IZUMO2〜鬼畜ショタ性記〜 作:イズモ
本番は次回ですが、エロはあります。
感想、お気に入り、アンケートありがとうございました!
出雲学園の地下。
夜、桃花と蔓はその場所にある蔦や葉で編まれたゆりかごの中で眠る二人の赤子を慈愛に満ちた眼差しで見つめていた。
「ふふ、李花と樹理は寝顔も愛らしいですね」
「ええ、私達の本当の宝です」
今いる地下には沢山の伝説級や神話級の秘宝が沢山あるが、桃花と蔓からすれば我が子と言う宝の前には比べる気にもなれない。それは父親であるリンドも同じ。子供と言う宝の前では、全てが色褪せて見える。
桃花と蔓からすれば、精霊である自分達が本来得られる筈の無かった幸福。
その幸福の結晶である李花と樹理は、何よりの宝なのだ。
互いにリンドを巡るライバルではあるが、桃花と蔓も子供達にまでその感情を向ける事はなく、寧ろ互いの子供も我が子のように大切に想っている。
安らかな寝顔で眠る二人の赤子を前に、桃花と蔓は頷きあう。そのままアシハラノクニで買って来たカメラを桃花は構えて、眠る我が子達の写真を撮って行く。
パッシャ! パッシャ!
「本来はいけない事ですが……こうして李花と樹理の記録を残して置きたいと思ってしまいます」
「アシハラノクニの人間達も、こんな風な気持ちなのでしょうね」
「……出来る事ならば、私達の呪法を受け継いで欲しいです」
半人半精の子供は、親である精霊の固有呪法を受け継ぐ。
現に、ツクヨミの息子であるニニギも固有呪法を受け継いでた。だが、李花と樹理は母親である桃花と蔓以外に、複数の精霊の血を引いているリンドが父親。
その精霊の血が目覚めてしまい、別の固有呪法を得てしまう可能性があった。
「主様が言うのには、受け継がれた固有呪法を認識するのは、この子達が五歳になった頃。その時が楽しみであり……少々怖く感じます」
父親のリンドが受け継いでいる『樹界降誕』ならば良いが、全く知らない精霊の固有呪法が受け継がれているかも知れないので恐ろしく感じてしまう。
尤もリンドの精霊の血は、此処数百年の間、人間の伴侶か一族内の人間を娶っていたので薄れてしまっているので、李花と樹理が受け継いでる呪法は桃花と蔓の呪法の可能性が高い。
これに関してはイザヨイの力がヨモツオオカミが流れてしまった為に、ネノクニの内の力が弱まる事を恐れたがゆえに、精霊を娶るのをかの一族が控えたのもある。他にも内の人間達が手に入れた力を取り込む目的もあった。そのおかげでリンドの一族の巻物の中には、娶った相手の一族の秘術も書かれている。
(いずれ主様と共に私達が戦う事になる外敵……『迷い人』との戦いではお力に成れませんでしたが、その時は必ずお力に成ります、主様)
蔓は椅子に腰かけて、テーブルの上に置いておいた編みかけのマフラーを編み始める。
もうすぐ冬が訪れるので、大切な我が子達に暖かく過ごして貰いたいという願いから丁寧かつ慎重に編んでいく。編み方に関しては手芸部と言う部活の部室に在った資料から学んでいる。
(この『アシハラノクニの学び舎』に変化が起きた時は少々不安を感じましたが、こうしてあの子達に服を編める道具なども手に入れる事が出来たのは僥倖でした。おかげで、アシハラノクニから得た道具に関しても誤魔化せますからね)
不思議とガスや電気、そして何処からともなく綺麗な水が流れる水道などが今でも使える出雲学園だが、中にある紙や道具の類は痛んでしまっていた。だが、『迷い人』との戦い以降、出雲学園内の内装は大きく変化し、新品とは流石に言えないが、それでも劣化していた筈のものが変わっていた。
図書室に並べられている本なども置き換わり、蔓達にとって助かる物も多くあった。
(とは言え……この地を守護していた身としては複雑ではあります)
本来、蔓は神聖な地である『アシハラノクニの学び舎』こと出雲学園の守護を担っていた精霊。
嘗てこの地を守護していた楓の代わりに蔓がその役を担った。それだけこの地はネノクニにとって重要かつ神聖な土地なのだ。
そして今の蔓にとっては尚更にその重要度は上がっている。その理由は言うまでもなく、大切な血を分けた我が子を育てる場所なのだから。
一通り撮り終えた桃花も、蔓と向き合うように椅子に座り、自身が編んでいたマフラーに手を伸ばす。
(アシハラノクニの服を着せるのも良いですが、私が作った物を李花には与えたいです)
桃花と蔓は、母としてとても心地よい時間を過ごしていた。だが……。
「……はぁー……桃花。今朝の感覚を覚えていますか?」
「……ええ、勿論です……旦那様が何かに対して強い喜びを感じたのは間違いないでしょう」
『真の契りの儀式』を結んだ桃花と蔓は、その相手であるリンドと魂で繋がっているので、互いに強い感情を抱いたり、変調が起きればそれを感じる事が出来る。
現に桃花と蔓は2人とも、李花と樹理を出産する時にリンドが強い感謝と喜びを抱いているのを感じていた。
そして今日の早朝の頃に、リンドが何か強い喜びを感じたのも察していた。
「佐久夜様、琴乃様、そして美由紀様が此方に来られているのですから、やはり主様がお喜びになられたのは、アマテラス様でしょうか?」
「……いえ、旦那様はアマテラス様への対応は慎重に為さっています。カグツチ様も里に居て、スサノオの転生体の件、他にも旦那様の本当の敵である『迷い人』の事もある現状では、大喜びする程の事をアマテラス様に為さるとは思えません」
リンドが喜ぶ事と言えば、当然『一族再興』に関する事や綺麗な美女や美少女に手を出して抱く事。だが、里に残っているアマテラスに、現状でリンドが強い喜びを抱くほどの事をすることはない。
因みに里にいる他の女性に手を出す可能性は無い。リンドは確かに沢山の女性に手を出しているが、その女性達は全員強い女性。病弱だった琴乃にしても、その身の内に膨大な霊力を眠らせていて、今では里の戦力になれるほどになった。
他にも里の女性に手を出すと色々と不都合があるので、リンドは手を出さない。
蔓よりも『真の契りの儀式』を早く結んだ桃花は、その事を分かっていた。
(っ……やはり桃花の方が主様を理解しているのですね……ですが、負けません!)
リンドを諦めると言う選択肢は、蔓にはない。
蔓は思い出す。リンドと『真の契りの儀式』を交わした日の事を。
夕暮れに照らされる出雲学園。
その校舎の中を太い蔦が素早く動き回り、低級の悪霊達を締め付けて滅ぼしていく。
床に悪霊がいた事を示すように勾玉が落ちる。その勾玉を綺麗な指先が拾い上げた。
「今日の悪霊退治は此処までですね」
勾玉を手に持った蔓は、懐に仕舞いながら呟いた。
蔓にとっての日常。出雲学園に侵入する者は、悪霊や人も例外なく追い払うか退治する。他にも出雲学園内の掃除などもする。
アシハラノクニで多くの人間が学ぶ為の場所なので、当然出雲学園は広い。その広い出雲学園を一人で護っている蔓の役目は大変だが、やりがいのある仕事だと思っている。
そしてその仕事に関して考えるべき事も増えていた。
「アマテラス様とカグツチ様が、近い内に更なる協力関係を得たいという話ですしね」
ネノクニを支える二人の神からの申し出。
それを断るつもりは、当然蔓にはない。今、手に入れた勾玉はその時に渡そうと思いながら廊下を歩く。
「……ん? この気配は、桃花?」
出雲学園に張り巡らせている蔦が、『妖やかしの森』の主であり、自分と同じようにアマテラスとカグツチに味方をしている精霊を捉えたのを蔓は感知した。
「何かあったのでしょうか?」
疑問を覚えて蔓は桃花の気配の下に向かう。
その先で自身の全てが変わってしまう出会いが待っていると知らずに。
屋上を照らす夕暮れを見つめながら、桃花は憂いを帯びた顔をしていた。深い溜め息を吐きながら、下腹部を着物の上から大切に撫でている。
そんな桃花の背後に音もなく蔓が姿を現した。
「桃花。どうかしましたか?」
出雲学園の近くにいるとは言え、桃花は『妖やかしの森』の主。
同じように出雲学園を守護する者とは言え、滅多な事では桃花は学園には訪れる事はない。なのにこうして目の前にやって来ている。
「もしやアマテラス様とカグツチ様から何か急な連絡でもありましたか?」
「……いえ、違います……蔓さん。貴女は『契りの儀式』を結ばれた方が、他の誰かと結ばれて複雑な感情を抱かれた事はありますでしょうか?」
「……いえ、そのような感情を抱いたことはありません」
蔓も桃花同様にこのネノクニに長く存在している。
自らを打ち負かせた者にはまだ出会えていない蔓だが、戦う以外の方法で『契りの儀式』を交わした事がある。尤も数えられる程度だが、そのどの相手も蔓以外の女性と結ばれ、蔓はそれを祝福して見守った。
それが精霊と人との変わらぬ関係。古の時代から変わらぬ不変の精霊と人との交わり方。
「それは桃花。貴女も分かっている筈です。カグツチ様と『契りの儀式』を交わした貴女ならば」
蔓はもう長い間『契りの儀式』を交わしていないが、桃花は十数年以上前にカグツチと結んでいる。
何故当たり前の事を今更聞くのかと蔓は首を傾げた。
そして桃花は蔓の言葉を聞き、肩を震わせる。
「ええ、その通りです。当たり前の事……カグツチ様が他の精霊達や四聖獣様達と『契りの儀式』を結んだ事には、誇らしさのようなものさえ感じました……なのに……今は……」
「桃花?」
「……ああ、漸く……漸く……訪れたと言うように……この数か月間、この日をどれほど待ち望んでいたでしょうか……なのに……酷いです……
「っ!?」
桃花が口にした言葉に、蔓は目を見開いて驚く。
しかし、その驚きに応えるように何処からともなく木の枝が伸びて来て蔓に襲い掛かった。
「これは!? くっ!」
蔓は背後に飛び去る事で木の枝の襲撃を回避した。
(この枝は桃花の操るものではない!)
枝から発せられている気は、桃花とは違う者の気。
襲撃者は別にいると判断した蔓は、瞬時に自身も鋭い木の蔦を操って襲い掛かって来る木の枝に向かって振るう。
「何者かは分かりませんが、私を甘く見ない事です! ハッ!」
一先ず牽制として攻撃を放ち、その隙に本性を顕現させようと蔓は考えて攻撃した。しかし、その攻撃は……悪手だった。
「蔓さん。それは駄目です」
「えっ?」
何故か戦いが始まったのにも関わらず、一歩も動かない桃花の声がやけに蔓の耳に届き、次の瞬間、まるで待っていたかのように枝は蔓が振るった蔦に巻き付いて……蔓の気を喰らった。
「っ!? んあああっ♥」
気を喰われた感覚に、蔓の口からは悲鳴ではなく何故か甘い声が上がった。
更に蔓は、自らの身体を抱き締めてしまう。その隙を逃さないと言うように木の枝は次々と蔓の操る蔦に巻き付き、其処から蔓の気を喰らっていく。
「あっ、あっ……くぅぅっ! させません!」
喰われていくと共に襲い掛かってくる官能から逃れるために、蔓は木の蔦を一時消した。
蔦が消えたことで気を喰われる事がなくなった蔓は、荒い息を吐きながらも安堵する。だが……。
「ああっ♥ 私の時もそうでした。こうしていきなり襲い掛かられ、対処しようとして、今の貴女のように気を喰らわれる感覚に耐えられず、自らを無防備にしてしまった。そして……」
「ああっ!?」
まるで懐かしむように頬を染めながら呟いた桃花に応えるように、蔓の身体に枝が巻き付いて拘束した。
そしてもう逃がさないと言うように締め付けながら、蔓の気を貪り食らい始める。
「い、いや!? 何なのですかこれは!? だ、駄目……私の気をそんなに……あっ、あああぁぁぁぁッッ♥」
自らを貪り喰らい、新たに別のものへと変化した気を送り込まれてくる度に、全身を蝕むように襲う快楽に蔓は喘ぎ苦しむ。
そんな蔓の姿を頬を染めながら桃花が羨望の眼差しで見つめていると、その横に隠れ蓑術で姿を消していたリンドが姿を見せた。
「フフッ、こんばんは樹木の精霊さん」
「っ!? んっ……な、何者ですか……あ、貴方は?」
姿を見せたまだ幼い部類に入る年齢の少年に警戒心を抱いた蔓は、意志力を総動員して快楽に耐えながら警戒の眼差しを向けた。少なくともただの子供ではないと言う事を、蔓は理解している。
その姿をリンドは嬉しそうに笑いながら、蔓に桃花から与えられた名前を名乗る。
「僕の本当の名は名乗れないから、桃花から与えられた名前を名乗るね。リンドって言うんだ」
「リンド? ……んぁっ♥ な、何故このような事を……はぁっ……す、するのです」
「う~ん、そうだね。幾つか理由はあるけど、重要なのとしては安全に
「
言葉の意味が分からない訳ではない。だが、産むという行為が何に結びつくのか、この時の蔓には分からなかった。
精霊は子を産めないという認識が強く蔓の中で根付いているが故に。しかし、その認識は、次の瞬間に崩れ去る。
「フフッ、決まってるでしょう」
笑みを浮かべながらリンドは、自身に寄りそうように立っている桃花に視線を向ける。
向けられた桃花は、恥ずかしそうにしながらもこれから始まる事に対する期待からか、頬を朱に染めて甘い吐息が口から零れる。
そのまま桃花は、自らが着ている袴を押さえている帯に手を伸ばした。
「なっ!?」
襲い掛かって来る快楽に必死に抗っていた蔓だが、桃花の行動に思わず声を上げてしまった。
しかし、蔓の声を聞いても桃花は止まらずに袴を屋上のコンクリートに落とし、そのまま更に桃の花の刺繍が入っている着物を開けて、その下に隠されていた自らの程よい大きさの双丘と透き通るような白い肌を蔓に晒した。
「良く見て貰う為に少しの間、お姉さんの気を喰うのを止めてあげるね」
その言葉通り、貪欲に蔓の気を喰らっていた枝が落ち着く。
しかし、逃れるチャンスでありながらも、蔓は呆然と頬を染めている桃花の下腹部を見つめてしまう。在り得る筈のない光景が蔓の視界に映っていたからだ。
「……ま、まさか……」
一時的に気を喰われるのを止められ、襲い掛かってくる快楽を感じなくなった蔓だが、驚愕の余り目を見開いて固まるしかなかった。
何故ならば桃花の下腹部は、明らかに不自然な膨らみが出来ていた。丁度子宮がある位置の腹部が膨らみ、桃花は慈愛に溢れた微笑みを浮かべながら、自らの下腹部を撫でている。
その膨らみをリンドは、桃花の背後に移動して手を回して撫でる。
「此処に、桃花の子宮に宿っている僕らの子供を安全に産める場所が欲しいんだよね」
「ああっ♥ はい、旦那様♥」
「……そ、そんな……」
リンドの発言を蔓は信じる事が出来なかった。
精霊は人との間に子を為せない。それは古の時代からの常識。ツクヨミが子を為した事は、蔓も付き合いから知ってはいるが、アレは例外中の例外であり、本来ならば精霊は人との子を為せる筈がない。
だが、その常識に反するような光景が蔓の目の前に広がっていた。
驚く蔓の様子にリンドは微笑みながら、撫でていた桃花の下腹部から手を動かして程よい大きさの胸に触れて揉み出した。
「んぁぁっ♥ だ、旦那様、だ、駄目です……か、蔓さんが見ていますから、んくっ♥ ああっ♥」
「そんな事を言いながら、桃花の胸は僕に触って欲しくして仕方がないみたいだよ。ほら、乳首がこんなに起ってきてるよ」
「ああっ、そ、そんなに弄り回してはっ、はああぁぁんっ♥」
柔和な乳肉を揉まれ、敏感な乳首を指で弄り回される快感に桃花はうっとりと淫靡に微笑む。
「と、桃花……」
信じられないというように蔓は、快感に喘ぐ桃花と、快感を与えているリンドを凝視しながら絶句していた。
自身と同じように役割に対して誇りを持ち、ずっと『妖やかしの森』の守護を担っていた精霊。しかし、今清楚だったはずの精霊は年端もゆかない少年の虜となり、淫乱に喘いでいた。
胸を揉まれる度に淫靡な声をあげ、秘所からは快感を感じている事を示すように愛液が零れて太腿を濡らしていく。
「……な、何を!? 何を桃花にしたのですか!?」
目の前に広がる淫靡な光景を否定したいかのように、蔓は声を荒げた。
その声に対してリンドは嗜虐に満ちた笑みを浮かべながら左手を動かし、そのまま愛液を流している秘所に触れて弄りだした。
「ぁあああっ♥ そ、そこはあぁぁぁっ♥ 弱いのですぅぅっ♥ 旦那様あぁぁぁぁぁっ♥」
「フフっ、桃花。樹木の精霊さんが説明して欲しいって言ってるよ。説明してあげて」
「わ、分かりました♥ か、蔓さん、あんっ……はぁっ……私は『妖やかしの森』にやって来て下さった旦那様に見初められてぇぇっ♥ 旦那様の一番最初のお子を、『真の契りの儀式』を結び、孕ませて頂けましたあぁぁぁっ♥」
「っ!? ……『真の契りの儀式』?」
胸と秘所を弄られる快感に喘ぎながらも、桃花が口にした言葉に蔓は首を傾げる。
そんな蔓に桃花を喘がせながら、リンドが雄としての嗜虐に満ちた笑みを浮かべながら説明する。
「『真の契りの儀式』って言うのは、『契りの儀式』の上位互換なんだ」
「なっ!? ま、まさか、そのような儀式がある筈が!?」
「あるんだよね。その証拠が桃花の子宮に宿っている子で、そして……僕だよ」
「っ……んあああっ♥ ま、また……あぁぁぁぁぁっ♥」
再び巻き付いている枝が自身の気を喰らい、その代わりに送られてくる気の快感に蔓は嬌声を上げてしまう。
腰まで届く新緑色の髪を振り乱し、少しでも快感から逃れるために拘束している木の枝から逃れようとするが、逃がさないと言うように巻き付いている木の枝は蔓を捕らえ続ける。
(そんな、わ、私が……私と言う存在が彼の気に犯されて……いえ、それだけではなく……私自身が彼に気を渡し始めている!?)
無意識に自らリンドに気を渡している事に、蔓は快感に苦しみながらも戦慄した。
それはリンドと言う雄に蔓と言う雌が反応し始めてしまった証拠。自らを孕ませられる存在だと、蔓の子宮も反応して疼きだしていた。
リンドの腕の中で善がっていた桃花は、同じ精霊であるがゆえに蔓の反応を理解していた。
「ああっ♥ 蔓さんもなのですね……ええ、そう……長く存在していながら別れを私達は数えきれない程繰り返して来た……女と言う身で在りながら、子を為せない身……ツクヨミ様が子を為したと知った時、貴女も心の奥底で願った筈です」
「そ、それは……」
「『私も子を為したい』と。そして私は旦那様と出会い、願ったのです♥ このように……」
リンドの腕の中から名残惜し気に離れた桃花は、屋上の床に手足を着いて四つん這いの姿勢を取った。
そのまま綺麗な桃尻をフリフリと揺らして、桃花はあの時のように願う。
「孕ませて♥ 年端もゆかない貴方の肉棒と子種を欲して濡らしているこの精霊『桃花』に、どうか慈悲をお与えください♥」
「……桃花……」
美しい裸体を浅ましく揺らす淫乱な雌としての桃花の姿に、蔓は言葉を失った。
だが、その瞳には羨望が混じり始めている事に彼女はまだ気付けない。
リンドは自身を欲情させようとする桃花に惹かれるように、腰に巻いている帯を解きズボンを床に落として既に固く隆起している剛棒を晒した。
(な、なんて大きさ!? 子供であの大きさが在り得る筈が……それに……んくぅっ……身体が疼いて)
桃花同様、蔓も一目見て理解させられてしまった。
リンドが自身を孕ませる事が出来る存在だと言う事を。自らを凝視している蔓にリンドは気が付くが、先ずは桃花だと言うように声を掛ける。
「桃花。説明ありがとう」
「ああっ♥ で、では漸く……シて頂けるのですね♥」
「うん。ずっと我慢させていてごめんね。でも、その体勢は駄目だよ。うっかり倒れたりしたら、大変だからね」
「っ……はい」
恥じるように顔を伏せながら桃花は、四つん這いの姿勢を止めて立ち上がる。
そんな桃花にリンドは優しく声を掛けながら手を握る。
「ずっと我慢させていてごめんね」
「いえ、旦那様……私が我慢できなかったのが悪いのです……」
「大丈夫だよ。その代わり、今日は我慢させていた分、桃花が満足するまで抱いてあげるから」
言いながらリンドは桃花の顔に自身の顔を近づける。
その意味を瞬時に悟った桃花も、恥じらいから頬を染めるが、それでも誘惑には勝てないと言うように自らも顔を近づけて唇を重ね合わせた。
「んんっ……ちゅ、んむっ♥」
最初こそ優し気な口づけだったが、徐々に舌を絡め合わせる熱烈な口づけへと変わって行く。
背中に回されたリンドの手が桃花の美しい紫色の髪を梳かれば、うっとりと目が緩む。舌が互いの口内を行き来する度に粘着質な音が屋上に響く。
ゆっくりと桃花の手も動き、口づけを交わしながらリンドの剛棒に指を添えて弄りだす。
まるで二人だけしかいないと言うような空間をリンドと桃花は形成した。
そして二人以外に屋上にいる蔓は……。
「はあーっ♥ はあーっ♥ んくぅっ♥」
艶めかしい熱い吐息を溢しながら、リンドと桃花の様子を見ていた。
既に気を喰われる事で、その肢体は官能を帯び、無意識の内にリンドが操る自らを拘束している木の枝に着物の上から肢体を擦りつけている。
既に拘束している木の枝が自らの気を喰らっているのを止めている事にも気が付かず、着物の下に隠されている双丘と秘所が女としての反応を示している事にも気づかずに、蔓は羨望の眼差しを桃花とリンドに向けるのだった。
次回の後編で蔓編は終わり。
次はアンケート通り、3つの場所に向かうのとアマテラスとの修業のどれかとなります。
アマテラス、佐久夜、琴乃の妊娠について。
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琴乃が堕ちた段階で孕ませる
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四聖の社全て攻略後に孕ませる
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サヨ関連終了後に孕ませる
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イザナミも加え、四人そろって孕ませる