※この作品はR-18です。

IZUMO2〜鬼畜ショタ性記〜   作:イズモ

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予定通り青龍編となります。

アンケートに関しては。
和姦(62票)
凌辱(42票)
となりました。
方向性としては最終的に和姦になるとおもいます。
ありがとうございました。


青龍編 前編

「じゃあ、お父さん、お母さん、それにリンド。私達行って来るね」

 

「カグツチさん、アマテラスさん、行ってきます。リンド君。久しぶりに一人で家にいる事になるけど、身体には気を付けてね」

 

「帰ってきたら、美味しいものを作ってあげるからね。お兄ちゃんとアマテラスさんも、気を付けて」

 

 早朝、朝早くに里の入口でそれぞれ馬に乗った佐久夜、琴乃、美由紀に、見送りに来てくれたカグツチ、アマテラス、リンドは声を掛けられていた。

 

「ああ、佐久夜、美由紀、琴乃ちゃんも気を付けるんだぞ。特に美由紀は、悪霊とは初の実戦になるんだからな」

 

「ええ、以前ならばともかく、今はまだ中級以上の悪霊が潜んでいる可能性があります。美由紀さんの力は凄いですけど、悪霊には厄介な相手もいますから」

 

「は、はい……その事は分かっていますから、大丈夫です、アマテラスさん」

 

 『迷い人』と言う厄介な悪霊の依り代にされてしまっていただけに、美由紀は理解していた。

 その様子に、これならば問題はなさそうだとカグツチとアマテラスは安堵する。

 今日から数日間。佐久夜達は月に恒例となっている出雲学園の見張りに向かう日だ。

 本来ならばリンドと佐久夜だけが毎月行く予定なのだが、今回はリンドは不参加になった。

 精霊の血を引いているのと、巫女達の献身によって普通よりも早くリンドの右腕の骨折は治った。だが、治ったばかりと言う事でリンドの今回の参加はアマテラスとカグツチから止められ、代わりに琴乃と美由紀が今回は一緒に行くことになった。

 本当はリンドと一緒に行きたかった佐久夜だが、せっかく治ったのにまた骨折させる訳にはいかないと納得している。

 琴乃も美由紀も、今後の事を考えれば悪霊との実戦経験は積みたく、更に言えばリンドに負担を掛けたくない気持ちが働いて自分から志願していた。

 

(代わりに帰ってきたら、たっぷりスルからね、リンド♥)

 

(リンド君……帰ってきたらお願いね♥)

 

(戻ったら、リンド君のお世話をしないと)

 

 佐久夜、琴乃、美由紀はそれぞれリンドの事を考えながら馬を走らせて里を出て、出雲学園に向かっていった。

 残されたカグツチ、アマテラス、リンドは三人の姿が見えなくなるまで見送る。

 やがて見えなくなると、リンドはアマテラスとカグツチに質問する。

 

「佐久夜お姉ちゃん達は大丈夫でしょうか? 桃花様と蔓様の報告では、『アシハラノクニの学び舎』に変化が起きていると聞きましたが?」

 

「ええ、それは姉さんにも確認して貰いましたから、間違いありません、リンド」

 

 『迷い人』との戦い以降、出雲学園には変化が起きていた。

 

(桃花さんと蔓の話だと、何だか真新しい物が増えたらしんだよな。他にもあった物がなくなって、別の物に変わっていたとかツクヨミも言ってたし……やっぱりこの変化の原因は、『迷い人』が出現した時に起きた『世界の揺らぎ』が原因だよな)

 

 そもそもネノクニにある出雲学園自体、不可思議な建物としか言えない面がある。

 佐久夜とリンドは用途が分からないので殆ど使えず、疑問に思う事はないが、出雲学園ではガスや電気、水道が普通に使えるのだ。

 

(変化したのは、もしかしたら今のアシハラノクニの方の出雲学園で何かが変わったのかも知れない。琴乃ちゃんに確かめて貰えば分かる筈だ)

 

 その調査の為にも、琴乃は同行してくれたのだ。

 その事に感謝しながら、カグツチはリンドに顔を向ける。

 

「それじゃあ、リンド。俺とアマテラスは屋敷に戻るが、昼頃になったら来てくれ。昼食は一緒に食べよう」

 

「はい。ありがとうございます、カグツチ様。では、僕は家に戻って掃除をして来ます」

 

「リンド。まだ、治ったばかりなのですから、鍛錬は控えるように」

 

「分かりました、アマテラス様。では、失礼します」

 

 一礼をしてリンドは、自身が暮らしている家の方へと歩いて行った。

 

「リンドは本当に確りしてるな」

 

「ええっ……でも、隠れて鍛錬をしないかは心配です」

 

「それは昼に来た時に見ればわかるさ。俺達も、屋敷に戻ろう……やる事は沢山あるからな」

 

「……そうですね」

 

 カグツチとアマテラスは、真剣な表情をしながら屋敷へと戻って行った。

 そして二人と分かれたリンドはと言うと……。

 

(フフッ、三人ともちゃんと持って帰って来てね。僕が用意したアシハラノクニの服を)

 

 遂にリンドは予てより計画していた佐久夜、琴乃、美由紀にアシハラノクニの衣装を得させる計画を実行させていた。

 出雲学園にある衣裳部屋に、桃花や蔓がアシハラノクニで買って来た三人のサイズに合わせた衣装を置くように頼んである。因みにアシハラノクニで必要な資金に関しては、ツクヨミがアシハラノクニで知り合った刀剣マニアの社長に数打ちの剣や刀を売って得た。

 その資金を利用して、アシハラノクニに行ける桃花と蔓に頼み、衣装を買ったのだ。

 

(まぁ、桃花や蔓も自分の服や下着と子供達に服を着させたいって言ってたしね)

 

 その他に桃花と蔓はカメラを買い、使い方を綾香に教えて貰って我が子の成長記録を付け始めている。

 ツクヨミの方も勿論下着や服を買っている。問題があるとすればアマテラスとカグツチにバレる事だが、『世界の揺らぎ』のせいで出雲学園に変化が起きていると事前に桃花と蔓が説明し、実際起きている事も合わさってバレる心配はない。

 

(それに、アマテラス様とカグツチ様は忙しいからね)

 

 未だ残る中級以上の悪霊の討伐に加え、新たに判明した二人目のスサノオの転生体の捜索。

 他にも行方が掴めずにいる『迷い人』の依り代にされてしまった三人の探索。更に冬がもうすぐ訪れるので、年を越す為の準備などで里は大変忙しい。

 当然里長であるアマテラスとカグツチも忙しい日々を過ごしていた。

 

(う~ん……流石にこの時期にアマテラス様に手を出すのは危ないか)

 

 複数の女性に手を出しているリンドだが、自らの我儘で悪霊が有利になるような事態は避けたかった。

 

(せめて、『迷い人』に依り代にされた三人の居所だけでも分かれば良いけど……気配が弱過ぎて宝珠も探り切れないそうだし)

 

 本体を倒しているせいで、依り代に憑りついている分体の力は弱まっている。

 故に異質な気配も薄れてしまっているので、リンドと宝珠でも探せなくなっていた。その上、やはり急場しのぎのやり方だったので、方角しか分からなかった。

 

(でも、今日は本当にどうしようかな?)

 

 掃除などは勿論するつもりだが、そんな事は一日で終わってしまう。

 ならば残りの数日間は、桃花と蔓を呼んで睦事を……する事は出来ない。

 何せ日中は2人とも育児で忙しい。離れて暮らさなければならない状況なので、父親らしいことなど殆ど出来ないリンドだが、母親を子から奪う事はしたくない。因みに夜に2人の内、どちらかが訪ねて来るのは別である。

 尤も桃花と蔓を警戒している佐久夜に、2人の姿が長時間を見えない事に気付かれるのは不味いので、里には来れないのだが。

 とは言っても、里の同年代の子供と遊ぶという発想は既にリンドにはない。何せリンドは人生の目的まで決まってしまっている。今更子供遊びで満足も出来ない。

 

「どうしようかなぁ? 出来れば僕も『アシハラノクニの学び舎』に行って、李花や『樹理』の顔が見たかったよ」

 

 『樹理』とは蔓が産んだリンドの第二子の女の子の名前。

 蔓の新緑色の髪を受け継いだ可愛い赤子。しかし、今回は出雲学園には行けないので会う事は出来ない。

 一度、体調が回復した蔓が連れて来てくれた。

 その時、リンドは涙を流しながら大切に新たな子を抱いた。

 

(李花も樹理もごめんね。何時か必ず一緒に暮らせるようにするから……でも、本当に今日からの数日間はどうしようかな?)

 

 ある意味、本当の自由な時間が出来てしまった事で、困ったリンドは考え込む。

 勝手に鍛錬などしているのがバレたら、アマテラス達に叱られかねない。時に休息も必要だと釘を刺されてしまっているからだ。

 一族再興の為の子作りにしても、佐久夜を始めとして沢山の美女や美少女に手を出して堪能しているだけに、里の女性達に手を出す気もおきない。

 

「……う~ん。これは困った。鍛錬は禁止されているし。状況が状況なだけに、アマテラス様に厭らしい事はやっぱり出来ない」

 

 アマテラスも狙っているリンドだが、相手が相手だけに常に注意しながら行動している。

 家に入り、床に座りながら現状でアマテラスに手を出すのは危険だと、子供らしからぬ思考力で判断していると……己の感知力が何かを捉える。

 

「ん? ……これは……精霊? しかも強い力を持っている」

 

 自身が住まう家に接近する精霊の力をリンドは感じ取った。

 

(数は1人。明らかにこの家を目指している。アマテラス様やカグツチ様のお屋敷じゃなくて……この家に……しかも、この力……ネノクニに住む精霊達の大半を凌駕している……となると、僕を知っていて、アマテラス様が里に張っている結界に反応もしないで入れて、強大な力を持つ精霊……もしかして四聖獣の誰か?)

 

 桃花と蔓ならば『真の契りの儀式』を結んでいるのですぐに分かるし、協力者であるツクヨミならわざわざ力を発して、この家に来る必要はない。

 そして今、家に接近している気配は全く知らない精霊の気配。しかも、強大と来ている。その上、アマテラスが里に張っている結界も素通りしているようだ。そうなれば自ずと考えられる相手は、四聖獣以外にない。

 遂に訪れた機会にリンドは笑みを浮かべる。

 

「……フフッ、アマテラス様達じゃなくて僕の方に先に来るなんてね。よっぽど男のご先祖様は警戒されていたんですね。でも……感謝しますよ、ご先祖様」

 

 やる事が決まったと言わんばかりに、リンドは立ち上がり、すぐに準備を始めた。

 

「……此処ですね」

 

 一陣の風がリンドが暮らしている家の入口の前を通り過ぎると、其処には何時の間にか1人の美女が立っていた。

 淡色系の肩まで届く髪に、龍の柄が入った蒼いチャイナドレスに身を包み、およそ人間離れした美貌に神秘的な雰囲気を発し、額に紋様が刻まれたその女性こそ、四聖獣の1人。東天を司る龍神の化身、『青龍』。

 優しそうな雰囲気を発する彼女は、僅かに憂いを覚えた顔をして家を見つめる。

 

(白虎から伝え聞いた話に寄れば、かの一族の最後の生き残りがこの家に)

 

 青龍の脳裏に浮かんだのは、まだ自身が人間だった頃にかの一族と交わした交流の日々。

 最早あの一族が、目の前にある家の中に幼き少年しかいない事に物悲しさを青龍は感じる。しかし、すぐに冷静且つ真剣な顔つきに変化した。

 

(かの一族の血を引く者は、使命に対して忠実……それと同時に性欲溢れる一族です……幼いから大丈夫だと言い切れない所があるのが、あの一族の男子ですから)

 

 重いため息が青龍の口から零れた。

 何せ青龍は、遥か昔の人間だった頃にリンドの一族の男子に口説かれた事があるのだ。他の四聖獣である玄武と朱雀もだ。白虎は容姿が幼かったので免れたが、その時の事を思い出すとどうにも不安を感じた。

 アマテラスの里の近くには桃花と蔓の2人の精霊がいるだけに、尚更に不安を感じる。

 何せあの一族は、精霊の血を取り込み過ぎたのか、無意識に子を為せない筈の精霊に子を為せる事を伝えるフェロモンのようなものを放っている。

 現にリンドは全体的には精霊としての血が薄まっていても、根本的な部分では数多くの精霊の血がその身には流れているのでフェロモンは健在である。

 

(二次性徴を迎えていないからとはいえ、安心出来ません。桃花と蔓は、もしかしたら既に惹かれている可能性もあり得ます)

 

 だからこそ、こうしてわざわざ足を運んで来たのだ。

 幸いにも自分達四聖獣には盟約(・・)という護りがある。決してかの一族の虜になる事はない。

 

(アマテラスとカグツチを介さずに会い、貴方がどんな人物なのか、見極めさせて貰います)

 

 もしこの時、青龍が先ずアマテラス達に会う事を選択していれば、その運命は違ったものになっていたかも知れない。しかし、青龍はリンドに会う事を優先してしまった。

 最早戻れない選択をしてしまった事も知らずに、決意を新たに青龍は家の戸を開けて、中に足を踏み入れる。

 

「こんにちは」

 

 挨拶をしながら家に青龍は入った。

 そのまま家の主が返事を返してくるのを待つ姿勢でいると……開いていた戸が勝手に閉まる。

 

「っ……此れは?」

 

 戸が勝手に閉まったと同時に、家全体に結界が張り巡らされた事に青龍は気付く。

 

(……結界ですか? 見知らぬ私への警戒から……それとも……)

 

 最悪の可能性を想定して慎重に家の中を探索する。一部屋ずつ青龍は慎重に覗いて行く。

 

(いませんね。ですが、もし私の考えが当たっているとしても、問題ありません)

 

 自らを護る盟約を確信して、青龍は奥に進む。その気なれば結界ごと家を吹き飛ばせるが、里の者達への迷惑になるし、アマテラスとカグツチに申し訳ない。

 

(それにまだ警戒しての行動の可能性も残っています。先ずはかの一族の子供にあってから)

 

 そう考えている内に、他の部屋を全て見回り終えて、残された一番奥の部屋に青龍は辿り着いた。

 警戒しながら扉に手を掛けて、ゆっくりと開ける。そして部屋の中には……。

 

「フフッ、待ってたよ、四聖獣の誰かさん」

 

「――っ!」

 

 何らかの術が行使されているのか仄かな明るさを発している窓一つ無い部屋で、全ての服を脱ぎ去り雄々しくそそり立つ剛棒を晒したリンドが布団の上に立って待ち構えていた。

 ふざけた格好に優し気な青龍の顔に怒りが浮かびそうになるが……その前に突如として胸の奥がドクンっと高鳴った。

 

「なっ!? こ、これは……まさか……っ」

 

 心臓ではなく、もっと根源に科せられた青龍と言う存在そのものを揺るがす高鳴りに、耐えきれずに身体を抱き締めながら床に膝をついてしまう。

 

「んぁっ……そんな……な、なぜ……」

 

 高鳴る胸の鼓動に苦しみながらも、青龍は一瞬で何が起きたのか理解した。

 古の時代に結んだ盟約を果たす為に、自らの身体が準備を始めたのだという事を。

 その証拠に、青龍の下腹部はどんどん熱を持ち始め、全身に広がっていく。

 

「はぁっ……はぁっ……んっ……♥」

 

 頬は赤く染まり、艶めかしい吐息が青龍の口から吐かれる。

 ネノクニで強大な力を持つ四聖獣の一体。蒼き龍の化身である絶世の美女は、明らかに欲情していた。

 その背後にあった戸が再び勝手に閉まり、その上突然出入り口が消失する。

 

「こ、この力は……桃花の……」

 

「うん。『迷い人』との戦いで力が強まってね。肝心の僕個人が宿している精霊の呪法は使えないんだけど、桃花の空間作用の力も使えるようになったんだ。まっ、流石に桃花のように広大な森は無理だけどね」

 

「で、では……既に桃花と……んんっ……『真の契りの儀式』を……結んだのですね」

 

 極上の魅力が凝縮された豊満な身体をもどかしげに青龍は揺らす。

 強靭な精神力で何とか抑えているが、古の時代に交わした盟約に加え、リンドから放たれるフェロモンに青龍は惹かれてしまう。

 それに加え……。

 

(な、何という太さと長さ……)

 

 無意識に青龍はリンドの剛棒に目を向けてしまっていた。

 それなりに性行為の経験がある青龍だが、リンドの剛棒は一目見て規格外だと分かる程に雌を孕ませる事に特化した雄の肉棒だと理解させられてしまった。

 惹かれるように、本来の機能を取り戻しつつある子宮がきゅんっと高鳴る。

 

(っ!? いけません! すぐにでもこの場から離れなければ!)

 

 盟約の為に身体が反応してしまっているのは、嫌でも青龍は理解している。

 だが、何故盟約が破られたのかが青龍には分からなかった。幾ら盟約の為とはいえ、破られた理由も分からずに出会ったばかりの、しかも年端もゆかない子供を相手に子作りするなど躊躇われる。

 

(それに、私達四聖獣との『真の契りの儀式』は、他の精霊達と意味合いが違うのです!)

 

 四聖獣以外の精霊とリンドが『真の契りの儀式』を行なって生まれる子供は『半人半精』。

 だが、四聖獣とリンドが子を為した場合、その子供は新たなる四聖獣となる為に『精霊』として生まれる。そして母親となる四聖獣は、子を為した後に徐々にその力を子に受け渡していく。

 無論、子が成長したとしても青龍達は、消滅などしない。だが、最終的には精霊としての格も力も大きく下がり、桃花と蔓と同等になってしまう。尤も其処まで行きつくためには、十数年以上かかるのだが。

 ヒミコ軍と争い、かの一族が失われた状況で、自身が身重になる危険性を考え、強靭な意志力を総動員して青龍は逃げようとする。

 

「もう遅いよ。四聖獣のお姉さん」

 

 しかし、逃げようとする青龍の意思に反して身体は全く動かなかった。

 

「フフッ、こうして僕とお姉さんが出会った時点で終わり。僕は血に。お姉さんはその魂に盟約が刻まれている。発現したら最後、盟約を為すまでは、盟約に関する事以外で僕もお姉さんも力が使えなくなってしまう」

 

(……彼の言う通りです……盟約を為さない限り、力を使う事も逃げる事も私には出来ない)

 

 いかにネノクニ最強の精霊の一角を担う青龍とは言え、魂に課せられた盟約を破る事は出来ない。

 一方的にではなく、互いに対等な条件の下に結ばれた盟約なのだ。しかも四聖獣側が違反しない限り、発動する事はない盟約。

 どうやっても遅いのだと理解し、ゆっくりと青龍は右腕を左手で掴みながら立ち上がり、真っ赤になった顔を横に向ける。

 しかし、チラリチラリとリンドの剛棒を横目で伺っていた。

 

「……分かりました……盟約に従い……んっ……貴方と次世代の四聖獣を為しましょう」

 

 青龍は羞恥で顔を真っ赤にしながらも、子を為す事を宣言した。

 絶世の美女が自身の子を為すと宣言した事に、リンドは心から嬉しそうに笑う。

 

「フフッ、それじゃあ……」

 

「待って下さい。子を為しますが、条件があります」

 

「ん? 条件? それって何かな?」

 

「ええ……どういう経過は今だ分かりませんが、間違いなく貴方の一族と交わした盟約は破られ、私達四聖獣は……じ、次代の子を為して受け継がせなければならないのは分かっています……で、ですが、今はヒミコ軍との戦時下中です……こうして出会ってしまった私はともかく……他の四聖獣達に会うのは止めて貰いたいのです。盟約を破った身としては、恥ずかしく思いますが、代わりに……私は貴方の言う事に従います。恥ずかしい格好をしろと言うのなら、それにも従いましょう」

 

「……フフッ、良いよ。凄く良いよ」

 

 仲間の四聖獣達を庇おうとしている心優しき青龍に、リンドの心は惹かれた。

 そして……青龍の優しき心を全て己1人のものにしたいという衝動が沸き上がって来る。鼓音するように黒々とした剛棒はますますいきり立ち、血管を浮き立たせて、カウパー腺が鈴口から溢れてくる。

 漂って来る雄臭い臭いに、青龍は顔を顰める。

 

(っ……やはりあの一族の子供ですか……こ、こんな臭い……長く生きていても嗅いだことはありません)

 

 顔を顰める青龍。だが、己の事でありながら気づいていなかった。

 部屋に漂う雄の臭いに惹かれるように、自らが着るチャイナドレスの胸元が僅かに盛り上がっている事に。

 逆に青龍の肢体を見つめていたリンドは気付きながらも、困ったような顔をして考え込む。

 

「う~ん。お姉さんのお願いを聞いてあげたいけど、この盟約は僕個人じゃなくてずっと昔に僕の先祖とお姉さん達四聖獣が交わしたものだからね」

 

「分かっています……ですが、かの宝珠の継承者である貴方ならば、何かしら方法があるのではありませんか?」

 

「……へぇー、其処まで気付くなんてますますお姉さんが気に入ったよ……うん、じゃあお姉さん勝負しようか、僕と」

 

「勝負ですか?」

 

「うん。ご先祖様とお姉さんの間で交わした盟約は、僕と宝珠でも難しい。だって、この盟約が破られなければ、四聖獣のお姉さん達は、精霊でありながらも僕の一族達に対して全力で力を振るえたんだからね」

 

「っ……」

 

 告げられた事実に青龍の顔が強張った。

 

(その通りですね……かの一族と交わした盟約は互いに利益があるものでした……大陸から渡り、この地に私達が知識を伝来させてしまった結果、イザヨイとイザナギの悲劇が起きてしまったのですから)

 

 その事に青龍、玄武、白虎、朱雀、そして自分達と同じく大陸からともに渡って来た『麒麟』と『徐福』は心を痛めた。だからこそ、この身を捧げてネノクニの守護神となろうとしたが……それを認められない者達が当時存在していた。

 その者達はイザヨイに仕えていた神官達。彼らは青龍達をネノクニの守護神にする事に反対した。

 何時か再び災いを引き起こすのではないかと、彼らは不安だったのだ。イザヨイとイザナギの悲劇が実際に起きたので、そう思われるのも仕方がないと青龍達も納得するしかなかった。

 そして協議の結果、影に潜る事を決め、中立の立場を取っていた精霊と交じり合い、世界の理を整える役目と外敵からの守護を背負ったかの一族と青龍達は盟約を交わす事になった。

 反対していた神官達も、信頼しているかの一族が関わるならばと認めてくれた。無論、互いに対等な条件として盟約は交わされた。

 これによって信頼を新たに青龍達は獲得し、ネノクニの守護神となったのだが……その盟約は破られてしまった。

 

(こうしている今も、んぅっ……身体が疼いて仕方がありません……盟約は確かに破られ、子を為さなければならない……ですが、もしそうだとしたら、本当に私達と深い縁を持つ者がネノクニの崩壊を望んでいる? 一体誰が……まさか……)

 

 青龍の脳裏に、遥か昔に行方不明になった自分達四聖獣と深い縁を持つ2人の姿が浮かんだ。

 しかし、その答えが出る前にリンドは話を続ける。

 

「其処でお姉さんと勝負さ。元々お姉さん達四聖獣や精霊と『契りの儀式』を結ぶ為には、戦って倒すとか大変な事をしないといけないからね。盟約で僕はそれを省けるけど……どうする?」

 

「……勝負の内容を話して下さい」

 

「勝負の内容は、『今日一日お姉さんから子供を孕みたい』と僕に願わない事だよ。本当だったら僕と同属性のお姉さんとの相性は、桃花ほどじゃないけど良いから卵子が排出しやすいんだけど、この勝負の為に特別にお姉さんの意思で卵子を排出できるようにしてあげるよ。そしてお姉さんが今日一日耐えられたら、僕からは他の四聖獣の人達と会わない(・・・・)って約束するよ。勿論、既に盟約が破られていて、僕と会ったらいけないって他の四聖獣の人達に伝えて構わないよ」

 

「っ……良いでしょう。ですが、負けた場合は……」

 

「他の四聖獣の人達にも盟約を果たして貰うよ」

 

「……その勝負に乗ります」

 

 神聖で清らかな行ないであるべき子を為す行為を、穢すようなリンドの発言に青龍の眉尻が歪んだ。

 しかし、このままでは確実に他の四聖獣達も餌食になると悟った青龍は、勝負の内容を受け入れた。

 

(私もそれなりに経験はある身。必ず耐えて、玄武、朱雀、そして白虎を護らなければなりません……特に白虎は一番辛い目にあいかねないのですから)

 

 白虎は四聖獣の中で一番幼い容姿をしている上に、リンドとは相性が悪い『金』属性。

 本来ならば盟約が破られた時は、リンドの一族の中からそれぞれ相性の良い相手と四聖獣達は子作りをする筈だったが、今はリンドしか一族の男子はいない。相性が悪ければ、それだけ子を為すのも苦労してしまう。

 一応、桃花と蔓との間に産まれた李花と樹理がいるが、2人は赤子の上に女の子なので、尚更に不可能。しかも今後男子が生まれても、呪詛によって生殖能力だけ急成長させられたリンドはともかく、新たに産まれた男子が子を為せるようになる為には十数年以上の歳月が必要。

 

(私が勝負に勝てば、十数年は三人は無事で済むのです。その間に盟約に関しては、何か方策を考えねばなりません)

 

 己の身を捧げる決意を青龍は固めた。子を為した後に、他の四聖獣達に連絡し、決してリンドに会わないように連絡もするつもりでいる。

 

(それに相手はまだ子供……んくっ……い、幾ら子供とは思えないモノを持っていても……体力には限界がある筈です)

 

(どうせ僕の体力を早々無くして休ませようと考えているんだろうけど、無駄だよ。桃花の加護だけじゃなくて、お姉さんみたいな美人が相手だったら、疲れ知らずで出来るからね。フフッ、久々に僕以外にも経験がある人を、僕が与える快感で塗り潰せるよ)

 

 青龍は知らなかった。目の前にいる少年が、甘い考えを赦す相手ではないと言う事を。

 もし、この場に『真の契りの儀式』を経験している桃花、蔓、そしてツクヨミが居れば、揃って『勝負になってない』と告げたに違いない。

 更に言えば、青龍は気付いていないが、盟約の影響を受けているのは彼女だけではない。青龍を孕ませなければならないリンドも影響を受けていて、ただでさえ絶倫だというのに既に精巣では大量の子種が作られ続けている。

 

(こんなに睾丸が重く感じるのは、佐久夜お姉ちゃんに手でして貰えるようになる前以来だよ)

 

 青龍は確かに『真の契りの儀式』を知っている。だが、あくまでそれは知識として。しかも『真の契りの儀式』の悪影響の部分を、四聖獣達は知らなかった。

 全てが終わった時、彼女はリンドに全てを捧げる事になる。

 そうなる先を知らずに、顔を真っ赤にしながらも気丈に睨む青龍が纏うチャイナドレスに入っている横の深いスリットからリンドの手が入り込んで、瑞々しい柔肌の太腿が撫で回される。

 

「んっ……」

 

「綺麗な足だね」

 

 ドクンと青龍の胸が高鳴った。

 

(わ、私は何故、こんなの子供に誉められただけで、こんなに……んぅっ……胸を高鳴らせているのですか?)

 

 自身の変化に青龍が戸惑っている間に、チャイナドレスのスリットから覗く美脚をリンドは撫でたり、頬ずりしたりしてその感触を堪能する。

 本来の青龍ならば不埒な行ないをして来る相手を、そのまま蹴り飛ばしてもおかしくないが、今は頬を赤くして堪えるように唇を噛んでいた。

 

(んぅっ……彼が触れた場所が熱く感じます……こんな感覚は……いえ、流される訳にはいかないのです。三人を護る為にも)

 

「本当に綺麗な足だよ、このままずっと触っていたくなるぐらい魅力的だ……ん?」

 

 見ただけで男性は魅了されてしまう青龍の美脚を、太腿から膝下に至るまで撫でていたリンドだが、その先に在る物を見て初めて眉を顰めた。

 リンドの目の先には、青龍の足に履かれている白い靴が映っていた。

 

「……お姉さん、土足で僕の家に入ったんだ」

 

「そ、それは……」

 

「分かってるよ。僕が張った結界に警戒したんだよね。でも、後で(・・)ちゃんとお姉さんが汚したところは掃除はして貰うよ」

 

 青龍は無言で頷く。それを確認したリンドは靴を脱がせて、青龍の綺麗な素足を晒す。

 満足そうにリンドは頷くと立ち上がり、自身よりも背の高い青龍を見上げながら口を開く。

 

「じゃあ、お姉さん。これから術を掛けるから、先ずはその服の前の部分を持ち上げてくれるかな」

 

「……分かりました」

 

 自ら秘部を晒せと言う指示に羞恥で顔を真っ赤にしながらも、青龍は震えながらもチャイナドレスの前部分のスカートを持ち上げて秘部を晒した。

 晒されたスカートの下を見てリンドは僅かに驚く。青龍の秘部を覆い隠している下着は、ネノクニの厚手の白い下着ではなく、ネノクニではあり得ない蒼色のショーツだった。

 青龍にチャイナドレスの色と同じ下着に驚くリンドだったが……。

 

「フフッ、やっぱり四聖獣って言っても女の人だよね。これってアシハラノクニの下着でしょう?」

 

「……そ、そうです」

 

 恥ずかしさの余り青龍は目を伏せた。

 四聖獣とは言え女性。やはり綺麗に見られたいという気持ちは心のどこかにある。現に四聖獣の1人である玄武は、アシハラノクニの服が気に入っていて、それを好んで着ている。

 白虎を除いた他の青龍、朱雀もその影響を少なからず受けていて、下着だけは隠れてアシハラノクニの下着を履いていた。それを晒してしまった事に青龍は恥ずかしさの余り、スカートを戻しそうになる。

 だが、その前にリンドの右手が下着越しに秘部を撫でる。

 

「あっ……んぅ……」

 

「少し濡れてるね」

 

「め、盟約の影響……です」

 

 指摘された下着の濡れ具合に、青龍は恥ずかしそうにしながら返答をした。

 青龍の返答を確かめるように、リンドはショーツ越しに割れ目を指で擦る。

 

「ふぅ、くぅぅ……っ!」

 

「盟約の影響は確かにあるだろうね。でも、大丈夫かな、お姉さん。まだ『真の契りの儀式』は始まってないんだよ」

 

「なっ!?」

 

 告げられた事実に青龍が固まった瞬間、リンドは開いた左手の手の平を青龍の細くキュッと引き締まった下腹部に押し付ける。そしてその肌の下にある子宮に呪を施す。

 

「あっ、んん……っ」

 

(し、子宮が熱くなって……まさか、本当に『真の契りの儀式』は……始まっていなかったと言うのですか?)

 

 『契りの儀式』の時に行なう気の交じり合いの為の熱さとは、明らかに違う熱さに青龍は戸惑う。

 『真の契りの儀式』の事は知識として青龍は知っている。だが、知識と実際にやってみるのでは大きく違う。それを青龍はこれから味わわされてしまう。

 呪の施しが終わると、リンドは青龍の下腹部から手を放した。

 青龍はスカートを降ろして、両足をモジモジさせる。

 

「はぁっ、はぁっ、んっ……熱い……」

 

「フフッ、効果は言った通り今日一日ね。勿論、耐え抜いた後に、ちゃんと孕んで貰うけどね。あっ、でも注意してね。ちゃんとお姉さんの意思で卵子は出せるようになったけど、心が屈服したりしたら勝手に卵子が出ちゃうかも知れないから」

 

「っ!? ……えぇ、分かりました」

 

(なるほど、つまり私の……んっ、意志力次第と言う事かですか)

 

 青龍は前掛けを持ちながら、自身のチャイナドレスの下に隠されている下腹部に目を向ける。

 先ほど感じた熱が少しずつ治まって来ている。呪が定着して来ているのだと実感し、安堵の息を吐く。

 そんな青龍にリンドは微笑みながら、次の指示を出す。

 

「じゃあ、服は戻して良いよ」

 

 言われてすぐに青龍は裾から手を放した。

 

「それで次はこの家に結界を張って欲しいんだ」

 

「? ……既に貴方が結界を張っている筈なのに、何故私が結界を張るのですか?」

 

「フフッ、内緒。でも、青龍が結界を張れば、その気配でアマテラス様達が気付くかも知れないよ」

 

(何を企んでいるのでしょうか?)

 

 青龍はリンドの思惑を図りかねた。だが、リンドの提案を受け入れれば、確かに青龍の気配にアマテラス達が気付く可能性はある。

 

(そうなれば、彼の本性をアマテラス達に知らせられる)

 

 メリットは大きいと考え、青龍は己の力を解放して家に強力な結界を張った。

 子を為す邪魔をされない為と言う事なので、盟約には反していないおかげで力の行使には問題はなかった。

 だが、簡単な結界では青龍の意思に反して術として行使する事は出来ない。

 

(っ……やはり、盟約による拘束は破れませんか)

 

 抵抗は無駄なのだと思い知らされた青龍は、アマテラスやツクヨミでも破るのには時間が掛かる強力な結界を家に張り巡らせた。

 

「……終わりました」

 

「うん。これだけ強力ならアマテラス様とツクヨミ様でも、破るのは難しいね」

 

(フフッ、これで準備は終わった)

 

 己の思惑通りに進んでいる事にリンドは内心で笑みを浮かべながら、青龍の左手に手を伸ばす。

 

「さっ、こっちに来て」

 

「あっ……」

 

 左手を握られて引っ張られると、青龍の胸の奥が再びドクンっと震えた。

 

(こ、これは盟約に寄る影響です! 出なければ……こ、こんなにも胸が高鳴る筈が……)

 

 高鳴る胸の鼓動に青龍が戸惑っている間に、その魅力的な肢体は敷かれていた布団の上に押し倒された。

 

「んっ……♥」

 

「こうして間近でみるとやっぱり綺麗だ。ねえ、お姉さんはどの四聖獣?」

 

「……せ、青龍です……ああっ……」

 

 名を告げ終えると共に、リンドは服越しに胸を揉んだ。服越しありながらも分かる柔らかな乳房の感触を堪能する。

 

(な、何故こんなにも胸が気持ち良く……ああっ♥)

 

 青龍は戸惑っていた。

 長く存在しているだけに、経験はそれなりにあるが、服越しで胸を揉まれるだけで気持ち良く感じるのは滅多になかった。しかも相手が子供となれば、これが初めてだ。

 丁寧に服越しに青龍の胸を愛撫をリンドは続ける。

 

「フフッ、気持ち良い、青龍?」

 

「せ、生理現象です」

 

 自らを倒して認めた相手ならばともかく、盟約があるからとは言え仲間を人質みたいな形にしたリンドには敬意を払いたくないのか気丈に青龍は睨む。

 

「怖いなあ。桃花と蔓も最初はそうやって僕を睨んで来たんだけどね。今では僕の大切なお嫁さん候補なんだよ」

 

「なっ!? んあっ、あ、あっ♥ ……か、蔓まで……す、既に……」

 

「うん。もう子供も出来てるんだよ。名前は李花と樹理って言うんだ。今度会わせてあげるよ。だって、青龍は腹違いの2人の妹か弟を産むんだからね。まっ、青龍が産むのは『半人半精』じゃなくて『精霊』だけどね」

 

(既に2人も彼の子供が!?)

 

 危惧していた事態になっていた事に、青龍は目を見開く。

 だが……それだけではなく……桃花と蔓に子供がいると知った瞬間……。

 

(う、羨ましくありません!)

 

 青龍の心の中に嫉妬のような感情が芽生えていた。

 

(彼との行為は盟約を果たす為のものでしかありません! な、なのに……何故……こんなにも胸の奥が痛くなるのですか?)

 

 自らの理解出来ない感情に青龍は苛まれる。

 そんな青龍の痛みを和らげるかのように、リンドは胸への愛撫を強めていく。

 

「あっ♥ ……んっ……はぁっ……んんっ♥」

 

 まだ服越しでの胸への愛撫だと言うのに、青龍の官能の熱が高まっていく。口から甘い吐息が出るのを押さえる事も出来ない。

 その中で青龍は気が付く。自身の気がリンドに流れて、いや、喰われ出している事に。

 

「ま、まさか、これが……真の……」

 

「そう。『真の契りの儀式』だよ」

 

「あ、あ、ああっ!」

 

 宣言と共に、服越しにリンドは青龍の股の間に手を入れて擦りだした。

 

「そこ、そこはぁ、ああっ……んっ、あぁぁっ♥」

 

「触ったらいきなり湿っぽくなって来たよ、青龍。きっと中の下着はもうグチョグチョかもね」

 

 リンドの指摘通り、青龍の纏うチャイナドレスの手で擦られている箇所の色が変わって来ていた。

 その下に履かれているショーツがどうなっているのかは考えるまでもない。だが、今の青龍に気にしていられる余裕は無くなってきていた。

 

「あ、んぅ、んんんっ」

 

(な、何故こんなにも、き、気持ち……良いのです……服越しで触れられているだけだというのに……服越し?)

 

 ある事実に行きついた青龍は目を見開く。

 そう、まだ服越しでの愛撫でしかない。それなのに青龍の肢体は、直接肌を晒して触れられた時に匹敵するほどの快感を感じていた。

 それが意味する事への理解の色が青龍の目に浮かぶのを見計らったように、リンドはチャイナドレスの襟に手を掛けてビリッと音を立てながら破り捨てる。

 

「きゃあっ」

 

 服を破り捨てられることなどずっとなかった青龍は、乙女のような悲鳴を上げてしまう。

 精霊が纏う服は、人間の服とは違い、激しい戦闘を行なっても余程消耗していなければ傷一つ付く事はない。故に服の下に魅惑の肉体を見られるのは、認められた相手だけ。

 だが、今、青龍のチャイナドレスは破られ、その下に隠されていた白く輝く豊満な双丘がリンドの目に晒された。双丘の頂点に立つ桜色の乳首と乳輪も、しっかりと映っていた。

 胸を見られたことに青龍の顔は羞恥で真っ赤に染まる。

 

「ふ、服を破くなど」

 

「ごめんね、青龍。僕も服とかを破くのは良くないって分かってるけど……精霊だと破れても纏い直せば修復されるし、何よりも、どれだけ青龍の心が僕に惹かれてるか分かるでしょう?」

 

「ああっ……」

 

 リンドの言いたい事を悟った青龍は、破れた自らのチャイナドレスに目が向く。

 精霊が纏う服は、人間の服とは違い、己の力によって保護されている。故に例え襲われても脱げることも破かれる事もないに等しい。それが起きる時は、その相手を受け入れているか、力が大きく失われてしまっている時だけ。

 そして今、青龍に起きているのは……前者だった。

 その証拠だと言うように、破れたチャイナドレスの下から顕わになった双丘の頂点の乳首は固くなって立っている。それは、青龍が興奮して快楽を感じていた事を示す何よりの証拠。

 年端もゆかない子供相手に感じていた事を示す乳首の隆起に、青龍の顔は羞恥に染まり、身体が震える。

 

(盟約のせいです! それが無ければ……)

 

「美味しそうな胸だね。頂きます」

 

「ま、待って!?」

 

 リンドの口が自身の右胸の乳首と乳輪に向かって開きながら向かっている事に気が付いた青龍は、思わず懇願してしまった。

 しかし、青龍の懇願には一切リンドは耳を貸さずに乳首を乳輪ごと口に銜える。

 

「かぷっ、じゅるじゅる……」

 

「ひっ、ひあぁぁぁぁぁぁぁ――っ♥ す、吸わないで……ああっ、噛むのも駄目です……ひぃぃぃ――っ♥」

 

 吸われたり、舐められたり、甘噛みされたり、噛まれながら乳首を捩じられる快感に青龍は悶える。

 

(お、おかしい……か、感じ過ぎて、あ、頭が……は、働きません……ああっ、わ、私の気がどんどん……喰われて……彼の気に変えられていきます……こ、これが……『真の……契りの儀式』……)

 

 快楽を感じる度に、青龍の気はリンドと交換を、いや、青龍の気が自ら差し出されて喰われていく。

 その度に『契りの儀式』で得られる快楽など比べものにならないほどの、快感が青龍の肢体を襲う。その証拠に青龍の秘所は、触れられてもいないのに愛液を大量に溢れさせ、穿いているショーツは既に吸水力を超えてぐっしょりと濡れ、チャイナドレスに大きな染みを広げていく。

 

「あっ♥ あっ♥ んん――っ♥ ……んう――っ♥」

 

(こ、こんなにも凄いものだというのですか!? カ、カグツチと……『契りの儀式』をした時さえ……愛撫だけで此処まで感じる事はなかったのに! せ、せめて声だけでも上げないようにしなければっ!)

 

 今にも口が開いて出てしまいそうな喘ぎ声を出さない為に、青龍は目を閉じて口を紡ぐ。

 

(フフッ、頑張るね、青龍。でも、その頑張りは何時まで持つかな?)

 

 このまま胸だけで絶頂させる事も出来る。しかし、それよりも、もっと確実に青龍自身が年端もゆかない少年で盟約だけの関係だと思っている相手に惹かれていることを自覚させる手段がある。

 既に気は充分に浸透しあっている。故にリンドは、その手段に踏み切る。

 咥えていた乳房から口を放す。しかし、両手で豊かな双丘を弄るのは止めずに、目を閉じて喘ぎ声をあげるのを耐えている青龍にリンドは顔を近づける。

 

「……青龍」

 

「っ!?」

 

 呼びかけられて目を開けた青龍は、目の前にあるリンドの顔を見て驚いた。

 青龍の綺麗な瞳に自身が映るのを見たリンドは、見つめ合いながら宣言する。

 

「盟約だけじゃなくて、青龍が心から僕の子を産みたくさせてあげるからね。んっ」

 

「んんぅっ!?」

 

 戸惑う青龍の魅惑の唇に、リンドは己の唇を合わせた。

 それは青龍と言う存在を揺るがす破滅の口づけ。東天を司る龍神の化身は今日この日に、1人の少年と我が子を愛する存在へと堕とされる。




次回は遂に青龍孕ませ本格化です。

そして次のアンケート。
行き先。
東へ:弓道少女と精神世界で行為(本番在り)
北へ:保険医の先生と精神世界で行為(本番在り)
西へ:向かう途中で偶然であった精霊と行為(本番在り、孕ませ)
修業:ビキニ姿のアマテラスと修業後に温泉で手コキ(微エロ)
となります。

アマテラス、佐久夜、琴乃の妊娠について。

  • 琴乃が堕ちた段階で孕ませる
  • 四聖の社全て攻略後に孕ませる
  • サヨ関連終了後に孕ませる
  • イザナミも加え、四人そろって孕ませる
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