※この作品はR-18です。

IZUMO2〜鬼畜ショタ性記〜   作:イズモ

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出来る事なら今回で終わらせたかったのですが、残念ながら長くなってしまい無理でした。
今回は琴乃の痴態が増しましです。

感想、評価、お気に入りありがとうございました!


琴乃編 8

『……と言う訳なの』

 

 『宝貝』から届く綾香からの声に、室内にいる誰もが重苦しい気配を発していた。

 アマテラス、カグツチ、ツクヨミ、佐久夜は琴乃が見た光景を察して沈痛な顔を浮かべた。この場にいない琴乃とリンドは、自分達の家に戻って行った。

 まるでこの世の全てに絶望したような顔をする琴乃の姿は、本来なら放置すべきではないのだが、琴乃本人が頑なに帰ると言ってきかなかったので、仕方なくリンドと共に里の外れの家に帰らせた。他にも子供のリンドに聴かせるべきではないとアマテラスとカグツチが判断したのもある。

 流石の佐久夜も今回ばかりは嫉妬など抱く様子は無く、ただただ琴乃に起きた悲劇を思って悲しんでいた。

 

(それは……キツイよなぁ。想い人だった相手が、自分がいない間に他の女性と付き合っていたとか)

 

 もうずっと昔の話ではあるが、同様に女性関連で近しい問題の当事者になったカグツチは琴乃に起きた悲劇を思い、罪悪感を感じてしまう。

 それは妻であるアマテラスも同じだった。

 

「……綾香さん……この度はこんな結果になってしまい、本当に申し訳ありませんでした!」

 

 『宝貝』に向かってアマテラスは頭を下げた。少しでも琴乃にアシハラノクニを見せて安心させたいと思って行動した事が、結果的に琴乃を傷つけてしまった。

 友人であり恩人である綾香の娘に味合わせてしまった絶望を思い、アマテラスは深い後悔と罪悪感を抱く。

 

『ううん……アマテラスちゃんのせいじゃないの。私もどう琴乃に話したら良いのか分からなかったから……あの子、引っ込み思案だから二時間ぐらいなら大丈夫だと思った私のミスよ』

 

「綾香さん……」

 

『それに……結局何時かは知られる事だったからね』

 

「……酷いよぉ。どうして琴乃さんがこんな目にぃ……ヒミコの馬鹿ぁ! 琴乃さんに何か恨みがあるのぉ!? 『スサノオ』だってヒミコが倒したくせに! なのに……なのにぃ……」

 

「佐久夜……」

 

 大粒の涙を流す娘の頭をカグツチは撫でた。

 そして黙って聞いていたツクヨミは顔を上げると、自身の考えを口にする。

 

「……もしかしたら、その『冬木凪』って言う女が悪霊の手の者かも知れないわね」

 

「ツクヨミ?」

 

「姉さん。何を?」

 

「だって、そうでしょう? 琴乃が居なくなって明らかに得したのは、満々と琴乃の想い人と恋仲になったその女なんだから」

 

「……いや、それはあり得ない」

 

 ツクヨミの考えをカグツチは否定した。

 状況的に考えれば、ツクヨミの推理には筋が通っている。だが、それを否定できる材料がカグツチにはあった。

 

「俺は八木君にもその冬木先生と言う女性にも会った事はないが、家には爺ちゃんがいる」

 

「……はぁっ、うっかりそれを忘れていたわ」

 

 カグツチの断言をツクヨミは受け入れた。受け入れているほどの説得力があるのだ。

 カグツチが『爺ちゃん』と呼ぶ人物『塔馬六介』。その正体はアシハラノクニの神である『イザナギ』。

 悪意のある相手が家に入ろうとすれば、六介は間違いなく気付くとカグツチは信頼していた。

 そのカグツチの考えに同意するように、『宝貝』から綾香の声が届く。

 

『ヒカルちゃんの言う通りだと私も思う。凪さんは、本当に純粋に猛ちゃんの事を心配して来てくれてるから……ただね』

 

「どうしたんですか、綾香さん? やはり、何か気になる事でもその女性に?」

 

『う~ん……あの人に会った時に少し懐かしい感じがしたの……私と同じで銀髪だったから親近感も沸いたんだけどね……少し楓(・)さんに似てたのもあって』

 

「楓さんに?」

 

「何? 今度はまさか楓の転生体まで出て来たの?」

 

 アマテラスとツクヨミは懐かしい相手の名前が出て来て、眉を顰める。

 あり得ないと言い切れない。何せ既に『スサノオ』や『ヤマタノオロチ』の転生体とアシハラノクニで出会っているのだ。そして『楓』もまた『スサノオ』に深い縁を持つ存在。

 唯一この場で事情を知らない佐久夜だけが首を傾げ、懐かしそうな眼をしているカグツチに問いかける。

 

「ねぇ、お父さん? 楓さんって誰?」

 

「佐久夜は会った事が無かったな。楓さんって言うのは、こっちの世界に俺が来た時に一番最初に『契りの儀式』を交わした精霊で、ヨモツオオカミとの戦いでも力を貸してくれたんだ。戦いの後は、『スサノオ』と共に歩む道を進んだんだけど」

 

「『スサノオ』が死んだ後に、その消息は不明になっているの、佐久夜」

 

「あの娘なら、死んだ『スサノオ』の後を追ってアシハラノクニに転生していてもおかしくは無いわね。だけど……もしその冬木凪って女が楓の転生体だったら、その『スサノオ』の転生体である剛に惹かれる筈だから、綾香の勘違いよ」

 

 楓と言う精霊は、『スサノオ』に対して並々ならぬ想いを抱いていた精霊。

 アシハラノクニで生まれ変わって記憶を失ったとしても、『スサノオ』の転生体である剛と出会えば惹かれる筈。同じ学園に一時期一緒に居たのならば尚更だ。

 そうならなかったのだから、凪が楓の転生体である可能性は低い。

 

「……一応綾香さんの言葉もあるし、桃花さんに頼んで接触して貰うか」

 

「ええ、それが良いでしょう。姉さんは楓さんと殆ど話した事はありませんから」

 

 そうして冬木凪に関しては一先ずの様子見と言う意見で決まった。

 ……そして最大の問題は……琴乃の事だ。

 

「……暫らくは綾香さんと妹さんとも話したくないそうです」

 

『うぅっ……琴乃ぉ~』

 

 『宝貝』から綾香のすすり泣く声が聞こえて来た。別段綾香と明日香を、琴乃が嫌いになった訳では無い。

 だが、やはり琴乃は複雑な心中を抱えてしまった。

 

(まっ、琴乃に関しては大丈夫でしょうけどね)

 

 暗い顔をするアマテラス達に付き添って同じように憂いを帯びた顔をしているツクヨミだが、内心では深刻に考えていなかった。何故ならば、今傷心の琴乃の傍にはリンドがいる。

 

(あの子がいるなら琴乃に万が一は訪れない。今回の事はあの坊やにとっても完全に予想外の事だったようだけど、それはそれで良い経験になったでしょう)

 

 これまで佐久夜、桃花、蔓、そして手を出している最中のアマテラスと琴乃を含めて5人の美女と美少女を相手に上手く立ち回って来た。

 だが、何事も上手く行くとは限らないという事も学ぶべきだとツクヨミは思っている。そしてリンドが学ぶという事は、それだけアマテラスが堕ちる時が近づくという事。

 

(フフッ、精々成長しなさい。私がヒカルを手に入れる為に……その為に綾香。貴女の娘には、リンドの子を孕んで貰うわよ)

 

 誰もが琴乃の事を心配する中、ツクヨミだけは唯一心配せず、リンドの手によって琴乃が救われる事を確信していたのだった。

 

 

 

「琴乃お姉さん……着いたよ」

 

「……」

 

 リンドに手を引かれて里の外れにある住んでいる家まで戻って来た琴乃だが、その表情はまるで魂が抜け落ちたような顔をしていた。実際、今の琴乃は抜け殻も同じだった。

 アシハラノクニに帰りたいと願っていた半分以上の理由を琴乃は失ってしまったのだ。

 家族の事は当然大事だが、それ以上に琴乃にとって『八木猛』と言う存在は、自分以上に何よりも大切な存在だった。

 猛がいたから、長い入院生活も過ごすことが出来た。

 猛が草笛を教えてくれたから、音楽に興味を持てた。

 猛がいたから、頑張ろうと思えた。

 今の白鳥琴乃と言う人間を形成出来たのは、八木猛がいたから。だからこそ、琴乃は彼に想いを寄せていた。

 引っ込み思案な性格な為に、積極的な行動こそ出来なかったが、それでも猛の為に塔馬家に毎日通い続けて家事を頑張った。

 何時かネノクニからアシハラノクニに戻れた時に、猛から『おかえり、琴乃』と言われるのを期待していた。なのに。

 

(……もう、あそこに私の居場所はない)

 

 猛の隣には琴乃ではなく別の女性がいる。その女性は塔馬家にもいる。

 今更アシハラノクニに戻れても……琴乃が入り込む余地は無い。その事実に琴乃の瞳から涙が零れる。

 

(……全部忘れたい)

 

 その涙を見たリンドは、自分の迂闊な判断に怒りを内心で抱く。

 

(クッ! まさか、こんな事になるなんて!?)

 

 『降霊の術』をアマテラスに教えたのは、善意だった。

 美しく淫靡な姿を見せてくれた琴乃へのお礼。そして家族の顔を見せてあげようという思いで動いた事が、琴乃を深く傷つけて悲しませた。

 その事実にリンドは自分に対して怒りを抱く。

 八木猛には怒りを抱かない。抱くつもりもない。確かに直接の原因は八木猛かも知れないが、そうなる経緯を作り上げたのはリンドの行動なのだから。

 

(ごめんよ、琴乃お姉さん)

 

 手を引いて、家の中に入り、木で出来た床に座らせる。

 一先ず休ませるべきだとリンドは判断する。最悪の場合の事も考えて、琴乃に刃物の類を認識(・・)させないようにする。

 そしてそのまま琴乃の部屋に向かおうとしたところで……琴乃に腕を掴まれる。

 

「っ!? 琴乃お姉さん?」

 

「…………して」

 

「えっ?」

 

 疑問の声を上げるリンドの前で、琴乃は自らの着ている服を押さえている帯を解く。

 そのまま、まるで邪魔な物を取っ払うかのように大胆に脱ぎ捨てていく。何時もリンドの前で脱ぐときは、羞恥でぎこちなく脱いでいる琴乃とは思えないほどの大胆さだった。

 遂に琴乃の手は上半身の下着にまで伸びて、下着と言う枷が外れた双丘がふるんっと揺れながら顕わになった。

 常日頃の琴乃ならばそのまま恥ずかしさの余り、手で乳房を隠すはずが大胆にも晒し、そのまま前かがみになって形のいい綺麗な乳房をリンドに魅せつける。

 更に琴乃の両手は下の下着の布と肌の間に入り、スラリとした足を通って下ろされていく。

 本来女性が隠すべき秘所も、琴乃はリンドに晒した。昨夜のように本気で感じていた事を示す白濁液で濡れていないので、綺麗な縦筋と包皮に包まれた小さな肉芽がハッキリと見える。

 

「……裸になったから……マッサージして……リンド君……」

 

 虚ろな眼差しのまま琴乃は己の裸身を全て晒して、リンドに願った。

 今の琴乃に考える力は殆どない。だが、脳裏にはどうやっても想い人の猛と凪の情事の光景が浮かんでしまう。

 故に琴乃はリンドがしてくれるマッサージを求めた。楽器演奏では、そもそも音楽を始めた切っ掛けが猛なのでどうやっても思い出してしまう。

 しかし、マッサージならば余りの気持ち良さで一時でも全てを忘れられる。

 その琴乃の考えを悟ったリンドは、考えていた琴乃の籠絡計画を破棄する事を決意する。

 

(出来れば琴乃お姉さんとの初めては、あのせいふくとかいう服でシたかったけど、僕のミスでこんな傷ついてしまったんだ……諦めよう……代わりに……琴乃お姉さん。全部(・・)忘れるぐらいに貪り尽くして上げるよ)

 

「ねぇ、して? して、リンド君! マッサージをして!?」

 

 何時まで動かないリンドに焦れった琴乃は、床に膝をついてリンドの顔と自分の顔の位置が合うようにして両肩を持って揺さぶる。

 常日頃の清楚な琴乃とは思えないほどに、その姿は切羽詰まっていた。壊れそうになっている心が、壊れない為にリンドのマッサージを求めているのだ。あの快楽なら、脳裏に浮かんでしまう光景を消せる。

 その為にと強く自身の肩を揺さぶって来る琴乃の唇に、リンドは己の唇を押し付けた。

 

「してくれないんだったら! もう私はっ!? ……んんっ……!」

 

 半狂乱になりかけていた琴乃は、突然口づけされた事に目を見開く。

 普通ならば即座に振り払うべきだが……。

 

(……暖かい)

 

 繋がっている唇同士から伝わってくる暖かさに、琴乃の心は何故か落ち着いた。

 それはリンドが唇を通して気を送っているから起きる現象。そして殆ど毎日琴乃が眠った後に、リンドが口づけをしていることで本人も気付かぬうちに生じていた慣れ。

 そして毎夜行なっていたようにリンドは、己の舌を伸ばして琴乃の口内に侵入させる。

 琴乃は伸びてくる舌を……受け入れた。

 

「……んふっ♥ ふぅっ♥ ……ちゅっ♥ ……」

 

(ああっ♥ 何で……何で、リンド君とのキスが嬉しいの♥ 胸が……ポカポカして来る……♥)

 

 流し込まれる唾液を、琴乃は自然と嚥下していた。

 記憶は無くても、琴乃の身体は覚えている。リンドの唾液、いや体液が己の身体を健康にしてくれたものだという事を。

 やがて、琴乃が少し落ち着いたのを確認したリンドは少し名残惜しそうに琴乃の口内を舌で舐め終えた後に唇を離した。積極的にしていたのがリンドだけだったので、佐久夜達とする時みたいに唾液の糸は出来なかった。

 だが 効果があった事を示す様に青白かった琴乃の頬は火照って赤く染まっていた。

 

「リ、リンド君……その……」

 

「落ち着いた、琴乃お姉さん」

 

「え、ええっ……でも……」

 

 アシハラノクニで言うところのファーストキスを、幼いリンドに奪われた事実に琴乃は赤面する。

 本来ならば怒るべき事の筈だが……。

 

(嫌じゃなかった……寧ろもっと……)

 

 唇に手を当てて琴乃はなぞる。時間経過と共に感じていた暖かさが消えていく。

 その事に琴乃は言いようのない寂しさと悲しみを覚えた。何故と琴乃が疑問に思う前に、申し訳なさに満ちたリンドの声が響く。

 

「……琴乃お姉さん……ごめんなさい! 琴乃お姉さんの唇を……奪ったりして……女の人にとって口づけって大切なものなんでしょう? だから……本当にごめんなさい!」

 

「……ううん、良いのよ、リンド君……私が急にマッサージを強請ったから落ち着かせようとしてくれたんでしょう……それに……いやじゃなかったの」

 

「……本当に?」

 

「ええっ……その証拠に……んっ」

 

「んっ!?」

 

 今度は琴乃の方からリンドに口づけをした。

 いきなりの事でリンドは驚いた様子を見せるが、琴乃は構わずに口づけを続けて感じる暖かさに身をゆだねる。

 

(ああっ♥ ……やっぱり暖かい♥)

 

 心が冷え切っていた琴乃は、その暖かさに溺れてしまう。

 拙いながらも必死に舌を動かして、リンドの唾液を飲もうとしている。意識はなくても、琴乃の身体は覚えてしまっている。リンドの与えてくれるものは、身体に良くて気持ち良いものだという事を。

 そのまま琴乃はリンドを抱き締めようとしたところで……腹部に何か太くて固く、そしてとても熱い物が挟まっていることを肌で感じた。

 

(? 何かしら? ……っ!? ひっ!)

 

 口づけの邪魔が入ったと思いながら琴乃が自らの腹部に目を向けてみると、其処にはリンドが履いているズボンから飛び出した剛棒があった。

 大人顔負けの長さと太さを持ち、一年以上女性を鳴かせて鍛え上げられた事によって黒さが増した女殺しの剛棒。

 それが幼いリンドの下腹部に聳え立っている事実を、漸く白鳥琴乃と言う少女は認識した。

 同時に雄臭い臭いが部屋の中に充満し、既に亀頭は粘着質な汁で濡れていて、琴乃の綺麗な腹部だけではなく下乳に付いていた。

 それを見た琴乃は狼狽えたように唇を離し、良く見えるようにリンドから少し離れた。

 

(なんて……なんて……大きくて太くて鳴らせがいの在りそうな肉棒なの♥)

 

 琴乃は我知らずにゴクリと唾液を呑み込んだ。

 初めて見る筈なのに(・・・・・・・・・)愛おしい。口に含んで鳴らしたい。そんな欲求に何故か琴乃は駆られる。

 本人は気がついていないが、この時、琴乃は何度も舌なめずりをしていた。今すぐにでも口に含みたい。そしてあの肉棒から放たれる精液を飲みたいと、琴乃は願ってしまう。

 

(んぅっ♥ ……精液なんて飲んだことは無いけど……きっと唾液なんかよりもずっと身体を暖かくしてくれそう……飲みたい♥)

 

「はぁっ♥ はぁっ♥」

 

 熱い吐息が琴乃の口から洩れる。雌を誘惑する剛棒に思わず手を伸ばしてしまいそうになる。

 

(っ!? だ、駄目!? だってぇ……佐久夜さんはリンド君の事が好きなんだから!)

 

 剛棒に伸びそうになる自らの手を、琴乃は必死に残された理性で抑える。

 二ヶ月以上も過ごせば、佐久夜が明らかにリンドに恋愛感情を抱いている事を察する事が出来る。同じように誰かに恋していた琴乃ならば尚更だ。

 リンドの剛棒に手を出すという事は、佐久夜を裏切るという事。琴乃にとって佐久夜は、もう親友に等しいほどの相手だ。だが、そんな琴乃の理性は……。

 

「ご、ごめんなさい、琴乃お姉さん……何時もは我慢できていたのに……琴乃お姉さんとの口づけが嬉しくて小股の棒が立っちゃった」

 

(何時も……)

 

 言われて琴乃は、マッサージの時の自身の痴態を思い出す。

 背中をマッサージしてくれる時も、胸をマッサージされる時も、そして下腹部をマッサージしてくれる時も琴乃は喘いでいた。

 その時に今のようにリンドの剛棒が立っているのを、琴乃は見た事が無かった。

 

(……ずっと我慢してくれたのね……男性が我慢するのは辛いって、本でも読んだし……)

 

 実際のところは何時も反り立っていたのだが、認識できないようにされていた琴乃はリンドの言葉を信じた。

 そして申し訳なさそうにしながらリンドは自らのズボンに剛棒を戻そうとする。

 

「琴乃お姉さんが傷ついている時なのに、僕は……ごめんね」

 

 リンドは謝りながら剛棒をズボンの中に隠そうとする。

 しかし、隠そうとする直前に、琴乃の身体が動き、リンドの前で再び膝をつくと、そのまま無理やりリンドのズボンを下ろし、剛棒も陰嚢も晒させた。

 

「こ、琴乃お姉さん? な、何を?」

 

「……鎮めてあげる♥ ……はぁっ♥ ……んむっ♥」

 

 ぐぽっ……

 

「うわっ!」

 

 漂う雄臭さを僅かに堪能した後、琴乃は迷う事無くリンドの剛棒を口に含んだ。

 

(あぁっ♥ ……やっぱり美味しいわ♥)

 

 普通の女性ならば眉を顰める味なのにも関わらず、琴乃は嬉しそうに咥えていく。

 口内に亀頭が侵入すれば、即座に舌を使って己の唾液を剛棒に舐める事でこすりつけていく。

 

(喉奥にまで通りやすくしないと♥ ……これってあの楽器に似てる)

 

 何時も口に咥えて鳴らしていた楽器が琴乃の脳裏に浮かんだ。

 

(そうだとしたら……)

 

 やり方は分かっているように、手に持つと重くずっしりと重さを感じる陰嚢を優しく左手で触り、右手を剛棒の竿の根元を持つ。そして始まったのは淫美な音が鳴り響く演奏だった。

 

 じゅぽっ……ぐぼっぐぼっ……

 

「うわぁぁぁっ! こ、琴乃お姉さん!」

 

「んふぅっ……♥ れろっ♥ んちゅぅぅっ♥」

 

(気持ち良い♥ 気持ち良いの、リンド君♥)

 

 まるであるべき場所に納まったかのような印象を感じながらも、琴乃は楽器(・・)を演奏していた時の要領で激しく口淫する。

 剛棒を含んでいる口の中は常に舌が動き回り、口の端から流れる唾液と口内で唾液に覆われた竿を右手で擦り、早く出せと言うように繊細な指使いで陰嚢に包まれている睾丸を刺激する。

 佐久夜達とは違う。いや、違うように仕込まれた琴乃の口淫テクニックがリンドの剛棒を演奏するかのように刺激していく。

 

「ふぅぅっ♥ ぢゅる♥ ……ぢゅっぱぁ♥」

 

(あぁっ♥ リンド君の肉棒が口の中で大きくなっていく♥ これって出そうなのね♥ 精液が……♥)

 

 初めて(・・・)精液を口にする事に恐怖が無い訳では無い。

 だが、唾液で暖かくなれた事を知っている琴乃は、きっと精液も同じように暖かくなれると認識し、口淫に一切の手を抜かない。演奏は佳境だと言うように激しくなり、そして最後に琴乃は頬を窄めて息を大きく吸い込む。

 

(出して♥)

 

「でるぅぅぅッ!!」

 

 どぶどぶどぶどぶぅ! ぴゅどぴゅ――っ!

 

「ふぐぅぅぅっ♥ んぐぅぅぅぅっ♥」

 

 リンドが腰を突き出して琴乃の喉奥に入った瞬間、大量の精液が射精された。

 容赦なく喉奥で射精された精液は、喉を伝い胃へと流れていく。粘性が強くドロドロした液体である白濁液は、本来ならば非常に飲みにくい筈だが……。

 

「ごくぅっ♥ ごっきゅぅっ♥ おぶぅっ♥」

 

 恍惚な顔をしながら琴乃は飲み干していた。既に琴乃の身体はどうやれば上手く精液を飲み干させるのか覚えていた。

 同時に流れ込む精液の熱さに、琴乃の肢体は悦びに打ち震え、股の間からは愛液が流れ出て内腿を濡らしていく。漸く精液の射精が治まると、琴乃はゆっくりと剛棒を喉から引き抜き、舌を使って残滓を舐め取っていく。

 

(ああっ♥ やっぱり美味しい……あの演奏の練習は、きっとこの為にあったのよ)

 

 毎日鳴らしていたリンドの一族の楽器。

 その練習の成果を発揮し、最高の淫靡な演奏を終える事が出来た琴乃は、舌で綺麗にし終えて口から剛棒を放す。

 

(……まだ大きい♥)

 

 男性は一度出せば、次に出すのに少し時間が必要だと本などの知識で知っていた琴乃だが、リンドの剛棒は今だ萎えることなく固くそそり立っていた。

 

「んっ……はぁっ……はぁぁっ……んんっ♥」

 

 目の前でそそり立つ剛棒から放たれる雄臭い臭いに、琴乃は熱い息を我知らずに溢した。

 そして無意識に左胸を右手で弄り、左手を秘所に当てて弄り回す。自分よりも幼い少年を前に、琴乃は自慰を始めてしまった。おかずは目の前にそそり立つ剛棒。

 

「は、ぁ──っ♥ はぁ、はぁっ♥」

 

「こ、琴乃お姉さん、な、何を……?」

 

「ごめんなさい♥ ごめんなさい♥ ああっ♥ でも……止まらないの♥ 見てていいから、そのままで居て♥」

 

 くちゃくちゃと琴乃が指で秘所を弄る音が鳴る。

 幼い少年の前で自慰。しかもおかずとしているのは、その少年の剛棒など。常日頃の引っ込み思案な琴乃ならば自らのしている事の浅ましさと淫猥さに、羞恥の余り自殺してもおかしくはなかった。

 だが、リンドに知らず知らずの内に教え込まれた快楽。そして何よりもアシハラノクニに戻りたかった理由の消失。

 其処に冷え切った心身を包み込むような暖かさを感じた事で、琴乃のタガを外した。いや、壊れてしまった。

 

(し、仕方ないの♥ 佐久夜さんがリンド君の事を好きだから♥ それに私は……)

 

 琴乃の脳裏に、ほんの少し前まで何時か結ばれたいと願っていた想い人の顔が浮かんだ。

 

(いやっ!! 思い出したくない!)

 

 脳裏に浮かんだ姿を振り払うように、琴乃は更に自慰に没頭する。

 交互に乳首が立っている双丘を右手で弄り、左手の指で秘所をかき回したり、時に肉芽を弄る。だが……。

 

 くちゅっ……くちゅくちゅっ……

 

「うぅっ……どうして……どうしてなの……」

 

 自慰を続けるたびに琴乃の顔は、苦悶の表情へと変わっていく。

 必死に手を動かしているのに、感じる快感が圧倒的に薄いのだ。当たり前だが、自慰の経験は少ない。

 引っ込み思案な性格をしている琴乃は、興味はあっても積極的な自慰をした事は数えるほど。

 ネノクニに来てからは今の環境に慣れるので忙しく、更にリンドのマッサージで欲求不満は解消されていた。対してリンドは琴乃と違い、女性経験があり、加えて言えばリンドの一族は精霊さえも孕ませるほどに性欲に満ち溢れた一族。因みにリンドの一族から生まれた女性は、男性を鳴かせる事に長けている。

 女性を鳴かせるサラブレットな一族の末裔であるリンドの手管と、稚拙な指使いの自慰しか出来ない琴乃ではどうやっても勝つ事は出来ない。

 

「んんっ……だめぇ……だめぇっ! かんじない……暖かくならないのぉ」

 

 遂に涙声まで混じり始め、体勢が悪いのかと膝立ちの体勢から仰向けになり、大胆に両足をリンドに向かってM字に開いた。

 自慰で何とか快楽を得ようとしている琴乃は気付いていなかった。無意識に自分が取ってしまった体勢が、雄が雌に己の分身を挿入しやすい体勢であるという事に。

 そして極上の美少女が目の前で痴態を晒し続けるのを見ている雄が、何時までも黙っている筈が無いという事を。

 

「……酷いよ、琴乃お姉さん」

 

「リ、リンドくぅん……ひぃっ!?」

 

 呼びかけに自慰しながら改めてリンドを見た琴乃は、思わず引き攣った声を洩らしてしまった。

 琴乃の指示に従っているのか、リンドは言われた場所から一歩も動いていなかった。だが、股間からそそり立つ肉棒には血管がビキビキと音が聞こえて来そうなほど浮かび上がり、カウパー腺をダラダラと溢していた。

 無意識に琴乃の喉がゴクリと鳴った。同時に弄っていた時よりも愛液が零れ、膣奥にある子宮がきゅんと鳴いた。

 

「何か酷い事があったんだって分かってるから、言われた通り我慢して立っているのに、僕の事を忘れてたよねぇ?」

 

「ああっ………ご、ごめんなさい、リンド君」

 

 今更ながら自分が晒していた痴態を自覚した琴乃は、身体を震わせる。

 

(嫌われちゃう! リンド君に嫌われちゃう!)

 

 琴乃の身体に残っていた暖かさがどんどん冷えていく。

 だが、自らがしていた行動を思えば、嫌われてもおかしくないと琴乃は自覚している。傷ついて心配してくれていた相手を放置して、自慰に更けていた。

 琴乃だってそんな相手がいたら軽蔑してしまう。

 

(いやぁ、いやぁっ……リンド君に嫌われたら、私……もう……)

 

 ネノクニに来てから共に暮らしていた相手に嫌われる。

 その絶望感に琴乃の瞳が再び虚ろな瞳に戻りかけるが……。

 

「大丈夫だよ」

 

 言葉と共に琴乃の開いている足の間に身体を滑り込ませたリンドは、恐怖で震えている琴乃の双丘を揉み出した。

 

「っ! ああああっ♥ ふぁっ……気持ち良い♥ リンド君の手が胸を弄ると気持ち良いのぉ♥」

 

 本人よりも感じる場所を熟知しているリンドは、巧みに双丘を弄る。

 柔らかな乳房が子供の手で形を変える度に、自身では得られなかった快感が琴乃を襲う。

 小さくなってきていた桜色の乳首は、再び硬くなり始め、乳輪が乳首を触って欲しいというように盛り上がる。そして何よりも琴乃が安心感を感じるのは、リンドの手から伝わってくる暖かさ。

 

「ふぁっ♥ リ、リンド君♥ ……私の事を嫌いにならないで……お願いぃ……」

 

「安心して僕だってお姉ちゃんに隠し事をしてるんだ。だから嫌いになんてならないよぉ」

 

「……隠し事?」

 

「うん。夜中にね。マッサージした時のお姉ちゃんを思い出して、小股の棒がムズムズしてきた時にさっきの琴乃お姉さんが飲んだ白い液体を出してたんだよ」

 

「っ!?」

 

 それが意味するのは、琴乃が寝ている間にリンドが自慰をしてたと言う事。

 琴乃は、自身のお臍辺りの下腹部に当たっているリンドの剛棒に目を向ける。ダラダラと流れる粘着性の酷いカウパー腺が、琴乃の白い肌を穢していた。その下にある子宮は、強烈な雄の気配に歓喜に打ち震えるように鳴いている。

 本来の琴乃ならば、今のリンドの発言を聞けば、怒りに満ちた視線を向けて子供だとしても嫌っていただろう。だが、今の琴乃が思ったのは……。

 

(なんて……んくっ……勿体無い……)

 

 あの心身を暖かくさせて火照らせてくれる火傷しそうなほど熱い大量の白濁液が無駄打ちされていた。その事実に言いようのない寂しさと悲しみを琴乃は抱いた。

 実際のところは夜な夜な密かにやって来ている桃花と蔓に射精されていたのだが、その事実を知らない琴乃は無意識に悲し気に眉を寄せていた。

 

「だから、僕には琴乃お姉さんを責める資格はないんだよ。でもねぇ」

 

「あぁっ……」

 

 ゆっくりとリンドは立ち上がり、それと共に腹部から剛棒が離れ、弄られていた双丘からもリンドの手が離れた。

 その事実に琴乃は、我知らずに悲し気な声を洩らしてしまった。結局自己主張をして固くしていた乳首が弄られる事もなく、思わず琴乃は手を伸ばしてしまう。

 その様子を見ていたリンドは仰向けで足をM字に開いている琴乃を見下ろしながら、自らの剛棒の根元を握る。

 

「琴乃お姉さん。僕ね。この小股の棒が女の人の股に開いてる穴に挿入するものだって知ってるんだ。夜中に里を散歩している時に、男の人が女の人に入れてるのを見たからね」

 

「っ!?」

 

 リンドが幼いながらも性行為を知っている事実に、琴乃は目を見開く。

 思わずリンドの剛棒と、己の秘裂に目を向けると……。

 

(っ……あ、愛液があんなに……)

 

 秘裂からは、早く挿入して欲しいと言わんばかりに愛液が溢れている。

 しかも、足を左右に開いているのと自分で弄った影響もあって綺麗な縦筋が開かれて、中のピンク色の膣粘膜が見えそうになっていた。

 はしたない自身の姿に、今更ながら羞恥心が沸き上がって来て琴乃の顔が真っ赤に染まる。

 その様子を見ていたリンドは内心で満足そうに頷きながら、話を続ける。

 

「それで女の人に取って初めての行為って大切なものなんでしょう? 今、琴乃お姉さんはショックで冷静に判断も出来ないだろうし……だったら僕が我慢すれば良いよね」

 

「……我慢するって……どうするの?」

 

「何時も通り射精しようと思ってるよ」

 

「っ……」

 

 琴乃の身体が震えた。その震えを増長させるかのようにリンドは、シコシコと自らの剛棒を扱き出す。

 

「ご、ごめんね、琴乃お姉さん。も、もう僕も痛くなって来てるから」

 

「……リンド君。辛いのね……じゃあ……挿入して良いのよ」

 

「えっ?」

 

 突然琴乃は自らの手で両足を抱えて、愛液を垂れ流す秘所がリンドが良く見えるように晒した。

 自らが晒している姿に琴乃は恥ずかしそうにリンドから顔を逸らすが、体勢は変える事無く一番恥ずかしい部分が良く見えるように晒す。

 更に割り広げられた足に連動して、膣口も開き、リンドの視界に膣内で愛液を溢れさせている膣粘膜が映った。

 

(ごめんなさい、佐久夜さん! きょ、今日だけ! 今日だけはリンド君のくれる暖かさが欲しいの♥)

 

「わ、私のせいでリンド君が辛そうにしてるのは嫌だから……私の処女をあげるわね♥」

 

「……良いの?」

 

「うん……お願い……もう私も限界なの……暖かくして忘れさせて……」

 

「……分かったよ、琴乃お姉さん」

 

 リンドは頷くと共に、両足を抱えている琴乃に身体を寄せてくる。

 そして己の手を琴乃の膣口に近づける。

 

「僕の大きいから、もう少しほぐしておくね」

 

「ええっ♥ お願いね、リンド君♥」

 

 リンドの手の気持ち良さを知っている琴乃に、拒否の感情はなかった。寧ろ自身の身体を気遣ってくれるリンドに愛おしさを感じていた。

 だが、そんな感情は……。

 

「確り両足を持っていてね。僕も我慢してるの辛いから、すぐに挿入できるように本気でいくよ……三本だ」

 

「えっ?」

 

 じゅぶずぅ……ぐぶぅっ!

 

「っ♥ ――――っ♥」

 

 容赦なく膣道に侵入した三本の指に、琴乃は目を見開いて声なき声を上げた。

 そして入り込んだ三本の指が、膣壁を引っ搔き回すと共に与えられる快楽によって……。

 

「ひあああああぁぁぁぁぁぁぁ――――っ♥」

 

 まるでこれまでの自分と別れを告げるような断末魔の嬌声が、琴乃の喉奥から奏でられた。

 外では夕日が沈みかけ、夜が訪れようとしている。

 そして、琴乃とリンドの夜はまだ始まったばかりだった。




次回こそ遂に処女喪失で、この琴乃編は終わります。

アマテラス、佐久夜、琴乃の妊娠について。

  • 琴乃が堕ちた段階で孕ませる
  • 四聖の社全て攻略後に孕ませる
  • サヨ関連終了後に孕ませる
  • イザナミも加え、四人そろって孕ませる
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