※この作品はR-18です。

IZUMO2〜鬼畜ショタ性記〜   作:イズモ

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今回はエロは殆ど無しで幕間に近い形になりました。
余り詰め込み過ぎると、後々の青龍のエロが少なくなると気づいたので。

現在のアンケートは明日の0時までにします。


四聖獣・青龍妊娠番堕ち編 5

「ふぅっ」

 

 月明かりが照らす中、アマテラスは憂いを帯びた吐息を溢しながら屋敷の縁側に座って月を眺めていた。

 傍には本来ならいる筈の夫であるカグツチはいない。昼間に起きた一件の後、青龍の社にとにかく行くことが決まり、カグツチは一緒に行くことを主張する佐久夜を伴い向かったからだ。

 出来ればアマテラスも一緒に行きたかったが、嘗てヨモツオオカミと戦っていた頃と違い、今はあの頃よりも大きくなった里を護る長。

 先日の一件で里を護る結界は強化され、悪霊の勢力を削る事が出来たが、青龍から恐るべき話を聞かされた以上、里からカグツチとアマテラスが揃って離れる訳にはいない。

 

「今頃、カグツチと佐久夜は野宿している頃かしらね」

 

「姉さん」

 

 顔を向けて見ると、其処にはツクヨミが立っていた。

 その手にはお酒らしき物を持っている。

 

「はい」

 

「ありがとう、姉さん」

 

 姉が差し出した椀をアマテラスは受け取る。そのまま一口含み、二人は月見酒を始めた。

 

「それにしてもどんな話が聞けるのかと思っていたけど」

 

「ええ……青龍が秘中の秘と言うだけの話でした」

 

 精霊の血を引いていると言うだけでも、リンドの一族に関してはネノクニの常識を外れていたが、青龍から聞かされた話はそれ以上の内容だった。

 ネノクニの内側ではなく、外側からやって来る脅威である『外敵』。加えて言えば、現在の敵は『アシハラノクニで信仰されている神々と精霊』。

 ネノクニの『理を紡ぐ力と理を整える力』を宿した至宝。宝珠『八尺瓊』。

 リンドが死ねば、アマテラスとカグツチに訪れる変化。

 どの話も重要過ぎて、アマテラスも言葉が無かった。

 

(まっ、私は事前に知っていたんだけどね)

 

 青龍から聞かされた話をツクヨミは既にリンドから聞かされている。多少の疑いを持っている面はあったが、青龍も同じ話をした以上疑いは晴れた。

 最もその事をおくびにも出さずにツクヨミは酒を飲みながら質問する。

 

「里の上役達にはどう説明したの?」

 

「あの子の事は、『四聖獣と深く関わり合いがある一族』の者と説明し、彼の一族が封印していた悪霊が封印されたままなのか調べる為に連れていった事にしました」

 

「まっ、その辺りが妥当でしょうね」

 

 青龍の話に寄って明らかになったリンドの一族に関しては迂闊には里の者とは言え話せない。

 精霊の血が混じっている事もそうだが、万が一、リンドが死んだ時に、アマテラスとカグツチに多大な悪影響が起きるなど知られる訳にはいかない。

 里の者達を信頼していないわけではない。だが……。

 

「貴女とカグツチがちゃんと説明しても、里の人間の中には不満を思ってリンドを虐めた連中がいるからね」

 

「……ええっ」

 

 虐めていたのはリンドと同年代の子供とは言え、大人の中にも余所者がと疎んでいる者達もいた。

 その状況を改ざんしようとした矢先に、ネノクニの守護神である四聖獣の青龍が連れ去ったなどと知られたら、危険な相手なのではと思われてしまう。

 短絡的に排除に乗り出す者はいないとアマテラスは思いたいが、どうなるか分からない。

 

「里長としての実力の不足を感じます」

 

「アンタは良くやってるわよ、アマテラス。勿論、カグツチもだけど……でも、上手くやっているからって良い方向に行くとは限らないものよ」

 

 ツクヨミは今こそ人間の味方をしているが、精霊となる前は人間を心の底から憎んでいた。

 双子として産まれたと言うだけで捨てられ、地獄のような生活の果てに命を落とし、ヨモツオオカミに拾われて悪霊となった。

 故にツクヨミはアマテラスよりもずっと人の負の側面を知っている。

 

(外敵の存在が秘密にされていたのは正解ね。もしも知られたら、そいつらと一緒にネノクニを支配とかはあり得そう……カグツチ達だって、あの頃にアシハラノクニの神が味方してくれるなんて言われたら手を借りたかも知れないわ)

 

 現在の外敵で一番恐ろしいのは、神であると言う事。

 しかもアシハラノクニで信仰されている神。今はともかく、ネノクニに来たばかりの頃のカグツチとその仲間達ではアシハラノクニの神が味方してくれると知れば、力を借りたいに違いない。

 アマテラスもカグツチとその仲間達が言うならばと思ってしまうだろう。その神の目的がネノクニの崩壊だと気づかずに。

 

(恐ろしい話ね。秘中の秘にされるのは当然だわ)

 

「……それに私だって人の事が言えないわよ。リンドを一番排除しようとするのは……間違いなくニニギなんだから」

 

「………ええ」

 

 ツクヨミとアマテラスは同時に溜め息を溢した。

 今は悪霊に寄って封印されているカグツチとツクヨミの子で、佐久夜にとっては異母兄のニニギ。

 このニニギ。実力は里の中でアマテラスとカグツチ、そしてツクヨミに次ぐ実質里の中で四番目に強いという半人半霊なのだが……性格にとても問題があった。

 異母妹である佐久夜の自称婚約者を名乗り、佐久夜に近づく男性を決して許さない。その上、とにかく自分勝手な性格で戦場でも傍に仕えていた軍師の言葉も聞かず、結果、悪霊達の罠にまんまと嵌まって今は封印されている。佐久夜もニニギの事で大変迷惑を被っているで、決して兄とは呼ばず、『あいつ』か『ニニギ』と呼ぶほどに嫌っている。

 実力はカグツチとツクヨミの息子で、半人半霊でもあるので本当に凄いのだが、それを加えても問題ばかり引き起こす里一番の問題児。

 

(あの馬鹿息子だけには『真の契りの儀式』を知られる訳にはいかないわね)

 

 リンドと違って精霊を魅了する特性を得ていないニニギが、『真の契りの儀式』を精霊と結ぶとすれば、当然相手を打ち倒した後となる。

 その相手とだけで済めばいいが、ツクヨミはニニギがそれだけで終わらせるとは思っていない。寧ろ……。

 

(美人の精霊は自分の嫁だと言い出して、次から次へと手を出すに決まってるわ。そうなったら四聖獣達の討伐対象よ)

 

 問題が多い息子ではあるが、それでもニニギをツクヨミは大切に想っている。

 その息子がネノクニの守護神である四聖獣に討伐されたなどと、不名誉な結末に陥らせる訳には行かない。

 溜め息を吐くツクヨミの姿に、アマテラスは思わず質問してしまう。

 

「姉さん。まさかとは思いますが……」

 

「『八尺瓊』を使って、ニニギの封印を解いたりしないから安心しなさい。アレには自分で判断出来る意思が宿っているのも分かったし……それに青龍から詳しく話を聞く事が出来れば、私の力を取り戻せるかもしれないんだから……今のところ急ぐ必要はないわ」

 

「姉さんの力……ええ、青龍には詳しく話して貰わないといけません」

 

 何故急にあのような凶行を行なったのか。

 そして姉であるツクヨミの長年続く不調を回復させる事が出来る希望。その期待をアマテラスは抱く。

 

「ですが……本当にリンドが子供を作れる身体に? だとしたらあの夢は……」

 

『んあぁぁぁぁっ♥ いけません! 私のオマンコに、チ、チンポを入れては! 其処はあの人のっ!?』

 

『アマテラス様が修行中に僕を誘惑したからこうなったんですよ!』

 

「っ……」

 

「アマテラスどうしたの?」

 

「いえ、何でもありません、姉さん」

 

 リンドに犯される淫夢を見たなどとは言えず、アマテラスは言葉を濁した。

 

(あのような夢を見たのはあの日だけ。やっぱり就寝する前に佐久夜と話していたのが原因に違いありません)

 

 これ以上思い出したらツクヨミに不審に思われると思い、アマテラスは注がれていた椀の中に入っていた酒を飲み干して立ち上がる。

 

「そろそろ寝ます」

 

「おやすみ、アマテラス」

 

 まだ縁側に座ったままのツクヨミに、アマテラスは背を向けて寝所に向かおうとする。

 

「あら、ちょっと待ちなさい」

 

「姉さん?」

 

 立ち上がる姉の気配にアマテラスは振り返ろうとするが、その前にツクヨミの手が後頭部に触れるのを感じた。

 

「少し緩んでるわね。これから寝るからって、寝所の周りには警護役の巫女達がいるんだから身嗜みは気を付けないと。私が直してあげるわ」

 

「お願いします、姉さん」

 

 姉の気遣いにアマテラスは嬉しく思う。

 ゆっくりと一度額に巻かれていた赤い鉢巻が外され、瞬時にツクヨミは着物の袖から取り出した紅(・)い(・)鉢(・)巻(・)と入れ替える。

 そのまま入れ替えた事に気づかれる事は無くアマテラスの頭に紅(・)い(・)鉢(・)巻(・)が巻かれたのだった。

 

 

 青龍の社は、社と呼ばれていながらもその場所は鍾乳洞の奥に安置されている祭壇しか社と言える物はない。

 鍾乳洞の中は水が流れて足元が滑りやすく、更には試練の為に悪霊を模した影が徘徊していて大変な危険な場所。何故このような場所に青龍の祭壇があるのかと言うと、この鍾乳洞はネノクニで重要な霊地だからである。

 四聖獣の社はネノクニで重要な霊地にそれぞれ建っている。それは四聖獣がその霊地を守護する為だった。

 そして入り組んだ鍾乳洞の内部には湖のような場所があった。

 自然の神秘を感じさせる自然の地底湖。祭壇のすぐ近くにその湖は存在し、ドボンッと大きな水音が鍾乳洞内に響き渡った。

 

「フゥ~……気持ち良い」

 

 水の中から裸で浮き上がって来たリンドは、火照った身体を冷ます心地よい気持ちに浸る。

 事前に青龍との行為で互いの体液で濡れていた身体は、術で綺麗にしていたので湖の水が汚れる事は無い。

 更に言えば今リンドが浸かっているのは霊地に満ちる水。神秘が満ちているその水自体が既に浄化の力を宿し、植物の精霊の血が強く発現しているリンドにとっては最高の居心地を得られる場所だった。

 そのおかげか雄として己の番を孕ませたいという気持ちも、今だけは静まっていた。

 

「流石は青龍が護っている霊地の水。こんなに気持ち良い場所は初めてだよ」

 

「ふふっ、そう褒められましても何も出ませんよ。だって、私の全てはもうリンド様に差し上げていますから♥」

 

 聞こえて来た美声にリンドは水に浮かびながら顔を向けて見る。

 すると、祭壇の方から先ほどまで行為を行なっていた青龍が歩いて来た。

 リンド同様に行為の残滓は術で消され、膨らんでいた腹部も元の体型に戻っている。歩くだけで絵になりそうなその美しい肢体には、白に蒼い花柄が刻まれたワンピースタイプの水着を纏っていた。

 自らの水着姿をじっくり眺めているリンドに青龍は気が付くと、少し前かがみになって胸の谷間を強調するような姿勢になって問いかける。

 

「いかかでしょうか? リンド様?」

 

「うん。とっても綺麗だよ、青龍」

 

「ああっ♥ ありがとうございます♥」

 

(不思議です。これまで男性に服の事を誉められても余り何も感じなかったのに、リンド様に褒められるとこんなにも嬉しくなってしまうなんて♥)

 

 胸の内から沸き上がって来る感情に寄って青龍は頬を紅潮させた。

 そして自らも湖の水の中に足から入り、リンドのすぐそばまで泳いでいく。二人の距離が手が届くまで近づくと、リンドは右手を青龍に差し出した。

 青龍も自らの左手をリンドの右手に重ねて、二人は手を繋ぎ合わせながら水に浮かび天井を見つめる。

 

「ねえ、青龍。その服。やっぱり水遊びの為の服なの?」

 

「ええ、そうですよ。アシハラノクニでは『水着』と呼ばれる物で……玄武にアシハラノクニに付き合わされた時に思わず下着と一緒に買ってしまったものです」

 

「フゥ~ン。アシハラノクニって色々服があるんだね」

 

「そうですね。ネノクニとは比べる事が出来ないほどに沢山の服の種類があります。水着に関しても、今私が着ているような物から、下着のようにオッパイやオマンコだけを隠す物もあります」

 

「へぇ~、面白いなあ」

 

(機会があれば、桃花か青龍に手に入れて貰えないかな。あっ、でもどんな服があるのか知らないと選べないか)

 

 そう邪な考えをリンドが抱いていると、ある事に気が付いた青龍が心配そうに問いかけて来た。

 

「リンド様……外はもう夜ですが、お休みにならなくて大丈夫なのですか?」

 

 今だ卵巣にかけられた術が有効なので、青龍の発情して昂ぶっていた肉体は小康状態に成っている。

 無論、子宮は今もリンドの子種を欲して熱を宿しているが、それ以上にリンドの身体の方が青龍は心配だった。

 精霊の血を引いているとは言え、リンド本人の年齢はまだ10歳。本来ならばもう子供は眠っている時間帯だ。  

 

(幾ら桃花の加護で体力を常に回復出来るとは言え、身体には疲れがたまっていく。もしそれでリンド様が限界に達して仕舞われたら……)

 

 リンドが死ぬなどと考えただけで、青龍は目の前にが真っ暗になってしまいそうだった。

 ギュッと水の中で繋がっている手を強く握り締めてしまう。その意思が伝わったのかリンドは青龍に天井を見上げながら語り掛ける。

 

「大丈夫だよ、青龍。この湖のおかげで疲れも回復してるし……何よりも僕は絶対に死ぬわけにはいかない……アマテラス様やカグツチ様の件だけじゃなくて……桃花のお腹にいる僕らの子の為にも」

 

「っ……リンド様。いま落ち着いている間に聞かせて貰っても良いでしょうか? 貴方様が何を為されようとしているのかを」

 

「うん。良いよ。それに青龍も知りたいでしょう? どうして僕の一族との間に結ばれていた盟約が破られたのか?」

 

「はい」

 

 既にリンドの番となる事を心の底から青龍は受け入れている。

 だが、何故盟約が破られているのかは気になっていた。

 

(かの一族と私達の間に結ばれていた盟約は、私達側が盟約に反しなければ破られる事がない理……それはつまり……私以外の五人の内、誰かがネノクニの崩壊を望み実行したという証。しかし、朱雀、白虎、玄武の三人はあり得ない。そうなれば……)

 

「お聞かせください、リンド様」

 

「うん」

 

 そうしてリンドは語りだした。自身の一族の里に襲い掛かったヒミコ率いる悪霊の軍勢の戦いから始まり、里から逃がされ生き延びた後の桃花との『真の契りの儀式』。

 『一族再興』を人生の目的として、己の子を孕ませる為に、佐久夜とア(・)マ(・)テ(・)ラ(・)ス(・)にしている淫猥な行ない。ヒミコ勢に侵入させた『八尺瓊』の暗躍によって判明した精霊『麒麟』の存在。

 全てを聞き終えた青龍は幾つかの件に頭が痛くなるような思いだったが、水に浮かぶのを止めてリンドを抱き締める。

 

「リンド様……嘗ての仲間が貴方様のご家族にしたこと……大変申し訳ありません」

 

「青龍のせいじゃないよ。まあ、ヒミコの奴には絶対に復讐してやるけどね」

 

(ヒミコ……いえ、『■■』。貴女は恐ろしいお方を完全に敵に回しましたよ)

 

 青龍は今の悪霊の長が誰なのかを悟った。

 

(麒麟が『契りの儀式』を結ばずに自らの意思で仕えている貴女しかいませんよね、『■■』……それにしても佐久夜はもしかしたらと思っていましたが……まさか、アマテラスにまで手を出しているなんて)

 

 本来ならば人妻で現在のネノクニの神であるアマテラスに子を孕ませるなど、断固として止めるべき事だ。だが……。

 

(……個人としても女としても複雑な気持ちですが、リンド様のお話が事実ならば……アマテラスと『契りの儀式』を結ぶのは必要なこと……ですが)

 

 アマテラスの友人として止めるべきかと青龍は葛藤する。

 しかし、そんな葛藤をするのは赦さないと言うように抱き締めていたリンドが青龍の左胸を掴む。

 

「あくっ♥ リ、リンド様……あぅぅぅっ♥」

 

 グニグニと柔らかさを示すように形を変える乳房から走る快感に、小康状態で落ち着いていた青龍の昂ぶりが再び熱を持ち始める。

 そんな青龍の胸を揉みしだきながら、リンドは嗜虐に満ちた笑みを浮かべて問いかける。

 

「さあ、青龍。これで僕の目的が分かったよね? どうするの?」

 

「んくぅっ♥ ひ、酷いお方♥ わ、私の答えなんて、あっあっ♥ んんっ♥ 分かっていて……あああっ♥」

 

 水の中で水着越しに秘所を弄られているのを感じた青龍は、甘く艶やかな喘ぎ声を上げた。

 

「休憩は終わり。ほら、続きをするから湖から上がるよ」

 

「は、はいっ♥」

 

 先を泳ぐリンドの後を、頬を紅潮させた青龍が追いかける。

 これから再び始まる淫猥な時間を想像し、水着の上からでも分かる程に胸の頂点で乳首が起ち始め、水の中にいるというのに熱くなっていく。

 秘裂からは愛液が零れ始め、膣奥の子宮も熱を持つ。そして……術で抑制されている筈の卵巣がジクジクと熱を持ち始めている事に、リンドと青龍は気が付くことが出来なかった。




次回で遂に青龍が……。
それが終わった後は『アマテラス・催淫修業編』。その後は『ツクヨミ・伴侶化編』となります。

因みにツクヨミがアマテラスに使ったのはアレです。

アマテラス、佐久夜、琴乃の妊娠について。

  • 琴乃が堕ちた段階で孕ませる
  • 四聖の社全て攻略後に孕ませる
  • サヨ関連終了後に孕ませる
  • イザナミも加え、四人そろって孕ませる
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