつもりですか?」
「『青龍の社』です。青蘭の事もありますし、それにあそこにいるご先祖様が『宝貝』などの通信を妨害できるんですよね?」
「ええ、そうです……
『サヨ』に与する四つの四聖の社を占拠した蘇ったリンドの先祖達。
その中で一番に優先して解放するのを決めたのは、『青龍の社』。今は琴乃の笛の音のおかげで落ち着いているが、社との繋がりが戻っていない以上、青蘭は不安そうにして何時泣き出してもおかしくない。
当然、泣き出したりすればこの前のように風を巻き起こしてしまい、地下が崩れてしまう恐れもある。
他にも妨害に関わるものを司っている先祖なので、優先的に何とかしなければならない。
「そしてこの社の攻略と共に……佐久夜を番の雌に堕とすつもりです」
「……フフッ、漸くですね」
リンドの宣言を聞いた小夜も、口元を笑みで歪めた。
『理性』的な部分とは言え、小夜もリンドの行ないを咎めない。『一族再興』は小夜にとっても、何よりも大切な事なのだから。
「末裔。頑張るんですよ。私は貴方の考えた『一族再興』に全面的に協力するつもりです。『分家』を興す事にも大賛成です!」
「ありがとうございます、小夜ご先祖様」
(さて、佐久夜。アマテラスと『契り』を結んだ以上、これ以上君を後回しにする必要はなくなった。桃花、青龍、蔓、白虎のように僕の番に堕ちて貰うからね)
因みに二人のサヨが一つに戻る事はありません。
強力過ぎるのもありますが、暴走面が強過ぎるので。
次のアンケート。
『青龍の社攻略同行メンバーに関して』
1.いぶきとなずな(神楽道中記)
2.かんなとうづき(鬼神楽)
3.御琴と涼香(神楽花莚譚)
これらで彼女達のエロありです。因みに攻略完了後にリンドの子を孕む許可を得ます。
アマテラス、佐久夜、琴乃の妊娠について。
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琴乃が堕ちた段階で孕ませる
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四聖の社全て攻略後に孕ませる
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サヨ関連終了後に孕ませる
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イザナミも加え、四人そろって孕ませる