※この作品はR-18です。

IZUMO2〜鬼畜ショタ性記〜   作:イズモ

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今話で遂に青龍にデキます。

お気に入り、アンケート、ありがとうございました!

アンケートの結果は。
1.子を為したら消失(18票)
2.子が産まれたら消失(11票)
3.そのまま(27票)

と言う事で青龍の額の紋様はそのままになりました。


四聖獣・青龍妊娠番堕ち編 6

 湖から上がったリンドは股間で雄々しくそそり立っている剛棒を青龍に向ける。

 その意図を察した青龍はゆっくりとリンドの前でしゃがむ。

 更にリンドに興奮して貰う為に眉根を寄せ、濡れた瞳を上目遣いしながら見上げ、視線で何かを求める。

 青龍の意図を察したリンドが頷くと、すぐさま剛棒に顔を近づけ、水で濡れた手で優しく肉竿の部分を掴むと迷うことなく亀頭部分に口づけする。

 

「んちゅっ♥ れろっ♥ ちゅっちゅっ♥」

 

 許可を貰えた感謝と求愛を示すように熱烈に亀頭部分に口づけを何度もした後には、唾液で濡れた舌を太い幹の部分に這わせる。

 開いている手で玉袋を掴み、優しく揉んで刺激を与えるのも忘れていない。とても大切なものだと言うように青龍は優しく手で睾丸を刺激しながら、口に剛棒を咥えると激しく前後させる。

 

 ぐぽっ、じゅるるるるっ……じゅぷっ……じゅずっ

 

「ひもちいいでふかぁっ♥ んぐぅっ♥ リンドさまぁ♥」

 

「うん。とっても気持ち良いよ。青龍も僕のチンポは美味しい?」

 

「ふぁいっ♥ とても美味しくて、じゅぼっ♥ だへきがとまひまへぇん♥ んじゅるるるっ♥」

 

 本当に美味しいと感じているのか青龍の口からは淫靡で激しい水音が鳴っている。

 口の中では溢れる唾液を舌で咥えている剛棒に擦りつけて、自身の匂いを擦りつけていく。

 

(リンド様は誰にも渡しません! 必ずその真名は私が最初に聞かせて貰います!)

 

 心に誓った想いに動かされるように、青龍は喉奥まで剛棒を咥えて口淫奉仕に没頭する。

 今では記憶にさえ残っていないが、以前の青龍に取って口淫奉仕は相手となる男性に興奮して貰う行為でしかなかった。だが、今は本当にリンドの剛棒を美味しいと感じているのか、口端から唾液が零れているにも関わらず首を前後させていく。

 青龍自身も口淫奉仕で感じているのか下腹部ではどんどん熱が増し、淡色系の髪を振り乱してリンドの剛棒を味わいながら感じていく。

 水着の下に隠されている豊満な乳房の頂点である乳首が硬く尖り、チャイナドレスの時同様に場所を示すように浮き出ている。

 リンドの位置からでは見えないが、水着の股の部分では内側から流れ出た愛液が隙間の部分から零れて下の岩肌に落ちている。

 

「んぐぅっ♥ ふぅぅぅぅっ♥ ひつでもぉ、だしへぇかまいませぇんよ♥」

 

「フフッ、青龍はどっちがいい? 掛けられるのと口の中で出すの?」

 

「んじゅっ、じゅるるっ♥ ひんどさまのぉ♥ おふきなふぉで♥」

 

「そんな事を言いながら、青龍。どんどん僕のチンポを奥に銜えていくね。本当は飲みたくて仕方がないんでしょう?」

 

 リンドの指摘通り青龍は喉奥まで使って、長大な剛棒を咥えていく。

 人間では呼吸困難になってもおかしくない程に喉を占領されながらも、青龍は剛棒を咥えるの止めずに首を前後させて愛撫していく。

 それはリンドの子種を口、いや、胃の中に出して欲しいと願うかのような雌としての求愛。

 

(ああっ♥ 仕方がないんです、リンド様♥ 貴方様の子種は気に満ち溢れていて、今の私にとっては何よりも美味しいと思えてしまうのですから♥)

 

 青龍の全身の気は既にリンドの気と交じり合って一つ気になっている。

 『契りの儀式』における最終的な段階になっている青龍にとって、更なるリンドの気はごちそう以外の何ものでもない。尤もそれ以外にも番の雌として、番の雄の子種を独占したという本能も働いている。

 

(泳ぐ前の失敗は絶対に繰り返しませんから、どうぞの私の口の中で射精して下さい♥)

 

 脳裏に浮かぶのは泳ぐ前にリンドに行なった口淫奉仕での失敗。

 大量のリンドの子種を飲み切る事が出来ずに、吐いてしまった青龍にとっての悲劇。慌てて子種が零れた岩肌に舌を這わせて飲もうとさえ青龍はしてしまったが、それはリンドが術を使って零れた子種を消滅させたことで逃れる事が出来た。

 リンドは別に青龍を隷属させたいのではない。番の雌としたいのだ。

 そんな失敗もあったので、青龍が自身に白濁液を浴びせられるよりも飲みたいと思うようになるのは当然だった。

 そして我慢できないないと言うように、青龍はリンドの腰に両手を回して口と舌と唇、そして喉まで使って激しく愛撫する。

 

「んじゅぅぅぅっうぅぅぅうっ♥ はやくぅ♥ じゅぼぼぉっ♥ じゅぶぶぶっ♥」

 

「んくぅっ、はははっ、凄く気持ち良いよ、青龍っ……たっぷり飲んでね!」

 

 どびゅぅっ! びゅるるるるるるるるぅぅぅぅ!

 

「んぎゅっ♥ ごっきゅぅっ♥ おぐぅっ♥」

 

 震えながら大きく膨らんだ剛棒の先から放たれた濃厚な大量の白濁液を、青龍は喉を鳴らして嚥下していく。

 喉奥から逆流してきた白濁液に口内は大きく膨らむが、射精される直前に根元まで咥え込んでいた事を利用してリンドの股間に顔を付けて吐くのを堪える。

 条件反射で吐き出そうとする身体の反応に必死に青龍は抗い、やがて全てを飲み干した。

 

「はぁはぁっ………んくぅっ、リンド様の子種……とても美味しかっ!?」

 

「ん? 青龍?」

 

 射精の余韻に浸っていたリンドは、突然言葉が途切れた様子の青龍に目を向けた。

 しかし、目を向けられた青龍はそれどころではないと言うように自らの腹部に慌てて手を当てる。

 

「あっ、あああっ……ま、まさか……あああぁぁぁっ♥」

 

 自身の体内に起きている異変を察した青龍の口から、歓喜の声が上がった。

 その様子を見ていたリンドも青龍に起きている異変を察して目を見開くが、すぐに残念そうしながらも何処か嬉しそうな声で呟く。

 

「そっか。早く僕らの子になりたくなったんだね。うん、いいよ。出ておいで」

 

 その言葉が最後の呼び水となったかのように、術に寄って抑制されていた筈の青龍の卵巣が強い熱を発し、1つの卵子を排卵した。

 同時に枷を失った青龍の全身を凄まじい昂ぶりが襲い掛かり、水着に覆われている股の部分からぴちゅぴちゅっと愛液の滴る音が漏れだす。

 

「はぁっ♥ はぁっ♥ も、もう我慢できません♥ リンド様っ♥」

 

「おっと! んむっ!」

 

 理性を失ったかのように目を輝かせた青龍はがばりとリンドに抱きつき、そのまま強く唇を押し付けた。

 

「んっ……んむうっ♥ ……じゅるっじゅじゅっ♥ ぷはっ♥ はぁはぁっ♥ リンド様♥ はああぁぁぁっ♥」

 

 触れているだけで感じているのか青龍は艶めかしい吐息を溢しながら、肩を押してリンドを仰向けに寝かせる。

 そのまま青龍は先ずリンドの腰辺りに跨り、愛液を溢している水着で覆われた股の部分を腹部にグリグリと押し付けながら腰をくねらせる。

 

「んはあぁぁぁぁっ♥ リンド様っ♥ どうか私を孕ませて下さいっ♥ もうオマンコが我慢できません♥ 貴方様のチンポが欲しくて仕方ないんです……♥」

 

 懇願しながら青龍は自らの首から水着の紐を抜き取り、魅力に満ち溢れた豊満な乳房をまろび出させた。

 その間にも腰をくねらせるのを止める事は無く、リンドの腹部は青龍が押し付けている股の部分から溢す愛液で濡れていく。

 そんな雌の求愛行動に満足したようにリンドは頷くと、青龍に向かって頷く。

 

「うん。良いよ。僕らの子供を孕んで」

 

「あああああっ♥」

 

 雄の赦しを得た雌は軽く絶頂に達したのか、背筋を振るわせて甘く蕩けた嬌声を上げた。

 絶頂の衝撃で腰をカクカクと揺らしながら、青龍は身体を持ち上げ、自身の秘裂の真下に来るように剛棒を手に持つ。

 

(硬くて熱いチンポ♥ 今すぐアナタを私とリンド様が受精卵にしてあげますね♥)

 

 桃花と違い、青龍は自らが排卵した卵子の状態を把握できない。

 だが、確かに子宮に向かって進んでいるのだけは分かる。

 

(この子はきっと私を超える四聖になる。リンド様の術を打ち破って排卵した子なのですから♥)

 

 ならば、母親である自分がすべきなのはそれを叶える事だと言うように淫靡に満ちた笑みを青龍は浮かべながら、水着の股の部分の布を横にずらす。

 すると布地で押さえられていた愛液が零れ出し、その真下にあった剛棒に流れ落ちていく。愛液を溢す秘裂は既に大きく割り開いていて、水着で押さえられていたせいで髪と同じ色の陰毛も濡れてしまっている。

 もう我慢しないと言うように青龍は剛棒の切っ先を自らの秘裂に押し当てると、そのまま腰を下ろし胎内に飲み込んで行く。

 

「はあああぁんっ♥ リンド様のオチンポ……♥ 本当に素敵です♥ んああああっ♥」

 

 騎乗位で繋がり、秘裂を押し広げながら挿って来る剛棒の感触に青龍は甘く蕩けた嬌声を上げながら裸身をくねらせる。

 膣内では一刻も早く子種を出して欲しいと願うかのように愛液を溢して柔らかくなった膣肉が剛棒を包み込み、剛棒が子宮口に触れると子種を欲して熱烈に吸い付いて来る。

 それは最早青龍が完全にリンドの雌に堕ちた姿。

 華奢に見えるリンドの胸板に両手をついて、青龍は腰を前後に振り乱していく。

 

「はああああっ♥ んくぅぅぅぅっ♥ あぁぁあぁっ♥」

 

(とっても綺麗だよ、青龍。まさか、四聖獣の君を僕の雌に出来るなんて日が来るとは思ってなかったよ)

 

 リンドの一族の男子は、四聖獣は決して触れてはならない存在だと教えられてきた。

 そんな存在が自身の上で淫靡に跨って喘ぎ鳴く姿に雄として深い満足感を抱きながら、青龍の両足に手をやる。

 確りと青龍の両足を掴むと、そのまま腰を突き上げて吸い付いて来る子宮口に剛棒を叩きつける。

 

「っっ♥ んおぉぉぉぉっ♥」

 

 子宮口を押し開かんばかりの責めに、青龍は身体を大きく仰け反らせて絶頂した。

 

「青龍ばかり動いていたら父親として情けないからね。僕も孕ませる為に動くよ!」

 

「ふぎぃっ♥ んひぃぃ♥ おぐっ♥ 奥までチンポがぁっ♥ あっ、あああぁぁぁぁっっ♥♥」

 

(も、もう無理です。私はこれからリンド様無しでは生きていけない♥ 今ならば分かります。何故かの一族の伴侶となった精霊が、力を捨ててでもアシハラノクニに人として転生するの事を選んでしまうのかが♥ わ、私もきっとそうしてしまう♥)

 

 もっと強く突きあげて欲しいと願うように青龍は自らの手で両胸を揉みしだき、跨いでいる雄を興奮させる。

 激しい水音と腰と尻がぶつかり合う甲高い音が鳴り響く。凄まじい快楽が互いに襲い掛かる中、遂に射精の時が来た事を示すように剛棒が大きく膨らむ。

 

「りんどさまっ♥ ど、どうぞ出して下さい♥ そして私を貴方様のものだけに♥ あっ♥ あっ♥」

 

「出すよ! 青龍! 確り孕んでね!」

 

「はいぃぃぃっ♥ は、孕んで、いっ、いぐぅぅぅぅぅっ♥」

 

 どびゅびゅびゅびゅびゅびゅ―――っっ!!!

 

 青龍が深々と腰を押し付けるように下げ、子宮口に剛棒がめり込んだ瞬間、直に子宮内に射精された大量の精液の熱さと量に、青龍は髪を振り乱しながら大きく仰け反って絶頂した。

 

(子種が……リンド様の子種が……私の中で暴れて……んあぁぁっ♥)

 

 唯一の出入り口である子宮口を封鎖し、更に青龍自身がリンドの上に跨っていることもあって天を貫かんばかりに亀頭から射精された大量の白濁液が子宮壁を打ちつける快感に青龍は酔い痴れる。

 番の雌を必ず孕ませるという意志が宿っているかのように、気で普通の精液よりも繁殖欲旺盛で生命力も引き上がっている精子たちは、在る筈の卵子を探して子宮内で暴れまわった。

 やがて卵管にすら到達し、その奥で震え上がる産まれたての無防備な卵子を見つけると。すぐさま群がり、そして一つの精子と卵子が混じり合った。

 

(今……子が……子がデキました♥ ……これが母になると言う気持ち)

 

 もう遠い昔に忘れ去った気持ち。

 未来永劫訪れる筈がなかった女としての真の幸せを青龍は迎え、幸福と愛情に満ちた涙を流しながらリンドを見つめる。

 その瞬間、青龍の胸元が光り輝き、やがて小さな青色の宝珠が胸の中から浮かび上がった。

 宝珠の名は、『青龍』。名を冠している通り、『契りの儀式』を交わした持ち主に自らを召喚する権利と加護を与える宝珠。

 その宝珠は桃花と『真の契りの儀式』を交わした時同様に、リンドの胸の中に吸い込まれる。

 それは青龍とリンドの間で永劫に別たれる事がない『真の契りの儀式』を終えた事を示す合図。

 

(ああっ♥ なんて幸せな気持ちなのでしょう♥)

 

 この気持ちが番の雄であるリンドに伝わって欲しい事を願いながら、青龍の意識は幸福に満ちた微睡みの淵へと落ちて行った。

 

「よっと」

 

 自身に倒れて来る青龍を大切そうにリンドは起き上がる事で受け止めた。

 そのまま身体強化の術を使い、青龍の身体を持ち上げると、秘裂から剛棒を引き抜く。

 

「んんっ♥」

 

 剛棒を抜かれる感触でも感じたのか青龍は身体を震わせるが、意識を取り戻す様子はなかった。

 優しく青龍の身体を岩肌に横たえると、リンドは確かめるように右手に力を集中する。

 すると、風が吹き、リンドの手の平で小さな竜巻が発生した。

 

「風を操れるようになったか。でも、肝心の僕が受け継いだ呪法はまだ無理みたいだね」

 

 何処か残念そうにリンドは呟く。

 桃花に続き、青龍とも『真の契りの儀式』を結んだ事で、リンドの精霊としての力は更に引き上がった。

 だが、その身に流れる血が人間の方が濃くなってしまった為に、受け継いだ精霊としての固有呪法が一定の年齢に達するまで使用できなくなってしまった。

 『外敵』など、自らの血に刻まれている宿敵が出現すれば、一時的に精霊としての血が強まって使用可能になることはあるが、それは『外敵』がネノクニ内に侵入した事を示すので望ましくない。

 

「でも、青龍の力の一端や加護を得られたんだし……何よりも青龍を僕の番に出来て孕ませたんだから嬉しいよ」

 

 無意識に子を宿した腹部を護りながら眠る青龍を、リンドは撫でながら微笑む。

 すると桃花の時同様にボウッと青龍の全身が虹色の光に包まれた。

 

「これから宜しくね。二人目の僕の番、青龍」

 

「んっ……リンドさま……」

 

 

『グオォォォッ!!』

 

「飛鳥の舞っ!」

 

 襲い掛かってきた魚型の悪霊を模した影を、佐久夜は手に持っていた刃仕込みの扇を投げる事で切り裂いた。

 更に戻って来る時間が惜しいと言うように、自分から投げた扇を掴み取り、後方から迫っていた別の悪霊の影を切り裂く。

 

「邪魔をしないで! はあっ!」

 

「佐久夜!? 落ち着くんだ!」

 

 体力の配分も考えずに戦っている娘に、カグツチも手に握る剣で襲い掛かって来た影を切り裂きながら叫んだ。

 二人が現在いる場所は、青龍を祀る祭壇がある鍾乳洞の中。早馬を使って二日間も掛けて青龍の洞窟に辿り着いたカグツチと佐久夜だが、洞窟内に入ると共に悪霊を模した影に次々と襲い掛かられていた。

 本来ならばアマテラスから預かって来た通行手形を持っている者達には、洞窟内を徘徊する悪霊を模した影は襲い掛かって来ない筈なのだが、悪霊の影達は容赦なくカグツチと佐久夜に襲い掛かった。

 

(この影達!? 昔、俺達が青龍の試練を受けた時よりも、攻撃が苛烈だ!? 何よりも!?)

 

 佐久夜とカグツチに襲い掛かって来る悪霊の影は、まるで何かを護るように奥へ進めば進むほどに数を増し、より攻撃は苛烈になっていく。

 それでも神となり、幾多の戦場を潜り抜けて来たカグツチにとっては問題が無い敵だが……。

 

「あっ!」

 

 水で濡れた岩肌に足を取られた佐久夜が体勢を崩してしまう。

 

「くっ! そのまま伏せるんだ、佐久夜! 孤閃!」

 

 剣を振るうと共に放った衝撃波でカグツチは娘に迫っていた影を粉砕した。

 その隙に体勢を立て直して立ち上がった佐久夜は、身の内に宿る感情を爆発させるように両手に持つ扇を広げて狂ったように舞い踊る。

 

「修羅の舞!!」

 

 苛烈にして鮮烈な舞は、次から次とへと影を切り裂き、或いは吹き飛ばして岩壁に叩きつけた。

 

「さ、佐久夜……?」

 

 気が付けば迫っていた悪霊の影は居なくなっていた。

 しかし、それを為した佐久夜の顔には喜びなど一切なく、据わった瞳を父親であるカグツチに向ける。

 

「お父さん……行くよ」

 

「あっ……ああっ」

 

(やっぱり佐久夜はアマテラスの血を引いてるな……)

 

 嘗て天変地異を引き起こすほどに怒り狂った妻の事を思い出し、それと重なる佐久夜の様子に思わず身体を震わせながらカグツチは先を行く佐久夜の後を追いかける。

 不思議な事にそれ以降、悪霊の影達が襲い掛かって来る事は無く、二人は青龍の祭壇がある最深部まで辿り着いた。

 

「……来たようですね、カグツチ、佐久夜」

 

「青龍……」

 

 祭壇の前には青龍がカグツチと佐久夜に背を向けながら腰を屈めていた。

 二日前のようにいきなり攻撃してくるような事や拒絶する様子もなく、青龍はただその場に座っている。

 それでも自分や桃花に攻撃し、想いを寄せている相手を浚っただけに思わず厳しい眼差しを佐久夜が向けていると、青龍が頬を撫でている相手に気が付く。

 

「ああっ! リンド!!」

 

 もう一人の探し人であるリンドが青龍の前で眠るように目を閉じている事に気が付いた佐久夜は、カグツチが止める間もなく駆けだす。

 駆けて来る佐久夜に気が付いた青龍は一瞬だけ身体を震わせるが、すぐにその場から退いた。

 

「良かった! 良かったよ!」

 

 傷一つ無く眠っているリンドに佐久夜は安心したかのように強く抱き締める。

 それを見た青龍の中で強い嫉妬が沸き上がるが、何とかそれを抑え込み、佐久夜とカグツチに向かって深々と頭を下げた。

 

「カグツチ、佐久夜。先日は大変申し訳ない事をいたしました」

 

「聞かせてくれないか、青龍。どうしてあんな事をしたのか……それとリンドを連れ去って一体何をしていたのかを?」

 

「っ!?」

 

 カグツチの指摘に佐久夜はハッとした顔をして青龍とリンドの顔を見回す。

 

『青龍は精霊が子を為せる事を知っていたのよ。つまり、知ってるのよ。本来子を為せない筈の精霊が子を為す方法を』

 

(ま、まさか……お、伯母様の勘違いだよね……)

 

 脳裏に里でツクヨミが危惧して発した言葉が浮かびながら、佐久夜は青龍とリンドの顔を見回す。

 そんな様子の佐久夜に気が付いた青龍は、ゆっくりと下腹部に手をやりながら口を開く。

 

「先日は話す暇もありませんでしたが……古の時代。私達、四聖獣四人とかの一族の間ではある盟約が結ばれていたのです……そしてその盟約に従い、私と彼は……為しました」

 

「……青龍……そのまさかと思うけど……今、青龍のお腹には……」

 

 これまで一度も見た事がない母性が溢れる微笑みを浮かべて自らの下腹部を撫でる青龍の姿に、カグツチはまさかと言う思いを抱きながら質問した。

 

「今、此処には……私の子宮の中には、将来新たなネノクニの守護神となる私と彼の子である次世代の四聖獣、『青龍』が宿っています」

 

「そ、そんなあぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

 青龍から告げられた事実を聞いた佐久夜の絶望に満ちた声が、鍾乳洞内に響き渡ったのだった。




次回は後日談のつなぎになります。
その後は予告通り『アマテラス・催淫修業編』です。
『ツクヨミ・伴侶編』後は、『精霊・蔓番堕ち編』で、その後は『白鳥琴乃・失恋処女喪失編』の予定です。

追加のアンケート
モブキャラ(アマテラスの配下の巫女)のエロに関して。
1.あり(後々琴乃などのエロに利用。使用する場合は神楽シリーズから名前を引用)
2.なし
の以上です。

アマテラス、佐久夜、琴乃の妊娠について。

  • 琴乃が堕ちた段階で孕ませる
  • 四聖の社全て攻略後に孕ませる
  • サヨ関連終了後に孕ませる
  • イザナミも加え、四人そろって孕ませる
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