IZUMO2〜鬼畜ショタ性記〜 作:イズモ
本当にこんな小説にありがとうございます!
アンケートの方もありがとうございました!
ネノクニの出雲学園に人や悪霊を近づけさせないよう広がる広大な森である『妖やかしの森』。
その森に近づく一団が存在していた。率いているのは、ネノクニ最強の剣士カグツチ。
付き従うのは、アマテラスの里を護る兵士達。全員が装備を整え、幾台かの荷車を曳いて『妖やかしの森』に向かっていた。
その一団の中には、カグツチの娘である佐久夜の姿だけではなく、何と巫女装束に着替えて馬に乗った琴乃の姿もあった。
そして『妖やかしの森』の手前に来ると、一団は止まり、カグツチは乗っている馬を背後の部下達に向ける。
「では、これから『妖やかしの森』の中に罠を仕掛ける」
『はっ!』
「事前に話していた通り、今、『妖やかしの森』には主である精霊、桃花さんにお願いして結界を解除して貰っている。しかし、この場に居る誰もが知る通り、本来『妖やかしの森』に張られている結界は、神聖な土地に人を近づけさせない事の他に、低級とは言え悪霊どもを外に出さない事を目的としている。それが解除されているという事は、森の外に悪霊が出てしまうかも知れないという事だ」
聞いた兵の全員の手に力が籠もる。
低級とは言え、悪霊は普通の人間にとっては脅威。カグツチの率いる軍勢は、上級の悪霊とさえ渡り合えるが、決して油断はしない。
何せ低級の悪霊は力が弱い分、発生しやすくとにかく数が多い。以前、リンドが『妖やかしの森』に潜んでいた悪霊達を全て消し去ったが、一年以上経過した今では、再び悪霊が住み着くようになっていた。
リンドと佐久夜が、最も悪霊が発生しやすい出雲学園に定期的に訪れるようになったり、桃花と蔓が我が子の為に悪霊を出来るだけ排除しても、そもそも土地自体が悪霊が発生しやすい土地である為に低級の悪霊達が居なくなることは無い。
その事を知っている兵達からは、油断する気配はなかった。
その様子にカグツチは満足そうに頷く。
「時間は今日一日だ。俺達には
『おおっ!!』
カグツチの激励に兵達は鬨の声を上げて、罠を張る為に持って来た道具を荷車から降ろしていく。
それを確認したカグツチは自身と同じように馬に乗っている佐久夜と琴乃に近づく。
「佐久夜と琴乃ちゃんは俺と……」
「あら、カグツチ。私を忘れないで欲しいわね」
音もなくカグツチの乗る馬に相乗りするようにツクヨミが現れた。
カグツチは背中に寄りそうツクヨミに苦笑を浮かべて頷く。
「2人は俺とツクヨミと一緒に行動だ」
「うん! 分かったよ、お父さん!」
「よ、宜しくお願いします」
佐久夜は元気一杯に、琴乃は恐縮しながら返事を返した。
その様子に琴乃が緊張している事を察したカグツチが、安心させるように声を掛ける。
「琴乃ちゃん。そんなに緊張しなくても大丈夫だ。俺も佐久夜も、そしてツクヨミも一緒にいる」
「そうよ、琴乃。だから、アンタは安心して。その懐の中に仕舞ってある『笛』を確かめて見なさい」
「は、はい。カグツチさん、ツクヨミさん」
琴乃は2人に返事を返しながら、懐に手を入れて一本の『横笛』を取り出した。
一見すればただ木で出来た横笛にしか見えないが、見る者が見ればその笛から神聖な気配が漂っている事を察する事が出来るだろう。
「あ、あの……本当にこんな大切な物を私が貰っても良いんでしょうか?」
自らの手の中にある横笛が、里の宝物庫に在った物だと知っている琴乃は、困ったように質問した。
対してカグツチ、ツクヨミ、そして佐久夜も困ったように眉根を寄せる。
「そう言われてもねぇ」
「琴乃さんの所に勝手に戻っちゃうんじゃ」
「俺達でもどうする事も出来ないんだよな」
三人とも、いや、今は里に居るアマテラスも含めると四人は、琴乃の手の中にある横笛に関して困っていた。
何せ琴乃の手から離れても、気付けば勝手に服の中に入っているのだ。アマテラスやツクヨミが封じても、破って琴乃の手に戻ってしまう。
そもそも今、琴乃の手の中に納まっている横笛は、元はリンドが里に提供してくれた財産の中に入っていた呪具の1つ。
何故それが琴乃の手に渡ったのかと言うと、事は琴乃とリンドが一線を越えた次の日から始まった。
自棄を起こしてリンドとどう顔を合わせたら良いのかと悩んでいる琴乃の耳に、突然悲鳴が上がった。
声の主はリンド。頭を抱えて明らかに尋常じゃない様子だったリンドを見て、琴乃は急いでアマテラス達に報告した。
そして怯えるリンドはアマテラス達の前に連れて来られて、怯えながらも一つの言葉を発した。
『『迷い人』が数ヶ月以内に来る』
そう説明されたアマテラス達は最初は困惑した。
『迷い人』などと言う存在をアマテラス達は知らなかったからだ。だが、最近は佐久夜の従者として確りして来たリンドが怯えるのは、ただ事ではないと察し、落ち着かせるように優しく声を掛け、佐久夜と琴乃も背を撫でると再びリンドは口を開いた。
『あ、頭の中に声が聞こえたんです……『迷い人』……お母様とお父様が言っていました……アレは『このネノクニに災厄を引き起こす悪霊だ』って』
その言葉を聞いたアマテラスとカグツチは、すぐさま里に保管されているリンドの一族の残した巻物を全て部下に運ばせた。この時、一応巫女見習いの立場に居るので琴乃も巻物を運ぶのに宝物庫の中に入った。
そして巻物を全て開いたところ、これまで読めなかった巻物が一気に十も読めるようになっていた事をアマテラス達は知った。
その中に在ったのだ。ネノクニに災厄を引き起こす悪霊『迷い人』に関する事が記された巻物が。
(別の次元からやって来る悪霊『迷い人』。そんな悪霊が存在していたなんて、私も初めて知ったわよ)
元邪神ヨモツオオカミに仕えていたツクヨミでさえも知らなかった悪霊の存在。
しかも……その悪霊が近い内に出雲学園に現れる事が、リンドの話で明らかになったのだ。
(坊やが慌てるのも、あの巻物を読んだら納得出来たしね……それに琴乃の身を護る為にわざわざ宝物庫に、琴乃が行くように認識も操作していた)
今、琴乃の手に握られている横笛も、リンドが彼女の手に渡るように仕組んだ。
その横笛はリンドの先祖の一体である音を司る精霊が、自らの子や子孫の為に力を注いで作り上げた神聖な呪具の1つ。横笛から奏でられる音は悪霊を祓い、浄める力を宿している。
しかし、音を司る精霊が作り上げたという点で分かる通り、横笛を扱える者は音楽に精通した者でなければならない。ただ笛を鳴らせる程度の者では横笛の真価を発揮させることは無い。
その点、琴乃はネノクニよりも音楽の文化も優れているアシハラノクニで学んでいるので、間違いなく横笛を使いこなせる。と言うよりも、リンドが琴乃を宝物庫に送った時点で、勝手に横笛の方が主と認めてしまったのだ。
優れた武具や呪具は、自らの使い手を選ぶ。
このネノクニでは当たり前の出来事で、精霊と言う高位の存在が作った物ならば尚更だ。
「とにかく、琴乃。予定通り私達が護衛をするから低級の悪霊が現れたら、その笛を吹いて見なさい」
「は、はい……」
「琴乃ちゃん。安心してくれ。例えその笛が在っても、琴乃ちゃんを戦わせようと言うつもりはない。だが、いざと言う時の護身用として役に立つか確かめたいだけなんだ」
「そうだよ、琴乃さん。悪霊なんて私とお父さんと、伯母様が簡単に倒して見せるから」
「佐久夜。お前の本音は、久々に罠づくりに参加したいんだろう」
「そ、そんな事ないよ、お父さん」
そう言いながらも、佐久夜の顔にはちょっと期待の色が浮かんでいた。
カグツチは溜め息を吐き、琴乃とツクヨミは苦笑した。最近は従者見習いとしてリンドが傍にいるからか、里を勝手に抜け出す事もなくなったが、そうなる前の佐久夜は罠づくりが大好きで勝手に里を抜け出したりしていたお転婆娘だった。
今回、『妖やかしの森』に罠づくりと琴乃が持つ横笛の力を確かめる為に訪れると知った佐久夜は、自ら参加を志願した。勿論、琴乃を心配しての事もある。唯一不満があるとすれば。
(リンドの馬鹿! お母さんに修練の方を頼むなんて!)
(……リンド君)
佐久夜と琴乃は、それぞれこの場に来なかったリンドの事を思った。
最初は『迷い人』が来る事に脅えていたリンドだが、何とか自分を奮い立たせたのかアマテラスに術師としての修練を願ってこの場にはいない。
その事だけが不満な佐久夜は頬を膨らませ、琴乃は一線を越えてしまった事を思い出して憂いを帯びた顔をする。
ツクヨミは2人の様子を微笑ましそうに見ながら、手を叩く。
「はいはい。2人とも。リンドがいない事が気になるのは分かるけど、あの子もあの子で『迷い人』に対抗する為に力を上げようとしているのよ」
「ああ、ツクヨミの言う通りだ。リンドもリンドで頑張ろうとしてるんだ。俺達もやれることをやろう」
「……うん! お父さん!」
「わ、分かりました」
佐久夜と琴乃はカグツチに返事を返し、『妖やかしの森』の中へと入って行く。
そしてカグツチの乗る馬の後ろに座っているツクヨミは、一瞬だけ意味深な視線を里のある方角に向けた。
(フフッ、しっかりやりなさいよね)
里の修練場の一角に在る精神鍛錬用に設けられた屋敷。
一度入れば、中に入っている者達しか開けられない闇に包まれた部屋の中にアマテラスとリンドは篭っていた。
ヒミコ軍以外で新たに脅威として現れる悪霊『迷い人』に対抗する為に、更なる成長を望んだリンドの心意気に感心したアマテラスは、使わせるのを控えていた攻撃呪法を解禁する条件として、自らの本気の結界を破るようにリンドに言いつけた。
(リンドの霊力は以前よりも更に高まり、人間だったの頃の私さえも超えるほどに成長した。流石は『世界の理を守護する一族』の末裔。最初は怯えていましたが、今は脅威に対抗しようとする勇気も宿している。ですが、勇気と無謀を間違えない為にも、貴方の本気を見せて貰いますよ、リンド)
部屋の闇は、普通の闇と違い、部屋自体にアマテラスを以てしても見通すことが出来ない術が施されているので、対抗術を使っていない今はアマテラスも暗闇しか見えない。
だが、気配を感じる事が出来るので、リンドが目の前に座っている事は察していた。
(それにしてもやっぱりこの部屋の中は熱い。夏なのもあるのでしょうけど……薄手の服にして正解でした)
今、アマテラスが着ている服は、何時もの身体の体型が分かり難い巫女服ではなく、若い頃に着ていた戦場で戦う為の薄手の戦装束。
大胆にも胸元は見えていて襟の部分を開いたら、そのまま豊満な胸が晒されてしまう。
下の方も眩しいほどに綺麗でありながら、熟成された色香を放っているが太腿が大胆にも見えていた。
妻となってからは貞淑さもあって肢体を隠す様になっていたアマテラスにしては、大胆さと色気に満ちた姿が其処には在った。
しかし、今アマテラスとリンドがいるのは特殊な術で視界を遮る闇に包まれた空間。
対抗術を教えていないリンドには見える筈が無いと認識しているアマテラスは、自らが張っている結界の維持に専念する。
(とても綺麗ですよ、アマテラス様。見える範囲の豊満な胸も、正座をして横から見える太腿ね)
リンドの目には確りとアマテラスの肢体が見えていた。この部屋に掛けられている術は、当の昔に対抗術を編みだし、リンドの目はハッキリと闇を見通せている。
故に、アマテラスの少し動いたら乳房の頂点が見えてしまいそうな豊満な胸も、スリットから見えている太腿も視界に映っている。
この一年間以上、少しずつアマテラスの認識を変え続け、『子供のリンドの前でのみ大胆な巫女服姿を晒しても良い』と認識させて定着させた。
今いる部屋が空気が篭って暑くなる部屋であるのも事実なので、アマテラスは受け入れた。他の佐久夜や琴乃に比べれば亀のような歩みだが、相手は神。下手を打つわけにはいかない。
(僕は絶対にアマテラス様と『契りの儀式』を結んで見せる!)
『契りの儀式』は、上位の存在と行なう事でその力を借り受ける事が出来るようになる儀式。
神となったカグツチとアマテラスもまた、『契りの儀式』を交わす事が出来る。『真の契りの儀式』ではないのは、ネノクニを支えるアマテラスに悪影響を与えるのは危険だとリンドと宝珠が判断しているからだ。
それに『真の契りの儀式』は子を為せない精霊が子を為す事を目的として交わされる儀式。佐久夜を産んだアマテラスならば、子を再び為す事は出来る。だから、『真の契りの儀式』は必要は無い。
何故危険を犯してまでアマテラスを狙っているのかと言うと、宝珠が判断したのだ。
精霊と子を為し、年月を重ねて技術も高め続けていた一族が、奇襲を受けたとはいえ敗北し、リンドを除いて全員死亡した。共に居た精霊達も、ヒミコに力を奪われない為に伴侶を追ってアシハラノクニに転生した。
故に『新たな世界の理を守護する一族』は、以前よりも強靭な一族にしなければならない。
その為には精霊の血を新たに取り込むだけでは不十分。危険を冒してでも、現在の神の血を取り込む必要があると宝珠は判断した。
本来ならば現れるのに時間が掛かる『迷い人』の出現が決まった事もあって、その意思は尚更に強くなっているのを繋がっているリンドは感じていた。
(分かってるよ。でも、下手に急いで失敗したら元も子もないよ)
リンドとてアマテラスの秘裂に、自らの分身を突き挿れたい。
しかし、欲望に駆られて失敗したら『真の契りの儀式』を結び子を為した桃花と蔓はともかく、佐久夜と琴乃を失いかねない。最早自分以外の雄には絶対に反応しないと言い切れる佐久夜ならば連れ去れるが、まだ処女を奪っただけで心まで奪えていない琴乃とは離れ離れになってしまう。
それは容認できない。だからこそ、慎重に慎重にアマテラスに対しては進める。
(でも、そろそろ僕だって次に進みたいんだから)
リンドとして極上の女性の素肌が見える状態にまで進めていて、何時までも我慢するつもりはない。
今日は更に一歩を進める。その為の準備は既に終えているのだから。
(……これは!?)
術の行使を維持しながらも、アマテラスは高まりを見せるリンドの霊力に目を見張った。
(微かにリンドの霊力に混じりだしているこの気配は……精霊!?)
僅かながら感じた力にアマテラスが動揺した瞬間……。
「はぁっ!!」
ばりりぃぃーーん!!
硬質なガラスが割れるような音が部屋の中に響いた。その音はアマテラスとリンドにしか聞こえなかった。
何故ならば、その音はリンドがアマテラスの張っていた結界を砕いた音だった。
「はぁっ、はぁっ、や、やったぁ」
闇の中で息絶え絶えなリンドの声が響く。
本来ならば自らの術を破ったリンドを、アマテラスは褒め称えたい気持ちで一杯だった。何せ術師としての修業を始めて、僅か一年で神であるアマテラスの結界を打ち破ったのだから。
里の皆が知れば、誰もが褒め称える偉業なのだから。だが、それを上回る事実が、たった今明らかになり驚愕で言葉を出す事が出来なかった。
(あの精霊と子を為す方法が記された巻物の内容が、姉さんとあの人によって事実だと判明した時点で予想はしていましたが……間違いない。リンドには精霊の血が流れている!)
今はまだハッキリと目覚めていないようだが、その力をアマテラスは確かに感じた。
(霊力の高まりに合わせて目覚めかけた? それとも『迷い人』と言う脅威を認識して、血が目覚めようとしてる? だとすればこの子は……)
アマテラスは、リンドがとても重い宿命を背負わされているように感じた。
自らにはカグツチと言う希望があった。だが、『世界の理を守護する一族』と言う血の宿命は途轍もなく重い。
『迷い人』と言う悪霊を知ってからは尚更にそう感じていた。
「……あ、あの……ア、アマテラス様?」
「っ……リンド。良く私の術を破りました。僅か一年と少しで結界を破ったのは見事でしたよ」
「あ、ありがとうございます!!」
心から嬉しそうなリンドの声が聞こえ、アマテラスは見えないながらも優しく微笑んだ。
「ですが、破ったからとは言え慢心してはいけません。あくまで今回のは私が破っても構わないという前提で張った結界。本来の敵ならば、結界を破られまいと、必ず妨害して来ます。その事を肝に銘じておくように」
「は、はい!」
注意すべき事は注意出来たとアマテラスは頷く。
「ですが、此れならば今後は攻撃系の呪法の練習を重ねても大丈夫でしょう」
リンドには余り攻撃系の呪法を使わせないようにしていた。
最初は身を護る為に使わせていたが、備わっている霊力の大きさと年齢を考えて補助系や妨害系の呪法を覚えさせるようにしていた。だが、今の術の行使とこれまで積み上げて来た信頼と信用も合わさって、問題なしとアマテラスは判断する。
カグツチとツクヨミには後での承諾になるが、2人もきっと受け入れてくれる。
そう考えていると、フッとアマテラスの脳裏に一つの事実が思い起こされた。
「そう言えば、最初にこの修業を始めた時に、術を破れたらご褒美をあげると約束しましたね」
「えっ? で、でも……アレはあの時だけの事じゃ?」
「いいえ。こうして私の術を破れたので話しますが、一年前の術師としての修業を始めたばかりの貴方ではどうやっても私の術を破れませんでした。だからアレはやる気を出させる方便だったんです」
「………ひ、酷いですよ、アマテラス様……僕、あの時自分なりに考えて必死に頑張ったのに」
「フフッ、ごめんなさい……(確りしているように見えて、やっぱりまだ子供)」
最近は娘の従者見習いとして恥ずかしくない振る舞いを頑張っていたリンドが、不満を口にした事にアマテラスは微笑んだ。
きっと見通せない闇の中で不満そうな顔をしているだろうと、僅かに罪悪感を感じた。アマテラスは認識できていないが、既に彼女はリンドの術中にいる。
そして一年以上修業の時とその懐に在る宝珠に認識を変えられたアマテラスは、リンドの気配が目の前にある事を感じて優しく抱き締める。
「ほら、リンド。私に甘えて良いのですよ……んっ……」
アマテラスが抱き締めると、丁度リンドの顔が丁度大胆に開いている白衣から見える胸の谷間に嵌まった。
顔の左右を柔らかな乳房で挟まれたリンドは、その感触を確かめるように顔を動かしながら白衣に隠れている部分の左右の胸に自らの手を乗せる。
「んぅっ♥」
普通ならば嫌がりそうだが、アマテラスは服越しとは言え胸にリンドの手が触れても咎める様子はなかった。
寧ろ背中に回している手に力を込めて、リンドを自身の懐に引き入れた。顔の左右に広がる極上の感触を堪能しながら、リンドは服越しにアマテラスの双丘を弄りだす。
「アマテラス様の胸の中って暖かくて気持ち良いです」
「んっ。リンド。貴方は本当に良く頑張っています。あんっ♥ こ、琴乃さんの事も良く慰めてくれました」
「そ、そうでしょうか? だって、琴乃お姉さんは僕が暮らしている家からアマテラス様とカグツチ様のお屋敷に戻ってしまいました……僕は嫌われたんじゃ?」
「んぅっ♥ そうではありませんよ、リンド。琴乃さんの件は、あっ♥ んっ♥ 元々何れは私達の屋敷に戻って貰う予定だったのです、そ、それが、はぁっ♥ ……ぐ、偶然重なっただけです」
話ながら胸を弄られるアマテラスは、胸から感じる快感に悶える。
「そ、その証拠に、琴乃さんは夕方に貴方の家に行って夕食を作ってくれてますよね?」
「は、はい」
実際の琴乃がリンドの暮らしている家を出たのは、アマテラスの言った通り以前から決まっていた事が漸く実行されただけ。
琴乃本人も一線を自棄で超えてしまった事への佐久夜への罪悪感もあって、アマテラス達の提案を受け入れた。
(まぁ、離れても夕食を作ってくれるという理由でやって来て、僕と楽器演奏したりマッサージしたりしてるんだけどね)
性行為と以前から行なっていた楽器演奏とマッサージは別物と認識している琴乃は、今もリンドが暮らしている家で善がり泣き、何食わぬ顔でアマテラス達の屋敷に戻る。何れは朝早くに来るようになって、楽器演奏をするようになる日も近い。
そうなる日も近いと確信しながら、今は顔の左右から感じるアマテラスの素肌の胸の感触と薄手の白衣越しでの感触を堪能する。
(ああっ♥ そ、そんなにも撫でまわして……や、やはり……んっ♥ 甘えたい気持ちがあるのですね)
時に優しく、時に強く白衣越しに、胸を撫でまわされながらアマテラスは胸の奥に暖かさが満ちるのを感じていた。
(これはきっと母としての気持ち……リンドと佐久夜の婚約が叶っていれば、この子は私の義理の息子になっていたのですから)
自身もあり得ざる奇跡の出会いを果たして恋愛を経験しただけに、娘の佐久夜の恋を応援したい気持ちをアマテラスは持っている。だが、里長としての立場もアマテラスは重んじている。
(ニニギの事が無ければ、んぅっ♥ 義理の息子に今頃は……あぁっ♥)
リンドが義理の息子になった姿を想像して、更にアマテラスの胸は温かくなる。
同時に白衣越しでも分かる程に固くなっていた乳首を、リンドの指が擦ったり摘まんだりして弄る。だが、アマテラスは嫌がるどころかそれを受け入れていた。
佐久夜が姉心を高められて、リンドのする事を受け入れるように
そしてアマテラスが高められたのは、母性。里の皆の前では里長として相応しい対応するが、今は2人だけしかいない空間。しかも先が見通せない術が掛けられた場所にいる。
ツクヨミが先に妊娠してしまった件で、子供に対して心の奥底で思うところがあったアマテラスが娘の婚約者候補。しかもニニギの件が無ければ、本決まりになっていたリンドに母性を抱くようにアマテラスは
白衣越しとは言え胸を弄られる快感を感じながら、アマテラスは話を続ける。
「うぅんっ♥ そ、それでリンド……改めて術を破ったご褒美を上げます。出来ない事もありますが……私に出来る事なら一つ叶えてあげましょう」
「え~と……それじゃあ僕が今よりも幼い頃に……お父様にやって貰った事は良いでしょうか? 出来ればカグツチ様の方が良いんですけど」
「流石にあの人には……」
(これは私とリンドで交わした約束……無関係なあの人は巻き込めない)
カグツチならば頼めば応じてくれるかもしれないが、それでは自分が与えた褒美にはならないとアマテラスは
「私では出来ない事なのですか?」
「で、出来なくはないんですけど……その……良いんでしょうか?」
「構いませんよ。何かが欲しいという類ではないようですから」
「……それじゃあ、アマテラス様……少しの間だけ、僕の『馬』になって貰っても良いですか?」
「……えっ?」
状況の補足を致しますと、現在琴乃は事前に決まっていた通りアマテラス達の屋敷の方に移り住んでします。
自棄を起こして一線を越えてしまった佐久夜への罪悪感から、リンドと離れないといけないと思っての行動です。ですが、佐久夜が泊まりに行かない日は楽器演奏とマッサージは夕方に尋ねて継続中。
そして琴乃の手に渡った笛は、作中で語った通り、リンドの一族の1人に嫁いだ音を司る精霊の力が込めた笛で。効果は原作のヒミコの笛と同じです。但し込める霊力の強さによって、音の届く距離が延びるという効果が付属されています。
『迷い人』の詳細は何れ明らかになります
アマテラス、佐久夜、琴乃の妊娠について。
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琴乃が堕ちた段階で孕ませる
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四聖の社全て攻略後に孕ませる
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サヨ関連終了後に孕ませる
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イザナミも加え、四人そろって孕ませる