IZUMO2〜鬼畜ショタ性記〜 作:イズモ
アンケート結果は。
あり(46票)
なし(8票)
でしたので、『あり』になりました。
ただメインはやっぱりIZUMOキャラなので。
前話や今話のような形になるとおもいます。
朝、日の出と共に里の出入り口には人だかりが出来ていた。
その中心にいるのは立派な三頭の馬に乗った三人の人物。カグツチ、青龍、そしてツクヨミ。
この集まりは、これから旅立つ彼ら三人を見送る為のものだった。
「それじゃあ、アマテラス。行って来る」
「ええ、どうかお気をつけて。前の時と違い、今回は三人だけの旅ですから」
「ああ、必ずツクヨミの力を取り戻す方法を見つけて来る」
今回のカグツチ達の旅立ちの目的は、長年不調だった精霊ツクヨミの力を取り戻す手段が青龍から見つかったかも知れないと報告され、その手段を得る為となっている。表向きは……。
(リンドの一族がネノクニに隠していた財宝。これは絶対にヒミコ達へ渡す訳にはいかない!)
宝珠『八尺瓊』が青龍に伝えた情報の中には、ヒミコ軍の内情だけではなく、かの一族が滅ぼされる直前に命を投げ打ってネノクニとアシハラノクニの間に施したとある結界に関する事もあった。
(本当に凄い一族だ。おかげで『外敵』の本格的な脅威がネノクニに襲い掛かって来るまで、猶予がある事が分かった。感謝するしかないよな)
ヒミコ率いる悪霊軍の襲撃を前に、かの一族はただ滅ぼされた訳では無かった。
長であるヒミコの力を大幅に失わせたばかりか、勢力としてもかなり削り、更には『外敵』の脅威に対しても手を打ってくれていた。
おかげで先日の大勝もあるので、カグツチが里を離れる余裕が生まれていた。その余裕を活かす為に、『八尺瓊』が青龍に教えたかの一族の遺産のある地にカグツチ達が向かう事が決まり、こうして出立する日を迎えたのだ。
ただリンドの一族に関する情報は里の者でも一部の上役にしか話していない事なので、表向きは精霊ツクヨミの力の復活を目的とした旅と言う事になっている。実際、『八尺瓊』の情報から遺産の中に『真の契りの儀式』に関する詳しい書物が存在している事も青龍から話されたので嘘ではない。
(もうすぐ。もうすぐよ!)
表面上は穏やかそうにしながらも、ツクヨミは自身の完全復活の時が近づいている事に喜びを感じずにはいられなかった。
軍師としての活躍はあっても、力を失ってからは数えきれない程に望んでいた力の回復。桃花から渡された薬を飲んだ事で希望を抱き、その希望を叶える手段を持ったリンドと手を組んだ。
それが妹を裏切る行為に近いと分かっていても、手を組むのに躊躇わなかった。それほどまでに魅力的な提案をツクヨミはリンドから出されてしまったのだ。
その事を誰にも悟られないようにしながら、自身の
(カグツチ……いえ、ヒカル。貴方は私のものよ)
存在の消滅と言う余裕がない状況に置かれていたからこそ、目を逸らす事が出来ていた女としての自身の想い。だが、桃花が渡した薬に寄って余裕が出来てしまったツクヨミもまた不完全ながらも『真の契りの儀式』を結んでいた影響が表に出てしまった。
カグツチを欲する己の女としての感情。そしてその為の手段もツクヨミは得ている。
(後はリンドから教えられた
そんな事を姉であるツクヨミが考えているとは夢にも思わない中、アマテラスは背後に従えていた巫女頭の葉子が渡して来た袋をカグツチに手渡す。
「貴方。此方が悪霊払いの札です。葉子が製作してくれました」
「ありがとう。葉子さんも助かります」
「いえ……このような事しか私には出来ませんから。カグツチ様、道中お気をつけて」
丁寧に葉子はカグツチに向かってお辞儀をした。
その仕草は葉子の美貌もあって絵になる程に美しい姿。アマテラスに長年仕え、多くの巫女達を束ねる巫女頭としての貫禄を感じさせた。
だが、長年の付き合いからか、何処かカグツチは違和感のようなものを感じた。
(何だか、葉子さん。此処最近綺麗さが増したような?)
以前からも葉子は美人で、その美貌とおっとりとした雰囲気もあって彼女を妻に狙う男性はカグツチの部下達にも多くいた。
最も葉子本人が忠誠心から、結婚話を先へ先へと伸ばしている事をカグツチとアマテラスは知っている。戦時下中なのと、本人の実力の高さと能力もあったので葉子が巫女頭を辞めることはなかった。
それなのに、今の葉子は何処か妖艶さを感じさせるような色香を仕草から放っていた。
(もしかして遂に葉子さんを射止めた相手が出たのか? ……いやいや、幾ら知り合いだからってあんまり恋愛関係への深追いは不味い……それに……)
チラッとカグツチは青龍の方を見てみる。
其処には馬に乗った青龍にカグツチが持つ袋と同じ袋を持ったリンドが差し出す姿と……それを不機嫌そうに見つめる佐久夜がいた。
「あ、あの……青龍様。此方巫女頭様が用意してくれた護符です」
「ありがとうございます、リンド……。貴方も修業の方を頑張って下さい」
「は、はい! 青龍様!」
「ぐぬぬぬっ!!」
(……佐久夜が不機嫌になるのは分かるんだが……青龍のお腹には事故に近いとはいえ、リンドの子供がいるしな)
まるで嘗ての自分と似たような状況になっているリンドに、少しばかりカグツチは同情の念を抱く。
思わずアマテラスの方を見ると、此方も苦笑いをしていた。しかし、すぐに真剣な表情に戻る。
「……貴方」
「ああ、分かってる」
本来ならば子を宿している青龍には安全な場所にいて貰うべきだ。
だが、遺産が隠されている場所に入る為には、かの一族の血を引く者か、それに連なる精霊が必要。
記憶を封印され、かの一族の最後の生き残りであるリンドを、里の外に出す訳にはいかない。しかも、遺産の存在は『麒麟』とヒミコ本人の事もあって知られている可能性が高い。
(もしかしたら向かっている途中で俺達も襲われるかも知れない。青龍の話だと、ヒミコが力を失っているなら早めに力を取り戻す為に、リンドの一族の遺産の中にある『精霊の力を秘めた武具』を狙う可能性が高いそうだからな)
それを絶対に渡す訳にはいかないと、改めてカグツチは心に誓う。
故にリンドと『真の契りの儀式』を結んだ青龍の存在は、どうしてもこの旅には必要だった。
そんな事を考えていたら、青龍が手綱を操って馬を歩かせながら近寄って来た。
「アマテラス。例の文の方は?」
「既に白虎の社に届けに向かっている筈です」
「そうですか」
何処かホッとしたように青龍は息を吐いた。
文と言うのは、今回の一連の件に関する内容を青龍が白虎に宛てて書いた物の事だった。本来ならば青龍は一番最初の会談の後に、他の四聖獣三人ともう一度落ち合い報告する事になっていた。
だが、リンドの番となり、敵の正体も判明した今、早急にかの一族の遺産の在処に向かわなければならない。そうなると、青龍が戻って来ない事に訝しんだ他の三人がアマテラスの里を訪ねに来てしまうかも知れない。
リンドと言う出会ってしまった瞬間、守護神としての資格を剝奪させ、強制的に子作りをしてしまう相手がいる場所に。
(リンド様は今のところ、三人を私のように孕ませるつもりはないようですが……玄武は悪戯で気配を消して里に来かねませんから)
青龍個人としてはこれ以上リンドの相手が増える事を拒否したいが……事は個人の感情で判断を躊躇わせる状況ではない。
ましてや『一族復興』を人生の目標として掲げているリンドである。容赦なく隙あらば女性を手籠めにして堕とす。精霊であろうと誰であろうとだ。
(その証拠に……)
チラリと青龍の視線がアマテラスの背後に控えている葉子に向けると、サッと葉子は頬を微かに赤らめて身体を震わせながら顔を伏せた。だが、顔を伏せながらもチラチラと青龍の傍にいるリンドの様子を窺っていた。
(既に彼女はリンド様に手籠めにされている……複雑ですが……リンド様がそのような行動に出た理由は……)
青龍は自然に下腹部に手を触れて撫でた。
秘密裏に産む予定の桃花と違い、青龍の妊娠はアマテラス達に知られている。そうなれば、産む場所は間違いなくこの里。そして育てる場所もこの里が主になる。
幾ら自身が祀られている場所とは言え、日の当たらない洞窟内で子育ては青龍としても拒否したいのでこの里で産み育てるのは賛成だ。
そうなるとなれば、里の強化が必須であり、自身の手駒も必要だと考えてリンドは葉子を先ず最初に堕として手駒にしたのである。やり方は鬼畜以外の何ものでもないが、親として子を護る為にリンドは本格的に動き出してしまった。
喜べ良いのか、女として悲しめば良いのか分からない複雑な感情に支配されながら青龍は馬を走らせる準備をする。
「では、参りましょう! はっ!」
『ヒヒヒーーン!!』
嘶く声を上げながら三頭の馬は走り出し、見送りに来た人々が見守る中、青龍、カグツチ、ツクヨミは旅立って行った。
見送りが終わった後、それぞれが自分達のやるべき事の為に里の中に戻って行った。
里長のアマテラスは午後から行なう予定のリンドの術師としての修業が始まるまで、里の宝物庫に保管されていたとある物を厳重に封印する為に、数名の巫女を補佐に入れて封印の儀式を。
佐久夜は自身の実力不足を感じて、これまでは中途半端な気持ちもあった巫女としての修業をやり直す為に他の巫女達と共に不機嫌ながらも修業に。
里の兵士達は暫らく遠征が無い事もあって、里近辺の悪霊退治や農作業などを。
そんな風にそれぞれが動く中、リンドもまた午前中に行なう事になっている従者見習いとしての修業の為に巫女頭の葉子に与えられている執務室に訪れていた。だが、本来ならばその部屋の主である葉子は、三つ指をついて平伏したまま顔を上げずに沈黙し、頭上で響くやり取りを聞かされていた。
『………』
「ええ、其方に向かいました。お話したイザナミ様の息子であるカグツチ様も一緒ですよ」
『………』
「喜んで貰えて僕も嬉しいです……ツクヨミ様の事はお願いします。ただ新たな悪霊の長である『徐福』も間違いなく動いてます。他の場所は閉ざして貰っていますが、其方の方は……」
『………』
「ごめんなさい、ご先祖様。不甲斐ない末裔で」
『………』
「ええ、必ず『一族再興』は何があっても成し遂げます……だから」
『………』
「さようなら、ご先祖様」
誰かとのやり取りが終わったのか、声の主であるリンドは手に持っていた『宝貝』を強く握り締めた。
そんなリンドを部屋に入ると共に姿を現していた桃花が優しく抱き締める。
「旦那様。あの御方は自分達の末裔は誇りだと私に言って下さっていました。ですから……」
「泣かないよ。お母様やお父様、そして皆が死んだときに散々僕は泣いたんだ。次に泣く時は、桃花との子供を抱いた時って決めているからね」
「その日が私も楽しみです、旦那様」
本来の部屋の主である葉子を無視して、リンドと桃花は互いを抱き締めあった。
そのやり取りを聞かされていた葉子は、平伏したまま身体を震わせる。女としての誇りが痛いのは事実だが、それ以上に微かな希望を抱いていた桃花が明確にリンド側だと分かってしまい、絶望を感じずにはいられなかった。
(こ、このままではアマテラス様が!?)
リンドが女としてアマテラスを狙っている事を、既に葉子は知っている。
知ってはいるが、大切な処女を無残に喰い散らされたばかりか、徹底的に犯され、『疑似契りの儀式』の副作用にまで心身を犯された葉子は、リンドに対する抵抗の意志を完全に折られ、異を唱える事が出来ない。
そんな事をすれば、どういう目にあわされるかも心身に刻まれて反抗の意思を持つ事が許されない。
(私を散々犯して、アマテラス様への忠誠心まで奪っておきながら……この仕打ち……んんっ♥)
無意識に葉子は身体を奔る快感で振るわせてしまう。
桃花、佐久夜、そして青龍がリンドに抱くのが女としての愛情。だが、葉子がリンドに抱くのは雌として隷属。
徹底的に葉子の身には、リンドへの隷属意識を叩き込まれていた。リンドが一度射精する間に、葉子が絶頂した回数は数えきれないほど。『媚香』の効果で処女であったにも関わらずイキ狂るわされ、二度目の『疑似契りの儀式』を結ばれた時は失禁までさせられてしまった。
その失禁場所が今葉子が平伏している場所。術で綺麗にされたとは言え、自らの痴態を晒した場所に平伏させられる事に恥辱を感じるが、それでも葉子は止めないどころか緋袴の下に隠れている秘裂から愛液を溢していた。
完全なリンドへの隷属。無論、一度正気に戻った時はすぐさまアマテラスに報告しようとしたが、深夜なのにも関わらずこの部屋を出ようとした瞬間、気が狂わんばかりの快楽が全身に奔り、日の出と共にリンドが来るまで満足できない自慰を行ない、リンドの姿を見た瞬間には許しを乞うてはしたなく交尾を強請ってしまった。
(……もう、私は……ご主人様の僕……♥)
リンドが掛けた術が無ければ、平静を葉子は保つ事が出来ない。それこそ四六時中淫欲に駆られ、政務などは全くの手つかずで自慰に耽ってしまう。
しかも、その身体の中にはリンドの気が大量に宿っていて、何時でも嘗てアマテラスと佐久夜が眠りながら味合わされた気が全身を犯し、人が居ようと構わずにあられもなく痴態をその場で晒されてしまう。
見えない淫欲の手綱が幾重にも葉子に巻き付いているような状態。しかも、それはもう二度と外れる事がなく、葉子本人も外れる事を望んでいない。更には……。
(ら、卵巣や子宮にまで術を♥)
今は無理でも、これからの可能性がある以上、リンドは葉子に他の男の手が入らないように青龍にも使った卵巣を抑制させる術で卵子の無駄な排卵を抑え、子宮には自分以外の精子が入らないように強力な避妊の術を施された。
しかし、それは同時にリンドのあの熱くドロドロに粘ついた生命力旺盛な精子を大量に子宮に入れられても妊娠できないようにされてしまっていると言う事。
漸く長年探し求めた優秀な遺伝子を幾ら子宮に入れられても、妊娠できない事実に葉子は女として悲しみを覚えずには居られないが……感じたのはそれだけではなかった
(……それらを施された時に……浅ましく私は絶頂してしまった♥)
はしたなく惨めな嬌声を上げながら大股を開き、浮き上がった腰をガクガク上下に振って壁にまで届く潮吹き絶頂させられた自身を思い出すだけで葉子は隷属と被虐の快感を感じずにはいられなかった。
「ふっ……ふっ……んんっ♥」
(完全に旦那様の虜にされてしまったようですね)
平伏しながら無自覚に欲情して緋袴で隠されているお尻を揺らしている葉子を、桃花はリンドを胸に抱きしめながら見下ろす。
アマテラスと付き合いが長いだけに、桃花も葉子の事は良く知っている。
忠誠心が高く、献身的に里長であるアマテラスを巫女頭として支え、部下想いで配下の巫女達からも信頼されている葉子。
だが、今やポッキリとその信念は折られ、代わりにリンドへの隷属意識だけしか葉子の中に残されていない。或いは残骸程度は残っているかも知れないが、それもリンドが消し去ってしまうに違いない。
(これが旦那様の本気……今後益々旦那様の周りに女性が増えると思うと……嫉妬を抑えられるか自信がありませんね……ああっ、早く安全日が来て欲しい♥ そうすればたっぷり旦那様に犯して貰えます♥)
何れ来る日を思い桃花は頬を紅潮させる。
番の雌と手駒の雌の痴態を見ていたリンドは満足そうに頷く。出来ればこのまま桃花に奉仕して貰い、その姿を葉子に見させながら自慰をさせたいところだが、やるべき事がある以上我慢して桃花から離れる。
「あっ、旦那様」
「桃花。そろそろ時間だからね」
「っ……はい、分かりました」
此れから桃花もやるべき事がある。
リンドは手に持っていた『宝貝』を桃花に手渡した。受け取った『宝貝』を懐に仕舞うと、桃花の姿が薄れて部屋の中から消えた。
平伏しながらも、桃花の気配が消えたのを感じた葉子は、そのままリンドに質問する。
「と、桃花様は……ど、どちらに?」
「フフッ、ちょっと僕の新しい部屋の仕込みね。僕でも出来るけど、空間操作が出来る桃花にやって貰った方が良いからね」
以前までは里の外れにあった隔離場所のような家で過ごしていたリンドだが、その身の重要性と青龍との関係の為に、今後はアマテラスの屋敷の離れの一室で暮らす事になった。
それを知った佐久夜は同じ屋敷で暮らせるようになった嬉しさと、以前までのように誰にも気づかれずにデキなくなってしまう事に残念さも感じている。
(暫らくは我慢だよ、佐久夜お姉ちゃん)
処女を失ってからほぼ毎日犯された佐久夜は、完全にリンドの虜になって快楽に溺れている。
だが、やり過ぎれば目の前で平伏している葉子のように快楽の虜で色狂いに堕ちてしまう。それでは駄目なのだ。
佐久夜には桃花や青龍のように、リンドに堕ちながらも戦える強さを兼ね備えた番の雌になって貰わなければならないのだから。
故にこれを機会に快楽を求める自身を抑える精神力を身に付けて貰い、我慢すればその後でリンドからご褒美のように圧倒的な快楽を与えられると佐久夜に認識させるつもりだった。
(これで妊娠出来ない理由も、
佐久夜の妊娠は、もう暫らく待つ必要があるのは変わりない。
強い子供を欲しているリンドだが、ちゃんと母親もいなければ意味がないのだから。
「さて、葉子。報告をお願いね」
「は、はい! ご、ご主人様のご指示通り、アマテラス様を含めた上役達との会議でこれまで貴方様が暮らしていた家を、少々老朽化進んでいると私が報告したところ、近い内に取り壊す事が決まりました」
「よし。これで僕をまだ暫らくは隔離しておくべきだって言っている連中も、何も言えなくなるね」
(っ!? その話は私とアマテラス様、そしてカグツチ様しか知らない筈なのに……お、恐ろしいお方……)
既にアマテラスの屋敷で過ごし始めているリンドだが、今だに里の一部の者からは警戒されていた。
その理由には先日の里からの脱走の件もあるが、これまでリンドを疎み、隠れて嫌がらせや暴行を行なっていた子供達の親が仕返しするのではないかと不安に駆られての意見。
「フフッ、本当に馬鹿だよね。そんな下らない不安を感じるんだったら、最初から嫌がらせなんてしなければ良かったのに。まっ、そうなるに決まっていると思っていたから、僕も何もしないでされるがままに虐められていたんだけどね。おかげで狙い通りに佐久夜お姉ちゃんに近づけたし」
(ど、何処までこの方は読み切って……)
子供とは思えない聡明さ。術師としても圧倒的に葉子より格上。そしてその身に刻まれた圧倒的なまでの女殺しとしての雄の魅力。
(んんっ♥)
無意識に葉子の子宮が疼いてしまう。雌として屈服した事で、葉子はリンドとの間に自らの子を望むようになっていた。
だが、肝心のリンドは葉子を手駒としてしか見ておらず、子を孕ませるつもりはないと宣言している。
(はぁっ♥ はぁっ♥ 孕みたい♥ 孕みたいわ♥ ご主人様のお子を♥ その為に認められないといけないわ♥)
葉子の中でどんどん強さへの渇望と孕ませ欲求が増していく。
桃花、青龍、佐久夜、アマテラス。そして今後リンドが見初めた女性達と争うのではなく、ただリンドの子を産みたいと隷属した雌の本能が疼く。
先ほどまで横に揺れていただけだったお尻は、上下に左右にまで揺れて葉子は雌として屈服した事を示す求愛の仕草を取っていた。
(フフッ、ちゃんと認められるだけ強くなれたら孕ませてあげるからね)
「ご、ご主人様……雌犬の身で不躾ですが……何か今のお部屋にご不満でもあるのでしょうか?」
不興を買いかねないが、もしも不満があるのならばすぐに改善するという意志が込められた質問。
自らの立場を使って、すぐにでも不満を改善するつもりで葉子は質問した。
そんな葉子の意思を見抜いたリンドは、不満に思った様子もなく葉子が使っている執務机に我が物顔で座りながら答える。
「安心して良いよ。今の部屋に不満なんてないからね。寧ろ母屋とは通路を渡った先の離れの部屋だからね。結界を張らなくても、大きな雌犬の嬌声が聞かれる事が少ないからね」
葉子の顔が羞恥で真っ赤に染まった。リンドの言う雌犬が自身であることは、葉子本人が一番理解させられてしまっている。
「フフッ、桃花にお願いしたのは僕らの大切な子供を産む場所に繋がる路を作る為だよ。分かりやすく言えば、葉子がアマテラス様とカグツチ様に相談されている事柄に関わる事だよ」
「っ!?」
リンドの目論見に葉子は愕然とした。
告げられた内容はまだ、葉子、カグツチ、アマテラス、そしてツクヨミの四人しか知らない重大な話。後でその事はリンドに伝えようと思っていたが、伝える前に既に知られていた。
その事実に葉子は顔を伏せ、身体を恐怖で震わせてしまう。それは暴力を恐れての事ではない。
『リンドに見限られてしまうかも知れないという女として恐怖』
「ああ……お、お許しを」
「別に怒ってないよ。言う暇がなかったのは分かってるからね。それにある意味葉子のおかげで、この屋敷の中を僕は手に取るように分かるんだから」
「わ、私のおかげ?」
「そっ。覚えてるかな? 僕がこの里に来てから少し経った頃に、君の指示でアマテラス様の屋敷の一部を修繕しただろう? 桃花が僕を里に受け入れる為に持って来た『良質な木材』を使って」
「っ!? ……ま、まさか……あの木材は……」
全てを葉子は察した。
そう。リンドが里に来た頃に屋敷の修繕に使った木材。その木材の正体は、リンドが精霊の力を使って作り上げた木材だった。
その木材は屋敷に住むアマテラスを含めた誰にも気づかれる事なく、他の屋敷の木材に侵食し支配した。故にリンドにとって、この屋敷の中の事は手に取るように分かってしまう。
その事実に行きついてしまった葉子は……はしたなく緋袴を濡らしてしまった。
「んんっ♥ はーっ♥ はぁぁーっ♥」
「ははっ! 僕から逃げられないって分かって嬉しい?」
「は、はい! 嬉しいです、ご主人様♥」
「葉子。君は僕のなに?」
「はいっ♥ 私はご主人様に隷属した忠実な雌犬です♥」
「フフッ、じゃあ僕が巫女衆の人達を犯すのに協力するよね?」
「協力いたします♥」
この瞬間、アマテラスに仕える見え麗しく忠誠心を秘めた巫女達の運命は決まった。
彼女達は一人残らず、信頼する巫女頭の手引きに寄ってリンドと言う雄に堕とされる事になる。
満足そうにリンドは頷くと、執務机に座ったまま履物を降ろしてそそり立っている剛棒を雄臭と共に晒した。
「んんんんんぅぅぅーーーっ♥」
雄臭い臭いを嗅いだだけで葉子は、あっさりと絶頂に達し、緋袴に大きな染みを広げた。
「さあ、葉子。顔を上げ、僕のところに来て、君を雌犬に堕としたチンポに唇を捧げて忠誠を示して」
ゆっくりと葉子は顔を上げる。上がった顔は既に蕩けきった顔をし、熱に浮かされたように更に二人の美女が淫水が染み込んだ事で黒さを増した剛棒を吸い寄せられるように見つめる。
立ち上がる事は許可されていない事を分かっている葉子は、四つん這いのままふりふりと緋袴に覆われたお尻を揺らしながら両足を広げて執務机に座るリンドに近寄る。
「あ、あぁっ……っ……いっ♥……っ♥」
近づいた事で更に濃厚な雄の臭いを嗅いだ葉子は、緋袴の染みを更に広げる。
軽く絶頂に達したのは、明らかだった。言うまでもなくリンドに犯されるまで葉子は処女だった。だと言うのに、最早手遅れの領域で堕ちていた。
しかし、まだ清らかな部分は残っている。男性とも付き合った事が無いのだから、その鮮やかな緋色の唇は穢れの無い清らかなまま。先日犯された時やその後の躾と表した性処理行為でも、リンドは口淫奉仕も行なわず、口づけもしていない。
お尻の穴以外で葉子に残されている唯一の清らかな部分。何時かは男性に捧げる筈だった初めての口づけを葉子は……。
「私の全てをご主人様にお捧げします……ちゅっ♥」
躊躇う事無く、ねっとりとしたカウパー線を溢れさせている剛棒の鈴口に忠誠の口づけを捧げたのだった。
自身の忠臣であった巫女頭が淫猥な忠誠の儀式を行なっている頃、里長であるアマテラスは配下の三人の巫女達と共に里に宝物庫に死蔵されていたある物を厳重に封印する為の儀式を執り行っていた。
そのある物は元々厳重に封印されていた代物だが、ある事情に寄って危険性が恐ろしいぐらいに増し、アマテラスは自身の全身全霊を持って更に封印を重ね掛ける。
鼓音するようにアマテラスの背後にいる三人の巫女達からも霊力が迸り、封印を掛けられている物に纏わりつく。
やがてアマテラスが手に持っていた封印具である巫女鈴を振るうと共に、置かれていた物の刀身に頑丈な鞘が出現した。更には三人の巫女達から迸った霊力が鎖となり、アマテラスの前に置かれていた封印対象である剣の柄と鞘の部分に巻きつき、抜けないように厳重に縛り付けられた。
「……『
「は、はい」
アマテラスの呼びかけに長い茶色の髪をそれぞれ左右の肩の辺りで和紙で結んでいる巫女『うづき』が小さな声で返事を返した。
「『
「はい」
怜悧な雰囲気を発し、腰辺りにまで届く長い黒髪の巫女『澄佳』は、難易度の高い儀式を終えたのにも関わらず余り感情を感じさせない声で返事をした。
「『
「はっ!」
最後に呼ばれたのは青色の長い髪と瞳を持ち、厳格そうな雰囲気を発している巫女『勇』。
彼女達三名の巫女とアマテラスは、たった今魔剣と呼んで良いほどに恐ろしい剣。『布流剣』の封印作業を終えたのだ。
この『布流剣』は特別な呪法が刀身に施されていて、空間ごと対象を切り裂くという恐ろしい力を秘めていた。例えば鎧と盾を持って防ごうとしても、空間ごと切られてしまうので防御は不可能。本来ならば切れない物でさえ『布流剣』は切り裂いてしまう。
絶対的な切断力を宿した剣。何故その剣が里の宝物庫に死蔵されて封印されていたのかと言うと、誰でも同一の力を扱えてしまうからだった。
技量も関係ない。例えカグツチが剣で『布流剣』を防ごうとしても、カグツチの剣の方が切り裂かれてしまう。呪的防御を宿した剣でも、生半可な剣では『布流剣』の方が勝ってしまう。
正しく魔剣。その切れ味を知れば、多くの者が己の実力を勘違いして剣に呑まれてしまう。
そういう事情が在ったので、アマテラス達は誰にも使わせなかったのだが、宝珠『八尺瓊』から青龍に伝えられたとある事情を知り、最悪の事態を引き起こさない為に『布流剣』は封印が解かれない限り絶対に抜けない鞘に納められ、たった今封印が終わった。
「三人ともご苦労様でした」
「いえ……そんな……」
「お気に為さらないで下さい」
「某達の力がアマテラス様の役に立てた事を光栄に思っています」
三人の巫女達はそれぞれアマテラスに返事を返した。
忠誠心溢れる三人の姿に、アマテラスは微笑み。しかし、すぐさま鞘に納められ鎖で刀身を柄が巻かれている『布流剣』を睨む。
(この剣は、リンドの一族の方々が命を捨てて張り巡らせた結界を簡単に切り裂いてしまう……そうなれば『外敵』がネノクニに入り込んでしまえるようになってしまう)
それを防ぐためにアマテラスは『布流剣』を完全に封印した。
(後は姉さんが戻って来てから、納める予定の箱にも封印を施して貰えれば、最早二度と『布流剣』が世に出る事は無い)
やり過ぎだとはアマテラスは思っていない。
かの一族が命を捨てて最後に施してくれたネノクニを護る結界は、本当に最後の砦。それが無くなれば、『外敵』にネノクニは滅ぼされてしまう。
(そうならないようにする為にも、リンドには自分の憎しみに負けない強さを一刻も早く身につけて貰わなければなりません)
「では、三人とも封印具と『布流剣』をそれぞれ別の宝物庫に運んでおいて下さい」
『はい』
「はっ!」
うづき、澄佳、勇は返事をすると、すぐさまアマテラスが差し出した封印具をうづきが。
『布流剣』を澄佳と勇が儀式場から運び出していく。その場に残されたアマテラスも立ち上がり、自身の執務室に向かおうとする。
(今日から本格的なリンドの修業……これまで軽い修業はしてきましたが、変な様子はなかった。巫女頭の葉子からもリンドは熱心に従者の勉強をしている聞かされている。やはり、あの夢は……)
『いやあぁぁぁぁっ! オ、オマンコをチンポで犯してはっ!! あっ! あぁぁぁぁっ♥』
『良いんですか!? アマテラス様が僕の性処理してくれないと、佐久夜お姉ちゃんと巫女様達が犯されて子を孕ませますよ!』
「っ!?」
脳裏に浮かぶ光景を振り払うように頬を赤くしながら首を横にアマテラスは振った。
(あの子があんな夢の中のように無理やり嫌がる女性を犯す筈がありません)
そう思うが、どうしても脳裏に浮かぶ淫夢の光景が消えず不安を感じたアマテラスは、懐から
(
神となった事で呪いの類が効かなくなった身には必要のない筈の代物だが、
(姉さんの気遣いに此処は甘えましょう)
姉の気遣いに心が温かくなりながら、アマテラスは元々巻いていた赤い鉢巻を外して、手に持っていた
巻いた瞬間、ボウッと紅い鉢巻が輝き、アマテラスの全身に一瞬だけ熱い昂ぶりが走った。
「んっ♥」
思わず熱い吐息がアマテラスの口から零れた。
だが、その事には何の疑問も持たずにアマテラスは儀式場から出て屋敷へと戻って行く。
(今日の修業内容は……『奉仕』にしましょう。リンドにはあのような淫夢な事をさせない為にも、確りと男女の営みを学んで貰わなければ♥)
自身の考えが淫靡に満ちた考えに染まっている事に気付かず、更には脳内で鮮明に淫夢の内容が繰り返され、子宮が何故かキュンと昂ぶり出している事にも、今のアマテラスが認識する事は無かった。
葉子のエロは後一回で多分終わり。
アマテラスにどんなエロが待っているのかは次回で。
因みに本話で出た結界の話に関しては詳しくは『ツクヨミ・伴侶化編』で。
ネタバレとしては某霊界探偵で出たあの結界がモチーフ。
だから、『布流剣』を完全封印。ニニギの戦力をただ削った訳ではありません。ちゃんと理由があります。
次のアンケート。
『蔓が一番最初に目撃するリンドのエロ相手は?』
1.うづき(容姿:鬼神楽の『天神うづき』)
2.澄佳(容姿:月神楽の『清家澄佳』)
3.勇(容姿:紅神楽の『新堂勇』)
4.佐久夜
この四人です。因みに旧版と同じように桃花とのちゃんと妊婦エロもあります。
青龍はまだ安定期ではないので候補にいません。
アマテラス、佐久夜、琴乃の妊娠について。
-
琴乃が堕ちた段階で孕ませる
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四聖の社全て攻略後に孕ませる
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サヨ関連終了後に孕ませる
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イザナミも加え、四人そろって孕ませる