IZUMO2〜鬼畜ショタ性記〜 作:イズモ
次回は久々のアマテラス回。アンケート通り『奉仕』がメインですが……ちゃんと他にもエロはあります。
そして現在のアンケートのお試しとしてモブエロがあります。
ありの場合は本番あり。
なしの場合は匂わせるぐらいになります。
今回のモブ巫女の紹介に関しては後書きで。
アンケートは14日の0時までです。
遂、二日ほど前に会議を行なったアマテラスの屋敷にある一室では、重苦しい空気が満ち溢れていた。
カグツチと佐久夜が鍾乳洞の奥で青龍とリンドを発見した後、取り敢えず事情を聞くために一先ず里に戻る事になり洞窟を出たところで、漸く新しい、いかだが完成し、迎えに訪れた兵達と合流。
青龍の協力もあって川を急ぎ昇り、カグツチ達は里へと帰還を果たした。里に舞い戻ればアマテラスとツクヨミが出迎え、すぐに話し合いをする事になった。
部屋の中には、ツクヨミの連絡を受けて再び呼び寄せられた桃花、蔓も壁際の方に座っている。
そして上座の方にいるカグツチ、アマテラス、そして全身から怒りと不機嫌さに満ちた気配を発している佐久夜が、今回の件の中心である青龍を見つめている。
この場にはリンドは居ない。何せ事の中心にもいても、記憶を封印されているリンドからすれば、訳の分からない内に青龍と子を為す儀式を行なってしまった状況に置かれているために酷く混乱している様子だったのでアマテラスとカグツチが別室で待機を命じたのである。勿論、不測の事態を考えて巫女頭が従者の勉強と言う名目をつけて見張りについている。
リンドから事情を聞けないとなれば、当然今回の件の当事者である青龍に聞くしかない。
「……では、青龍。この度の件に関して全て説明してくれますね?」
「はい、アマテラス。ですが、その前に改めて先日は本当に申し訳ありませんでした」
深々と青龍は正座をしながらアマテラスに向かって頭を下げて謝罪した。
アマテラスは隣に座っているカグツチに視線を向ける。カグツチは頷き返し、アマテラスは青龍に顔を向ける。
「謝罪に関しては受け取りました。ですが、何故あのような事が起きたのか話して下さい?」
「ええ……何故私が
ビクッとリンドを敬称付けで呼んだことに佐久夜の肩が震えた。
しかし、アマテラスが視線を向けると佐久夜はしょんぼりとしながら顔を俯かせる。佐久夜からすれば明らかに深い関係になってしまった想い人であるリンドと青龍との事を詳しく自分が問い質したいところ。
だが、事は明らかに佐久夜個人で済む話ではない。
何せ、ネノクニの守護神の一人である青龍が子を孕んでしまったという大変な事態なのだから。
「精霊が子を為す方法である『真の契りの儀式』を結ばねばならなくなったのかを説明します」
「真の?」
「契りの儀式?」
青龍が口にした儀式の名称に、カグツチとアマテラスは困惑した声で呟いた。
聞いていた桃花、蔓、佐久夜、そしてツクヨミも首を傾げる。彼女達にとって精霊と人が契約する方法である『契りの儀式』は知っていても、『真の契りの儀式』と言う儀式に関しては聞いた事はない。
それを知っている青龍は古の時代に確かに存在しながらも、現代では完全に表では失われてしまった『真の契りの儀式』に関して説明する。
「『真の契りの儀式』とは、その名の通り『契りの儀式』の上位互換。いえ、正確に言えば一番最初に完成させられた精霊と人が結ばれる方法でした。ですが、余りにも結ばれる可能性が低く人間だけではなく精霊にとっても大変危険を伴う儀式の為に、より安全な『契りの儀式』が主流になって失われてしまったのです。もっと正確に言えば、失わせる為に『契りの儀式』が考案されたというのが正しいのかも知れません」
「……詳しく話してくれないか? その『真の契りの儀式』に関して」
「ええ……先ず、『契りの儀式』と『真の契りの儀式』で一番違うのが、一度結んだら未来永劫に契約が解除出来ない事です」
「なっ!? 未来永劫に!? まさか、それはネノクニで死を迎え、アシハラノクニに転生しても」
「ええ、契約は途切れません。私とリンド様との間には、最早何があっても途切れる事のない魂の繋がりが結ばれています」
「むぅっ!?」
まるで誇るかのように口にする青龍に、佐久夜は思わず険しい眼差しを向ける。
それは佐久夜だけではなく、もう一人も。
(フフッ、青龍様。余りそのような態度はいけませんよ。契ったばかりの貴女と違って、私はずっと旦那様の為に頑張って来たのですから)
(桃花。今は敗北を認めますが、佐久夜と同じように貴女にも負けませんよ。リンド様の真名は必ず私が)
表面上は穏やかでも、青龍個人のみ鋭い気配を発している桃花に、青龍も鋭い気配を発して牽制する。
そんな風に人知れず女の戦いが勃発している事に、ツクヨミ以外が気付く事は無く、青龍は話を進める。
「他にも精霊と『真の契りの儀式』を結んだ契約者には、『契りの儀式』以上の恩恵が与えられます。契約した精霊を召喚できるのは当然ですが、『契りの儀式』の時のような召喚者が霊力を消費することはなく、他にも精霊が持つ固有呪法を己の者として自在に扱えるようになります」
「召喚に霊力を使わないばかりか……精霊の固有呪法を……自在に……」
アマテラスは掠れた声を漏らしてしまった。
他の面々も青龍の説明に驚愕する。精霊が個人として持つ固有の呪法はどれも強力なもの。
桃花ならば癒しと補助に秀でた呪法を扱い、蔓は無数の蔦をあらゆる場所から召喚し敵に襲い掛かる。
今は使えなくなっているが、ツクヨミに至っては大地を割り、敵を砕いた大地ごと空へと巻き上げる恐ろしい呪法を扱えていた。
『契りの儀式』の場合は精霊を召喚して、その呪法を使って貰う事までしか出来ない。
だが、『真の契りの儀式』の場合は、個人として扱えるようになる。この時点だけでも『真の契りの儀式』の凄さをアマテラスは感じたが、まだ説明は終わっていなかった。
「他にも『契りの儀式』の時は武器や防具、そして装飾品に精霊の宝珠を装着した時にそれぞれ得られた加護が全て得られるようになります」
「そ、それは凄いな……『真の』なんて付く理由が良く分かった」
説明を聞いたカグツチは思わず目を見開いてしまった。
嘗て青龍とカグツチは『契りの儀式』を結んでいた。その時に青龍から自らを召喚し、呪法を扱える宝珠を手にする事が出来たが、宝珠は一つしかないので結局のところ、武器か防具、或いは装飾品のいずれか一つに装備出来ず加護も一つしか得られない。
だが、今の青龍の説明が事実ならば、精霊と『真の契りの儀式』を結んだ相手は全ての加護を得られるという。
召喚、呪法、そして加護。どれをとっても『契りの儀式』とは比べものにならない恩恵だった。
「待って下さい、青龍。では、貴女はリンドに宝珠を渡したと言う事になります。ですが、リンドは貴女の宝珠を持っている様子はありませんでした。そうですよね、貴方?」
「ああ、一応リンドの持ち物も確認したけど、青龍の宝珠はなかったぞ。それにリンドからは青龍の気が感じられなかった」
「それは当然です、アマテラス、カグツチ。私の宝珠はリンド様の魂と一つになっているのですから」
『っ!?』
予想を超える宝珠の在処にその場にいる全員が目を見開いて驚いた。
「私の宝珠は最早リンド様の魂から決して離れる事はありません。『契りの儀式』は契約者自らが契約を破棄すれば解除できますが、『真の契りの儀式』は決して契約を解除する事が出来ない永劫の儀式。精霊を
「それでは青龍。貴女は最早リンド以外の誰とも契約は……」
「結べません……本来ならば私が『真の契りの儀式』を結ぶ日は永遠に来ないと思っていました」
「どういう事かしら、青龍? 今の貴女の言葉と現状は矛盾しているわよ」
「ツクヨミ。貴女の言う通りです。その理由も今から話します。本来、私達四聖獣にはネノクニの守護するという役割の他に、万が一『真の契りの儀式』が何らかの事情で表に出てしまった時に、
「精霊……狩りだって?」
(いや、あり得ない話じゃないか……精霊の皆は綺麗な女性が多い……『真の契りの儀式』が精霊を伴侶とする儀式なら、それを悪用する者が出ないとも限らないか)
精霊と『契りの儀式』を結ぶ事に成功し、その力を正しい事よりも悪しき事に用いる者も確かにいる。
そう言った者達ともカグツチはネノクニに来てから戦った事があるので、青龍が口にした危惧はあり得ないとは言い切れなかった。
最も、その精霊狩りを行ないそうだった最たる者達が、実はリンドの一族の男子だったのだが、流石に其処までは気付けなかった。
「『真の契りの儀式』は本来結ぶ過程で殆どの者達が死に至ります」
「なっ!? 青龍様!? そんな危険な儀式をリンドにしたんですか!?」
「佐久夜。貴女が私に怒るのは当たり前の事ですが、リンド様の場合は精霊の血が流れているので危険性は殆どありません」
「つまり、青龍……『真の契りの儀式』と言うものは、純粋な人間には命の危険があるけど……精霊の血を引いている場合は成功する可能性が高くなる訳ね」
「ええ、その通りです、ツクヨミ」
『…………』
『ハハハハハッ!!』
その場にいる全員の脳裏に、一人の男性が高笑いをする姿が浮かんだ。
「……アイツならやる」
「ええ」
「否定できないわね」
「絶対にするよ……ニニギは」
青龍が危惧する『真の契りの儀式』を用いた精霊狩りを行ないそうな相手に、カグツチ、アマテラス、ツクヨミ、そして佐久夜はその危惧が間違っていない事を悟るしかなかった。
桃花と蔓も、半人半精であるニニギの事は知っているが……。
(旦那様と出会う前に『真の契りの儀式』を知っても、ニニギだけは無理ですね)
(彼だけはあり得ません……あり得るとすれば……)
自らの血を分けた子は欲しくても、その父親がニニギなのは無理だった。
最も既にリンドと『真の契りの儀式』を結んでいる桃花はともかく、属性の相性的に蔓とニニギが子を為すのは最初の段階で躓いてしまうのだが、まだその事をこの場で知っているのは青龍、桃花、そしてツクヨミだけだった。
「そのような精霊狩りがネノクニで起こるのは大変な事態を招くので、私達四聖獣には『真の契りの儀式』を悪用する者が現れた場合、討伐を行なう役目を持っていました」
「ですが、青龍。貴女達は確かにネノクニの守護神と崇められていますが……」
ネノクニの守護神として崇められている四聖獣ではあるが、本質は精霊。
それ故に『真の契りの儀式』の対象である事も変わりがないだが、ネノクニの守護神である彼女達が『真の契りの儀式』を誰かと結べば、ネノクニの権限の一部がその者に渡る事を意味する。
まさか、既にリンドがその権限を得ているのではアマテラスは危惧するが、青龍は首を横に振るった。
「アマテラス。貴女の危惧している事は分かりますが、安心して下さい。既に私の守護神としての権限は次代に……今、私の胎内に宿っている命に移っています。今の私はこの子の代行に過ぎないのです」
『っ!?』
「私達、四聖獣が『真の契りの儀式』で為す子は、『半人半精』としてではなく、『精霊』として産まれ、新たな四聖獣になる定めにあります」
四聖獣以外の精霊とリンドが『真の契りの儀式』を行なって生まれる子供は『半人半精』。
だが、四聖獣とリンドが子を為した場合、その子供は新たなる四聖獣となる為に『精霊』として生まれる。そして母親となる先代の四聖獣は、子を為した後に徐々にその力を子に受け渡していく。
無論、子が成長したとしても青龍達は、消滅などしない。だが、最終的には精霊としての格も力も大きく下がり、桃花と蔓と同等になってしまう。最も其処まで行きつくためには、十数年以上かかるのだが。
明らかになった事実にカグツチ達は言葉を失った。何故なら青龍が口にした言葉が事実ならば、それはまるで……。
「待ってくれ、青龍。今の話が事実だとしたらまるで……」
「ええ、そうです、カグツチ……嘗て私達四人は守護神として選ばれることが出来ましたが、その儀式を執り行ったイザナミに仕えていた神官達が真に望んでいた守護神は、私達ではなく次代……『必ずまた災いを引き起こすと疑われていた私達ではないのです』」
「……なんだって?」
「青龍様が災いを?」
「それは一体どういう事なのですか、青龍? 貴女達は長い間、確かにこのネノクニを守護して来たではありませんか」
神となる前は、アマテラスも四聖獣達を崇めていた者だった。
その四聖獣達が、遥か昔にイザナミの神官達から災いを引き起こすと疑われていた。矛盾する事実に桃花、蔓、ツクヨミも青龍を見つめる。
そして青龍は語り出す。遠い昔に引き起こしてしまった自分達の罪を。
「先日、私は言いましたね。『イザナギとイザナミへの反乱を企てた者達が、大陸から渡って来た者達から強い影響を受けた』からと」
「ああ、確かに言っていたけど。それが……」
「私達なのです」
「……えっ?」
「私を含めた朱雀、玄武、白虎、そして後二人の者達こそが、この地に大陸の知識を伝来して、イザナギとイザナミへの反乱を引き起こす要因を作ってしまったのです」
『っ!?』
「遥か昔、私達四聖獣四人を含めた六人は大陸からこの地へと渡って来ました。大陸と違い、純朴なこの地の人々と暮らしている内に、私達はこの地に根を下ろす事を決意しました……そしてより良い人々の生活の為に大陸の知識を伝来してしまったのです……それが後にイザナミの悲劇を引き起こしてしまう引き金になってしまうと気づかずに」
深く苦悩するような声を青龍は発した。
『真の契りの儀式』を結んだ事で、失われていた人として感情が戻ってしまったこともあって、今の青龍にはあの頃の事は後悔しかない。
しかも、『嘗ての仲間達が、自分達を助けてくれたかの一族を滅ぼしてしまったのだから』、尚更に深く後悔するしかなかった。
「私達が事態を知った時には、何もかも手遅れでした。アシハラノクニとネノクニの二つの世界に別れた後、私達はせめてもの罪滅ぼしとしてネノクニに渡り、少しでもイザナミが護ろうとしている人々を助けようとしました。ネノクニに来た私達は、先ず広大なネノクニにそれぞれ散ったのです。私は東を主に。玄武は北を。白虎は西を。朱雀は南を主に活動していました」
「なるほど……それが四聖獣が信仰を得る始まりだったのですね?」
「ええ、最も当時は信仰を得るなど微塵も考えていませんでした。沸き上がって来る罪悪感から逃れたい一心で私達は人々を護っていたに過ぎません。そんな日々を過ごしている時、ネノクニに来てからすぐに分かれた当時の主である『徐福』から緊急の連絡が届きました。彼女はヨモツオオカミに決戦を挑むと私達四人に伝えて来たのです」
(『徐福』? 確かその名前は昔、青龍が口にしていたな)
若い頃に青龍から聞かされた話をカグツチは思い出す。だが、今は昔を懐かしんでいる時ではないと思い、青龍の話の続きに耳を傾ける。
「招集を受けた私達四人、そして『徐福』の護衛を担っていた『麒麟』の六人でヨモツオオカミに共に挑みましたが……結果は言うまでもなく敗北でした。その後、私達を逃がす為に一人残った『徐福』は行方不明に、『麒麟』は自力で精霊となり、『徐福』が用いていた神器『八咫鏡』を護る為に姿を隠しました」
「自力で精霊にですって? 『麒麟』って言う奴は、凄まじい実力を秘めているみたいね」
確かに人が自力で精霊へと変じる事は可能。だが、大抵の場合は精霊ではなく悪霊に変じてしまう。
ツクヨミは悪霊から精霊へと至る事が出来たが、それはカグツチの協力があったからこそ。個人の力で精霊へと至るのは、非常に稀有な事なのだ。
「ツクヨミ。貴女の言う通り、『麒麟』はこのネノクニ最強の精霊です。精霊へと変じ、守護者としての力を与えられた私達四聖獣全員で掛かっても、『麒麟』に勝てるかは分かりません。それほど彼女は隔絶した力を持つ精霊なのです」
「そのような精霊がこのネノクニに……」
「アマテラスも知らなかったのか?」
「はい。四聖獣に関しては伝承としても語られているので知っていましたが、『麒麟』などと言う精霊は伝承でも聞いたことがありません」
「それは当然です。『麒麟』自身がネノクニの人々と関わる事を止めているからです。彼女は『徐福』が所持していた神器『八咫鏡』の守護に専念する事を選んでいたので、私達でさえ二千年前に別れてから一度も会っていませんから」
その事に関して青龍を含めた四聖獣達に異論はなかった。
『麒麟』が守護する神器『八咫鏡』は凄まじい力を秘めている。使い方次第では、限定的にではあるが『死者蘇生』すら可能とする秘宝。
その秘宝がヨモツオオカミに渡れば、恐ろしい結末しか待っていないのは明らかなのでネノクニ最強の精霊である『麒麟』に守護を任せる事にしたのだ。
「話は戻しますが、ヨモツオオカミに敗れた私達は、イザナミの下に向かいました。ネノクニを旅している時に、彼女と仕える神官達が、世界の安定の為に守護神を生み出そうとしている噂を聞いたからです。その守護神に私達はなろうと思い、彼女達の下に辿り着きましたが……私達は歓迎されませんでした……神官達は大陸から私達が来なければ、今もこの地は平穏だったと告げて来たのです」
「それは………」
カグツチは否定する事が出来なかった。
どうやっても、間違いなくイザナミの悲劇の一端には四聖獣達が関わってしまっている。その事実を覆す事は出来ない。
「信頼を失っていた私達は、守護神になるどころか危うく殺される寸前まで行きました。ですが、最早これまでと思い掛けた時、かの一族の者達が助けてくれたのです。彼らは私達と違い、イザナミからも、その神官達からも信用と信頼を得ていました。中立の立場に居た彼らが盟約をしてくれる事で、私達四人はネノクニの守護神。四聖獣となったのです……そしてその時に施した盟約が破られてしまった事が、今回の発端です」
「……どのような盟約を貴女達とかの一族は結んだのですか?」
「『四聖に深く関わる者がネノクニを崩壊を企んだ場合、ネノクニの守護神の資格剥奪。かの一族と交わり、次代の四聖を産む』。それが盟約の内容です」
『っ!?』
告げられた事実に、その場にいる全員が騒然となった。
何故ならば青龍がリンドと子を為したと言う事は、盟約の条件が満たされたと言う事に他ならない。つまり……リンドの一族を滅ぼした悪霊の長と四聖に深く関わる者が手を結んでいる事になる。
「まさか!? 玄武、白虎、朱雀の誰かが今回の悪霊の長と繋がっているって言うのか!?」
「いいえ、カグツチ。その可能性はありません。里に来る前に、私達は打ち合わせを行なう為に会いましたが、三人とも普段と変わった様子はなかったのです……かの一族が滅んでいると知っているならば、普段通りには決して出来ません」
「まあ、そうでしょうね。青龍だって私達から聞かされた時は、顔色が悪くなっていたし。『外敵』の脅威を掃えなくなったなんて知っていたら、何処か様子がおかしく見えるでしょうから」
「じゃあ、一体誰が?」
「それを知る為にも……アマテラス。『八尺瓊』にかけた封印を解いて欲しいのです」
「……何故『八尺瓊』の封印を?」
また何かの目的の為に使用するのかと思い、アマテラスは警戒の視線を青龍に向けた。
警戒される事が分かっている青龍は気分を害した様子も見せずに頷き、事情を説明する。
「『八尺瓊』には意思が宿っているのは既に気付いていますね? 本来ならばその意思はかの一族の血を引く者か、それに連なる精霊にしか伝わる事が出来ません。そして今の私はリンド様と『真の契りの儀式』を結んでいます」
「つまり、『八尺瓊』の意思を感じる事が出来ると?」
「はい……恐らくその為に『八尺瓊』はあの時、私の頼みを聞いてくれたのでしょう……記憶を封印されているリンド様の代わりに、自分の意思を聞く代行者として」
((っ!?))
何処か勝ち誇るような青龍の言葉に、佐久夜と桃花は思わず険しい目で睨んだ。
(うぅっ……此処は我慢……凄く嫌だけど、大切な事なんだから。でも、リンドは絶対に渡さないんだから!)
(計画通りとは言え……流石に不愉快です、青龍様)
青龍の説明に佐久夜と桃花が内心で不快を抱く中、アマテラスは確認するようにカグツチとツクヨミに目を向ける。
二人は無言で頷き返し、アマテラスは覚悟を決めたように懐から封印用の小箱に入れた『八尺瓊』を取り出し、印を組んで封印を解除する。
そのまま箱を開けると、『八尺瓊』が光り輝き、鼓音するように青龍の全身が虹色に輝いた。
「……なるほど……やはりそういう事でしたか」
「何か分かったのか、青龍?」
「ええ……先ず私の最悪な予想が当たっていました。今回の悪霊の長の側近として『麒麟』が就いています」
『っ!?』
これまでカグツチとアマテラスは、悪霊の長の側近は『猛将ミナカタ』と『軍師オオナムジ』だけだと考えていた。だが、まだ他にも側近が居た。
ネノクニ最強の精霊である『麒麟』と言う、恐ろしい側近が。
そして『麒麟』が悪霊側についているのならば、様々な事に合点がいく。最早ネノクニでは一部を除いて知る者が居ない筈のかの一族の存在も、四聖獣と共にネノクニにやって来た『麒麟』ならば知っている。
四聖獣の盟約にしても『四聖に深く関わる者』の該当部分に、『麒麟』は入っている。
彼女が明確にネノクニの崩壊を望む側に立っているのならば、由々しき事態に他ならない。
「『八尺瓊』もただ敵の手に渡っていた訳ではなく、出来るだけ敵の内情を調べていたようです。その中で今回の悪霊の長である、敢えてヒミコと呼びますが、
「
「そのようです、アマテラス。残念ながら天幕にその姿を隠している姿しか光景は浮かびませんでしたが、間違いなく女性です」
「其処まで断言できるって事は、青龍……貴女もしかして気付いたの? 今回の悪霊の長の正体に」
「……ええ、『麒麟』が従うのならば
「聞かせてくれ、青龍。ヒミコを名乗っている今回の悪霊の長の正体は、一体誰なんだ?」
「私達四聖獣に課せられたかの一族との盟約にある『四聖に深く関わる者』に該当するのは、私達四人を除いて後二人います。一人は『麒麟』……そしてもう一人。私達の中で最もこの地を愛したお方。名は『徐福』。彼女こそが、この度の悪霊の長にして、かの一族を滅ぼした者に違いありません」
アマテラスに仕える巫女頭。名は『
見た目は二十代後半で、何処かおっとりとした雰囲気を発するアマテラスに負けない程の色香を発する美女。腰どころか足先まで届く長い黒髪を棚引かせ、巫女服の上からでは分かり難いが、女としても成熟し魅力的な肢体を持つアマテラスに仕えている巫女達の頭を務める女傑。
流石にアマテラスやツクヨミには及ばないが、それでも巫女達の中では一番の実力を持ち、上級の悪霊が数体相手でも勝てる実力を持っている。
神であるアマテラスがまだ人間だった頃から巫女として仕えている。そのせいか、アマテラスへの忠誠心がとても高く、自分の後を継ぐ者は自分よりも強い巫女以外認めず、本来ならばこのネノクニではとっくの昔に結婚して子を為せねばならない筈なのに今だ処女で未婚。
巫女頭と言う立場を利用して結婚の話を突っぱねているが、何れはカグツチが鍛えた屈強な兵士の誰かと子を為さなければならない。
ネノクニでは本来ならば『恋愛結婚』と言うものはあり得ないのだ。何せ悪霊とまともに戦える者は、限られている。
高い霊力を宿す者以外の攻撃が殆ど悪霊には通じず、現在のアシハラノクニの最新鋭の装備を持ってしても、低級の悪霊にさえ傷一つ付けられないのが現実だった。
故に高い霊力を宿す者は必ず里を護る為に子を為さなければならない。
葉子もその事は理解しているが、アマテラスへの高い忠誠心故に、出来る事ならば自分の子供はよりアマテラスの為に成れる子をと望んでいた。
その為に巫女頭と言う立場と戦時中と言う状況を利用して、結婚の話を先に先へと伸ばしていた。
そんな中、精霊桃花が一人の少年を連れて来た。
葉子からすれば信じられない事に、その身の内に人間だった頃のアマテラスに匹敵するほどの強大な霊力を秘めたリンド。
アマテラスとカグツチがその少年を保護するのにも、葉子は納得出来ていた。ただ立場上表には出さないが大切に想っているアマテラスの娘である佐久夜が仲がいい事には、少々思うところが無い訳ではなかった。
長であるアマテラスの決めた事に関しては葉子は出来るだけ配慮するが、やはり彼女も里の外の人間に対しては警戒を向ける。
そんなリンドが従者見習いになることが決まり、術師としての修業をアマテラスが。
従者としての勉強や教育を巫女頭である葉子が務める事が決まったので、これを機会に見極めようとしていた。
そして先日の青龍の一件。その場にいた葉子からすれば、明らかに違う説明を里の上役達にしたアマテラス。何れ話してくれるとアマテラスは葉子に言ったが、やはり気になり青龍と共に戻って来たリンドを見張っていた。そんな葉子は今……。
「かっ……こひゅっ♥……ひっ、ひうっ♥ ……あはっ、はぁっ♥ ……んくっ♥」
自らが着ていた白衣と緋袴の上に、巫女服の下に隠されていた豊満な胸にくびれた腰、そして大きなお尻と男を引き寄せる魅力と色香に満ちた裸身を晒しながら甘い吐息を虫の息のように吐いていた。
力が入らないのか手足は投げ出されていてピクピクと痙攣を繰り返し、目は虚ろで口は開いたままだが、何処か恍惚とした様子だった。
だが、何よりも目を引くのは男性には一度も見せた事がない彼女の女性として一番大切な子宮が奥にある秘裂は、無残にも大きく開いていて其処から僅かにピンク色が混じっているが大半が白い白濁液が零れて下に敷かれている緋袴に流れていた。
見るも無残なほどに犯され切った女性としての姿を晒している葉子。彼女を慕う部下の巫女達や、主であるアマテラスが見たら言葉を失うしかない程に悲惨な姿だった。
そんな状態にした雄は、笑顔を浮かべながら痙攣している葉子のお尻に手を振り下ろす
「ハハハッ、巫女頭様、弱過ぎですね!」
パシーン!!
「ん゛ひぃぃぃぃっ♥」
容赦のない臀部への衝撃に、気絶しかけていた葉子の意識は快感と共に目覚めて絶頂した。
無論、葉子に叩かれて喜ぶような趣味はない。それどころかほんの少し前までは処女だったのだ。
そんな葉子が女としての快楽に強制的に目覚めさせられてしまった原因は、部屋の中に漂っている男女の交わり特有の臭い以外で漂っている甘く蕩けるような空気。
正体はリンドが発する媚香だった。リンドには木の枝を操る以外にもう一つ。植物の能力として様々な効果を発揮する香りを発する力を持っていた。
『沈痛』、『幻覚』、『睡眠』など様々な効果を持つその香りの中には、女性を発情させる『媚香』も存在していた。
その力は青龍と『真の契りの儀式』を結んだ事で強化され、様々な効果を発揮する空気へと成長した。
リンドが精霊の力を扱える事を知らなかったどころか、記憶が封印されていて勾玉が無ければ無力な子供でしかないと思っていた葉子は、まんまと恐ろしい雄の獲物として喰われてしまったのだ。
ゆっくりとリンドは朦朧としながらも意識を取り戻した葉子の頭を掴み、自身の一度出したにも関わらず雄々しくそそり立っている剛棒を突き付ける。
「ひっ! ひぃぃぃぃっ!!」
大人の女性とは言え、ほんの少し前まで処女だった葉子は、精液と自身の血と愛液で濡れている剛棒に恐怖して暴れる。
暴れた事でリンドが手放すと、足に力が入らないのか葉子は立つ事が出来ず床に転がる。それでも何故か
外に出る事さえ出来れば、誰かを呼べる。
その一心で葉子は襖に手を伸ばす。だが、葉子は忘れていた。
先ほど散々悲鳴と嬌声を無理やり上げさせられたのに、誰一人としてこの部屋に来なかった事を。
「ああっ! 開かない! 開かない! な、なんでっ!?」
ガタガタと襖を揺れるだけで、葉子が望む外への出口が開く事は無かった。
そんな葉子の背後からゆっくりと彼女の処女を無残に喰い荒らした雄の声が響く。
「無駄ですよ、巫女頭様。この部屋は今、外界と切り離されているんですよ」
「っ!?」
「ああっ、外の様子はちゃんと僕が把握していますから安心して下さい」
「じゅ、呪法っ! エクスプロージョンっ!?」
巫女服は脱がされても装飾品はそのままだったので、警護を担う巫女頭と言う立場もあって嵌めていた火玉の最大呪法をリンドに向かって葉子は放った。
激しい爆発を引き起こす強力無比な『火玉』の最大呪法。相手が子供だとはもう考えず、葉子は
「邪魔」
「っ!?」
パチンとリンドが指を鳴らした瞬間、爆発が起きる事は無く、葉子が嵌めていた装飾品から『火玉』が割れ砕け散った。
「な、何が……」
「忌玉の呪法を術式として使った呪法を打ち消す術ですよ。弱点としては、相手との力量の差があると打ち消せない事なんですけどね」
何でもないようにリンドは告げるが、逆に葉子は全身が震え上がった。
説明が正しいとすれば、葉子とリンドの間には圧倒的な実力差があると言う事。葉子の二十数年の努力で培った力が、一部を除いて子供にしか見えないリンドには及ばないという非情な現実だった。
「な、何をしても無駄よ! 何れ外の方で異変に気付くわ!? そうなれば、貴方は!?」
「ええ、終わりかも知れませんね。だから、そうなる前に巫女頭様には……僕無しじゃ生きられない雌に堕ちて隷属して貰おうと思います」
「な、何を言ってっ!? ひっ!?」
ドンっと大きな音と共に。葉子の顔の横の壁にリンドの掌が叩きつけられた。
そして子供とは思えないほどに冷酷さに満ちた瞳で、葉子を見つめる。
ガクガクと葉子は恐怖を感じて震える。上級悪霊数体を相手取る程の実力を持つ彼女だからこそ分かってしまった。
自身とリンドの間に広がる圧倒的な実力差を。
少しでもその視線から逃れようと顔を下に向けて見れば、葉子に切っ先を向けている剛棒。
男性経験など今さっきまでなかった葉子から見ても、明らかにおかしい太さと長大さを誇り、血管をこれ以上に無いほどの浮き出させている女殺しの剛棒。
無意識に既に満杯に精液が入っているのにも関わらず、葉子の子宮は更なる子種を求めてキュンと疼き始めていた。
葉子本人の意識とは関係なく、女としての本能はリンドこそ長年探し求めていた優秀な遺伝子を持つ雄だと言う事に気付き、更に圧倒的な快楽を味わされた事で屈服する寸前になっていた。だが、肝心の雄の方は……葉子を番の雌として見ていなかった。
「正直言って、この里には失望していたんですよ。アマテラス様とカグツチ様は問題ないとしても、他の人間達は弱過ぎる。カグツチ様とツクヨミ様の息子のニニギって奴の実力はかなりのものみたいで、相性が悪いのもありますが、僕でも勝てないと思える相手。なのに、それ以降の連中は正直言って少子抜けも良いところでした」
リンドがアマテラスの里に桃花を通じて潜入した目的の中には、新しい自分が創る一族の親となるべき女性を探す為でもあった。
現在のネノクニの神であるアマテラスとカグツチの里ならば、何人かいるかも知れないとやって来たのだが、確実に強い子供を産めると確信を得られたのは佐久夜のみ。
人生の全てをかける目標が、『一族再興』であるリンドにとって一番重要なのは優れた容姿よりも、強い子供を産める女性なのだ。ならば、精霊を中心的に狙えば良いと思えるが、『真の契りの儀式』を結んでも精霊は百年に一度しか子を為せない。
「でも、少し思ったんですよ。今は駄目でも、これから鍛えればもしかしたら可能性があるんじゃないかって。その為に巫女頭様を犯して堕とす事にしたんです。他にも色々と助かりますしね」
「ふ、ふざけないで!?」
リンドの目論見に葉子は声を荒げた。
女としての誇りを傷つけられた事もだが、それ以上に大切な部下達にまで手を伸ばそうとしているリンドに対し、強い怒りを抱いた葉子は力の入らなかった両足に力を込めて、ガクガクと揺れながらも立ち上がった。
その様子を見たリンドはゆっくりと背後に下がり、睨みつけている葉子を眺める。
「ぜ、絶対にさせない……幾ら桃花様が名を与えたからと言って、貴方の事は刺し違えてでも止めて見せるわ!」
全身から霊力を迸らせながら、葉子はリンドを見つめる。
もしもこの場に普段の葉子を知っている者が見れば、明らかに迸る霊力の圧力が増している事に気が付いただろう。
だが、霊力を発している葉子本人は気が付けず、装飾品に嵌まった残る『水玉』の呪法を発動させる為に口を開く。
「呪法、グラシエ……」
自らに放たれようとしている呪法に対して、リンドは……『葉子と結んでいた繋がりを切った』。
「イショ…ん゛ぉぉお゛ぉお゛ぉぉぉ――っ♥」
ぶしゅううぅぅぅっ!!
突如として葉子の全身に凄まじい快感が走り、余りの快楽に凛々しかった顔は一瞬にして蕩けきった顔へと変わり果てた。
更に立ったまま絶頂に達したばかりか、秘裂からは大きく放物線を描くように潮が噴き出し、その先にあった葉子の誇りであるアマテラスに仕える為の巫女服に降りかかった。
無意識に絶頂と共に突き出していた腰を上下にガクガクと震わせるばかりか、豊満な胸も弾ませ、女としてはしたなく下品な姿をリンドに晒してしまう。
やがて秘裂から噴き出でた潮が途切れると共に、前に向かって葉子はドサッと倒れた。
「……ひっ、ひくっ♥ ……はくっ♥ ……かふぅっ♥」
失神する直前と言った様子で、葉子は蕩けきった顔をしながら全身をビクビクっと痙攣させる。
それはほんの数分前の自分と同じ姿を、葉子は再びリンドの前に晒していた。其処にはもう先ほどまで凛々しく立ち向かおうとしていた姿はなく、犯され切った雌の姿へと逆戻りしていた。
「フフッ、忘れているみたいだけど、この部屋の中には僕の手加減の無い『媚香』が漂っているんだよ。それこそ処女でも痛みを忘れてイキ狂うぐらいの濃さになってるから、処女を失ったばかりの巫女頭様には効果覿面。なのに、何で平然としていられると思いますか?」
「ひぅっ……ひっ♥ ……あくっ♥」
「答えを教えて上げますね。実はさっき、貴女が散々僕に嬌声を上げながら犯されている時に、『疑似契りの儀式』を結んでいたんですよ」
語りながらリンドは倒れ伏している葉子の両足を大きく広げ、背後から股の間に身体を入れた。
「『疑似契りの儀式』は『契りの儀式』の下位互換でしてね。僕のような精霊の血を引く者しか使えないんですよ。効果も非常に限定的で、呪的加護と物理加護を契約者に与えて力を引き上げるぐらいしか効果はありません」
身体を入れ終えると、大きな葉子のお尻に触れて感触を確かめるように揉む。
「あっ♥ ……あっ♥ ……」
揉むたびに葉子の肢体はビクッと反応を繰り返す。感じている事を証明するように、秘所からは愛液が零れて床を濡らしていく。
「気付いていなかったみたいですけど、この『疑似契りの儀式』のおかげで僕と話したり身体を動かせたりしていたんですよ。それを僕が契約解除したので、巫女頭様に『媚香』の効果が一気に押し寄せて絶頂に達したと言う訳です。それにしてもやっぱり大人の女性は遠くまで潮が飛びますね……
「っ……あぅっ……ああっ……」
聞き逃せない事を口にしたリンドに、葉子は反応するが、『媚香』が充満している部屋の中で護りを失った彼女が出来るのは僅かに身体を大きく揺らす事だけだった。
揺れる事で、リンドの前にある美尻がフリフリと揺れてしまい、まるでそれは雄を誘っているような動きになってしまった。
男にとって目の保養としか言えないその仕草に、リンドが反応しない筈もなく、ゆっくりと自らの剛棒の根元を持って葉子の秘裂に押し当てる。
「フフッ、そんな状態でもアマテラス様の名前に反応するなんて流石は巫女頭様。説明の続きですが、『疑似契りの儀式』には少し問題がありましてね。一度契約を解除してから、契約者の体内に残っている契約主の気が無くなるまで、もう一度『疑似契りの儀式』を結んだら大変な事になってしまうんですよ。簡単に言うと女性だった場合は契約主が与える快楽の虜になって、伴侶じゃなくて隷属を望むようになってしまうらしくて。治療するのに数ヶ月以上掛かって大変だったみたいです」
「っ!?」
リンドが何をしようとしてるのか悟った葉子は、弛緩して動かなかった筈の右手を必死に動かして震えながら自身の誇りであるアマテラスに仕えている証である巫女服に手を伸ばす。
既にその誇りは自らのはしたない液体で濡れてしまっているが、それでも葉子にとってはこれから自らに襲い掛かって来る理不尽に耐える為の希望。だが、その希望は……無残に摘み取られる。
「巫女頭様。安心して下さい。これから更に貴女もアマテラス様を護れるように強くなりますから。そして僕が認められるぐらいに強くなれたら、僕の子供を孕ませてあげますよ。だから」
(アマテラス様……)
「堕ちろ」
(申し訳、ありま……)
「
じゅぶっ! ずっちゅっ、じゅぶうう――っ!!
「んぎはあぁぁぁぁ――っっ♥ あぎっ♥ んおぉぉぉぉぉっ♥」
秘裂を押し広げながら膣内と子宮を蹂躙する剛棒の快感に、葉子は誰も入って来れない部屋の中で断末魔染みた嬌声を上げさせられたのだった。
次回からは予告通り『アマテラス・催淫修業編』となります。
そしてモブ巫女紹介と改めて『疑似契りの儀式』に関しての説明。。
名前:
役職:巫女頭。
容姿:『夏神楽』に出て来る『音羽葉子』と瓜二つ。
詳細:アマテラスが人間だった頃から仕える古参の巫女。故にアマテラスへの忠誠心は巫女達の中で一番高く、アマテラスやカグツチからの信認も厚い。佐久夜の事は大切に想っているのだが巫女頭と言う役職を誇りに思っているので、表面上は表に出さずにいる。純粋な人間であり、年齢は二十代後半でありながらも処女。本来ならばネノクニの常識で言えば、当の昔に結婚して子を為さなければならないのだが、自分の子もアマテラスに仕える事を望み、出来れば自分よりも強い子が産みたいと願っていた。
実力は里内の人間で言えば、五指に入る程で上級の悪霊が数体襲って来ても返り討ちに出来る実力者。だが、里でツクヨミが本来の力を取り戻せば、四番目の実力者になるニニギとの差は大きい。これに関しては葉子が弱い訳ではなく、アマテラスの里以外では充分に強い。但しリンドが求めていた基準には達しておらず、これまでは狙われずに済んでいた。
しかし、旧版とは大きく状況が変わって来ているのでリニューアル版では狙われ、処女でありながら『媚香』の効果を最大限に発揮された状態で犯されて散々絶頂させられたばかりか、『疑似契りの儀式』の副作用まで背負わされ、リンドに雌として完全に服従させられ隷属した。今後、葉子が行なうはずの従者としての勉強と修業時間は全て葉子自身の実力の引き上げとリンドの性処理に当たらされる。後々には他の巫女達もリンドの餌食になるように自ら動き、琴乃が来る頃には巫女衆はリンドに服従しているだろう。
葉子を含めた巫女達の願いは、『リンドの子を孕む事』になる。
『疑似契りの儀式』
効果:半人半精など、精霊の血を引く者が行なえる『契りの儀式』の下位互換。効果としては、『契りの儀式』同様に対象者一人だけに、一時的に契りを交わした相手に呪的加護と物理加護を施す。
詳細:『契りの儀式』同様に破棄は自由自在だが契約者だけではなく、契約主の方でも可能。最高位の精霊である青龍と『真の契りの儀式』を結んだ事で使用可能になった。
また、一度結んだ相手との再契約は数日時を置かなければ副作用が発生し、身体が火照り続け、発情状態(別作品の神楽シリーズであった淫乱化状態)に置かれてしまう。また、異常なほどの感じるのは契約主の相手だけで、他の男性が割り込んでも物足りなさを感じさせるだけで終わってしまい、逆に発情状態が強まってしまう。
かと言って契約主が犯せば、圧倒的な快楽で快楽の虜になってしまい伴侶よりも隷属を望む状態になってしまう。治療には数ヶ月以上の時間が掛かる。因みにあくまで治療できるのはこの一回だけの話で、それ以降も犯され続けた場合、治療不可能になってしまう。
考案者『リンドの一族のとあるエロ男』。
ぶっちゃけ副作用を知った妻に、餓死する直前まで木に逆さ吊りにされるという罰を味合わされた。
副作用さえなければ有用な儀式。
アマテラス、佐久夜、琴乃の妊娠について。
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琴乃が堕ちた段階で孕ませる
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四聖の社全て攻略後に孕ませる
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サヨ関連終了後に孕ませる
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イザナミも加え、四人そろって孕ませる